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相乗りで何処までも 【 〆 】/6577


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自分のトピックを作る
6507: 検索 [×]
2024-09-12 10:23:00

…、これってカップルのすることなのかい?
(二人で雨の中を一つの傘をさして歩く、その範囲に二人が収まるようになるには必然的に距離は近くなる。相手は服が濡れないためと言っているが普段より表情が柔らかく迎えに来たことを嬉しがっているように見えると心は弾んだ。そんな相手を濡らさないように傘を相手側に傾けて雨から守っていると相手がこちらに肩が触れそうなほど近づいてくっついてきた。二人の間が縮まった分、はみ出た肩が濡れることはなくなったが相棒として外を歩く時にはしない距離感だ。自ら行ったにも関わらず隣で呟くのを聞けば相合傘とカップルという単語が結びついて先ほどからの相手の反応に漸く合点がいった。だが相手とは対照的に雨ならではの行為と知れば口元は緩んで調子よく問いかける。そうして歩いて進んでいき住宅街を抜けると曲がり角から見慣れた二人組が傘をさしながら現れる。女子高生達もこちらに気付いたようで『あ、翔ちゃんとフィリップ君じゃん!』と近づいてくる。二人ならば関係性も知れているし大丈夫だろうと距離感はそのままで手を振りながら「やあ、こんな所で会うとは珍しいね」と普段通りに話しかけて)

6508: 探偵 [×]
2024-09-12 12:30:34


え、いやまぁ……友達でやったりもするけど、普通は…カップルだな……っ!!
(こちらの呟きに相手は再び相合傘という単語に興味を示したのか再びその内容について問われる、咄嗟に相手の方を見るとその顔は何処か上機嫌で凡その内容を把握してわざわざ聞いているようにも見えた。だがここで変に言い淀むのも形無しな気がして何とか説明を始めるが先程から『カップル』という単語を言いすぎて恥ずかしくもなってきた。結局歯切れの悪い回答をしていると曲がり角から見慣れた二人が現れて目を見開く、こちらの状況も把握している女子高生二人ではあるが見られてはマズいと思っていたせいかこちらに近づいてくるのを見ると咄嗟に相手と距離を取ってしまった。当然そうなれば肩が傘からはみ出て濡れることになる訳だが気にしない素振りをしながら相手に続いて「こんな雨のなか何してんだ?」と普段通りに声をかける。しかし一連の流れを見ていた二人は途端に吹き出してエリザベスに『いや遅いし!』とツッこまれてしまい思わず目を泳がせた。相手はその場から動こうとしなかったあたり反応したのはこちらだけという結果になってしまったようで余計に羞恥が募る。クイーンはこちらを楽しげに見つめながら『いいよねーくっついて相合傘しながらのデート』と茶化してくれば「デートじゃねぇよ!」と反射的に言い返していて)


6509: 検索 [×]
2024-09-12 14:00:50

ほら、離れたら濡れてしまうだろう。残念ながらデートというより傘を忘れた翔太郎を迎えにきたんだ。流石にこの大雨の中歩いて帰らせるわけにはいかないからね
(相合傘について興味津々に問えば歯切れの悪い説明がされる。こちらは単語について知らないのだからそれらしく誤魔化してしまえばいいのに嘘をつけないのが何とも相手らしい。そんな会話をしながら歩いていると情報屋の二人に遭遇して声を掛ける。その間相手が逃げるように距離を取ってしまうがそれでは濡れてしまうと今度はこちらから距離を詰めて相手を傘の中に収めた。この行動も二人にはバレバレだったようでツッコミを入れられデートだと茶化されると反射的に相手は言い返していた。だがデートという言葉は事実とは異なっているのは確かでこちらからも雨だから迎えに来たのだと訂正したのだが二人はお互いを見合わせた後『ますますラブラブじゃん!』とそれぞれに言われてしまって目を瞬かせた。どうやら彼女達にとってはデートも迎えに来ることも同じくらい仲睦まじい行為という認識らしい。前にびしょ濡れになって走っているのを見たことがあるとエリザベスが言い出せば気になってその話の詳細を尋ねる一方クイーンは未だ楽しげに相手を見ながら『迎えに来てくれる人が出来て良かったね、翔ちゃん』と含みを持たせた笑みと共に話しかけていて)

6510: 探偵 [×]
2024-09-12 17:29:03


っ、おい!…な、わざわざ説明するな!
(こちらが反射的に相手と距離を取ったというのにすぐにその距離は詰められてしまって恋人の相合傘状態に戻ってしまい思わず叫ぶ。これでは余計カップルをアピールしているようで案の定二人からは茶化されてしまった。デートではないとせっかく否定したのに相手は懇切丁寧にこの状態を説明し始めて慌てて止めるも時すでに遅しだ。女子高生二人の笑みはますます深まってラブラブだと囃し立てられると顔が赤くなりそうだった。だが二人で傘に入りながら赤面するなんてハードボイルドの名が泣いてしまう。なんとか気を落ち着けようとするもののエリザベスが余計なことを話し始めて今度こそ止めようとするが、クイーンに話しかけられそれも叶わなくなってしまった。恐らくエリザベスの話は過去人探しに出かけた際に傘を忘れてしまった時の事だろう。もう少しで行方を掴めそうな時に雨が降り出してしまって構わず聞き込みを続行した結果はなかなか悲惨なものだった。あの時はまだ相手はガレージに引きこもりっぱなしの時期だったが、今同じ状況になればきっと結末は違っているだろう。クイーンの方を見る、相変わらず侮れない含みのある言い方だ。だが実際迎えに来てもらっている以上突っぱねる返事はできない、気恥しそうに目線を泳がせたあと「まぁ…感謝してる。今日も、…いつもな」と言いつつチラリと会えてを見て)


6511: 検索 [×]
2024-09-12 19:29:28

へぇ、何とも翔太郎らしい話だ。…、こんな雨の中出歩くということは何処かに行く用事があるのかい?
(相合傘と呼ばれる状態でこうなった経緯を説明していると隣から制止が叫ばれる。相手の扱いに慣れているのは彼女達も一緒のようで気にせずエリザベスが興味深い話を始めるとそちらに関心を向けた。その内容も何とも有り得そうな相棒らしい話でくすくすと笑う。その頃は自分も既に事務所に居たはずだが自分が知らないということはガレージに籠っている間に帰ってきて服も着替えたのだろう。まだ距離感があって必要以上に干渉しなかった頃を思えばわざわざ迎えに行こうと思って行動するようになったのも時の流れと相手の影響の強さを感じる。そちらの話を聞いていたが何となく相手の方を見ればこちらはクイーンと何やら話しているようだ。何を聞かれていたかは分からないが相手の言葉が聞こえて目が合えば愛おしさが募った。そしてそろそろ相手を助けるという意味でも独り占めしたいと言う意味でも2人切りになりたいと思えばキリの良いタイミングで彼女達が外出している理由を問う。すると今から向かうお店は雨の日限定のメニューがあるようでそれ目当てに外出したという。そんなサービスがあるのかと感心していると『エリザベス、雨が上がる前に行こ』とクイーンが声を掛けている。どうやらこちらの空気を読まれてしまったらしい。何となく照れ臭さを覚えつつ「じゃあ僕達は事務所に戻るよ、またいつでも事務所に遊びに来てくれ」と手を振って二人と別れ、ちらりと隣の相手を覗き見て)

6512: 探偵 [×]
2024-09-12 20:22:35


っ、余計なお世話だ!……ったく、そうそうあいつらに見つかっちまうなんて……
(この4人が顔を合わせるといつも自分が焦っているか照れているかしている気がする、年下にいいように転がされて結局は形無しだ。クイーンの問いかけに目線を逸らしつつも素直に答えていれば相手と目が合う、その瞬間に相手の表情が柔らかなものに変わり言葉はないのに気持ちは伝わって嬉しいやら恥ずかしいやらで内心大騒ぎだった。こちらがどうにもできないでいると相手が二人に出歩いている目的を聞く、どうやら雨の日限定のメニューを食べに行く途中だったようだ。さすが話題のものを逃さない情報屋だ、クイーンが意味深な眼差しでエリザベスに声をかけているのを見るにどうやら気を使われてしまったらしい。相手に続いて「雨なんだから気をつけろよ」と声をかければ『二人も仲良く帰ってねー』と余計な一言が飛んできて最後に再び叫ぶことになってしまった。顔に上がりそうになっていた熱をなんとか深呼吸で落ち着ける、知り合いに見つかってはいけないと思った途端に情報屋の二人に見つかるとは思いもしなかった。依然恋人の距離のままの相手の方をみれば「とっとと帰った方が身のためみてぇだな」と力無く笑って)


6513: 検索 [×]
2024-09-12 20:59:44

雨の日でも賑やかな二人だ。君が意識するから引き寄せられたんじゃないのかい?そうしようか、
(仲良く、と言う単語がくっついていれば相手がすかさず叫んでいるがこれも彼女達なりの接し方や優しさなのだろう。手を振って見送るとその元気さに素直な感想を述べながらも視線は自然と相手の方を向く。相手が呟いた途端2人が来たのだからなかなかのタイミングだ、探偵としての運やツキという奴がこういう形で出たのかもしれないと楽しげに揶揄う言葉を投げかけていたが、相手の言葉を聞けば素直に頷く。こうやって誰かと話すのだって楽しいことではあるが雨の日の特別な時間を独占したい気持ちの方が強くなってしまった。二人で肩を並べて恋人との距離を保ったまま再び事務所への道を歩き出す。ふと傘越しに空を見上げると濃い灰色の雲が覆っていてずっと先まで伸びている。「かなり長く強い雨になりそうな雲だね」と推測を口にして)

6514: 探偵 [×]
2024-09-12 21:35:44


だな。長居は無用…、…
(自分の呟きこそがあの二人を呼び寄せたのではないかと言われると「勘弁してくれ…」と呟くように言う。運命的な巡り合わせを少なくない回数経験はしたがあのシチュエーションで発揮されるのは勘弁願いたい。再び相合傘で歩き出せば相手が空を見上げて呟きをこぼす、それにつられて見上げれば空は一面タチの悪そうな雨雲が広がっていて傘に当たる雨粒も大きい。傘の下で身を寄せあっているとはいえ足元は跳ね返った雨でそこそこ濡れてきている。まだじわりと熱さが残る季節とはいえあまり体を冷やすのも良くないだろう。早いところ事務所に帰らなければと返事をしようとしたところで何かの声が聞こえて一瞬動きを止める。直後鳴き声がハッキリと聞こえてその方向へと振り向いた。目線の先には川が広がっていて川の中洲に子犬が立ち往生しているのが見えた。普段はそれほど深い川ではないが雨による増水で取り残されてしまったのだろう、雨がまだ降り出しであるのを考えれば中洲が無くなってしまう可能性すらある。あのままではあの犬は助からない、ハットを脱いで相手の頭に被せると「預かっててくれ」と言付けて傘の下から駆け出して)


6515: 検索 [×]
2024-09-12 22:36:47

…あれは子犬? 川の増水で取り残されて…翔太郎!
(暗く重たそうな雨雲が広がっていて暫く雨は止みそうにない。寧ろ強くなっていきそうな雨模様で、傘で雨音を楽しむ時間はそこそこに早く事務所に戻った方が良さそうだ。そうして歩いていると相手がふと立ち止まる。何かを見つけたのかと相手が振り向いた先に目線を向けると川の中州に小さな犬が居た。周りは増水した川が流れていて立ち往生している。降り始めからそこに居たのかその体は濡れていて寒さに震えているようにも見えた。状態を把握しているうちに相手はハットを自分に被せ傘の下から飛び出してしまい、思わず名前を叫んだ。咄嗟に追いかけようとするがハットが頭からズレて落ちそうになってそれを押さえるので一旦動きが阻まれる。相手はあの子犬を見捨てることなんて出来ない、そして自分も同じ行動を取れば一緒に濡れるだけだ。ワンテンポズレたことで冷静さを取り戻すと川の近くに寄って様子を観察する。川の水は濁って底まで見えないが比較的浅く足元の状態も悪くない地帯を見つけ「翔太郎、ここなら比較的安全に向こうに渡れるはずだ」と相手に伝達して)


6516: 探偵 [×]
2024-09-12 23:04:38


いつもより流れが早いな……良い観察眼だぜフィリップ
(中洲に取り残された子犬をみればいてもたってもいられずに走り出す、大切な帽子を相手に預けて大雨の降る中で川のそばへと降りていった。子犬もこちらに気づいているようだが動ける状態ではない、中州と岸の間に流れる水は茶色く濁っていて下手に突っ込めば足を取られてしまいそうだ。片手で目元を庇って周囲の様子を見ていたが川の形がいつもとあまりにも違うせいでルートが分からずどうやって中州へたどり着くべきか考えあぐねていると相手の声が後ろから聞こえてくる。どうやら相棒がルートを見つけ出してくれたらしい、ニヒルに笑えば相手の導いたルートに従い川の中へ入っていく。慎重に一歩ずつ踏み出しながら進めばやがて中洲へとたどり着く。不安げな声を出しながら震える子犬はすぐさまこちらへ近寄ってきてジャケットを脱ぐと子犬を包んでやる、その体には首輪が付けられていて飼い犬であれば人馴れもしているだろう。ジャケットごと子犬を抱えれば来た時と同じように川の中を歩き始める、しかし水流が激しいせいか岸まで中盤あたりに差し掛かったところで川底が動いて足を取られてしまった。なんとか踏ん張って倒れることは無かったものの足がハマってしまって子犬を抱えたこの状態で体勢を戻すのは難しい。こういう時に頼りになるのが相棒だ、相手の方をみれば「フィリップ!こいつ頼む!」とジャケットにくるまった子犬を差し出して)


6517: 検索 [×]
2024-09-12 23:34:43

ああ、任せてくれ! …もう大丈夫だ、少しここで待っていてくれるかい。
(比較的マシに通れるルートを提示すれば相手はその道を通って川の中に入っていく。不安げにその様子を見てたが無事に中洲に着くて子犬を脱いだジャケットで包み込む姿を見れば安堵の息を吐いた。あとは戻ってくるだけ、なのだがその数分の間にも水の量や勢いは増していて危機は高まっている。同じ道を通って帰ってくるがその途中急に片足が沈んだのを見れば目を見開く。そこから動けなくなったのを見る限り足がハマってしまったのだろう。心配にはなるが名前を呼ばれて子犬を差し出されるとすぐに邪魔になる傘を投げ捨て川の中に入っていく。自分まで足を取られないようにギリギリの所まで近づくとそこから腕を伸ばしてジャケットごと子犬を受け取る。力強い返事をして一旦川から上がると少し離れた土手に傘をさしてその下に子犬を下ろす。震える子犬を相手のジャケットを掛け直して安心させるように軽く背中を撫でてからまた川の方に向かう。子犬を助けることが出来たならば次はそれを救った相棒だ。再びギリギリのところまで近づくと「翔太郎!」と名前を呼んで今度はこちらから手を差し伸べ掴むよう促して)

6518: 探偵 [×]
2024-09-13 07:51:31


……っ、くそ……ッ!
(身動きが取れなくなったところで相手を呼べば傘を投げ捨てこちらへと近づいてくる、めいっぱい腕を伸ばして子犬を預けるとひとまず安堵の息を吐いた。これであの子犬は大丈夫だろう、相手も無事に岸へとたどり着きあとは自分だけだ。子犬を任せている間に足を引き抜こうとするが足場が不安定で上手くバランスが取れない、無理やり動けばもう片方の足もハマってしまいそうだ。暫く踏ん張る方の足で安定した場所を探して崩れなさそうな場所を見つけるが足を抜くには力が入れにくい体勢だ、どうしたものかと思っていたところで相手が再びこちらへ戻ってくるのが見える。危ないから戻れと言う前に相手は川の中へと入ってくると手を差し出される、こちらもめいっぱい腕を伸ばしてなんとか相手の手を掴むと引き上げられながら踏ん張ってなんとかハマった足を川から引き抜いた。先程より川の流れがさらに早くなっている、相手の手を握ったまま足を踏み外さないように川の中を進めば無事に岸へとたどり着く事ができた。安堵の息を吐きながら相手の方をみれば「ありがとよフィリップ、さすが俺の相棒だ」と感謝を伝える。その頃には大粒の雨にうたれながら川の中に入ったせいで二人とも全身びしょ濡れになっていて)


6519: 検索 [×]
2024-09-13 10:20:43

おかげさまで二人ともびしょ濡れだけどね。…見る限りは怪我や致命的な事態には陥ってないだろう。飼い主も心配しているはずだ、早く警察にでも届けて保護を依頼して…
(川に入ってギリギリの所に立って腕を伸ばすと相手がその手を掴む。引っ張られて共倒れにならないように踏ん張りその手を引くと相手は足を引き抜くことが出来たようで川に流されてしまわないよう気をつけながら共に岸にあがった。無事に子犬と相手を引き上げることが出来れば安堵の息をつく。相手に感謝を伝えられると預けられた探偵のハットも含めお互いびしょ濡れの姿を見合わせると呆れ口調に言葉を返すがその口元は緩い。二人で助けた犬の元に向かいしゃがみこんで状態を確認するが目立つ傷や異常な様子はない。少々体が冷えた程度で済んだことに安心しつつ首輪や毛の様子から人馴れしていて手入れも行き届いているのが分かればきっと今頃飼い主も行方不明になったこの犬を心配しているに違いない。もはや傘の有無が関係ないほど濡れていれば傘は畳んでそのまま子犬を抱き上げる。行方を知らせる為にも警察に届け出ようと提案したところで道路の方から「マロンちゃん!?」と女性の声が聞こえ慌てた様子で岸へと降りてきていて)

6520: 探偵 [×]
2024-09-13 12:33:57


まぁこいつを救えたんだからよしとしようぜ。……どうやらこいつのご主人様みてぇだな
(せっかく濡れないようの傘の下でカップルと言われるくらいに身を寄せあっていたのに今や二人の体は肩どころか全身びしょ濡れだ。お互いに目が合って散々な格好にこちらも笑ってしまうが、無事に子犬を救い出せたならばこれくらいの事は安いものだろう。二人して子犬の傍にしゃがんで状態を確認する、時折撫でて欲しいと要求するのを見るにやはり可愛がられていた飼い犬のようだ。首輪まであればきっと探している飼い主の元へたどり着けるだろう。警察に連れていくという案に同意しかけたところで女性の声が聞こえてきて道路の方をみる、女性はこちらへと走りよってきて子犬は彼女を見るなり嬉しそうに吠えるのをみるに彼女が飼い主のようだ。たどり着いた女性に子犬を手渡せば無事を喜んでこちらへ礼を言われる。どうやら子犬は雷の音に驚いて家を飛び出してしまったらしい、がむしゃらに走るうちにあの中州にたどり着いてしまったのだろう。何度も頭を下げて感謝してくれる彼女にハードボイルドな探偵らしく「俺達はいつでもお嬢さんの力になりますよ」とキメ顔で言うもびしょ濡れでは決めきれず『そんな格好にまでなって…感謝してもしきれません』とこちらの発言は流されてしまった。若干凹んだところで彼女と別れると再び相手の方をみる、ひと騒動終わってなかなかのボロボロ具合で「いよいよ帰った方がよさそうだな」とまた笑いながら口にして)


6521: 検索 [×]
2024-09-13 14:50:21

これからまだ雨は続くようだから気を付けて。 …ああ、この格好だと帰ったら即シャワー室に突っ込まれてしまいそうだ。
(女性がこちらに走って近づいてくると子犬は嬉しそうに鳴いた。そうやら彼女が飼い主のようだ。必死に探していたであろう彼女に子犬を手渡すと満面の笑みで喜んでお互い頬ずりしている。雷の音に飛び出してここまで来てしまうとはなかなかの物だがこうして子犬を救って二人の嬉しそうな様子が見られたのなら何よりだ。相手がかっこつけたような事を告げるがびしょ濡れの姿の方が印象的のようで再び感謝の言葉で流されているのを見ればつい笑ってしまった。何度も礼を言う彼女に同じことが起きないように雨や雷に注意するように呼び掛けてから別れた。再び相手と目が合うと迎えに行ったはずなのに二人ともびしょ濡れで散々な姿にまた小さく笑う、このまま事務所に帰ったら所長に驚かれ次には床を汚さないようにシャワーに直行させられるのが目に見えている。傘をさすのは諦めて未だ降る雨の中相手の横に並ぶと今からの予想を口にしながら事務所へ歩き始めた。まだ気温が高いとはいえそこそこの間雨に打たれていれば事務所に着くころには体は冷えてしまった。扉を開けると相手と迎えに行ったはずの自分がずぶ濡れなことに所長が騒がしく驚いたかと思えば案の定バスタオルや着替えと共に風呂場に押し込まれてしまう。予想が当たったことにどことなく嬉しそうにしつつ長く外に居た相手に「先に入ってきたまえ」と順番を譲って)

6522: 探偵 [×]
2024-09-13 17:24:22


間違いねぇな。ついでにスリッパが飛んで来ねぇことだけ祈っとかねぇと
(雨に濡れないようにと迎えに来てくれた相手を巻き込んですっかりびしょ濡れになってしまえばお互い笑い出してしまう、事務所に帰った途端に所長が大騒ぎするのは目に見えていて同意しながらそれ以上の災難がないよう祈っていた。事務所に帰れば予想は的中でやいやいうるさく言われながらシャワー室へ行けと所長命令が下る、きっちりバスタオルや着替えを用意してくれるのは流石といったところだろう。相手に促されて「ならさっさと入ってくる」と先にシャワーへと向かえば脱衣所で濡れた服をなんとか脱いで暖かいお湯を浴びた。川に突っ込んでしまったからにはスーツは一式クリーニングいきだろう、経費ですませられるよう所長を説得しなければならなさそうだ。ある程度体も温まったところでシャワーを止める、相手はまだ雨に濡れたままで早く交代しなければ。体の水分を拭き取り新しい服一式を着込むと髪をタオルで拭きながら相手の元へと移動して「上がったぞ」と声をかける。未だ濡れ鼠状態の相手に「しっかり体あっためて来い」と声をかければ一足先に事務所スペースへと戻った。上では所長がホットミルクを作ってくれていて『風邪引いたら困るからね』と差し出されたカップを礼を言いながら受け取る。相手がシャワーを浴びる間に事の経緯を説明し、スーツのクリーニング費用について話し始めるが次第に経費するべきか否かで言い争いが始まり)


6523: 検索 [×]
2024-09-13 19:07:40

…ただいま。 アキちゃんこれ頂くよ。
(相手を先にシャワーを浴びるように促すとびしょ濡れになった靴を軽く洗って風通しの良い所に置いてくる。多少不格好ではあるが乾くまでは来客用のスリッパで過ごした方が良いだろう。そうしている内に相手がいつもの服に濡れた髪というアンバランスな格好で上がってくる。物珍しさに目を瞬かせるも声を掛けられ「入ってくるよ」と入れ替わりにシャワー室に向かった。濡れた服を脱いで暖かいシャワーを浴びると無意識に息をついた。雨を洗い流すだけで良いのだがシャワーを浴びるならいっその事スッキリしてしまおうと髪と体もシャンプーとボディーソープで洗う。普段と違う香りに事務所で風呂に入るのが久しぶりであることに気付いて少し照れくさい気持ちを抱えつつ泡を洗い流した。水分を拭い、用意して貰ったものに着替えてから外に出ると事務所スペースに戻る。髪を拭きながら何やら言い争いをしている二人に声を掛けると準備してくれたらしいホットミルクのカップを手に取ってソファーに座る。適度に冷ましながら口にしながら話を聞いていると大体何について争ってるのかを理解して「アキちゃん、今回僕たちが彼女の子犬を助けたことでまた迷子になったときには頼ってくれるかもしれない。それに今日の話を周囲にしてくれたとしたらその分この事務所の名と評判が広まるはずだ。その宣伝費と思えばクリーニング代も高くないと思わないかい?」と助け舟を出すように口を挟んで)


6524: 探偵 [×]
2024-09-13 20:37:49


フィリップの言う通りだ!犬を助けたのだって立派に探偵としての仕事だろ!
(相手がシャワーでゆっくり温まっている間こちらは所長とすっかりヒートアップしてしまっている。パトロールに出た先で雨に降られたのだからだとか、傘を持っていかなかったのが悪いとか、街の人を助けたのだとか、正式な依頼ではないだとか、延々と言い争いをし時には飛んでくるスリッパを受けたり躱したりしつつスーツのクリーニング代を経費にすべきかを言い争っていた。相手がシャワーから上がって軽く二人が反応するものの勢いは止まらず、「ケチケチすんなよクリーニング代くらい!」とこちらが叫べば『経費だからって良いランクの選ぼうとしてるでしょ!』とこちらの考えを見透かされてしまい言い争いは平行線を辿る。そこで相手が今回の行動が宣伝となって事務所のためになるであろうと助言をすればようやく所長は折れて『しょうがないわね。ただし!普通のコースだからね!』と釘をさされたもののクリーニング代をもぎ取ることが出来た。思わずガッツポーズをしてから満足気な顔で少々冷えてしまったホットミルクを飲み始める。窓にあたる雨は相変わらず激しくまだまだ止みそうにない、『この分じゃ依頼人も来なさそうね』と所長が呟き今日は少し早いが事務所を閉めることとなった。改めてホットミルクの礼を言いつつ所長を見送れば最後の一口を飲んで一息ついて)


6525: 検索 [×]
2024-09-13 21:10:33

…なんで僕より年上の君たちが子供みたいな言い争いしてるんだい。
(シャワーから帰ってくれば絶賛言い争いの真っ只中でとても依頼人には見せられない有様だ。ソファーに座って横から口を挟めば一理あると思ってくれたのか所長の方が折れてひとまず話は纏まった。その騒がしさもある意味この事務所らしくはあるのだが、しっかりと釘を刺す所長とガッツポーズをする相手を見ればジト目を向けながら呆れた言葉を呟いていた。クリーニング代の行方も決まって着替えも済んだが外はまだ雨が降り続いている。この天気ではもう依頼人は来ることはないだろう。所長も同じことを考えたようで今日は事務所を閉めることとなった。所長にも大雨に気をつけるように告れば『これくらい大阪の雨に比べたら全然マシよ!』と謎の理論を話しながら帰っていくのを見送った。事務所に二人になるとぬるくなったホットミルクを飲みながら「風.都.でここまでの雨が降るのも珍しいけど、それと同じくらい大変な一日だったね」と話を振って)

6526: 探偵 [×]
2024-09-13 21:40:25


大阪も風.都も雨の強さは変わんねぇだろ、ったく……あぁまさか大雨の中で川んなかに入ることになるとは思わなかったぜ
(ようやくクリーニング代を勝ち取ったものの相手から呆れたような言葉が飛んでくると言葉を詰まらせてしまう、なんとか所長のせいに出来ないかと思うもそれこそ子供っぽい理屈を捏ねてしまいそうで不満気な顔のまま言葉を引っ込めていた。事務所が閉まることになり所長が先に帰っていく、謎の理論を展開する様に思わずツッコみながら見送り事務所で二人きりとなった。大粒の雨が降る音は相変わらず窓越しに室内へ響いてきている、相手に話を降られれば小さく笑いながら頷いた。午後からの仕事だったはずなのに気づけば一日働いた以上の疲労感が溜まっている。やった事に全く後悔はないがなかなかハードな一日だったと言えよう。だがこれくらいの疲労で済んだのも相手のおかげだ、相手が傘を持ってきてくれなければひとりで解決してもっと悲惨な状態になっていたに違いない。相手と視線を交わすと「迎えにきてくれた上に子犬助けるのも手伝ってくれてありがとな、フィリップ。お前がいてくれた助かった」と礼を述べて)


6527: 検索 [×]
2024-09-13 22:54:17


君が飛び出して行った時はどうしようかと思ったよ。…、君の相棒ならば当然の事をしたまでだ。
(ただ相手を迎えに行って帰ってくるだけのはずが終始バタバタしていた気がする。ようやく一息つける状態になり相手に話を振れば小さく笑いながら返事がされる。取り残された子犬を見つけて助けたいと思うのは相手らしいことではあるが急に隣から飛び出して川の方に突き進んでいくのだから心臓に悪い。恐らく一人でも同じ行動を取ることが容易に想像出来るからこそこちらが手を貸して負担を分けたくなるのだろう。やれやれと言葉を零していると相手と目が合う。そしてストレートに感謝を重ねられると目を軽く開いた後、妙に照れ臭くなって視線を泳がせながら相棒なら当然だと返事をした。出会ったばかりなら相手を迎えに行ったりはせず、川に飛び込んで行っても岸で傘を差したまま帰ってくるのを待っただろう。相手にすっかり絆されていることを再確認するようで落ち着かないままホットミルクに口をつけて飲んでしまう。視線を窓の外にやると「服や靴も乾かないだろうし、今日は事務所に泊まろうか」と提案して)

6528: 探偵 [×]
2024-09-13 23:22:49


あぁ、さすが俺の相棒だ。…そうだな、せっかくシャワーも浴びたし今日はこのままここで泊まろうぜ
(相手は呆れた口調で返事をしているがその言葉の中には他の感情が混ざっているのは十分に伝わってくる。それらも含めて感謝を伝えると真正面からの言葉は恥ずかしかったのか目をそらされてしまった。だが女子高生二人に指摘された通りこちらを迎えに来てくれたそれだけで十分こちらを想ってくれての行為だろう、きっちりとお礼を伝えなければ男が廃るというものだ。さらに褒め言葉を重ねつつホットミルクを飲み終える、相手から事務所に泊まる提案をされれば直ぐ様頷いた。雨はまだ弱まりそうにない、あれだけ雨に打たれたのだがら今日はもうこれ以上濡れるのは勘弁だ。そうとなればここで夕飯をとることになるわけだが冷蔵庫に食材の類はない、もう雨に濡れたくないからここに泊まるのであれば外に買いに行くのも本末転倒だろう。となれば備蓄の食料を使うのがよさそうだ。事務所から出る気がないのを示すようにニヤリと笑うと「なら今日の晩飯はカップ麺だな」と提案して)


6529: 検索 [×]
2024-09-14 00:04:59

…すっかり事務所の方が泊まる場所になったね。 ああ、そうしよう。とりあえずお湯を沸かして…どれが良い?
(雨はまだ止みそうにない。また雨に濡れる可能性や疲れなども考えて今日は事務所で一夜を明かす提案をすれば直ぐに相手もそれに同意する。その発言を聞いていつの間にか事務所で一夜を過ごす方がイレギュラーで泊まるというワードを使うようになったのに気付けば嬉しさと若干の照れ臭さ混じりに呟いた。ここに泊まるのに決定したのは良いが問題は今日の夜ご飯だろう。近所に買いに行くというでも無くはないが、と考えたところで相手が備蓄のカップ麺を食べることを提案してくればこちらも小さく笑って賛成を示す。最近はあまり食べる機会は減ったがこのちょっとした非日常感を楽しむには良いチョイスだろう。色々騒動があったせいで既にお腹がすいていて飲み終えたカップをテーブルに行くと早速簡易キッチンでお湯を沸かし始める。続いて備蓄品のある戸棚を開いてカップ麺を出してくるがその中でも幾つか味やメーカーなどで違いがあるようだ。パッケージを見比べながらあはどれにするかと尋ねて)

6530: 探偵 [×]
2024-09-14 07:58:24


…もうあそこは俺達の家だからな。……そうだな…なら俺はこの赤いきつねうどんのだ
(相手がここに泊まる方が珍しいことだと照れくさそうに呟けば思わず口元が緩む、ずっと相手はこの事務所のガレージで大半の時間を過ごしていたが時を重ね自分が一人暮らししていた部屋は二人の帰る場所となった。時の流れを感じてポツリと呟くもこちらも照れくさくなって飲み終わった二人分のカップをキッチンの洗い場へと持っていくことで場をリセットすることにした。相手がお湯をセットしてくれている間にサッとコップを洗い相手と共にキッチンの戸棚を覗き込む、定番品をいろいろと並べているものだが二人で過ごすようになって以降家で何かを作って食べる機会の方が圧倒的に多くなってカップ麺を食べるのも久しぶりだ。ちょっとしたお泊まり会気分にテンションも少々高くなりつつどれにしようかといくつか手に取っては戻すを繰り返した後に赤いパッケージのものを選び出した。お湯を入れたあとの待機時間を確認しつつ「こういうカップ麺の油揚げって妙に美味いんだよな」とパッケージを相手に見せて)


6531: 検索 [×]
2024-09-14 09:27:24

なら今日はちょっとしたお泊まり会だ。 じゃあ僕は緑の蕎麦にしようかな。 たまに食べるからというのもあるけど出汁を良く吸うから美味しく感じるのだろうね。
(すっかり認識が変わったことを呟けば相手から同意の呟きが聞こえる。今でも忙しい時は事務所で寝食をすることもあるがやはりあの家が帰る場所であり、過ごす場所になったようだ。簡易キッチンの方に向かってお湯を沸かすと戸棚からカップ麺を何にするか選ぶ。最近ではあまり食べる機会もなくなった食事に同じくテンションが上がってお泊まり会だと称しつつ相手が赤いパッケージのものを選ぶのを見れば?として宣伝されている緑の天ぷら蕎麦の物を手に取る。蓋を開けて粉末スープや天ぷらを取り出しつつ、相手がパッケージを見せてくると以前食べた感想と推察を口にした。ちょうどお湯も湧くと準備をしたカップの中に線のところまで注いでいき、ついでに準備の終わった相手の物にもお湯を注いで蓋を閉めて)

6532: 探偵 [×]
2024-09-14 13:16:31


そっちの天ぷらも最初はサクサクでだんだん出汁が染みて食感が変化して美味いけど、今日はこっちの気分だ。…お、ありがとよ
(どうやら相手も考えることは同じらしい、今日はすっかり『珍しい』という分類になってしまった事務所で泊まるという行為を存分に味わえそうだ。相手はこちらと対になるよう宣伝されている緑の蕎麦を選んでそれぞれ準備を始める。天ぷらそばも捨てがたいものがあるが、今日は雨と川ですっかり体温も体力も奪われてしまったので中まで出汁がじわりと染みている油揚げの方があっている。お湯を入れてくれた相手に礼を言った後スツールの傍に置かれた椅子を簡易キッチンのカウンターまで持ってくる、今日は特別な日だいつもとは違う場所で食べたって誰にも文句は言われない。暫くして規定の時間が経ったのを確認して蓋を剥がすと周囲には一気に出汁の香りが広がって思わずその空気を吸い込んだ。相手も蓋を剥がすのを待って「よし食うか」と声をかけて)


6533: 検索 [×]
2024-09-14 15:08:50

まあ気になったらいつもみたいに交換すれば良い。 じゃあ早速いただきます。
(それぞれのカップにお湯を注ぐと相手が簡易キッチンの所に椅子を持ってきてくれる。普段ならばお行儀が悪いと怒られてしまいそうではあるが今日はそれを指摘する人もいない。更なる特別感を覚えながら油揚げや天ぷらも当たり前のように交換する選択肢を口にして出来上がりを待つ。規定の時間が経って蓋を剥がす、美味しそうな匂いを嗅ぐとお腹が空いてきた。声掛けに頷き、後乗せ天ぷらを載せてから手を合わせて食事の挨拶を述べると早速割り箸を割って蕎麦を啜る。暖かい出汁と程よい硬さになった麺は疲れた体に染み渡って思わず息が零れた。後乗せした天ぷらもサクサクで「疲れた体に染み渡る温かさだ…」と噛み締めるように呟いて)

6534: 探偵 [×]
2024-09-14 15:55:38


そうするか。よし、いただきます。……あぁ。カップ麺はジャンクなのも美味いけど、今日は出汁が体に馴染むぜ
(キッチンの周囲は一気にいい香りに包まれて冷やされ疲れた体は途端に空腹を訴え始めた。相手と共に手を合わせると早速割り箸を割っていの一番に揚げへとかぶりつく、中からじわりと出汁が染みだし甘めの揚げと調和して満足度の高い味だ。うどんを啜ればその温かさと優しい出汁の味がさらに体へと染み渡っていく、相手が零した呟きに同意するよう頷くとじわりとした温かさにこちらも相手とほぼ同時に息をついた。カップ麺といえばガツンと腹に溜まるようなものもあるが雨に散々打たれた今日の体にはこちらの方があっているだろう。お互いの疲労具合はなかなかのもののようで揃って出汁でホッコリしている様子に「今日はしっかり体休めた方が良さそうだな」と笑いながら口にし)


6535: 検索 [×]
2024-09-14 20:43:52

これが手軽に食べられるなんて文明の利器だ。ああ、食べ終わったら今日は早めに寝てしまおうか。__ ごちそうさまでした、
(決め手になったと言う通りいの一番にお揚げにかぶりつくのを見れば小さく笑う。ホットミルクと同じくらいその温かさと出汁の味が染み渡って疲れた体を癒す。これだけのクオリティの物を一から作るとしたらかなりの手間がかかるはずで手軽にこの味を楽しめることに感心の感想を零す。お互い相当疲れているのか息をつくのもほぼ同時でこれからの予定の提案に素直に頷いていた。いつものように時折カップ麺を交換しながら食べ進めていき、最後に残していたひたひたの天ぷらを食べてしまうと手を合わせて箸を置く。突然の雨ではあったが事務所に泊まることになり、珍しい場所でカップ麺を食べる非日常感に満足感は募るばかりだ。未だ外は雨が打ち付ける音がするが「美味しかったね」と相手に無邪気な笑みを見せていて)


6536: 探偵 [×]
2024-09-14 21:47:09


ごちそうさまでした。…あぁ、お泊まり会なら特別な飯じゃなくっちゃな
(相手はカップ麺の偉大さに感謝していて少々大袈裟な表現に小さく笑う、だが疲れた体で手軽に温かい出汁の効いたものを食べられるのが有難いことに変わりはなくて同意するよう頷いていた。その後はいつも通りカップ麺を交換して出汁の染み始めた天ぷらを一口もらったり、逆にうどんを相手が食べたりと味を共有しながら食べ進め、あっという間に食べ終わるとこちらも箸を置いて手を合わせる。無邪気な笑みを見せる相手にこちらも口元が綻ぶと思わず相手の頭を撫でてしまった。あとは寝るのに向けて体勢を整えるだけだ、シャワー後にまたスーツに着替えてしまったので「とりあえず寝間着に着替えるか」と声をかけると事務所で使っていたものを引っ張りだす、紫でシルク生地のそれに腕を通すと「これ着んのも久しぶりだな」といつもとは色も手触りも違うものを見下ろして)


6537: 検索 [×]
2024-09-14 22:29:36

…ん。 確かにこっちで寝るにしても仮眠でそのまま寝る事が多かったからね。……、…寝ようか。
(特別なご飯も終えてその感想を伝えると相手の口元が綻んで頭が撫でられた。小さな幸せを共有出来るのが嬉しくてその手に軽く擦り寄りながら小さく返事をした。一度元の服を着たが寝るならば寝巻きに着替えるべきだろう。忙しくて事務所に泊まる時は睡眠もそこそこでいつもの服のままで寝たりすることも多くこっちに置いている寝間着を使うのは久しぶりだ。自分もいつの日か買い出しに出掛けた時に買ったお好み焼きのTシャツとモスグリーンのハーフパンツを取り出してくる。お揃いの寝間着を買ったタイミングで事務所用の寝間着として持ってきたもので懐かしさを覚えながらそれに着替える。全て着替えたタイミングで相手の方を見るが相手も以前見たことがある紫でシルク生地の寝巻きに袖を通している。いつもと違う姿に思わず違和感を持ってしまって何度もお互いの寝間着を見比べる、お互いの色を纏うことなく材質やデザインも違う服を着ていていつものようにお揃いでないことにどうしても物足りなさを覚えてしまって無意識に眉尻が下がった。だがそれを口に出すのは子供っぽく思えて寝る方に意識と話を向けると先に簡易ベッドに寝転がってから「翔太郎」と相手を呼んで)


6538: 探偵 [×]
2024-09-14 22:47:49


ん…?せっかく珍しい寝間着なのにお前はご不満みたいだな
(久しぶりの寝間着に腕を通す、自分を示す色である紫を纏っているはずなのに寝間着でこの色となるとどうにもしっくりこない。それほど寝る時には相手の色を纏うのが当然になってしまっているようで何も口にしていないのに照れくささを感じてしまった。相手の方もまた懐かしい寝間着を身に纏う、相手と一緒に住むようになって相手の寝間着として初めて買ったものだ。緩いデザインに思わず小さく笑っていたが相手はどこか落ち着きない様子で互いの寝間着を交互にみてその後眉を下げる、どうやらこちらが感じた違和感は相手の中では不満にまで膨れ上がってしまったようだ。相手がそれを誤魔化そうとしている所も含めて可愛らしいワガママに思わず笑ってしまいそうになるのをなんとか噛み殺しつつ平静を装ってこちらを招く相手にこちらも何食わぬ顔で近づいて同じく簡易ベッドにあがった。いつも二人で寝転がれば同じ材質で互いの色が並ぶはずなのに今日は色も手触りもバラバラだ。相手が不満を抱えているのをみればなんだかこちらも物足りなくなってくる、それを誤魔化すように相手の頬を親指の腹で撫でると揶揄うように話しかけ「よっぽど俺とお揃いがいいみたいだな」とさらに追い討ちをかけて)


6539: 検索 [×]
2024-09-14 23:17:19

っ、別に不満ではない、けど…。…お揃いの嬉しさを教えたのは君だろう
(こちらが感じた不満や物足りなさを隠すように先に簡易ベッドに寝転んだのに近付いてくる相手は何処と無く笑みを噛み殺しているようにも見えて自分の感情を読み取られている事を悟る。相手が横に寝転がればいつもと同じ状況なのに目に入るのは普段と違う寝巻きでやはり子供っぽいワガママが湧き出てしまう。相手の手が伸びてきて親指で頬を撫でられながら揶揄うような言葉を掛けられると咄嗟に視線を泳がせて反論するが事実であればどうにも歯切れは悪くなる。それは相手も分かっているだろうに更に追い打ちをかけるような言葉を向けられるとむすっとした表情をしてから相手の背中に腕を回してその体を抱き寄せる。そのまま相手の胸元にぐりぐり額を押し付けながらぽつりと呟いて)


6540: 探偵 [×]
2024-09-14 23:42:47


そうだったな。……俺もお前からお揃いの良さを教えてもらったんだった。お前としか出来ない特別なことだからな
(こちらの予想は当たったらしく相手は目を泳がせて反論の言葉も弱々しい、だが揶揄い過ぎたらしく不満気な顔を向けられるとわざとらしく笑みを浮かべて誤魔化しておいた。相手がこちらへと抱きつき胸元に額を押し付けられる、子供っぽくて可愛らしい抗議に結局口元は緩んでしまって宥めるように背中をポンポンと撫でながらもう片方の腕で相手の頭を包み込み髪に頬を寄せた。それこそお揃いのものなんていかにもカップルがやる行為で恥ずかしいとさえ思っていた。しかし今やちょっとしたものでも相手と揃いのものにしたくなる、そんな事が出来るのは互いに互いの特別な席に座っていないと出来ないことをよく知っているからだ。相手との特別な繋がりを形にできるもの、その中でも互いの色を纏う寝間着はよりその繋がりを強く感じる事が出来るものだ。今日はどうしでもお揃いにはなれない、相変わらず背中を撫でながらその代わりにと「ならこの事務所で使うものも今度買いにいくか?」と提案してみて)


6541: 検索 [×]
2024-09-15 00:15:46

……うん、買いに行きたい。
(わざとらしい笑みを見せる相手に全てを見透かされているのが恥ずかしくもあり嬉しくもあって顔を隠すようにぐりぐりと額を押し付ける。宥めるように背中を撫でられて髪に擦り寄られていると子供扱いされている気分になるがそれ以上に相手に甘やかされて足りない部分が満たされていく心地がする。こちらからも腕に力を込めて抱きついていればお揃いが自分とだけの特別なことだと話がされる。お揃いが無くとも互いに大切な存在であることは変わりは無いがその繋がりを物として認識出来る幸せを知った以上、色々なものをお揃いにしたくなってしまう。探偵から離れて恋人として過ごす時間なら尚更だ。消化不良な気持ちを抱えていると背中を撫でられながら事務所内でもお揃いになるように買い出しに行く提案がされて思わず顔を胸元から上げる。それは即ち相手もお揃いを望んでくれているということでもあり、嬉しさが満ちると気付けば素直な気持ちを口にしていた。これからは事務所内でもお揃いになることになったが今がこの状態であることには変わりない。その隙間を埋めるように再びぎゅっと抱きしめると「今日はこれで我慢することにしよう」と更に擦り寄っていて)


6542: 探偵 [×]
2024-09-15 00:40:56


なら次の休みの行き先は決まりだな。流石に目につくもんは買えねぇけど、寝間着とか歯ブラシとか、あとはスリッパも良いかもな
(こちらから買い出しを提案してみれば相手の顔があがる。明確には言わなかったが当然買い揃えるものはお揃いにするつもりだ、相手も当然その意図を察していて感情の乗った肯定の返事が返ってくると今度は自然な笑みを浮かべた。相手と恋人として過ごす時間は際限なく相手を求めてしまう、それがお揃いという形になって現れてまた昇華されるわけだがそれが揃わないだけでこうも物足りなくなってしまうとは思わなかった。とはいえ依頼人もくるこの事務所で日中使うようなものはお揃いにすることは出来ない、依頼人に変な気を使わせるわけにもいかず何より所長の居心地が悪くなっては困る。となれば二人でこうやって泊まる時に使うものを買い揃えるのが良さそうだ。いくつか候補をあげているうちに相手が再びこちらを抱きしめる、こちらからも回した腕に力を込めたあと「フィリップ、」とその名前を呼んで顎に軽く手を添えてこちらを向かせるとゆっくりと唇を重ねて)


6543: 検索 [×]
2024-09-15 08:15:19

……ああ、僕達だけが分かるものがあれば良い。…翔太郎、
(早速お揃いの物を買いに行く日が決まれば口元が緩む。相手も同じ事を思ってくれているのが何より嬉しかった。とはいえここは職場でもあり自宅と違って他の人の出入りもある場所だ。もしかしたら事務所を閉めた後でも緊急性の高い依頼が舞い込んでくる可能性だってある。だから相手の言う通りパッと見で分かるような物を望むつもりはないが自分達がお揃いだと分かる特別な物が欲しい。自宅だけでなく事務所にもお揃いが増える予感に心は弾み、候補をあげていく相手に抱き着く。相手からも力が込められ、名前を呼ばれて促されるまま相手の方を向くとその名前を呼んで近づいてくる気配に瞼を閉じる。やがて柔らかな唇が重なると足りなかった物が埋まっていく心地がして暫しその幸せに浸る。一旦唇を離してみるも一度その幸せを知れば抗えずに再び距離を縮めてまたキスをして)

6544: 探偵 [×]
2024-09-15 09:57:22


あぁ、なんたって俺達だけの特別だからな
(買い揃えるものの候補をあげていけば腕の中の相手がますます上機嫌になっていくのが分かる、お揃いであるのが自分達にだけ分かればいいと口にする相手に独占欲を擽られれば口角はあがってさらにそれを煽るような言葉を口にしていた。家でふんだんにお揃いがある状況も良いが事務所で二人だけが分かる範囲にだけあるお揃いもより特別感があって良いものになりそうだ。事務所内でこっそりお揃いにするのもこの簡易ベッドで相手を腕の中に閉じ込めることが出来るのも自分だけの特権だ、こちらから口付けを送れば向こうからも応えるように口付けが返ってくる。柔らかい感触に何物にも変えられない心地良さを感じて後頭部をゆっくり撫でてやりながら僅かに唇を離して至近距離で見つめる。視界いっぱいに相手を収めた時に端に映る光景も今日はいつもと違って「このベッドでお前と寝るのも久しぶりだな」といつもと違う寝心地といつも通りの抱き心地を楽しんでいて)


6545: 検索 [×]
2024-09-15 14:08:14

良い響きだ。…そうだね、いつもより少し狭いけどこうやってくっついてしまえば問題ない。
(相手が更に独占欲を擽るように特別と話せばそこに込められた意味に心は満たされる。また深く相手と繋がりを持てることに口角をあげながら口付けを送り合う。後頭部を撫でられると心地良さに力は抜けて僅かに唇が離れていくとゆっくりと目を開く。そこには当然のことながら相手の姿があって目が合う、視界いっぱいに相手の顔があるのも抱いた体温や抱き心地も普段と一緒だが違う所もあって不思議な気分だ。普段のシングルベッドに比べると簡易ベッドは狭いが身を寄せ合って寝る自分達にとっては大した問題でもないだろう、ふと一番最初にここに寝転がって眠った夜を思い出すとすっかり慣れ親しんだ事に小さく笑みを零し軽く後頭部を撫でながら「…寝られそうかい?」と問いかけ)

6546: 探偵 [×]
2024-09-15 16:05:24


いつもと違うベッドでお前はいつもと違う匂いだがよく寝れそうだ。お前が隣にいりゃ何処ででもよく寝れる
(簡易ベッドは家のベッドよりもさらに手狭だがいつもお互い身を寄せあって眠るのだから問題はない、相手も意見は同じようで更にくっつくように腕に力を込める。傍にある相手の体からは微かにシャンプーの香りが漂ってくるがそれもいつもとは違う香りだ。だが纏っている匂いはこちらも同じ、いつもとは違うがお揃いならば良しとしておく。寝る環境は違っても相手がいるのならばなんら問題はない、相手こそが自分のいる場所なのだから。頭を撫でられるとその心地良さに思わず目を閉じて口元を緩める、こちらからも背中をゆっくりと撫でて柔らかくて温かい時間に浸った。窓の外では相変わらず雨が降っている、その音も今は聞き心地の良い音になっていて自然と瞼が閉じた。近くに相手の気配を感じながらもう一度口付けると「おやすみ、フィリップ」と静かに呟いて)

(/お世話になっております。そろそろ区切りかと思いましてお声がけさせていただきました。二人で相合傘して恋人らしい時間から、探偵としてのハプニングを経てまた二人きりで恋人としての時間を過ごせて穏やかな幸せに浸れる時間でした。久しぶりの事務所でのお泊まりで次の約束が出来ましたしお買い物いくのがとても楽しみです!今回もありがとうございました。
次のお話ですがいかがしましょう?最近は順番にどのような系統のお話もやってきたので、日常でも事件でもどちらでもいいなと迷っておりまして…このままお買い物に行くでも事件系統のお話でも良いかなと思っておりますが、検索様はいかがでしょうか?)


6547: 検索 [×]
2024-09-15 18:37:23

そっか、……ん…おやすみ、翔太郎。
(普段と違う部分も何個かある状況ではあるが重要なのは相手と共に寝るということだ。腕に力が込められて更に距離が近付いてその体温と匂いを感じるようになると安心して力が抜けた。相手もまた自分が隣でいれば良いのだと返事がされると口元に笑みが浮かんで柔らかな声で返事をしてその頭をゆるゆると撫でた。あんなにびしょ濡れになった原因の雨音も今は心地よく聞こえて穏やかな空気が事務所を満たす。安心出来る環境になれば疲れも相まって一気に眠気がやってきた。ぼんやりとした目で相手を見ていると顔が近付いてきて唇が重なる。それを合図に瞼が重くなれば更に腕に力を込め、相手の名前と同じ言葉を呟けば大切な存在を感じながら眠りについて)

(/こちらこそお世話になっております。雨の中迎えに行く、とだけ決めて始めた話でしたが相合傘から子犬の救助でびしょ濡れになって事務所で着替えたりと色々話が展開していって毎回返信を楽しみにしておりました。時間の流れと変化を感じつつ次の約束も出来てとても充実した時間でした、今回もありがとうございました!
次の話ですが日常回では今回約束したお買い物や眠れなくてちょっと夜遊びする話、季節物だと依頼で関わった高校生に誘われて学園祭や体育祭を見に行く話、事件だと匿名でメモリ取引の情報提供があってその現場を張り込みして押さえるか誘き寄せる罠で危機を切り抜ける話、なんてものが浮かびましたが何か探偵様の希望などはありますか?)



6548: 探偵 [×]
2024-09-15 21:51:23


ん…?なんだこれ
(二人で雨の日にちょっとしたお泊まり会をした日から一週間ほど、激しい雨がなかったかのように翌日は青空が晴れ渡り、その後も天気は安定して晴れのままだ。少々蒸し暑ささえ感じる気候の中でいつも通りの事務所での時間を過ごしていれば扉をノックする音が聞こえる。この時間であれば郵便だろう、声をかけて扉をあければ案の定配達員がいていくつか封筒を受け取った。依頼解決のお礼らしき手紙から支払いの請求書まで見たいものと見たくないものが混在していたが、その中で探偵事務所の宛名だけが書かれたごくシンプルな封筒を見つける。差出人や封筒の雰囲気でどんな内容かは大体予想がつくものだがこれにはなんの気配がない。眉をひそめながら封筒の封を破いて中身を取り出し)


(/たくさん候補だしていただいてありがとうございます!こちらも騒がしい話なら所長がデートらしきものに出かけるのを尾行する話、事件なお話なら魂が人形に取られる話なんかを考えておりました。いろいろ悩みどころなのですが、ピリッとしたお話でメモリ取引の現場にいくお話でいかがでしょうか?その他のお話も是非順番にやっていきたいです。特に学園祭にお邪魔する話はじっくりやらせていただければなと!
ひとまずそれらしい導入置いておきますので、上手く乗っていただいたり不都合あれば改変してください!今回も好きな展開どんどんいれて楽しんでいきましよう!/何も無ければこちら蹴りで大丈夫です!)


6549: 検索 [×]
2024-09-15 23:16:33

…何かあったのかい?
(雨の日に事務所に泊まった日から一週間程、大雨が嘘だったかのように次の日から風.都.は快晴が続き秋に入るには少し暑いような日が続いていた。ガレージで本を読んでいたがキリの良いタイミングで事務所スペースに戻って来ると相手が受け取った手紙や封筒を確認している所だった。それだけならば特に気に止める必要はないが不審そうな声が聞こえて来れば気になって相手の傍に寄る。相手の手には表には何も記載のない封筒があって中身が伺えそうにない。何か異様なことは確かで隣で開封するのを見ていると一枚の写真と手紙が添えられているようだ。手紙には印刷された文字で『風宮パーキングの地下二階にて今夜、ガ.イ.ア.メ,モ.リの取引予定。この取引が成立すればまた多数の被害者が増える』と書かれていて写真には何処からか盗撮したような画角と画質でジュラルミンケースにメモリを詰めている黒服の姿が映っていた。加えてそのメモリに見覚えがあれば僅かに目を見開き「…翔太郎、多分だけどこのメモリ、一時期威力を高める研究をしてた時のプロトタイプだ。」と言葉を添えて)

6550: 探偵 [×]
2024-09-16 08:14:01


メモリ取引現場の告発文ってところだが…差出人もねぇし…、つまり普通は出回ってねぇ代物ってことか。……なら放ってはおけねぇな
(どこか異質な雰囲気を放つ封筒を訝しげに見ているとガレージからちょうど相手があがってきてこちらの様子に気がついたのか隣へとやってくる。二人で見守りながら封筒を開けると中には写真と印刷された文章が入っている、内容は今夜メモリの取引が行われることを知らせる文章で目を見開いた。だが文面には取引がある事だけを記しているだけでどうして欲しいのかは書いてはいない。助けを求める文面にも挑発にもみえる文面だ。言外に含まれた意味を考えあぐねていると相手からメモリがプロトタイプであることを教えられる、メモリはただでさえ危険なものだがそこからさらに改造したものとなれば危険度は跳ね上がるだろう。罠である可能性は少なくないがプロトタイプメモリがその場に現れるならこの街の探偵として確かめる必要がある。軽く息を吐くと「俺は今晩風宮パーキングに行ってくるからなんかあった時は頼む」と相手に告げて)


6551: 検索 [×]
2024-09-16 08:56:28

何かあった時ってなんだい、…僕もついて行く。
(届けられた手紙にはメモリ取引の告発文が書いてあった。関係者が良心の呵責に耐え兼ねて助けを求めに来たのか自分達を呼び出す罠なのかは分からないが末端では存在すら知らないプロトタイプメモリに関わる立場の人物が何かを起こそうとしているのは間違いない。相手もこちらの言葉でただの悪戯ではないと理解したのだろう、軽く息を吐いて放っておけないと述べたのには賛成だがその後続いた言葉に眉をひそめた。相変わらず一人で乗り込むつもりであることもそうだが何かあった時って言い方が引っかかって思わず低い声で問い詰める。現場を張るならば一人の方が身軽でやりやすいのも分からなくもないが組織が絡んでいる可能性があるならば話は別だ、それにこういう時こそ二人で一人であるべきなのに。じっと相手を見つめると逃がさないようにと体も動いて相手の手首を掴んでからこちらの意志を伝えて)


6552: 探偵 [×]
2024-09-16 09:37:08


そりゃ変身するような時……フィリップ、取引現場は駐車場の地下二階だ。敵に囲まれたら簡単に逃げられねぇ。お前も分かってんだろ。もしお前を誘き出す罠だったらどうすんだよ
(当然のようにひとりで行こうとしたがどうやら相手はそれを許せないらしい、低い声の問いかけに取り繕うような返事をするが手首を掴まれてしまい言葉が途切れる。この手紙は純粋に取引を止めて欲しいのかもしれないし、組織の中でも一部の人間しか知らないようなメモリを餌にする輩なら相手の重要性を知っていて真の狙いが相手だという可能性もある。どちらにせよ地下なんて閉じられた空間に行くなんて危険なこと相手にはさせられない。だがお互いに片方が欠けた時ダメになってしまうことは良く知っている、もう自分達はひとりでは生きていけない関係だ。未来の相手の姿を思い出せば強く否定することもできず、「どう転ぶか分かんねぇとこに行く気なのか?」と探るような目線と共に問いかけて)


6553: 検索 [×]
2024-09-16 19:35:16

君がこの現場に行く時点で危険性は一緒だろう。…行くよ、閉じられた場所ということは逆に僕達もその現場や関わる上位の関係者の身柄や情報を押さえるチャンスだ。
(その行方を遮るようにも相手の手首を掴むとその言葉は途切れる。相手が今回の件の危険性をあげるが相手が行ったとしても条件は同じだ。普段から相手は自分のことは大切に思ってくれたり過保護な部分があるが同時に自分を蔑ろにしている所がある。自分なら構わないという思考が透けて見える態度に不満を表にしながら同じ事だと返した。探るような目線を受けると真っ直ぐに見つめ返しながら力強く返事をする。メモリ取引を阻止する為というのもあるがそんな立場の人物がいる場ならば組織に関する情報や運が良ければ身柄を押さえることが出来るかもしれない。街の平和のために時には受け身ではなく強気の行動が必要だろうと説明すれば「違うかい?」と相手をじっと見つめて問いかけ)


6554: 探偵 [×]
2024-09-16 21:07:34


お前の危険性が……分かった。だが絶対に無茶はすんな。危なくなったら力づくでも退くからな。……俺達二人が生きて帰るのが絶対条件だ
(自分ひとりで行くことで相手を危険から遠ざける事ができると言おうとするがそれが通用しないことは重々承知している、それが二人にとって悪手であることもだ。踏ん切りがつかずに相手の意志を確認するも当然のように相手の返事は変わらない、逆に取引現場に現れる人間から情報を聞き出すチャンスだと理屈を重ねられればようやく決心がついて頷いた。真っ直ぐな目線を受けこちらもそこから逃げずに目を合わせれば釘を刺すように忠告を口にする。二人して危険に満ちた場所へ飛び込んでいくがそれで片方を失った未来の姿を二度も見てきたのだ、あの結末だけには絶対させない。二人で行くことが決まれば夜までの時間ガジェットを整備したり、あえていつもの時間を過ごして精神を整える。やがて日が落ちて約束の時間が近づいてくれば気合いを入れるようにひとつ息を吐いたあとに探偵の魂たるハットを目深に被って「いくぞフィリップ」と相手に声をかけて)


6555: 検索 [×]
2024-09-16 21:41:04

分かってるよ、ちゃんと二人でここに戻ってくる。 __…まだ来ていないようだね。
(自分を巻き込むことに踏ん切りがつかない様子だったが真っ直ぐと見つめて意思が変わらないことを示すと漸く相手が折れた。危険ならば尚更、一緒に行動して二人で一人の体制で挑まなくてはならないはずだ。相手から釘が刺された内容に深く頷いてこの事務所に帰ってくる事を誓う。それからはガジェットの整備をしたり現場の地図を検索して頭に入れておくなどして時間を過ごす。やがて日が落ちて夜が近付いてくれば本を閉じるのを合図に立ち上がって「ああ、」と返事をしては事務所を後にした。バイクでパーキングに向かい、現場に辿り着くと一階の端の目立たない場所に停めておく。脱出のことを考えれば地下に持って行きたいがバイクがあることで自分たちの存在がバレるのは避けたい。街の中心から少し離れていることもあって一階の駐車スペースもそんなに埋まってはいない。併設された階段で今回の取引場所である地下二階に向かうと更に車と人気は無くなり足音さえ少し反響していた。数台車はあるが特に怪しい様子は無い、手紙には今夜とだけ書かれて時間の指定が無ければ張り込む事になるだろうと考え「翔太郎、こっちに隠れよう」と車の影になる場所に誘って)


6556: 探偵 [×]
2024-09-16 22:14:55


先回りできたなら何よりだ。……っ!
(相乗りでバイクを飛ばして目的地へと向かう、あれが善意の手紙で組織の関係者を捕まえられれば御の字、こちらを誘き寄せるための罠ならば返り討ちにしてやるまでだ。人目につかないようにバイクを一階に停めて階段を静かに降りる、地下空間はどれだけ足音に気をつけても小さな音さえよく響いてしまって慎重に移動した。やがて目的地である地下二階へとたどり着く、相手の誘導に従い車の影に隠れるがまだ敵の気配はない。先に潜めたのならば上出来だろう。暫く周囲の様子を伺っていると一台の車が駐車スペースへと入ってきて相手を庇うように覆いかぶさりハットを目深に被る、相手の鮮やかな服は影では目立ってしまうがこちらの黒いスーツならばいくらかマシだろう。息を潜めて車の動向を見守ればやがて二人ほどの人間が車から降りてきた。ひとりはジュラルミンケースを持っていて「あの手紙が正しいならあいつらが組織の人間みてぇだな」と極小さな声で言い)


6557: 検索 [×]
2024-09-16 23:38:55

…そうだね、ここで取引が行われるというのは本当のようだ。ならばそろそろ取引相手が…、!
(相手と共に車の影に隠れて様子を窺う。あれだけ足音が聞こえるならここに来た人物もすぐに分かるだろう。暫くそのまま見張っていると一台の車が入ってくる音がして体を固めるのと同時に相手がこちらに覆い被さる。角度的に見えづらい場所だが念には念ということだろう。息を潜めて動向を見守っていると車の中から二人出てくる。その一人は写真に映っていたであろうジェラルミンケースを持っていて相手の言葉に頷く。どうやら取引が行われるというあの内容は事実だったようだ、問題はその取引相手といかにメモリの譲渡を阻止するかでありその策を考えていると新たにもう一台の車が二階の駐車スペースに入ってきた。近くに停車してそこから降りてきた人物を見て目を見開く、降りてきた数人はかつて闇オークションに乗り込んだ時に見た仮面とスーツを身につけていて因縁のある人達であることに思わず声を上げそうになるのを何とか堪える。相手を実験体として操ってこの街を泣かせようとした男だ、相手を取り戻してから音沙汰が無いと思っていたがまさかここで会う事になるとは。仮面の男と組織の人が対面すると何処か親しげな様子で話し始めている。その内容も以前取引したメモリの効果を賞賛したりするものであれば「っ、まだ研究を続けて…」とあの時のことを思い出しては衝動的に影から飛び出そうとして)


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