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相乗りで何処までも 【 〆 】/9886


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自分のトピックを作る
9836: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-10-31 20:15:20


……んっ、…フィリップ……いい子だな…
(相手が吸血しやすいように、そしてより相手の本能を掻き立てるように胸元のボタンを外して素肌を晒す、案の定相手は欲しくてたまらないと言わんばかりの鳴き声を上げていて衝動に負けそうになっている姿にどうしようもなく高揚していた。背中を押してやれば相手は震える声を出す、その吐息は冷たい肌からは想像ができないほど熱くて脳がクラりと揺れた。いっその事相手が理性に完全敗北して吸血鬼の本能のままに求められても構わないのにと飛躍した考えが一瞬過ぎる、それを相手が恐れているのを分かっているからこれ以上煽ったりしないのだが。人間と同じ柔らかな唇が触れて直後人間にはない一際鋭い刺激が走ると思考を通らない声が溢れる、より強く抱き締められるのを感じれば両腕を背中に回して掌で優しくそこを撫でた。体から血が抜けて意識がふわりと浮かび上がる感覚に苛まれながら無意識のうちに名前を呼ぶ、この感覚の分自分のものが相手に取り込まれたのならばそれさえも幸せに感じてしまう。この行為に罪悪感を抱かないよう優しく背中を撫でるのを続けながら邪魔にならないよう極軽く頭に擦り寄って甘んじて吸血を受け入れていて)


9837: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-10-31 21:28:59

…ん、……は、ぁ……
(甘くとろけて幸せな味が舌に触れて喉を伝う。こんなにも甘くて美味しいのは久しぶりの血だからか、それとも相手から与えられているからなのか判断がつかないまま本能のまま吸い付き体内に取り込んでいく。もっと食らいたい、全部自分のものにしてしまいたいと吸血鬼としての本能が刺激されて獲物を押さえる指に力がこもるが優しく背中をなでられ名前を呼ばれるとこの行為すら受け入れられているのが分かって肩の力が抜ける。血を食らうというよりも相手の存在を確かめるように吸血を続けた。やがて体が満たされ相手がすり寄ってくるのを感じれば一線を越えない内に吸血痕に舌を這わせて傷口を閉じてからゆっくりと顔を離す。まだ口の中には相手の味が残っていて無意識に唇を舌で拭っている間も視界がぼやけるほどの満ち足りた倦怠感と余韻がゆっくりと身体に広がっていく。ほかの人の血を吸ったときはそんなことはないのに、相手の血だけはふわふわと酔うような満足感があってまた相手の温かさを求めるようにまた肩に顔をうずめると「…きみの血、甘くておいしい」と感想の呟きを零して)


9838: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-10-31 23:41:37


……ぁ、…っ、ん……ハ……なら毎日飲めばいいじゃねぇか…
(薄暗いガレージの中、時折相手が血を飲み込む音が微かに聞こえてくる、こちらを逃がさないように抱き締める手に力が入って指先が肌に食い込めば痛みとなるのにそれが相手から向けられるものならば胸を満たしてしまう。牙と指が食い込む痛みと血を取られて薄れていく思考、どちらも加害的なものなのにそれらは相手が唯一自分に向けるもので、そんなものでさえ独占しているのならばただただ感じるのは幸福だけだった。やがて食いこんでいた牙が抜かれる感覚があって痛みが無くなればポッカリと物足りない穴ができあがり思わず切なげな声を出す、傷口を塞ぐために舌が這えば違う刺激が加わってまた声が溢れた。血が抜かれ思考がまともに動かず惚けた顔で相手を見る、そこには吸血し終えてこちらと同じく恍惚とした顔で舌舐りをする相手がいて今まさに捕食されたのを見せつけられたようで背筋が悦で震えていつの間にか熱くなった吐息を吐き出した。再び顔を埋める相手を抱き留めて優しく頭を撫でてやる、何時の間にか相手に吸血をされて他では得られることのないもので満たされるようになってしまっていて正直相手に吸血されるのは幸福な行為のひとつになっている。それを躊躇する相手に以前の話を思い出せば「なぁ、フィリップ」と声をかける。今度は遠慮なく相手に擦り寄りながら「前言ってたお前にたくさん血を吸われればお前みたいな吸血鬼に近づくって話、そろそろ真剣に考えねぇか?」と伺うように問いかけて)


9839: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-11-01 04:06:41

…ん、……嫌だ、何回言われても変わらないよ。君を人間という理から外すようなことはしたくない。
(心も体も満たされて顔を離せば切なげな声が聞こえる。血を抜かれて惚けたような表情を見せる相手に顔を埋めれば頭を撫でられて長く息を吐いた。血はその持ち主によって味や口触りが違うが相手の物は特段美味しくて心が震えそうな味だ。だからこそ毎日摂取なんてすればハマりきってしまうのは目に見えている、だからこそ今の頻度で抑えている訳だが相手に名前を呼ばれると自然と顔を上げる。今度は相手から擦り寄ってきてそれを緩く撫でながら様子を伺っていると以前少しだけ漏らした話題を振られて動きを止める。吸血鬼と触れ合いその牙で血を吸われ続けていれば少しずつその体は吸血鬼の都合のいい形に変化していく。それを今でも心苦しく思っているがさらにその先を求められるとキッパリと反対の意志をしめす。自分に近づくのは良いことばかりではない、この街を愛して大切に思っていることや優しく何事も真剣に取り組むところを見れば人として一生を過ごして欲しいと思うのは自然なことだろう。さらに人が吸血鬼に近づく方法の一つが頭に浮かぶと苦々しい顔をして「…それにその方法を完了させるには僕の血を飲まなければならないんだ。人間である君がそんなことする必要ない、君はこのまま普通通りに生きてくれ」と契約の一部を明かすと共に頭を優しく撫でつつ頑固反対の姿勢を取って)

9840: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-11-01 08:43:16


なっ、ンでだよ!!……お前の血を飲むのの何が問題なんだよ。お前はずっと美味い血を飲めて俺はずっとお前とここでお前と過ごせて、何の不都合もねぇだろ
(吸血という甘美な行為に酔っている今ならば相手の決心も揺らぐだろうかと以前に聞いた所謂相手の眷属になるという話を振ってみる、しかし相手から一切迷うことなくキッパリと断られてしまってふわふわしていた思考は一気に冴えて思わず叫んでしまった。その後に続いたのは常套句の言葉で思わず顔を俯かせる、相手はこちらが人間のままでいることに強い拘りを持っているが何処に問題があるのかこちらには分からない。吸血鬼の都合のいいように体が変わると説明されたが吸血はこちらも望むもので餌に成り下がるという意味では決してないはずだ。吸血鬼の眷属になりたいのではなくただ相手と同じになりたいだけ、しかし相手はこちらを【人間】と称してそれが無慈悲にシャッターを下ろされ拒絶されたような、虚しくて突き刺さるような寂しさが襲い来る。頭を撫でられただけでそれは癒えなくて相手に強く抱き着き今度はこちらが肩に顔を埋める、普段は世話を焼いて子供扱いすることもあるのにこの話題になるといつもこちらが駄々を捏ねる子供のようになる。胸の痛みを和らげるように息を吐き出して「人間って呼ぶなよ」と小さな声で文句をつける、人間の力で精一杯強く抱き締めると「普通に生きたら、お前にとって俺は瞬く間しか一緒にいられねぇじゃねぇか」と相手の世界から排除されることにまた寂しさを覚えていて)


9841: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-11-01 10:46:07

…そんな簡単な話じゃない。吸血鬼になるってことは今君が知っている街の人の死を全員分見送る立場になることだ、昼間も簡単に外に出られなくなる。…君には普通の、光の生活を送って欲しい
(相手の提案をキッパリと断ればすぐに反対の声があがる。どんなに頭が蕩けかけようともここは譲れない一線で文句を言う相手をじっと見つめる。だが相手からは強く抱き着かれてしまって人より低い体温の腕でそれを受け止めた。相手に散々言われるが現実はそう簡単な話ではない。長い寿命を得ると知り合った人間は先に死んで全員を見送る立場となる、誰とも同じ時間を共有することは出来ない。それに光に弱くなれば必然的に夜にしか街を歩けなくなる。相手の探偵という仕事においては致命的なデメリットになるだろう。今こうして相手と一緒にいることでさえ相手の寿命を削っていると思えば心苦しくて視線が自然と伏せられていく。慈しむようにこの頭を撫でて吸血鬼の闇側でなく明るい人間の世界の人であることを強く願う。それは相手の言う通り長い人生の中で一部だけを共有することに他ならないが頭をくっつけ軽く擦り寄ると「君の事は忘れないよ」と別れを前提とした言葉を送って)


9842: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-11-01 11:59:23


……それがお前が抱えてる悲しみなら一緒に背負わせてくれ。日光の問題は日傘でどうにでもなる。この街の人の死を永遠に見送ることになっても、それよりも、俺は……
(必死に眷属化に問題はないと訴えてみるが相手の結論が変わることはない、抱き留められはするがどうしても踏み込めない厚い壁が相手との間にある気さえしてくる。相手がデメリットとしてあげるそれらはきっと相手が長い時を生きるうちに抱えたものなのだろう。相手は数え切れないほどの人の命を見送ってきたはずだ、いつか自分がその中のひとりになるのが耐えられない。探偵の仕事もやりにくくなるかもしれないが全くやれないわけじゃない、相手が先程口にした例を言い返してみるもののそれで相手の心を変えられる気はしなかった。頭を撫でられるが宥められているように感じて飲み込むことができない、眷属になれば愛するこの街で普通以上に沢山の悲しみを目にすることになるのだろうが、それよりも相手を選びたい。いつの間にか縋るような言い方になりながら胸に秘めた気持ちを、もっと深い関係を望む言葉を口にしようとする、しかし相手がこちらを思って同族になるのを拒絶している気持ちも分かって一瞬言い淀んでしまうと、その隙に別れにも近い言葉を言われ息を飲んでそのまま瞳を揺らした。擦り寄られる心地良さより相手と離れざるを得ない事実が、共にいることを望まれないことが、何よりも胸に食いこんで痛い。喉が詰まって苦い味がする、瞳の奥が握りつぶされるように締まる、「ンなこと言うなよ…」と小さく捻り出すのが精一杯で抱き締める手でそこにある布を強く握ると「…置いていかないでくれ」と震える声で縋るように懇願して)


9843: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-11-01 14:52:58

…君の気持ちは嬉しいよ、ありがとう。こんなに思って貰えるのは幸せだね。
(こちらが挙げたデメリットに関して相手がその対処法をあげていく、その必死さや健気さが心に染みて温かくなるがやはり相手の人生を大きく変えてしまう願いには頷けない。こちらにしがみついてくる相手を優しく撫でて宥めていたがその中の一つで相手どの記憶を大切にして忘れないと告げるとその瞳が揺れた。苦々しい顔をして小さく呟いて精一杯求めてくれる相手に目を細めると頬に手を添え、そこを撫でながら感謝を伝える。今ある記憶の中では相手が一番強く自分を思ってくれて、大切な人だ。だが、だからこそ相手には幸せな普通な人生を過ごして欲しい。寿命を思えば置いていくのは君だろう、とは口には出さず曖昧な笑みを浮かべて自分の想いを伝える。このままでは相手がずっと沈んだ顔になりそうで少し悩んでから「えいっ」と声に出すとその体を横抱きに持ち上げる。血を吸ったばかりでは力が有り余っていて後ろの羽で軽く宙に浮かぶと上下に軽く動きながら「血を貰って体もすっかり元気になったし街に行こうよ、翔太郎」と明るい口調で声を掛けて)


9844: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-11-01 16:08:46


…っ…………な、…そういう約束だったな。もう日も沈んでるだろうしハロウィンの様子見に行くか
(頬に手を添えられてその手は冷たくともこちらを思う暖かい言葉が降ってくる、それが何より相手の優しさで心からの感謝だと分かっているのに、それもこちらを拒絶するような言葉に思えてどうにもならない現実に目を強く瞑って顔を俯かせた。こんなに近くにいるのに相手との距離はあまりにも遠い、だがこれ以上縋ったところで相手の心変わりがないのも分かっている。この関係にいつか訪れる終わりに打ちひしがれていれば突然体が宙に浮いて声がでる、どうやら相手に抱えられたようでそのまま地面から離れれば目を開いて丸くした。見た目は華奢なのにこちらを軽々と持ち上げるくらいには相手は正真正銘の吸血鬼らしい。意識的に明るい声を出す相手にゆっくりと息を吐いて自分の願望を沈めていく、誰かに追い縋るなんてハードボイルドじゃないと自分に言い聞かせるが同時に心の何処かが軋む音が聞こえた。こちらも無理やり笑みを浮かべれば螺旋階段の上を指差し「あそこまで頼むぜ、フィリップ。あ、外では飛ぶなよ?」となるべくいつも通りを意識して冗談めかして言い)


9845: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-11-01 17:29:32

ああ、任せてくれ。
(相手の願いは叶えられないと遠回しの意味を込めて感謝を伝えたがやはりその顔は俯いてしまう。このままずっと押し問答を続けてもどうしようもなく、相手の体を持ち上げると驚きの声が上がった。湿っぽい空気を切り替えるように明るい声を掛けると相手からも全てを飲み込んだような様子が見えてその優しさに胡座をかいていることに胸は痛みつつこちらも軽い笑みを浮かべて頷いた。そのままふわりと浮かび上がったまま螺旋階段をすっ飛ばして扉をくぐり抜け事務所スペースに向かう。そのまま降ろすことなく相手こだわりのハット掛けの元に向かうとそこから独断でピンと来た物を選んで相手の頭に被せる。角度も調整していつもの相手の姿を作りあげれば満足そうに「これで良し」と呟いた後「じゃあ行こうか」と告げてから横抱きのまま事務所を後にして外への階段を降りていこうとして)

9846: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-11-01 18:49:51


…ありがとよ、フィリップ。……な、待て待てっ!このまま出ていけるわけねぇだろ!!下ろせ!
(空を飛ぶという感覚は何度経験しても慣れない、先程あんな話をしたあとではこれも相手との間にある決して埋められない差なのだと思ってしまって胸に痛みが突き刺さるが相手の軽い笑みを前にこちらも同じく小さく笑みを浮かべていた。そのままガレージを出れば抱えられたまま帽子が選ばれ被せられる、拘りの帽子を相手に選ばせて良いくらいには気を許していて抱えられたまま世話を焼かれるなんて甘やかされる行為に照れ臭そうに笑って、同時に胸の痛みは少し和らいだ。いつもクールでハードボイルドな男で居ようとしているが相手の前では不意に肩の荷を下ろしてしまう、それは相手が吸血鬼という長命で人智を超えた存在であるから以上に相手だからというシンプルな理由なのだがそれを伝えたことはなかった。擽ったい気持ちになっている間にいつの間にか事務所を出て階段を下っているのに気が付く、そこでようやくハッとして相手の腕をバシバシと叩いて制すると無理やり腕の中から抜け出した。危ないところだったと息をつけば「俺のハードボイルドなイメージが崩れるとこだったぜ」と一人呟く。咳払いをして改めて相手の方を向けば「会場は風.都.タ,ワ,ーの周りだ。ちゃんと人間のフリしろよ?」と釘を刺して)


9847: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-11-02 00:04:42

元々崩れてそうだけど…、わかってるよ。行こう、翔太郎
(相手にハットを被せて出発する準備が整えば相手を抱き上げたまま事務所を後にして階段を下る。その途中急に相手が暴れだしてこちらの腕を何度も叩いてくれば仕方なく怪我しないように気を付けながら地面に降ろした。これくらいどうってないことだと思うのだが相手は妙に気になるらしい。いつもの枕詞であるハードボイルドの意味を以前調べたことがあるが自分の前はもちろん、外でもそれにあてはまっているとは思えなくて思わずツッコミを入れる。そして改めて前置きをされると子ども扱いされているようでちょっぴり拗ねた顔をしつつ夜に染まってハロウィンのオレンジや黒のイルミネーションで彩られてた風.都.タ,ワ,ーを指さしてそちらの方に歩き出した。少しして街の中心に近づいてくればちらほらと仮装している街の人を見かけるようになる、興味深そうにキョロキョロしながら歩いていたが風.都.タ,ワ,ーに近づきハロウィンの飾りや音楽が流れてくるようになれば目を輝かせて辺りを見渡す。血を吸ったおかげか吸血欲求が出ることもなく普段夜に出歩く分ここまで人が居て賑わっている街の姿を見ることがなければ「夜なのに凄い人の数だ…!」と興奮気味に声を上げていて)


9848: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-11-02 12:46:27


ハロウィンは夜が本番だしな。さっき言ってた依頼ってのはこの会場の見回りだ。だから適度に様子見つつ浮かれねぇように…
(探偵として何より大事にしているハードボイルドであること、この街の探偵の最低条件なのに相手からは元々崩れているなんてツッコミを受けてしまいきっちり「崩れてねぇよ!」とツッコミ返してしまった。ハットの位置を直してから会場に向かえば日が落ちてもまだまだ会場は賑わっていて多くの人が仮装して歩いている。相手はずっと忙しなく周囲を見回していて目を輝かせている、先程子供扱いされて拗ねたばかりなのに子供っぽくはしゃぐ姿に「離れんなよ」と小言を言いながらも口角は上がっていた。相手にとってはこれだけの人がいることも珍しいようで返事をしながらもっと人が多い場所につれていけばどんな顔をするのだろうと想像してしまう。夏祭りであれば夜で人も多く、花火も見ることができてうってつけだろう。相手がこちらのことをずっと覚えていてくれると言うのならできるだけ楽しい時間で記憶を満たしておきたい。密かに新たな予定を立てつつ夜の依頼について伝えておく、会場は暗く仮装のおかげで正体を隠すことが出来る場所故不穏な動きがあったのだ。そんな事情もあり油断は出来ないと伝えようとした時、イベントスタッフらしき人がこちらに駆け寄ってきて『そこのフェイスペイントのお兄さん!お菓子集めやってみませんか?』とジャック・オ・ランタンを模した小さなお菓子入れを差し出してきて)


9849: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-11-02 20:53:04

なるほど、なら色んなところを回った方がよさそうだね。…お菓子集め?
(珍しい周囲の景色を見まわして目を輝かせていると相手から依頼の内容が教えられる。どうやらこのハロウィン会場の見回りのようでこの場所の雰囲気も楽しめて一石二鳥だ。不審な人物に遭遇したとしても相手とならばなんとかなるだろう。気を引き締める相手に対して楽観的な様子で歩いていると狼男の仮装をしている人がこちらにやってきて不思議な形をしたかごのようなものを差し出してきて反射的に受け取る。フェイスペイントというワードがぴんとこなかったものの自分たちに話しかけられているとわかれば首を傾げる。話を聞くところによると同じように会場にいるイベントスタッフに合言葉を言うとお菓子が貰えるらしい。一つ一つ形が違っていて全部集めるとちょっとした景品もあるとのことだ。『凄く気合の入った格好されてますから楽しめるはずですよ!』とさらに言われると相手の方を見て「この辺りを見回るなら参加してみてもいいかい?」とキラキラした目を向けながら尋ねて)

9850: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-11-03 07:56:24


あ……まぁ会場を一周するついでならいいか…でも仕事中だからな!あんまりはしゃぐなよ!
(気の抜けないこちらに対して相手は好奇心全開でそれが目に付いたのか狼男の仮装したスタッフが近づいてきて、その瞬間にこのイベントの目玉のひとつを思い出すと思わず声が出る、この催し物を教えられて相手が興味を示さないはずが無いと今までの経験から瞬時に分かったからだ。スタッフから説明を聞き相手は案の定目を輝かせるとその目をこちらに向ける、これはもうダメだと言っても聞かない目だ。それにこうやって人の多い場所で相手がこんな顔をすることなんて今までになくて、それを思えば相手にこのハロウィンというイベントを楽しんで欲しいという気持ちが勝ってしまった。格好だけでも呆れたため息をつくが人の中で楽しもうとする相手に嬉しさが勝って口角をあげながら了承の返事をする、一応釘は刺して置いた。狼男のスタッフは『楽しんで下さいね!』と言ってその場を去っていく、気を抜かないようにしつつ会場を回ることを決めるもふと思い至ればすました顔で相手の方を見て「そういやさっき言ってた合言葉って、お前知ってんのか?」と浮かれるなと言っていた本人が楽しげに問いかけて)


9851: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-11-03 13:42:38


君より重ねている年は多いのだから子供扱いしないでくれ。 勿論知っているよ、トリックオアトリートというのだろう?
(相手から了承を得ることが出来れば無邪気に喜んでカゴを握り締める。だが先程から相手に何度も釘を刺されていれば若干ムッとしながら自分の方が年上だと主張する。見た目は相手と同じくらいか少し下に見えるかもしれないが既にその十倍以上は優に生きているのだ。スタッフが驚いたのには気づかないまま手を振って別れると相手に合言葉について聞かれる。何処か嬉しげな様子にこちらも得意げな表情を浮かべて本などで得たハロウィンの合言葉を披露する。仮装した子供などがお菓子を貰う為に使うお決まりの言葉のようでふと良いアイデアが浮かぶと少し口を大きく開けて牙を見せながら「トリックオアトリート!」と相手に声を掛けて)


9852: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-11-03 16:46:14


誰が言ってんだよ…え、……ほんとは子供用だけど、悪戯は勘弁、…
(相手は見た目こそ、特に今夜は人間とほとんど変わらないが悠久の時を過ごす吸血鬼なわけで、再三釘を刺せば抗議の表情を浮かべる。だがそういう行動こそが子供っぽいわけでついついこちらもそういう扱いをしてしまうのだ。呆れ半分に誤魔化しつつお菓子を貰う合言葉を尋ねてみる、流石本の虫なだけあって人間の文化もバッチリのようだ。それなら安心だと返事をしようとした矢先、相手は何かを思いついたようでこちらと目が合う、直後それこそ吸血鬼らしく牙をこちらへ見せながらハロウィンの合言葉をこちらへと言ってくれば言った先から子供っぽいことをする相手に思わず笑ってしまった。イベント会場を回る以上知り合いに声を掛けられるかもしれないと内ポケットに忍ばせていた大玉のキャンディを取り出す、気取った仕草をしながら相手に差し出そうとするがハタと思い直すと手を引っ込めて「…さっき甘いのをお前にやったよな?」と笑いを噛み殺してすました顔をしながら先程の吸血のことを持ち出して)


9853: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-11-03 21:44:25


ハロウィンの会場にいるなら君も対象だろう?…え、確かに甘かったけど、あれはお菓子じゃないし…
(相手と目があえばここぞとばかりに合言葉を口にしてお菓子をねだる。先ほど子ども扱いしないようにとはいったがこれは話が別だ。得意げに相手を見つめながら待っていれば相手のジャケットの内ポケットからキャンディーが取り出されて目をきらきら輝かせる、手を出して待っていたがその途中でひっこめられて笑みをかみ殺しきれていない表情で先ほどの話を持ち出されると思わず固まってしまう。確かに相手の血は何物にも代えがたいくらい甘美な味で凄く甘かったがハロウィンで渡されたりするお菓子ではない。だがもともとのトリートの意味であるご褒美を考えれば大きくは間違ってはいない。筋が通っているのか通っていないのかと悩んでぶつぶつとつぶやくと何とか頭をこねくり回してから「…先払いは認めてない」と屁理屈をこね始めて)


9854: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-11-04 07:50:19


…そこまでこのキャンディが欲しいなら仕方ねぇな。吸血鬼は甘いものに目がねぇって覚えとかねぇと
(内ポケットからキャンディを取り出せば相手は途端に目を輝かせて、そんな物欲しそうな姿を見せられてはちょっとした悪戯心が擽られてしまう。悪戯を回避する為の【お菓子】はもう渡したと言えば相手は固まってしまう、そこからなんとかキャンディを貰おうと理屈を捏ねくり回す姿は聡明な長寿種とは思えないほど可愛らしくて口元は何度かニヤけてしまいその都度グッと結び直していた。漸く理屈を捻り出した相手を暫くジッと見つめて悩むような伺うような視線を向けたあと、上機嫌な声色で言葉だけはしぶしぶキャンディを渡すことにする。ハロウィン定番の合言葉を使って今すぐ甘いものが欲しいのならとキャンディの包装紙を自ら破くと中身を摘んで相手に差し出し「ほら、口開けろ」とさらに子供扱いして)


9855: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-11-04 11:40:32

っ、僕は単にハロウィンという文化を満喫してみたいだけで……ん、
(何とか相手の理屈をつき返そうと屁理屈を捏ねて主張してみれば暫し相手と見つめ合うことになる。こちらも負けじと見ていて相手が折れるとぱぁっと表情を明るくするが上機嫌にからかい混じりの言葉を言われると子供っぽくごねていたように見える態度だったのに気付いて固まり、咳払いをする。あくまで文化を楽しむために乗ったのだと主張するがそれがまた子供っぽいことには気付かず視線を迷わせていたが相手が包装を破ってキャンディを差し出してくるとつい視線はそちらに向かう。このまま素直に貰ってしまえば更に子供扱いされてしまうが甘いキャンディは欲しい。プライドと欲求の間で揺れて視線を迷わせていたが結論を決めれば顔を近付ける。大きく口を開けてキャンディを食べるが摘んでいる相手の指先まで口に含むとじっと相手を見たまま軽く甘噛みをして「…はまひね」と感想を呟いて)


9856: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-11-04 12:29:12


ならこの甘いキャンディも食っとかないとな。……、…ッ?!バカお前っ!!
(悪戯の代わりの甘いお菓子として相手にキャンディを差し出せば途端にその表情は輝いて遂には笑みを浮かべてしまう、こちらより何年も長く生きているように見えない無邪気な顔にどうしようもなく胸は擽られた。揶揄うようなことを言えば漸く自分の振る舞いに気付いたのか咳払いをするが当然遅く、口元がニヤけるのを抑えられないまま封を切ったキャンディを差し出す。更なる子供扱いに相手は迷っていたようだったがもう取り繕ったって過去は変えられない、口元を緩ませたままにしていれば相手は顔を寄せて口を開けた。牙がチラリと唇の後ろに見える中、相手はこちらの指ごとキャンディを口に含んで目を瞬かせる、刹那の間指先が口内の暖かさに包まれた。直後そこが甘噛みされると予想外の刺激に思わず肩を跳ねさせる、先程吸血された直後で最中の感覚がぶり返すと一気に顔を赤くさせた。慌てて指を引っ込めると文句にもなっていない言葉を叫ぶ、周囲にはイベントに参加している人が多く行き交っているというのに人の目があるところで平時から離れたことをするなんて。顔の赤みを隠すようにハットを目深に被れば「イベント参加すんだろ!俺じゃなくてスタッフにトリックオアトリートって言えよ!!」と今更な文句をさらに叫んで)


9857: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-11-04 14:28:34


だって君から一番に貰いたかったんだ。 じゃあ他にも合言葉を行ってお菓子を集めに行こう!
(澄ましているように見せているが先程から口元がにやけていてこちらの反応を楽しんでいるのが分かる。相手の思い通りというのは少々気に入らなくてキャンディと一緒に相手の指先を口に含む。そのまま甘噛みして見せれば分かりやすく肩を跳ねさせその表情も大きく変われば悪戯が成功したようで笑い声を零す。相手が指を引っ込めると口の中には甘い飴だけが残って軽く転がしながら真っ赤な顔を覗いて調子の良いことを言う。普段ならあまりしないがこの祭りの様な賑わいならば誰も気に留めたりはしないはずだ、文句を叫ぶ相手にくすくすと笑いながらもイベント参加への前向きな言葉を聞けばその手を引いて、かごの中に入っていたスタッフのいる場所のヒントを見ては次の場所へ弾む足取りで向かった。【ツリーの近くにいる大きな鎌を持った死神に注意!】と書かれた場所に向かえば人の身長を超える大きなツリーにお菓子やハロウィンの飾りがあってその隣には死神の装いをしたスタッフがいた。ツリーを見ては「こういう飾りつけをするのはクリスマスという文化では無いのかい?」少々首を傾げて疑問を呟きつつ死神に近づくと「トリックオアトリート!」とやる気たっぷりに声を掛けて)


9858: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-11-04 18:10:02


ッ、…そうかよ……だァっ?!待てフィリップ!!
(相手を子供扱いして楽しんでいたはずなのに予想外の行動にすっかり立場は逆転して必死に顔を隠しているのに相手はわざわざその顔を覗き込んでくる、視線から逃れようとするがその前に放たれた何気ない、しかしこちらを特別扱いする一言に心臓が強く鼓動を打つ。更に顔に血が上るのを感じて小さな声で返事をするのが精一杯だった。こちらのことなど気にせずやる気満々の相手は目を逸らしている隙にこちらの手を取って勝手に進み出してしまう、またも文句を叫ぶが相手の表情が先程よりも煌めいて見えれば大人しく手を引かれることになった。ヒントを頼りに最初の場所へとたどり着く、相手はツリーを見上げて疑問を口にしていて「そこは運営とか、大人の事情だろ」と返事をしておく。きっとハロウィンが終わってすぐ始まるクリスマスの設営も兼ねているのだろう。若干怪しくともかぼちゃやコウモリが飾ってあれはそれはハロウィンのものだ、傍にいた死神のスタッフに相手が声をかければスタッフはにこやかに何かを取り出し、そしてこちらを見る。暫く目があったあと『仲良しのお兄さんも!』と言われそこで漸くまだ手を繋いだままなのに気がつけば慌てて相手から離れた。咳払いをしてその場を誤魔化せば「トリックオアトリート…」と言うが『もっと元気よく!』とやり直しを命じられ、数度ラリーが続いた後に漸く『ではお菓子をどうぞ!次は丸い明かりに照らされた狼男に気をつけて!』とお菓子をゲットした。若干げっそりした顔で貰ったお菓子をみれば「なんだこれ?クッキーだが…変な形だな」と見た事のない形状に色んな角度からクッキーを見ていて)


9859: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-11-04 19:37:36

……ふふ、…君もお菓子が貰えて良かったじゃないか。…本当だ、何の形だろう。
(ツリーに関して触れれば大人の事情だと妙な答えが返ってくるがスタッフを見つければ早速近づいて合言葉を口にする、するとスタッフはにこやかに微笑むが相手の方を見ればそちらにも合言葉を求めている。ほぼ無意識につないだままだった手を解かれると「あ」と声を零すが咳払いしながら合言葉をぽつりとつぶやく姿を見ればつい口元がにやける。小声ではダメだったのかスタッフに何度も言い直すように言われてそのたびにトリックオアトリートと恥ずかしそうに口にする姿を見ればニヤケは止まらず籠で口元を隠しながらその様子を見守っていた。自分と同じくらいの声量になってようやくスタッフからオッケーを貰うと可愛らしくラッピングされたお菓子を受け取る。スタッフがほかの子にも対応しに行けば相手の右隣に並んで楽しそうに揶揄いの言葉を投げかけた。なかなか珍しい姿が見れたことにご機嫌になりつつ相手がクッキーを見ていれば一緒にそこを覗き込む。クッキーによくある丸や四角の形ではなく何とも言えない形をしていれば興味がわいて顔を動かして観察を続ける。切れ端という可能性もなくないがスタッフの持っていた袋の中には似たような形のものが揃っていたような気がする。最初のスタッフの説明を思い出すと「もしかしたら全部集めたら何かの形になる…とかじゃないかい?」と可能性を口にして)

9860: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-11-04 20:34:27


ったく、ハードボイルドな男に甘いものは似合わねぇのに……確かに、全部形が違うって言ってたし、最後まで巡ったら答えが分かるようになってんのかもな
(相手がお菓子集めをするのを隣で見守る予定がうっかり参加することになってしまった、まさか合言葉にやり直しがあるとも思わず隣で笑いを隠しきれていない相手に余計に恥ずかしさを覚えながらなんとか合格することができた。楽しそうな相手に思わず愚痴を零しながら奇妙な形のクッキーを眺める、適当に作った形でもないようだが何かの形をしているわけでもない。ピンと来ずにクッキーを四方から見ていたが相手からこれが大きな形の一欠片なのだと言われれば納得するように頷く、最初の説明でも形が違うお菓子を集めてという指示があったがそれは最後にひとつになることを意味しているのかもしれない。最後まで答えの分からない仕掛けに好奇心を擽られやる気を見せながら返事をする、これは完成させるまでやるしかなさそうだ。先程死神に言われた言葉を思い出し「この会場の中で丸い明かりに照らされてるミイラ男っていやあそこしかねぇな」と会場内を歩き出す、そのまま風.都.タワー前の広場にやってくれば「丸い明かりってあれじゃねぇか?」と中央に吊るされたミラーボールを指差し)

(/すみません、先程のレスで狼男被っていたのでミイラ男に変更しています。一応ご報告まで…/こちら蹴りでお願いします)


9861: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-11-04 21:07:14

ならばなおさら全部集めなくては! …本当だ、キラキラしてる丸い光だね
(妙な形のクッキーを前にして組み合わせて作るパーツの一つだと可能性をあげてみれば相手もそれに乗っかってくる。すべてを集めたときにちょっとした景品があるといったのもそれに関連するかもしれない。単にお菓子を貰う行為から軽い謎解きのようなものに変化すればわくわくは増すばかりでこちらもやる気になって次のヒントを探す。そうして少し移動すると相手の案内で広場へとやってくる、そして相手の指さした先に爛々と光る妙な物体を見つければ頷いてその下に向かう。夜の中でもあたりの光を反射してきらきらしている物体に目を奪われていると『こんにちはー!』と陽気な口調で声がかかる。そこには全身包帯でぐるぐる巻きの人物がいて姿に似合わず陽気に手を振っている。ハロウィンでは定番であるらしいミイラ男の姿を興味深く見つつふと思い浮かぶことがあれば相手のそばに寄ってこそこそ話のように「…この前大けがした時の君みたいな格好だね」と素直な感想をつぶやいて)

9862: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-11-04 22:08:45


ん?…、…あそこまでじゃねぇよ!ってか年中吸血鬼のやつに言われたくねぇよ!!
(今回のお菓子集めのイベントはただ合言葉を言って回るだけでは無いお楽しみ要素があるらしくこちらがやる気を見せれば相手も更にイキイキとしていて早速次の場所へと向かう。本来の仕事が見回りであるのを思い起こして周囲に目を配りながらも相手と並んで広場の方へと向かう、こちらの読み通りミイラ男を発見する事が出来ればあとは合言葉を伝えるだけだ。しかしその前に相手が傍に寄ってくるとこちらも体を傾け近づく、そこで耳打ちされたのは先日包帯を体中に巻いた時のことで思わず突っ込んでしまった。声色からして揶揄う意図はなくただの感想なのだろうがあのミイラ男は胴体から手足、頭に至るまで包帯でグルグル巻きにされている。対してこちらは胴体だけだ、決して全身ではない。相手に人間の体は不便だなんて言われたがそもそも打撲だけであれだけ包帯を巻いた医者が悪いのだ。それにこちらは一時的にでもミイラ男もどきだったわけだが相手は年がら年中正真正銘の吸血鬼なのだ、このお菓子集めの途中に吸血鬼がいることを願いつつ陽気なミイラ男に「トリックオアトリート!」と合言葉を伝えると無事また見慣れない形のクッキーを手にして)


9863: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-11-05 11:22:26

僕は元々この体だったのだから仕方ないだろう、…やっぱり不思議な形をしているね。
(全身を包帯でぐるぐる巻きの姿を見れば思い出すのは相手が大けがしていた時の姿で素直にそれに似ていると告げれば相手からは盛大なツッコミが入る。吸血鬼の治癒能力に比べて人間は回復が遅い、ずっとあの姿のままかと一時期は思ったが無事に治って何よりだ。それに対してこちらが吸血鬼だと言ってくるがそれは元来のものだと反論しつつこちらもミイラ男に合言葉を口にした。そうして貰ったのはやはり見慣れない形のクッキーで試しにさっき貰ったクッキーと組み合わせていろんな角度から見てみるがまだその全体像は見えない。『次は音楽が鳴る所で悪戯好きが待ち構えているよ!』とヒントをもらう。そこら中で賑やかな音が響いているがここに来る途中に大きなイベントステージがあってかなりガンガンに音楽が流れていた。「次はステージの方かな」とワクワクしながら次の行き先を考えていると妙な気配のようなものを感じて思わず振り向く、そこには変わらず仮装した人たちやお菓子を持った通行人が楽しそうにしていて特に異変は無い。だがその奥の路地になっている暗闇で何かが動く影と小さな音を感じ取ると僅かに眉を寄せた、他の人のように楽しむわけでもただ通り過ぎる訳でもなく、何かを伺うような動きに相手の依頼内容を思い出す。だが逃げるようにその気配も去ってしまえば相手の方に視線を戻して「…何かいるね、君の依頼に関係あるか分からないけど」といつものように吸血鬼の性質から感じ取った物を共有して)


9864: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-11-05 12:25:08


…、……やっぱ動きやがったか。警戒した方が良さそうだな
(相手も無事に合言葉を伝えて奇妙な形のクッキーと次の場所のヒントを貰う、悪戯好きがどんな仮装かは予想出来ないが音楽が鳴る所というのは相手の予想通りステージのことを指しているのだろう。同意するように頷いたところで相手の顔つきが鋭くなる、何かあったのかと見つめていれば不穏な動きを感じ取っていたようでそれを伝えられればこちらも顔つきを険しくさせた。吸血鬼である相手は人間よりも遥かに耳がよく気配を察知する能力も長けている、相手が何か不穏な影を感じ取ったのなら何かを仕掛けようとしている輩がいるのだろう。数日前からイベント会場設営中にこちらを観察している人間がいると相談を受けて引き受けたこの警備だが運営側の懸念通り何かを企んでいる奴がいるらしい。ここからはより気を引き締めた方が良さそうだ、相手に目配せをしたあと見回りを兼ねてひとまずはステージの方へと向かった。イベントステージの方に近づけば今も地元の高校生バンドが演奏の真っ最中で周囲に音が鳴り響いている、ステージの前には観客がいてその周囲をぐるりと囲むように飲食系の露店が並んでいた。並んでいるひとつの店前に悪魔のような姿をしたスタッフを見つける、合言葉を伝えるべきなのはきっと彼女だろう。しかしそのいくつか隣の店で何やら数人が店前に溜まっているのが見えた。ステージの音楽に掻き消されているがなにやら言い争っているように見える、店員は困った顔をして店前にいる男達の顔は何処かニヤついていた。トラブルならば対応すべきだろうと相手の肩を軽く叩いてそちらへ向かう合図を送る、そして近づこうとしたその瞬間、店のテントの中にひとりの男が入ってきた。店員は絡んで来る客に対処するのに必死でステージの音楽も相まって侵入者に気づいていない、そして侵入した男は店の奥に置いてあった金庫を引っ掴んで飛び出していくのが見えた。反射的に体が動き出すと「行くぞフィリップ!」と叫びながら男を追いかけるため駆け出して)


9865: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-11-05 15:17:50

っ、ああ!…僕は上から回り込むから挟み撃ちにしよう。
(妙な動きを感じ取って相手に伝えれば相手は顔つきを険しくする。まだ確定ではなさそうだが怪しい動きがあるのは間違いない。だが逃げてしまっては追うことも出来ず、ひとまずは見回りを続けて再び尻尾が出る機会を待った方が良さそうだ。かごを持ったまま今度はイベントステージに向かう、壇上では若い人間たちが楽器を演奏していて周囲の店も集客に声を張り上げているのもあってかなり騒がしい。周りを警戒するとともにイベントスタッフを探していると相手に肩を叩かれ示された方に視線を向ける。どうやら何かトラブルが起きているようで相手の後ろをついていこうとした矢先反対側のテントの隙間から男が入っていき、少ししてから金庫のようなものを持って飛び出していく。その男が店員に絡む者の一人にアイコンタクトのようなものを送ったのが見れば共犯だと察して相手の声がけに頷いて駆け出した。男は得意げで会場を突っ切っていくが自分達に追われていると気付けば裏路地へと入っていく。路地は日が沈むと暗くなるのに加え、普段この辺りで営業している店も表に露店を出しているせいか灯りがない。人目につかないならば自分の能力を活かそうと空を指さして相手に方針を伝えるとその場から一気に飛び上がる。犯人の動きを追いながら壁を飛び越え、逃げて行こうとする先に回り込んで降り立てば犯人は足を止める、引き返そうとするもその後ろからは相手が追いかけていて見事な挟み撃ちに「観念したまえ」と得意げに声を掛けて)

9866: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-11-05 18:14:52


頼んだ!……大人しく盗ったもん、…そいつ金庫持ってねぇ!
(二人で走り出せば窃盗犯はこちらの存在に気が付いたようで路地裏へと入っていく、しかしこの街で自分以上に裏道に詳しい人間はいないのだ。暗い道でも難なく全速力で走っていれば隣を走る相手は空を指さす、周辺の人はハロウィン会場にいてほとんど灯りがないのなら相手が派手に動いても問題無いだろう。大きく頷いてその後を任せるとこちらはひたすら窃盗犯を追い続ける、真っ直ぐな一本道へと追い込めばそのタイミングで相手が空から回り込んで行く手を塞いだ。暗い夜にしか使えない手だが夜の世界で吸血鬼から逃げられる人間などいやしない。驚愕する犯人に盗んだ金庫を取り上げようとするが走り出した時には確かに持っていたはずのそれが無くなっていることに気が付き声をあげる、直後脇道にこちらを伺う影を見つけバレたのを察した影は金庫を手にその場から走り始めてしまう。暗がりでハッキリとは見えなかったが店先で騒いでいたうちのひとりだ、いつの間にか金庫の運び手を変えたらしい。相手なら人間ひとり抑え込むのは容易いと判断すると「ジンさん呼ぶからそいつ抑えといてくれ!俺は金庫を追う!」と叫べば再び犯人を追って走り出す。直ぐにジンさんへ連絡をいれて相手の元に向かうよう伝えれば再び全速力で暗がりの道を走り始めて)


9867: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-11-05 19:46:03

こんな短時間で協力を…分かったっ!
(いつもの連携で道の両端を塞ぎ追い詰めたと思えば得意げになり奪った金庫を回収しようとするがその手や服には無くて目を丸くする。同時にわき道から物音がすればそちらに金庫が渡ったのだと察して驚きの声をあげる。まさかひたすら追いかけっこをしている間に物品の受け渡しをする時間があったとは。相手から指示が飛べば返事をしながら目の前の男を力で地面に押さえ込んで動けないようにする、その間相手は金庫を持った男を追いかけていき加勢したい気持ちを押さえながら警察を待った。少しするとパトカーの音が近づいてきて見慣れた二人がやってくる、事務所や夜に何度か会ったことのある刑事で相手の頼りにしている人だ。吸血鬼ということは隠しているため牙などが見えないようにしながら状況を説明して身柄を任せると犯人と相手の後を追う。暗闇でも働く目と耳で辺りを探りながら相手の気配を辿って追いかけ漸く遠くに相手の背中が見えるようになれば「翔太郎!」と叫んで)


9868: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-11-05 20:55:08


(先程の一人を相手に任せて金庫を持ったもう一人を追う、距離はあったが庭たる風.都.の地形は把握済みで微かに聞こえてくる足音を頼りに一気に距離を詰めた。犯人はそこそこの重さのある金庫を持っていてスピードも落ちている、あっという間に追いつくと犯人の肩を掴み動きを静止した。「観念しやがれ!」と叫んで無理やり金庫を奪おうとした瞬間、男がこちらに振り返り『しつけぇんだよ!!』と叫ぶ、視線は金庫に向いていて視界の端に鈍く光るものが見えた。本能で危険を察知すると金庫に手を伸ばすのを止めて拳を握り男に狙いを定める。しかしこちらが踏み込むのが一歩遅い、振りかぶった拳が男に届く前に鈍く光るサバイバルナイフが肩へと突き刺さった。肉を抉られる感覚に顔を歪めながら拳を振り抜くが速度が落ちたそれは男に届くことはない、こちらの拳を悠々と避けた男はその拍子にサバイバルナイフを引き抜いて、遠ざかるナイフと共に赤い血が爆ぜるのが見えた。同時に背後から相手の声が聞こえる、それが幻かどうか判断がつかないまま体がふらついたところにトドメの一撃を食らわせようと男は再びナイフを振り上げていて)


9869: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-11-06 01:02:24


…ッ、触るなっ! …なにしようとした?
(必死に気配を探ってやっとその背中が見える。叫んで追いつこうとするがその様子は少しおかしくて体がふらついたように見えた。次の瞬間、風に乗って相手の血の匂いが強く香ってぞくりと腹の底が震える。そして相手の前にいる犯人がきらりと光る何かを振り上げたのを確認すれば何かが起きたかを瞬時に理解してしまって目の前が真っ赤になる。相手に危害を加えた、自分のモノに手を出されたと認識した途端冷たいはずの体が煮え立つような感覚と共に瞳孔を細くして声を張り上げた。即座に動いた体は人ならざる速度と力で男を捉えて掴んだ腕を逆方向に捻じ曲げる。男が悲鳴をあげる前に手で喉を掴むとそのまま地面に叩きつけ爪を食い込ませる。怒りよりも深く冷たい感情に支配されているのを感じながら尋問のように問いかけ、制御の効かない手で泣き叫ぶ男の首の骨を折ろうとしていて)



9870: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-11-06 07:43:03


……っ、……それだけは、ダメだ……俺達は、罪を、数えさせるだけで……罪を、裁くのは警察や裁判所の、仕事…だ……
(痛みに耐えるのに必死で他のことに気が回らない、そんな状態ではこちらに向かってナイフが振り上げられても反応することすら出来なかった。しかし直後空気を震わせるほどの声が響いて風よりも早い何かが横を通り過ぎていく、派手な音の後に漸く相手がいることに気が付き安堵するが、その手が犯人を絞め殺そうとしているのが見えれば一気に正気を取り戻した。慌てて駆け寄るが足がもつれてほぼ倒れ込むようにして後ろからしがみつく、この街の探偵として超えてはいけない一線を口にしようとするが何故か口は上手く回らなかった。しかし相手が例え人智を超えた存在だとしてもこの街の人を殺した事実を作りたくなくて必死に手を伸ばして首を絞める手に自分の手を重ねる、その手が自分の血に塗れていることには気が付かなかった。男の首から手を剥がそうとするが力を込めることすら出来ない、相手に血を与える時はあんなに心地好いのになぜ傷口から血が溢れ出すのはこんなにも苦痛なのか理解出来なかった。そのまま血と共に力は失われて相手の背中からずり落ちるようにして地面へと倒れる、シャツを自らの血で真っ赤に染めながらも再び相手に手を伸ばせば「フィリップ、…」と名前を呼んで)


9871: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-11-06 11:26:18

君なんかが、翔太郎に…、でもっ!…ッ、翔太郎!
(自分の大切な物を傷つけ、命まで奪おうとした。それだけでまともな理性は吹き飛んで目の前の敵を排除しなければという思考にかられる。徐々に手に力を込めて怒りと恨みを込めた低い声をあげながらその骨を折ろうとして居れば後ろから何かに抱きしめられる。乱れる感情の中でも相手の声だけは良く響くが途切れ途切れで辛そうであればそんな状態にした男への怒りは増して食い込ませた爪が首に傷をつける。衝動のまま殺めようとしていたがこちらの手に生暖かい温度と強い相手の香りがすれば意識がそちらに向かう、そこは今までないほど赤に塗れていてそれが相手のモノだと認識すれば腹の底が一気に冷たくなる。人間は血を多く流したら死んでしまう、そんな当たり前のことを思い出し、同時に背後から相手の体がずり落ちれば今度は相手が居なくなる恐怖に襲われ男を投げ捨てると相手の名前をさけびながらしゃがんで相手に縋る。ハードボイルドだと自慢するシャツは真っ赤に染まっていて更にその面積を増やしている。伸ばされた手を咄嗟に掴むと自分の体温とそう違わないような気がして「嫌だ、ダメだ、死なないでくれ」とパニックに陥りながらぎゅっとそこを握りしめ何度も「翔太郎」と呼ぶ。いつかは別れが来ることは覚悟していたが決して今すぐにという話ではない、傷は思っているよりも酷くこのまま救急を呼んでも間に合うか分からない。顔を歪め相手に縋りつきながら人間の脆さと喪失への恐怖を痛感していれば一つの方法が浮かんだ。ずっと拒んでいた話だが相手が救われるなら、と考えが過ぎれば強くその手を握って「翔太郎、さっきの僕に近しい存在になりたいって言っていたの、本気かい?」と確認をとるように、或いは願うような口調で問いかけて)

9872: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-11-06 12:33:48


フィ、リップ……ずっと、…言わなきゃ、ならねぇと思ってた……お前は、俺が人間の世界、から…外れるのを嫌がってたけど……俺はもう、…お前と出会って、世界を…変えられちまって、んだよ、…
(体から血と力が抜けていく、なんとか伸ばした手を相手が掴むがいつもは冷たいと感じるそれさえも今は暖かく感じた。パニックに陥る相手を少しでも落ち着かせるために頭や頬を撫でてやりたいのにそのための力ももう残っていない。相手に握り締められた手を握り返そうとするもそこに込められる力も失われていった。いつか必ず訪れる別れに痛みを感じていたがまさかこんなに早くその時が訪れるとは思わなかった、人間の世界で行われるハロウィンというイベントを楽しんで欲しかったのにこれでは辛い思い出になってしまうだろうか。相手にこんな悲痛な顔も想いもさせたくないのに体は言うことを聞かず血が流れ出していく、しかし相手がより一層強く手を握ってガレージでの会話を持ち出せば目を僅かに開いて瞳を揺らした。失われていく思考の中でもその意味はハッキリと分かる。どちらにせよ時間はもう少ない、軋ませながら胸に押し込めた想いを伝えるために大きく息を吸うと赤く染まる視界の中で相手を真っ直ぐ見つめる。そして口を開いて自らの気持ちを伝えた。何度も繰り返した押し問答の中で気づいていたのに相手を困らせるかもしれないと口に出来なかった想い、力を込められない代わりに血に塗れた人差し指を相手の指に絡ませ繋げると「俺は、お前が好きだ、フィリップ…お前の一生が、欲しい…それが永遠、なら…俺も…そうなりたい」と自らの想いと願いを伝えて)


9873: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-11-06 13:37:23

…翔太郎、…僕も同じだ。…僕のせいで君の人生が変わってしまうのが怖くて遠ざけていたけど、多分君を手放す選択肢なんて最初から無かった。…どんな形だろうと僕と生きてくれ、翔太郎
(段々相手から力と熱が失われていく、近づいてくる死になりふり構っていられず相手の背中に腕を回してその身体を抱きながらガレージでの会話を振れば閉じようとしていた目が開いてその瞳が揺れた。もう殆ど気力も籠っていないのに必死に伝えようとする言葉に耳を傾け少しでも零さないようにする。既に変わっていたと聞けばこちらも目を見開いて人差し指が絡ませるように繋がれると感情が大きく揺さぶられた。相手が強く強く思ってくれているのが伝わってきて、言葉にならない想いが相手の名前として零れるとプライドも建前も捨てて真っすぐ相手を見ながら本音の言葉を紡いでいく。もう相手を離したくないと強く思えば誓いと願いを伝えるように言葉にして呼吸が薄くなりつつある唇に口付けた。人間を眷属にするための条件、それを満たそうと自らの舌を強く?みちぎれば痛みと共にそこから溢れだした血を相手の口内に注ぐ。後頭部に手を添えて飲み込みやすいようにしていたがやはり舌程度では量が足りない。一旦唇を離すと男が落としたナイフが視界に入って腕を伸ばし拾い上げると「僕の半分あげるよ、翔太郎」と微笑んで喉を掻っ切れば溢れる血の出る傷口を相手の口元に宛がって)

9874: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-11-06 18:24:58


…フィリップ……、…ッ……は、……、____
(きっとこちらが頷くだけでも相手は同じ決断をしただろう、しかし何度も繰り返してきた問答を終わらせる時を、二人の関係を永遠に変えてしまうこの決断を、互いに迷いなく選び取る為に奥底に沈めていた本音を途切れ途切れに今出せる全力で伝える。相手はこちらと同じく目を大きく見開いた後、何よりも聞きたかった言葉を伝えられて痛みではなく幸せで息が詰まりそうになる、溢れ出す感情を前に相手の名前を口にするのが精一杯だった。相手の顔が寄せられてそのまま唇が重なる、薄れゆく意識の中、吸血の時とはまた違う穏やかな幸せがじわりと広がった。直後口の中に鉄の味が広がりその違和感に一瞬体が固まる、だがそれが相手の血だと認識すればこれが相手の味なのだと脳に刻み込んでゆっくりと嚥下した。その瞬間からぼやけていた視界は輪郭と色を取り戻す、唇が離れ見上げれば相手に抱えられていることに気がついてまともに息をすることも出来た。脅威的な回復力に驚いていたが相手はおもむろに脇に落ちていたナイフを拾い上げる、こちらを見つめ月を背後に携え微笑む姿は何とも神秘的で、しかしその言葉は優越感を煽るもので目を離せなくなる。そのまま相手が迷いなく喉を切れば思考が追いつかなくて息をするのさえ忘れてしまった。一切の躊躇がないその姿に一瞬畏敬の念が過ぎるが、それもこちらを同じ世界に引き入れるものなのだと思えば幸福が勝っていく、飛び散る赤が今は美しくも見えた。相手の顔が寄せられて傷口が口元に添えられる、そこから絶え間なく流れてくる血は最初こそ鉄の味がしたがだんだん甘美で美味いものに変化していって気がつけば夢中でこちらに注がれる相手の半分を体内に取り込んでいた。流れ出る分だけでなく軽く傷口に吸い付いて相手のものを取り込んでいく、口の周りが相手の血で真っ赤に染まった頃には肩に出来ていた傷は綺麗に無くなり痛みも無くなっていて)


9875: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-11-06 19:28:07

……、…翔太郎、…多少は拒絶反応が出るものらしいけど、どうやら相性バッチリだったみたいだね。
(相手の体にちゃんと力がこもってこちらの血を飲むのが分かればこの頭を優しく撫でる。溢れ出るこちらの血を分け与えるように抱き締めていれば次第に相手の意思で吸い付くようになっていて初めて吸血される側の立場になると自然と口角が上がった。やがて触れていた相手の肩の傷口が塞がっていて、さすがに分け与え過ぎて頭がくらくらしてくればゆっくりと傷口から引き離して相手を見つめる。吸血鬼らしく口の周りを真っ赤に染めているのを見れば小さく笑って名前を呼びながらそれを拭ってやる。人間から吸血鬼に近い存在に変わる変異の際は拒絶反応や酷い痛みを生じる事があると聞いたことがあったが相手にその様子はない。感心と喜びを込めて声を弾ませながら感想を口にすれば「ちょっと周りの見え方とかも違うと聞いたことがあるけど…どうだい?」と様子を伺って)

9876: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-11-06 20:29:44


フィリップ…俺達が相性悪いなんてあるわけねぇからな。見え方…おぉ、街灯ねぇのにさっきよりはっきり見えんな
(気がつけば宛てがわれた傷口から夢中になって相手の血を飲んでいる、甘くて体の隅々まで行き渡るようで口にしているだけで幸福が溢れ出して脳がクラクラと揺れた。やがて相手が離れる頃には落ちかけていた意識はしっかりとして体から抜けた血以上に生気が溢れ出ている気がする、口元を拭われれば心底幸せそうに笑みを浮かべ心のままに名前を呼ぶが血を吸いすぎたのか逆に相手がふらついてしまって思わず体を支えた。普通は拒絶反応が出るものだと聞けば覚えがなくて目を瞬かせる、今まで以上に体が軽くなった心地はあるが痛みや不快な感覚は一切なかった。きっとそれも相手の血を飲んだからだろうと勝手に結論付ける、相手から与えられるものをこの体が拒むはずも無い。体の変化を聞かれて周囲を見回せば真っ暗なはずの道なのに先程よりも細部までしかもより鮮明に周囲を見ることができる、逆に空を見上げた時に星の光が眩しく感じるほどだ。他にも変化があるのではと思った時に真っ先に浮かんだのは相手が持つ怪力でおもむろに相手の両脇に両手を入れるとそのまま持ち上げる。いつもの数分の一しか力を込めていないのに軽々と持ち上がって相手の体をまるで猫のようにブランとさせたまま「おぉ!すげぇ軽い!」と感嘆の声をあげて)


9877: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-11-06 21:30:13

夜に目が効くのが吸血鬼だからね、これで漸く同じものを見てると言え、っわ!! 何するんだい、降ろしたまえ!!
(相手の様子を伺ってみるがやはり違和感も痛みもないようで逆に不思議そうにする始末だ。相性の良さと何度か相手の血を吸っていたから体の適合がしやすかったのだろう。辺りを見るように促せば夜でもはっきり見える景色に相手が感嘆の声をあげる。今まで自分はこの視野で世界を見ていたわけだが相手が眷属になったなら真の意味で同じものを同じように見えるようになったといえるだろう。あんなに相手が人間でなくなるのを恐れていたのに今は同族になったことに安心して微笑みながら言葉を述べていると急に両脇に手を差し込まれ体が宙に浮かぶ。思わず情けない声をあげてしまってその恥ずかしさからぱしぱしと相手の腕を叩く。人間ならば痛いと感じるほどの強さだが吸血鬼相手ではさほど強い衝撃でもなくされるがまま抱き上げられながら何やら騒いでいて)

9878: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-11-06 21:57:55


ほんとの猫みてぇだな。…ほんとに、同じようにもの持てるようになって、同じ世界が見えるようになって……同じ時間を生きられるようになったんだな
(ブランと持ち上げてみれば相手は情けない声のあと持ち上げられたまま暴れ始めるが難なく持ち上げ続けることが出来る、人間の時だって相手を抱えることは出来たが感じる重さは全く違って動きも加われば本当に相手は猫に見えてくる。抗議するよう叩かれる手は加減はしていない、それなのに痛みは感じず戯れの範疇だ。一緒に暮らし始めた当初は力加減ひとつも擦り合わせるのに一苦労したがもうそれも必要ない。相手を持ち上げ見上げながら直前の微笑みと言葉を思い返せば胸がいっぱいになって自然と笑みが浮かぶ、相手との種族の違い、価値観や視点、生きる長さ、それらの違いを楽しむことだってあったがいつか来る別れに何度胸を痛めたか分からない。しかしもうそれを心配する必要もなくなったのだ。口にしていくうちにもう相手との別れを考える必要はない喜びが溢れ出て相手を地面に下ろすと同時に引き寄せ強く抱き締める、相手と同じく体温の低くなった体をくっつけると視線を交えて「これからずっと、よろしくなフィリップ」と口角をあげれば顔を寄せて唇を重ねて)


9879: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-11-07 01:18:44

…っ、翔太郎………ああ、よろしく。
(今までと違って簡単に相手に持ち上げられてしまうと下ろすように抗議するも相手は楽しそうに感想を言うだけだ。そのうち穏やかな笑みを浮かべると噛み締めるように言葉を述べていく、その内容は恐らくずっと相手が抱えていた不安であろうことが分かって息が詰まると零れるように名前を呼ぶ。本当の意味で相手と共に歩むことが出来るようになったと思えば込み上げるものがあって地に足が着くと同時に相手に抱き寄せられるとこちらからも腕を回してぎゅっと抱きしめる。以前のような温かさは無くなってしまったがそれでもその体温は心地好くて無意識に目を細める。やがて唇が重なると目を閉じて相手に身を委ねる、吸血のような衝動を満たしてくれる本能的な喜びはないがじわじわと湧き上がる幸せに表情が緩む。暫くキスを続けてゆっくりと離れるとこちらからも共に歩んでいく旨の言葉を送る。そして相手の頬に手を添えると「君は僕の血を宿した眷族だ。だから僕が死ぬ時は君も死んでしまうし、君が死んでも僕は存在を保てないだろう。もう君だけの体ではないのだから気をつけたまえ」と怪しく微笑んで眷族の立場を説明して)

9880: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-11-07 07:48:28


…え、俺が死んだらお前に影響あんのか?なら気をつけねぇと
(相手を抱き締めると向こうからも抱き締められる、力加減をする必要もなく真に共に生きる事が出来るのが嬉しくて先程のおかえしにこちらも唇を重ねた。長い時間その柔らかな感触を味わってゆっくりと離れる、相手から一線引かれるのではなく共に歩んでいく返事をされれば嬉しさで体が震えていた。頬に手を添えられると変化した体について説明を受ける、眷属という響きも相手が死んだ時にこちらも消えることも、闇の世界の掟と言うより何より大切な相手との特別な繋がりに思えてどうしようもなく胸は弾んでしまう。しかしこちらが死んでも相手が消滅してしまうのは予想外で思わず内容を聞き返してしまった。眷属という名前からてっきりある意味替えのきく存在かと思っていたが今になって相手の『半分をあげる』という言葉の意味を理解するとじわじわとまた幸せが広がってくる。相手とは文字通りの一心同体、ひとつの命を共有するような二人だが一人のような存在だ。吸血鬼は不老不死ではあるが不死身ではない、相手の為にも行動には気をつけなければならなさそうだ。幸せを噛み締めていればもうひとつ眷属の特徴を思い出して「…俺の血って、お前にとってもっと美味くなってんだよな?」と伺うように聞いてみて)


9881: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-11-07 11:33:09

与える血の量によって眷属の力は決まるのだけど君がゴクゴク飲み干すものだから同じくらいの力関係になったみたいだ。…ああ、僕の血が巡った分最適化されて美味しくなっているかもしれないね
(唇の柔らかな感触を覚えつつ相手の体についての変化を説明する。自分が死んでしまえば相手も消えるという説明には何処か嬉しそうにしていたのに反対も同じであると伝えれば何故か驚いていた。家来や簡単な戦力として増やすならそれこそ初めの舌を?みちぎった血の量だけでも良かったが一緒に時を歩むなら同列でいたい。自らを半分分け与えた相手には自分と同じだけの力や生命力が授けられたようで一蓮托生のような強い契約が結ばれたことになる。その由来と結果を揶揄い交じりに告げてするりと頬を撫でていると相手がふと気付いたように吸血について聞いてくる。血には相性があってそれは結びつきが強いほど美味しく感じるという。気に入った人間の血を長く美味しく頂く為に眷属にする、という話があるくらいその効果も強いようで素直に頷いて肯定を示しつつ相手の顔をじーっと見つめれば「…くれるのかい?」と首を傾げて)


9882: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-11-07 12:27:55


そりゃ…お前の血、美味かったし……最適化、か…ッ、……せっかくお前の眷属になったんだから、そりゃな、
(名前は眷属ではあるがどうやら多くの血を取り込んだことで受け継ぐ力も同程度になったらしい、またも相手の半分という言葉が身に染みて、それを迷わず与えてくれた相手に感謝と幸福と優越感が一気に押し寄せ思わずニヤけてしまいそうだった。口元が緩むのをなんとか抑えながらついでに言い訳もしておく、飲んでいる途中で体質が変わっていったのだろうが吸血を通して相手を取り込む甘美な幸せをすっかり覚えてしまったようだ。人間を眷属にするのは吸血鬼にとって都合のいい体に作り替える意味合いもあるのだと聞いた事があったが相手の血を大量に取り込んだ今こちらの体は相手にとても都合のいいものになっているはずだ。確認を取れば間違いないようで自分が相手にとって最高のご馳走にもなったのだと思えばまたふつふつと幸福が湧き上がって浮き足だってしまいそうになる。直後相手がこちらを静かに見つめているのに気がついて目を合わせれば首を傾げておねだりされてしまい心臓が強く鼓動を打った。一気に頬を赤くしてしまうがそれは自分が望むことでもあって目線を泳がせながらハッキリしない口調で肯定を伝える。だがここは外で、何よりも傍に伸びて放置しっぱなしの犯人がいることを思い出せば「…、こいつの片付けが先だ!ジンさんに連絡してくる」と相手から顔を隠すように離れると直ぐにジンさんへと電話を始めその間に顔の赤みを鎮めていて)


9883: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-11-07 14:44:17

僕の血も君にとって美味しい物になっているだろうね。…ふふ、あ。じゃあ早く片付けてしまおうか。
(元々相手との相性は良くて甘美な味だったが今ではその何倍も美味しく仕上がっているに違いない。そしてそれは相手にとっても同じでお互いにとってお互いが最高の味になっていて思わぬ出来事ではあったが吸血に困ることは無さそうだ。今までずっと吸血する側だったが相手にならば身を捧げるのも悪くない。その話を振ってきたならばその気なのだろうとじっと相手を見つめていればこちらに顔が向いて目があった。確認の様なオネダリを口にすれば吸血鬼なのにその顔を赤くして目を泳がせていて見慣れた反応ににやりと口角が上がった。ちゃっかり承諾の返事をもらうことが出来ればつい笑い声を零したが急にこちらから離れて探偵モードに切り替えようとしていれば思わず声をあげるもお楽しみが出来たとばかりに声を弾ませて事件の処理を手伝うことにした。すっかりのびている犯人に近づいて記憶が曖昧になる軽い催眠をかけて首を掴んでいたことを忘れさせると持ち去ろうとしていた金庫を回収する。そして警察がやってくれば事の顛末を多少脱色しながら説明して盗まれた金庫を渡せば感謝を伝えられた、これでひとまずは一件落着だろう。色々と話し込んでいれば刃.野.刑事は相手の方を向いてじっと見てから『…何がこの前と雰囲気というか纏う空気が変わったな』と鋭い指摘をしていて)


9884: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-11-07 17:40:25


なんだよジンさん……えっ?!いや、あーそれは……ほら俺がもっとハードボイルドになったってことだろ?
(こちらの体はすっかり作り変えられたらしく同じく相手の血はこちらにとっても甘美なものらしい、それは先程十分に経験したもので目を泳がせながら頷いていた。命を分け合うだけでなく互いの血が最高の食事で食い合う関係にあるのだと思えば何とも背徳的で、しかし二人きりで完結する世界に腹の底まで幸福で満たされてしまう。とはいえ相手の仕草に心臓が撃ち抜かれるのは相変わらずで赤い顔を隠す為にジンさんを呼んだ。それに、初めてこの体の血を吸って貰う時は二人きりで誰にも邪魔されない場所がいい。こちらが警察を呼ぶあいだ相手は催眠を使って男の記憶をいじっている、これで人間を超えた力を持つ存在のことは忘れてくれるだろう。その後はいつも通り事の顛末の説明や金庫の引渡しを進めていたが途中妙な視線を感じてそちらへ顔を向ける、視線の主はジンさんだ。こちらを見つめる姿に訝しげな顔をしていたが図星を突かれる指摘を受ければ目を見開いて思わず間の抜けた声を出してしまった。眷属にはなったがまだ見た目に明確な変化は訪れていない、それなのに人間を外れたことをよりにもよってジンさんに当てられてしまうとは思わなかった。なんとか言い訳を探すも思いつかずいつも通りに返してみるが『そんな訳あるか』とツボ押しで頭をこずかれてしまい「いって」とまったく痛くないのに口にしておく。ジンさんが首を傾げながら離れたところで相手に近寄ると「なんでバレてんだよ、ジンさん吸血鬼ハンターの末裔とかじゃねぇよな?!」と伝承を元にした憶測の憶測を耳打ちして)


9885: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-11-07 19:44:06

どうだろう、そういう血筋は残ってるとは聞くけどそれよりも君の挙動不審に気づいたと言う方が信憑性は高そうだ
(相手が逃げるようにこの件の解決の為に動きはじめればこちらもある種の証拠隠滅に動く。あらましを共有して後は警察に任せるようになった所で刃.野.刑事がじっと見ていて違和感に気付いたような発言をすれば思わずこちらも固まった。見る限りはまだ大きな変化は起きてないが長年の付き合いの賜物なのか鋭く違いを指摘していて、相手は思いっきり動揺して何とか誤魔化しているが明らかに挙動不審だ。納得したのかしてないのか分からない態度で一旦離れていくと相手が近付いてきて焦ったように耳打ちされる。血筋については分からないが吸血鬼に変化したことへの動揺や高揚、ちょっとした癖やぎこちなさに気付いたといった可能性の方が高いだろう。すっかり吸血鬼の立場になった相手にクスッと笑うと「あーでも、君が吸血鬼に近い存在だと分かれば銀の杭とか聖水で討伐されてしまうかもしれないね?」と楽しそうに冗談を飛ばしていた。やがて警察の方に引き継ぎが終わると後は任せることになって解放される。また会場に戻るのも良いが今は相手とだけ過ごしたい気持ちの方が強くなっていると「帰ろうか、翔太郎」と微笑んで伝え)



9886: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-11-07 21:06:04


残ってんのかよ!…、ダメだ。俺が討伐されたらお前が死んじまう。その時は……なんとかジンさんの記憶を消すしかねぇな
(ジンさんが妙に鋭い事があるのをすっかり忘れ吸血鬼に特化した能力があるのではないかと相手に問えばまさか適当に口にした吸血鬼ハンターの存在が現存しているとは予想外で思わず声を上げてしまう。故意に命を狙われない限りはほぼ不死に近い存在のはずだが天敵がいるとなれば話は別だ。しっぽを掴まれないように気をつけねばと思っていれば相手が冗談めかしてこちらが討伐されてしまう可能性を口にする、ジンさんが銀の杭と聖水を振りかざす絵面の面白さに考え至る前に自分の死が相手の死に直結することを思えば真剣に首を振った。ようやく相手と対等になって長い時間を過ごすことが出来る体になったのだ、先程のように唐突に別れが訪れるのは困る。冗談めかした相手とは対照的に自分がどうこうよりも相手が死なないようにと真剣な表情で対策を考えていた。やがて警察から解放されると相手から声が掛かる、「あぁ」と返事をして事務所への道を歩いた。以前よりもはっきり明るく見える道を歩き事務所へと帰ってくる、二人きりの空間になったということは先程の約束を果たす時でもあって、しかしそれを言い出すタイミングが分からず途端にソワソワとし出す。何処かぎこちない動きで帽子を金具にかけてしまい、相手の方に向き直るも視線は泳いで「あー…風呂とか入ったほうがいいのか?」と余計な気を回しつつ問いかけ)


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