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晦冥へ、手向けの百骸【 3L / 人数制限有 】/212


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199: 朽葉 [×]
2022-12-13 01:24:48



>193 千草

(ある程度は予想していたとは言え、目の前の惨状に思いのほか冷静でいられたのは、偏に隣に佇む彼のおかげだろう。もっとも、自分ひとりならそもそもこの場所に足を運ぶことも無かっただろうから、単純に比較できるものでもないかもしれないが。視線の先の彼が口にしたのは当然の疑問。しかし在りし日の光景を言葉に変えようとしたものの、”しまった”とでも言いたげな反応を示されてしまえば、反射的につられるようにきゅっと口を噤む。――どうしてそんな顔をするのだろう。解けた繋がりに名状しがたい寂寥を感じて思わず視線を落とせば、手のひらへと残る温もりを留めるように白うさぎを抱き締めて。それから気を取り直して室内へと視線を巡らせれば、ゆったりとした足取りで移動しつつ、気まぐれに床に散らばる紙に綴られた文字を追う。断片的な情報を知識と想像とで補完して遊んでいれば、部屋の隅から上がった声に顔を上げて。どこかはしゃいでいるようにも思える彼の様子に笑みを零せば、小走りに駆け寄って絵本へと視線を向け。「ふふ、ほんとね! この子と同じ、真っ白なうさぎさん」腕の中の白うさぎを軽く掲げるようにしては、ふと何かを思い出したように視線を本の山へと。辛うじて読み取れる情報から図鑑らしき一冊を手に取れば、目当てのものを探してページを捲っていき。やがて端が少し滲んだ月の写真を見つければ、本の重さで若干ふらつきつつも彼に向かって掲げてみせて)
――っ、とと……知ってる? 月にはね、うさぎが居るのよ!


>198 蘇芳

どこまでが実りの雨で、どこからが――……。
(昨晩の暴風雨が何もかもを吹き飛ばしたせいか、この上なく澄んだ空気は空の色をより鮮明に透かす。しかしそんな空模様とは裏腹に、胸中は出口のない問いによって暗雲が立ち込めていて。片側が解けてしまった髪のリボンを握りしめ、視線をぬかるんだ地面へと向けたまま目的地もなくただ足を進めていれば、そこでふと、思いがけず近い位置にあるウツギの神様の気配に気付いて立ち止まる。――この距離に至るまで意識できないなんて、随分ぼうっとしていたらしい。このまま一人で物思いに耽るより、他愛のない話でも誰かと会話している方が気分も晴れるだろうか。そう思えば自然と足もそちらへ向き、やがて今にも崩れ落ちそうなビルの様子が目に入ると、流石に自分の足で上るのは諦めてその場から姿を消して。とん、と軽い音を立てて屋上へと着地すれば、吹き抜ける風に思わず目を眇める。次いで視界に入った彼の様子に驚いたようにその名を呼べば、駆け寄って心配そうに覗き込んで)
――蘇芳? どうしたの、具合でも悪い…?

(/初めまして、せっかくですので初回ロルに反応させていただきました!素敵な神様がいらして下さって大変嬉しいです…!ご縁に感謝しつつ、ぜひ一緒に物語を楽しんでいけたらと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。)




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