TOP > 1対1のなりきりチャット

相乗りで何処までも 【 〆 】/5301


最新 50レス ▼下へ
自分のトピックを作る
4957: 検索 [×]
2024-03-23 08:56:20

しっかりした依頼人のようだ。ああ、何か手掛かりが残っているかもしれない。
(不可解な状況での行方不明者であり警察が介入しても未だ解決に至っていない辺り一筋縄ではいかなそうな依頼内容だ。相手に選択を委ねると予想通りハードボイルドを気取った表情と口調で依頼を引き受けると依頼人に伝えている。相変わらずだと見守っていたが渾身の決まり文句を依頼人に鋭く一蹴されていると思わず笑ってしまいそうになって何とか掌で口元を隠した。その後もテキパキと連絡先の交換や依頼の進め方などの手続きを進め『彼のこと宜しくお願いします』と一礼して去っていく彼女を見送った。さっきの切り返しといい芯の通った彼女の対応に感心したように感想を呟く一方隣からはダメージを負った相手から若干沈んだ声が聞こえてきて耐えきれず小さく笑いが零れた。何とかそれを誤魔化すように方針に同意すると早速身支度を整えて事務所を後にした。教えて貰った住所にたどり着き彼の部屋だった階に向かう。依頼人の方から管理人などに連絡を入れてくれたようで自由に入っても良いらしい。早速玄関の扉を開け中に入るが部屋は家電や家具、姿見や生活用品などが揃った至って普通の部屋だ。ぐるりと室内を見渡すが「…見る限りは一般的な部屋だ。特に争った形跡なども見受けられないね」と感じたことを口にして)

4958: 探偵 [×]
2024-03-23 12:28:28


……あぁ、連れ去られたにしちゃ家が綺麗すぎる。まるでここから突然いなくなったみたいだ……
(こちらが次の方針を共有すると相手からは我慢の限界とばかりに笑いが漏れて恨めしげに相手の方をみる、きっと彼女に一蹴された時点から笑いを堪えていたのだろう。ただかっこよく決めようとしただけなのにあんな切り返しをされてしまうとは。彼女に対する印象は相手と同意見で頷き答えた後に事務所を後にして同僚の家へと向かった。依頼人の彼女がバッチリ手を回していたおかげで部屋へもすんなりと入る事が出来る、仕事が出来る人間というのは彼女のことを言うのだろう。玄関を開けて部屋のなかに入る、中は男の一人暮らしを体現したようなインテリアだ。警察の捜査が入ってもあまりものは動かされていないらしく、部屋の途中で買い物袋がポツンと放置されたままだ。だが何より奇妙なのは部屋に争った形跡がないことだろう。自宅に帰ってきたところを無理やり攫った可能性も考えていたがそれにしては部屋が綺麗すぎる。相手に返事をしながら周囲を見回しているとふと姿見が視界に入った。ぼんやりと先程の若.菜.姫のラジオを思い出しながら鏡を覗き込んでいれば、鏡の中の自分になんとも言えない違和感を感じる。怪訝な顔でじっと鏡をみればこちらを同じくみていた鏡の自分は自分でも見た事のない邪悪な笑みを浮かべて思わず「なっ、」と声をあげる。だが直後鏡像の自分はこちらの動きとまったく同じ動きをしていて再び眉間に皺を寄せる。鏡から目をそらせば「疲れてんのか…?」と一人呟いていて)


4959: 検索 [×]
2024-03-23 14:28:36

もしそうだとしたら彼は何処に…、翔太郎?…普通の鏡みたいだけどいつもの髪型チェックかい?
(何か揉め事があったような痕跡はなく相手の言う通り突然居なくなったという表現の方が似合うような状況だ。そんな異常なことがあるとするならまず疑うべきはメモリの関与だが何処に消えたのも含め分からない事ばかりだ。他に何か手掛かりが無いかと見ていると視界の端で相手が姿見の前で怪訝な顔をしているのが映る。突然驚いたような声をあげるのを聞けば気になってそちらに近付く。隣に並んで相手が凝視していた鏡を見てみるが特に変わったことはなく二人の姿が映るだけだ。相手の反応に不思議そうにしつつハードボイルド探偵としての格好の確認かと揶揄い混じりに問いかける。それと同時に若.菜.姫のラジオでも鏡についての噂話があったのを思い出した。鏡の奥に違う世界があるとすればここから見えるだろうかと何気なく相手が目を逸らした鏡の表面に触れると境界を超えて掌が奥に沈んで「え、」と困惑した声が零れた。有り得ないはずに現象にパニックになっていると鏡の中に入った手を何者かに掴まれる。そのまま勢い良く引っ張られると手首から先も鏡の中に入っていき「ッ、翔た」と相手の名前を呼ぶ声も途中で遮断され、鏡の揺らめきだけ残して姿を消して)

4960: 探偵 [×]
2024-03-23 15:07:09


いや、あんな話聴いたせい…っ、フィリップ!!なん、だ今の……
(一瞬だけ見えた見たことの無い表情をする自分、鏡像がそんな動きをするはずもなく気のせいだと割り切ろうとするが何かが胸を掻き乱す。こちらの胸中も他所に相手が揶揄うような言葉を投げかけてくる、今は捜査に集中しなければならないのに妙に鏡が気になるのは若.菜.姫のラジオで聴いた話のせいだろう。なんでもないと言おうとしたところで今度は相手の方から困惑の声が聞こえた。慌てて相手の方を振り返ると、相手は今まさに鏡の中へと吸い込まれていくところで思わず名前を叫んで手を伸ばす。だが相手を捕まえることは出来ず鏡の中へとその姿は消えて、相手を飲み込んだ鏡が水面のように揺らめいていた。思わず絶句してしまうが相手をこのままにはしておけない。揺らめく鏡に手を伸ばせば手は鏡の中へと吸い込まれていき目を見開く。有り得ない現象に戸惑いつつも早く相手を助けなければとそのまま自ら鏡の中へと飛び込んだ。鏡を抜けた先の世界はまるで先程の部屋を全て左右逆転させたような、まさに鏡の中の様相をみせる。周囲に相手の姿はなくて急いで外へと飛び出した。外へ出ても周囲は不気味なほど静まり返り人気がない、異様な空気を肌で感じながら相手を探し歩いているとここへくる途中にも見えた行き先を示す標識が頭上に見えた。しかしそれらの文字は全て鏡写しになっていて無意識に吐き出す息が震える、ここは風.都.のようでいて風.都ではない世界だ。「どうなってんだよ…」と小さく呟いたあと相手を探しながら彷徨い歩き)


4961: 検索 [×]
2024-03-23 17:47:25


『翔太郎、探したよ。』
(鏡の中の世界は元の世界をまるっきり左右反転した場所だ。人気も無く静まり返る世界は時が止まったようで生気すら感じられない。相手が異様な世界を観察しながら辺りを彷徨っていると背後から相棒が名前を呼ぶ。左側に留めた象徴的なクリップと個性的な服が目立つ相棒はやけにニコニコしながら相手の元に近付いてきて目の前にやってくると漸く会えたと安堵の息をつく。相手と会うことの出来た相棒は『ここに来る途中依頼人を見つけたんだ、早く助けに行こう』と告げると相手が口を挟む間を与えないでその手首を掴む。向かう先として部屋から離れる方向の道を指さすと急かすように強引に引っ張っていこうとして)




4962: 探偵 [×]
2024-03-23 18:33:39


フィリッ、……待て。お前、さっきまでクリップ右側に付けてたろ。なんで……鏡写しの格好してんだ?
(奇妙な風.都.を彷徨い歩いていると聞き慣れた声がして安堵した表情と共に振り返る。だがその姿をひと目みて違和感を抱いて言葉が途切れる。目の前の相手は所作も声色も何もかも相手のはずなのに何かが違う。こちらが違和感を解き明かそうとする前に相手は手首を掴んでどこかへ連れていこうとする、まるで急いでこの場からこちらを動かそうとするように。軽く腕を引いて動きを止めさせる、その頃にはようやく違和感の正体に気がついた。相手の髪についたクリップの位置が、左右非対称の服の丈の長さが、時計をする腕が、何もかもが自分の知る相手とは逆だ。それこそ鏡写しのように。一番目に着くクリップのことを言及しあえて『鏡』という言葉をいれて、相棒の姿をした何かに正体を探るように問いかけて)


4963: 検索 [×]
2024-03-23 20:44:55


『…、流石にこれで騙される程馬鹿では無いか。』
(相手の手首を掴むとそのまま引っ張ってその場から移動させようとする。だが腕を引かれ制止を呼びかけられると動きを止めて振り向いた。向けられる目には懐疑的な色を含みその根拠とばかりにクリップの位置を指摘される。加えて鏡写しだと言われてしまえばもう芝居を続けるのは難しそうで小さく舌打ちをして表の自分らしい笑みを崩して人を見下すような冷え切った目を向けた。気が逸れている隙に掴んでいた手首を再び引いてこちらに一歩踏み出させた所を足で掬いバランスを崩させた。そのまま床に押し倒すと相手の腹の上に遠慮なしに横向きに座って体重を乗せる。身動きを封じることが出来れば愉悦を覚えた嫌な笑みを浮かべながら『君の考えている通りだよ。僕は君の相棒のフィリップだ、但し鏡の中のだけどね』と正体を明かし)


4964: 探偵 [×]
2024-03-23 21:36:08


っ、おま、え……な、だぁッ!?……この世界のフィリップってことか
(相棒に似て非なる存在にその正体を問えば、相手はよく知る笑みからあの夜よりも冷たい顔になって舌打ちをした。大切な存在のあまりにも見慣れない光景に否応なしに動揺する、その隙に手を引かれ体のバランスが崩れたところで足を引っ掛けられてしまい思いっきり体を地面へと打ち付けた。背中に痛みを感じる間もなく今度は腹に相手の体重が乗ってきて急所を圧迫され顔を歪める。相手は嫌な笑みを浮かべてこちらを見下ろす、自分の知るフィリップという男は決してこんな顔はしないのに相手を別人だとは言いきれない何かがあった。嫌な笑みのまま相手は自分の正体を明かした、先程から見えていた鏡写しの文字といい、全てが左右逆の相手といい、ここはやはり鏡の中の世界で相手はこの世界に生きる相棒の鏡像なのだろう。それが分かればここでうかうかしている時間はない、相棒の顔に愉悦を滲ませながら見下される事に嫌な心地を覚えつつ「俺のフィリップはどこだ」となんとか睨み返しながら問い)


4965: 検索 [×]
2024-03-23 22:47:02

『教えないよ。今頃何処かで一人彷徨っているか、…そうだ、こっちの君と出会って話でもしてるかもしれないね』
(対等な相棒であるはずの相手の上に乗り、急所を押さえて思い通りに支配することが出来れば口角は自然と吊り上がる。正体を明かせば思い当たる節があるのかそれなりに今の状況は理解したようだ。睨みを効かせられると踵で軽く相手の脇腹を蹴ってその態度を崩そうとしながらその問いを一蹴した。この世界ではわざわざ相手の言う事を聞く必要はない。だが秘密にしておくよりも良い事を思いつけば悪魔らしい笑みを浮かべて相手の不安を更に煽るように考えられる可能性を挙げていく。その中で自分と同様に相手にもこの世界に鏡写しの存在が居ることに言及すればその人物と接触している可能性に触れる。『でも君には関係ないことだろう?』と動けない相手に冷笑しながら声を掛けて)


4966: 探偵 [×]
2024-03-23 23:43:01


ぐ、ぁ……なら問題ねぇ。こっちの世界の俺があいつを元の世界に戻そうとすんだろ
(相棒とは確実に違うのに偽物だとは言いきれない、そんな複雑な心境を抱えながら相手を睨みつけていると踵で脇腹を蹴られて無理やり空気が押し出され呻き声が漏れる。相手は相変わらずこちらを見下ろしていつもの小悪魔な笑みとは比べ物にならない邪悪な笑みを浮かべている、その顔のまま不安を煽られるとどうでもいい他人に言われるよりも心が激しく動揺した。直後にこの世界の自分がいることを知らされると目を見開く、相手の鏡像がいるのならこちらの鏡像がいてもおかしくは無い。鏡像とはいえ自分が相手といるなら問題ないだろうと言い返すも、直後この世界にくる前に鏡に写った邪悪な笑みを浮かべる自分の姿が脳裏を過ぎる。加えて目の前にいる相棒の姿をする相手は普段の相棒とは違う。内心に焦りが募るのを感じながら息が震えないようゆっくりと呼吸すると「お前はいったいなんなんだ。見た目だけはフィリップそっくりで、でもあいつと別モンってのも違う。お前の目的はなんだ」と相手の嫌な笑みに向かって質問を重ねて)


4967: 検索 [×]
2024-03-24 00:57:16

『…鏡はその人自身を映す道具だ。それは普段奥底に隠している本音や欲望だって例外じゃない。だが人は良い部分や気に入った所だけを見て抑圧した物から目を背けて受け入れようとしない。それが具現化したのがこの場所だ。…ここまで言えば分かるだろう?僕は普段フィリップが見ないふりをしている影の部分だ。』
(この姿ではまともに抵抗も出来ないのかされるがままだ。不安を煽るように相手にも鏡像の存在が居ると伝えれば分かりやすく目が見開かれた。威勢よく問題無いと反論がされるがその表情には迷いや焦りが見受けられて見透かすような視線だけ送る。この世界のルールと最近起きた歪みを知っていれば迷い込んできた者をやすやすと逃がすわけは無いだろう。敢えてイエスともノーとも返さないでいると呼吸を整えるようにお腹が動くのを感じては次々と質問が重ねられる。少し考えるも明かした方が面白そうだと判断すればこの世界の在り方について説明を始める。分かりやすく言うなら普段円滑に生きるために心の奥に秘めている本音や欲望を顕にした世界だ。それを踏まえ改めて自分が相手の相棒の隠れた影の部分だと正体を明かすと『自分の相棒に足蹴にしたいと思われていた気分はどうだい?』と声を弾ませながら再び脇腹を踵でつんつんと刺激して)

4968: 探偵 [×]
2024-03-24 09:33:03


普段見ないふりをしてる抑圧された自分……は、何言ってんだ。いつも通りのお前じゃねぇか
(相手の嫌な笑みと鏡に映っていた自分の邪悪な笑みが重なる。この世界にいる自分もきっと友好的ではないのだろう。その存在を理解するため問いをなげればこの世界のカラクリを相手が語り始める。最近は何かを解説するときある程度噛み砕いてから説明してくれるが、ただ事実を並べた言葉はどこか懐かしさすら覚える。ようは普段見ないように蓋をしている自分、それがこの世界にはいるらしい。どうりで目の前の相手と相棒とが切り離せないわけだ。ようやく事態を飲み込んでいれば相手が弾んだ声と共に軽く脇腹をつついてくる。それに対して一呼吸置いたあと、思わず笑い声を交えながら答えた。足蹴にしたい、優位に立ちたい、それが相手がこちらに対して普段隠し抱いている感情らしい。だがそんな姿はいくらでも見た事ある、「お前、事務所に来たばっかの時は大体そんな感じだっただろ」と視線を柔らかにして呆れるような笑みを向ける。それに今だって興奮気味に知識を語る時はそういう感情がベースにはあるかもしれない。未だに腹にのる相手の体は苦しいのだが今はそれも相手の一部なのだと思えば愛しさすらあって「バレバレなんだよ。そんなことでお前のこと嫌いになんねぇけど」と笑みを向けて)


4969: 検索 [×]
2024-03-24 14:41:28

…は? …ッ、まるで僕の全てを分かりきったような事を言うな!そうやって都合の良い事ばかり言って、君の博愛主義ごっこに僕を利用しているだけだろう。僕は君のそういう所がずっと!…、
(現実の自分が隠している暗い部分を勝手に暴露してしまえばさぞ軽蔑しただろうと愉悦な顔を向ける。だが予想に反して笑い声混じりにいつも通りだと告げられると思わず苛立った声が出た。こちらを睨んでいたはずの視線はいつの間にか柔らかく緩んで許容するような笑みを浮かべている。理解不能な反応にますます苛立ちを募らせると感情を顕にするように叫ぶ。思い通りにならない相手に更に体重を預け苦しみを与えながら強い口調で言葉を続ける。苛立ったようで泣きそうな顔で相手を睨みつけ勢いのまま一番傷付くであろう言葉をぶつけようと口を開くが途端息が詰まって声にならない。その単語だけは言えないことに唇を噛み締める。その目から逃げるように脇腹を蹴ってから立ち上がると『…飽きた。君に構うより入れ替わりを狙った方が楽しそうだ。』と一方的に吐き捨て相手を置いて立ち去ろうとして)

4970: 探偵 [×]
2024-03-24 15:45:22


痛いとこ突きやがって。まぁ、お前の全部は分かんねぇけど、少なくとも俺は目の前にいるお前を嫌いになれねぇんだよ。…、……ッ!…
(相手はこちらの言い分が気に入らないのか腹に更なる負荷がかかると顔を歪ませる。だがやはりこの言動を聞いてもこの泣きそうな顔をみれば相手に裏切られたとは思えない。もともと理論的な相手だ、揶揄いで言われるとハーフボイルドという言葉だって当初は軽蔑の意味だって含まれていたかもしれない。同じ人間ではない以上いくらでも分かり合えない事があってその積み重ねが奥底の暗い感情になるのだろうが、それでも隣を選んでいるのが相棒という存在だ。さすがに拒絶の言葉が発せられそうになると息を飲んで動揺するが相手はその先の言葉を口にしなかった。ゆっくりと息を吐き出しながらまた表情を緩める、やはり目の前にいる相手は相棒の一部なのだ。オマケの蹴りを入れられて軽く悶えている間に相手は立ち上がり自分自身を探しに立ち去ろうとする、痛む体を起こして駆け寄ると後ろからそのまま抱きしめた。目の前の存在は相棒の暗い部分らしい、だが大切な人の一部であることは紛れもない。ならばあんな顔のまま別れることはできない。相手を包み込むように腕を回して心臓の位置へ手のひらを添える。相手が先程飲み込んだ言葉、それが全てを物語っていて「さっきので答えには十分だ」と優しく言い)


4971: 検索 [×]
2024-03-25 01:11:48

……だから、ッ!…本当に君は意味が分からない、君が居なければ普通に縛られた生活を送ることも街を守るという制約を守ることもしなくていいのに
(こちらが強く当たりキツイ言葉を浴びせても相手は許容の姿勢を崩さない。今や相手を足蹴にしているというよりも反抗期の子供のように感情をぶつけてばかりいる。この世界の人物は影の部分を映し出し最近生まれた【歪み】によって誇張されては居るが当人が思っていないものを作り出すことは出来ない。そのせいで言葉も途切れてしまえば相手を軽く痛めつけてからその場を立ち去ろうとする。相手からすればそれで終わりのはずなのに懲りずにこちらに近付いてくる気配を感じると振り向いてまた嫌味でも言おうとした。だがその前に相手の腕が回され優しく包み込まれてしまって身体を強ばらせる。まるで表の自分に接するように抱きしめられて優しい声色が後ろから聞こえてきた。自分が鏡像である以上その嬉しさ等も共有してしまっていて振りほどくことが出来なかった。せめてもの抵抗に回された相手の腕を掴みぽつりぽつりと相手への文句を口にする。だがそれも裏を返せば自分の本意で無くとも相手の為にやっていると白状しているようなものだ。暫くそのまま黙り込んでいたが『…他所から鏡の中に来た人物は長く留まり続けると元の場所に帰れなくなる。表の僕を探すなら早くした方が良い』と新たな情報を教えて)



4972: 探偵 [×]
2024-03-25 07:49:48


……今日お前に言われたこと絶対に忘れねぇ。……ありがとよ。なら、早くお前を見つけに、ッ!
(相手の体を後ろから抱きしめる、振りほどこうとされても無理やり抱きしめる気ではいたが相手は腕の中に収まったままで、文句は続くがやはりそれで相手に失望したりなんかしない。だが鏡像である以上相手が抱えている感情であるのは真実だ、それを相手の言う都合のいい言葉で丸め込んでずっとみないフリをするわけにはいかない。窮屈だと感じても今相棒は傍にいてくれている、だがその要因には組織が相手を狙っているのも絡んでいる。相手が真に自由な状態で、それでも自分の隣を選んで欲しい。その為には早くあの組織を潰さなければならない。抵抗を見せなかった相手はこの世界の法則をまたひとつ口にする、相棒はもちろんのこと依頼人が探している彼も早いところ元の世界に戻さないといけないようだ。新たな決意と相手を決して忘れないことを誓うとそっと体を離す。だがその瞬間を狙っていたかのように何者かに体を引かれ重い一撃をこめかみに食らうと、一瞬にして意識は吹き飛ばされてしまった。
地面に崩れた探偵を見下ろしていたのはまったく同じ顔を持つ男、探偵の鏡像だった。心底呆れたようにため息をつくと相手の方へと目線をやり『全然心折れてねぇな。これじゃ入れ替われねぇ。ったく…俺の指示通りに動けよ』と吐き捨てる。ハットに手をやり目深にすれば『先に相棒の方をやってやるから、お前はそいつがこっちに来ねぇように見張っとけ』と冷たく命令を下すと背を向け歩き始め未だこの世界を彷徨っている『相棒』の方へと向かって)


4973: 検索 [×]
2024-03-25 10:24:14

『…っ、翔太郎。ああ、頼んだ』
(見知った体温を突き放すことも出来ずにダラダラと文句を口にすれば相手は怒るどころかそれすら受け止めようとする。そんな相手にはもう並大抵のことでは傷つけられないだろうと心は傾いてこの世界の法則を伝えた。相手がお礼を言いながら離れて行くがその言葉が途切れ床に沈んでいく気配がすれば思わず振り返る。そこには別行動をしていた相棒の姿があって作戦通りに行かなかったことに冷たい視線と言葉が向けられる。床に沈んだ表の相手とは違う温度の対応に絆されかけていた心も平常を取り戻す。他の世界や人がどうなろうとも相棒が居れば良い。表の自分の元に向かう相棒を見送ると命令通り冷ややかな目で気絶した相手を監視を始めた。
暗転していた意識が浮上する。ゆっくりと目を開けると商店街のショーウィンドウに凭れ掛かっていたようで状況を把握するためにも立ち上がる。確か行方不明になった同僚の家で鏡の中に引き込まれたはずだがいつの間にか野外に投げ出されていて相手も含め人の居る気配はない。相手と良く買い出しに来る商店街だがよくよく見れば西に並んでいた店が東にあり店名も鏡文字となっていて読みづらい。左右が反転したような世界に若.菜.姫のラジオの話が頭を過ぎる。ここが鏡の中の世界ならば依頼人の同僚もこの中に入ってしまった可能性は高い。相手を元の世界に置いてきたのか気がかりだが彼と元の世界に戻る方法を探そうとまずは一番可能性が高いこの世界の同僚の部屋を訪れる為に移動を開始して)

4974: 探偵 [×]
2024-03-25 12:26:29


『___新しい世界にきて早速お散歩か?ここじゃ組織もいねぇし、気が楽だろ?』
(目的地へと向かって真っ直ぐ歩く、相手が倒れていた場所は把握済みでこの時間ならばそこからそう遠くない場所にいるはずだ。向こうの世界の自分を崩す事は出来ていないが相棒が消滅すればやりやすくなるはずだ。薄らと笑みを浮かべながら左手の小指に嵌っている指輪を外してポケットに忍ばせた。
同僚の家へと移動を開始した相手の前に通りの角から相棒である探偵が姿を現す。出会い頭に再会できた安堵や喜びの言葉はなく、すました顔で彷徨う相手をどこか小馬鹿にするような調子で言葉を投げた。ゆっくりと相手へ近づきながらジッとその目線は相手から外れずにいて『俺を忘れるくらいには開放的だったか?』とさらに棘のある言葉を重ねて)


4975: 検索 [×]
2024-03-25 14:05:02

翔、太郎…? …それはどういう意味だい?
(初めて訪れる異様な空間を辺りを観察しながら進んでいく。この場所が何なのか考えを巡らせていると通りの角から馴染みのあるハットとスーツ姿が見えて意識がそちらに向く。あの後自分を追ってこの世界に来たのか頼りになる相棒がそこに居れば再開出来た安堵感に表情を緩ませ声を掛けようとする。だが普段こういったときに掛けられるような安堵や心配の声より先に小馬鹿にしたような調子の問いがされて思わず駆け寄る足が止まる。向けられる視線は何処か鋭くいつもの暖かさが感じられなかった。何かがおかしい。何時かの他人に操られている時ともまた違う妙な違和感を覚えながら視線を交わせていると更に棘のある言葉を掛けられる。先ほどから何が言いたいのか意図の分からないような問いが続くと眉を多少顰めながら問いかけて)

4976: 探偵 [×]
2024-03-25 17:15:15


『どういう意味も何もそのままだ。ここならお前の罪はなかったことにできる。誰が風.都.を泣かせてんのか忘れたのか?』
(相手は期待した言葉と違うものが飛んできて戸惑ったのかこちらへ歩み寄る足を止める、それを気にすることなくこちらは相手へと近づいていく。戸惑った様子の相手に笑みを噛み殺しながら距離を詰め間近に迫ったところで止まった。真意を図りかねているのを理解しながら、確信は避けるようにして問いかける形でまた言葉を投げる。相手が背負う罪を思い起こさせるように薄ら笑みを浮かべながら決して視線を外さなかった。あちらの世界の自分をここに閉じ込めるためにもまずは相手をここから出さないようにしなければならない。目の前にいる相手を鼻で笑ってやると『ここでならやっと俺の本音をお前に伝えられる』と相変わらずすました顔で話し続けていて)


4977: 検索 [×]
2024-03-25 19:50:51

っ…、忘れてないよ。君は何者なんだい、
(こちらが止まっても相手は困惑する様子を面白がるような反応を見せながら近付き、直ぐに触れられるような位置で止まった。真意を探るように視線を向けていると『罪』という単語を持ち出されて大きく瞳が揺れる。事務所に来た時は何もかも噛み合わなくてぶつかり合うこともあったがそれでもあの場所でしてきた事を直接言葉として咎められたことはなかった。心臓の動きが早くなるのを感じながら短く返答する。妙な違和感や雰囲気の違いから鏡の中に引き込まれる前に一緒に居た相棒とは違う人物である事は分かるが別人とも言いきれなくて合わせた目を背ける事が出来ない。相手の正体を探ろうとこちらからも声を掛けるが普段とも違う態度で『本音を明かす』ともったいぶられると先程の突き刺すような言葉を連想させて嫌な予感を覚えながら「…本音?」と言葉零して)

4978: 探偵 [×]
2024-03-25 20:39:47


『何言ってんだ。俺は俺、左.翔.太.郎.だ。……ずっとお前に言えなかったんだ。おやっさんからお前を託されちまって、ずっとお前に真実を突きつけてやれなかった』
(組織の存在と、罪という言葉と、そこまで並べれば何を言われようとしているのか察せないほど相手は馬鹿ではない。口元に薄らと笑みを浮かべたまま何者かと問われれば探偵だと返事をする、それは間違った返事ではない。ここで重要なのは相手の相棒から『本音』を告げられることだろう。ある意味で嘘のない返事をしながら、相手を射抜くように見つめ続ける。返事をするうちに少しずつ隠していた苛立ちや怒りが言葉に滲む、言葉の節々が荒っぽくなって最後には相手の襟首を乱暴に掴んだ。顔を突きつけ相手を睨みつけると『今風.都,で起こってるメモリ犯罪は全部お前のせいだ。お前がメモリを作ったせいで俺の街が泣いてる』と低い声で告げて)


4979: 検索 [×]
2024-03-25 22:25:56

……しょう、たろう、…ッ、…ぁ、…僕のせい、?
(相手の存在を問えば自分の相棒の名を答える。別人だと言ってしまえれば良いのにこれまで相棒と過ごしてきた直感がそれが嘘だと告げている。逃げる事を許さないように目は合わせたまま言葉が続く。大切な人の本音は聞かなくてはならない、だけど聞くのが怖い。段々と相手の声色に感情が混じり言葉の端々が荒くなっていけばその時が近い事を察してしまう。まるで罪人が罪状を読み上げられるような間、無意識に震えた声で相手の名を紡ぐが乱暴に襟首を掴まれると目を見開く。顔を突き合わせたままこちらを恨み責め立てるように低い声で『本音』が告げられると目の前が真っ暗になり喉奥が狭まって言葉にならない声が漏れた。探偵となってメモリの被害を見るようになってから自分がメモリ製造に関わらなければと思うことは何度もあった。相棒がこの街を何より大切にしていることもその街を泣かせるメモリの存在を嫌ってるのも知っている。そこを繋げば相棒がどんな感情を抱くかは想像に難くない。それでも正面きって相手の顔で声で姿で突きつけられると心臓が潰されたような苦しさと絶望感が胸を支配する。ずっとそう思っていたかもしれないという状況に耐えきれず震える手を伸ばして相手の腕を縋るように掴む。吸ってるのか吐いているのか分からない呼吸を繰り返しながら「じゃあ、今まで相乗りしてきた、のは…」と乾いた声で口にして)

4980: 探偵 [×]
2024-03-25 23:27:25


『、…そうだ。……そんなもん、それ以外に選択肢がなかったからに決まってんだろ。お前がばらまいたメモリをお前の力無しじゃ壊せねぇなんて皮肉な話だよな』
(探偵の『本音』を伝えてやれば相手の顔が絶望へと染まっていく。少し考えれば分かる話だ、なにせ相手は今敵対している組織側の人間だったのだから。相手の声が震えて言葉さえ上手く発せていない、それが正しい結果なのに胸の遠くの方で何かがヒリついた気がした。それを無視して相手を睨んでいれば縋るように腕が掴まれる、二人にとって特別な単語である相乗りという言葉も鼻で笑ってやれば冷たく本意ではなかったと告げてやる。一度溢れ出した黒い感情は口にする度に肥大化しより目の前の相手を痛めつけようと鋭さが増していく、それこそ自分では制御が効かないほどに捻れ歪んで『お前のせい』という言葉が整合性を無視して醜く膨れ上がっていく。鏡像は当人が思っていることしか反映されない、だが欠片でもその思考が過ぎった事があるのならいくらでも肥大化し過大になる。今やその肥大化を制御することは不可能でもう片方の手も襟首を掴むと絶望に染まる顔を正面から見据えて『結局のところお前は組織側の人間なんだ。その罪を忘れられるところに来れてよかったな』と冷たく言い放つと相手の体を思い切り押して地面へと倒そうとして)


4981: 検索 [×]
2024-03-26 01:26:04

…っ、……そっ、か…。
(絶望に沈む中、何かの間違いかもしれないと相手の腕を掴みさらに確信に迫ることを問う。一瞬妙な間が空くが鼻で笑ったように相乗りは不本意だったと突き返されると僅かに希望の残っていた顔は陰り息が詰まった。だけど当然かもしれない。相手から師匠を奪い好きな街を泣かせたのは事実でメモリの出回った街を守るには嫌でも悪魔に力を借りないといけない状況なのだ。それもロ.ス.ト.ド.ラ.イ.バーを手に入れた今ならわざわざ自分と組む必要も無いのかもしれない。大切だと思っている相手に突きつけられた『本音』を理解してしまえば手の先から熱が失せていき、納得したような短い返事だけが口から漏れる。それでも物足りないのか相手が両手が襟首を掴み真正面から憎むべき組織の人間のままだと冷えた声と目で訴えてくれば深く心臓を刺すような痛みが走る。そのまま力が抜けていた体を押されると簡単に動き受け身も取らずに地面へと倒れた。派手な音が響いて体も痛いはずなのにその感覚も今はよく分からない。地面に転がって絶望に沈む中視界にいつの日か相棒の好きなブランドの店で買って貰ったネックレスが映る。すっかり馴染みになったものだが本当にただメモリを壊すための道具として仕方なく利用する為ならこんな物を渡すだろうか。そんな疑念がゆっくりと止まっていた思考を動かし始めると相手を見上げ「…君がそう思ってたとしても、僕は罪を償う為にもこの相乗りを降りるつもりはないよ、」と意志を伝えようとして)

4982: 探偵 [×]
2024-03-26 07:50:28


『…、………何のために?お前を憎んでるのが隣に乗ってるのにまだ相乗りなんて言うつもりか?』
(追い討ちをかける言葉を投げつけ体を地面へと押しやれば相手はいとも簡単に地べたへと崩れ落ちる。こちらの言葉でまともに力も入らずその顔は絶望に沈んでそのまま虚無へと落ちて行きそうだ。自分自身の鏡像よりも相棒の鏡像をあてがった方が事を進めやすいと踏んでいたがこれほど上手くいくとは。後はこちらの世界の相手を呼べばいいだけ、それなのに絶望に沈み俯く相手を見れば胸の片隅で自分が吐いた醜悪な言葉と同じくらいには不快な心地が静かに渦巻いていた。ス.タ.ッ.グ,フ,ォ,ン.を取り出そうとした所で相手が顔を上げる、てっきり縋る言葉でも出てくるのかと思ったがその口から出てきたのは予想だにしない言葉でピクリと眉を動かした。相手が一番触れられたくないであろう罪を誇張して突きつけ、二人を繋ぐ言葉さえ否定してやったのに、相手はまだ顔をあげるつもりらしい。苛立ちを表に出しながら相手を見下すよう睨みつけると『いつか隣の俺が元凶のお前の息の根を止めるかもしれねぇぞ?』と冷笑と共に言い放ち)


4983: 検索 [×]
2024-03-26 11:57:09

ああ、それが僕と左.翔.太.郎との契約だからね。…それで気が済むのなら好きに僕を殺せばいい。相棒の選択なら僕はそれを受け入れる。
(こちらが地面に崩れ落ちると相手が何処かに連絡を取ろうと懐を探ったのが見えた。やることを終えたつもりの相手に折れない意思を伝えるとその動きが止まった。今度はこちらが相手の目をじっと見つめると二人で結んだ初めの『契約』を持ち出す。幾ら内心恨まれようとも相手と積み重ねた日々は変わることなく今更破棄するつもりもない。自分勝手な言い分をしながら緩慢な動きで体を起こす。相手から答えはないが今までの言い分や状況から目の前の人物は相棒をトレースしたような存在なのだろう。直接的に罪を突き付けられ否定されその衝撃と苦しさに全てを投げ出して逃げてしまいたくなったが相棒がそれだけの人物でないことは一番知っている。見下し冷笑する相手の前に立ちあがるとその殺意をも受け入れて軽く笑って見せる。更に一歩踏み込むと相手が攻撃の手段を取れば確実に深くダメージを受けるような距離感になった。そのままじっと相手を見つめ「ロ.ス.ト.ド.ラ.イ.バーを手に入れたのだから僕が居なくとも一人でもこの街を守れるようになったはずだ。…君は、相乗りを解消したいかい?」と述べる言葉に自ら胸の痛みを感じながらも改めて『相手』の意思を伺って)

4984: 探偵 [×]
2024-03-26 12:38:00


『な、……お前、自分が何言われてるか分かって……ッ、…そ、れは…』
(相手は確かに地面へと倒れ精神も崩したはずなのに、なお相手は立ち上がりこちらを見据えてくる。制御の効かなくなった黒い感情のまま仮定の話とはいえ死をもチラつかせたのに相手はそれさえこちらの選択ならば受け入れると笑っていて、自分の中にある芯が大きく揺らいだ気がした。この世界にいる鏡像は表の世界の人間の押し込められた感情が顕現し膨れ歪んだものだ、それらは大概醜悪で決して人に好まれるものではない。相棒だ恋人だという人間からあれだけ言葉で傷つけられれば普通は愛想をつかすものだ。この鏡像を受け入れるだなんて想像もしない事を前に僅かに戸惑った様子を見せる、さらに何かを言おうとする前に今度は相手が間近にまで迫ってきて押し黙ってしまった。こちらを見つめる相手と視線を外せぬまま問いかけがなされる、その内容に自ら相乗りを貶しておきながら瞳が動揺で揺れた。鏡像は黒い感情を肥大化できても存在しない感情を捏造することはできない、そんなもの必要ないと一蹴すれば良いのに言葉にすることは出来なくて『俺は、お前との…、お前がいなくても……お前なんか、ただの……』と瞳を泳がせ心を折るための言葉を探すも、どれも形にはならずに消えていき最後には目を逸らして『クソ、』と悪態をついて)


4985: 検索 [×]
2024-03-26 15:19:12

……翔太郎。君の言っていることは正しいし恨まれても当然のことを僕はしてきた。…君に色々と言われて正直かなりショックだったけど、だからといって二人で積み重ねた時間も大切にしてくれていること全てが消える訳じゃない。僕は今言われたことも全部ひっくるめて君の相棒であり続けたいと思うよ
(人は見えている一面だけで判断出来ないことは相手と探偵業をするようになって知ったことだ。相棒が実際に自分に手を掛けるとは思っていないが例えそうであっても受け入れると告げれば先ほどまで冷たくこちらを見下していた表情に戸惑いが混じる。何か言いたげな相手に距離を詰めてその目を見つめる。相手が述べたのは自分がこれまでしてきた事とそれに対する感情だ。そこから更に踏み込んで今している相乗りを下りるのかと選択を迫ればその瞳が動揺に大きく揺れた。先ほどはすらすらと出ていたこちらを責め立てる言葉が嘘みたいに形にならず言いかけては消えていく。その反応に密かに安堵しては名前を呼んで緩く相手に抱き着いた。相手を腕の閉じ込めたまま自分の考えや想いを吐き出していく。きっと相手が突き付けたのは紛れもなく相棒の本音だ。だけどもこれまで相棒と接してきて掛けられた言葉や行為の全てが嘘という訳でもないように思う。相棒自身ではない相手のことも受け入れると示すように背中をぽんぽんと撫でながら抱いた素直な気持ちを伝えると僅かに顔を挙げて反応伺って)

4986: 探偵 [×]
2024-03-26 17:36:10


『……、な……お、まえ……うるせぇ!!お前がいくら言葉を並べたってお前がメモリを作ってた事実は変わらねぇ!お前は今も街を泣かせて、ッ!!』
(先程まで際限なく溢れ出ていた相手を傷つけるための言葉は、相手との相乗りを解消したくないという揺るぎない気持ちを自覚してしまった故溢れるどころかせき止められてしまって上手く話すことさえ出来なかった。相手の過去を誇張して批判できても相手との今や未来を切り捨てることは出来ない、それが鏡像である自分にすら存在している事に苦々しい顔を浮かべる。こちらが動けずにいれば相手から緩く抱きしめられ目を見開く、そしてこちらが吐き出した口にしなかった事実と一緒に受け入れられてしまえばもう為す術もなかった。あやすように背中を撫でられれば条件反射のように緊張が解けるような息を吐く。相手が顔をあげ目線が交わる、確かに目の前の相手を絶望へと陥れようとしていたのに優しく抱き締められてしまうなんて。自分は黒い感情が肥大化した存在のはずなのに、良心の呵責なんて感情が湧き上がってくればそれを振り払うように相手の腕の中から無理やり抜け出した。元の路線に戻ろうと叫んでみるがその内容は同じで、それは相手への黒い感情が他にはないことを示している。今一度相手を非難しようとしたところで路地の角から人影が現れた。それは喚く男の腕を掴んで引っ張りバランスを崩させて顔に思いっきり拳を叩き込んだ。それは鏡の向こうの世界の探偵で鏡像に向かって「その罪を今償ってんのはお前が一番良く知ってんだろ」と言い放つ。次いで相手の方へ目を向けると「とりあえず無事みたいだな」と安堵の息を吐いてから鏡像の存在とこの世界について説明した。一通りの説明を終えたあと床に転がり顔を歪めるた鏡像を一瞥してから「ろくでもないことを言ってたが…こいつも俺の一部だ」と静かに言えば相手の様子を伺うように視線を向けて)


4987: 検索 [×]
2024-03-26 19:38:26

……翔太郎、え。 あ、ああ…これはどういう状況だい? __ …なるほど、道理で姿もそのままで態度は違うのに別人には思えなかった訳だ。…ああ、お互いの嫌な部分を見せて僕たちを戦意喪失させるのが狙いだったのだろう
(苦々しい顔を見せる相手を腕の中に抱きしめて相棒の姿を写した存在を受け入れる姿勢を示すと相手と同じく肩の力を抜くように息を吐いたのを感じた。目線を交えれば動揺を隠しきれない反応を見せていたが無理矢理腕から抜け出して先程と同じ内容を叫び出す。だがそこに自分を拒絶するような意図は感じられない。宥めるように声を掛けようとするが不意に見慣れた人影が前を通ったかと思えば目の前で相棒が相棒を殴っていた。ありえないはずの光景に呆気にとられている内に話していた方の相棒は床に沈んでいき、助けに来てくれた相棒に話しかけられた。見知った対応にこちらが本物の相棒であることを理解するが流石に情報量が多い。何か知っていそうな態度を見れば状況を把握する為にも相手に解説を求めた。鏡像の存在とこの世界について説明を受けると口元に手をやりながら納得したように頷く。相手と全くの別人ではないと感じてはいたがその直感は当たっていたらしい。鏡像が相手の黒い感情を写し出した存在ならばぶつけられた言葉は本当に相手が思っていたことなのだろう。相手と目が合うとそれを考えてしまって一瞬胸の奥がヒリつくが軽く息を吐いて誤魔化した。絶望に沈みそうになった時何処かに連絡しようとしているのが見えた。相手の説明と併せて考えれば鏡像の自分達も組んでお互いの相棒の心を折ろうとしていたのだろう。自分の鏡像が何を言ったのか詳細には分からないが今相手がここに居ることに「君も無事で良かった」と安堵のつぶやきを零して)

4988: 探偵 [×]
2024-03-26 20:12:39


姑息なこと考えやがって……あんまり長居すると元の世界に帰れなくなっちまうし、彼女の同僚を早く見つけねぇと
(自分で自分の顔を殴るのはあまり良い心地ではないがそれでも先程やられた仕返しをしなければ気が済まない。床に転がった自分そっくりの鏡像を他所に相手にこの世界の事を説明すれば状況を理解したのか相手が数度頷く。鏡像とはいえ語ったことは自分が奥底に押し込めていた感情だ、いったい何を奴が言ったのか窺うように観察していれば相手と目が合った瞬間に妙な間があって、相手にそれなりの精神的負荷があったのだろうと悟る。こちらを心配する呟きが零されたが心配なのはむしろ相手の方だ。相手の記憶はここ最近のものしかなく、様々な出来事を経験してはいるがそれでも時間で考えれば圧倒的に少ない、その分秘めた感情も少ないはずだ。だが相手と比べて自分が記憶する時間は圧倒的に多い、それは即ち秘めた感情がそれだけ積もっているということでそれを相手に全てぶつけたのならどれだけ相手を傷つけたのかは計り知れなかった。相手とじっくり向き合う時間が欲しかったが今はタイムリミットがある状況だ、先にこの世界に取り込まれた探し人にはより一層時間がないことだろう。床に転がったままの自分の鏡像へと近づけばその体を跨ぐように立って襟首を掴んで持ち上げる、苦しげな顔も気にせず「俺達が探してる男はどこだ。お前もこの世界の探偵ってんなら知ってんだろ 」と迫る。暫く冷めた目でこちらを睨んでいた鏡像だったがやがて「…二区画先の地下駐車場だ。奴がこっちの世界とあっちの世界を曖昧にしやがった」と静かに告げて)


4989: 検索 [×]
2024-03-26 20:45:04


ああ、彼を見つけてこの世界からの出方も探さなくては。…奴が? とにかく行こうか、翔太郎。
(鏡像の自分が語ったことを信じるならあまり長く居てはこの世界に永遠に閉じ込められてしまうことになる。依頼のためにも自分達の身の為にも同僚を見つけて一緒に現実に戻るべきだろう。方針が固まれば相手が鏡像の自分に掴みかかって情報を聞き出す。暫く自身を冷めた目を向けていたが自分の性格はよく分かっているのか諦めたようにその居場所を吐いた。だがその言い方には引っ掛かる物があって思わず聞き返すが口を噤んでしまいこれ以上喋るつもりは無さそうだ。気になることはあるものの場所さえ分かれば相手に声を掛けてその場所へと移動した。普段と左右反転した世界に多少迷いながらも地上から地下駐車場へと降りていく。やけに広いように思えたが辺りを見渡すと風景の先にこちらを向く自分の姿が見えた。鏡像の自分かと身構えたがあの場に置いてきたはずの相手の姿も自分と同じく見えて目を見開く。その方向に向かっていけば自分の姿は大きくなり試しに手を動けば同じ風景の自分の動いた。よく見れば背景も同じもののように見えて「もしかしてこれが世界の境界面…?」など呟きながら更に近づこうとして)


4990: 探偵 [×]
2024-03-27 07:47:12


なんだあれ、でかい鏡かよ……あの時みたいに鏡面が揺れてるしここが出口ってこと…ッ、フィリップ!
(鏡像に探し人の情報を問えば暫く間が空いてから返事が返ってくる、やはり事件と聞いてジッとしていられないタチなのは同じらしい。相手が聞き返しても黙りを決め込む姿にため息をついてから手を離すとその場に鏡像を捨ておき地下駐車場へと向かった。左右は反転しているが風の街であることは変わらない、それほど時間もかからず地下駐車場へとたどり着いたが入った所で違和感を抱いた。記憶よりもかなり広いそこに戸惑っていると目の前に自分と同じ姿が見えて身構え、その要因が行く先に大きな鏡のような境界があるせいだと気づけば鏡写しになっている面を見上げながら呟く。謎の現象に眉をひそめていると相手も呟きをもらして同意するよう頷く、境界面は鏡になっていてその表面は揺れていてこの世界にくる直前に見た鏡と同じ状況だ、となればここは向こうの世界に戻る出口なのだろう。帰り道が分かればあとは同僚を見つけるだけだ。肝心の彼が見つからないと周囲を見回そうとした所で相手が境界面へとさらに近づく、すると鏡の中で何かが蠢いたきがした。こちら側には何もいないのに黒い影が相手に迫る、咄嗟に名前を呼んで相手の体を後ろへと引くと、それと同時に境界面から男が飛び出し相手へ殴りかかっていた。攻撃は避けられたものの目を丸くする、その男は依頼人から頼まれていた探し人だったからだ。男はユラリとこちら側に目を向けると邪悪な笑みを浮かべる、そして懐を探ると『この世界に入った奴は全員逃がさない。この世界の住人が向こうに行くためにな』とメモリを取り出した。メモリを起動すれば『M.ir.r.or.W. or.ld』と音声が響き渡る、男は手首へメモリを突き刺すとその体を怪物へと変えて)


4991: 検索 [×]
2024-03-27 10:22:11

っ…!すまない、助かった。…、彼自身か彼の鏡像なのか判断がつかないけどやることは一つだ。行くよ、翔太郎
(巨大な鏡は所々揺らめいていて相手の言う通り出口の可能性は高い。その様子を更に確かめようと近づいた所で鏡に妙な黒い影が映ったかと思えば相手に体を引っ張られ後ろに下がる。すると先ほどまで立っていた場所に男が勢いよく拳を振りかぶっていて相手の助けに礼を伝えた。だがその男は依頼人に写真を見せて貰っていた同僚であれば思わず目を丸くする。悪い笑みを浮かべて妙なことを言ったかと思えばメモリを取り出しこの世界のことを表すようなウ.ィ.ス.パー.ボ.イスが地下に響いた。手首にメモリを飲み込んだ身体はみるみるうちに鏡を纏ったような怪物の姿に変わり唸り声のようなものをあげている。男が本体かそれともこの世界の彼の鏡像なのかはこの短時間では判断出来ないがメモリが絡んでいるのであればそれを壊せば事態は収まるだろう。相棒に声を掛けながら懐から疾風のメモリを取り出し腰に現れたドライバーに挿入する。意識と共にメモリを相手の体に転送すればこの世界でも問題なく二人で一人の姿に変身することが出来た。早速攻撃をしかけようとすると怪物の纏った鏡が揺らめきはじめ辺りの景色を反射しだす。警戒するように様子を伺っていると今度は体全体が変化しこちらを鏡映しにしたような左右反転したダ.ブ.ルの姿になって「まさか鏡像のダ.ブ.ル…?」と驚いたように呟いて)

4992: 探偵 [×]
2024-03-27 12:31:47


あぁ、メ.モ.リ.ブ.レ.イ.クしちまえばこっちの勝ちだ。変身っ!……は?ダブルまで鏡像になんのかよ!
(怪物を目の前に相手から声をかけられれば不敵な笑みと共に紫のメモリをかまえる。相手の意識と共に転送されてきたメモリを挿入し、ドライバーを起動させれば変身を果たした。だが直後怪物の体は揺らめいてその体は鏡像のダブルへと代わり仮面の下で目を見開く。自分のそっくりな奴がいただけでも驚きだったが変身後の姿でも鏡像に出会うことになるとは思わなかった。こちらが驚愕している間に鏡像が襲いかかってくる、すかさず攻撃をいなして拳を叩き込もうとするがそれは止められてしまい、向こうの拳が飛んでくるがそれを止めれば組み合う形になった。鏡像の体を押しやろうにも力で負けることはないが勝つこともできない、こちらの能力もコピーされたのか力さえ拮抗していた。このままでは勝つことも負けることもないがその前にこちらのタイムリミットがきてこの世界に閉じ込められれば強制的に負けることになる、力の方向を無理やり変える事で鏡像の腕を振りほどくと後退して距離をとった。戦闘の構えをするも敵は自分達自身だ、このままではジリ貧で「どうすりゃ勝てんだよ…」と焦りを感じながら呟いて)


4993: 検索 [×]
2024-03-27 15:24:47

…動きを見る限りあくまで装甲だけを写し取って中身は一人のようだ。ならば二人で瞬間的にでも100パーセント以上の力をぶつけることが出来ればダメージが通る可能性はある。
(まさか変身後の姿まで鏡像としてコピーされてしまえば驚く他ならない。お互いにぶつけようとした拳は受け止められ組み合うような形で拮抗する。どうやら性能や能力までコピーされてしまったようだ。このまま張り合ってもじり貧になりそうだと判断したのか相手が無理やり腕を解き、一旦後退して体勢を整える。鏡像の攻撃や防御の反応はこちらの動きを真似たようなもので二人で動いているような気配が無い辺り装甲だけをコピーした存在なのだろう。つまり理屈でいえば通常以上の力を出せば鏡像を押し切ることが出来る。問題はそれをどうやって実現するか、だ。その道筋を口にしながら試しに疾風のメモリを炎に変えて再び拳を叩き込もうとすると鏡像はそれを受け止め、左半身が揺らめいた後自分達と同じく赤色に変化した。そのまま鏡像から打ち込まれる拳を止めると「メ.モ.リ.チ.ェ.ン.ジの間に少しだけ隙がある。その間に狙うのはどうだい?」と相棒に提案して)

4994: 探偵 [×]
2024-03-27 18:08:24


そうするしかなさそうだな。……よし、それでいくか
(こちらが鏡写しの敵の倒し方を考えあぐねていると相手から極シンプルな答えが返ってくる。向こうは同じダブルとはいえコピーしただけの存在だ、二人で一人がどういう意味なのか思い知らせてやればいい。意識下でニヤリと笑うと右半身が炎の赤へと変わる、先程よりも威力の増した拳を叩き込んだはずだが同時に鏡像も半身を赤へと変えて受け止められてしまった。だがその間に僅かなタイムラグがあることに相手が気づけば勝機が見える、こちらの能力がコピーされてしまう前により強い一撃を叩き込めば鏡像を力で上回れるはずだ。相手と息をあわせれば左側のメモリの交換を相手へと託す、切札から金属を宿すメモリをドライバーにさせばダブルとしては近接で最高火力を出せる形態になれる。その間にこちら側は左腕を思いっきり引いて敵へと振り抜く動作を開始する。最初こそ手には何も無かったが、相手がメモリを変えたおかげで腕を振り抜く最中、ジャストのタイミングで手にはメ.タ.ル.シ.ャ.フ.トが収まって、勢いの乗ったシャフトはメ.モ.リ.チ.ェ.ン.ジとほぼ同時に敵へと叩き込まれた。当然鏡像はこちらをコピーをする間はなく、高い音と共に装甲が鏡のように割れて地面へと転がった。地面に蹲る間はこちらをコピーすることは出来ないらしい、また同じ形態になってしまう前に蹴りを付けなけば。メモリをシャフトへ装填してマ.キ.シ.マ.ム.ド.ラ.イ.ブ.を発動させると「決めるぜフィリップ!」と気合いを乗せて叫んで)


4995: 検索 [×]
2024-03-27 19:01:04

ナイスだ、翔太郎。ああ、…メ.タ.ル.ブ.ラ.ン.デ.ィ.ン.グ!!
(見た目こそ同じだがそこに宿る魂には大きな差がある。作戦を共有すればこちらも仮面の下で口角を上げ早速行動に移す。相手が左腕を引くと鏡像は攻撃に備えるような構えを見せる。そちらに意識が向いている内に切札のメモリを抜いて金属のメモリを差し込んだ。相手の動きに合わせてメ.モ,
リ.チ.ェ.ンジを果たすと勢いの乗ったメ.タ.ル.シ.ャ.フ.トがまだ金属の記憶をコピー出来ていない装甲に叩き込まれその体は地面へと転がった。二人だからこそ出来たコンビネーションに得意げに笑い、地面に蹲る鏡像に目を向ける。相手の言葉に応じ高熱を纏うシャフトを構えれば声を合わせ技名を叫びながら強烈な一撃を叩き込んだ。攻撃を受けた鏡像の体は全身にヒビが入り甲高い音と共に割れて元の人間の姿に戻っていく。排出されたメモリを砕け散ったのを確認しに近付けば意識を失った同僚の男の周りに散らばった鏡の欠片にダウナーな印象を受ける同僚の姿が映っていて『くそっ、これも駄目だったか…』と悔しそうに呟いては黒い影となって消えていった。「…どうやら彼は鏡像に乗っ取られていたみたいだね」と今の状態から推測出来ることを呟いて)

4996: 探偵 [×]
2024-03-27 19:58:48


これがダブルの真骨頂ってとこだな。…コネクタがねぇ…こっちの世界の鏡像が悪さしたってことか
(二人で息を合わせればダブルの力を100%以上発揮するなんて簡単だ、二人で一人の前では鏡像も為す術なく地面を転がって最後の一撃を相手と共に決めればメ.モ.リ.ブ.レ,イ.クを果たした。周囲に散らばった鏡の欠片の向こうから同僚と同じ顔の人間がこちらを睨みつけてくる、あれが彼の鏡像で今回の事を企てた犯人なのだろう。床に倒れている同僚の手首を確認したがそこにコネクタはない、なんとも不可思議な現象だがこの同僚が犯人ではなく巻き込まれた側で一安心だ。相手の鏡像がこの世界に長くいると帰れなくなる、というのも鏡像に体を乗っ取られてしまうという意味だったらしい。鏡像がこっちの精神を折ろうとしてきたのも体を乗っ取るための行動だったのかもしれない。不意に間近にあった境界面が激しく揺らめき始める。この世界と向こうの世界を繋ぐメモリがなくなり出口がゆらぎ始めているのだろう。倒れたままの同僚の腕を肩に回して持ち上げると「急ぐぞフィリップ!」と声をかけて揺れる境界面へと突き進んで)


4997: 検索 [×]
2024-03-27 20:34:19

何故鏡像がメモリを持っていたのかは分からないけど放置していれば危うく大量失踪事件が起こる所だった。 …!分かってる、せーの!
(相手が男の手首を確認したがコネクタは見つからない。どうやら彼も巻き込まれた被害者だったらしい。どうやって犯人らしきあの影がメモリを手に入れて現実世界に干渉出来たかは分からないがひとまずその手段は絶たれたとみて良さそうだ。あのまま気付かないでいればこの世界に引き込まれた人を乗っ取り、成り代わった鏡像が現実に戻りまた別の人をこちらの世界に押し込むという事をしても可笑しくは無い。鏡の中に世界があるなんて与太話を信じなければ完全犯罪の完成だ。相手の鏡像に本音をぶつけられた時もしあのまま心が折れて動けなくなったら自分の体を鏡像に乗っ取られていただろうと思えば途端背筋が冷たくなった。そんな話をしていると突如境界面が激しく揺らめきはじめ異常を発する。メモリで二つの世界を繋いでいたならば閉じてしまうのも時間の問題だ。意識を失った同僚のもう片方を支えるように腕を回すと反射する鏡の前に立つ。掛け声と共に勢い良く飛び込むと視界が真っ白になって反射的に目を閉じた。直後何処かから投げ出されるような感覚と共にお腹や胸に軽い衝撃が走る。痛みを覚えながら目を開けば調査に来ていたシンプルな同僚の部屋のインテリアが見えて3人まとめて鏡の中から追い出されたように床に並んでいた。左右反転の戻った景色に辺りを見渡し「戻ってきた…?」と確認しつつ最後には相手に目を向けて)


4998: 探偵 [×]
2024-03-27 21:03:10


……、みたいだな
(鏡の向こうの世界なんて信じられないうえ迷い込んでしまえばメモリの力によって普通は出ることさえ叶わなかっただろう。依頼人の彼女が同僚を心配して鳴.海.探.偵.事.務.所に来てくれたのはこの街にとっても運がよかった。幸運の風が吹いていたことに安堵しつつ二人で同僚を抱えて揺らめく境界面へ飛び込む、瞬間視界が真っ白になって軽い衝撃の後に目をあけた。どうやら元の世界に戻って来られたようだ。相手の方に目を向ければちょうど目があってお互いの無事を確かめ合う。この鏡をくぐってから随分と色んな事があって、二人無事に帰って来られたことに心底安心していた。そこからはいつもの流れで依頼人に連絡を取り同僚の部屋に来てもらうことにする。依頼人が来る間に同僚の彼が目を覚ますもいったい何があったのかまるで分からないという様子だ。気を失う直前に『鏡の中にいた俺が勝手に動いた気がしたんだけどなー』と不思議そうな顔をする彼にそんなわけはないと誤魔化して、外で寝ていた所を偶然見つけて連れ帰ったと強引な理由付けをしておいた。暫くして依頼人が到着すると彼を見るなり『もう!どこいってたのよ!』とカミナリが落ちてそれを傍から見守る。ひとしきりのやり取りのあと依頼料などの打ち合わせも終われば相手と二人で彼の家を後にして)


4999: 検索 [×]
2024-03-27 21:49:21

昼にここに来たのにすっかり夕方だ。…ひとまず事務所に戻ろうか
(鏡の中から抜け出して無事を確かめ合うとそれからはいつも通りに探偵の仕事を済ませていく。依頼人に連絡を取り、待っている間に目を覚ました同僚にそれらしい説明をしておく。流石に鏡の中に入って乗っ取られていたと説明しても余計な混乱を招くだけだろう。依頼人がやってくれば二人の何処か仲睦まじい様子を眺めつつ依頼料や報告書のあれこれの話を終えると家を後にすることにした。それとなくあの姿見に触れてみたがもう手が飲み込まれることはなくひと騒動も解決へと至った。鏡の中の世界も現実と変わらず時間は過ぎるようでマンションを出た頃には空は橙色に染まっている。依頼を一つ解決したのだから所長に連絡すれば直帰も許される時間だろう。だがやる事を終え二人で横に並ぶようになると相棒の鏡像に言われた事が不意に頭を過ぎって表情を一瞬固くなる。その強い感情ごと受け入れると彼には答えたが実際に飲み込んで平気でいるかは話が別だ。何となくまだプライベートな空間で相手と向き合うのが怖く感じてしまうと自ら事務所に向かうことを提案してそちらの方角に歩き始めて)



5000: 探偵 [×]
2024-03-27 22:23:48


ん、……あぁ、そうだな。
(外に出てみればすっかり時刻は夕刻で所長に連絡を取れば帰宅の許可が出る、いつもならば家に帰る流れだが相手からは事務所に帰ることを提案されて多少戸惑いながらもそれを受け入れた。昼間よりも少し冷たい風が吹く道を二人で歩き始める。いつもならどちらからともかく話し始める所だが今は何となくお互いに口が重い、どこか不揃いの空気が二人を覆って余計に吹き付ける風が冷たく感じた。鏡の世界で別れている間相手が自分の鏡像に何を言われたのか、全てを聞いたわけではないが凡そ駆けつける間際に鏡像が相手に向かって叫んでいた事柄だろう。目線を俯かせながら歩く、鏡像が抱くのは自分の中で押し込めた感情で鏡像が叫んでいた言葉が全て嘘とは言いきれない自分がいる。ちらりと相手の横顔を盗み見るもその表情はどこか固くて結局ろくに話せないまま事務所へとたどり着いた。いつもの様にハットをガレージの扉についている金具へとしまう、それだけで相手とは随分距離があいてしまった。家より格段に広いこの場所で二人きりとなれば自然と距離が生まれてしまって胸が重い。なんとかして相手との距離を取り戻さねばと思えば「……なぁ、コーヒー飲まねぇか?フルボディのやつ。ゆっくりする時に飲むんだろ?」といつか相手から聞いた知識を引っ張り出しながら声をかけ)


(/お世話になっております!この前4000レスを迎えたばかりだと思っていたのに気づけば4500になり、あっという間にまた区切りの5000レスに到達してしまいましたね。まずはこうやって長く楽しく検索様とやり取り出来ていること、とても感謝しております。お互いに好きな要素をいれてやり取りする中で相乗効果のように紡ぐ物語が面白くなって、検索くんと探偵の物語がどんどん生まれていくことが楽しくて嬉しくて、本当に毎日の楽しみになっています。毎回検索様のお返事がくるのをワクワクしながら待っていますし、読んだあともどうやって返そうか楽しく考えていますし、心から検索様と出会えて良かったと改めて思っています。検索様のお返事も検索様と紡ぐ二人の物語も、物語で動く検索くんもとてもとても大好きです。これからもお互いのペースで無理なくやり取りしていきましょう!どうぞよろしくお願いします。)


5001: 検索 [×]
2024-03-28 00:39:10

……、…良く覚えていたね。ならとっておきの一杯を入れてくるから君は何かお菓子とか一緒に摘める物を用意してくれるかい?
(事務所に戻ることを提案すれば多少戸惑いを見せながらも了承される。だがそれに至る妙な空気感も共有してしまってお互い何も喋らずに歩を進める。相棒の鏡像があの様子ならば自分の鏡像は何を言ったのだろうか。相手への影の感情と言われてもすぐには浮かばないが自覚のないあれこれを言って傷付けてしまっていたとしたらどういう顔で向き合えば良いか分からない。そうしてあの世界から抜け出しても尚影に思考が囚われてしまっていればろくな会話もなく事務所に着いた。相手がハットを金具にしまっているが傍にいるのも落ち着かなくて何となくデスクの方に移動した。所長でもいれば仲を取り持ってくれそうだが今日は先に帰ってしまったらしい。また無言が続く中不意に相手からコーヒーの要望があると視線を向ける。以前話した知識も踏まえていると素直な感想も零れた。だが依頼を解決した時のルーティンとしても心を落ち着かせる為にもコーヒーは良いアイデアだ。賛成の意を示しコーヒーを入れる役目を買って出ると相手に一緒に味わうお菓子などの準備を任せて簡易キッチンに向かう。お湯を沸かして買い出しの時に買った豆を多く使って濃厚で深い味わいのコーヒーを抽出していく。事務所に広がる豊かな香りを感じながら決まった手順で集中してコーヒーを入れるのは割と好きな時間だ。二つのカップに抽出したコーヒーを注ぐとテーブルに運び「出来たよ」と声を掛けて)

(/こちらこそお世話になっております。毎日数字の増加は実感していましたがまた区切りの数量を迎えることが出来てとても嬉しく思っています。本当に長く深いおつき合いをさせて頂いているなとこちらこそ感謝しかありません。探偵様とは好きの感性が近いと感じていて描写される展開が毎回大好きな物だったり上手いと感心するものばかりでいつも驚かされたり心を撃ち抜かれたりしております…!これまで色々なシチュや設定の話をしてきましたが今でも絶えずやってみたい話が沢山浮かぶのはひとえに探偵様がお相手だからだと思います。本当にあの時に出会えてこうして続けられて幸せで、探偵様からもやり取りが楽しいと言って頂けてめちゃくちゃ嬉しいです。思いの丈を綴っていたらかなりの長文になってしまったのですが、これからもいつも通りお互いのペースで二人の話を沢山作って行けたら嬉しいです。よろしくお願いします /こちら蹴りで大丈夫です。)

5002: 探偵 [×]
2024-03-28 07:48:33


そりゃお前が言ってたことだからな。あぁ、任せとけ
(未だ重苦しい空気で相手との距離感を掴めないままリラックスする為のコーヒーをお願いすると相手は快くその役目を引き受けてくれる、それだけで胸につまっていたわだかまりが少し溶けだした気がした。コーヒーのお供を任されるとこちらも軽く返事をし用意を始める。今日は戦闘もあったが何より精神的な負荷が多い日だった、そんな日にハードボイルドに甘いものは似合わないなんていっていられない。何よりも相手との間に感じる僅かな隔たりを溶かしてしまいたい。そのために個包装された小粒のチョコを皿にいくつか用意する、本来は来客用だがアキコに言わなければバレはしないだろう。先にテーブルへとチョコを持ってきた所で事務所にはコーヒーの香りが一気に広がる、鼻からそれを吸い込めばそれだけでまた心の重荷が取れたような気がした。相手がコーヒーを持ってきてくれたタイミングで「ありがとな」と声をかけてスツールへと腰掛ける。早速カップを手に取って一口啜るとしっかりとしたコーヒーの味が口の中に広がってじんわりと体へ染み渡っていくとゆっくりと息を吐く、そこでまた変な緊張感が口から出ていった気がした。だがこちらがいくら落ち着こうが相手の硬い顔が解けなければ意味がない、そう考えているうちに相手の事を窺うように無意識でジッと見つめてしまっていて)


5003: 検索 [×]
2024-03-28 10:36:33

……っ、…今までいろんなことを経験したけど、まさか鏡の中の別世界に入ってしまうとは思わなかった
(コーヒーをテーブルに置くとお皿に個包装のチョコが乗っているように気付く。確か所長が以前買っていた来客用の物だったはずだがこちらを気遣って用意してくれたのだろうか。見知った相手の一面に気付くと少し緊張は解けて自分も向かい合うようにスツールに座ってカップを手に取る深い香りを十分に確かめてから口にすればコクのある重厚な味わいが広がって無意識に小さく息を吐いた。漸く気持ちがあの異様な空間から日常に戻ってきたのを感じていると妙な視線を感じて顔を上げる。そこには無言でこちらを窺うような目があってそれが鏡像と同じ罪を見透かすような冷ややかな物に感じてしまうと顔を歪め咄嗟に視線を逸らした。向き合うと決めたはずなのに実際に相手からまた言われるかもしれないと思うと上手く気持ちを制御できないでいる。だがこのままでいても重苦しい空気が続くだけだ。もう一口コーヒーを啜って間を置くと重たい口を開いて普段の雑談のように今回の依頼の話を切り出す。視線は未だ伏せたままだが意識的に声を張り「若.菜.姫のラジオで寄せられていたお便りもあの影の仕業だったのだろうね」と言葉続けて)


5004: 探偵 [×]
2024-03-28 12:34:08


…、……あぁ、まぁ…そうだろうな………フィリップ…あいつが、俺の影が言ってた事…俺はあれを全く思ってねぇとは言いきれねぇ
(無意識に相手の方を見つめる、物理的な距離としては近づいたはずなのに相手との精神的な距離が恐ろしいほどに遠い。目の前にいるのに触れることさえ叶わない気さえする。重苦しい痛みを抱えていれば不意に相手の視線があがる、しかしその顔はすぐさま歪んで顔を逸らされてしまった。それだけで相手が自分の鏡像に言われた事でどれだけ傷ついたか容易に想像できてこちらも目を伏せた。チョコレートも、コーヒーさえ口にする気にもならなければ暫く時間が静止したようだった。そんな中で相手が空気を変えようとしたのか普段通りの口振りで話しかけてくる、だがその声は無理をしているのが分かる程度には張り詰めていてそれが余計に痛々しい。どう返事をしていいかも分からず生返事をしながら無理やりコーヒーを胃へと流し込んだ。喉から胃へと落ちたコーヒーはやはりじわりと染み渡っていく、相手がいれてくれたコーヒーはこの空気に反して固まった体を解してゆっくりと息を吐き出した。顔を上げて相手の方を見る、未だ目は合わないが今回の件を無視したままではきっと元には戻れない。軽く呼吸して相手の名前を呼んだあと、詰まりかけた息をなんとか吐き出して事の核心へと踏み出した。あれが自分の影である以上自分の一部であるのは揺るぎない、意識の奥底で相手に対してメモリを作った人間であるという思いが残っているのだ。だがそれは変えられない事実であの夜に相手へ掴みかかった時に抱いた思いでもある。だがあの日からここまで短く無い時間を過ごしてずっと相手を見つめてきた、相手から目をそらさずに「でも俺はお前がそれをちゃんと罪を背負って償って今も走り続けてんのを知ってる。ずっと俺の隣でそうしてたのを、ちゃんと俺は見て知ってる。だから俺は、そんなお前の隣でこれからも相棒でいたい」と自分の気持ちを真っ直ぐに伝えて)


5005: 検索 [×]
2024-03-28 16:08:27

……、…うん。…っ…翔太郎、…君と過ごすようになって僕がこれまでどんな所業に加担してきたのかその罪をやっと理解した。だから君の影が今起きているメモリ犯罪が全部僕のせいと言ったこともいつまでも組織側の人間だと言ったことも否定出来なかった。あの日からずっと君にそう思われていたと思ったら、ずっと怖くて…
(重々しい空気に耐え切れずいつも依頼終わりにしている雑談でもしようかと話しかける。だがその声や態度も自分で分かるくらい不自然で相手の生返事を最後に再び沈黙の空間に戻ってしまった。気まずい空間に何とかしなくてはと焦りばかりが募っていく。俯いたまま手元の黒いコーヒーばかりを見つめていたが相手に名前を呼ばれると恐る恐るといったように顔を上げる。その目はこちらを真っすぐと見ていてその真剣さが伝わってくる。話が鏡像に言われたことに及べば無意識に肩を強張らせて身構えてしまうが今度は目を背けなかった。相手が影が言ったことが全くの嘘ではないと話せばわかっていたことにもかかわらずじくりと胸が痛む。表情に翳りが浮かびながら小さく相槌を打っていると力強い言葉が続いて思わず目を見張った。それはあの時突き付けられた本音の言葉を無かった事にするわけではなく、そんな気持ちを抱えても尚今の自分の事を見て認めてくれて相棒で居たいと願ってくれているものだ。相手の想いが伝わってくるような言葉に必死に固めて耐えてきた物がゆっくりと溶けていき震えかけた声で名前を呼ぶ。それからゆっくりと息を吐くとぽつりぽつりとあの時感じたことを吐露していく。出会いの過程を恨まれても仕方ないと思う一方で決して無かったことに出来ない罪で唯一無二の相手に恨まれているかもしれないと思えばずっと苦しかった。テーブルの下で強く自分の手を握りしめながら語っていくが良い所で話を区切って一呼吸挟むと「だけど君が今の自分を受け入れてくれるなら、僕も君の相棒でありたい」とはっきりとした口調で告げて)

5006: 探偵 [×]
2024-03-28 18:38:04


……な、……確かに出会った時はそうも思ったけどな……今まで俺がお前と過ごしてきた時間、全部ひっくるめて俺はお前の隣にいてぇんだ。お前もそう望んでくれるなら…これからも相乗りしてくれよ、相棒
(腫れ物を触るような空気をいつまでも続けては何も生まれない、避けていた話題にこちらから踏み込めば相手の顔が上がった。あの影も自分なのだと告れば相手の体が強ばるが今度は顔はそらされない、鏡の世界の出来事を無視できないのは相手も十分分かってくれていたようだ。そこからこちらの気持ちを真っ直ぐにぶつければ震えるように名前を呼ばれる、そこからようやく相手の抱えていたものがゆっくりと流れ出した。影が口にした内容には思わず言葉を詰まらせてしまう、街の犯罪が全て相手のせいだとかまだ相手は組織の人間だとか、そんな考えまでは抱いていない。きっとかつてそんな事を思ったという記憶が押し込めた感情と絡み合って外に出てしまったのだろう。かつての感情であることは認めるが今自分が見つめているのは組織の研究施設にいた運.命.の,子ではない、フィリップという相棒で恋人で、何よりも大切な存在だ。相手から相棒でいたいとはっきりと言われれば口元に小さく笑みを浮かべる。そして今まで通りに相棒であって欲しいとこちらの願いを伝えた。ようやくコーヒーの香りを素直に吸い込めるようになるとゆっくりと深呼吸する、最後の隔たりを埋めたくて相手を再び真っ直ぐ見つめると「そっちいっていいか?お前の傍」と口にし)


5007: 検索 [×]
2024-03-28 19:48:12

…勿論だ。これからもずっと相棒としても恋人としても君の隣にいるよ。
(こちらが思いの丈と言われた事を告げれば一部言葉を詰まらせるような反応を見せていたが最後まで聞いてくれた。こちらからも相棒でいたいと告げればその口元に笑みが浮かんで何だか酷く安心した。相手とは良い出会い方だったとは決して言えないが今は間違いなく最高の相棒だ。あの鏡像だって過去は散々な言いようだったがこれから先の未来については否定しなかった。ならばそれが答えなのだろう。相手からすっかり馴染みとなったフレーズで誘いを受ければ漸くずっと硬かった表情を緩めて笑みを見せながら頷いた。これからも隣に居ることを約束して居るとまた真っ直ぐとした相手の視線と交わる。近くに来たいとお願いされるとさっきとは違う意味で胸が締め付けられ「ああ、君だけの特等席だろう?」と微笑みながら先に相手のコーヒーを自分のカップの隣に並べて移動してくるのを待ち望んで)


最新 50レス ▲上へ

名前: 下げ

トリップ: ※任意 半角英数8-16文字
※画像を共有する場合は、外部の画像アップローダなどをご利用ください

規約 マナー
※トリップに特定文字列を入力することで、自分だけのIDが表示されます

【お勧め】
初心者さん向けトピック



[0]セイチャットTOP
[1]1対1のなりきりチャット
[9]最新の状態に更新
お問い合わせフォーム
(C) Mikle