TOP > 1対1のなりきりチャット

相乗りで何処までも 【 〆 】/5390


最新 50レス ▼下へ
自分のトピックを作る
5231: 探偵 [×]
2024-04-21 23:22:04


あいぼう……ってことは、俺も…探偵なのか?…………俺、…昨日鬼を見た時に、目の前に襲われてる男の人と女の人がいたのに……動けなかった。おやっさんみたいにこの街の人を救えなかった……それなのに、俺はほんとに探偵になるのか?
(これ以上深入りしたくはないのに相手はこちらを捕まえ肩に手を置いて無理やり目線を合わせてくる。必死に目を逸らしていたが相手が未来で自分の相棒であることを聞けば驚いたように目を向けその言葉を拙い口調で繰り返す。鬼と同じくらいに未来から来たなんて信じられない話だが、相手がこちらに向ける目が嘘を言っているとは思えなくてその手を振り払う事ができなかった。そしてもうひとつ引っかかった事を拾い上げる、相手が相棒で探偵ならこちらも未来では探偵ということになる。その事に一瞬顔を明るくさせるがすぐに視線は沈んでさ迷った。相手が困っているなら手を差し伸べたい、未来で相棒なんて最高にかっこいい関係にあるなら尚更だ。しかし今自分が抱える楔を振りほどくことは未だできなくて、その原因を相手へと話す。この街を守ると、この街の人を泣かせないと息巻いていたのにそれができなかった。そんな自分が本当に探偵になれているのか半信半疑でじっと相手の様子を伺いながら恐る恐る問いかけて)


5232: 検索 [×]
2024-04-22 00:17:44

なるよ。全てが完璧とは言えないけど誰よりも風.都.のことを大切にしている僕の自慢の相棒で頼れる探偵だ。…それに無闇矢鱈に動くのが必ずしも良い結果になるとは限らない。君は正しく鬼の危険性を判断して潜む事が出来た、それも立派な探偵の能力のひとつだ。
(こちらが未来で相手の相棒だと明かすと驚いた目が向けられる。突飛押しもない話だが信じて貰えるようにその目を見つめた。自分が探偵なのか気になった相手はぽつぽつと昨日あったことを教えてくれる。そして半信半疑の目を向けられながら問われるとハッキリとした口調でそれに答えた。幼い相棒自身に説明するとは変な感じではあるが口元に軽く笑みを浮かべながら唯一無二の相棒のことを自慢する。そしてその流れに乗って相手が引っ掛かってる昨日のことについて自分の意見を述べていく。鬼が実際にどういった存在か分からないが聞いた話を纏める限りは怪人に近いような人ならざる力を持った物なのだろう。そんな存在にこんなに幼い子が立ち向かえないのは当然の話だ。だがそんな通説や合理的判断を説明しても響かない人物なのは知っている。ならば相手の行動が逃げの物ではなく先に繋ぐ為の良い判断だったと告げてやる。落ち込み方と口ぶりからその男女が命を失った訳ではなさそうなら尚更で「一人で難しいなら誰かを頼ればいい」と言葉続けながらぽんぽんと頭撫でて)


5233: 探偵 [×]
2024-04-22 07:49:09


っ!…ぁ……誰かを、………分かった。俺がお前を案内してやる
(先日まで憧れ羨望していたものに将来自分がなっている、それは喜ぶべきことなのに今は全くそれを信じられなくて懐疑的に相手へ問いかける。すると相手は驚くほどあっさりと短く力強く、それを肯定してまた目を見開いた。相手のことは全然知らないのに未来の自分を語る相手は本当に相棒とやらを頼りにしてるらしいのが良く伝わる、そんな存在に将来自分がなるのだろうか。鬼に立ち向かわなかったのを正しいと言われるがなかなか踏ん切りはつかなくて目線が惑う、しかし頭を撫でられると経験したことのない心地に視線は相手へと戻ってきて目を瞬かせた。誰かの手のひらがこんなに柔らかくて暖かいことを初めて知って嬉しさと困惑とが混雑する。その状態で誰かを頼ることを教えられると一度視線を外した。未だに暗がりの中でみた人を襲う鬼は怖い、誰かが傷つくのを見るのが恐ろしい。だが相手とならば、将来相棒になるという探偵と一緒ならば、またあそこにいけるかもしれない。未だ迷いは晴れないが再び相手の方を向く、そして相手と共に行くことを決めた。同じ高さにある目線から目を逸らさずに「お前、名前は?」と未だ知らない未来の相棒の名を聞いて)


5234: 検索 [×]
2024-04-22 11:03:58

……ありがとう、とても頼りになるよ。そういえばまだ言ってなかったね、僕の名前はフィリップだ。
(未来の相手は自分の頼りになる存在だと告げれば目が開かれ何やら考え込んでいるのが分かる。一人では出来ないことも二人ならば何とか出来ることは過去に何度も経験済みで一人で抱え込むことではないと伝えるように頭を撫でてみると視線がこちらを向いて目が瞬いた。相手が悩むのを手を止めることなく見守っていると目線が交わって一緒に来てくれるという返事を聞くことが出来ればぱっと表情を明るくして微笑んだ。幼くはあるが相棒が居てくれるのは精神的な意味で心強い。感謝を述べていると名前を問われて目を瞬かせる。こちらが一方的に押しかけてすっかり知った気になっていたが相手からしてみれば初対面に変わりない。相棒に自己紹介するというのも変な感じではあるが自分達の大切な人がくれた名前を名乗ると「よろしく、翔太郎」と手を差し出して)


5235: 探偵 [×]
2024-04-22 12:34:06


へへ、…風.都.のことなら任せとけ、何処でも連れてってやるよ!フィリップか…うん、よろしくフィリップ
(こちらが相手を案内することを告げると相手の顔はパッと明るくなる。自分がすることで誰かが喜んでくれるのはやはり嬉しい、それが未来の相棒だという人ならなおさらで照れ隠しに手を後頭部にやって年相応な笑い声を漏らした後に任せておけと自分の胸を叩いた。名前を聞けば返ってきたのは日本の名前ではなくて目を瞬かせる、それでも一度それを口にすればすぐに馴染んで差し出された手をこちらからも握って握手を交わした。相手を連れていくという使命を与えられた今気分はだんだん上向きになって握手をした手を繋ぎ直すとそのまま歩き始める。胸を支配していた不安は和らぎ将来自分が探偵になっていてしかも相棒がいることに浮かれ調子になっていて目的地へと歩きながら相手の方を見上げると「なぁ、俺将来かっこいい探偵になってる?おやっさんみたいに!フィリップと一緒に超かっこよく事件を解決する探偵だよな!!」と興奮気味に問いかけて)


5236: 検索 [×]
2024-04-22 15:13:31

かっこいい……、まあ誰かのために突っ走ることが出来て風.都.の人々に好かれている君はカッコいいと思うよ。
(自信たっぷりに胸を叩く相手に今の相棒の面影を強く感じれば口元が緩む。やはりこの時から人の役に立ちたいという思いは変わっていないようだ。そんな相手に自分の名前を告げれば少し驚いた様子だったが差し出した手を快く握られこの時代の相棒と協力を取り付けた。手が握り直され繋いだまま引かれると目を瞬かせるがこの歳の子供とつなぐならさほど不自然でもないだろうと素直にその隣を歩き始める。自分の将来が目指していた探偵だと分かって浮かれている様子の相手を微笑ましく見ていたが不意に未来の相手がカッコいい探偵かと言われると普段のハーフボイルドな姿が浮かんで目線が泳ぐ。勿論決める所は決めたりとカッコいい所はあるのだが鳴.海.荘.吉みたいなという言葉がつくと答えはノーだ。だが期待を込めた目を向けられるとそんな事言える訳もなく目を合わせると相手の長所を伝えながらそれとなく本題は誤魔化しながら告げて)

5237: 探偵 [×]
2024-04-22 17:23:44


街の人に好かれてるかっこいい探偵…へへ、かっこいい探偵……
(自分の未来を知る相手にこちらがかっこよくなっているか問えば一瞬目が泳ぐ。何か問題がある探偵なんだろうかと一瞬不安を覚えるが相手からは『かっこいい探偵』だと評価がなされる。相手が核心を誤魔化していることには気づくことができず言葉尻だけを捉えると勝手に理想の探偵になれると思い込んでさらに上機嫌に笑みを浮かべていた。何よりも風.都.の人々に好かれているのが嬉しい、自分もこの街の事が大好きなのだから。その思いが過ぎると余計に昨日の出来事に胸が痛んで一瞬目線を下げるが、今は相手を案内する方が先だろうとそこまで気負わない事にした。ふと手を繋ぐ相手の方を見上げる、未来から来ただとか将来の相棒だとか口にする事は信じられない事ばかりなのにこちらへ向く気持ちは真っ直ぐで自分を必要としてくれていて、だからこそ相手を信じられると思えている。前を見ないまま歩きつつじっと相手を見つめていると「フィリップはなんで探偵になったんだ?」とふと浮かんだ疑問を口にして)


5238: 検索 [×]
2024-04-22 19:17:03

その分探偵になる為の努力もしていたようだけどね。…なんで、か。…僕は色々あってとある場所に閉じ込められていたんだけどそこから助けてくれたのが翔太郎達だ。そこから一緒に過ごすようになって初めは喧嘩したり息が合わないことばかりだったけど風.都.の為に尽力する翔太郎を見て隣で力になりたいと思ったのがきっかけだったと思う。
(確信には触れないまま相棒への評価を語れば相手の顔には上機嫌な笑顔が浮かんですっかり浮かれきっている。何度もワードを繰り返す様子は年相応に可愛らしくてこちらまで表情は緩むが調子に乗りすぎないように軽く釘も刺しておいた。相手に手を引かれて中心地らしい場所から離れていく。再び相手がこちらを向くとじっと観察するように見つめられる。相手が転んでしまわないように気を配りつつ照れ臭さにも似たものを感じていると探偵になったきっかけを聞かれて目を僅かに見開く。自分の始まりはあの夜に結び付いていてそれを明かすことは大切な人の喪失を語ることにもなる。視線が迷うように揺れるが嘘をつくのも躊躇われて言葉を選ぶように二人の出会いを説明していく。何もかもが噛み合わなかった頃を思い出すと懐かしむようにその時の事を語り、再び視線を相手に戻すと自分が探偵になったのは相棒の存在だと少し照れ臭そうにも明かして)

5239: 探偵 [×]
2024-04-22 19:56:33


!、そっか…じゃあまだまだ頑張らねぇとな。おやっさん、全然俺の相手してくれねぇし……え……じゃあ、フィリップもこの街を泣かせたくないって思ってくれてるんだ……俺、この街が大好きなんだ。この街を、なくしたくない
(相棒からみてもかっこいい探偵になっているだなんてきっと将来はおやっさんみたいに超かっこいい探偵になっているに違いない。自分の将来の姿を妄想してしまいそうになるが相手から釘を刺されるとぴしりと背筋を伸ばす。将来は探偵になれているかもしれないが現状はおやっさんの所にいっても毎日門前払いの日々だ、いつか認めてもらうためにも頑張って探偵になれる努力を続けなければ。再度気合いを入れ直しながら相手が探偵を目指した理由を聞けば、想像もしない内容に思わず言葉を途切れさせる。どうして閉じ込められていたのだとか、『翔太郎達』ということはおやっさんも一緒だったのかだとか、様々な質問が浮かぶが、最後に相手が照れくさそうに探偵になったのは将来の自分の影響だと言われると、自分のことではないはずなのに親近感を強く感じる相手に影響を与えていることが嬉しくて照れ臭くて、しかしどう表現したら良いかは分からなくて、控えめに笑顔を浮かべながら繋がっていた手を強く握った。先程は関係ないと叫んでしまったが間違いなく自分は風.都.が好きだ、相手も同じように思ってくれているのならただただ嬉しい。そうやって話しながら歩くうちに森の入口へとたどり着く、といっても普通は人が通らないけもの道だ。将来の自分も風.都,を好きでい続けているならここでその風.都.を鬼に奪われるわけにはいかない。昨日のことを思えば手は震えてしまうが、森の奥を真っ直ぐ見つめながら「昨日鬼みたのはこの奥だ」と相手へと伝えて)


5240: 検索 [×]
2024-04-22 21:16:25

ああ、僕にとっても大切な街だ。その為にもこの街を泣かせるあの鬼を封印しなければ。…ここか。僕が先を歩くから出来るだけ離れないでついてきてくれ
(相手から鳴.海.荘.吉の話が出るとどう反応していいか分からず曖昧な表情を浮かべる事しか出来ない。この歳から慕っていた人物を自分のせいで、と胸が痛むがその罪を背負って自分はここに居るのだ。こうして探偵になった理由が相棒にあると言えばその顔に照れくさそうな笑みが浮かぶ。何時しか相棒が好きなこの街を自分も好きになっていて胸を張って大切な場所だと言える。さっきは聞けなかった相手の本当の気持ちを聞くことが出来れば穏やかな笑みを見せながら今からしなければならない事を再確認していた。そうして歩いていると人気のない森の入口にやってくる。現代でもこの辺りには来たことがなくて相手の案内が無ければ辿り着くことが出来なかっただろう。その先を見つめていれば繋いでいる相手の手が震えているのが分かった。大丈夫だと伝えるようにこちらから強く握り返すと自分が先を歩くことを伝える。更に自分から離れないように言うとゆっくりと森の中に入っていく。木々によって日光が遮られ周囲が包まれていると辺りの空気は外より冷えているように感じる。さっきより近い距離で手を繋ぎながら静かなけもの道を慎重に歩いていると奥の方に小さな建物が見えてきて「もしかしてアレかい?」と相手に尋ねて)

5241: 探偵 [×]
2024-04-22 22:26:42


……そうだよな。……うん…
(将来の自分が相手に影響を与えてこの街を好きになって、その事を知らされた自分がやはりこの街を守らなければと今勇気付けられている。深く考えれば頭がこんがらがってしまいそうだが今は相手から励まされているという事実だけあればそれでいい。森の前にやってくれば嫌でも体は固まってしまう、しかし相手から手を強く握られれば自分でも驚くほど過剰な緊張は解けていく。離れないように言われればそれに大人しく従って相手の後ろに隠れるようにピタリとついて森の中を歩いた。もう二度と訪れたくないと思った場所なのに相手とならば一緒に来れてしまっている。隠れながら見上げるその背中は大きくて足を前へ踏み出す勇気になってる。友達も仲のいい街の人もたくさんいるが誰かを頼ればいいなんて教えてくれる人はいなかった。相手は将来自分と相棒になるらしいが、将来の自分にもそう言ってくれるのだろうかとその背中を見つめながら考えを巡らせていた。ひんやりと冷たい森の中を進めばやがて小さな祠が見えてくる、相手に問われて頷き答えれば傍をピタリと離れないようにしながらも祠の裏手に回った。誰も来ない場所にある誰も立ち寄ることがなさそうな祠、その裏手はすぐ岩の壁がせりたっているが、その地下へと続く階段が祠に隠れるようにして存在していた。「…この下だ」と震えそうな声で言えば階段を相手と共にゆっくりとおりる、やがて僅かに日が差し込む少し広い空間へと出れば壁の方を指さした。そこには遥か昔にこの地で起こった鬼退治の様子が描かれていて)


5242: 検索 [×]
2024-04-22 23:45:29

まさかこんな場所があるなんてね。…行こう、翔太郎。…凄い、壁画のようだけどここまで保存状態が良いのは初めて見た。この文字を見る限りは室町時代辺りに描かれた可能性が高いけどこの筆遣いの絵はもう少し後の時代で流行した…
(人気のない森の中にひっそりと立つ祠はかなり古びていて建てられてから年月が経ったことを表している。相手に促されるまま後ろへと回ると存在を隠すように地下への階段が続いていて思わず感心の声をあげた。ここまで厳重に隠すということはきっと切り札に繋がる手掛かりがあるに違いない。震えそうな声の相手に優しく声をかけて手を握るとゆっくりと階段を降りていく。やがて少し開けたような場所に出てきて相手に促されて壁を見れば一面に描かれた鬼退治の壁画に素直な感想をこぼす。それも場所のおかげがかなり保存状態が良く絵の傍には古語のような物も書いてあって貴重な資料にその目は好奇心にキラキラと輝き出す。手を繋いだまま壁画に更に近付くと得た情報から分析したことを興奮気味に独り言のようにベラベラ喋りながら興味深そうに絵を見ていく。壁画はおおまかな時系列に並んでいるようで1番左は鬼が襲来して人々が襲われている様子、2枚目は鬼に追われながら人々が集会をしている様子、そしてその右には戦場で一人の男が打った矢が鬼の持つ紫の何かを撃ち抜き鬼が逃げ惑う様子が描かれていた。その絵に添えられていた古語の解読に集中していると背後の上の方から足音のような物が聞こえてきて)

5243: 探偵 [×]
2024-04-23 07:49:17


ん?……、…………
(前は好奇心のままに入ることの出来た地下へと続く階段も今は薄気味悪くて躊躇してしまう、しかし相手から優しく声をかけられればその恐怖心も和らいで階段を降りていった。たどり着いた先にある壁画をみせれば相手の目はあっという間にキラキラと輝き出して食い入るように壁に描かれたものを見始めた。先程までの頼りになる雰囲気とは全く違う好奇心のままに動く子供っぽい姿に最初は驚いて目を瞬かせていたが、相手はこういう未知のものが好きなんだろうかと新たな一面を知れて少し嬉しくもあった。こちらも壁画を見上げる、いつかのパトロールの延長で見つけた祠と壁画だったが何度見てもこの壁画で描かれているのは昨日みた鬼だ。相手が言っていた鬼をもう一度封印する切り札の手がかりがここにあるのだろうかと見上げていると、壁画の中に違和感があるのに気がつく。前にみたのと少し違うようなと首を捻っていたところで背後に足音が聞こえて自然と後ろを振り返った。そこには昨日みた鬼がゆっくりと音もなく近づいてきていて息を飲む、かつて相手がみたイ.マ.ジ,ン.に似たその怪物は二本の小さな角を携えていた。脳内には昨日の風景がフラッシュバックして恐怖で体が固まってしまう。このままではまた人が襲われる、しかも今度はせっかく仲良くなった未来の相棒だ。相手はまだ壁画に夢中だが後ろに隠れていた関係でこちらの方が鬼に近い、鬼もこちらに狙いを定めているようだ。それならばまず最初に鬼が攻撃するのは自分でその隙に相手は逃げられるかもしれない。恐怖と相手を守らなければという思いが入り交じり声をあげることも体を動かすこともできない。せめて邪魔にならないようにと繋いでいた手を離すと、同時に鬼が持っていた金棒がこちらへと振り下ろされようとして固く目を瞑って)


5244: 探偵 [×]
2024-04-23 07:49:18


ん?……、…………
(前は好奇心のままに入ることの出来た地下へと続く階段も今は薄気味悪くて躊躇してしまう、しかし相手から優しく声をかけられればその恐怖心も和らいで階段を降りていった。たどり着いた先にある壁画をみせれば相手の目はあっという間にキラキラと輝き出して食い入るように壁に描かれたものを見始めた。先程までの頼りになる雰囲気とは全く違う好奇心のままに動く子供っぽい姿に最初は驚いて目を瞬かせていたが、相手はこういう未知のものが好きなんだろうかと新たな一面を知れて少し嬉しくもあった。こちらも壁画を見上げる、いつかのパトロールの延長で見つけた祠と壁画だったが何度見てもこの壁画で描かれているのは昨日みた鬼だ。相手が言っていた鬼をもう一度封印する切り札の手がかりがここにあるのだろうかと見上げていると、壁画の中に違和感があるのに気がつく。前にみたのと少し違うようなと首を捻っていたところで背後に足音が聞こえて自然と後ろを振り返った。そこには昨日みた鬼がゆっくりと音もなく近づいてきていて息を飲む、かつて相手がみたイ.マ.ジ,ン.に似たその怪物は二本の小さな角を携えていた。脳内には昨日の風景がフラッシュバックして恐怖で体が固まってしまう。このままではまた人が襲われる、しかも今度はせっかく仲良くなった未来の相棒だ。相手はまだ壁画に夢中だが後ろに隠れていた関係でこちらの方が鬼に近い、鬼もこちらに狙いを定めているようだ。それならばまず最初に鬼が攻撃するのは自分でその隙に相手は逃げられるかもしれない。恐怖と相手を守らなければという思いが入り交じり声をあげることも体を動かすこともできない。せめて邪魔にならないようにと繋いでいた手を離すと、同時に鬼が持っていた金棒がこちらへと振り下ろされようとして固く目を瞑って)


5245: 検索 [×]
2024-04-23 10:59:01

やはりこれが戦況を変えた切り札…っ、翔太郎!! 君が復活したという鬼か、…念のために持ってきてたけど正解だったようだね
(目の前の貴重な資料にいつもの暴走癖が顔を覗かせて好奇心のまま内容を確認していく。以前検索対象と調べた古語の知識から読み解いていけばこの壁画が鬼との戦いに決着の様を示していて紫色の石を打ち抜くと鬼は力を失っていき封印することに成功したと書いてあった。切り札の実在と色の特徴が分かった所でふと掌の熱が離れて行って後ろを振り返る。そこには二本の角が目立ち正に鬼といった姿の怪人が相手目掛けて金棒を振りかぶっていて背筋が冷えた。考えるより先に体が動いて相手の名前を叫びながら庇うように前に出てそのまま抱きあげると地面を転がって攻撃を避ける。相手が立っていた場所には振り下ろされた金棒がめりこんで攻撃の重さを物語っていた。攻撃が外れ苛立った様子の鬼が金棒をもう一度構える隙に恐怖に怯えた相手を後ろに隠しながら立ち上がる。いつもならば二人で一人の姿になって応戦するところだが今は隣に並び立つ相棒もその為のドライバーもない。その代わりに隠し場所から持ち出してきていたロ.ス.ト.ド.ラ.イ.バ.ーを腰にあてがうとベルトが巻き付く。相手の方を向き「危ないから少し離れた場所で隠れていてくれ」と声を掛けてから鬼の方に向き直り疾風のメモリを構える。ウ.ィ.ス.パ.ー.ボ.イ.スが響く中スロットに差し込み「変身」と声にしながら開けば緑の風を起こしながら装甲を纏っていく。相手を守らなくてはという気持ちが昂ると距離を取らせるために駆け出して早速鬼へと殴りかかって)

5246: 探偵 [×]
2024-04-23 12:38:45


っ、……フィリッ、プ……え、…なんだあれ……
(動かない体のまま強く目を瞑って最期の時が来るのを耐える。この攻撃の後にせめて相手がここから無事に逃げてくれるのを願うことしかできなかった。しかし相手が自分の名前を呼ぶ声が聞こえて体が無理やり動かされる、そのまま床に転がって目を開ければすぐ側に相手がいて震える声で名前を呼ぶ。先程まで自分がいたであろう場所に大穴が空いていてもしあれが自分に当たっていたらと思えばゾッとしてやはり体は動かなかった。相手はこちらの前で壁になりながら立ち上がって隠れろと言う、体を引き摺るようにして動かすと何とか岩陰に隠れて相手と鬼との様子を伺う。体は震えて仕方がないが相手から目を逸らすことはできなくて手を強く握りながら様子を見ていれば、相手は何かを腰に巻き付けて小さな四角を手に構えた。その後『変身』という一言と共に相手は風に包まれて鎧のようなものを纏う、驚愕の表情を浮かべるこちらの頬を撫でる風はこの街のものと同じだった。死の恐怖の次は目の前の信じられない光景に呆気にとられ動けなくなる、相手は鬼へと駆け出して鬼は応戦するように金棒を振るが大振りなそれは相手の速さに勝てるものではない。恐怖と興奮が入り交じり心臓はバクバクと激しく鳴って目の前の光景にただただ圧倒されていて)


5247: 検索 [×]
2024-04-23 14:26:55

っ、これで終わらせる…!
(相手が岩陰に隠れたのを確認すれば鬼の前に立ちはだかって変身を果たす。この街を感じながら距離を詰めれば鬼は金棒を再び振り下ろそうとしてくるがその前に背後に回って蹴りを食らわせる。半身が無い分力はいつもより出ないがその分機動性は高く、動きが遅い鬼に対して連続して拳を打ち込んでいった。攻撃を当てる度に風が吹いてマフラーがなびく。ダメージが蓄積したところに風の勢いを借りて強い一撃を打ち込めば鬼の体は明確によろめいて大きな隙が生まれた。このまま畳みかけてしまおうとメモリを腰のスロットに移してマ.キ.シ.マ.ム.ド.ラ.イ.ブを発動させ、風のエネルギーを集中させるとそのまま手刀を叩き込んだ。鬼の体が強く地面に叩きつけられるとその身体にヒビが入って砂となって崩れていった。脅威が去ったことを確認して軽く安堵の息を吐くとメモリを外して変身を解く。すぐに後ろを振り返って相手の傍に駆け寄ってくれば「大丈夫かい、翔太郎」と心配そうに様子を尋ねて)

5248: 探偵 [×]
2024-04-23 17:13:34


…す、げぇな、フィリップは……あんな、怖いやつと戦えるな、んて……すげぇ、かっこ、いい……
(岩陰から相手が戦う様子を見守る、相手は鬼相手に動じることなく向かっていってあの金棒が振り回されるのに怯むことなく果敢に鬼へと向かっていく。相手が身を翻す度に風に揺れるマントが強く目に焼き付いた。相手は何か装備を操作して最後の一撃を叩き込む、すると鬼は砂となって消えていって呆然とそれを見守るしかなかった。相手が元の姿に戻ってこちらへと駆け寄ってくる。こちらを心配そうな目でみる相手に大丈夫だと早く答えなければならないのに未だに体には恐怖がこびり付いていた。なんとか口を開いて戦闘中に感じた相手のかっこ良さに触れようとするも、脅威がなくなったからこそあの一瞬で身近に感じた死が遅れて襲いきて、だんだんと声は震えていった。一生懸命に無事であるのを伝えるために普通の会話をしようとするが口が上手く回らなくなる。恐怖を押し殺して瞳に薄らと涙の膜を張りながら「助け、てくれて…あり、がと…」と震える声のまま礼を伝え)


5249: 検索 [×]
2024-04-23 18:41:14

…翔太郎、…すまない、僕がもっと注意を配っていれば良かった。
(変身を解いて相手の元に駆け寄る。軽くしゃがんでその様子を伺え場その表情は恐怖に怯えている。脅威を取り除いたとしても相手が怖い思いをしたのには変わりない。それなのに何とか震えた声でこちらを褒めようとするのが痛々しくて、その瞳に薄ら涙の膜が張っているのが見えると胸が締め付けられて思わずその小さな身体を抱き締めた。少しでも不安を取り除けるように背中を撫でて名前を呼ぶ。鬼が居る可能性があるのだから壁画の解読に夢中になるのではなくもっと辺りを警戒するべきだった。もう一度怖かった思いをさせたくて連れてきてもらった訳では無いのに。相手を抱き締めたまま沈んだ声で反省点と謝罪を告げる。そしてこんな時まで普通に応じようとする相手に「もう大丈夫だから、怖かったの我慢しなくていい」と告げて優しくその背中を撫で続けて)



5250: 探偵 [×]
2024-04-23 19:26:55


、フィリップ……フィリップの、せいじゃ、ない…おれ…また、動けなかった……この街の人とか、フィリップが、あぶない、のに……こわくて…
(必死に取り繕うとするが上手くいかなくて未だに体が動かないでいると相手から抱きしめられる。そのまま背中を撫でられ名前を呼ばれると一気に緊張が解かれて目から大粒の涙が溢れ出す。そのまま大丈夫だと背中を撫でられるとその温かさに、頼りがいに、腕の強さに、一気に堰き止めていたものが溢れ出して嗚咽を漏らした。必死に相手のせいではないと、この街を襲う鬼と踏み出す勇気のなかった自分のせいだと口にする。しかし我慢しなくてもいいと言う優しい相手の声が再び頭の中で響いて、それに従うように『怖い』という単語を口にすれば最後に我慢していたものまで溢れ出して大声を挙げて泣いていた。相手に強く抱きついて制御の効かない感情のまま泣き続ける。涙は止まらないまま「こんなんじゃ、おれ…たんていになれない…フィリップの、あいぼうになれない…」と泣き声の合間に漏らすと未来の相棒である相手の服を強く握っていて)


5251: 検索 [×]
2024-04-23 19:58:44

翔太郎…、…鬼が襲いかかって来た時、怖かったのに僕を庇おうとしてくれたのだろう? それが出来るのは優しくて強い証拠だ。…ありがとう、翔太郎。
(相手の体を包み込むように抱きしめて名前を呼ぶと大粒の涙が溢れていく。嗚咽を漏らす相手の背中を撫でながら途切れ途切れの言葉を静かに聞く。また動けなかった自分のせいだと話す相手だったがこちらの言葉が響いたのか怖いという素直な感情を口にして年相応に泣き出す相手の名前を呼んでただひたすら優しく包み込んだ。服を強く掴まれたのを感じればあの時のことを振り返る。怖い物を目の前にしたなら逃げる為に自分を盾にしたり大声をあげても不思議ではない。恐怖で動けなかったにしてもあの時手を離したのは自分を巻き込みたくないと思ってくれた証拠だ。それは自分が惚れ込んだ今の相棒に繋がる所でもあって決して何も出来なかった訳では無いことを伝えると柔らかな声で御礼を伝える。そして背中にあった手を後頭部に移してぽんぽんと撫でてからゆっくり離れて相手の顔を覗き込む。真っ直ぐと目を合わせ「君は僕の相棒でこの街の立派な探偵だ。未来も、今も。僕が保証する」と告げて)


5252: 探偵 [×]
2024-04-23 22:31:38


…フィリップ……そう言ってくれるなら…フィリップが俺のこと相棒って言ってくれるなら…俺も、フィリップの相棒がいい
(感情の制御がきかずただただとめどなく溢れるままに涙を流し泣き声をあげる。その間相手の体はこちらから離れていくことがなくてずっとこちらを優しく包み込む、その温かさはずっと前に両親をなくした自分にはなかったただ甘えられる存在から与えられるもので、嗚咽混じりに泣き続けているが同じ分だけその優しさに心が暖かくなる。相手に包まれながら自分が決して弱くないのだと伝えられる、お礼まで言われてしまった。今日あったばかりだというのに相手の言葉は素直に聞き入れることが出来てまたギュッと相手に抱きつく、相手に優しくて強いのだと言われれば自分でもそうなのかもしれないと思うことができた。後頭部を撫でられると心はまた落ち着いて泣き腫らした目で顔をあげると相手と目線を交える。そして未来だけでなく今もこの街の探偵だと言われれば、頼りになる存在であり未来の相棒である相手に認めて貰えたのが嬉しくてまた目からは涙が溢れそうになる、しかし今度はその顔には笑顔が浮かんだ。相手は自分のことを認めてくれるがこのままではきっとダメだ、今から鬼をもう一度封印しなければならないのにまたこちらは隠れて相手一人だけ戦うなんて相棒だなんて言えない。軽く息を吐いて瞳に意志を宿すと「フィリップが隣に居てくれるなら、俺もう逃げない。フィリップと一緒に風.都.を守りたい」と告げて)


5253: 検索 [×]
2024-04-23 23:58:31


…ああ、僕が認めた大切な相棒だ。一緒にこの街を守ろう、翔太郎。
(上手な慰め方など分からなくてただひたすら相手を抱き締めて思ったままの言葉を告げる。過去の存在だとしても大切な事には変わりなくこちらの服が涙で濡れるのも気にせずその頭を撫でていた。相手が顔を上げると泣き腫らした赤い目がこちらを見つめる。未来も今も相手が相棒だと話せばまたその瞳に涙の膜が張るが今度は笑顔が浮かんでこちらも表情が緩んだ。どんな相手も好きだがやはり笑顔でいるのが一番良い。怯えていた瞳には確かな意志が宿って普段事件に巻き込まれた時に隣にいる見覚えのある顔付きになっていた。相手の言葉に頷いて共にこの街を守る約束をすればもう一度ぎゅっと抱き締めて少ししてからゆっくり腕を解く。そうと決まれば鬼を封印する為の切り札探しに戻ることになるが色だけでは情報が少ない。再び壁画を凝視してから「多分あの紫色の物が切り札なのだろうけど…何か思い当たるものとかないかい?」と相手にも問いかけて)

5254: 探偵 [×]
2024-04-24 07:53:15


うん!……あれが切り札…………あっ!!
(先程まで不安や恐怖に塗りつぶされていた心はすっかりそれらが消えて今は相手と共にこの街を守りたいという強い思いに溢れている。相手が探偵と認めてくれて相棒と呼んでくれるならそれに相応しくありたい。そこに大切な、という言葉もつけば今までに経験したことのない嬉しさが胸に溢れていた。すっかり元気を取り戻した声で頷くと最後にギュッと抱きしめられてこちらからも強く抱きしめる、自分にとってももう相手は大切な存在だった。体を離してから相手と共に壁画を見上げる。ひとりで見た時はその神秘具合に圧倒されるだけだったが相手が読みといた古語を合わせれば遥か昔の戦いと、そしてきっと今回の戦いで鍵を握るのはあの紫色の切り札ということになる。改めて鬼の手の中にある切り札を見つめる、どうやら持っているものは円形状だ。続いて自分には読み解けなかった古語の方をみると、その最後に何やら紋様のようなものが添えられていた。それらはどこかで見覚えがあってゆっくりと首を傾けながらじっと見つめる、そしてそれらが頭のなかで結びつくと声をあげた。服の中をゴソゴソと探ると「ばあちゃんから母さんの形見って言われてた奴が…」と記憶を辿りながら服の下で首から下げていた小さな巾着袋を取り出す。巾着袋を開いて中身を取り出すと再び声をあげた。そこには手の中に収まる小さな青銅鏡のようなものが入っていて、縁には古語の横にあった紋様が刻まれているが色は紫ではない。しかし自分にとって驚きだったのはそこではなく「フィリップ、これ二つに割れてたはずなのにくっついてる…」と相手にそれを見せながら自分の記憶との相違を伝えて)


5255: 検索 [×]
2024-04-24 10:22:08

…?…これは、ここに描かれているのと同じ紋様だ。…仕組みは分からないけど鬼の封印が解かれたタイミングでくっついたということは恐らくこれが切り札だ。
(すっかり元気を取り戻した相手に安堵しながらその体を抱きしめると相手からも強く抱きしめられた。この様子ならばもう大丈夫そうだ。ゆっくりと離れると共に壁画を見上げ相手に心当たりはないかと尋ねると相手は刻んである文字の最後の辺りを見つめている。周囲を警戒しながら見守っていると突然声をあげて身に着けていたであろう巾着袋を取り出す。母親の形見らしいそれは小さな青銅鏡で壁画に書いてある紋様が刻まれていて目を見開く。改めて壁画の方を見ると色はさておき円形状ということは一致している。そして相手から二つに分かれていた物が一つになったと聞けば唇に指先を添えながら考えを巡らせる。決定的な証拠はないが状況から見て鬼の復活や時の歪みのタイミングでくっついたと見ていいだろう。そしてその呼応した様子と形状の一致からこの青銅鏡が切り札の可能性が高い。その推理をしていけば昨日と今日、相手が鬼に遭遇した理由も読めてきて「さっきの鬼もこれを奪いに来たのかもしれないね」と呟いて)


5256: 探偵 [×]
2024-04-24 12:33:42


これが切り札……それなら鬼は街の人じゃなくて俺を狙って来るんだよな。街の人が安全なら良かった
(まさか半ば無理やり持たされていたものが切り札とは思わなくて改めて手の中にある青銅鏡をみる。母親の家に伝わっているもの、というぼんやりとした情報だけ聞いていたがそれが鬼を再び封印するために必要なものだとは。相手が考えを巡らせるなか鬼の狙いが自分だったと言われると一瞬体を強ばらせる。しかし鬼の狙いが自分ならば鬼が無闇にこの街の人を襲うことはないということだ。手を強く握りしめて軽く息をつくと自分が狙われている恐怖より街の人が狙われない事実を肯定的に捉えて半分は自分に言い聞かせるようにして言葉として口にしていた。鬼の狙いが自分にむいているうちに早いところ決着を付けなければならなさそうだ。図らずも切り札は最初から持っていたことになったが、もうひとつ気になるところがあって「なぁ、フィリップ」と相手の腕を軽く引く。そして1番左の絵の隅を指差して「俺が前見た時あんな赤い鬼いなかったんだ」と記憶と異なる場所があることを伝える。そこには敵軍の中で縄に縛られてカンカンに怒っている赤鬼、もといイ,マ.ジ.ンのモ.モ.タ.ロ.ス.の姿が描かれていて)


5257: 検索 [×]
2024-04-24 15:13:54

君には僕がついているから。赤い鬼?…モ.モ.タ.ロ.スだ!彼は僕の仲間の大切な人なんだ。以前から絵が変化したということはモ.モ.タ.ロ.スこの戦いの場所に居るのかもしれない。
(切札を鬼が探して襲っていたのではないかと推理を述べると相手の体が強張った。自分の身が襲われることより街の人の安全を優先して考えるのは相手らしいが無理しているようにも見えて安心させるように頭を撫でた。これでこちらの目的であった切札は確保出来たところで相手に腕を引かれて左の壁画の前に向かう。以前と絵が変化していると説明されながら相手の指さした場所を見れば見覚えのある赤鬼が縄に縛られている所が描かれていて驚いた声をあがる。相棒と同じく消失したモ.モ.タ.ロ.スがここにいるとは。恐らく時空の歪みのせいでこの絵の戦いの時間に放り出されて巻き込まれた所を偶然描かれたのだろう。相手に軽い説明をしつつもう一度壁画を見る。歴史は変わろうとしている、鬼退治の切札が受け継がれているのなら相手の祖先もこの戦いに参加した可能性が高く、この場所で歴史が変わったからこそ現代の相棒が消失したとも考えられる。ならば次に向かう先は恐らくこの戦いの最中だ。相手に断りを入れてから野.上.良.太.郎に連絡を取る。切札だと思われる物を確保したことと相手のこと、そしてモ.モ.タ.ロ.スのことを告げれば一旦落ち合おうと話になって通話は切れた。「一緒にこの時代に来た仲間と合流するからついてきてくれるかい?」と尋ね、移動を開始して)

5258: 探偵 [×]
2024-04-24 17:24:25


…うん!……モ.モ.タ.ロ.ス?……仲間の鬼もいるんだな。……分かった。フィリップがいるとこに俺もいく!
(切札を持った人間が狙いになっているのなら街は安全だろうと口にすると、自分が隠した恐怖も相手はお見通しなのか頭を撫でられる。未経験の温かさと心地良さと相手への親愛で胸に現れた恐怖はすぐに拭われて相手を見上げながら笑顔で頷いていた。壁画に現れた赤い鬼のことを相手に教えると相手はその存在を知っていたのか名前を叫ぶ、桃太郎っぽいのに鬼なのはなんでだろうと不思議に思ったまま仲間のうちの一人だと教えられるとまた壁画を眺める。確かに鬼なのに捕まっているし何故か怒っているし周囲の他の鬼とは違って異質な存在だ。その赤鬼がこの遥か昔の時代に飛ばされている、ということなのだろうか。青銅鏡が直ったことといい、奇妙なことばかりだがこれらも鬼を封印すればきっと元に戻るのだろう。相手は先程の仲間だという人に連絡をとって合流することを伝えられるとすぐに頷く。相棒である相手がいてくれるなら何処へいくのだって大丈夫だ。相手と手を繋いで最初に会った公園へと戻ってくると相手の仲間だという野.上.良,太.郎という男の人と合流して『初めまして』と緩い笑みで自己紹介をされる。互いの情報を共有すれば良太郎はモ.モ.タ.ロ.ス.が過去にいることに驚きつつも安堵した様子をみせて『僕らの方も鬼が封印されてる場所は分かったけどこの時代で出来ることは無かったんだ。だからみんなであの壁画の時代にいって鬼を封印しなきゃいけないみたい』と相手の考えに同意する。そうとなればと話がまとまったところで、電車の到着音のようなものが周囲に響いて不思議そうに見回していると空間の裂け目から電車が現れ宙を走った後に三人の前へと停止する。今まで以上に有り得ない光景に目を爛々と輝かせると「すっげぇぇ!!」と声をあげてデ.ン.ラ,イ.ナ.ーを見つめて)


5259: 検索 [×]
2024-04-24 18:39:28

なら早速その鬼退治の時間に向かおう。…この電車は時をかける特別な電車で今からこれに乗ってあの壁画に描かれた過去に行くんだ。
(合流する旨を伝えると疑いようのない良い返事が返ってくる。まだ出会ってそれほど時間は経ってないが幼い相手から強い信頼が置かれていることに先の見えない決戦への緊張や不安も解けていくようだ。再び手を繋いで公園へと戻ってくれば野.上.良,太.郎が立っていて簡単な自己紹介と情報共有を果たす。モ.モ.タ.ロ.ス.の居るであろう場所を伝えれば驚いたような顔をした後、安堵した笑みを浮かべていてずっと心配していたのだと窺い知ることが出来た。野.上.良,太.郎の方も封印された場所は分かったがそれ以上の進展はないようで鬼退治の時代に行くことで合意が得られた。そのタイミングで空間に裂け目が生まれてデ.ン.ラ,イ.ナ.ーが宙を走る。ぐるりと一周してから目の前に停車するとその様子を見ていた相手の目が分かりやすく輝いて思わず笑みが零れた。興奮している相手に簡単にデ.ン.ラ,イ.ナ.ーの説明と今から過去に向かうことを告げるとその手を引いて電車に乗り込んだ。客車のドアを開けばイ.マ,ジ.ン達が待ち構えていて早速ウ.ラ.タ.ロ.スとリ,ュ.ウ.タ.ロ.スが相手に近づいてくれば『へぇ、これがこの時代の探偵クン?』『わー!ちっちゃい翔太郎だ!』と各々はしゃいだり絡んだりしている。初めてではびっくりするであろう光景に相手の様子を伺いながら「せっかくなら外が見れる場所に座ると良い」と窓際の席に座るように促して)

5260: 探偵 [×]
2024-04-24 19:34:04


過去っ?!じゃあこれタイムマシンなのか?!空飛ぶタイムマシンの電車!!
(空を駆ける電車にすっかり興奮しているとそれが時を超える列車だと知るとさらに興奮は一段階ギアを上げる。突然現れる線路に赤と白のかっこいいボディ、それらにすっかり夢中になればいつもの相手並に目をキラキラさせながら勝手に動いてデ.ン.ラ.イ,ナ,ーを観察し始める勢いにまでなっていた。列車の先頭を見に行こうと走り出す前に相手と手が繋がると少々物足りないながらも大人しく電車へと乗り込んだ。相手の後ろを歩いて客車へと入れば賑やかな声が聞こえてきて前の方を覗く、そこには人間ではない何かがいて咄嗟に相手の後ろに隠れてしまった。だが聞こえてくるのは好意的な声ばかりで先程壁画に描かれていた鬼が良太郎の大切な人だという話を思い出せばゆっくりと顔を出してイ.マ.ジ.ン達を見上げる。ウ.ラ.タ.ロ.スに探偵と言われたのが嬉しくて笑みを浮かべているとリ.ュ.ウ.タ.ロ.スにはご機嫌な笑い声と共に乱暴に髪を撫でられてしまい「な、やめろよ!」と精神年齢が同じもの同士で暫く戯れていた。相手から窓側に座るよう勧められると「うん!」と元気と勢いのありあまった返事をした後相手の手をひいて自分は窓側に、その隣に相手を座らせて窓枠に手をかけて外の様子を見守る。発車のアナウンスの後、電車は最初こそ地上を走ったがすぐに宙へと浮いて感嘆の声をあげている間に異空間のゲートをくぐる。途端に外は砂漠と不思議な色の空が広がる空間となって見た事のない風景を食い入るように見つめていた。しばらくして再びアナウンスがされるとデ,ン,ラ,イ.ナ.ー.は再びゲートをくぐって宙を駆け抜ける。窓から眼下に広がったのは沢山の森に田んぼ、そして教科書でしか見たことの無い家屋だ。様変わりした風景に相手の方を振り返ると「フィリップ!昔の風.都.だ!」と未だ冷めない興奮のまま叫んで)


5261: 検索 [×]
2024-04-24 20:07:48

ああ、翔太郎が居る時間から400年から500年くらい前の風.都だ。 着いたみたいだし降りようか。
(相手の行動に何となくいつもの自分と似たようなものを感じながら客車に入れば突然現れたイ.マ.ジ.ン達に相手は後ろに隠れてしまう。だが敵意は無いのが分かったのがゆっくりと顔を出した所を二人に構われていてくすくすと笑みをこぼした。席に座るように促すと元気な返事と共に手を引かれて相手の隣に座る。走り出したデ.ン.ラ.イ,ナ,ーは段々と速度をあげていき時空の切れ目へと入って広大な砂漠の中を駆けていく。不思議な外の景色にすっかり見入っている相手の横顔を見ていれば普段の相棒もはしゃいでいる自分を見て同じ感想を抱いているかもしれないと思いを馳せていた。やがて再びゲートをくぐると乗った時とは違う街の景色が眼下に広がる。子供のようにはしゃぐ相手程ではないが自分も好奇心に目を煌めかせ、どれくらい昔かを説明しながら相手と並んで窓の外を見ていた。宙を走っていたデ.ン.ラ.イ,ナ,ーはさっき居た公園らしき土地にレールを伸ばしてゆっくりと停車する。到着のアナウンスが流れると相手に声をかけ、手を引いてデ,ン,ラ,イ.ナ.ー.を降りる。辺りには森が広がっていて翔太郎の時代にもあった街のシンボルも当然存在しなければ「風.都.タ,ワ.ーがない風.都.というのも不思議な感じだ」と思わず呟いて)

5262: 探偵 [×]
2024-04-24 20:44:04


よんひゃく……うん、行こうフィリップ!…うわぁ……でも風はちゃんと風.都.の風だ
(目的の時代に到着したことを相手に伝えれば相手の瞳も輝いて二人並んで窓の外の景色をみやる。たった数年前でも随分前に感じるのに何百年単位昔なのだと告げられるとその数字の大きさをただ繰り返し呟くことしができなくて、様変わりした風.都.を見つめていた。やがてデ.ン.ラ.イ,ナ.ーは地面へと降りたって相手と手を繋いで電車を降りる、昔の風.都.とはいえ未知の世界にやってきたわけだが相手が隣にいる限り怖気付くことはなくて、しっかりとその手を握ったまま忙しなく好奇心のままに周囲を見回していた。相手が街の象徴がないと呟く、確かに空を見上げても風.都.タ.ワ.ーはなく高い建物さえなくてただただ青い空が広がるだけだ。その時にふわりと風が吹く、周囲の木々を軽くざわめかせ草花を静かに揺らし頬を撫でる風は匂いは多少違っても間違いなく風.都.のもので、この時代にも同じ風が吹いていたことに嬉しくなると笑顔でそれを相手に伝えていた。良太郎達も電車から降りてきたところで人々の雄叫びが聞こえて全員で顔を合わせる。『行ってみよう』と良太郎が口にして移動を開始すればそこには寺があって境内には粗末ながらも思い思いの武器を持ったこの時代の人々が決起集会をしていた。恐らくあの祠の地下でみた壁画の二枚目と三枚目の間くらいの場面だろう、この後戦いを挑み鬼達を封印出来れば時.の.運.行.は守られ、負ければ時はねじ曲がる。異様な空気に思わず相手の方に寄りながらどうしようか伺うように相手を見上げて)


5263: 検索 [×]
2024-04-24 21:47:37

ああ、慣れ親しんだ風だね。 _…野.上.良.太.郎、翔太郎、恐らく彼らの挑む戦いの勝敗が時を行方を左右するはずだ。だからあの中に混じってこっそり加勢するのはどうだい?
(相手と共に降り立った土地は言われなければ自分たちの街とは思えないほど様変わりしている。だがそこに吹く風の優しさは変わってないようで相手と目を合わせてその感想を共有した。貴重な過去の世界の様子を観察していたが野.上.良.太,郎の呼びかけがかかると皆で雄叫びの聞こえた方角に向かう。お寺らしき場所にはこの時代らしい服装をした人々が集まって決起集会をしているようだ。状況から見るに鬼退治に向かう直前なのだろう。物陰に隠れながらその様子を見ていたが相手が寄ってきて見上げられる。この街を守るという約束の為にもこの戦いには勝ってもらわなくてはならない。だが時空の歪みが発生したということは何かしらイレギュラーが起きる可能性は十分にある。少し考えると良い作戦が浮かんで二人に声を掛けた。元の時間に戻すには恐らく単に鬼を倒すのではなく史実通りに鬼退治によって鬼を封印することが必要だ。ならば答えは一つであの民の中に混じって戦いに参加する案を提案すると皆の反応を伺って)


5264: 探偵 [×]
2024-04-24 22:26:14


俺達もこの時代の風.都.の人のフリするってことか!フィリップ頭いいな!
(この街、もとい村の人々には勝って貰わなければ鬼退治を達成することはできない。影から様子を見守っていると相手があの群衆に混じることを提案して、なるほどと目を輝かせた。村の人々に混じって加勢すればこの村の人が勝った、という事実はそのままに鬼をより確実に倒すことができる。思わず相手を声をあげ褒めるも、村の人に気づかれそうになってすぐに口を手で覆った。加勢するのはいいが問題は服装で流石にこのままでは村の人々に混じれそうにない。どうやって混じるか、を口にしようとしたところで隠れていた場所のすぐ後ろに建っていた物置の扉がガラリと開いて『お届けものです!』と元気な声が聞こえてきて振り返りながら驚く。良太郎に関しては変な声をだしながら尻もちをついていた。そこにいたのは電車でアナウンスをしていたナオミさんで、手の中にはこの時代の服が全員分収まっていた。礼を言いながら服を受け取ると物陰なのをいい事に早速着替え始める。子供サイズは当然ひとつしかなく黒の熨斗目に紫の肩衣を着て気合いを入れると共に額当てをつければ準備は完璧だ。普段着ることのない服に上機嫌になると七五三さながらの衣装の着られっぷりを相手に見せつつ「どうだ!?かっこいいか?!」と聞いて)


5265: 検索 [×]
2024-04-24 23:36:41

、準備が良いね。じゃあ早速変装だ。__ …ああ、よく似合ってる。 これなら違和感なく紛れられそうだね。
(鬼がどんな手を使ってきても良いように人々に紛れて戦いに参加する案を出すと相手が目を輝かせて賛成を示して褒めてくれる。慌てて覆ったその声は皆が決起集会に集中しているのもあって聞こえてないようで一安心だ。実行するにあたって次は服をどうするか考えた所で突然後ろの物置が開きナオミが出てくれば肩を跳ねて驚いてしまった。だがその手にはこの時代の服が全員分用意されていて思わず口角が上がる。探偵らしく変装だと告げると早速用意された服を手に取って着替え始めた。白い小袖に緑色の柄の入った胴服を羽織るといつの日か着た浴衣よりも防寒性に優れた作りで腕を振ったり軽く身体を捻ったりして着心地を確かめる。そうしていると同じく着替え終わった相手が服を見せに来るが戦に行くための本格的な服と上機嫌な表情とのギャップが強く、服に着せられている様はかっこいいより微笑ましいという感想が先にくる。可愛らしい姿に思わず口元は緩んでしまいながらも求められるまま褒め言葉を伝える。この姿ならば村の人々に混じっても問題なさそうだ。集会も終わりかけなのを見れば「行こうか」と声を掛け、こっそり物陰から出ると村の人の後ろに自然と紛れてみて)


5266: 探偵 [×]
2024-04-25 07:52:14


へへ、変装バッチリだな!よし、鬼退治に出発だ!
(相手に服装を見せれば褒め言葉が返ってきて上機嫌に笑みを浮かべる、まだまだ表情から相手の心理を推察する洞察力はなくて相手の言葉をそのまま素直に受け取ってさらに気合いをいれていた。良太郎も深紅の着流しスタイルになれば全員変装が完了して、村の人々が動き始めるとこっそりとその中に混じって移動を始める。集団はどうやら海の方へと向かっていくようで良太郎が『僕らがさっきの時代で見つけた鬼が封印された場所と同じとこに向かってるみたい』と自分と相手に囁く。いよいよ決戦の時は近いらしい、懐に忍ばせた切札をギュッと握りながら足を止めることなく前へと進んだ。やがて海岸沿いの岩場へたどり着く、辺りはシンとしていたが突然周囲から雄叫びが聞こえて岩場の影から次々に鬼が飛び出してきた。一瞬怯むものの拳を固く握ってその場に留まる、鬼達は狙っていた獲物が自らやってきたとせせら笑いながら村の人々を襲い始めた。途端に周囲は乱戦状態となる、だがそれなりの準備と覚悟をしていた村の人々は鬼と互角にやりあっていてこれならこのままでも勝てるかもしれない。周囲から戦いの声があがるなか、岩場の少し高いところに影が差してそちらを見上げる。そこには黄金の装束を纏い戦いを見下すように睨む二本の角を携えた男が立っていて、他の鬼とは違うオーラを感じ取ると「フィリップ、あれ…あいつ、壁画に描かれてた切り札持ってた奴だ」と相手の服の端を引っ張り)


5267: 検索 [×]
2024-04-25 10:39:58

こっちは僕たちが何とかするから君はモ.モ.タ.ロ.スを探してきたまえ。…あの服装、多分鬼達の一番上の人物だ、…っ!
(こちらの誉め言葉に無邪気に喜ぶ姿はやはり微笑ましく気合を入れる様を温かく見守る。だがここから先は戦いの場で相手をしっかり守らなくてはと密かに緊張の息を吐いた。村の人々が移動を始めてそれについていくと野.上.良.太.郎がその先が封印されていた地だと教えてくれる。その場所ですべてが決まるのだろう。相手の様子を伺いながら進んでいけば海岸沿いの岩場に辿り着く。それと共に雄叫びをあげて鬼が襲ってくれば村の人々は応戦体勢に入り戦が始まった。自分達も参戦しようかとしたところで何処か落ち着きのない野.上.良.太.郎が視界に入るとその理由を察して大切な仲間を探してくるように促す。驚いた顔をした後、深く頷いた彼を見送っていると相手に服を引っ張られて言われた方に視線を向ける。そこには立派な二本の角と黄金の装束をまとった男がいてオーラからもトップの鬼なのが推測出来る。様子を伺っているとその男の口元がにやりと歪んで金棒が空に掲げられた。その仕草に呼応するように戦場である岩場に雷が落ちてきてその一部が村の人に当たるのを見れば目を見開いた。あの男を放っておけばたちまち前線は崩壊して村の人々は全滅してしまうだろう。ならば自分はやるべきことは一つ、懐からドライバーを取り出して装着すると「僕が奴を止めてくるから翔太郎はここで無理しないように身を守っててくれ」と一方的に言い残して疾風のメモリで変身しながら鬼に立ち向かっていく。先ほどと同様素早い動きで攻撃を仕掛けるが男の体は硬く手ごたえが感じられない。焦りを覚えながら更に拳を打ち込むが腕に阻まれ、振り払われるとその力強さに吹き飛ばされ苦痛の声をあげながら地面を転がって)


5268: 探偵 [×]
2024-04-25 12:32:05


うわっ?!…うん、壁画で切札を持ってた鬼だ……分かった
(海岸沿いの岩場は一瞬で戦場と化して、うねりを上げる怒号や金属音にいやでも心臓は早くなる。混沌としていく中で相手が良太郎にモ.モ.タ.ロ.スを助けに行くように声をかける、大切な人が捕まったままではこの戦に集中できないだろう。相手と二人で戦いの渦中に残ったがその先に見えた鬼は明らかに他の鬼が発するのとは違う雰囲気を放っていて、相手が言うようにあれが鬼達の頭に違いない。男は不気味に笑って雷を周囲へと落とす、響き渡る破壊の音に思わず耳を塞ぎながら目を瞑った。この状況を逆転しうる存在に相手は再びあの緑の装甲を纏って男の方へ駆け出していく。相手に言われた通りに安全な場所に向かうべきなのだろうが、相手の事が心配で結局その場からは動けなかった。相手が拳を男へ叩き込む、しかし男は一切動じる事がなくて明らかな力の差に肝が冷えた。再び男へと向かっていくが相手は圧倒的な力で地面へ転がされて思わず「フィリップッ!」と叫びながら相手の方へと走り出した。その途中で男が金棒を相手の首、すぐに息の根を止められる位置へと突き出し走ってくるこちらを真っ直ぐ睨みつけてきて蛇に睨まれた蛙のように足が止まる。男の目はこちらからそれる事はなくて『坊主、我らの切札を持っているな?』と問われれば目を見開いた。その反応に切札の持ち主を確信した男は金棒に雷を纏わせさらに相手へ近づけて『切札を渡せ』と迫ってきて)


5269: 検索 [×]
2024-04-25 15:07:29

くっ…やっぱりそれが狙いか。 っ…翔太郎、絶対に渡したらダメだ、ッああ゛!!……、
(先ほど倒した鬼との力の差は歴然で振り払われた勢いで地面に転がってしまう。相手の叫び声が聞こえてくればすぐに立ち上がらなくてはと思うがその前に首元に金棒を突き付けられ相手に切札のことを尋ねるのを聞けば思わず息を飲んだ。見えるように佇んでいたのも持ち主を炙り出すためだろう。男を下から睨みつけるがその視線は相手をじっと見つめたままだ。切札を渡してしまえば鬼が強大な力を手にしてこの戦は負けてしまう。そうなれば鬼が復活する未来が確定し風.都が滅茶苦茶にされてしまい、現代の相棒を取り戻すことも出来ないかもしれない。そんな思いが募れば相手に向かって渡さないようにと叫ぶがその途中『邪魔をするな』と金棒の先を当てられて全身に電流が走る。目の前が真っ白になるような電撃に悲痛な声をあげ、過度なダメージを受けた装甲は剥がれて生身の体へと戻った。金棒が離れていけば一旦は電撃から解放されぐったりしながら荒い呼吸を繰り返す。その様子を尻目にした男は再び相手を睨み『コイツと交換だ、切札を渡せ』と選択を迫った。切札を奪われていけないのもそうだがこの男が約束を守るとも限らない。緩慢な動きで相手に顔を向けると「翔太郎、僕はいいからこの街の為に逃げて…」と託すように声を掛けて)

5270: 探偵 [×]
2024-04-25 18:31:46


…、……っ、フィリップッ!やめろ!!………分かった。これが欲しいんだろ?こんなのお前にやるから、フィリップから離れろ
(禍々しい金棒をもつ鬼に睨まれてしまえば足が竦む。将来の相棒である相手を取るべきか風.都.を取るべきか選択肢を突きつけられて瞳が揺れる、どちらも大切で絶対になくしたくないものでどちらかなんか選べるはずがなかった。相手は切札を渡すなと叫ぶ、だがそれはすなわち相手の死を意味していて冷たい男の声と共に相手に金棒が突き立てられて電流が走ると相手から悲痛な叫び声があがった。こちらも悲痛な叫び声で名前を呼んで男を睨みつける。相手の装甲は無くなってしまって同じ電流を生身で受ければきっと今度こそ相手は死んでしまう。大切な人が痛みに晒され怒りが湧き必ず助けなければと強い意志になれば、体を縛っていた恐怖から放たれて麻痺していた頭が動き出す。壁画の絵をもう一度思い出す、三枚目の絵ではあの鬼が持っていた切札が砕けて人が勝利していた。つまり元の歴史でもこの切札は鬼の手に渡っていたということだ。それならば本来いないはずの相手と良太郎がいるこの状況なら切札が鬼に渡っても十分勝機はある。男と目をあわせ懐から切札の青銅鏡を取り出す、それは脅されて取り出したのではなく明確な決意を持って取り出されていた。相手も風.都,も、どちらも諦めるわけにはいかない。相手と目線をあわせ大丈夫だと目配せしてから再び男を睨む、そして交換を飲むことを告げた。男は子供が自分の思い通りに動いていやらしい笑みを浮かべて金棒の電撃で相手に狙いを定めたままその場から離れていく、同時に相手と男の前にゆっくりと割りこむように歩いていって相手を庇える位置へ立つ。金棒を向けられたまま『よこせ』と言う言葉に従い、手に持っていた青銅鏡を男へと投げ渡した。男は青銅鏡を手にするとクツクツと笑いだし、やがて高笑いを響かせる。不気味な笑い声と共に青銅鏡は紫色の光を放ち始めて『力が!力がみなぎってくる!!』と叫べば男の体はみるみる怪物のそれへと変貌して、周囲で戦っていた鬼にも紫のオーラが浮かぶと先程よりも力強く村人と戦闘をし始めて)


5271: 検索 [×]
2024-04-25 19:47:52

翔太郎!…、……っ。 翔太郎、…すまない、助けてくれてありがとう。
(相手から悲痛な声で名前を呼ばれる。そんな顔や声をさせたい訳ではなく直ぐに立ち上がらなければならないのに上手く身体が動いてくれない。せめて相手は切り札を持って逃げろと伝えたのに懐から青銅鏡を出してしまって抗議するように声を上げる。だがこちらと目が合った相手の瞳には先程と違って明確な決意が宿っていて声が詰まった。あれだけ鬼に怯えていたのに今は堂々と男を睨んでいて、切り札を渡す意志を示しては自分と男の間に割って立っている。交渉の為相手が青銅鏡を投げ渡すと男は不気味な高笑いをし始め、切り札はあの壁画にあるように紫色に光を放つようになった。そのオーラは男を初めとする鬼達の元に纏うようになり力が増したように見えれば強大な力を与えてしまったことに奥歯を噛み締める。切り札が手に入り用は無くなったのか『お前達は最後にしてやろう』と吐き捨て怪物となった男は戦場の中心地へと向かっていってしまった。何とか上体を起こすものの自分のせいで切り札が鬼に渡ることになった自責の念と相手が自分を選び助けてくれた感謝、鬼に力を与えてしまった今の状況への焦りや絶望感などが入り混じって視線を伏せる。相手の名前を呼ぶが続けるべき言葉が見つからなくて視線を迷わせながらまずは伝えるべき謝罪と礼を告げて)


5272: 探偵 [×]
2024-04-25 20:31:31


…、……フィリップ!無事で良かった。……フィリップ、大丈夫だ。一人で難しいなら誰かを頼ればいいんだろ?
(切札である青銅鏡を手に入れて男の姿はみるみると禍々しい姿に変わっていく、それを恐ろしい姿だと思う心はあっても一歩もひかず、目もそらさず男を睨み続けた。細かく震えるのを武者震いだと言い聞かせながら鬼を睨んでいると先に村の人々を消すためか一旦は見逃されてゆっくりと息を吐き出す。名前を呼ばれて振り返ると上体を起こした相手はあまりうかない顔をしていて感謝を伝えられるがその言葉には覇気がない。傍にしゃがんで勢いのまま相手を抱きしめる、出会ってからの時間は短くても相手は自分にとって十分大切な存在になっていて相手を見放すことなんて考えられなかった。そして自分が泣いてしまったときと同じように小さな手で相手の背中を優しくポンポンと撫でる、そして顔をあげて相手と目を真っ直ぐあわせると相手から貰った言葉を今度はこちらから送り返した。切札は鬼に渡ってしまったがまだ負けたわけじゃない、戦況は鬼へと傾きつつあるがまだ鬼退治はできるはずだ。なにせここには相手だけでなく自分がいる、それに良太郎達もだ。相手を真っ直ぐ見つめながら元気付けるように笑みを向けていると岩場の向こうから『いくぜいくぜいくぜー!!』と騒がしい声が聞こえてくる、それは壁画に描かれていたモ.モ.タ.ロ.スで剣を振り回しながら強化された鬼をなぎ倒していく。続いてウ.ラ.タ.ロ.ス.とリ.ュ.ウ.タ.ロ.スが加勢し、キ.ン.タ,ロ.スが憑依して黄色のメッシュを携えた良太郎が現れると張り手で鬼をはじき飛ばした。力強い味方にさらに笑みを輝かせると「フィリップ!まだ切札を壊すチャンスはある!俺達で鬼退治しよう!」と高らかに呼びかけて)


5273: 検索 [×]
2024-04-25 21:19:25

…翔太郎、……ああ、僕には頼れる仲間と相棒が居るのを忘れていた。 …ありがとう、翔太郎。
(時間の歪みを直してこの街を守ると意気込んだのにその為に必要な切り札を敵の手に渡す行為を相手にさせてしまったことに顔を上げられないでいた。だが相手が自分の前でしゃがんで抱きしめられ背中をぽんぽん撫でられるとその温かさにつられてゆっくりと顔を上げる。見覚えのある相棒の目で見つめられながら自分が告げた言葉を送り返されると大きく瞳が揺れる。こちらを励ますように笑顔が向けられると心を覆いつくそうとしていた闇が晴れて行く心地がした。相手を見つめていると岩場の向こうから聞き覚えのある騒がしい声が聞こえてきた。目を向ければ居なくなっていたモ.モ.タ.ロ.スとウ.ラ.タ.ロ.ス.にリ.ュ.ウ.タ.ロ.ス、そしてキ.ン.タ,ロ.スが憑依している良太郎が紫のオーラを纏った鬼をなぎ倒していて皆が鬼を倒そうと力を合わせている光景が広がっていた。笑みを輝かせる相手にさらに声をかけられると悩みや憂いは吹っ切れて漸く笑みを見せた。まだ勝敗は決まっていない、ならばやるべき事をやるだけだ。今度は芯のある声でお礼を伝えるとこちらからも軽く抱き締めてから立ち上がった。戦場を見ると鬼は紫のオーラで強化されているものの良太郎達の加勢もあって戦況は押して押されてを繰り返している。そして青銅鏡を手に入れた後の一連の行動と三枚目の壁画のことを思い出すと「あの鬼は切り札で自分や鬼達を強化する時、青銅鏡を空に掲げていた。鬼が強くて近付けてなくてもその隙なら遠くから切り札を狙えるかもしれない」と相手に案を出して)


5274: 探偵 [×]
2024-04-25 23:17:28


へへ……俺はフィリップの相棒だからな。……じゃあもう一回あの鬼の親玉に切札を使わせればあの絵みたいに矢で打ち抜けるチャンスが来るんだな…でも、そのためには鬼を追い詰めないと
(この危機的な状況とは真逆の賑やかなイ.マ.ジ,ン達の声が響き渡って緊迫した戦況が一気に変わる。相手にそのことを伝えればその顔には笑みが戻って、それだけでもこの戦いを切り抜ける勇気が湧いてくる。大切な人が笑っているだけてこんな気持ちになるなんて初めて知ることだった。相手は気力を取り戻してこちらからもギュッと抱きしめてから一緒に立ち上がる。相手が青銅鏡を使った時こそチャンスだと言えば数度頷く、あの壁画も青銅鏡が掲げられた時に矢で撃ち抜いたところが人間の勝利の瞬間だった。となれば同じ状況を作り出すのが良い。現在の戦況は五分五分であの青銅鏡が鬼の力を強めるものなら鬼を追い込んであれを使わせなければならない。だが相手は既に傷を負っていてあの緑色の装甲の姿ではさらに強化された男に太刀打ちはできないだろう。鬼を窮地に追いやり青銅鏡を使わせるような戦力が必要だ。どうしたものかと唸り声をあげていると、再び背後から『お届けものです!』と元気な声が響いて思わず「うわっ?!」と声をあげてしまった。そこにいたのはまたしてもナオミで『オーナーが特別ですよって』とニコニコと笑顔を浮かべながら二人に向かって何かの機械を差し出してくる。それは探偵と共に消失したはずのダ.ブ.ル,ド,ラ.イ.バ.ーと切札のメモリ、そしてフ.ァ.ン.グ.メ.モ.リ.だった。それらがなんなのか分からずナオミと相手とを交互に見るしかなくて)


5275: 検索 [×]
2024-04-26 00:28:37

ダブルに変身出来れば…、わっ! …なるほど、確かに特別な僕たちの切り札だね。さっき僕が変身したのはある意味緊急用の物で普段街を守る仮.面.ラ.イ.ダーは君と僕が一緒に変身する二人で一人のヒーローなんだ。
(相手の言葉と同じく平和のために戦う彼らのおかげで初心を思い出せば対策を練っていく。あの壁画同様に男に切り札を使わせたタイミングを狙うのが良さそうだが今の戦場は五分五分で戦いが長引けば人間側の方が体力を消耗していくだろう。だがサイクロンだけでは強化された周りの鬼ですら倒せるか怪しい。いつもの姿になれたらと言葉を零していると背後から2回目の元気な声が聞こえてきて相手と共に驚く。そしてその手に載っていたものを見るとまた驚いて、直ぐに口角が上がった。流石時の電車を管理するオーナーといった所だろう。渡されたものを礼を言って受け取り、特別にちなんでナオミに一つ要望を伝えてから相手の方を向く。自分達にとっての切り札を見せながらさっきの姿は一人だけのイレギュラーな物でこちらがいつもの姿だと説明するとドライバーを相手の腰に宛てがう。自動的にベルトが巻き付けば幼い姿に対してかなりドライバーが大きな面積を占めてそのアンバランスさに笑いを零していると自分の腰にも同じ物が現れた。普段と変わらない事を確かめると「これが君のメモリだ」と切札を手渡す。「ここを押してスロットに差し込めば君の意識が僕の元に流れて一つになれる。説明だけじゃ分からないだろうけど、…僕を信じてくれ」と変身の仕方と起きることを説明するが言葉だけではピンと来ないだろう。メモリを持った相手の手を握りしめじっと見つめて自分に託すように伝えるといつもの立ち位置である相手の右側に立って変身の動作を行って)


5276: 探偵 [×]
2024-04-26 07:23:36


…フィリップと、一緒に……俺が、…ヒーローっ?!?!…わ、!……分かった!フィリップのこと信じる!
(ニコニコと謎の機械を差し出すナオミとそれらをみて勝機を見いだすように笑う相手の間で視線をウロウロとさせる。よくは分からないがこれがこの戦を勝利に導く鍵なのだろうか。相手の顔がこちらへと向く、そこで説明されたことはまたも信じられないもので、しかし相手の言葉を繰り返しているうちに一気に興奮度が上がっていく。先程相手が変化した戦う姿、将来の自分もあれになっていてしかも相手と共に戦っている街のヒーローだなんて。鼓動が急上昇して目を煌めかせるが同時に大好きな相手とこの戦いに最高の切札として挑めるのが嬉しくて仕方がない、これならば先程の考え通り鬼に切札を使わせる事が出来るはずだ。腰にドライバーが宛てがわれるとベルトが腰に巻きついてくる、同時に相手の腰にも同じドライバーが現れて言葉にはできない特別な繋がりに運命的なものを感じて息を飲む。相手から差し出されたメモリを受け取る、奇しくも青銅鏡と同じ紫色をしているそれに何か惹かれるものを感じながら相手から使い方を教えてもらった。正直そこらへんの理屈はピンと来なかったが、相手に信じてくれと言われれば間髪入れずに頷く。自分の相棒が言う言葉以上に信頼できるものなどありはしない。相手が自分の右側にたってメモリを起動する、見よう見まねでメモリを起動しドライバーに差し込めば一瞬意識が浮遊した感覚があって次の瞬間には再び着地する、その間に体には白と黒の装甲が構築されて変身を果たした。いつもとは違う目線の体にすぐ右隣に感じる相手の意識、湧き出る力に「なんだこれ!フィリップの体の中にいる!すっげぇ!!」とただただ興奮した言葉をあげて)


5277: 検索 [×]
2024-04-26 10:22:41

これが未来の君と僕がこの街を守るためのもう一つの姿だ。…行くよ、翔太郎
(相手にドライバーとメモリの使い方を説明すればその顔は興奮して目を煌めかせている。相手にとっては未知なことが多いはずなのにこちらを信じると即座に断言されると胸を掴まれたようで自然と笑みが浮かんだ。過去の相手と初めての変身でファングを使用するとなれば想定外のことが起こるリスクは高い。だが相棒とならば何とか出来そうだと根拠のない自信が溢れていた。左隣の相手が見様見真似でメモリをドライバーに差し込む。こちらに転送されてきた切札のメモりを差し込んで変形させたファン.グ.メ.モリを差し込みドライバーを開けば意識が流れ込んでくる感覚と共に白と黒の装甲が構築される。一つになった身体で左の方から興奮した気持ちと声が伝わってくればこちらも口角をあげて得意げにこの姿の説明をする。体のベースがこちらということもあって動かすにも特に問題はない。そうしていれば一人の鬼がこちらの存在に気付いて襲いかかろうと近づいてくる。まだ説明していない事は多いが習うより慣れよだろうと相手に声を掛ければ鬼に立ち向かっていく。腕のセイバーを使って鬼を攻撃を仕掛けるが確実に一人の時よりも確かな手ごたえを感じる。その調子で鬼をなぎ倒していきながらも岩場の中心にあの男の姿を見つけると「周りの鬼を倒しながら奴の所に行こう」と声を掛けて)

5278: 探偵 [×]
2024-04-26 12:56:54


フィリップと未来の俺が、街を守る姿……あぁ!未来の俺ができるなら、今の俺にだってできる!!
(先程相手が変身した悪者を倒すヒーローの姿にまさか自分がなるとは思わなくて思わず左側で腕を回したり足を持ち上げてみたりと忙しなく動く、相手がイレギュラーと呼んでいた緑色とは違い二人で一人を表すように体の半分で白と黒に別れる姿はめちゃくちゃにかっこよくて今すぐにでも鏡の前に行きたい気分だった。だが残念ながら今はそれをしている時間はない、二人で導き出したこの戦いを勝利する方法のため戦わなければ。近場にいた鬼がこちらへ攻撃をしかけてくる、すると相手がどう応戦しどう体を動かすつもりか、その思考が流れ込んできて息を合わせて驚きつつもそれに従って体を動かした。右腕に備え付けられたセイバーで鬼を斬り伏せれば「かっこいい…」と自分のことなのに呟きを思わず漏らす。相手の声かけに「うん!」と元気のいい返事をすればそのまま鬼を掻き分け倒しながら進み鬼の頭目の元へ急いだ。頭目は人間をやすやすとなぎ倒し、良太郎とモ.モ.タ.ロ.ス.が変身した電.王が応戦していたがひとりでは歯が立たない様子だった。鬼をなぎ倒し進む勢いのまま頭目に走り近寄ると、頭目は先程とは違う姿に驚くが大したものではないだろうと鼻で笑い防御態勢も取らなかった。それならばと思いっきりセイバーをかざして斬り掛かる、相手一人の時よりも圧倒的に強い力で攻撃を加えてやれば頭目の体には派手な火花が散って呻き声があがった。こちらを睨みつけながら『せっかく見逃してやったのに、よっぽど死にたいらしいな』と低い声が響くが、構わず再び向かっていく。金棒を避けつつ攻撃を加え電撃のまとった金棒さえはじき飛ばせば、電.王との連携もあり次第に戦況は鬼側劣勢に傾いていく。相手の体の中で相手の意識を感じ息を合わせながらも無我夢中で頭目の顎にに左拳を叩き込んで)


5279: 検索 [×]
2024-04-26 17:00:52

君を封印して時.の.運.行と町の平和を取り戻す。…っ、別の時間の仲間を呼び寄せたのか
(相手は二人で一人の姿に興奮冷めやらぬ様子で騒がしい感情が隣から伝わってくる。ある意味そのおかげで相手の存在を意識して暴走することなく体が動かせていた。呟きを零す相手にこれからすることを伝えれば良い返事が返ってきて先ほどの反撃をするためにも頭目の元へ周囲の鬼を倒しながら進んでいった。電.王と応戦している所に飛び込み、思い切りセイバーで斬りかかると派手な火花が散って呻き声が上がった。確かな手ごたえを感じれば向けられた低い声や凍えた視線は怖くはなく金棒を交わして弾き飛ばすと顎へと左拳を叩き込んだ。他のイ.マ.ジ.ン達と優勢になりつつあることに更にやる気を出した村の人々によって周りの鬼も徐々に倒されていた。鬼側が劣勢になっていけば頭目の態度に漸く焦りが見え、それを煽るように自分達の目的を叩きつけるとさらに攻撃を加えようとする。だが電.王と連携して打ち込んだ蹴りは受け止められ、振り払うように流されてしまった。地を這うような低い声で『俺たちがこの地を支配して鬼の時代を作る!』と声をあげたかと思えば青銅鏡が共鳴するように光って男の近くの時空が裂ける。そこから銀色の装飾の目立つ一本角の鬼が現れた。頭目とは近い間柄のようで軽く言葉を交わすと金棒を大きく振りかぶってこちらへ襲い掛かってくる。攻撃を避け腕のセイバーで応戦するがその間にフリーになった頭目は岩場の中央に立ち青銅鏡を掲げようとしている。近づこうにも一本角の鬼にマークされているのかすかさず邪魔されて切り札を壊せそうにない。三枚目の壁画を思い出す。ちらり視線を相手が意識を失っている場所に向ければナオミが依頼した弓矢を持ってきているのが見えた。そして今彼らに注目されていないのは意識を失った相手だけ。その要素が繋がっていけば「翔太郎、変身を解除すれば意識は元の君の体に戻る。そこからなら警戒されずにあの青銅鏡を撃ち抜けるはずだ」と相手に提案して)

5280: 探偵 [×]
2024-04-26 17:35:07


ッ、くそ!…な、増えるのなんてありかよ!
(場は段々とこちらに優勢になっていき、切札を貫く結末でなくても鬼を倒せるのではとさえ思ってしまう。そうやって高揚していたが二人の仮.面.ラ.イ.ダ.ーが放ったキックは受け流されてしまい距離を取られてしまうと思わず声をだす。直後頭目が突き抜けるような声で叫べばそれに呼応するように青銅鏡が反応して時空の裂け目が現れ、頭目と同じような格好で銀色の体の鬼が現れ驚愕しまた叫び声を上げた。銀色の方が襲いかかってきて応戦するがそのせいで頭目がフリーになってしまう、電.王も他の鬼に阻まれて近づけていない。そんな状態で頭目が切札を天へと掲げようとする、まさに待ち望んだ勝利の瞬間だ。だが銀色の登場で鬼達は士気を取り戻していて弓矢を構えている人間はいない、当然良太郎も自分達も頭目を止められる状況ではなかった。せっかくのチャンスなのにと奥歯を噛み締めていると、相手が変身を解除することを提案してきてまた声をあげた。今は銀色と対峙している真っ最中だ、「そんなことしたらフィリップが、…」と続けようとするが、これはきっと最後のチャンス。頭目だけでなく銀色が増えたこの状態でさらに鬼が強化されてしまえばきっともう勝ち目はない。左拳を強く握る、そして「俺が、絶対にフィリップを守る!」と力強く叫べば銀色に思いっきり蹴りを入れて距離を稼げばドライバーを閉じて変身を解除した。意識がまたふわりと浮上して地面に転がっている自分の体に戻ってくる。だが今はそれを堪能している場合ではない。目を覚ました所にナオミさんが『どうぞ!』と弓矢を差し出してくる、それに「ありがとよ」と年不相応にクールに返事をすれば弓に矢をつがえた。頭目はこちらに気づいていない、だが生身になった相手には銀色の鬼が格好の的が出来たと迫っている。弓矢なんか使ったことはない、しかし相手を守るために、そしてこの戦いを勝つために、自分ならば必ず青銅鏡を打ち抜けると確信があった。弓矢を精一杯引き絞る、宙に掲げられ紫の光を発し始めたそれに向かい「いけえぇぇ!!」と叫びながら矢を放って)


5281: 検索 [×]
2024-04-26 18:27:21

違うね、これが僕達の切り札だ!
(このままでは更なる鬼の強化を許してしまう。その前に相手にとっておきの策を提案すると声があがる。変身を解除すればこの鬼の前に生身で向かい合うことになるがそうでもしなければこの状況は覆せはしない。揺らぐことのないこちらの考えと思いが伝わったのか力強い返事と共に力強く銀色の鬼を蹴り飛ばしてから変身が解除される。吹き飛ばされた一本角の鬼が起き上がって装甲がなくなった自分を見れば『鬼の力に降伏する気になったのか』と小馬鹿にするような口調で笑ってくる。傍から見れば戦意喪失したように見えるだろうがドライバー越しに共有する意識の向こうでは覚悟を決めた相棒の想いが強く伝わってくる。青銅鏡を掲げる金の鬼と金棒を片手にジリジリ詰め寄ってくる銀の鬼にいつもの相棒の真似をしてニヒルな笑みを見せると相手が矢を放ったタイミングで思いの丈を叫んだ。相手によって放たれた矢は鬼の手元に向かって飛んでいく。だが子供の力で引いたせいか勢いが足りずに中ほどで先が若干下を向いて高さが下がっていくように見えた。それでは駄目だ。この街を守る為にも、そして相棒と並び立つ未来の為にも打ち抜かなくてはならない。無意識に疾風のメモリを握り込む。するとそれに答えるように突如風.都.の馴染みある風が強く吹いて矢に勢いを授けた。矢は風の力を借りて真っ直ぐと進み、紫の光を放つ青銅鏡を撃ち抜いて2つに割れる音が戦場に響いた。その瞬間鬼が纏っていた紫のオーラはゆらゆらとモヤのようになって消えていき金と銀の鬼も弱ったように身体をふらつかせているのを見れば「やった…流石だ、翔太郎!」とドライバー越しに興奮した声で相手を褒める言葉を告げて)

最新 50レス ▲上へ

名前: 下げ

トリップ: ※任意 半角英数8-16文字
※画像を共有する場合は、外部の画像アップローダなどをご利用ください

規約 マナー
※トリップに特定文字列を入力することで、自分だけのIDが表示されます

【お勧め】
初心者さん向けトピック



[0]セイチャットTOP
[1]1対1のなりきりチャット
[9]最新の状態に更新
お問い合わせフォーム
(C) Mikle