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相乗りで何処までも 【 〆 】/5358


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自分のトピックを作る
5203: 探偵 [×]
2024-04-19 23:49:34


っ、蒸し返すなよ…その通りだけど……ま、そこがお前の良いとこだし、行き過ぎそうになったら止めるのが相棒の役目だ
(今だけしか見れない相手の姿を視界に収めていると混乱中に放った言葉をつっつかれて思わず息を詰まらせる。パニックの中で色々と叫んでしまっていたがあれだけで済んでまだマシだったように思う。下手すれば女子高生二人がいるのに気が付かないままもっと独占欲を強く出したり恋人としての振る舞いをしてしまったりしたかもしれない。どちらにせよ言ったことは心からの本心でポツリと呟くようにそれを付け加えておく。検索没頭癖をからかってやれば今度は相手がこちらの言葉を否定出来ない番になってその声は小さくなっていく。いつもとは違う格好だがようやくいつもの不満気に口を尖らせる顔が見られれば小さく笑みを浮かべていた。相手が不足しているところを補う、それが相棒ならば自分がやることは相手を止めることだ。なんでもかんでも突っ走ってもらっては困るが相棒として首根っこくらいは捕まえてやろう。相手の不良姿もようやく見慣れてきたところで「今日はその格好で帰るつもりか?」と冗談半分に聞いて)

(/お世話になっております!この後ですがもう少しこのまま不良な格好の検索くんとお話する時間を作るか次の展開に切り替えるか迷っておりまして、検索様のご意見をお伺いしたくお声がけしました。もしやり残しがあればそちらに乗っかりますし一区切りでも良いと思うのですがいかがでしょうか?)


5204: 検索 [×]
2024-04-20 02:17:19

素直で何よりだ。…ん、そうしてくれ。別にやることは済んだし着替えても良いけど…あ、もう一人反応が気になる人が居るのを忘れていた。
(独占欲の滲んだ言葉を引っ張ってきたこと自体には苦情が入るが否定はされない。改めて自分の身に付ける物も知識も相手に与えられた物や関係するものが多くて、ずっとそうであってほしいと願う相手の気持ちが嬉しくて仕方なかった。そして没頭癖に関しても駄目だと全てを止めさせるのではなく好きにさせてくれて何処か脱線しそうになったら止めると笑う相棒の言葉は力強い。見た目が変わっても芯の部分は変わることがないのだろう。相手にブレーキの役割を任せていると服について問われる。やりたいことを終え写真にも納めたのだからこれ以上この格好をする理由はない。だが今日しかしないと思うと勿体ないようにも思えた。街の人に見せに行こうかとも考えた矢先、相手と同じかそれ以上のリアクションを見せる人物のことを思い出すと「アキちゃんに見せてから着替えるよ」と次のターゲットを定めてその帰宅を楽しみにするようにして)

(/お世話になっております!こちらのやりたいことは大体出来ましたので次の展開に切り替えちゃいましょう。不良の姿を見た探偵君がめちゃくちゃパニックに陥っている様子を見るのが面白くてつい色々からかってしまいました。歳が近い組でわちゃわちゃも出来てとても楽しかったです、ありがとうございました!
次は以前からお話している通り鬼ヶ島の映画のような話が出来たらと思うのですがどんな感じに致しましょうか。鬼ヶ島要素を抜きにして現在で時効を迎えそうな事件を過去で幼い探偵君と解決するのでも良いですし、原作に近いような話、過去改変で探偵を目指さなくなるのを止める話みたいな感じも浮かぶのですがやりたい内容等があったらお聞かせください!)

5205: 探偵 [×]
2024-04-20 09:25:13


…なるほど、そりゃいいな。なら俺はデスクに隠れとくとするかな
(いつまでその服装でいるのかも含めて聞いてみるとまだ着替えないと相手から答えが返ってくる。この姿を見せたいもう一人にはすぐに目星がついてニヤリと口元を曲げた。この事務所のもう一人の仲間、そしてもう一人の家族である所長様だ。相手がグレたと思えばこちらと同じかそれ以上にパニックになるに違いない、そもそもいつも騒いでいる人間なのだからそれはもう大騒ぎになることだろう。それに今度はこちらも先程の女子高生二人と同じく高みの見物も出来るのだ、この作戦に乗らない手は無い。確実にスリッパが数発お互いに飛んでくることは今は考えないことにして相手と共に所長の帰宅を待つことにした。)

(/それではここで区切りといたしましょう!大胆すぎる検索くんのイメチェンにめちゃくちゃ動揺して前回とは違うテイストでハーフボイルドを発揮できてとても楽しかったです!女子高生組もいていつもとは違うやり取りも出来ましたし、微笑ましい締めにもなって日常の中のちょっとしたお話が出来て楽しかったです。こちらこそ今回もありがとうございました!
鬼ヶ島パロなお話ですが、原作の彦星くんのように探偵が時空の歪みに巻き込まれて消失する、みたいな展開を入れたいと思っておりまして、鬼関連のお話はふわっと残しつつ、歪みの影響で探偵を目指さなくなっているところは是非入れさせていただきたいなと!鬼を倒す切り札を検索くんと幼い探偵で探せればと思っています。時効を迎えそうな事件の解決も面白そうですしぜひやりたいのでまた別の機会のお話候補としてとっておきましょう!)


5206: 検索 [×]
2024-04-20 10:23:53


(/一旦こちらだけで失礼します。なるほど、現在の探偵君が消失して魔王組か電車組の力を借りて過去に向かうって感じですね。多分検索は幼い探偵君だと気付くと思うのですが未来の相棒ってことを明かすのは有りか無しかどっちに致しましょう。その他事前に打ち合わせていたいことがありましたら教えてください。また導入の感じに悩むためお手数お掛けしますが初回ロルお願いしていいですか?すみませんがよろしくお願いします)

5207: 探偵 [×]
2024-04-20 11:32:54


、________
(女子高生二人が事務所にやってきて大騒ぎだつた日、あの後は案の定とも言うべきが再び相手が不良のフリをして所長を待ち構えていれば所長は帰ってくるなり相手を見てここ最近で一番大きな声をあげて『なんでグレたの?!』『私聞いてない!』『絶対に許さないんだから!!』とひとしきり大騒ぎしていた。タネをあかせばお決まりのごとくスリッパが二人の額へと飛んできてその日はそこをさすりながら帰ることとなった。そんな日から一週間ほど、本日は実に平和で依頼もなく事務仕事をしながら過ごしていた。一通り残っていた仕事を終えればやることは決まっている、街のパトロールに繰り出す時間だ。デスクから立ち上がりガレージへと続く扉へ近づく。いつも通り金具にかかったハットを取りながらパトロールに行く事を相手に伝えようとした。しかしその言葉を言う前に探偵の体は薄ぼんやりとした光に包まれる、違和感を覚えて周囲に目をやるも状況は変わらずに探偵の体はそのまま色を無くして薄くなっていき、最後には宙へと霧散してしまう。その手にあったハットは支えをなくしてししまいポトンと地面へと落ちて静かに床に転がって)

(/過去に検索くんが探偵と会っているとタイムパラドックスが起きるので物語の最後になんでも出来るオーナーに出ていただき一連の記憶を消す、という流れにしようと思っています。なので相棒ってこと明かしていただいても何していただいても記憶リセットされるので大丈夫です!ここらへんの都合もあって今回は電車組とわちゃわちゃできればと思っています!とりあえずこちらからはこんなところだとは思いますが時空絡むとややこしいところもあると思いますのでお話の途中でも打ち合わせ必要そうならお声がけさせていただきます。検索様からも何かありましたらいつでもお声がけください!とりあえず探偵を消失させまして次のロルで電車組を事務所に送り込もうと思いますので上手いこと乗っていただいたり改変していただければ幸いです。それでは今回もよろしくお願いします!/何も無ければ蹴りで大丈夫です!)


5208: 検索 [×]
2024-04-20 16:59:48

…っ、翔太郎! …消え、た?
(相手に引き続き所長にも不良の姿を見せれば流石大阪人というべきか予想以上のリアクションで大騒ぎとなった。ネタばらしをすれば相手と共にスリッパの連打を受けることになったが家族として心配されることに口元には笑みが浮かんでいた。そんな日から1週間程、今日は朝から依頼が入って居らず平和な時間を過ごしていた。本を読んでいれば奥のデスクで報告書を書いていた相手がタイプライターなどを片付ける音が聞こえてきた。時間的にパトロールにでも行くのだろう。ルーティン的な行動にいつもならば関心を寄せたりはしないが丁度読んでいる所が章の節目で区切りが良ければ何となく本から顔を上げた。いつも通りの相棒の姿、であるはずがその身体が淡く光っていて思わず目を見開く。何だか嫌な予感がして咄嗟に立ち上がり名前を呼びながら駆け出した。だが相手の身体は段々と薄くなっていき、あと少しといった所で霧散して伸ばした手が空を切る。相手が手にしていたハットが床に落ちた音が事務所に響くと目の前で起きた非現実的な現象と相手が消失してしまったことに思考は一時停止して呆然とするしか出来なくて)

5209: 探偵 [×]
2024-04-20 21:25:52


【良太郎】

____ごめんくださーい。翔太郎くんとフィリップくん居ますか……?
(探偵が光として霧散した直後、事務所の扉をノックする音が響く。その後恐る恐るといった様子で扉が開けられて一人の男がゆっくりと事務所へと入ってくる。それはかつて相手と探偵と共に現在と過去を巻き込んだ事件を解決した時を渡る仮.面.ラ.イ.ダ.ーだった。二人とは面識があったものの探偵事務所に顔を出すのは初めてで、イ,マ.ジ.ン達にやいのやいの言われながら主にウ.ラ.タ.ロ.スの案内でここへとたどり着いたのだ。事務所の中を覗いたところで早速相手を見つければパァと顔を明るくさせ「フィリップくん!久しぶりだね」と声をかける。しかしその顔を見てすぐに何かが起こったのだと察すると「…どうかしたの?翔太郎くんは…?」といつも一緒にいたはずのもう一人の探偵が居ないことに触れつつ状況を探るように相手へと問いかけて)


5210: 検索 [×]
2024-04-20 22:02:48


…、野.上.良.太.郎。ああ、あの時以来だね。…翔太郎は、突然光の様なものに包まれて霧のように消えてしまった。もしかして君がここに来た理由と関係していたりしないかい?
(突然の相棒の消失に動揺していると扉がノックされてぴくりと肩を跳ねる。有り得ないとわかりつつもこの前の仕返しだと相手が扉から入ってくるのを期待したが恐る恐る入ってきたのはいつの日か過去と現在が絡む事件で協力した仮.面.ライ.ダ.ーだ。こちらを見つけ表情を明るくする彼にそれらしい返事をするが相棒の消失の方に気を取られてぎこちない口調になってしまう。そんな様子に気づいたのか相棒について問われた。突然の時の運.行を守る仮.面.ライ.ダ.ーの来客、思えば相棒の消え方は過去で怪物が暴れてるらしい時に見た建物の崩壊や消失に様子が似てるようにも見えた。もしかしたら今回も過去で何かあったのかもしれない。自分を落ち着かせるように一呼吸置くと冷静さを取り戻した口調でついさっき起きたことを彼に共有する。そして何が用があるように見えた彼に今度はこちらが問いかけて)

5211: 探偵 [×]
2024-04-20 22:51:44


【良太郎】

えぇっ?!翔太郎くんが?…うん、多分そうだと思う。実は僕らの方も同じようにモ.モ.タ.ロ.ス,が消えちゃって…
(どこかぎこちない様子の相手の状況を問えば相棒が消失したと告げられて驚きの声をあげる。あんなに二人仲良くしていたのだから翔太郎が消えてきっと動揺しているはずなのに、相手は冷静に今の状況とこちらが訪ねてきた目的を重ねて問いかけてくる。さすがは探偵だな、なんて思いながら肯定するように頷いて答えた。そしてこちらにも似たような現象があった事を少々眉を下げて困ったように笑いながら相手へと話す、大切な仲間で一番最初に出会ったイ.マ.ジ.ンであるモ.モ.タ.ロ.スも同じく消えてしまったのだ。共に大切な存在が失われたのが判明すると、真剣な表情を浮かべて「昨日地震があったでしょ?その影響で風.都.に封印されていた鬼が目を覚ましちゃって時が歪み始めてるんだ」と説明を始める。その説明を引き継ぐように『鬼が風.都.を支配した時空が台頭し始めちゃったから、翔太郎と先輩はその歪みに巻き込まれて消えちゃったってとこかな』と気取った声が体から聞こえてきた。直後三つの光が自身の体から飛び出すとそれぞれの形を成して、ウ.ラ.タ.ロ.スは軽快に相手へと手を振り、リ,ュ.ウ.タ.ロ.スは『フィリップ久しぶりー!』とはしゃぎ、キ.ン.タ.ロ,スはせっかく出てきたのにその場で眠っていた。他人の事務所に来ても相変わらずの三者三様ぶりで苦笑いしつつ相手へと再び目を向けると「風.都,で起こったことだからこの街に詳しい君たちなら何か知ってるかなって思って」と事務所に来た理由を説明し)


5212: 検索 [×]
2024-04-20 23:53:46

君たちも同じ状況という訳だね。…鬼、伝承などでは聞いたことがあるけど本当に居るのか。
(こちらの状況を説明すると相手も相棒と同じようにモ.モ.タ.ロ.スが消えたという状況を聞かされて僅かに眉を寄せる。短い間しか二人が一緒にいる所は見ていないが確かな強い繋がりを感じて相手も自分と同じような気持ちだろう。続いて相手の知っている状況が伝えられるが特徴的なキーワードが聞こえてくれば目を瞬かせる。邪気や魔の象徴として鬼が出てくるのは聞いた事があるが実在するとは初めて聞いた。続けて聞き覚えのある気取った声が説明を取り次ぎ、光として飛び出して外に現れた。見慣れた面々だが説明された通りモ.モ.タ.ロ.スの姿は無い。大変な事態でありながらそれぞれマイペースな様子に少しだけ肩の力が抜けて「相変わらずのようだ」と感想を口にしながら手を振った。相手の視線がこちらを向いて手掛かりを求められるがこういう時に風.都.に一番詳しい相棒は消えてしまっている。だが節分の時だったか、鬼に豆を投げる理由を聞いた時にポロッと聞いた内容をふと思い出すと「翔太郎が居れば何か分かるかもしれないが…、あ。…今回の件に関係あるかは分からないけど翔太郎が幼い頃鬼退治の伝承を伝えた祠らしきものを見たと言っていた」とその情報を伝えて)

5213: 探偵 [×]
2024-04-21 00:40:54


【良太郎】

うん、鬼は封印されて御伽噺ってことになってるみたいなんだ。…!それってもしかして十年ちょっとくらい前の話?ちょうどその頃に時.の.運.行.が歪んだ起点があるみたいなんだ
(鬼が封印されたのは何百年も前の話でその封印が誰かに解かれることを危惧して御伽噺、すなわち存在しないものとして伝承を残したらしい。そこから時が流れ風.都は巨大な風車を構えるエコの街という全く違う様相へと発展していったわけで、この街に詳しくなければ鬼退治の片鱗を見つけることは難しいだろう。だがこの街に詳しいのは翔太郎の方らしく相手は難しい顔をする、しかし直後に祠の話をされると思わずウ.ラ.タ.ロ.ス.と顔を見合わせた。翔太郎の年齢は詳しく知らないが彼が子供の頃となればその年代と時が歪んだ起点が同じ時代の可能性は大いにある。ウ,ラ.タ.ロ,スは顎に手をあてながら『今回の時の歪みで翔太郎が消えたってことはこの件に翔太郎が深く関わってるってことでしょ?ならその祠ってのも今回の件に関わってるんじゃない?』と続けて、こちらも同じ意見だと頷いた。こうなれば歪みの起点の時代へ行って翔太郎がみたという祠を探す必要がありそうだ。希望が見えてきたところで相手に目線を向けて柔らかい表情を向けると「フィリップくん、僕らと一緒に翔太郎くんが祠を見つけたっていう過去の時代に来てくれないかな?僕らの大切な仲間を取り戻すために」と笑顔を浮かべて手を差し出して)


5214: 検索 [×]
2024-04-21 02:20:39

前後の話を聞く限りそのぐらいの時だと思う。…ああ、もし鬼が目を覚ましたのなら鬼退治の歴史を変えようとするはずだ。それに彼らが巻き込まれた可能性は高いだろうね。 勿論そのつもりさ、大切な仲間と現在を取り戻す為にも宜しく頼む。
(御伽噺の真実を思わぬ所で知ってしまうことになったが空想の物とされている鬼がまた暴れ出したら今の平和はたちまち壊されてしまうだろう。その取っ掛りとして何気ない会話で聞いた祠の話をすれば相手とウ.ラ.タ.ロ.ス.が反応を示した。具体的な年月や歳を聞いたわけではないが話の流れからして十歳前後か前半辺りで歪んだ時期と一致する。鬼の狙いや目覚めと消失が同時に発生した事を考えれば関連がある可能性は高い。何も無く呆然としていた時よりもずっと道筋が見えてくれば相手の目線がこちらを向いて柔らかく微笑まれる。差し出された手を見れば固くしていた表情を崩してその手を取って握手を交わす。この街の平和を崩させる訳にはいかない。そして何より大切な相棒を取り戻すために真っ直ぐな目を向けながら相手の提案に乗る意志を示した。そうと決まれば少し待ってもらって簡単な支度を済ませてくる。準備が終われば「過去に行くにはあの電車に乗るのだろう?」と確認するように尋ね)


5215: 探偵 [×]
2024-04-21 10:32:14


【良太郎】

うん、よろしくねフィリップくん。僕たちも時.の.運,行.を守るために鬼達の行動は見過ごせないから。……もちろん。えっと、…うん、ちょうどいいみたい
(こちらから手を差し出せば相手の表情は和らいで固い握手を交わす。この街を守りたい気持ちも大切な仲間を取り戻したい気持ちも一緒だ、それに仮.面.ラ.イ.ダ.ーとなれば尚更頼りになる存在だろう。相手が準備するのを待った後過去への行き方には当然それだと頷いて答える。ちらりと時計を見ればちょうど良いタイミングのようだ。事務所の出入口扉に近づいてから再度時計を見て数字が揃う瞬間に扉を開ける。すると扉の先には事務所前の空間ではなく砂漠の空間が広がっていて時.の.列,車.が待ち構えていた。相手の方へと振り返ると「行こう!」と誘いかけ扉をくぐる。デ.ン.ラ.イ,ナ.ーに乗り込めばナオミさんが迎えてくれてイ.マ.ジ.ン達も各々の時間を過ごし始める。相手が乗り込んだのを確認したあとデ.ン.ラ.イ.ナ.ーは動き出し過去の時間へと走り始めて)


5216: 検索 [×]
2024-04-21 11:04:02

いつ見ても壮観な光景だね…ああ。 …それでひとまず過去に行って翔太郎が見たとされる祠を探すとして、時の歪みを直す手立てはあるのかい?
(相手が時計を確認してから扉を開ける。そこにはいつもの道路ではなく砂漠の空間が広がっていて例の列車が停車している。これで見るのは二回目だが現実離れした光景はまだ慣れそうにない。思わず辺りを見渡してしまいながらも相手に声をかけられると扉をくぐってデ.ン.ラ.イ,ナ.ーの中に乗り込んだ。イ.マ.ジ.ン達も各々過ごし始める中相手と向かい合うように席に座ればナオミが前回のことを覚えてくれたのか緑のクリームが大量に乗ったコーヒーを出してくれて苦笑い混じりに「ありがとう」と返した。出してもらった手前強烈な甘みのあるコーヒーを一口飲むと相手に着いてからの行動を尋ねる。話をまとめる限りは歪みの原因とその祠らしき場所が繋がっている可能性が高いと思われるがもし見つけたとしてそれを直す方法はこちらでは検討がつかない。時が絡む以上むやみやたらにかき乱すのは得策では無さそうで専門であろう相手に問いかけつつ「もう一度鬼を封印することが出来れば元に戻りそうに見えるけど」とこちらからの意見も伝えて)

5217: 探偵 [×]
2024-04-21 11:35:47


【良太郎】

……探偵ってほんとに凄いんだね。僕達も君と同じ意見だよ。大昔に鬼達が封印された時、鬼を倒す切り札っていうのがあったみたいなんだ。これを使えば鬼をもう一度封印出来るから時空の歪みはなくなるはず。逆に鬼達はもう一度封印されないためにこの切り札を探してるんだ
(みんなでデ.ン.ラ,イ.ナ.ーに返ってくれば途端に車内はうるさくなっていつもの光景に微笑みながら席へとつくものの、この中にモ.モ.タ.ロ.スがいないのはやはり寂しくて小さく息をつく。相手が向かい側に座ればすぐさまナオミさんが例のコーヒーを持ってきて微妙な笑みを浮かべながら相手とコーヒーとを交互に見た。苦笑いしながらもコーヒーを口にする相手を心配そうに見ていたが、相手からの問いかけには思わず目を瞬かせて驚いてしまった。こちらはいつも時.の.運.行を守りこういう事態にはある意味慣れっこだが、そうでない相手がさらりとこちらと同じ考えを言ってのけていて、探偵はやはり賢いものなんだと内心感心する。そしてこちらの作戦の続きを語り始めた。歪みを直す方法であり鬼達よりも先に手に入れなければならない切り札、この地の何処かにあるそれを探すのには風.都.に詳しくなければならない。だからこそ風.都.の探偵である二人を頼りにきたわけだ。ナオミさんから普通のコーヒーを受け取り礼を言って一口飲んだあと「僕らは鬼が封印されてる場所を探すよ。多分、そっちの方が鬼が多いから。だから君は風.都.のどこかにある鬼を倒す切り札を探して欲しいんだ。翔太郎くんがみた祠に関係があるといいんだけど…」と到着したあとの作戦を共有して)


5218: 検索 [×]
2024-04-21 12:05:18

君たち程では無いけど厄介な事件に巻き込まれることが多くてね。…切り札。鬼側も探しているのなら僕たちが先に見つけなければ。鬼退治の伝承が伝わってるならその切り札のありかも分かるはずだ、祠の件を含めて切り札探しは任せてくれ。
(相手が頼りないように見えて一本芯が通っているというのは前回で分かったことだがそれでもモ.モ.タ.ロ.スが居ないことに何処か寂しげだ。その事態を解決する為にも今後の方針を伺うと相手の目が瞬く。彼らと関わった事件だけでなく時を司る王様達との経験もあるおかげで一般的な探偵よりも時間に関しての知識はあるつもりだ。さらりとそんな事を告げつつ方針としては間違ってないようで鬼を封印するための方法が共有される。その中に相棒のメモリでもある切り札という単語が出てくると思わず反応してしまう。どうやら文字通り人間にとっても鬼にとっても重要なアイテムのようでどちらが手に入れるかで事態が大きく変わってしまうようだ。ならばより一層すぐに切り札を見つければならないだろう。相手の言う通り鬼退治の伝承が残っているならそれに使われた切り札も何処かに残っているはずだ。それがある可能性が高い祠の件も含め切り札探しに深く頷いて引き受けた。大体の方針が決まった所で目的地が近いのか到着のアナウンスが流れて列車が減速していく。こちらが相棒がいなくて本調子でない分鬼の多い場所を担当してくれるのは有難い。左隣にいつもの頼れる存在が居ないのは落ち着かないが歪みのある時間につきデ.ン.ラ,イ.ナーが停車すれば「行こうか」と相手とイ.マ.ジ.ン達に声をかけ)


5219: 探偵 [×]
2024-04-21 12:44:07


【良太郎】

ふふ、それは頼もしいね。じゃあ切り札の方は頼んだよ。僕らでなるべく鬼は抑えるけど、君の方へ行っちゃうかもしれないから気をつけて
(大きく困惑したり戸惑ったりしない様子に驚いていれば、それらを事件と称して経験済みであるとさらりと語られる。そんな仕草も探偵らしくて小さく笑う、きっと探偵としても仮,面.ラ.イ.ダ.ーとしてもこれまで様々な事態に巻き込まれて仲間と乗り越えてきたのだろう。自分達と同じように。それぞれの役割が決まったところでナオミさんから到着のアナウンスがされた。時の歪みは膨らんでいていつか元に戻せなくなってしまう、その前になんとしても鬼を再び封印しなければ。デ.ン.ラ.イ.ナ.ー.が到着すると相手に声をかけられて下車し目の前にある扉をくぐる。どうやらどこかの公園のようだ。十数年前の風.都についたなら早速行動開始だ、そう気合いを入れたところでウ.ラ.タ.ロ.ス.が体へと憑依して髪に青色が一筋走る。鬼が封印されている場所はある程度目星がついているが詳しく場所を探る情報収集のために一番自分が適任だと思ったのだろう。『それじゃあ切り札の方はよろしく』とキザったらしく手をふると相手とは別行動を開始して)

_____

…………
(二人が時を超えて降り立った公園、そこは人気もなく子供の遊び声も聞こえないがその中で一人静かにブランコに腰掛けている男の子がいる。本来風の街を見ることができる方向とは逆向き、壁に向かって座ったままブランコを漕ぐでもなくただただ地面を見つめているだけで)


5220: 検索 [×]
2024-04-21 13:19:24


ここが過去の風.都,…。 ああ、じゃあまた後で。
(降り立ったのはどこかの公園のようでぐるりと辺りを見渡す。以前の過去に来たことがあるがそれよりずっと前のようで何となく面影はあるものの今はある建物が無かったり古かったりしている。ウ.ラ.タ.ロ.ス.が憑依してキザっぽくなった彼に声をかけられるとそれぞれやるべき事をやろうと返事をして別れた。ひとまず過去に来たのは良いが例の祠を探そうにも取っ掛りがない。具体的なキーワードがなければ地.球.の,.本.棚も使えず、まずは探偵らしく聞き込みをすべきかと考える。そこでふと視線をやればぽつんと小さな子どもが一人でブランコに乗っているのが見えた。だが少年は街の方ではなく壁の方を向いていてただ座って俯いているだけだ。何となくその様子が気になって近付き横にやってくると「ちょっと良いかい?」と優しく声を掛けて)


5221: 探偵 [×]
2024-04-21 13:50:30


……なんだよ。道でも迷ったのか?
(グルグルと堂々巡りをしてまとまらない考えを抱えたまま地面を見つめていると誰かが隣へやってくる気配がする。一瞬緊張が走るがこちらへ差す影が人間の形であるのをみると詰まった息を吐きだして体の強ばりが解けた。相手から話しかけられればようやくそちらへと顔を向ける。相手が話しかけた男の子は幼い姿の探偵だった。かつてメモリの影響で小さくなってしまった時よりももう少し幼く、何処か警戒心を抱きながら相手の方を見つめている。だがそれでもこちらに話しかけてきた相手を無視したり放ってはおけないようでぶっきらぼうな言い方ながらも要件を聞いていて)


5222: 検索 [×]
2024-04-21 14:05:35


…っ! えっと…道に迷ったというかこの街で探している物があるんだ。
(一人でブランコに座っている少年に声をかけると警戒するような仕草が見えた。少年の顔がこちらを向く。そこには大切な相棒の幼い顔があって思わず目を見開く。咄嗟に相棒の名前を呼んでしまいそうになるが相手にとって自分は初対面の知らない人であることを思い出して何とか飲み込んだ。現在の相棒は消えてしまったがこの時代にはまだ相棒は居るようだ。警戒されているのを感じると戸惑ってしまうが困っているような口振りでで探し物があると伝える。そして「鬼退治にまつわる祠があると聞いたんだけど君は知らないかい?」とその内容を伝えると場所を知っているかと尋ねて)


5223: 探偵 [×]
2024-04-21 14:36:34


…っ!……し、知らない……そもそも鬼なんて、…絵本の中だけの話だろ
(相手の方を向くと何故か目を見開いて驚いたような表情をしていて怪訝そうな顔を向ける。こちらに見覚えでもあるのだろうかと思ったが残念ながらこっちの記憶に相手の存在はない。だが相手の話を聞いて今度はこちらが目を見開く番だった。『鬼』という単語に怯えるように体を固めるとブランコの鎖をギュッと強く握る。そして何かを振り払うように激しく首を左右に振って知らないと声を挙げた。嫌な記憶が蘇って顔を不安な表情へと染めていく、何とか強がりで鬼なんていないと言ってのけるもののその存在に怯えているのは傍からみても明らかだった。本来の探偵ならば例え幼くとも庭たるこの街のことを知らないはずがなく、また例え知らない場所だとしても手がかりくらいは知っているものだ。加えて困っている人間を放っておけない根っからのお人好しであるはずが今は相手を遠ざけようとしている。それでも簡単に見捨てる事ができないのは元来の性格通りで「…なんでそんなの調べてんだよ」と伺うように問いかけ)


5224: 検索 [×]
2024-04-21 14:56:36

…、翔太郎? …僕はこの街の探偵をしているんだ。そして信頼出来る仲間から封印していた鬼が復活してこの風.都を支配しようとしているって話を聞いてね、鬼をもう一度封印する為の切り札を探してる。
(怪訝そうな目が向けられる中、鬼退治にまつわる祠の話題を出すと分かりやすく目を見開いて体を固くした。表情は怯えたような不安げな物に変わり鎖を握りしめている様子から強がっていても何か知っているのは明らかだ。だが過剰な反応を見ればつい相手の名前を呼んで心配そうに顔を覗き込んでしまう。頑固否定の態度を取られているがそれでも拒絶までいかない様子を見れば自分が探偵であることを明かす。そして鬼が復活して暴れようとしていることを伝えた。普通の人ならば何を言っているのかと一蹴されそうな内容だがきっと相手には引っかかるものがあると探偵の勘、相棒の勘があると告げている。そしてそれを防ぐ為の切り札の存在を探してることを伝えると「何か心温まるがあったりしないかい?」とその目を真っ直ぐ見つめながら再度問いかけて)

5225: 探偵 [×]
2024-04-21 15:20:27


っ、なんで俺の名前……たん、てい……俺、昨日の夜に鬼を見たんだ……
(脳裏に焼き付く光景から目を背けるため相手の話を聞かないように遠ざけようとする。しかし直後、相手がこちらの名前を呼ぶと驚いたように目を見開いた。まだ名乗っていないはずなのに、やはり相手は自分の知る人物なのだろうかと考えた矢先に探偵というキーワードが相手から出てきてまた驚いて目を見開く。しかしそれはまたゆっくりと恐怖に侵食されて声はしぼんでいった。相手が言う話は普通なら受け入れられない話で、鬼が復活だとか風.都を支配するだとか、バカバカしい話ばかりだ。だがそれが現実に起こりうることだと自分は知っている。こちらを真っ直ぐ見つめる相手と視線を交える。会ったこともない人間だがこちらの名前を呼んで探偵だという相手を全くの他人だとは思えなくなってしまって気を落ち着けるために軽く呼吸をする。そしてゆっくりと昨日の出来事を口にした。現実とは思えない光景が脳内にフラッシュバックしながらまた怯えた表情をみせる。そして「場所は教えてやれるから、そこを調べりゃいいんじゃねぇか?」と迷いが滲む声で告げた。風.都.の危機と聞いても幼い探偵は自ら動く気配はなくて探偵だという相手にこの件を押し付けようとしていて)


5226: 検索 [×]
2024-04-21 15:46:05


鬼を? なら、やはりここが歪みの中心なのだろうか…。 勿論そうしたいんだけど外を出歩くのは普段は相棒の担当だからあまりこの辺の土地勘がないんだ。
(思わず相棒の名前を呼べばまた目が見開かれる。探偵というワードに反応した辺りやはりこの時代の翔太郎で間違いなさそうだ。傍から聞けば御伽噺のようなものだがこちらの話を聞く相手の顔は真剣そのものだ。そのまま見つめていると相手が昨日のことを話し出す。野.上,良.太,郎達が鬼を抑えると言っていたが既にこの辺りを彷徨いているとは思わなくて驚いたように反応を示す。それと同時に怯えていた反応に納得がいった。ブツブツと考え込むように唇をなぞっているとその場所を教えてくれると相手が言う。当然有難い事ではあるが十数年前であるこの街の場所を教えて貰っても無事に辿り着けるか些か不安が残る。困ったように笑いながら普段は相棒任せであることを伝えると相手の性格を踏まえ「だから君に道案内して貰えると助かるんだけど…どうだい? 勿論鬼からは僕が君を絶対守るから」とお願いしてみて)

5227: 探偵 [×]
2024-04-21 18:27:24


………イヤだ!鬼がどうとか、風都がどうとか、そんなの………そん、なの……俺には関係ねぇ!!その相棒ってのに案内してもらえよ!!
(こちらが鬼を見たことを伝えれば相手はブツブツと何かを呟き始める、そんなはずないと言われなかったのを考えるとやはり昨日見たものは現実だったらしい。それならばなおのこと場所だけ教えてこの場を去りたかったが相手はそこまで案内してくれという。相手はあからさまに困っている、土地勘がないのならこの街の隅々まで知り尽くしたこちらが案内してやるのがいつものやり方だろう。それにこの風.都があんな鬼に溢れるところなんて想像もしたくない。そうやって頭にはよぎるのに口と体は動きだそうとしない、目の前の男を助けるのが正しいことだと分かっているのに少し前ならば喜んで引き受けていたことも今はすんなりと了承の返事をすることができなかった。長い沈黙の後に拒否の返事を叫ぶ、そして現代の探偵が愛すべき街だと称していたこの街のことを自分には関係ないと切り捨てた。勢いよくブランコから立ち上がると捨て台詞と共にその場から逃げるように走り出す、それほど足は早くないががむしゃらにただただ相手から遠ざかろうとしていて)


5228: 検索 [×]
2024-04-21 18:45:27

……え。っ、待って、翔太郎ッ!!
(相棒のことはよく知っている。鬼への恐怖はあるだろうが困っている人が居れば手を差し伸べてしまうのが相棒で、それは幼い頃から変わってないはずだ。だからこそこちらの目的を明かしてお願いしたのだが中々返事が返ってこない。そのまま待っていたが拒否の返事が叫ばれて目を見開く。そして何よりこの街の危機が自分には関係ないと叫ばれると困惑の声が漏れて固まってしまった。その隙をつくように相手はブランコから降りて走り出してしまってワンテンポ遅れて名前を叫びながら自分も走り出す。まだ手掛かりを教えて貰っていないという事もあるが何より相手の妙な態度が引っ掛かった。元の相棒なら追いつけないだろうが相手は子供だ。何とか全力でその背中を追うと段々と距離が縮まっていく。そこそこ走った頃合に漸く伸ばした手が相手に届いてその腕を掴むと「君じゃないと駄目なんだ、翔太郎」とバテて息を荒くしながら引き留めようとして)


5229: 探偵 [×]
2024-04-21 19:05:50


っ、離せよッ!!…なんで俺なんだよ。俺は、……
(あらゆる事から逃げるためこれ以上昨日の夜の光景に踏み込まないために相手の元から逃げ出す。それが間違っていると分かっているのに前に進むための一歩を踏み出すことが出来なかった。相手は初めて会った人間で逃げ出せばそれで終わりだと思っていたのに、何故かこちらの名前を呼んで追いかけてくる。全力で走るがそのうち距離は縮まって腕を掴まれてしまった。叫びながら腕を振るがほどけそうにない。自分じゃないとダメだという言葉に胸はズキリと痛む気がするが、突然現れた人間にそんなことを言われてもどうしたらいいか分からない。そんなややこしい理屈を抜きにして手を差し伸べられていた少し前の自分のことは押しやって、バテ気味でこちらの腕を掴む相手に怒りの声をあげる。上手く言葉が続かずに目をそらすと「俺より探偵の相棒に相応しい奴はいっぱいいるだろ。俺じゃなくても…」と目線を下げて呟いて)


5230: 検索 [×]
2024-04-21 19:32:36

離さない。…信じられないかもしれないけど、僕は十数年先の未来から来たんだ。そしてその未来で君の、左.翔.太,郎の相棒として探偵をしている。ここに来たのも未来の君が鬼退治の手掛かりを教えてくれたからだ。
(過去の人物に深く接触したらそれこそ歪みの原因になると頭では分かっているのにあの表情の相手を放っておけないでいる。心が動くままにその背中を必死に追いかけ腕を掴むとこちらを振りほどこうとしてくるが更に手に力を込めてそれを阻止する。何とか立ち止まらせると相手の両肩を掴んで目線の高さを合わせた。目は相変わらず合わないが呼吸を整えるように深呼吸をするとさっきは何となく濁した自分の正体を明かす。相手からすれば未来から来たことと未来では相手の相棒であることを告げると意識的に柔らかい笑みを浮かべて「だから僕は君に手を貸してほしい」と再度自分の想いを伝えて)


5231: 探偵 [×]
2024-04-21 23:22:04


あいぼう……ってことは、俺も…探偵なのか?…………俺、…昨日鬼を見た時に、目の前に襲われてる男の人と女の人がいたのに……動けなかった。おやっさんみたいにこの街の人を救えなかった……それなのに、俺はほんとに探偵になるのか?
(これ以上深入りしたくはないのに相手はこちらを捕まえ肩に手を置いて無理やり目線を合わせてくる。必死に目を逸らしていたが相手が未来で自分の相棒であることを聞けば驚いたように目を向けその言葉を拙い口調で繰り返す。鬼と同じくらいに未来から来たなんて信じられない話だが、相手がこちらに向ける目が嘘を言っているとは思えなくてその手を振り払う事ができなかった。そしてもうひとつ引っかかった事を拾い上げる、相手が相棒で探偵ならこちらも未来では探偵ということになる。その事に一瞬顔を明るくさせるがすぐに視線は沈んでさ迷った。相手が困っているなら手を差し伸べたい、未来で相棒なんて最高にかっこいい関係にあるなら尚更だ。しかし今自分が抱える楔を振りほどくことは未だできなくて、その原因を相手へと話す。この街を守ると、この街の人を泣かせないと息巻いていたのにそれができなかった。そんな自分が本当に探偵になれているのか半信半疑でじっと相手の様子を伺いながら恐る恐る問いかけて)


5232: 検索 [×]
2024-04-22 00:17:44

なるよ。全てが完璧とは言えないけど誰よりも風.都.のことを大切にしている僕の自慢の相棒で頼れる探偵だ。…それに無闇矢鱈に動くのが必ずしも良い結果になるとは限らない。君は正しく鬼の危険性を判断して潜む事が出来た、それも立派な探偵の能力のひとつだ。
(こちらが未来で相手の相棒だと明かすと驚いた目が向けられる。突飛押しもない話だが信じて貰えるようにその目を見つめた。自分が探偵なのか気になった相手はぽつぽつと昨日あったことを教えてくれる。そして半信半疑の目を向けられながら問われるとハッキリとした口調でそれに答えた。幼い相棒自身に説明するとは変な感じではあるが口元に軽く笑みを浮かべながら唯一無二の相棒のことを自慢する。そしてその流れに乗って相手が引っ掛かってる昨日のことについて自分の意見を述べていく。鬼が実際にどういった存在か分からないが聞いた話を纏める限りは怪人に近いような人ならざる力を持った物なのだろう。そんな存在にこんなに幼い子が立ち向かえないのは当然の話だ。だがそんな通説や合理的判断を説明しても響かない人物なのは知っている。ならば相手の行動が逃げの物ではなく先に繋ぐ為の良い判断だったと告げてやる。落ち込み方と口ぶりからその男女が命を失った訳ではなさそうなら尚更で「一人で難しいなら誰かを頼ればいい」と言葉続けながらぽんぽんと頭撫でて)


5233: 探偵 [×]
2024-04-22 07:49:09


っ!…ぁ……誰かを、………分かった。俺がお前を案内してやる
(先日まで憧れ羨望していたものに将来自分がなっている、それは喜ぶべきことなのに今は全くそれを信じられなくて懐疑的に相手へ問いかける。すると相手は驚くほどあっさりと短く力強く、それを肯定してまた目を見開いた。相手のことは全然知らないのに未来の自分を語る相手は本当に相棒とやらを頼りにしてるらしいのが良く伝わる、そんな存在に将来自分がなるのだろうか。鬼に立ち向かわなかったのを正しいと言われるがなかなか踏ん切りはつかなくて目線が惑う、しかし頭を撫でられると経験したことのない心地に視線は相手へと戻ってきて目を瞬かせた。誰かの手のひらがこんなに柔らかくて暖かいことを初めて知って嬉しさと困惑とが混雑する。その状態で誰かを頼ることを教えられると一度視線を外した。未だに暗がりの中でみた人を襲う鬼は怖い、誰かが傷つくのを見るのが恐ろしい。だが相手とならば、将来相棒になるという探偵と一緒ならば、またあそこにいけるかもしれない。未だ迷いは晴れないが再び相手の方を向く、そして相手と共に行くことを決めた。同じ高さにある目線から目を逸らさずに「お前、名前は?」と未だ知らない未来の相棒の名を聞いて)


5234: 検索 [×]
2024-04-22 11:03:58

……ありがとう、とても頼りになるよ。そういえばまだ言ってなかったね、僕の名前はフィリップだ。
(未来の相手は自分の頼りになる存在だと告げれば目が開かれ何やら考え込んでいるのが分かる。一人では出来ないことも二人ならば何とか出来ることは過去に何度も経験済みで一人で抱え込むことではないと伝えるように頭を撫でてみると視線がこちらを向いて目が瞬いた。相手が悩むのを手を止めることなく見守っていると目線が交わって一緒に来てくれるという返事を聞くことが出来ればぱっと表情を明るくして微笑んだ。幼くはあるが相棒が居てくれるのは精神的な意味で心強い。感謝を述べていると名前を問われて目を瞬かせる。こちらが一方的に押しかけてすっかり知った気になっていたが相手からしてみれば初対面に変わりない。相棒に自己紹介するというのも変な感じではあるが自分達の大切な人がくれた名前を名乗ると「よろしく、翔太郎」と手を差し出して)


5235: 探偵 [×]
2024-04-22 12:34:06


へへ、…風.都.のことなら任せとけ、何処でも連れてってやるよ!フィリップか…うん、よろしくフィリップ
(こちらが相手を案内することを告げると相手の顔はパッと明るくなる。自分がすることで誰かが喜んでくれるのはやはり嬉しい、それが未来の相棒だという人ならなおさらで照れ隠しに手を後頭部にやって年相応な笑い声を漏らした後に任せておけと自分の胸を叩いた。名前を聞けば返ってきたのは日本の名前ではなくて目を瞬かせる、それでも一度それを口にすればすぐに馴染んで差し出された手をこちらからも握って握手を交わした。相手を連れていくという使命を与えられた今気分はだんだん上向きになって握手をした手を繋ぎ直すとそのまま歩き始める。胸を支配していた不安は和らぎ将来自分が探偵になっていてしかも相棒がいることに浮かれ調子になっていて目的地へと歩きながら相手の方を見上げると「なぁ、俺将来かっこいい探偵になってる?おやっさんみたいに!フィリップと一緒に超かっこよく事件を解決する探偵だよな!!」と興奮気味に問いかけて)


5236: 検索 [×]
2024-04-22 15:13:31

かっこいい……、まあ誰かのために突っ走ることが出来て風.都.の人々に好かれている君はカッコいいと思うよ。
(自信たっぷりに胸を叩く相手に今の相棒の面影を強く感じれば口元が緩む。やはりこの時から人の役に立ちたいという思いは変わっていないようだ。そんな相手に自分の名前を告げれば少し驚いた様子だったが差し出した手を快く握られこの時代の相棒と協力を取り付けた。手が握り直され繋いだまま引かれると目を瞬かせるがこの歳の子供とつなぐならさほど不自然でもないだろうと素直にその隣を歩き始める。自分の将来が目指していた探偵だと分かって浮かれている様子の相手を微笑ましく見ていたが不意に未来の相手がカッコいい探偵かと言われると普段のハーフボイルドな姿が浮かんで目線が泳ぐ。勿論決める所は決めたりとカッコいい所はあるのだが鳴.海.荘.吉みたいなという言葉がつくと答えはノーだ。だが期待を込めた目を向けられるとそんな事言える訳もなく目を合わせると相手の長所を伝えながらそれとなく本題は誤魔化しながら告げて)

5237: 探偵 [×]
2024-04-22 17:23:44


街の人に好かれてるかっこいい探偵…へへ、かっこいい探偵……
(自分の未来を知る相手にこちらがかっこよくなっているか問えば一瞬目が泳ぐ。何か問題がある探偵なんだろうかと一瞬不安を覚えるが相手からは『かっこいい探偵』だと評価がなされる。相手が核心を誤魔化していることには気づくことができず言葉尻だけを捉えると勝手に理想の探偵になれると思い込んでさらに上機嫌に笑みを浮かべていた。何よりも風.都.の人々に好かれているのが嬉しい、自分もこの街の事が大好きなのだから。その思いが過ぎると余計に昨日の出来事に胸が痛んで一瞬目線を下げるが、今は相手を案内する方が先だろうとそこまで気負わない事にした。ふと手を繋ぐ相手の方を見上げる、未来から来ただとか将来の相棒だとか口にする事は信じられない事ばかりなのにこちらへ向く気持ちは真っ直ぐで自分を必要としてくれていて、だからこそ相手を信じられると思えている。前を見ないまま歩きつつじっと相手を見つめていると「フィリップはなんで探偵になったんだ?」とふと浮かんだ疑問を口にして)


5238: 検索 [×]
2024-04-22 19:17:03

その分探偵になる為の努力もしていたようだけどね。…なんで、か。…僕は色々あってとある場所に閉じ込められていたんだけどそこから助けてくれたのが翔太郎達だ。そこから一緒に過ごすようになって初めは喧嘩したり息が合わないことばかりだったけど風.都.の為に尽力する翔太郎を見て隣で力になりたいと思ったのがきっかけだったと思う。
(確信には触れないまま相棒への評価を語れば相手の顔には上機嫌な笑顔が浮かんですっかり浮かれきっている。何度もワードを繰り返す様子は年相応に可愛らしくてこちらまで表情は緩むが調子に乗りすぎないように軽く釘も刺しておいた。相手に手を引かれて中心地らしい場所から離れていく。再び相手がこちらを向くとじっと観察するように見つめられる。相手が転んでしまわないように気を配りつつ照れ臭さにも似たものを感じていると探偵になったきっかけを聞かれて目を僅かに見開く。自分の始まりはあの夜に結び付いていてそれを明かすことは大切な人の喪失を語ることにもなる。視線が迷うように揺れるが嘘をつくのも躊躇われて言葉を選ぶように二人の出会いを説明していく。何もかもが噛み合わなかった頃を思い出すと懐かしむようにその時の事を語り、再び視線を相手に戻すと自分が探偵になったのは相棒の存在だと少し照れ臭そうにも明かして)

5239: 探偵 [×]
2024-04-22 19:56:33


!、そっか…じゃあまだまだ頑張らねぇとな。おやっさん、全然俺の相手してくれねぇし……え……じゃあ、フィリップもこの街を泣かせたくないって思ってくれてるんだ……俺、この街が大好きなんだ。この街を、なくしたくない
(相棒からみてもかっこいい探偵になっているだなんてきっと将来はおやっさんみたいに超かっこいい探偵になっているに違いない。自分の将来の姿を妄想してしまいそうになるが相手から釘を刺されるとぴしりと背筋を伸ばす。将来は探偵になれているかもしれないが現状はおやっさんの所にいっても毎日門前払いの日々だ、いつか認めてもらうためにも頑張って探偵になれる努力を続けなければ。再度気合いを入れ直しながら相手が探偵を目指した理由を聞けば、想像もしない内容に思わず言葉を途切れさせる。どうして閉じ込められていたのだとか、『翔太郎達』ということはおやっさんも一緒だったのかだとか、様々な質問が浮かぶが、最後に相手が照れくさそうに探偵になったのは将来の自分の影響だと言われると、自分のことではないはずなのに親近感を強く感じる相手に影響を与えていることが嬉しくて照れ臭くて、しかしどう表現したら良いかは分からなくて、控えめに笑顔を浮かべながら繋がっていた手を強く握った。先程は関係ないと叫んでしまったが間違いなく自分は風.都.が好きだ、相手も同じように思ってくれているのならただただ嬉しい。そうやって話しながら歩くうちに森の入口へとたどり着く、といっても普通は人が通らないけもの道だ。将来の自分も風.都,を好きでい続けているならここでその風.都.を鬼に奪われるわけにはいかない。昨日のことを思えば手は震えてしまうが、森の奥を真っ直ぐ見つめながら「昨日鬼みたのはこの奥だ」と相手へと伝えて)


5240: 検索 [×]
2024-04-22 21:16:25

ああ、僕にとっても大切な街だ。その為にもこの街を泣かせるあの鬼を封印しなければ。…ここか。僕が先を歩くから出来るだけ離れないでついてきてくれ
(相手から鳴.海.荘.吉の話が出るとどう反応していいか分からず曖昧な表情を浮かべる事しか出来ない。この歳から慕っていた人物を自分のせいで、と胸が痛むがその罪を背負って自分はここに居るのだ。こうして探偵になった理由が相棒にあると言えばその顔に照れくさそうな笑みが浮かぶ。何時しか相棒が好きなこの街を自分も好きになっていて胸を張って大切な場所だと言える。さっきは聞けなかった相手の本当の気持ちを聞くことが出来れば穏やかな笑みを見せながら今からしなければならない事を再確認していた。そうして歩いていると人気のない森の入口にやってくる。現代でもこの辺りには来たことがなくて相手の案内が無ければ辿り着くことが出来なかっただろう。その先を見つめていれば繋いでいる相手の手が震えているのが分かった。大丈夫だと伝えるようにこちらから強く握り返すと自分が先を歩くことを伝える。更に自分から離れないように言うとゆっくりと森の中に入っていく。木々によって日光が遮られ周囲が包まれていると辺りの空気は外より冷えているように感じる。さっきより近い距離で手を繋ぎながら静かなけもの道を慎重に歩いていると奥の方に小さな建物が見えてきて「もしかしてアレかい?」と相手に尋ねて)

5241: 探偵 [×]
2024-04-22 22:26:42


……そうだよな。……うん…
(将来の自分が相手に影響を与えてこの街を好きになって、その事を知らされた自分がやはりこの街を守らなければと今勇気付けられている。深く考えれば頭がこんがらがってしまいそうだが今は相手から励まされているという事実だけあればそれでいい。森の前にやってくれば嫌でも体は固まってしまう、しかし相手から手を強く握られれば自分でも驚くほど過剰な緊張は解けていく。離れないように言われればそれに大人しく従って相手の後ろに隠れるようにピタリとついて森の中を歩いた。もう二度と訪れたくないと思った場所なのに相手とならば一緒に来れてしまっている。隠れながら見上げるその背中は大きくて足を前へ踏み出す勇気になってる。友達も仲のいい街の人もたくさんいるが誰かを頼ればいいなんて教えてくれる人はいなかった。相手は将来自分と相棒になるらしいが、将来の自分にもそう言ってくれるのだろうかとその背中を見つめながら考えを巡らせていた。ひんやりと冷たい森の中を進めばやがて小さな祠が見えてくる、相手に問われて頷き答えれば傍をピタリと離れないようにしながらも祠の裏手に回った。誰も来ない場所にある誰も立ち寄ることがなさそうな祠、その裏手はすぐ岩の壁がせりたっているが、その地下へと続く階段が祠に隠れるようにして存在していた。「…この下だ」と震えそうな声で言えば階段を相手と共にゆっくりとおりる、やがて僅かに日が差し込む少し広い空間へと出れば壁の方を指さした。そこには遥か昔にこの地で起こった鬼退治の様子が描かれていて)


5242: 検索 [×]
2024-04-22 23:45:29

まさかこんな場所があるなんてね。…行こう、翔太郎。…凄い、壁画のようだけどここまで保存状態が良いのは初めて見た。この文字を見る限りは室町時代辺りに描かれた可能性が高いけどこの筆遣いの絵はもう少し後の時代で流行した…
(人気のない森の中にひっそりと立つ祠はかなり古びていて建てられてから年月が経ったことを表している。相手に促されるまま後ろへと回ると存在を隠すように地下への階段が続いていて思わず感心の声をあげた。ここまで厳重に隠すということはきっと切り札に繋がる手掛かりがあるに違いない。震えそうな声の相手に優しく声をかけて手を握るとゆっくりと階段を降りていく。やがて少し開けたような場所に出てきて相手に促されて壁を見れば一面に描かれた鬼退治の壁画に素直な感想をこぼす。それも場所のおかげがかなり保存状態が良く絵の傍には古語のような物も書いてあって貴重な資料にその目は好奇心にキラキラと輝き出す。手を繋いだまま壁画に更に近付くと得た情報から分析したことを興奮気味に独り言のようにベラベラ喋りながら興味深そうに絵を見ていく。壁画はおおまかな時系列に並んでいるようで1番左は鬼が襲来して人々が襲われている様子、2枚目は鬼に追われながら人々が集会をしている様子、そしてその右には戦場で一人の男が打った矢が鬼の持つ紫の何かを撃ち抜き鬼が逃げ惑う様子が描かれていた。その絵に添えられていた古語の解読に集中していると背後の上の方から足音のような物が聞こえてきて)

5243: 探偵 [×]
2024-04-23 07:49:17


ん?……、…………
(前は好奇心のままに入ることの出来た地下へと続く階段も今は薄気味悪くて躊躇してしまう、しかし相手から優しく声をかけられればその恐怖心も和らいで階段を降りていった。たどり着いた先にある壁画をみせれば相手の目はあっという間にキラキラと輝き出して食い入るように壁に描かれたものを見始めた。先程までの頼りになる雰囲気とは全く違う好奇心のままに動く子供っぽい姿に最初は驚いて目を瞬かせていたが、相手はこういう未知のものが好きなんだろうかと新たな一面を知れて少し嬉しくもあった。こちらも壁画を見上げる、いつかのパトロールの延長で見つけた祠と壁画だったが何度見てもこの壁画で描かれているのは昨日みた鬼だ。相手が言っていた鬼をもう一度封印する切り札の手がかりがここにあるのだろうかと見上げていると、壁画の中に違和感があるのに気がつく。前にみたのと少し違うようなと首を捻っていたところで背後に足音が聞こえて自然と後ろを振り返った。そこには昨日みた鬼がゆっくりと音もなく近づいてきていて息を飲む、かつて相手がみたイ.マ.ジ,ン.に似たその怪物は二本の小さな角を携えていた。脳内には昨日の風景がフラッシュバックして恐怖で体が固まってしまう。このままではまた人が襲われる、しかも今度はせっかく仲良くなった未来の相棒だ。相手はまだ壁画に夢中だが後ろに隠れていた関係でこちらの方が鬼に近い、鬼もこちらに狙いを定めているようだ。それならばまず最初に鬼が攻撃するのは自分でその隙に相手は逃げられるかもしれない。恐怖と相手を守らなければという思いが入り交じり声をあげることも体を動かすこともできない。せめて邪魔にならないようにと繋いでいた手を離すと、同時に鬼が持っていた金棒がこちらへと振り下ろされようとして固く目を瞑って)


5244: 探偵 [×]
2024-04-23 07:49:18


ん?……、…………
(前は好奇心のままに入ることの出来た地下へと続く階段も今は薄気味悪くて躊躇してしまう、しかし相手から優しく声をかけられればその恐怖心も和らいで階段を降りていった。たどり着いた先にある壁画をみせれば相手の目はあっという間にキラキラと輝き出して食い入るように壁に描かれたものを見始めた。先程までの頼りになる雰囲気とは全く違う好奇心のままに動く子供っぽい姿に最初は驚いて目を瞬かせていたが、相手はこういう未知のものが好きなんだろうかと新たな一面を知れて少し嬉しくもあった。こちらも壁画を見上げる、いつかのパトロールの延長で見つけた祠と壁画だったが何度見てもこの壁画で描かれているのは昨日みた鬼だ。相手が言っていた鬼をもう一度封印する切り札の手がかりがここにあるのだろうかと見上げていると、壁画の中に違和感があるのに気がつく。前にみたのと少し違うようなと首を捻っていたところで背後に足音が聞こえて自然と後ろを振り返った。そこには昨日みた鬼がゆっくりと音もなく近づいてきていて息を飲む、かつて相手がみたイ.マ.ジ,ン.に似たその怪物は二本の小さな角を携えていた。脳内には昨日の風景がフラッシュバックして恐怖で体が固まってしまう。このままではまた人が襲われる、しかも今度はせっかく仲良くなった未来の相棒だ。相手はまだ壁画に夢中だが後ろに隠れていた関係でこちらの方が鬼に近い、鬼もこちらに狙いを定めているようだ。それならばまず最初に鬼が攻撃するのは自分でその隙に相手は逃げられるかもしれない。恐怖と相手を守らなければという思いが入り交じり声をあげることも体を動かすこともできない。せめて邪魔にならないようにと繋いでいた手を離すと、同時に鬼が持っていた金棒がこちらへと振り下ろされようとして固く目を瞑って)


5245: 検索 [×]
2024-04-23 10:59:01

やはりこれが戦況を変えた切り札…っ、翔太郎!! 君が復活したという鬼か、…念のために持ってきてたけど正解だったようだね
(目の前の貴重な資料にいつもの暴走癖が顔を覗かせて好奇心のまま内容を確認していく。以前検索対象と調べた古語の知識から読み解いていけばこの壁画が鬼との戦いに決着の様を示していて紫色の石を打ち抜くと鬼は力を失っていき封印することに成功したと書いてあった。切り札の実在と色の特徴が分かった所でふと掌の熱が離れて行って後ろを振り返る。そこには二本の角が目立ち正に鬼といった姿の怪人が相手目掛けて金棒を振りかぶっていて背筋が冷えた。考えるより先に体が動いて相手の名前を叫びながら庇うように前に出てそのまま抱きあげると地面を転がって攻撃を避ける。相手が立っていた場所には振り下ろされた金棒がめりこんで攻撃の重さを物語っていた。攻撃が外れ苛立った様子の鬼が金棒をもう一度構える隙に恐怖に怯えた相手を後ろに隠しながら立ち上がる。いつもならば二人で一人の姿になって応戦するところだが今は隣に並び立つ相棒もその為のドライバーもない。その代わりに隠し場所から持ち出してきていたロ.ス.ト.ド.ラ.イ.バ.ーを腰にあてがうとベルトが巻き付く。相手の方を向き「危ないから少し離れた場所で隠れていてくれ」と声を掛けてから鬼の方に向き直り疾風のメモリを構える。ウ.ィ.ス.パ.ー.ボ.イ.スが響く中スロットに差し込み「変身」と声にしながら開けば緑の風を起こしながら装甲を纏っていく。相手を守らなくてはという気持ちが昂ると距離を取らせるために駆け出して早速鬼へと殴りかかって)

5246: 探偵 [×]
2024-04-23 12:38:45


っ、……フィリッ、プ……え、…なんだあれ……
(動かない体のまま強く目を瞑って最期の時が来るのを耐える。この攻撃の後にせめて相手がここから無事に逃げてくれるのを願うことしかできなかった。しかし相手が自分の名前を呼ぶ声が聞こえて体が無理やり動かされる、そのまま床に転がって目を開ければすぐ側に相手がいて震える声で名前を呼ぶ。先程まで自分がいたであろう場所に大穴が空いていてもしあれが自分に当たっていたらと思えばゾッとしてやはり体は動かなかった。相手はこちらの前で壁になりながら立ち上がって隠れろと言う、体を引き摺るようにして動かすと何とか岩陰に隠れて相手と鬼との様子を伺う。体は震えて仕方がないが相手から目を逸らすことはできなくて手を強く握りながら様子を見ていれば、相手は何かを腰に巻き付けて小さな四角を手に構えた。その後『変身』という一言と共に相手は風に包まれて鎧のようなものを纏う、驚愕の表情を浮かべるこちらの頬を撫でる風はこの街のものと同じだった。死の恐怖の次は目の前の信じられない光景に呆気にとられ動けなくなる、相手は鬼へと駆け出して鬼は応戦するように金棒を振るが大振りなそれは相手の速さに勝てるものではない。恐怖と興奮が入り交じり心臓はバクバクと激しく鳴って目の前の光景にただただ圧倒されていて)


5247: 検索 [×]
2024-04-23 14:26:55

っ、これで終わらせる…!
(相手が岩陰に隠れたのを確認すれば鬼の前に立ちはだかって変身を果たす。この街を感じながら距離を詰めれば鬼は金棒を再び振り下ろそうとしてくるがその前に背後に回って蹴りを食らわせる。半身が無い分力はいつもより出ないがその分機動性は高く、動きが遅い鬼に対して連続して拳を打ち込んでいった。攻撃を当てる度に風が吹いてマフラーがなびく。ダメージが蓄積したところに風の勢いを借りて強い一撃を打ち込めば鬼の体は明確によろめいて大きな隙が生まれた。このまま畳みかけてしまおうとメモリを腰のスロットに移してマ.キ.シ.マ.ム.ド.ラ.イ.ブを発動させ、風のエネルギーを集中させるとそのまま手刀を叩き込んだ。鬼の体が強く地面に叩きつけられるとその身体にヒビが入って砂となって崩れていった。脅威が去ったことを確認して軽く安堵の息を吐くとメモリを外して変身を解く。すぐに後ろを振り返って相手の傍に駆け寄ってくれば「大丈夫かい、翔太郎」と心配そうに様子を尋ねて)

5248: 探偵 [×]
2024-04-23 17:13:34


…す、げぇな、フィリップは……あんな、怖いやつと戦えるな、んて……すげぇ、かっこ、いい……
(岩陰から相手が戦う様子を見守る、相手は鬼相手に動じることなく向かっていってあの金棒が振り回されるのに怯むことなく果敢に鬼へと向かっていく。相手が身を翻す度に風に揺れるマントが強く目に焼き付いた。相手は何か装備を操作して最後の一撃を叩き込む、すると鬼は砂となって消えていって呆然とそれを見守るしかなかった。相手が元の姿に戻ってこちらへと駆け寄ってくる。こちらを心配そうな目でみる相手に大丈夫だと早く答えなければならないのに未だに体には恐怖がこびり付いていた。なんとか口を開いて戦闘中に感じた相手のかっこ良さに触れようとするも、脅威がなくなったからこそあの一瞬で身近に感じた死が遅れて襲いきて、だんだんと声は震えていった。一生懸命に無事であるのを伝えるために普通の会話をしようとするが口が上手く回らなくなる。恐怖を押し殺して瞳に薄らと涙の膜を張りながら「助け、てくれて…あり、がと…」と震える声のまま礼を伝え)


5249: 検索 [×]
2024-04-23 18:41:14

…翔太郎、…すまない、僕がもっと注意を配っていれば良かった。
(変身を解いて相手の元に駆け寄る。軽くしゃがんでその様子を伺え場その表情は恐怖に怯えている。脅威を取り除いたとしても相手が怖い思いをしたのには変わりない。それなのに何とか震えた声でこちらを褒めようとするのが痛々しくて、その瞳に薄ら涙の膜が張っているのが見えると胸が締め付けられて思わずその小さな身体を抱き締めた。少しでも不安を取り除けるように背中を撫でて名前を呼ぶ。鬼が居る可能性があるのだから壁画の解読に夢中になるのではなくもっと辺りを警戒するべきだった。もう一度怖かった思いをさせたくて連れてきてもらった訳では無いのに。相手を抱き締めたまま沈んだ声で反省点と謝罪を告げる。そしてこんな時まで普通に応じようとする相手に「もう大丈夫だから、怖かったの我慢しなくていい」と告げて優しくその背中を撫で続けて)



5250: 探偵 [×]
2024-04-23 19:26:55


、フィリップ……フィリップの、せいじゃ、ない…おれ…また、動けなかった……この街の人とか、フィリップが、あぶない、のに……こわくて…
(必死に取り繕うとするが上手くいかなくて未だに体が動かないでいると相手から抱きしめられる。そのまま背中を撫でられ名前を呼ばれると一気に緊張が解かれて目から大粒の涙が溢れ出す。そのまま大丈夫だと背中を撫でられるとその温かさに、頼りがいに、腕の強さに、一気に堰き止めていたものが溢れ出して嗚咽を漏らした。必死に相手のせいではないと、この街を襲う鬼と踏み出す勇気のなかった自分のせいだと口にする。しかし我慢しなくてもいいと言う優しい相手の声が再び頭の中で響いて、それに従うように『怖い』という単語を口にすれば最後に我慢していたものまで溢れ出して大声を挙げて泣いていた。相手に強く抱きついて制御の効かない感情のまま泣き続ける。涙は止まらないまま「こんなんじゃ、おれ…たんていになれない…フィリップの、あいぼうになれない…」と泣き声の合間に漏らすと未来の相棒である相手の服を強く握っていて)


5251: 検索 [×]
2024-04-23 19:58:44

翔太郎…、…鬼が襲いかかって来た時、怖かったのに僕を庇おうとしてくれたのだろう? それが出来るのは優しくて強い証拠だ。…ありがとう、翔太郎。
(相手の体を包み込むように抱きしめて名前を呼ぶと大粒の涙が溢れていく。嗚咽を漏らす相手の背中を撫でながら途切れ途切れの言葉を静かに聞く。また動けなかった自分のせいだと話す相手だったがこちらの言葉が響いたのか怖いという素直な感情を口にして年相応に泣き出す相手の名前を呼んでただひたすら優しく包み込んだ。服を強く掴まれたのを感じればあの時のことを振り返る。怖い物を目の前にしたなら逃げる為に自分を盾にしたり大声をあげても不思議ではない。恐怖で動けなかったにしてもあの時手を離したのは自分を巻き込みたくないと思ってくれた証拠だ。それは自分が惚れ込んだ今の相棒に繋がる所でもあって決して何も出来なかった訳では無いことを伝えると柔らかな声で御礼を伝える。そして背中にあった手を後頭部に移してぽんぽんと撫でてからゆっくり離れて相手の顔を覗き込む。真っ直ぐと目を合わせ「君は僕の相棒でこの街の立派な探偵だ。未来も、今も。僕が保証する」と告げて)


5252: 探偵 [×]
2024-04-23 22:31:38


…フィリップ……そう言ってくれるなら…フィリップが俺のこと相棒って言ってくれるなら…俺も、フィリップの相棒がいい
(感情の制御がきかずただただとめどなく溢れるままに涙を流し泣き声をあげる。その間相手の体はこちらから離れていくことがなくてずっとこちらを優しく包み込む、その温かさはずっと前に両親をなくした自分にはなかったただ甘えられる存在から与えられるもので、嗚咽混じりに泣き続けているが同じ分だけその優しさに心が暖かくなる。相手に包まれながら自分が決して弱くないのだと伝えられる、お礼まで言われてしまった。今日あったばかりだというのに相手の言葉は素直に聞き入れることが出来てまたギュッと相手に抱きつく、相手に優しくて強いのだと言われれば自分でもそうなのかもしれないと思うことができた。後頭部を撫でられると心はまた落ち着いて泣き腫らした目で顔をあげると相手と目線を交える。そして未来だけでなく今もこの街の探偵だと言われれば、頼りになる存在であり未来の相棒である相手に認めて貰えたのが嬉しくてまた目からは涙が溢れそうになる、しかし今度はその顔には笑顔が浮かんだ。相手は自分のことを認めてくれるがこのままではきっとダメだ、今から鬼をもう一度封印しなければならないのにまたこちらは隠れて相手一人だけ戦うなんて相棒だなんて言えない。軽く息を吐いて瞳に意志を宿すと「フィリップが隣に居てくれるなら、俺もう逃げない。フィリップと一緒に風.都.を守りたい」と告げて)


5253: 検索 [×]
2024-04-23 23:58:31


…ああ、僕が認めた大切な相棒だ。一緒にこの街を守ろう、翔太郎。
(上手な慰め方など分からなくてただひたすら相手を抱き締めて思ったままの言葉を告げる。過去の存在だとしても大切な事には変わりなくこちらの服が涙で濡れるのも気にせずその頭を撫でていた。相手が顔を上げると泣き腫らした赤い目がこちらを見つめる。未来も今も相手が相棒だと話せばまたその瞳に涙の膜が張るが今度は笑顔が浮かんでこちらも表情が緩んだ。どんな相手も好きだがやはり笑顔でいるのが一番良い。怯えていた瞳には確かな意志が宿って普段事件に巻き込まれた時に隣にいる見覚えのある顔付きになっていた。相手の言葉に頷いて共にこの街を守る約束をすればもう一度ぎゅっと抱き締めて少ししてからゆっくり腕を解く。そうと決まれば鬼を封印する為の切り札探しに戻ることになるが色だけでは情報が少ない。再び壁画を凝視してから「多分あの紫色の物が切り札なのだろうけど…何か思い当たるものとかないかい?」と相手にも問いかけて)

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