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相乗りで何処までも 【 〆 】/9946


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自分のトピックを作る
9896: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-11-10 07:51:12


…、……あッ、は……ん、……フィリップ、…
(もっと近くに相手を感じながらこの心地に酔いしれたくてより血が溢れ出す素肌を自ら晒す、こちらを向いていた相手の目は開かれてご馳走を前にした子供のように生唾を飲み込む姿を見ればゾクゾクと体の芯が震えた。こちらの血に酔いしれる姿をもっと見たい、元より吸血に夢中になる姿は好きだったが眷属となりその反応はより顕著でもっと自らの虜にしたい。そして他の血なんて見向きもせず自分だけに吸血して欲しい。浮き足立ち舞い上がった思考で一層独占欲は煽られる、ふらりと誘われるように近づいて覚束無い声で名前を呼ぶ姿にはまた体が震えた。甘えるように擦り寄る体を抱き締める、そして予告なく鋭い牙が肌を突き破れば一瞬意識が飛びかけた。直後甘い痺れが訪れ脳内に広がれば思考がふわりと浮き上がるような幸福が体中を塗りつぶす。相手に血を吸われる度浮遊感は増していく、眷属となった今人間の時よりも多く相手に血を与えられるはずだ。抱き締める腕で相手の服を強く握る、夢中で吸血する姿から未だ目線は外れず同時に幸せそうな笑みを浮かべれば「…俺、お前に血を吸われんのすげぇ好き」と浮遊感に苛まれたまま囁くと傍にある耳の縁へ軽く口付けを落として)


9897: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-11-10 11:43:13

……っ、…は、僕も、すき……んっ、…
(誘われるまま首筋に顔を埋めより濃く量の多い血を喉を立てながら飲むと思考が全て相手によって塗りつぶされる。相手の体を捕まえて捕食しているはずなのに相手からも抱きしめられてこの行為を許されていれば甘やかされているような気分になり心まで満たされていた。血を与えてその分を今吸って二人の体に流れるものを交換し合うような儀式で目の前の相手が何よりも大切な存在になっていく、ふわふわと相手に酔いしれながら吸血をしていれば囁くような声で好意を伝えられて冷たいはずの体がぶわっと熱を持つ。自分も想いを伝えたくて拙くも同じ言葉を返して擦り寄った。また違う箇所に牙を立てようと顔を少し離したタイミングで耳の縁に口付けが落ちてぴくっと肩が跳ねる。何ともない戯れのキスにまで反応してしまえば首筋から顔を上げて十分に血を吸って光を宿しながら揺れる瞳で相手を見つめる。吸血への欲より相手への思いが溢れると「翔太郎」と大切な物を扱うように頬を撫でながら名前を呼び更に顔を寄せると今度は唇を重ねて)

9898: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-11-10 12:27:53


…ハ、ぁ……フィリップ?…、…
(相手にこちらの血が取り込まれる度に思考の浮遊感は増していく、その心のままに浮かんだ気持ちを言葉にすれば抱き締めていた体が熱を持った。吸血鬼でも体が熱くなることかあることに、そして何よりこちらの好意の言葉に反応したことに、ただただ幸せを感じて擦り寄る相手を横目で見たまま緩んだ笑みを浮かべていた。やがて肌に刺さっていた牙が抜かれる、次の位置を探す間、心が動くまま耳に口付ければ相手の顔がこちらへ向いた。てっきり吸血を続けるものかと思って伺うように名前を呼べば優しく頬を撫でられ特別大切なものを呼ぶ声色で名前を呼ばれ、そこに乗った想いごと受け取れば幸せで脳が蕩けていくようで無意識のうちに熱い息を吐く、そのまま唇が重なった。首筋からまだ血は流れている、それが極上の味だというのにそれよりも相手は自分との口付けを選んだ。その事実を理解すると喜びが胸に咲き誇って相手の体をぎゅっと強く抱き締める。この想いが少しでも伝わるように重ねた唇に軽く吸い付いて小さく高い音を響かせた。相手と想いが通じ合うことが、これからもずっと一緒にいられることが、こんなにも幸福だとは思わなかった。だがひとつまだ相手から聞いていない言葉がある、行為と重ねた言葉ではなく自分だけを対象にその言葉を聞きたい。重ねていた唇をそっと離すと至近距離で蕩けた瞳で見つめながら「フィリップ、」と名前を呼ぶ。相手を抱き締める腕にまた自然と力が籠って「俺のこと好き?」と問いかけて)


9899: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-11-10 14:06:18

……、なんだい? …っ、…好きだよ、僕の生涯の中で一番好きだ。
(至近距離で相手を見つめ今度は衝動ではなく心の赴くままに顔を寄せて唇を重ねる。そこには血がないはずなのに特別甘く感じられてその体温が心地良い。小さく高い音が響いて相手と触れ合っていることを感じれば心は満たされ愛でるように撫でながらキスを交わす。だが相手がそっと唇を離せばその体温は失われて少々物足りなさを顔に浮かべながら目を開ける、その状態で名前を呼ばれるとじっとその瞳を見つめ返しながら問いかける。腕に力がこもって逃げられないようになってからずっと本心であっただろう問いかけがされると大きく瞳が揺れる。それはずっと言いたくても相手の重荷になるからと種族の差で口にしなかった言葉で相手と別れるまで言うつもりが無かった言葉だ。だが相手はずっと自分と一緒になりたいと言ってくれて眷属になった後も嬉しそうにしてくれている。結果的にすべての条件がクリアになってしまえば気持ちを整えるように一呼吸置くとその目を見ながら好意を口にする。今までも気まぐれで一緒に居た人間はいたがこんなにも大切にして傍に居たいと思ったのは相手だけだ。こつんと額を合わせると「…君が眷属になってくれて嬉しい」と更に素直な気持ちを伝えて)


9900: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-11-10 18:53:47


…っ、……、……へへ、……俺もフィリップが好きだ…お前の半分になれて、俺も嬉しい
(相手と交わす口付けは暖かくて柔らかくて何故か甘くてこちらを撫でる手は最高に心地よいがそれをほんの少し止めてでも聞きたい言葉がある。その単語はもう既に聞いていたが、自分だけに向けられた言葉が聞きたかった。物足りなさそうな相手の目を見つめ問いかければ相手の目が大きく揺れる、口が開かれるまでの数秒が永遠に思えて催眠などなくとも視線を逸らすことなど出来なかった。再び視線が交わる、そして待ち望んだ言葉を伝えられると今度はこちらが大きく瞳を揺らした。相手からの想いは伝わっていたが言葉にされれば更に幸せは増す、その口調からその言葉以上に想いが乗っているのは明白だった。相手が生きてきた長い時の中で一番大切だと伝えられれば何よりも幸せで、嬉しくて、愛おしくて、あらゆる感情が溢れ出せば感情の制御が効かなくて何故か目の奥がジワリと痺れて泣きそうになってしまう。それを誤魔化そうと笑うがどことなく幼い笑い声になって額が合わさってさらに相手の気持ちを言葉として伝えられれば軽く擦り寄りながら改めてこちらの気持ちを伝えた。もう違う存在だと悲しむことも置いていかれる未来に寂しくなることもない、これからもずっと一緒にいられるなら「じゃあ俺は永遠にお前の恋人でいられるんだな」と浮かれた思考のまま少し照れくさそうに言って)

(/やり取りの途中ですがこちらで少しご挨拶を…本日で検索様と出会って5年目に突入しましたね!改めてこれほど長く、また楽しくやり取りさせていただいていること感謝しております。本当に毎日幸せな日々です。ありがとうございます。今年はパロ系統や時間軸をずらすお話を提案していただいて一気に物語の幅が広がってますますやりたいお話が増えましたし、何よりここの二人の香水を作れたことが大きな思い出になりました。大切な宝物を検索様と一緒に作れたことが何よりも嬉しくて、検索様としか出来ないことだなと噛み締めております。これからもこれまで通りお互いのペースでやりたいことをてんこ盛りにしたお話を紡いでいきましょう。これからもよろしくお願いします!)


9901: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-11-10 21:49:22


…そうだね、いつか死んでしまう時まで君と一緒だ。君と一緒に居れば微塵も寂しくないだろうね。
(やっとずっと押さえ込んでいた気持ちを伝えて自分の人生の中でも一番だと伝えると見つめる相手の瞳が揺れて潤んでいくのが分かった。ずっと気持ちにこたえられなかった分背中に腕を回してぎゅっとその体を抱きしめる。こつんと合わせた額は以前のような体温はないはずなのになぜか暖かくて自然と口角が上がる。幼い笑い声と相手からも気持ちが伝えられると腕に力を込めてその存在を大切に愛でる。出会う人間は必ず先に死んでその悲しみが多くならないように一線を引くようになってからは一生を共にする者の存在など考えていなかったが照れ臭そうに将来の話をされると目を細めてその頭をまたなでる。自分には相手がいる、それだけで心強くてこの先何があろうと何とかできる気がした。ふわりと笑みを浮かべるとまた短くキスを送って改めて「ずっとそばにいてくれ、翔太郎」とお願いして)

(/日々探偵様とやり取りさせていただいてあまり意識はしてなかったのですがもう5年目になるんですね…!濃密な時間を過ごして5年が長いような短いようなといった具合ですがこちらこそこれほど長く沢山のやり取りをさせて頂いてありがとうございます。こんなに長い間やり取りさせて頂いてもやりたいことが尽きないのはひとえに探偵様が相手だからとひしひしと感じております。やり取りの間でも自然と以前の会話や出来事が出てきたりと積み重ねた時間を感じることが多く、いい意味で原作とは違う二人になっていってることが凄くうれしいです。これからも是非いつものノリとペースで沢山の時間が刻んでいけたらと思います、こちらこそこれからもどうぞよろしくお願いいたします!/こちら蹴りで大丈夫です)


9902: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-11-11 07:44:46


あぁ、その時は俺も一緒に消えるからきっと同じ場所にたどり着く。…、……お易い御用だ。これまでお前が感じてきた寂しさも孤独も悲しみも、俺が二度と経験させねぇ
(いつも心掛けているハードボイルドな振る舞いは頭から抜け落ちてしまって今はもう相手と飾らない心で向き合い幸せを共有することしか考えられない。幸せが体中に溢れて止まない中、強く抱き締められればそこに込められた感情まで伝わって来るようでまた額に擦り寄っていた。つい浮かれたことを言えば頭を撫でられその心地良さに目を細める、しかしその言葉の裏には相手の過去が見え隠れしていた。再び唇が短く重なれば新たなお願いがされる、その願いに自らの誓いを重ねながらそっと相手の胸板に手のひらを置いた。手のひら越しに相手の心臓の鼓動が伝わってくる、互いの血を交換して契の上でも離れられないがそれ以上に相手から離れようなんて微塵も思わない。手のひらで相手の芯を温めるようにしながら真剣な顔で「俺の命はフィリップと一緒だ。だから、ずっと傍にいるって誓う」と伝えたあと直ぐに緩んだ笑みを向ける。今度はこちらから顔寄せ誓いの証のように唇を重ねる、直ぐには離れていかず柔らかな場所を重ね続けるとその甘い心地に浸って)


9903: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-11-11 10:25:22

…うん、僕もずっと傍に居る、もう置いていかない。……、…
(相手の頭を優しく撫でながら将来のことについて思いを馳せていると相手の掌が胸板の上に置かれる。まるでちゃんと居ることを確かめるような仕草に軽くその上から手を重ねた。そして力強くこちらの願いを聞き入れてくれると返事がされればずっと張っていた意地のようなものも解けて安心した笑みを浮かべる。そして改めて真剣な顔でこの先もずっと傍にいると誓ってくれれば瞳を揺らして、大きく頷きさっき相手に縋られた不安を溶かすようにこちらも約束を口にした。そして相手の顔が近づいてきて唇が重なるとそっと瞼を閉じて触れる柔らかさと温もりに身を委ねる、先ほどと違って直ぐに離れて行かない相手を抱きしめながら今までの分を埋め合わせるようにキスを続けた。暫く経った後瞼を開けるとゆっくりと唇を離す、血は吸っていないはずなのに満ち足りているような心地がすれば「…君とのキスだけで生き延びれるかもしれない」と真面目な顔で呟いて)

(/お世話になっております。そろそろお話していた部分は区切りが良さそうだなと思うのですがせっかくならば少し時間軸を先に進めて探偵君が変化した生活や体質に慣れてきた頃もちょっぴりやりたいなと思うのですがいかがでしょうか。または今回はこの辺りで終えて別の機会にじっくりと吸血鬼パロバージョンの事件や依頼をこなすのもアリかな…とも思っているのですが探偵様のご希望などありましたらお聞かせください)


9904: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-11-11 12:37:04


あぁ、…お前もずっと俺の傍にいてくれ。……何言ってんだ、これからもちゃんと食事してるか確認するからな
(こちらが相手の胸板に存在を伝えるように手を置けば相手の手が重なる、そのまま誓いを口にすれば相手の瞳は大きく揺れて今まで見た中で一番穏やかな笑みを浮かべれば、より相手の深い所に触れたような、より濃く交わったような、そんな気がしてまた目の奥が熱くなる。それを緩んだ笑みで誤魔化し唇を重ねる、腕に力が込められてこちらからも呼応するように抱き締める腕に力を込めた。再び唇が離れるがもう相手は物足りなさそうな顔はしていない、しかし満ち足りたまま理論から外れたことを言えば思わず笑ってしまった。長寿で聡明な相手の思考をここまで溶かしていることにまた幸せと優越感を感じながら相手の頬に手を添え親指の腹で撫でる、その柔らかさを感じながら「まぁキスもいつだってしてもいいけどな」とおどけて言ったあと、後から恥ずかしくなって目線を泳がせていた)


_____フィリップ、起きてるか?
(吸血鬼の眷属になってからいくらか日が経った頃、夕日が沈みかけた時間帯に事務所にやってくれば肌を厳重に覆っていた長袖のジャケットに手袋とマスク、ハットとマフラーをとって所定の位置へと片付ける。今の季節には少々早い格好だが肌を日光から隠すにはこれくらいした方がいい。あの日から明確に自分の体質が変わった。夜目が効くようになったのはもちろん、日光は天敵になり夕日でさえ刺さるような痛みを感じるようになった。分かっていたことではあったが日中に外を歩き回ることは出来なくなってお陰で家から出られるのは夕日が沈みかけた時間からだ。相手にはそれでも早いと言われているが事務所が開く時間帯が夜になった分なるべく早く表の札を【OPEN】にしたいのが本音だ。事務所内を見回す、一日の最初に相手と顔を合わせる時『おはよう』が正しいのか『こんばんは』が正しいのか、未だに定められないまま相手を探していて)

(/お世話になっております。区切りをどうしようかと思っておりましたが、今吸血鬼パロがめちゃくちゃいい感じですし是非このまま眷属になって少しした頃の時間帯もやらせていただきたいです!二人の関係性が変わってからの変化や時々眷属の力にまだ慣れてない探偵など出来ればと思います。吸血鬼パロでの事件も是非やりたいです!体が頑丈になってさらに無茶するようになったり荒事を引き受けるようになったりしてちょっと喧嘩してしまう、なんてことが出来れば面白そうかなと。なんなら続きでやってしまってもいいかなと思いますが、後にお楽しみに取っておくのもいいので悩みどころです……ひとまず上はそれっぽく初めておきましたのでこちらは一旦止めてこのままふんわり続けても、こちらでご相談続けさせていただいてもどちらでも大丈夫です!)


9905: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-11-11 15:01:56


おはよう、翔太郎。今日も随分と早い出勤だね。
(決定的な日から幾らか経った頃、上の方から物音が聞こえてくればガレージで読んでいた本を一旦閉じて螺旋階段を登る。事務所に続く扉を開けると装備品を外して片付けに行く相手が居て最近見るようになった光景を敢えて何も言わずに眺めていた。完全に日が沈んでからでもいいのに、少しでも事務所を早く開ける為に相手はいつもこの時間に来る。前は朝から来てたことを思えば遅い出勤ではあるが吸血鬼基準では十分早起きに該当するだろう。前はどちらかが無理をしていた分今は長い時間を過ごせる事に気持ちが弾むのを感じながら相手が何かを探すそぶりをしていれば優雅にこちらから声をかける。普段の姿になった相手の元に近づいてから顔や首などを入念に観察して特に異変が無いのを確認すれば「何処も日に焼けてないみたいだね」と安堵の表情を浮かべて)

(/続きの文章ありがとうございます!それでは是非是非ちょっと慣れてきた頃をやってしまいましょう。せっかくですので続きをやってしまってもいいかもしれません。より無茶をするようになってしまう探偵君と喧嘩して暫し冷戦状態になったりその状態で探偵君がやられてしまって助けに行くってのも楽しそうです。初めての飢餓状態とか色々盛り込みたい要素はあるのですが探偵様の方でも希望があればお聞かせください)


9906: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-11-11 18:08:52


おぅ、おはようフィリップ。夜だけじゃ来れねぇ人もいるかもしれねぇしなるべく早く開けねぇと。…お前にも影響あんだから抜かりねぇよ
(素肌を一切出さないよう体を覆っていた衣服を片付け相手を探せばガレージへ続く扉が開く、どうやらもう起き出していたらしい。時間は夕方でも『おはよう』で良いのかと内心思いつつ、優雅な声に口角をあげながら挨拶を返す、そのまま相手はこちらに近づいてきて体中をマジマジと観察していた。不思議そうな顔をして見守っていたがどうやら日焼けのチェックだったらしい、安堵する姿に大切に思われているのだと実感すれば擽ったい気持ちになって口元が緩んだ。相手の眷属となり体質は顕著に変化したが見た目の方は変化がゆっくりなのか、それとも変化しないのか、とりあえず今は時間帯を変えただけで探偵事務所は変わらず続けられている。夕方に事務所を開けるのに唯一不便なのが家から事務所までの道のりで「今はこの格好で違和感ねぇけど問題は春以降だな。考えとかねぇと」と悩みの種を口にして)

(/ではこのまま慣れてきた頃の二人から依頼まで一気にいってしまいましょう!ざっくり考えた流れですと、この後護衛の依頼が来て探偵が対応→襲撃されるも守り抜いたことから同じ人物から度々護衛を頼まれるようになる→何度も襲撃されて怪我も増えてくるがその度に検索くんの血を飲んで回復し段々怪我に対して無頓着になる→大怪我しても反省のない探偵に検索くんが怒る、みたいな導入でどうでしょう?そこから喧嘩して血を飲まないままに再び護衛をするも力が出せずに護衛対象を人質に取られてしまって動けなくなり、そのまま一日経ってどちらかが飢餓状態になって暴走、みたいなのでいかがでしょうか?探偵ひとりで動くところはどんどん圧縮して飛ばしつつ喧嘩と暴走に重きを置いてやり取りさせていただければと思います。ざっとこちらの想定を書き出してしまいましたが改変していただいても全然問題ありませんので検索様のやりたいこともお聞かせいただければ!)


9907: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-11-11 21:55:32

…それなら君もここに住めばどうだい?移動しなければ日の光を浴びることもないだろう
(特に露出しがちな部分をチェックするが特に変化はない。少し浴びたくらいでは致命的なことになることはないが警戒するに越したころはないだろう。吸血鬼の体質になってもこの街を大切にしていることは変わらないようで今日もこれから事務所を開けるつもりのようだが相手がぽつりと悩みを口にすればじっとその様子を見る。確かにあの格好でこの時間に街を歩いていれば目立ちすぎる、その解決法を少し悩んでから相手も自分と同様に一緒にここで生活することを提案してみる。移動する手間がない分相手の望み通り事務所を早めに開けることもできるし万が一のことがあってもすぐに察知することが出来る。「遮光カーテンさえ買ってくればこの事務所でも過ごせるし寝具もちょうど奥に休憩用のやつがあったはずだ」と事務所奥のスペースを指さし反応を伺ってみて)

(/その流れ良いですね!段々怪我に無頓着になるし慣れない内から能力や派手に動きすぎてしまう探偵君と大切だからこそ起こる検索が出来そうです。探偵様の流れでも良いですし、もしも地雷でなければ喧嘩して吸血できないまま護衛に出て更に怪我をしてしまって飢餓状態になる→吸血鬼の本能が疼いてしまい血が欲しくて近くの人間である依頼人を襲おうとしてしまうor実際に襲ってしまう→検索が止めに来るという暴走の流れでも面白いかなと思いました。今は検索の味しか知らない所を他人の血を知って不味いってなる探偵君も出来そうですしより特別感が協調されるかなと思います)


9908: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-11-12 07:56:12


…………そうか、俺がここに住んじまえばいいのか。でも毎日あのベッドってのは…
(今でも季節に対して厚着しすぎているくらいだが冬を超えてしまえばいよいよあの格好は不審者に分類されてしまう。だがこの時間から事務所を開けるのは譲れない部分でもありどうしたものかと頭を悩ませていた。するとこちらを見つめていた相手からここで暮らすことを提案されて思わぬことに目を瞬かせる、つまりそれは相手と同じ場所で暮らすということ。ここに住んでしまえばまだ日がある時間に外を歩く危険もなければ遮光さえしてしまえば何時でも相手と共にガレージだけでなく事務所で過ごすことも出来る。願ったり叶ったりな状況だが事務所奥に置かれた簡易ベッドを指さされると少々難を示す。一夜を過ごすくらいなら問題ないが毎日あそこでは気が休まらない。それに一緒の空間にいるのに相手と離れ離れになってしまうのも何処と無く寂しくて「…いっそベッド買っちまうか。……デカイやつ」とボソリと自分の願望を含めて呟いて)

(/せっかくのパロですので本編ではやらないようなこともやりたいですし、探偵が飢餓状態になって人を襲ってしまうとこまで是非やりたいです!依頼人の血が不味くて敵まで襲って命を奪おうとしてしまうとこに検索くんが止めにくる、みたいなのができれば楽しそうかなと!そこから検索くんの血を貰ってよりこの関係に没頭してしまう的なのが出来れば嬉しいです。大枠は決まってきましたが、他に調整しておくとことかありそうでしょうか?/なければ蹴っていただいて大丈夫です!)


9909: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-11-12 11:53:15

…、…それもいいかもしれないね。長い間過ごすなら快適な環境を整えるべきだ
(移動する必要もなく生活を共にすることが出来る、まさに一石二鳥の解決策を提案すると相手の目が瞬いた。しっくりきたといった反応を見せる相手に自然と笑みが浮かんで新たな予感にわくわくしていたが寝る場所として簡易ベッドを指さすと相手は抵抗を示す。元が人間ならば寝具にもこだわるのだろうかと若干首を傾げていたがぽつりとその解決策の呟きが聞こえてくると今度はこちらが目を瞬かせる番だった。大きな奴、ということは一人ではなく自分も含まれているのはすぐに分かった。生活リズムなどの違いから誰かと一緒に眠った経験はほとんどないが生涯を共にする相手ならばそれも悪くない。口元に笑みを浮かべてそれっぽい理由をつけながら賛成を示すとちょっと悪戯心も湧いて傍に近づくと「そしたら一緒に眠れるね、翔太郎」と敢えて言ってなかった部分を揶揄うように口にしてご機嫌な笑みを見せながら様子を伺って)

9910: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-11-12 12:31:27


だよな。……なッ、…その、つもりだ…
(今後の生活のことを考えても今の家を手放して二人でこの事務所に住んだ方がいい、そこまで近くにいるならば眠る時だって一緒でも良いはずだ。その話は追々することにしてとりあえず大きめのベッドを買うことを決める、相手は目を瞬かせたがこちらの真意には気づいていないようで軽く返事をしていた。あとは荷物をこちらに移す算段を整えるだけかと考えていた矢先、不意に相手が近づいてきて目を向ける。そしてこちらの考えを見透かすようなことを言われれば目を見開いて言葉が詰まって固まってしまう、大きめのものを選択した時に相手も同じ事を考えていたのが嬉しいような、あっさりこちらの考えを読まれてしまったのが恥ずかしいような、いたたまれなくなると目線が泳ぐが誤魔化すことも出来ずポツリと呟くように同意する。だがそれはそれでまた恥ずかしくなってきて「仕方ねぇだろ!お前の棺は一人用だし簡易ベッドも二人じゃギリギリだし!それならでかいのあった方が…」と叫んでしまうが、最初から二人で寝ることが前提だったと白状したもので墓穴を掘ったのに気がつけば口を噤んで眉を下げる、どうにもならなくなるとその場から逃げるようにキッチンへ向かった。落ち着く為にも紅茶を飲もうと茶葉が入った袋を手にするが焦った頭ではすっかり力加減のことを忘れてしまって、人間の時と同じ感覚で袋を破けば力が入り過ぎてしまい『パァンッ』という派手な音と共に袋は切り裂かれ紅茶葉が派手に散らばって)


9911: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-11-12 15:04:13

ふふ、一緒に寝て欲しいと思われているようで何よりだ。…あ。人間の時とは力加減が違うのだから気を付けたまえ
(近づいて揶揄い交じりに言葉をかけると分かりやすく相手は固まる。わざわざデカいと付け加えるくらい意識しているのは丸わかりだったがじっと相手を見ていると目線は泳ぎながらも肯定の返事がされて機嫌は高まっていくばかりだ。並べられる言葉も照れ隠しの言い訳のように思えて口に手をやりくすくす笑いながら弾む声で感想を告げた。これから生活を共にするための新たな変化を感じていたのだが相手の方は眉を下げたと思えば逃げるようにキッチンに向かう。おおかた紅茶を入れようとしているのだと分かれば自分の分も入れて貰おうとカップを棚から出して持ってくる、丁度その時相手が力任せに開けようとした袋が破裂し派手な音と共に茶葉が散らばってしまえば思わず声を上げて動きを止める。どうやらまた力加減を間違えたようでカップをテーブルに置くと散らばった茶葉を集めて片づけを始める。人間の時から一般的な成人男性よりは力や体力が高い相手だったが眷属になって身体が人ならざるものになってから更に強くなっている。人間の時と同じ動きをすると壊れてしまう物が多く普段から気を遣っているのだが相手はまだ慣れていないようだ。散らばった茶葉を片付け終えると散らばらずに残った袋の中身を新たな袋に移し替えながら「暫くはその身体に慣れる練習だね」と軽い口調で続けて)

9912: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-11-12 18:25:30


やべ……、悪い…そろそろ慣れたと思ってたんだが…日に日に力も強くなってんだ
(眷属になって冷たくなったはずの体は羞恥で熱が上がってしまって場を誤魔化そうとキッチンへ向かう、これからは四六時中一緒に、生活リズムさえも一緒なのだと思えば舞い上がるのも相まって力加減を誤ってしまった。目の前で弾ける袋に一瞬呆気に取られる、後ろから相手の声が聞こえてくればハッと意識を取り戻して謝罪を挟んだ後慌てて相手と共に散らばった茶葉を片付けた。見た目の変化がない代わりに中身は少しずつ人間から外れていっている、その中でも顕著なのが筋力だ。相手の血を飲んだ直後もなかなかの怪力になっていたがその力はまだ成長中らしい、おかげで力調整の日々だが今のように焦って理性を欠いている時はやらかしやすい。犯人を追いかける時に異常に早く走りすぎてしまったりバットで襲われた時も簡単に止めてしまったりと事例は後を絶たない、相手は軽い調子だがこちらの中ではあまり軽視が出来なくて「依頼の時には特に気をつけねぇと…誰かを傷つけたくねぇし」と自分の手のひらを見つめながら呟き)


9913: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-11-12 20:11:02

与えた血の量が多かったから馴染むのに時間がかかっているのだろうね。…大丈夫、君ならちゃんと制御できるはずだ。
(一緒に茶葉を片づけながら相手の話を聞く。普通の眷属は一時間か長くとも一日もすれば体が出来上がるが相手には自分の半分の血が注がれている。相性が良かったとはいえ体になじんで完全に変化してしまうまでにはもう少し時間がかかるのだろう。人間だった時の頃がある分なかなか難しいだろうと思うが心配そうに手のひらを見つめる姿を見れば相手の頭に手を伸ばして安心させる言葉をかける。こういったことは精神的な影響も大きい、それに相手ならば致命的なことはしないだろうという確信があって頭を優しくなでながら軽く微笑んで見せた。それから少し考えて「心配なら僕のことを考えたり僕に触れていると思えば良い。恋人に手荒な真似はしないだろう?」と自信たっぷりにもう一つの方法を提示する。そんなことを話しているとすっかり夕日が沈んで暗くなった事務所のドアがノックされて)


9914: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-11-12 21:43:34


じゃねぇと困る、……そうだな。お前を傷つけることは絶対しねぇから、万が一の時はフィリップのこと思い出す
(心が乱れている時や咄嗟の時ついつい体が変化したことを忘れてしまう、それこそハードボイルドな男のように感情に流されずいつでもクールにいられたらこの体を簡単にコントロールできるのだろうが現実はなかなか上手くいかない。人間でないことがバレるのもマズイことを考えれば自分を戒めるように決意を固めていたが不意に相手の手がこちらに伸びてきて頭を撫でられた。途端に張っていた気持ちは緩んで幸せな心地が広がる、誰かに甘える機会が少なかったせいか特別な相手から大切にされるように頭を撫でられればずっとこうやって甘えたくなってしまう。撫でる手に軽く擦り寄っているうちに口元は緩んでいく、そして何かあった時の対処法を伝えらられば照れくさそうに笑った。確かにこうやって相手が傍にいるうちは力を見誤ったりはしない、茶葉袋のことさておき相手が隣にいるだけでこれだけ安心できるのだから誤った道を行くこともないだろう。こちらも緩んだ笑みを見せてからその後は相手がいれる紅茶を楽しむこととなった。一息ついたところで事務所のドアがノックされる、扉を開けるとそこには高級そうなスーツをきた男が立っていた。中に招き入れて早速依頼を聞けばその内容は護衛だった。どうやら機器に使用する最新鋭の制御チップを開発したらしく、どこから嗅ぎつけたのかきな臭い組織が買取を申し出てきたそうだ。それを断り信頼のおける会社へ今夜引き渡すことになっているのだが万が一に備えて周囲を警護して欲しいというのが今回の内容だ。活動時間も今からならば問題はない、それに眷属の体質なら危険察知は得意分野だろう。直ぐに依頼を受けることを決めれば相手の方に向き「俺向きの依頼だな。行ってくるから留守は任せたぜ、フィリップ」と声をかけて)


9915: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-11-13 11:46:17

ああ、そうしてくれ。__…僕はついていかないでいいのかい?
(相手の頭をゆっくりと撫で始めると相手の緊張のような物が解けて自ら手のひらに擦り寄っていく。焦っている時に力加減を間違えてしまうならとこの肩肘はらずに気が抜ける瞬間と自分の存在を思い浮かべるように伝えれば相手は照れくさそうに笑って釣られてこちらも軽く微笑む。何もないのが一番ではあるがその時にストップをかけることや気持ちを沈めるきっかけになればいいと願いを込めて頭を撫でていた。そうして落ち着いた後入れ直した紅茶を飲んで一息ついているとドアがノックされる。人間だった時は昼間に依頼を受けることが多かったためこうしてやり取りを見ていられるのは結構新鮮だ。少し後ろで様子を伺うようにしながら依頼内容を聞いていると今回の依頼が護衛だと分かる。それもかなり急な話のようで今から出てくると聞くと立ち上がって同行の有無を尋ねる。相手の実力を信頼していないわけではないがきな臭いがどれくらいか分からない以上厄介なことに巻き込まれる可能性だってあるはずだ。先ほどの話がちらついてじっと相手を見ながら様子を伺っていて)


9916: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-11-13 12:29:25


ん?あぁ、大丈夫だ。……さっきのがあるしな
(相手に留守番を頼むと伺うような視線が向けられ目を瞬かせる、その後同行を問われると少々驚いた後小さく笑みを浮かべ首を振る。これまで昼間に依頼を受けていた関係で基本的には全てをひとりでこなしていた、夜の依頼に気紛れで相手が着いてくることもあったがそんな流れもあって今回の依頼も当たり前にひとりで行くつもりだった。先程あんな話をしたばかりなのもあってこちらを気遣ってくれたのだろう、その想いに口元が緩みそうになるのを無理やり引き締めながら相手に近づくと依頼人に気づかれないように耳打ちをする。万一があっても先程のおまじないが効いてくれるはずだ。それに大切に思う相手を危険な場所に連れていきたくない、どんなに相手が丈夫であろうとそれは危険に晒していい理由にはならないだろう。日もすっかり落ちて厚着も必要なさそうだ、ハットを被ると「じゃあ行ってくる」と軽く手を振ってから依頼人と事務所を出た。そこからは、結論から言えば依頼人の予想通りだった。チップの引渡し兼会食を行う会場を仮面を被った男達に襲撃されたのだ。バットやらナイフやら物騒なものを持っていたが正直眷属となった体の前では太刀打ちできるものではない、バットの打撃は感じないしナイフで切り裂かれて血は出るものの直ぐに止まってしまう。それなりに苦戦するフリをして力加減を気をつける方が大変だった。結果的に会場にいた依頼人を含む全員を守りきり無事に交渉は終了、襲撃犯は全員警察に引き渡した。依頼料は後日振り込んでくれるとのことで依頼人とも別れて事務所へ帰ってくる、体はなんともないが殴られたり切りつけられた痕跡は残っていて、多少体力を使った関係で喉は渇きを覚えている。そうなれば欲しいものは決まっていて扉を開けて事務所へ入ると「ただいま。…フィリップ?」と相手を呼んで)


9917: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-11-13 16:04:25

おかえり。……、
(滅多なことがなければ命には支障はないとは思うが心配が覗いて同行を持ち掛ける。だが相手は首を振って大丈夫と返した後耳打ちで先ほどの提案の話を出して来れば何も言えなくなってしまう。ここで素直に行かせるのが信頼だろうと自分を納得させると「ああ、いってらっしゃい」と軽く手を振りながら相手と依頼人を見送った。それから久しぶりに一人となって本を読んだり紅茶を入れたりしていたが何処となく落ち着かない。だが留守番を頼まれた手前、相手を探しに外に出掛けて行き違いになるのも気が引けて暗くなった外を頻繁に見ながら待っていた。それから暫くして階段を登ってくる音が聞こえて椅子から立ち上がる。扉の方に向かったタイミングで相手がドアを開けて顔を見ると出迎えの言葉を掛ける。あの日のように血塗れになっていないことに一旦安堵するように息を吐くが一瞬だけ相手の血の香りがして動きを一旦止めた。その元を辿るように相手の恰好をよくよく見てみればお気に入りのジャケットや靴に擦れた跡や血痕を発見してまた一瞬固まる。それから相手を見れば「怪我したのかい?」と少し低くなった声で問いかけて)

9918: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-11-13 19:13:41


ただいま。…あー結局軽く襲撃受けちまってな。でも無事に依頼人は守れたし、プロみたいだって感心されちまって。おやっさんの知り合いだったみたいで鳴,海.探.偵.事.務.所はやっぱり頼りになるって褒められちまった。知り合いにも宣伝してくれるってよ
(事務所の扉をくくればすぐに相手が出迎えてくれて行きしなと同じく手を挙げるが相手は動きを止める、低い声で質問されれば一瞬動きを止めて目を逸らした。何となく怒っている空気を察しれば眷属になった日のことを思い出す、こちらを傷つけた誰かに怒っているのだろうか。結果軽い調子で依頼の顛末を説明する、実際あの時と違って人ならざる力を手に入れた今危ない場面はなかったのだから問題という問題は起きていない。スーツについた埃を軽く払うがナイフで切りつけられ裂けてしまった部分は流石にどうにも出来ない、買い替えが必要だがそれを補填できるようないい事もあった。依頼人との道中この事務所を選んだ理由がおやっさんだったことを知り、依頼後にはかなり感心されて同じ系統の依頼人が近いうちにやってくるという。そんなこともありかなり浮かれ調子だが、体の回復でも物理的にも血を失い体は潤いを欲していて「それでだな、フィリップ…喉乾いちまって、貰ってもいいか?」と期待の目を向け問いかけて)


9919: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-11-13 21:20:52

…まあ人間相手ならそう簡単に危ない目に合うことはないだろうけど…、ふぅん…
(目ざとく相手の服の異変に気付いて質問すれば一瞬気まずそうに目がそらされる。依頼の顛末を説明されるが何処となく物事を軽く見ているように思えてそのまま視線をそらさないでいた。人間の頃から丈夫で滅多に大けがして帰ってこないことは知っている、だがその一方であの日の光景が脳裏を過ぎって楽観視している相手を信用しきれないでいる。自分に言い聞かせるようにもぽつりとつぶやいていたが対称的に相手はかなり浮かれた様子で褒められたことや師匠の名前があがったことに嬉しそうにしている。相手にとって大切な探偵という仕事にやりがいを持って笑顔なのは悪くないが知り合いにも宣伝する、つまり似たような荒事にかかわる依頼人がやってくる可能性を考えれば歓迎することはできず少し不服そうに相槌を打っていた。若干不機嫌になっていたが改めてというように期待を込めて吸血のお願いをされると求められたことに少し機嫌をよくして「良いよ」と返事をすれば吸いやすいようにとソファーに移動する。それから服を軽く緩めると相手を見て「好きなところから吸いたまえ」と身をゆだねて)


9920: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-11-14 08:27:30


助かるぜフィリップ。…なら遠慮なく
(事の顛末をなるべく心配をかけないように、ついでに襲ってきた人間に怒らないように、軽い調子で話す、相手は何処が不服そうな声を出しているがおやっさんの縁でここに来てくれて成功を収めてしかもまた仕事が増えるだなんてかなり良い状況だ。相手も分かってくれるだろうと内心軽く考えつつ吸血をお願いすれば一転相手の表情は少し明るくなりソファへと移動する、吸血はするのもされるのも至福の時間で腹を満たす以上に相手と共に生きているのを強く実感する時間でもある。しかしそれはそれとして今は体を回復し腹を満たすために相手の血が欲しい。相手に緩く抱きつけば首元に顔を埋める、軽くそこへ擦り寄れば眷属となって敏感になった嗅覚が相手の香りを捕まえて思わず安堵の息を吐いた。同時に皮膚の下に流れる赤い血の香りさえするようで体が本能で震える、首筋に口を宛てがうと軽く甘噛みしてから人間の時には八重歯だった小さな牙でプツリと肌に穴を開けた。途端に甘美な香りが口から鼻腔へ突き抜けていく、脳を揺さぶる香りにクラりと酔ったよう思考が揺れれば溢れす血を取り込んでいく。時折唇と肌の間で高い音を響かせながら甘くて美味い血を夢中に飲んでいれば傷口はみるみる塞がっていって)


9921: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-11-14 11:59:54

…ん、…随分とこれも慣れて来たね
(少々引っかかることはあるものの相手に求められて傷を癒やす吸血に異論はない。ソファーに移動して身を委ねると相手が軽く抱き着いてきてこちらも腕を回してくっつく。相手が顔を寄せて肌を髪が触れると擽ったそうに笑いつつ待っているとそこが軽く甘噛みされた。まだ小さな牙が肌を貫いて軽く痛みを発すれば小さく声をあげる。血が溢れる感覚がしてそれを唇で拭って取り込む姿を見れば人間から吸血鬼になったのだと再認識して、実感を口にしながら傷が癒えていくのが見えれば褒めるようにその頭を優しく撫でる。吸血鬼は吸血によってある程度傷を癒やしたり気力を取り戻すことができる、だが勿論傷が深くなるほど体力を消耗すればするほど必要になる時間や量、そして血を欲する渇望は強くなっていく。まだ変化したばかりの相手にはコントロールは難しいだろうと判断すれば「血は幾らでもあげることは出来るけど、まずは怪我をしないよう無茶するのは控えたまえ」と優しく撫で続けながら今後の動きについて釘を刺しておいて)


9922: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-11-14 12:30:33


ちゃんとフィリップと同じってことだ。……分かった、気をつける。……ご馳走様
(こちらが軽く腕を回せば相手からも抱き締められる、吸血にあたって必要ない行為と言えばそうだがこんな幸せを感じる時間に相手の存在をもっと感じたくなるのは当たり前だろう。肌を食い破ると相手から小さく声があがる、この瞬間はいつも少々罪悪感を感じてしまう。相手が人間だったこちらの吸血を避けていたことも理解できるがそれ以上に口から摂取し心身を満たす相手の血は甘美でいてその美味さ以上に幸福だ。今は血への渇望が増していていつも以上に血が美味く感じる。そのまま頭を撫でられると心地良さは一気に増して肌の傍で笑いながら嬉しそうに同じ存在になったことを喜んで抱き着く腕に力を込め、より夢中になって相手の血を啜った。しかし頭を撫でられながら釘を刺されると一瞬動きを止める、相手はどうやら襲撃犯への怒りよりもこちらを心配してくれているらしい。大切な人から想われていることも嬉しくて頭を撫でられたまま軽く擦り寄り返事をする、これからは心配をかけないためにももっと上手く立ち回らなければ。やがて相手の血によって腹が満たされ満足気に一息ついたあと傷口を塞ぐために舌を這わせる、顔を上げて食事後の挨拶をしたあと額をコツンと合わせると「ありがとなフィリップ。俺、お前がいるからここに帰って来れる」と満たされた心地で礼を言って)


9923: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-11-14 13:50:12

なら良い。…ちゃんと傷も塞がったみたいだね。ああ、ここで待ってるからちゃんと帰ってきてくれ
(相手を緩く抱きしめながら身を預けてその頭を優しく撫でる。吸うのに慣れてきた相手と同様にこちらも吸われる側にはだんだんと慣れてきた。自分の物が相手に取り込まれる幸せを味わいながらくっついていたがこれからの動きを含めた釘をさしてみると相手は一瞬動きを止める。相手と目が合って頷く返事と共に擦り寄られると漸くさっきまで抱いていた不安やモヤモヤが相手に届いて解けたような気がして安堵の息をつくとこちらかも擦り寄って大切な存在を確かめた。そのまま血を与えていてふわりとした浮遊感にも見た幸せを噛みしめていると十分に満たされたようで相手の牙が離れて出来た傷口を舐められる。穴がちゃんと塞がって綺麗になったが相手の方の傷もすっかり元に戻ったようだ。さっきまで血のついていた肩などを撫でて確かめているとこつんと額が合わさって視界いっぱいに相手の姿が映る。その状態で礼を言われると小さく笑って自分はここに居るのだと誓うように告げた。そのままぎゅっと抱き着いて初めてできた誰かが待ってくれている居場所を確かめていたがふと視界に入った時計は深夜の終わりに近い時刻を示していた。顔を上げて相手と目を合わせると「体はともかく精神的な部分も疲れているだろうし今日はもう寝ようか」と提案して)

9924: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-11-14 17:34:31


お易い御用だ。…そうだな。今日はよく働いたし、今後忙しくなりそうだしな
(体も心も相手にくっつきながらの吸血で存分に満たされて額をくっつける、自分の居場所を感じていれば相手は小さく笑ってこちらの言葉も受け入れられるとまた幸せが広がった。まだ眷属の力に不安が残る部分はあるが相手が傍にいると思えば制御できるし、帰る場所があれば正しい道を選んでいくことができる。更に強く抱き締められればこちらからも腕に力を込めて擦り寄っていたがどうやらそろそろ日が差す時間がやって来るらしい。それは即ち夜の眷属が眠る時間だ。傷口は回復したが喧騒の疲れも癒しておきたい、それにきっと明日から忙しくなる。視界いっぱいの相手と目を合わせるとこちらから短く口付けを送る、このまま同じベッドで眠れればどんなに幸せだろうと心待ちにしながら相手におやすみを送って帰路へとついた。そして翌日、早速住処を移していこうとまずはクローゼットに眠っていた物品を箱に詰め込んで持ってきてガレージの片隅に置く。こうやって少しずつ荷物を持ってくればいずれ引越しも終わるだろう、本格的に二人で眠れるベッドを探さなければ。荷物を持ちながら事務所へやってくるのが二日ほど続いた後、日が落ちた事務所の扉を誰かが叩く、やって来たのはこの前の依頼人と同じく高級なスーツを着た男性だった。なんでもこの前襲ってきた組織に同じく狙われているらしい、極秘プロジェクトの内容が収められたケースごと守って欲しいという依頼だった。早速おやっさんが繋いだ縁がもたらした依頼に気合いは十分で、どこか浮かれ調子のまま「期待には応えねぇとな。行ってくるぜフィリップ」と自信を宿してまた事務所を出ていって)


9925: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-11-14 20:10:57

……いってらっしゃい。
(二人で確かな幸せをかみしめる時間を過ごしていたが時計を見れば日が差す時間が近くてそろそろお互い眠った方がよさそうだ。寝ることを提案すれば相手から短い口づけが送られ、軽く微笑むとこちらからも軽いキスを送った。一緒に寝る提案を受けた後では別れるのは寂しがったがこれもあと数日だと思い相手を見送ってガレージへと戻った。それから相手が身の回りの物と一緒に出勤するようになりガレージの中に相手の私物が置かれるようになってから数日後。いつものようにのんびり過ごしていればまたスーツを着た男性がやってくる、その身なりに嫌な予感を覚えたが見事にそれは命中してこの前の依頼人の同業者だという。同じ組織に狙われていると聞けば眉をひそめ難色を示すものの隣の相手は気合十分で断る気などさらさらなさそうだった。何処か浮かれた様子に終始不機嫌な表情を見せつつもここで言って止まるような人物ではないのは承知の上だ。苦々しく見送りの言葉を向けるが去っていく足音にやはり嫌な予感がすれば周囲に紛れるための上着だけ引っ張ってきて尾行するために事務所を後にした。相手と一緒に居て探偵のテクニックなどはあらかた習得済みだ。気配に気づかれないようにしながら夜道に向かっていく相手と依頼人の後を追いかけて)


9926: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-11-14 22:08:09


兵器、ですか……ッ、あいつら…!
(早速舞い込んだ新たな依頼にこちらは終始ご機嫌だったが何故か相手は不機嫌で見送りの言葉も何処か素っ気なかった。こちらを心配してのことなのだろうが事務所の名前が売れて悪いことなど無いだろう。それに相手の言うように人間相手ならば遅れを取ることなんてない、元々喧嘩慣れしているのなら尚更だ。眷属の力がある今この系統の依頼は最も得意とするものかもしれない。一番大事である襲撃犯の追求を疎かにしたまま依頼人と共に合流地点まで歩く、そこで車に乗ってホテルへと向かうそうだ。夜に紛れる術は吸血鬼の方が格段に上で相手が着いてきていることなど微塵も気付きはしなかった。歩きながら同じ組織に狙われているのが気掛かりだと話してみれば詳しくは言えないがとある組織が兵器転用できる技術を集めていると聞かされる。嫌な響きに眉を顰め歩いていれば目的の車が見えてきた。直後その車の影からあの仮面を付けた男達がゾロゾロと出てくる、後ろへさがろうとするが退路にも仮面をつけた男が出てきて囲まれてしまった。仮面の男が『またお前かよ』と悪態をつく中、依頼人を物陰に隠して前回を反省しジャケットを依頼人に預ける。ニヒルな笑みを浮かべ指でかかってこいと合図してやると男達が襲いかかってきた。相変わらずゴルフクラブやら包丁やら物騒なもの揃いだがこの体の前では意味もない。時折殴られたり刃物が掠めるものの大したダメージにはならず次々敵を沈めていたが依頼人へ向かおうとした一人をノしたところで不意をつかれて鉄パイプが頭にクリーンヒットした。ハットでは防御にならず皮膚が裂ける感覚がする、お気に入りの帽子に血がついたのにカッとなれば「なにすんだ!」と怒りのまま腕を振って敵を薙ぎ払った。すると敵の体はボールのように吹き飛んで数人を巻き込んでいくと「やべ、」と思わず口にして)


9927: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-11-15 13:28:06

…っ、…翔太郎!
(夜に紛れるのは吸血鬼の特権で気配を消して相手の後を追う。依頼人との会話も断片的に聞こえてきて不穏な単語に眉を顰めた。やはり危険な事に関わってるのではないかと疑念を抱いていると相手が近付いていった車の影から仮面の男達がぞろぞろ出てくる。相手と依頼人を囲んでしまうが相手はそれを挑発して乱闘を始める。だが男達は素手ではなく武器や物騒なものを手にしていれば背筋が冷えた、時折相手に当たって血が溢れてその匂いが香るとぐらりと本能が刺激される。それでも相手が優勢で次々倒していっていて動くべきか悩んでいると目の前で鉄パイプを構えた男が振りかぶって相手の頭に直撃し、その光景に目を見開く。また相手を傷つけられた、漂った血の匂いに一気に理性は振り切れて相手の名前を叫びながら加速して接近する。その間にいる人間も簡単に薙ぎ倒して一掃してから相手のそばにやってくると酷く心配した表情で顔を覗き込み「…大丈夫かい?」と怪我の状態を確認して)



9928: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-11-15 17:00:27


な、フィリップ?!お前なんでここに、
(軽々と人間を吹き飛ばしてしまいマズイと思えば動きを止めてしまう、それは周辺の敵も同じで目の前で起こったことが信じられないといった様子だった。ほぼ同時に聞き慣れた声が聞こえ敵を薙ぎ倒しながら近づいてくる影を見れば驚いて目を見開く、そこにいたのは事務所に置いてきたはずの恋人で思わず裏返った声が出た。傍までかけよってきた相手は周囲の喧騒など気にせずこちらを酷く心配していて、状況についていけず戸惑っていたが人間を軽々と吹き飛ばしてしまう相手の存在に仮面の男達は及び腰でついには撤退の号令がかかってその場から逃走してしまった。呆気にとられているうちに包囲網は解除され、『助かった、のかな?』という依頼人の言葉で正気に戻ると相手の両肩に手を置き一旦離れるように無言で促す。その後依頼人からは改めて礼を言われて車に乗り込むのを見送れば依頼料は明日にでも振り込むという言葉の後車は去っていった。暗い道で改めて二人になれば相手の方を振り返る、今度はこちらが不機嫌な顔を浮かべて「ンで来たんだよフィリップ!俺だけでも十分に対処できたのに…敵も逃げちまったから手掛かりも掴めなかっただろ。俺一人で十分だったのに…」と一人で依頼を完遂できなかったことに不満を覚えつつ少々八つ当たり気味に文句をつけて)


9929: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-11-15 21:06:55


…どこが十分だったんだい? あんな強い一撃を受けて、人間だったらあっさり死んでてもおかしくなかった。力の制御も出来てなかったようだし少々君は自分を過信しすぎだ
(周りの男を片付け一直線に相手の元にやってくると様子を伺う。動けないほどの致命傷ではなさそうだが今も血が出ていて眉を下げながら相手を見ていた。周囲の男たちが撤収の号令をかけて逃走していくのも気にもせず相手を見ていたが両肩に手を置かれて離されると素直にそれに従った。そうしていると依頼人と相手の間で依頼のやり取りがされて依頼料の打ち合わせが終わった後車を見送る。そうして二人きりになればまた怪我の様子を確認しようとするがその前に相手は不機嫌そうな表情を浮かべてとげとげしい口調でこちらに不満をぶつけてくる。普段なら受け流せる内容ではあるが目の前で手を出された光景が脳裏に焼き付いていれば一人でもできると言い張る相手の態度が引っ掛かってしまう。そしてつい低い声で問うと声に感情が乗ってしまう。相手が受けた鉄パイプの攻撃は人間であれば死んでしまってもおかしくないものだった。なのに相手はそれでも十分だったという、己を大切にしない態度と八つ当たりな態度にますますといらだってしまえば先ほど男を投げ飛ばしてしまったことをあげて相手の実力にケチをつけて)

(/お世話になっております。とてもいいところなのですが今日から明日の夜にかけて返事が難しそうです…。また明日の深夜にはお返事できるはずでお待たせすることになるのですが把握のほどよろしくお願いいたします。)


9930: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-11-16 10:43:31


…、……人間だったら、だろ?もう俺は人間じゃねぇんだからちょっとくらい大丈夫だ。力の制御は……気をつける。それよりも俺はお前が勝手に街に出て変な噂になる方が心配だ。さっきも簡単に人吹き飛ばしてたし、そういう意味じゃ人の事言えねぇじゃねぇか
(八つ当たりに近い状態で相手に向かって叫べばいつもより低い声が聞こえてきて思わず体を固めてしまう、僅かに滲む静かな怒りが凄みになってヒートアップした心にブレーキを掛けた。相手は相変わらずこちらを心配しているようだが今の状態では正直過保護だ、元々怪我ありきの職業なのだから眷属の体になった範疇で無事であれば何の問題もないだろう。実際頭を殴られ血は出ているが明日には治る傷だ。鉄パイプのせいで帽子が型崩れしてしまったことの方が重大で頭から外すと埃を払い形を整える、血が着いてしまっている以上はクリーニングに出さなければならないと自分よりも帽子を心配していた。言い訳に近い返事をしていたが力の制御という意味で言えば相手だって疎かになっていただろう、こちらより華奢な男が次々屈強な奴らを吹き飛ばしていったのだから。もう少し文句を言いたい気持ちもあるがあの仮面の男達が戻ってきても厄介で「とりあえず今日は帰ろうぜ」と話を切り上げて事務所へ向かって歩き出し)

(/お世話になっております。お返事について承知いたしました。いつも通り背後優先ですしこちらも土日は相変わらずのペースですのでお気になさらず!検索様のお返事はいつでも嬉しいものですが、検索様が無理されるのも心苦しいのでお返事はゆっくり明日でも大丈夫ですので!いつも通りのんびりお待ちしております!/こちら蹴りで大丈夫です)



9931: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-11-17 10:28:03

ちょっとくらいでは、…これくらいは別にどうにでも出来る。…ああ、
(明らかに攻撃を受けたはずなのに相手はそれでも一人で何とか出来たとへらっとしている。元より自身をおざなりにする傾向にあったが眷属になったことで自分の頑丈さを過信して盾にしているように見えれば相手の言葉端が引っかかってまた声を上げてしまう。自身ではなく帽子を手に取り汚れを気にする素振りを見れば頭の怪我を何とも思っていない姿に初めて眷属にしたことを後悔して眉を顰めていた。力の制御については思う所があるのか多少響いたようだがこちらにまで指摘が飛んでくると少々拗ねたように大丈夫だと返す。普段は街に出る事が無いのだから噂になった所ですぐに立ち消えるし最悪暗示でも掛ければいい。そうして静かな言い合いをしていたが相手が話を切り上げて一人で歩き出してしまうと自分が冷静でないことに気付き、軽く一呼吸置いてから短く返事をしてその横に並んだ。普段よりも並ぶ距離が開いていて言葉少なのまま事務所に戻ってきて「ただいま」とだけ言って中に入る。無言で片付けや整理をしていれば自然と相手の頭の傷が視界に入る、この前と同じく吸血すれば回復するだろうがそしたらまた無理をするのではないかと思えばこちらから言い出せず見ない振りをして紅茶を入れに行き)

(/お返事不要とありましたがお言葉に甘えて今日に返信させて頂きました。こうして無理せずに関係を続けていられるのも探偵様の優しさと寛容さ、そしてお互いのペースという言葉を毎回使って下さるからこそだと思いますので有難い限りです。背後の都合で少しペースの落ちる日も出てくると思いますが探偵様とはずっとやり取りしていきたいと考えていますのでこれからもよろしくお願いします。/こちら返信不要です)

9932: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-11-17 12:36:15


ただいま。……フィリップ。…次はもう怪我しねぇようにするから、その……血もらっても、いいか?
(今回はこちらも下手を打ったがそれを言うなら相手も同じだ、何かあっても吸血鬼の能力でどうとでもできるというのなら眷属の力でどうにかなっているうちはこちらも同じはずで「人の事言えねぇじゃねぇか」とボソリと呟いていた。そのままいつもより距離を保ったまま事務所へと帰ってくるとハットを脱いでクリーニングに出すため金具ではなくテーブルの上にそれを置く。ちらりと相手を横目で見る、どうやらキッチンに向かったらしく紅茶の用意をしているようだ。きっとこちらが何を欲しているかは分かっての行動だろう。普段の食事だって相手の血は美味いものだか前回経験した血を失って心身共に疲れがある時に飲む血は更に美味い。今は前回と同じくらいの出血だが頭を殴られてそちらに体力を使った分喉の渇きは今回の方が大きい。二人きりの空間になって空腹の体は敏感に相手の匂いを嗅ぎ分けて食欲を煽ってくる。だがこのままではきっと血は分けて貰えないだろう、今日のことを間違っているとは思わないが確かに頭に一発もらってしまったのは油断があったかもしれない。何処かはっきりしない足取りで相手の元へ向かう、そしてカウンター越しに相手の正面に立つと伺うような視線で相手の心配が薄くなるように次回への反省を口にしながら血が欲しいと申し出て)


9933: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-11-17 18:06:53

……、…仕方ないな。 またこうやって無茶をして怪我をするようなら数日吸血禁止だ。…ほら、
(相手から逃げるように、また自分を落ち着かせるためにキッチンに向かう。お湯を沸かして、少し止まってから二つのカップを並べて紅茶を入れていけば上品な香りが広がっていった。そうしているとふらふらとした足取りで相手がこちらに近づいてきて正面に立たれると視線を向ける。そのまま無言で見つめていると相手から次への反省が述べられて暫しその瞳を見つめた。人の性質はそう変わる物ではない、また同じ状況になれば同じ行動を取ってしまう懸念はあるが控えめに伺うような視線を向けられ続けていれば強く拒否し続けられる訳ではなく深く溜息をついて準備の手を一旦止める。これ以上意地を張ったって良いことは無いだろう。軽く首元を解きながら次回同じことが起きた時の罰を言い渡して釘を刺しながらも今日の吸血を許可すると相手の元に近づいた。誘うように首筋を晒す状態になるとちらりと相手を見て)


9934: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-11-17 19:30:05


……気をつける。……、…
(二人の周囲には相手がいれた紅茶の匂いが漂っている、いれたてで香り高いが空腹の体はそんな中でも相手の匂いを嗅ぎ分けてしまった。一度血を欲してしまえばこれ程までに吸血欲を掻き立てられるとは思わず相手との距離が出来ているのを分かっていても血を求めずにはいられなかった。暫く見つめていれば相手は折れたようで条件付きで吸血を許された。素肌が晒された途端にクラりと思考が揺さぶられて逸る気持ちのまま足速に近づいて両肩を掴むと我慢も効かずに首筋に噛み付く。途端に甘美な味が心身を満たして渇きを潤していく、噛みつきながら無意識に吐息をついた。暫く血を飲んでいれば吸血衝動は落ち着いて同時にポケットの中にある端末のことを思い出して相手に見えない所で表情を曇らせる。ハットを片付ける時に端末が着信を知らせてちらりと内容を確認したが、それは明日の護衛の依頼だったのだ。この状態で相手に仕事が入ったことを言えるはずもない、しかし血だけは求めてしまっていることに罪悪感を感じればゆっくりと口を離して唾液で傷口を塞いだ。相手との約束は怪我をしないこと、それだけならば依頼に行ったって守れるはずだ。心ではそう言い訳しても相手と目を合わせられず「ありがとよ、助かった」と短く礼を言って直ぐに離れる、その後紅茶を飲む時間はあったが帰り道と同じくどことなくいつもより距離を開けて結局はいつもの距離を取り戻せないまま帰宅することになった。そして翌日、まだ相手が寝ているであろう時間に『一件仕事終わらせてから事務所に行く』とメッセージを入れてから家から直接依頼人の元へと向かった。そして真夜中も過ぎた頃、なるべく足音を立てないように、しかし荒い呼吸は止められないまま事務所へとやってくる。音を立てないように、すなわち相手に気づかれないようにそっと扉を開ける。事務所に入ってきた探偵は肩に深い刃物傷を受けてシャツを派手に赤色に染めていた。奇しくも眷属となった日と同じ怪我をしているがあの日より痛みは遥かにマシだった。とにかくこの格好を相手に見られないようにと事務所の奥へ移動すると着替えを探し始めて)


9935: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-11-17 21:37:01

……っ、…翔太郎、? なんだい、それは
(相手に吸血を許して身を差し出すとこれまでよりも勢いよく首筋に噛みつかれる。痛みに思わず声をあげるも相手は気にすることなく血を啜っていて普段よりも本能が強いことに妙な焦りを覚えていた。吸血が終わって傷口がふさがれるも視線が合わずに離れてしまう、それから紅茶を飲む間も妙な距離感が出来ていて上手く言葉も交わせなかった。そしてゆっくり休みたいから、といつもより早い時間で相手が事務所を後にすればそれを止めることも出来ず一人残された。相手と出会って、眷属になって初めて妙な焦りや不安がずっと胸を燻っているがどうしていいか分からず、またずっと距離をとって過ごしていたせいで相手の自宅の場所も知らなくてどうすることも出来ない。朝が近づいてきても眠れず狭い棺の中に入って無理やり瞼を瞑って時間を過ごし、数時間たってやっと眠りに落ちた。そんな状態ではいつもより起きるのが遅くなってぼんやりとした中でガレージ内に起きてくる。時計を確認していつもなら相手が起こしに来る時間をとっくに過ぎていることに違和感を持ち、いつの日か渡された端末で相手からのメッセージを見て嫌な予感を覚えた。身支度を整える暇もなく事務所スペースに向かおうと階段に近づいたところで嫌な血の匂いを感じてしまう。昨日も感じたそれに背筋が冷たくなると飛んで階段をすっ飛ばして事務所スペースに入る、そこには更に血の匂いと相手の匂いは濃くなって恐る恐るそのもとに向かう。そこには肩に深い切り傷が入り血を流している、あの時見た光景そのままの相手がいて思考も息もすべてが止まった。目の前が一気に真っ赤になって、なのに手先や体が冷たくなっていく。昨日あんなにもう怪我しないといったのに。その姿を認めたくなくて震える声で名前を呼ぶ、しなくてはいけないことも衝動もごちゃ混ぜになって頭が真っ白になるがまた仕事に行ったことやこんな状態で帰ってきても自分に声をかけずに隠ぺいしようとしたころを理解してしまえば低く冷たい声で問いかけていて)


9936: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-11-17 22:27:16


あ、……いや……昨日、撤退していった奴らとまたカチあっちまって。昨日の俺達見て武装を強化してきやがったんだ。鉄パイプとか釘バットとか……サバイバルナイフとか…まぁ、シャツは派手に汚れちまったが体は眷属になってたおかげでこの通り問題ねぇよ。依頼も無事終わったし
(引越しの為少しずつ荷物を事務所に移動させていたがまさか仕事着一式を移動させたのがアダになるとは思わなかった。なんとか相手に見つかる前にデスク脇に置かれたストック分から隠蔽用のシャツを取り出そうとする、それを手に取った瞬間に気配を感じて振り返れば相手が傍に立っていて思わず顔が引き攣った。約束のためになんとしても隠し通さなければならなかったのに、よりにも寄ってあの時と同じ傷を相手に見せたくなかったのに。相手がこちらの名前を呼ぶがその声は震えていて様々な感情が入り交じっているのが良く分かる、その中には怒りも当然あるだろう。低い声で問いかけられればその色はより濃くなって息を詰まらせた。慌てて立ち上がって無意識に取り出したシャツを後ろ手に持つ。自分が相手の信頼を裏切っていることはよく分かっている、しかしおやっさんの縁から繋いだこの依頼を断りたくない。その願いと、もっと打算的な、相手の血が欲しいという欲望が相まって口から出たのはとぼけながらの言い訳だった。大量に血を失ってしまって昨日よりも吸血欲が上がっている、相手を視界に納めいつもより敏感になった嗅覚が相手の匂いを捕らえて血が欲しいと体が掻き立てられる。その衝動はなんとか相手を説得して血を貰わなければという焦りに変換されて、返事の隙を作らぬよう立て続けに喋り続けた。昨日よりも体はなんともないのだと必死にアピールして、最後には「血を飲めば全部治っちまうしな」と本音を滲ませる言葉を付け加えて)


9937: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-11-18 01:53:51

……ッ…、そういう話じゃなくて、人間だろうと眷属だろうと関係なく僕は君に傷ついて欲しくないっていうのがどうして分からないんだい!それとも僕の意見なんて聞くに値しないと言いたいのかい
(対峙した相手の顔は分かりやすく引き攣っていて立ち上がったと思えば何かを後ろに隠した。やましい事であることは認識しているようで冷たい目線を向けていれば弁解を始める。だがどう考えても偶然あの男達に遭遇する訳でもなく、あのメッセージの仕事は昨日の依頼の続きなのだろう。そして自分には一方的な報告だけでまた無茶をした、つまり昨日の時点で約束など守る気はなかったのだろう。溢れ出ている血の匂いを感じ取って本能が疼いているはずなのにそれ以上に裏切られた絶望に胸を貫かれて上手く息ができない。今まで他人と太い一線を引いてきて良くも悪くも深く関わることがなかった分胸の底がえぐられるような感覚に耐えられそうになかった。こちらに口を挟ませないようなマシンガントークの後吸血をあてにする発言が聞こえるとぷつりと何かが音を立ててちぎれた。湧き上がる感情を言葉としてぶつけるように叫び、冷たく鋭い視線を送る。相手を大切にしたいのに相手自身がそれを蔑ろにする歯がゆさと苛立ちに支配されて八つ当たりのように言葉を重ねる。感情のままであることに気付いて呼吸を挟むがそれでも収まらず睨むように見ると「…今日は血は吸わせない、僕は君の回復の為の道具でもないし僕のことをどうでも良いと思うならお願いと聞く必要ないだろう?」と強い口調で宣言して)

9938: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-11-18 08:08:46


それは……ッ!ンでそうなるんだよ!!大体俺はこれくらいの怪我大丈夫だって前々から言ってんだろ!お前の気持ちはありがてぇけど心配しすぎなんだよ!…おやっさんが繋いでくれた縁で護衛の仕事が立て続けに来てる。今の俺ならこの仕事を全部受けられる!それの何が悪いってんだよ!風.都のために今持ってる力を全部使ってるだけだろ!
(この怪我を納得してもらうために必死で言い訳を重ねるが相手に響くことはなくてその声はさらに低く、目線は鋭くなっていく。こちらを心配する叫びには心が揺さぶられて目線が揺らいだが、直後吸血を拒否されると目を見開いて怒りを滲ませた声で叫んだ。相手の気持ちも理解は出来る、何より自分が相手に傷ついて欲しくない。しかしこの街の探偵である以上誰かが泣いているのを放っておくわけにはいかないのだ。今それを実現する力を持つ以上、全力をかけて依頼を遂行するのがこの街の探偵の責務だろう。相手の想いも回復要員扱いしてしまっている自覚もきっちりと持っているのに吸血への渇望のせいで怒りが上回ってしまって上手く感情をコントロールできない、多少の痛みを我慢すれば舞い込んだ依頼を全て解決できるのにそれを止めようとする相手が今は探偵業の障害のように思えた。相手に詰め寄って顔を付き合わせる、その瞳は怒りと、相手の血を求める人外の色を宿していて「明日も護衛頼まれてんだ。きっと今日より派手な乱闘になる。 あの仮面の集団を潰すためにも俺は行かなきゃならねぇんだ。だから、お前の血がなきゃ困る」と威圧するようにこちらも低い声を出しながら再び吸血を要求して)


9939: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-11-18 11:34:43

君の身を犠牲にしなければ達成できない時点でまともな依頼ではないし、そんな仕事する必要ないだろう。…ならば尚更協力なんて出来ないし勿論血だって飲ませない。それに君は一回、その傷の重みを知るべきだ
(感情のままに低く鋭い目つきで言葉をぶつければ目線が揺らぐが吸血の拒否を突き付けると途端怒りの声があがる。今までため込んできた分を爆発させるように怒りをぶつけられるがどれも言い訳にしか聞こえなくて冷めた目を向ける。相手が探偵という仕事や想いを大切にしているからこそその意志を尊重してきたが極限を言えば特別な人以外の人間がどうなろうと微塵も興味がない身としてはそんな妙なこだわりのために相手が傷つくことが許せなかった。だからこそ昂った頭では正常な判断が出来なくて理解してくれない相手に対してわざと棘のある言い方で探偵の仕事をけなしてしまう。怒りと渇望に染まった人外の瞳で詰め寄ってきて威圧するように求めらえるが更に危ない場所に向かうと分かればもちろん承諾することなんかできず低く硬くなった声で拒絶の返事を返す。こんな目に合っているのに明日も同じ依頼を受けようとしているのもそうだが何よりこの状況でも自分に協力を持ち掛けたり助けを求める姿勢がないのが一番腹立たしくて体の芯が冷えていくようだった。相手の様子を見るに眷属といえど今日受けた傷は深いのだろう、すぐに回復するからこそまた無茶を重ねるのではと思考が及ぶと痛々しい傷からは視線を逸らし目の前にいる相手の肩に押して軽く突き放してその横を通り過ぎる。相手が動けるようになる前に事態を解決してしまえばもう巻き込まれないで済む、ちらりと外を見てまだ夜明けが来ていないことを確認すれば「ちょっと出てくる、今日は帰らないかもしれない」とだけ告げて玄関に向かって)

9940: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-11-18 12:42:12


ッ!!…依頼人は助けを求めて鳴.海.探,偵.事.務.所に来てんだ!まともだとか必要ないとか、お前が判断すんなよ!この事務所の探偵じゃねぇお前が口出してんじゃねぇ!!……勝手にしろ。俺はやるべきことをやるだけだ
(相手がこちらの言う事に聞く耳を持たない事と喉の渇きが怒りをさらに加速させて胸に溜まったものを吐き出すが相手の瞳は相変わらず冷たく意見を変えるつもりは無いようだ。それにさらに苛立ちを募らせていたが相手が探偵の仕事を、そして頼ってきた依頼人を貶すようなことを言えば頭の中でブチりと糸が切れる音が響く。変わらず吸血を拒否されれば怒りはますます増して肩を押されたところで我慢の限界を超えた。振り返りながら怒りのままに声を張り上げてはっきりと相手と探偵との間に線を引いた。そもそもは相手を助け出した時に自分のせいでおやっさんを亡くしてしまったのだ、そのおやっさんの意思を自分が継がなければ誰がこの街の涙を拭うというのだ。そのために己を犠牲にするなんて、当たり前だろう。勝手に出ていこうとする相手から視線を逸らし冷たい声で素っ気なく返事をすると握りしめたままのシャツを手に事務所の奥へ引っ込んでいく。相手が外へ出たタイミングでシャツを脱ぐと体についたままの血を軽く拭ってから新たなシャツを着た。相手の匂いが残る事務所では吸血衝動が刺激されて喉が異様に渇く、水をがぶ飲みするがそれで癒されるわけもなく思わず悪態をついた。そのタイミングで端末が着信を知らせる、電話に出てみれば明日約束していた依頼人で焦った声で『マズイんだ翔太郎くん。奴らに囲まれそうだ』と聞こえてきて肝が冷える。明日研究所から荷物を運ぶのを護衛する予定だったがその前に研究所へ直接あの仮面の男達が攻めてきたようだ。直ぐに向かうことを伝えれば事務所を飛び出しバイクに乗って現場へ向かう、研究所につけば依頼人が男達に囲まれているところだった。バイクのままその場へ突っ込むと仮面の男を薙ぎ倒していく、相変わらず物騒な装備が多いが多少攻撃を受けながらでも難なく制圧できる。しかし今回は数だけは多く既に依頼人が囲まれていたのも相まって『動くな』という声が響く、そちらに目を向ければ依頼人がガタイのいい男に捕まり拳銃を突きつけられていた。怯える依頼人の顔を見れば指先さえ動かさず男を睨むことしか出来ない。直後派手な発砲音が響いて胸板に激しい痛みが走る、撃たれたと認識出来たのは数秒で直ぐに意識は暗転した。ガタイのいい男は周りに指示を出すと依頼人と探偵の体を無理やり車に押し込んで何処かへと連れ去っていって)


9941: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-11-18 14:52:26

……、…宜しく頼むよ
(苛立ちと感情のままに外出する旨を伝えると相手からはそっけなく冷たい声が返される。勢いよくドアを閉めたせいで大きな音が鳴るがそれだけで気分は晴れずに夜の街に飛び出した。最近ではこうして夜に一人で外に出る機会は少ない、その原因を思えばまた感情が乱れそうになるが小さく息を吐いて気持ちを落ち着かせた。勢いで出てきたものの相手の依頼人のことや仮面の男達のことはほとんど知らない、相手の探偵業にあまり関わっていないことを痛感させられながら更に闇に紛れる方に進む。まずは情報を集める手を増やそうといつもの合図で寄ってきた蝙蝠とカラスに手のひらを引っ掻いて作った傷から血を与えて一時的な眷属にする、こちらが分かっている情報を伝えて引っかかる物を探すように使役の令を送れば一斉に空に飛び立っていった。それから街中をあてもなく探し回ってみるもめぼしい情報は得られない。夜風に当たっていれば少しずつ頭も冷えてきて相手に酷いことを言ったかもしれないと不安が過ぎる、だが今更戻るにしても上手く話せる気がしない。落ち着かない心境で綺麗な満月の空を見上げているとぐらりと一気に波の様な気持ち悪さと喪失感が襲ってきて咄嗟に柱を支えにする、初めて感じる強烈な不快感に眉を顰めていれば直後使役していた蝙蝠から妙な音の察知報告があがる。偶然にしては出来過ぎたタイミングにいても経っても居られずにまだ街の中でありながら飛び上がりその場所に向かう。その道中、下ですれ違った車から一瞬だけ見知った匂いが香る。それがついさっき濃く嗅いだ血の匂いだと気付けば背筋は冷え切って方向転換してその車の追跡を始めて)

9942: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-11-18 18:09:27


……、……っ……どこだ、ここ?
(海辺の倉庫街を何度も曲がった先、ただの輸入倉庫のフリをしたその中には仮面の男がチラホラと歩いている。本命はその更に地下で仮面の男達が息を殺してひしめき合っていた。その中の一室、捕らえた人間を逃がさないため広い施設の一番奥に備えられたその部屋には人間を痛めつける為の道具だけが備わっていた。最初に感じたのは痛みで意識を無理やり叩き起されると目を開ける、朦朧とした視界がゆっくりと視界を結んで周囲を見回した。認識できたのはどうやら何処か暗い部屋の一室らしいということだけ、体を動かそうとするが直後ミシリと音が響いて自分が椅子にロープで括り付けられていることに気が付いた。撃たれた箇所は未だにじわりと痛い、いつもならば傷が塞がっていてもおかしくないのを考えればきっと体内の血が足りないのだろう。状況が分からず思わず呟きを零せば『おいマジかよこいつ本当に生きてやがる』と声が聞こえてくる、声の方に顔を向ければそこには数人の仮面の男と同じく椅子に括り付けられた依頼人の姿があった。依頼人は怯えきっていてなぐられたのか頬が腫れ上がっている、その瞬間に意識が覚醒しぶわりと怒りが湧き上がるが同時に異常な喉の渇きを覚えた。依頼人に危害を加えられたことに怒らなければならないのにそれ以上に体が血を渇望している。ここが何処か分からないがこちらがしくじって依頼人を危険に晒しているのだ、一刻も早く依頼人を救わなければならないのに脳内は甘美な血が欲しいという欲求で塗り潰されそうになって瞳が揺れる。そんなこちらの様子など気にもせず男達はこちらにナイフを向けると『お前にも聞いてやる。例の装置は何処だ』と覚えのない事を聞かれ、しかし答える余裕もなくただ己の吸血衝動を押さえつけるのに必死で)


9943: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-11-18 19:49:24

……ここだ。 …、…
(かすかに抱いた違和感と勘のようなものを元に一台の車を追いかける。流石に吸血鬼の力を持ってしても車の速度には及ばないが大体の方角を掴めばあとはそれを辿るだけだ。そうしてたどり着いたのは海辺の倉庫でやけに辺りが静かなのもあって様子を伺いながら気配を探る。その中で特に仮面の男か出入りしたり何処かに連絡を取りあっている倉庫を見付ける。そして多くの人間の匂いと共に微かにだが相手の血の匂いを感じて眉を顰める。恐らく相手はこの中だ。吸血鬼としてあまり目立った行動はしたくないのだが特別な存在に何かするつもりなら取り戻すまでだ。正面から入ろうとすれば当然仮面の男に引き止められるが持ち前の力で逆に腕を取って押さえ込み床に沈める。そうしてあっという間に見張りを何とかしてしまうと倉庫の中に侵入する。まだ息のあった者から連絡が入ったのか既に臨戦態勢の男に出迎えられ「ちょっと返して欲しい者があるから通してくれないかい」と聞いてみるも当然簡単に通してくれそうにない。人数差で詰められないよう近付いてきた男の体勢を崩しそのまま体を集団の中に投げ飛ばす。冷静さに欠いているせいか力の制御が出来ず人体から鳴ってはいけない音と壁から轟音が建物全体に響いた。人ならざる能力と怪力をふるいながら男達を薙ぎ倒していき、血をたどって相手を探して)


9944: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-11-18 21:14:06


……っ、……ぐ……ガ……ッ!よこせッ!!
(依頼人を傷つけられた怒りと早くこの場から脱出しなければという思考の合間に血が欲しいという欲求が割り込んできて体を支配しようとする。そんな状態で仮面の男達の質問にまともに答えられるはずもなく歯を食いしばっていれば男はこちらに向けていたナイフを依頼人の首元に突きつけた。直後地下全体に地響きのようなものが鳴り響く、尋常ではない音に男は『なんだっ?!』と動揺して狭い部屋を見回した。その瞬間に、ナイフの切っ先が依頼人の首を僅かに掠めた。途端に広がる血の匂いに目をまるまると開く、焦点があっているのか分からない瞳は依頼人の首へ吸い寄せられて赤い一筋が見えた時には理性が飛んだ。叫ぶと同時に縛り付けられていた椅子ごと破壊して立ち上がり拘束を解く、男が驚愕する間に人のスピードを越えて依頼人の肩を捕らえると口を大きく開けた。しかしその瞬間に、今手を添えている体がいつもとは違う人物であると、フィリップではないことに気がつく。おかげで喉を食い破る勢いは衰えて牙を立てて噛み付くに留まった。依頼人は悲鳴を上げて気絶してしまう、溢れ出た血を吸い上げたが直後顔を歪めた。吐きそうになるくらいの腐卵臭に嗚咽しそうになるほどの舌触りの悪さ、極めつけに雑味を詰め込んだような味に思わずむせ込み血を吐き出す。口を乱暴に拭うと「ンだよこれ」と悪態をつき余りの不味さに怒りさえ湧いてきた。今すぐに血が、この渇きを満たす血が、最高に美味い血が、必要なのに。渇きと怒りで頭がどうにかなりそうだ、「フィリップのが」と口にするがここに相手はいない。こちらの隙をついたつもりか男が襲いかかってくるが軽く腕を振っただけで吹っ飛んでいってしまう。腰を抜かしたもう一人の男のナイフを奪って腕を無理やり掴んでナイフで切りつける、そこから出た血を口にしてみるが「くそッ!不味すぎんだよ!」と八つ当たりを言い放って拳を浴びせ意識を奪った。今すぐに血が必要だ、朦朧としながら扉を蹴り飛ばして破壊すると「血が」とうわ言のように呟き、こちらに向かってきた男を殴りつけて意識を奪う。また歩き出して「フィリップ」と無意識に口にするが渇きが癒されることはなく、またこちらを捕らえようとしてきた男の腕を捻って噛み付いてみるが食えたものではなくて「なんでどいつもこいつも不味いんだよ!!」と怒鳴り散らして男を壁に叩き付けた。相手が同じタイミングで侵入し騒動になっているのを知らないまま「フィリップ、」とまた無意識のうちに呟く。意識した行為ではなかったが相手の名前を呟くと僅かに本能を押さえつけられて襲いかかる男をギリギリ殺さずに済んでいた。適当な人間の血を口にしては不味くてえずきながら吐き出すのを繰り返して口が真っ赤に染まった頃、傷口が癒えぬまま動いたせいか渇きは限界を超えて意識さえ混濁してくる。騒動を聞きつけたのかあの時のガタイがいい男がやって来て怒りのままこちらへと襲いかかってくるが制御の効かない体は男を簡単に地面へと捻り倒した。男の額から血が流れる、ドブのような匂いなのに血が欲しくて堪らない。「フィリップ…!」とまた無意識に呟くが本能は限界を迎えてナイフを振りかざせば「もうお前でいい!俺はっ!血がッ!血がッあ゛ああああッ!!」と半狂乱のままナイフを振り下ろして)


9945: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-11-19 01:06:03

…ねぇ、翔太郎何処?…っ、この匂い……、っ、しょう、たろう?
(急がなくてはという焦りとこんなところに相手が居る不快感と立ち塞がってくる怒りで感情は入り乱れているのに妙に思考は冷静で人外の力で男たちを倒していく。辺りに血が漂って暫く血を吸えてない体は渇きを訴えるがもう他所で吸血をするつもりはなくて足でその体を端に避けた。ある程度片づけたところでまだ息のあるリーダーっぽい人物のもとにしゃがみこんで低い声で居場所を尋ねるとどこか怯えたように奥の扉を指さす。衣類を整えてからその扉に向かい、地下への階段を下りていけば更に濃くなった血の匂いと悲鳴にも似た叫び声が聞こえてきて嫌な予感に足を急ぐ。進んでいけば血を流しながら地面に倒れうめき声をあげている仮面の男の姿があって目を見開く、まるで怪物に襲われたような姿に事務所を出る前の必死に血を欲しがる相手の姿が重なって背筋が冷える。急いでその通路を進んでいけば叫び声と大きな物音の発生源に近づいていき、施錠された扉を足で思いっきり蹴り飛ばして穴をあければそこに人間に襲いこの状況を生み出した怪物がいて目を見開く。見知った顔に服、そして匂いも全部見知ったものなのに凄惨すぎる現場に目の前の人物が一瞬相手だと理解出来なかった。瞳を揺らし伺うように名前を口にしていたが相手がきらり光るもの、刃物を持って狂乱しながら振り下ろそうとしていればとっさに体が動いて全ての力をもってして相手の元に駆け寄る。人間はどうなっていいが相手の手は汚したくない、ただその一心で人間と相手の相手に身を滑り込ませると「翔太郎!!」と叫んだ。だが勢いを持った腕の動きは簡単に止まらず振り下ろされた刃物がこちらの肩に命中して深く突き刺さる。うめき声と悲鳴に似た声が喉から絞り出されて途端血があふれ出すが相手のことを止めたくてふらついた体を踏み出して相手のそばに寄ればまた「っ翔太郎」と名前を呼びながら制止させるように相手に抱き着いて)


9946: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-11-19 07:45:20


…っ!!……え、…フィリップ?……あ、あぁああっ!
(血が、血が、今すぐこの喉を渇きを満たす血が、失った分を癒す甘美の味が必要だ。目の前にある血はドブの匂いしかしないがもう背に腹はかえられない、不快な血への怒りと吸血衝動が綯い交ぜになって体が突き動かされるままにナイフを振り下ろした。手から刃物が肉を引き裂く感触が伝わる、しかし直後芳醇で甘美な香りを嗅ぎ取れば動きを止めた。渇望した美味い血の香りがして飲みもしていないのに酔ったように頭を揺さぶるが直後体を抱き締められて愛しい声が聞こえてくれば間の抜けた声が出た。柔らかな感触とここに居ても良いと思える安心感、何よりもずっと離れたくないと思う優しい匂い、あれだけ体を支配していた本能が抜け落ちて確かめるようにその名前を呼ぶ。傍にある体を掴めば漸く相手がいるのだと気が付いた。しかし同時に今ナイフを突き立てた体が、溢れ出る血が、相手のものであると認識すれば体がぐちゃぐちゃに引き裂かれた気がして悲痛な叫び声をあげる。今自分がナイフを突き立てたのは、傷つけたのは、何よりも大切な恋人だったのだから。こちらを抱き締める体はいつもより力無くこちらからも腕を回すと「フィリップ!!」と叫ぶ、あれだけ血を欲していたのに香り立つ相手の血の誘惑よりも相手への気持ちが遥かに上回っていた。深く突き刺さったナイフは血を絶えず溢れ出させて今も赤が相手の服に広がっていっている、頑丈だと思っていた相手がこれほど弱っているのは見た事かなくて肝が冷えて焦りと自分が相手を傷つけたのだという絶望とで息が出来なかった。加減も分からず自分の服を引きちぎると肌を露出させる、そこには銃弾が貫通した跡があって未だに完治せず血が滲んでいる。相手を強く抱き寄せて傷口へ近づけると「フィリップ!早く飲め!俺のせいで…お前が死んじまう!早くッ!!」となんとか相手を回復させようとして)


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