TOP > 1対1のなりきりチャット

 愛の勲章 〆 /50


最初 [*]前頁 次頁[#] 最新 ▼下へ
自分のトピックを作る
21: 荒牧 聖彩 [×]
2022-08-10 22:06:02




( 撮った写真を眺めながら、次の構図などについて話し合う。真面目な話の中でも雰囲気は終始和やかで、写真を見たモデルがおどけたものだからつい笑ってしまった。話し合いが終わり、そのまま雑談に興じていたが、不意にポケットで震えたスマホに気付いてメッセージを確認。辺りを見回すと、彼の姿が目に入った。鮮やかな髪と撮影用の衣装がよく映えて、遠くからでも彼だと認識できる。彼のことだから、遅くなったら怒るかもしれない。そうでなくても話したい気持ちはあるわけで、他の人たちとの会話を終わらせて抜ける口実にもなり得るのだからちょうどいい。了解のスタンプを送ると、それ以上は何も送らずにすぐスマホを仕舞って。「すみません」と断りを入れてその場を離れると、向かった先は自動販売機。購入して彼の元に向かうまで、5分掛かったかどうか定かではない。彼の前で素直になれないのはもはやデフォルトというもの。素っ気ない物言いと共にペットボトルを差し出して )
はい、これ。買ってきたから。



( / ご丁寧にありがとうございます。不安を抱えたままでの交流はあまり好ましいものではありませんし、はっきりと仰って頂けてとても有り難かったです。今後も(勿論善処しますが)何かありましたら遠慮なく仰って頂けますと幸いです。 )




22: 深町 真幌 [×]
2022-08-12 16:27:00




( スマートフォンの画面に目を落としながら、手持ち無沙汰にSNSの画面をスクロールするも、頭には何一つ入ってこない。作業的に手を動かしながら、慌てて駆け寄ってくる彼女の姿を想像する。正確には、想像というより願望だ。他の男と喋ったくらいで浮気だなんて詰め寄るつもりはないし、飲み物を持ってくるのが多少遅くなったくらいで怒るつもりもない。ただ、他の何よりも俺を優先してほしいだけだ。早く、メッセージに気付け。早く、話を切り上げろ。早く、俺のところに戻ってこい。早く、早く、早く。スタジオの隅にあるとはいえ、休憩所は人目が完全にないわけではない。貧乏ゆすりしそうになる足をぐっと押さえ、苛烈な内心とは裏腹に顔には取り澄ました表情を貼り付ける。メッセージを送信してそう経たないうち、彼女からの返信を知らせる通知が届く。開いてみればスタンプ一つで物足りなさを感じながらも、足を押さえつけなくても良いほどには気持ちが落ち着いて。先程よりも些か余裕のある様子で大人しく彼女を待てば、やがて上方から聞き慣れた声が降ってくる。顔を上げると、そこにはペットボトルを持った彼女。物言いには相変わらず可愛げのかけらも無いけれど、自分の要望にはしっかりと応えてくれる彼女のいじらしさが堪らなく愛おしく思えて、ほんの僅かながらも柔らかい表情になると、手近なパイプ椅子を引いて )ありがと。……聖彩も少し休んで行けば。


( / 背後様の寛容さに頭が下がる思いです、ありがとうございます。当方にも何か気になる点がございましたら遠慮なく仰ってくださいませ……! )





23: 荒牧 聖彩 [×]
2022-08-13 14:41:35




まあ、少しだけなら。( 彼の優しさに感謝しつつ、ゆったりと腰を下ろす。仕事が再開すればまた元通り、ずっと一緒にいることは許されない。公私混同してしまわないためにも、人目があるこの状態が逆に有り難かった。そうでなければ欲が顔を出してしまいそうで、気が気でないから。たとえ少しだけでも隣にいられることが嬉しくて、思わず表情が緩む。こうしてモデルとマネージャーが一緒にいたところで、それを怪しむ人はいないだろう。普段は枷にもなり得るこの関係性が、今だけはとても良いものに思えて心が軽くなった。束の間の休息と、少しの特別。他の女の子が近付いてきたとて、きっと仕事の話でもしている風にすればそれ以上近付こうとはしてこないはず。そんな余計などろどろとした重い感情は一切表に出さず、平静を装って。彼の前では歳上らしく頼れる相手でありたいのだ。恋人としても、マネージャーとしても、彼に無駄な心配は掛けたくない。そもそも誰が聞いているかもわからない状態で恋情の絡む会話をするのは危険。自分はともかくとして、彼が迷惑を被ることは避けたい。持参していた水筒で喉を潤しつつ、努めて何気ない風にぽつりと感想溢して。面と向かって褒めるのはやや気恥ずかしく、そろりと視線逸らし )それ、凄く似合ってる。格好良いよ、真幌。





24: 深町 真幌 [×]
2022-08-16 21:59:13




( 彼女に椅子を勧めて、それからまたスマートフォンに目を落とす。自分で気がついているのかいないのか、横目でうかがった彼女の表情はあからさまに嬉しそうで、しかしそんな恋人とは対照的に、自分は感情を表に出さない。出せない。常に別れの時を考えているから、常に逃げ道を探してしまう。『別にそこまで好きじゃなかった』、『本気になんてしていなかった』、『他の奴らと一緒だと最初から分かっていた』。彼女ならそばにいてくれるのではないかと期待するほどに、彼女がいなくなる不安に耐え切れなくて自ら遠ざける。矛盾している。そんな自分にうんざりしながら、もう何も期待したくないと思いながら、また、無意識に期待している。先程の男とは何でもないのだと聞いてもいないのに弁解してくれることを、自身の素っ気ない態度に寂しげな顔をしてくれることを。どこまでも身勝手だと思う。けれどそれが、自分を想う恋人として当然の行動だとも思う。彼女の買ってきてくれた飲み物を一口飲むと、口の中にほのかに苦い味が広がった。きっと、普段よりも苦い。見れば彼女も水筒の蓋を開けて何か飲んでいて、彼女の方は今どんな味なのだろう、とぼんやり考える。こちらが逸らすより先に彼女が視線を逸らし、ついでのように褒め言葉をこぼすが、視線が合わないためにどれを指しているのか一瞬迷う。自身のまとう一式を見下ろすと、恐らく今日の衣装全体のことだろうと推察し、ぽつりと呟くように返して )……ああ、こういうの好きなの。





25: 荒牧 聖彩 [×]
2022-08-18 13:13:51




……さっきの、ただの仕事の話だから。この後どんな風に進めていこうかって、それだけ。( ふと彼の様子を見ると、彼の視線はスマートフォンに奪われていた。それでもあまり楽しそうなわけでもなく、暇を潰す以外の目的がないような、無が感じ取れるような気がした。彼は何を考えているのだろう。何を見ているのだろう。もっと私を見てほしいだなんて我が儘は、口に出す前にすっと消えて無くなる。言ってしまったら、きっとここがどこかなんてどうでもよくなってしまうだろう。線引きくらいちゃんとしていなくては、今後に支障が出てしまいかねない。余計なことはしてしまわないようにと考えて、指一本触れないように気を付ける。それでも沈黙が重くて、周りの音が遮断されて何ひとつ聞こえなくなり。尋ねられたわけでもないのに話し出すのは、ちゃんとわかってほしいから。もし彼があのとき見ていなかったとしたら、この発言は無意味なものとなる。嫉妬してくれたのではと思うのは自惚れかもしれない。しかしもしそうでないのならと願うのは、きっと複雑な恋心で。行儀よく膝の上に手を置いたまま、不安から視線はどこか遠くをうろうろと。皆の目を引くであろう完璧な装い。雑誌が発売されたら綺麗に保管しようと心に決めつつ、上手く視線を合わせられずに、服の装飾辺りを見ながらストレートに褒めて )そういうのっていうか……まあ、普段からお洒落だし、何でも似合うと思うけど。でも、今日のは格別。





26: 深町 真幌 [×]
2022-08-21 12:07:19




わかってる。……けど、仕事の話ならもっと真剣な顔でしろよ。( ぐるぐると言葉にできない感情が渦巻く中、ふいに彼女の声が聞こえると顔を上げ。誰に尋ねられたわけでもないにも関わらず、弁解のような言葉を並べる様子に、心の中の何かが満たされる。彼女が常にこちらを気にしていることが、自分の機嫌を伺っている様が心地良い。最初から気にしていない、とでもいうような理解ある姿勢を装い、その次に釘を刺すような一言を付け加える。苦言とも嫉妬とも受け取れるような口調を意識したのは、彼女が自身に抱く感情を測るためだ。愛情と支配のバランスを間違えれば、この関係はきっとすぐに終わってしまう。側から見れば彼女ばかりが機嫌を伺っているように見えるのかもしれないが、怯えているのはいつだって俺の方だ。彼女とのやりとりの全てに気を張っている。どんな些細な話題も、恋愛シュミレーションゲームの選択肢のように間違えられない緊張の瞬間に変わる。替えのきく二番目以降の相手ならばもっと気軽に選べるのに、と思いつつも、本当に欲しいものはどうしたって彼女なのだ。机の上に肘をつき、そこにゆったりと顔を乗せる。揶揄うような調子ながらも優しい表情を作ると、自分のキャラクターと彼女の好感度を鑑みて、少し強気に出てみることにして )聖彩は俺が着てたら何でも好きじゃん。まあ一応覚えとくけど。





27: 荒牧 聖彩 [×]
2022-08-23 22:56:34




うん。ごめん、気を付ける……けど、やきもち妬いてくれたと思うとちょっと嬉しいかな。( 彼の言葉はごもっとも。実際に自身も彼が同じようなことをしていたら、きっと辛くなってしまうだろう。嫌だともやもやするに違いない。それでも彼の言葉が嫉妬からくるものに聞こえて快感なのもまた事実。決して自分ばかりが好きなわけではないのだと思えるから。ちゃんと好きでいてほしい、このままずっと一緒にいたい。彼といるとどんどん我が儘な気持ちが顔を出す。そのまますべてさらけ出したら離れていってしまうのではないかと思うほどに、複雑に絡みあった感情。嫉妬か、独占欲か、執着か。あるいはそのすべてなのかもしれない。ただのマネージャーモードでいられるはずもなく、嬉しい気持ちが漏れ出て声に乗る。ちらりと彼の様子を窺ってみるも、それ以上言葉を重ねるようなことはせずにいて。揶揄うような言葉とは裏腹に、優しげな瞳を捉えるとそれだけで心臓が音を立てる。我ながらとても単純だが、どうしようもなく惹かれているのだ。ここで可愛く大好き、などと甘えられたらいいものの、あいにくそんなタイプではない。可愛くない言葉と共に顔背けるも、照れから耳が朱に染まっており。遠くを見ても周りの音に耳を傾けても何も入ってこず、頭を占拠するのは彼のこと、ただそれだけ。なんとか気を紛らせようと深呼吸し )もう、うるさい。否定はしないけど。




28: 深町 真幌 [×]
2022-08-27 20:23:24




本当に分かってんのかよ。( 感情任せの忠言を、彼女は嫉妬と捉えたらしい。無論感じ取ったものはそれのみでは無いのだろうが、その割合を多く受け取ったようだった。溶け出すような喜びを孕んだ声色に、心がささくれ立つような苛立ちを覚えれば無意識に声が冷たくなる。彼女の方から寄越される視線には気が付いていながら、そちらを向くことさえせずにいて。理由も話せないくせに隠し切れもしない。そんな自分への苛立ちも手伝って、机の上に置いた左手の指を、とんとん、と一定間隔で鳴らし始める。好きな女の前では出来る限り完璧に振る舞いたい男のプライドか、理想通りでいなければ見放されてしまう恐れからか、きっと不機嫌の理由を聞かれても「何でもない」の一言で済ませてしまうだろう。自身の一言でまんまと顔を赤くする彼女に、内心にやりと口角を上げる。達成感にも似た安堵感と、自分の策に騙される彼女の単純さへの愛しさのようなものが込み上げて、ふっと息を洩らす。目の前の誰かが自分の言動で感情を揺さぶられている瞬間だけが、空っぽな自分を満たしてくれる。しかし、それはほんの一瞬で、だから次から次へと求めずにはいられない。最後にペットボトルの中身をまた一口飲むと、椅子から立ち上がる。そのままペットボトルのキャップの下を指に引っ掛けるようにして持つと、通り過ぎざまに彼女の頭の上に手を乗せて )次、衣装替えだから。余裕があったら撮影見に来て。





29: 荒牧 聖彩 [×]
2022-08-28 21:51:20




( / ちょうど一段落したタイミングのため、背後より失礼します。休憩中の一幕は終わったかなと思いますので、真幌くんから言ってくれたように撮影を見に行き、仕事をしながらもついつい見惚れてしまう……といった流れをやってみたいなと考えているのですが、いかがでしょうか?単に真幌くんのことばかり見ている、だけなので大した展開にはならなそうですが……(笑)仕事終わりにどちらかの家でのんびりだったり、デートしてみたりといったこともできたらなと色々考えておりますので、背後様の方でも何かやりたいことがあれば都度共有して練っていきたいです。要望ばかり並べ立ててしまいましたが、いずれも今すぐにどうしてもやりたいよ、というものではございませんので軽く目を通して頂く程度で大丈夫です。聖彩のキャラクターやロルに関しましても、何かご指摘やご要望がありましたら仰ってくださいませ……! )




30: 深町 真幌 [×]
2022-08-29 21:06:45




( / そうですね、撮影現場を見に来ていただければ真幌も喜ぶと思います! プラスアルファの要素として、衣装替えの際に真幌が相手役の女の子からの連絡先を受け取っていて、撮影中に女の子はその気になって、真幌は聖彩さんが見に来てくれていることに嬉しくなって、いい雰囲気に見えてしまってやきもきする展開だったり、真幌を熱心に見つめる聖彩さんに誰か男の人が寄ってきて「本当に自分の担当してるモデル好きですよね」みたいな会話を嬉しそうな顔でしているところを真幌が見て嫉妬心を燃やす、みたいな展開もアリですね。今回の場面は心情ばかりで表に出る部分はやや控えめになってしまいましたが、背後もようやく感覚を掴んできたため、この先はちゃんとド屑出来る……はず……です。一旦普通に想い合っているシーンが欲しい!という場合はもちろん大歓迎ですので、上記のプラスアルファの部分を取り払う、もしくはご提案いただいたお家でのんびりやデートの場面から再開させていただきたく存じます。それから、聖彩さんは文句なしに可愛らしいので、是非そのままでお願いいたします……! )





31: 荒牧 聖彩 [×]
2022-08-31 17:48:43




( 去り際に頭にさらりと触れていった手に、撫でられたのだと気付くまで時間は掛からなかった。ほんの数秒の出来事でも勝手に心が騒ぐのだから、我ながらチョロいなとつくづく思う。きっと彼の目論見通り、それでも嬉しいものは嬉しいのだから仕方ないだろう。彼が撮影を見に来てほしいと口にしたのも、喜びを助長する要因のひとつで。どうにか仕事中は冷静でいたい。緩みきっているであろう表情を引き締め、深呼吸をして気持ちをリセット。休憩が終わるとすぐに衣装替えの時間が来て、軽い打ち合わせを済ませてから彼の撮影場所へと足を運び。撮影の邪魔にならないよう、少し遠くから眺めることにした。マネージャーがモデルの様子を見に来たところで不自然さもないはずであり、特に咎められはしない。違和感なく空間に溶け込むことに成功し、安堵に胸を撫で下ろして。ひとつ前の衣装も勿論素敵だったが、新しい衣装も相変わらず似合っている。否、彼に似合わないものなどほぼないに等しいのだけれど。突飛なものでもきっと着こなすのだろうと想像を巡らせながら、彼の姿をじっと見詰めて )



( / プラスアルファ、どちらも素敵です……!お互い想い合っているはずなのにどこかすれ違うような展開、とても良いと思います。一先ず聖彩に撮影を見に行かせてみました。今回はほぼ行動していないために()やや短めとなりましたが、進めば元通りの長さに膨らむかと……! )





32: 深町 真幌 [×]
2022-09-04 00:26:55




( ささやかな秘密の恋人との時間も終わり、スタッフに案内されるまま別室に移動する。そこには先に衣装替えを終えたらしい今回の相手役となるモデルが居て、自身を見るや否やおずおずと声を掛けてくる。彼女とは他愛もない話やちょっとした相談を持ち掛けられる程度の仲だったけれど、どこか緊張気味の表情からはそれ以上の感情が見て取れた。メッセージアプリのID交換を申し出る内容に、恋人の嫌がる顔が浮かぶのを自覚しつつ快諾する。スマートフォンを取り出し、その場で登録して見せれば「いつでも連絡して」と紳士的な笑みを見せ、一番上にある連絡先から目を背けるように画面ロックをかけて。手早く衣装替えを済ませ、スタジオに出るとその一番上の連絡先の相手を瞬時に見つけて表情が僅かに緩む。すっかりその気になったらしい相手役のモデルが彼女気取りで誰なのだと探りを入れてくるけれど、マネージャーだと答えるとそれ以上の追及はなく。しかし、撮影が始まれば見せつけるように体を寄せ、彼女に対して牽制をしていることは明らかで。自分への執着心を露わにされることは心地が良く、何にも気付かない振りで彼女を受け入れるも、それ以上に恋人がどんな反応を示すのかの方に関心が向くと、それとなくちらりと恋人の方へと目を遣って )


( / お褒めの言葉ありがとうございます……! 早速取り入れさせていただきました。相手役の女の子が暴走しておりますが、彼女に対してはお好きに対応していただいて大丈夫です。また、ロルの長さについても書いてみて書けた分、くらいで構いませんので、お気軽にお相手いただければ幸いです! )





33: 荒牧 聖彩 [×]
2022-09-07 23:03:21




( きらきらとした格好良い恋人の撮影風景を眺めるのはとても楽しい。大袈裟かもしれないが、見ているだけで幸せになれるほどの効果をもたらす。それでも気に入らないこともあるわけで、カップルの設定で女の子と組むときは必ずといっていいくらいにはもやもやするのだ。テーマがテーマだから仕方ないと言い聞かせてみても、どうしたって嫌だ。彼がどこか楽しそうに見えるから。周りからお似合いだの理想のカップルだのと聞こえてくるのもそれを助長させる。離れてくれだなんて子どもじみた我が儘は内に秘めたままで彼のことを見詰めていれば、ふと目が合ったような気がして。なんで他の女の子と仲良くしてるの。なんでそんなにくっつく必要があるの。この気持ちは後でぶつけさせて貰おうかと考えつつ、ややじとりとした視線を向け。自然と握り締める手にも力が入り、苛立ちが表面化しており。一旦休憩と声が掛かると、彼ではなく相手役の女の子の方へと歩みを進める。間違っても彼と付き合っていることが伝わってしまわないように細心の注意を払い、笑みを浮かべながら仕事モードに切り替えて。あくまでもマネージャーとしての対応をしなければならないのだからと、私情は押し込めて冷静に努め。彼女に向けて軽く会釈をした後、バレないように彼へと少し棘を含んだ視線を送り )初めまして、○○さん。私は深町のマネージャーの荒牧です。深町のこと、宜しくお願いします……ね?


( / 女の子に対して、話し掛けることを選択してみました。真幌くんとの会話は殆どない……といいますか、直接的な声掛けではなく軽い投げ掛けのみとなってしまいましたので、やりづらいようでしたら変更致します。 )




34: 深町 真幌 [×]
2022-09-08 22:45:13




( 撮影が再び休憩に入っても相手役のモデルは傍を離れる気は無いらしく、常に一定距離内からこちらを気にしているのが目を向けずとも分かる。少々居心地が悪くなってきて、休憩を取る振りをしながらそれを体良く無視していると、聞き慣れた足音が近付いて。目を上げるとそれは案の定マネージャーの彼女であり、しかも自分の方ではなく、今か今かと自分に話し掛ける隙を窺っている相手役のモデルの方へと進んでゆくのだから面食らう。一体何の話かと視線を外して聞き耳を立てるも、内容はただのマネージャーとしての共演者への挨拶。肩透かしを食ったような白けた気持ちと、マネージャーとしての仕事振りに感心する気持ちが綯い交ぜになる。しかし、再度目を上げて二人の様子を確認すれば、どうやら用事は挨拶だけに留まらないのだと察し。仕事の際は私情を挟まない、冷静な彼女が相手役のモデルの牽制に感情的になったのだと分かると体の奥から妙な高揚感が湧き起こり、人知れず修羅場になりつつあるそこへと歩み寄り。モデルの横へと並び、呼称によって双方への距離感を示しながら隣に視線を遣ると、状況が分かっているのかいないのか、弾んだ「はいっ」の返事がその場に響いて )
荒牧さん、そんなに心配しなくてもちゃんと仲良くやってるから。……ね、○○ちゃん。


( / 敵対心出しちゃう聖彩さん可愛らしいです。展開についても問題ありません。自ら絡みに行かせていただきましたが、そういう場面じゃない!という場合は書き直しますのでご遠慮なく……! )





35: 荒牧 聖彩 [×]
2022-09-11 18:03:58




そう、それならいいのだけれど。深町くん、後で予定の確認と、相談したいことがあるから宜しくね。
( 明るく元気で可愛らしいモデルの彼女。近くで見ても尚、綺麗で理想的だと考えてしまうほどにはお似合いだ。だからといって、絶対に隣を譲りたくはないのだが。彼女が二人きりになりたがるかもしれない、もしかしたら食事にでも誘うかもしれない。実際に起こってはいないもしもにすら敏感になるのは、冷静でない証拠。カップル役での撮影なんて初めてでもないのに、目にすると苦しいだなんてどうしたらいいのだろう。二人きりで会わせたくない一心で相談などとありもしない用事をでっちあげ、彼に伝わってほしいと視線で訴え。近くにいるのに遠くにいるような寂しさを感じつつ、仕事が早く終わるようにと願わずにはいられない。仕事モードのまま、あくまでもモデルとマネージャーとして接することを心掛け。彼女に対して軽く会釈をしてからゆっくりと向き直り。人目さえなかったのなら、きっともっとと願ってしまっただろう。ぐっと堪えて彼へと微笑みかけ、軽く肩をぽんと叩いて。長居するのも不自然かと考えては、話を切り上げるつもりで一歩下がり )
引き続き、撮影頑張ってね。見守ってる。


( / いえ、とても有難いです……!聖彩は締めに掛かっておりますが、引き留めるなり飛ばすなりやりやすいようにして頂けますと幸いです! )




36: 深町 真幌 [×]
2022-09-12 13:18:21




こっちはついでですか。
( 隣のモデルからマネージャーの彼女へと視線を戻すと、彼女の瞳も自身に向けられる。普段と変わりない伝達事項に反し、その瞳に何かを訴え掛けるような真剣さを感じ取れば無意識に身構え。よほど大事な相談事か、それとも別れ話か。何の脈絡もなくそれが頭を過ったのは、自身がいつだって終わりの時に怯えているからで。しかし、それを悟らせぬよう少し眉を下げて困ったように笑って見せれば、仲の良いモデルとマネージャーを取り繕う。恋人としてか、マネージャーとしてか、激励の言葉をくれる彼女に、「ん」とたった一音ながらも優しい声色の返事とともに薄い微笑みで応えれば、再開の空気が漂い始めた現場に戻って。撮影終了後、案の定相手役のモデルが食事に誘ってくるものの、先程の会話を引き合いに出しておざなりに断れば、スマートフォンを取り出し。慣れた手つきでメッセージアプリの一番上のトーク画面を開けば、「今日家行っていい?」と送信して )


( / そう言っていただけて安心いたしました……! 飛ばしてお家デートに繋げてみましたが、そういう流れは好みじゃない!という場合は(以下略) )





37: 荒牧 聖彩 [×]
2022-09-13 17:54:32




( やがて撮影も終わり、後は帰るだけ。ずっと一緒にいては疑われかねないし、彼が他の人と雑談する隙さえ与えないのはさすがに悪い。あえて傍にいることなく帰り支度を済ませた頃、通知音が耳に届いて。画面に表示されていたのは、やはり彼からのメッセージ。「良いけど、ちゃんと変装してきて」「気を付けてね」と普段通りの注意と共に快諾の意を示し。すぐに帰宅して準備しなければ。決して汚い部屋に呼ぶわけにはいかない。掃除と片付けを徹底して快適に過ごして貰おうと意気込み、買い物をしてから自宅に戻り。彼を待つ時間もまたとても楽しいものであり、鼻歌混じりながら丁寧に準備を終えて。一人暮らしの家に呼ぶということは、だなんて余計な考えを振り払うように深呼吸をひとつ。二人きりならちゃんと言葉にできる、ちゃんと話すことができる。この機会に先程の不安やら何やらをそのままぶつけてしまおうか。せっかくプライベートなのだからと服装をゆったりとした部屋着に変え、メイクを直し。それでも尚、心がざわついたままではのんびりしていられるはずもなく、うろうろと歩き回りながら彼の到着を待ち )


( / 一足先に(?)家に帰って待たせて頂きました。例によって書き直し可ですので、何かありましたら仰ってくださいませ。問題なければ背後への返信は不要です……! )




38: 深町 真幌 [×]
2022-09-14 08:56:26




( 帰り支度を済ませた頃にはスタジオに彼女の姿は無く。ポケットの中で震えたスマートフォンを見れば、どうやら先に帰ってしまったらしい。マネージャーなのだから送迎の名目で一緒に帰ったって怪しまれはしないだろうに、彼女の用心深さは筋金入りだ。少し物足りなく思う気持ちもあれど、そのおかげで今までやって来れたこともまた事実であり、忠告通りにできるだけ目立たない格好に変装する。変装と言っても、替えの服があるわけでもなく、マスクをつけて服の着こなし方を多少変えただけの簡素なもの。〝モデルの深町真幌〟のオーラは完全には隠し切れておらず。スタジオを後にして、スイーツショップに立ち寄ったのはただの気まぐれ。疲れたから甘いものが欲しくなっただとか、他人の家にお邪魔するのだから手土産の一つくらい必要だとか、並べ立てればいくらでもそれらしい理由は立つのだけれど、詰まるところ彼女の機嫌を伺った行動で、まず間違いなく自身の普段の言動に思うところがあるはずの彼女を丸め込むのに有利に働くであろうという打算の面もあり。スイーツショップを出たところで「もうすぐ着く」と連絡を入れれば、二種類のケーキが入った紙箱を提げ、彼女の家のインターホンを押して )





39: 荒牧 聖彩 [×]
2022-09-14 19:42:53




いらっしゃい、入って。( そわそわと彼を待つ間、自分の家なのに他所であるかのように落ち着かなかった。付き合ってばかりなわけでも、彼が家に来るのが初めてなわけでもないのに。人の目がないから気負うことがない、その事実が逆に緊張を呼ぶのだ。実際に一緒にいるよりも心がざわつくだなんて本末転倒。色々動き回りながらなんとか平穏を取り戻し。彼からの連絡を受けてから少しして、到着を示すインターホンの音が響く。否、別にドキドキしてなんかいない。姿を見るだけで、ほっとしたような、嬉しいような気持ちになる。生憎早く会いたかったと素直に告げるような可愛げはなく、ポーカーフェイスを装いつつ、端的な言葉と共に招き入れ。彼の手にあるのはスイーツショップの紙箱。きっと己のために買ってきてくれたのだ、なんて嬉しく思いながら問い掛ける。気分によってフレーバーを変えるために色々と揃っている。希望には答えられるだろうと自負しており。自分の分のアッサムティーのティーバッグを用意しつつ、のんびりしていて貰おうと声を掛けて )紅茶と珈琲、どっちがいい?他のでもいいけど──取り敢えず適当に座ってて。




40: 深町 真幌 [×]
2022-09-16 12:27:26




お邪魔します。( ドアが開き、まず目に入ったのは仕事中とは違うゆったりとした彼女の服装。メイクが直されていることもあってかだらしない印象はなく、しかしリラックスした雰囲気が漂う。嵐の前のような重苦しさも、覚悟を決めたような緊張感もなく、現場で聞いた〝相談したいこと〟は深刻な話ではないのかと僅かに警戒を緩める。促されるまま上がった部屋の中は生活感を残しながらも小綺麗で、彼女の性格をそのまま表しているかのようだ。迷うことなく一直線にテーブルへと向かえば、そこへ買ってきたばかりのケーキ箱を置く。彼女が手土産の存在を認識したのは視線をたどればすぐに分かったし、その時点で受け取って冷蔵庫に仕舞わないということは今一緒に食べるつもりなのだろう。そう当たりをつけていれば、答え合わせのように飲み物の要望を尋ねる声が飛んでくる。まさか箱の上からできるだけ日持ちのしないケーキを選んできたことが悟られたわけではないだろうが、無事にこの場で消費されることに密かに安堵すると、ソファに腰を下ろしながら問い掛けに答えて )聖彩と同じのがいい。





最初 [*]前頁 次頁[#] 最新 ▲上へ

名前: 下げ

トリップ: ※任意 半角英数8-16文字
※画像を共有する場合は、外部の画像アップローダなどをご利用ください

規約 マナー
※トリップに特定文字列を入力することで、自分だけのIDが表示されます

【お勧め】
初心者さん向けトピック



[0]セイチャットTOP
[1]1対1のなりきりチャット
[9]最新の状態に更新
お問い合わせフォーム
(C) Mikle