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相乗りで何処までも 【 〆 】/10024


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自分のトピックを作る
9980: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-11-26 12:27:30


お前には隠し事できねぇな……俺もそう思ってな、そこの道から出た先にジュエリーショップがあんだ
(相手の両手を包み込み今日一番の山場を迎える、絶対に外すことが出来ない状況にいやでも緊張してしまった。しかしそれも相手に指摘されてしまえば思わず笑みを浮かべる、相手は相も変わらずこちらを見つめ続けてくれていて小さな変化すら気付くのも容易いのだろう。思いっきり緊張が前面に出ていたことはさておき、相手から特別な日に相応しい特別なプレゼントを望まれれば温かな気持ちが溢れてさらに口角は上がる。互いの相棒が生まれた日、共に生きていくと決意した日、それを最初に祝うのに相応しいプレゼントを考えた時、随分前に買おうと約束していたものが頭に浮かんだ。相手に傍にいてくれてありがとうと伝えこれからも永遠にある誓いを形にするもの、軽く息を吐いてから相手を真っ直ぐ見つめると「今日の記念に、結婚指輪買わねぇか?」と真剣な口調で言って)


9981: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-11-26 16:42:14


…!…欲しい、君との特別を示す証を身に着けたい。
(立ち止まった相手に手を取られて暫し見つめ合う。ずっと緊張していることを指摘すると相手は笑みを浮かべて今回の目的地が告げられる。ジュエリーショップなんて普段立ち寄ることのない店だ。そこで購入するもの、と考えて先ほどから言っている特別に繋がる物が一つ浮かんで一瞬固まった、窺うように視線を向けると相手が軽く息を吐いてから真剣な眼差しでこちらを見つめ、結婚指輪というワードが出てくれば目を見開いた。今までの出来事や会話の中で出てきた二人の繋がりを示す特別なモノ、お互いに欲しいと望んでその会話だってしたが中々機会が無く後回しにしていた。普通の物よりずっと高価な指輪は確かに今日の様な特別な日に買うべきだ。ずっと頭の片隅にあったものを買いに行くと知れば嬉しさがじわじわとこみ上げてきて包まれている相手の手を握り返しながら深く頷き、自分も特別な指輪を望む。今からはまるであろう相手の指の根元を軽く撫でながら「何回目かのプロポーズだね」と楽し気に笑って)

9982: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-11-26 17:51:53


っ、……、…そうだな。何回しても慣れねぇけど。でもお前と最期まで一緒にいたい気持ちは変わらねぇ
(海辺の結婚式場で風,都.タ.ワ,ーとガジェット達に見守られながらあげた二人だけの結婚式、あの日にいつか買いに行こうと約束して長らく機会が無かったがこの特別な日の何よりも特別なプレゼントに結婚指輪は最も相応しいだろう。しかしそれは再び永遠の誓いをするのと同じで真剣な顔で相手に指輪の購入を持ちかければ相手は驚いた顔をした後、少しずつ笑顔が滲み出て手を握り返されて深く頷く姿をみれば一気に喜びが爆発してこちらも笑みを浮かべる。その後にじんわりと温かな幸せが広がって照れくさそうに笑った。これから指輪がはまる指を相手の指先がなぞってそこから温かな幸せが広がる心地がする、互いが永遠に共にある証であり誓い、もうすぐお互いの指にお揃いでそれがはまるはずだ。こちらからも握った手を軽く撫でてから名残惜しくもゆっくり離して、しかし直ぐに直ぐ隣へと並べば「俺の知り合いに頼んで周りの目が気にならねぇようにしてもらってるからゆっくり選べるはずだ。…行こうぜ、フィリップ」と声をかければ裏道を出てすぐにあるジュエリーショップへと向かって)


9983: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-11-26 20:44:13

ああ。……なんというか、少し緊張するね
(お互いに笑みを浮かべてこの後に訪れるであろう幸せに揺蕩う。相手とともに一緒にある誓いは何があっても変わりはしないが形となって身に着ければ日頃でもことあるごとに実感できるはずだ。お互いに握っていた手を軽く触れ合わせてから表を歩くために一旦手を放す。だがその分横に並んで声がかかると目的のジュエリーショップに向かった。普段は利用しないような店の雰囲気に緊張と好奇心をにじませながら相手に続いて中に入ると店員がすぐに相手に気付いて「左様ですね、こちらにどうぞ」と声をかけ奥の方に通される。その間にも透明のガラスのケースの中には指輪やネックレスなどいかにも高価な品が展示してあってキョロキョロと辺りを見渡していた。これまた高級そうなソファーに通されて隣り合うように座る、何やら準備を始める店員を見ながら相手に近寄ると内緒話のようにぽつり呟いて)


9984: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-11-26 22:02:43


あぁ、俺も流石にこういう店は初めてだしな……
(二人の特別な日に特別な指輪を決める為に二人揃ってジュエリーショップへと入る、落ち着いた照明の店内に明るく照らされたガラスケースが幾つも並んでいて独特の雰囲気だ。その中で顔見知りを見つければ目線を向ける、硬い口調で話しかけられればこちらも「よろしくお願いします」とやや緊張気味に応じて席へと案内される。口が堅く信頼できる知人で相手とのことはある程度話しているがしっかと接客してくれるようだ。辺りを世話なく見回す相手の服の端を軽く引っ張りつつ移動し事務所のものとは比べ物にならない柔らかさのソファーに少々面食らっていると相手から耳打ちされる、こちらも同じ意見で小さく頷きながら同じく耳打ちして返事をしていた。雰囲気のある所では自然と背筋が伸びるもので店員から『本日はご来店いただきありがとうございます。』と深々と頭を下げられ釣られてこちらも頭を下げる。早速ですがと断りをいれられながら目の前の机にベルベット生地のジュエリートレイが置かれるといくつか指輪が置かれていく。ごくシンプルなもの、宝石が目立つもの、奇抜な形、鮮やかな差し色が入ったもの、様々な種類が置かれていくと『まずはお二人の指輪をどんなものにするかイメージを掴んでいきましょう。気になるものはございますか?』と問われて)


9985: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-11-27 11:18:15

…普段使いするなら飾りが大きい物とか繊細なものは避けた方が良さそうだね。
(ソファーに座って準備されていく中、相手に耳打ちすればどうやらこちらも同じようで緊張のまま内緒話を続ける。相手が話を通してくれていることもあって人目を気にする必要はなさそうだが慣れない場所と空気はやはり落ち着かない。やがて店員がやってきて丁寧に頭を下げられるとこちらもそれに合わせ、丁寧な仕草でジュエリートレイが並べられていく。いかにも宝石の乗った高そうなものから造形が凝っているもの、シンプルなものなどこれだけでも色んな種類がある。それらを観察しながらまずは避けた方が良い条件をあげていく。職業柄危険なことや厄介なことに巻き込まれることが多く、その仕事に支障があるものやすぐに壊れてしまうものは避けた方が良いだろう。そうなるとシンプルな造形のものになっていくがそれでは特別感が無いような気もしていつも以上に真剣な顔で指輪を見ていく。そうしていると『お仕事に付ける方だと内側に名前とか記念日、ちょっとしたメッセージを刻印される方も多いんですよ』と店員から説明がされて「内側か…確かにそこなら目立たずに特別感が出る」と感心した声をあげていて)


9986: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-11-27 12:32:14


……そうだな、なんかに引っかかっちまっても困るし…指輪は大切にするけど外側の装飾は掠れちまう可能性もあるし、そうなると見た目はシンプルで内側に二人の名前と今日の日付を入れるのが良さそうだな
(結婚指輪と一口に言ってもその種類は実に様々でずらりと並べられるだけで圧倒されてしまう。この中から選ぶのも一苦労だと眺めていると相手がまずは除外すべき要素を挙げる。探偵業をやっていれば激しく動くことも多く動きに支障が出ては困る、現状ハードボイルドではない犬猫探しが多いことを考えても指輪の外側はシンプルなものの方が良いだろう。右手の小指に既にひとつリングをつけていることを思えば派手なものは避けるべきだ。となると一気に候補は見た目がシンプルなものに絞られる、チラリと横目で相手を見れば真剣に指輪を見つめていて二人の特別を選ぼうとしている姿に密かに胸は華やいだ。そうしていれば店員から内側に装飾する案を出されて相手と共に感心する、シンプルな結婚指輪をつけている人も多いが内側に意味を込めているのかもしれない。それに地面を転がされる機会も多いのを思えば装飾は削れてしまわないように内側がいいだろう。指輪のイメージを固めていれば『内側の装飾と一緒に小さな宝石を埋め込むことも出来ますよ。それぞれお好きな色の宝石を添える方が多いですね』とカラーバリエーションの表が差し出される。こういう時はお互いの色を交換するのが常だが「お揃いの指輪なら一緒の色がいいな…」と思ったことをつい口にしながら表を眺めていて)


9987: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-11-27 14:47:41

ああ、そうしよう。二人の色を並べるのもアリだけど…あの、これ以外にアレキサンドライトは置いてますか?
(外に飾りをつけられない分、内側への刻印を提案されて同意するように頷く。内側にあれば誰かに見られることなく自分達だけの特別感を感じることが出来るだろう。大まかな方向性だけ決めていると店員から更に装飾の案が出される。差し出されたカラーバリエーションの表には定番の宝石が並んでいて色も豊かだ。眺めている間に相手の願望の呟きが横から聞こえてくるとどうするのが一番良いかと考える、左右にそれぞれ一粒ずつ埋め込むのもそれらしいがふと以前調べたワードが脳裏を過ぎると表には無いのは承知で店員に尋ねてみる。すると店員は少し驚いた顔をしてから『ありますよ、少しお待ちください』と言って一旦裏へと戻っていった。少しして戻ってきた店員の持つジュエリートレイには小粒の綺麗な緑色の宝石が乗っていた。これだけでも美しいのだが店員がライトを取り出して光を当てると赤がかった紫へと色が変わる。その変化を間近で見ると感嘆の声をあげて「実物を見るのは初めてだけどやはり神秘的だね」と興奮気味に告げた後「この宝石は当たる光によって色が変わって見えるんだ」と相手に解説して)


9988: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-11-27 18:03:49


アレキサンドライト?……あ!すげぇ、色が変わった!俺達にピッタリじゃねぇか。流石だなフィリップ!
(特別な指輪にするなら今までと少し趣向を変えて二人で同じものを望んでみる、しかし表に並べられた色でしっくりくるものは無かった。それぞれの色がハッキリとある以上は難しいだろうかと考えていた矢先、相手が聞き慣れぬ名前を店員に伝える。それを聞いて何かピンとくるものがあったのか店員は一度店奥へと移動していて、合点がいかないまま不思議そうな顔で相手を見ていた。やがて店員が戻ってくるとトレイに置かれたのは綺麗な緑色の宝石だ、相手を示す色を宿したそれだったが徐に店員がライトを当てるとその色は自身を示す紫色に変わって相手と共に感嘆の声をあげた。子供っぽく興奮して相手の方をみれば目が合って解説が挟まる、こんな二人にピッタリの宝石があるだなんて知らなくて満面の笑みのまま相手を褒める。直後それなりの格式の店であるのを思い出して軽く咳払いして場をリセットしたが、二人の反応に店員もにこやかな笑みを浮かべ『それでは指輪の内側にお二人の名前と日付、そしてこちらのアレキサンドライトを埋めましょう。』と進行を続けてくれる。出されていた指輪が一旦片付けられて代わりにシンプルな見た目のものが並べられていく、『内側に文字と宝石をつけるなら少しだけ厚みのあるものをオススメします』と言葉が添えられる中、シルバーでほんの少しだけ波打つようなデザインの指輪が目に留まる。それを指さすと「これ、風が吹いてるみたいじゃねぇか?」と相手の方を見ると反応を伺って)


9989: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-11-27 19:56:37

前に調べたときに気になっていたんだ。石によって色の雰囲気も変わるのだけどちょうどいい色でよかった。…本当だ、風に吹かれているみたいで他のものと区別化も出来るデザインだ
(あたる光によって自分の色である緑から相手の色である紫に変化するさまを見ると相手も子供みたいに興奮する。昼と夜で表情が変わる宝石とも呼ばれているが探偵と仮.面.ラ.イ.ダ.ー、相棒と恋人などさまざまな顔を持ちそのすべてが二人一緒である自分たちにピッタリだろう。以前その色が自分たちっぽいと記憶していたと告げ、個体差の面でも今見せてもらったものは文句ない。これも運命の出会いかもしれないとはしゃぐ相手と同じく口元は緩みっぱなしで指輪を決めていく。内側のデザインが決まればいよいよ指輪自体の形を選ぶことになるがシンプルな見た目ではどれにするか決めきれない。すると相手から声がかかって指さされた指輪を見る、造形はシンプルながら一部だけが波打つように加工されていて相手の言う通り風を受けたように見えてくればシルバー部分が特別輝いて見えた。他の物とも少し差のあるこのデザインが一気に気に入るとぱぁと表情を明るくして「これにしよう、翔太郎!」と賛成を示して)


9990: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-11-27 22:25:31


俺もこれが気に入っちまった。こいつにするか
(ひとつの宝石の中に二つの色を兼ね備えたアレキサンドライトは二人で一人の探偵である自分達にこれ以外考えられないくらいに相応しく、個体差があるのならば尚更この色味に運命を感じてしまう。相手から以前調べていた知識だと聞けば喜びが湧き上がって人前だというのについ口元が緩んでしまう、この知識に辿り着いた時に自分達に結びつけて想ってくれたこと、そしてそれを忘れずにいてくれたこと、そのどちらもが嬉しかった。後は指輪自体を決めるだけだったが目を惹かれた風のイメージのリングを指させば相手も同じく目を奪われて一気に顔が明るくなる、この反応だけでもう購入は決まったも同然だった。二人の意見が一致すれば店員は『承知しました。』とにこやかに笑みを浮かべてその後の手続きを進めてくれる。文字を刻む際のフォントや刻む場所など細かい箇所を決めていき、最後に左手の薬指のサイズが図られる。いよいよここに指輪がはまるのだと思えば一気に期待が湧き上がって同時に幸せも胸に溢れてくる。一通りの話が着けば『それでは他にご希望はございますか?』と最後の確認がされて)


9991: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-11-28 10:56:42

うーん、特には無いかな。…あ、指輪のケースは二つが並んだやつの方が良い。
(内側のデザインから指輪の形まで決まればいよいよ想像だけしていたものが形になって行く。細かく刻印のフォントや場所、宝石の配置などを決めていき最後に指のサイズが測られるといよいよ完成に近付いていることに幸せと照れ臭さが混じった感情が膨れ上がって落ち着かない。店員の持つオーダーシートが全部埋まった所で最後の確認をされると特に問題はないと答えるが資料の中に指輪を仕舞うケースが目に入ると注目を向ける。指輪については異論は無い、だがそれが収められたケースにも一つずつ入っているパターンと一緒にしまってあるパターンがあるようでその話はまだしてない。基本的には常時つけることになるだろうが外す時も一緒に居たくて隣同士に並んであるケースを指さして希望を伝えた。それ以外に特に無ければ「君は何かあるかい?」と尋ねて)

9992: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-11-28 12:24:13


ならケースはそれにするか。俺の方はこれ以上はねぇからこれで決定だな
(店員から最後の確認をされると相手はケースの方を指差す、迷わず二つを一緒にいれられるケースを選ぶのを見ればまた嬉しくて擽ったくて口元が緩んだ。指輪は常に身につけているだろうが家に帰って仕舞う時にも一緒の場所にいるのだと思えば、それも自分達らしくて同意して頷いていた。こちらにも確認がされるが今ので満足していればこれ以上はないと返事をする、それを聞いた店員は『承知いたしました。少しお時間いただければ完成いたしますのでこちらでお待ちいただけますか?』と確認をされて頷くと店員は机に並べられていたものを下げて再び店の奥へと移動した。一時二人きりとなれば軽く息を吐く、相手との一世一代の指輪を決め終えて気が抜けて、しかし期待は止まなくて、ソファーの柔らかさもあって何処と無く落ち着かない。二人きりなのをいい事に相手の方へ手を伸ばすとその手をとって緩く繋ぐ、左手の薬指の付け根へと目線を落として軽く摩りながら「つけるのが楽しみだな」としみじみ呟けば顔を上げて相手と目線を合わせ、じわじわとまた幸せが胸に湧き上がれば我慢出来なくなって軽く笑って)


9993: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-11-28 15:52:33

ああ、世界で二つだけの僕達の指輪だからね。無くしたり傷つけないようにしなければ
(こちらがケースを決めて相手も異論がなければ決めることは以上だ。問題ないと告げると準備してくれるようで店員は奥へと移動していった。もう少し選ぶのに難航するとも思ったがぴんと来るものがあって案外あっさりと決まった。安堵するように息を吐いていると相手の手が伸びてきて机の陰になるところで緩く繋がれる。薬指の付け根を指先が撫でるとくすぐったくて小さく笑いつつこくりと頷く。相手とお揃いの物は家には多いがこうして普段身に着けるものにはそう多くない。また一つ相手との繋がりが持てることに声を弾ませつつ軽く握り返しながら呟く。刻印があれば自分達だけの物になるだろうがその分既に大切にしたい気持ちは高まってきていて、これからの取り扱いについて呟いていればふと相手の方を見て「これで君が多少は落ち着いた行動を心掛けてくれればいいのだけど」と含みのある笑みと言い方をして)

9994: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-11-28 18:22:24


な、ハードボイルドな探偵はいつだってクールなんだから問題ねぇだろ
(指輪選びは順調に進んで、つまりそれはいい廻り合せがあってお互いの望むものが同じだった証拠だ。机の下で緩く手を繋いでまたひとつ相手との繋がりが形として増えた幸せに浸る。手を握り返される心地を感じて相手の言葉に頷く、二人の特別な記念日のお祝いに揃えた相手の特等席に座ることを示す証、それを傷つけたり失くすわけにはいかない。しかし相手が含みがあるように、恐らく釘を刺すようにこちらの行動を制する様なことを言えば心外だと言わんばかりに反論する。反射的に言い返したものの時間が経てば経つほど今までの行動が脳裏に過ぎる、拳を使ったり何かに巻き込まれて転んだり、最も心配なのは地面を転がされた時だが、指輪を傷つけたり最悪壊してしまう可能性だってある。暫く動きを止めて考えた後「昼間はネックレスにして首からかけといた方がいいかもな」と思い直したように言って)


9995: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-11-28 21:28:57

君の場合、ネックレスにしても何処かに引っ掛けてきそうだけど。それにちゃんとここに付けないと周りにアピール出来ないだろう?
(こっそり手を繋いで出来上がる指輪に想いを馳せていたが普段の相手の行動について指摘すれば相手からは反射的な返事がされる。指輪をなくしたり傷つける可能性は普段の行動を見ても相手の方が高いだろう。それは相手も自覚があるのか暫く考え込むように止まった後ネックレスにすると聞けば少し眉を寄せる。ネックレスの方がゆとりがある分、振り回したり飛んで行ったりしてしまいそうだ。だがそれよりも問題点があって相手の手を取ってその薬指に指を添えるとじっと相手を見つめ独占欲のこもった言葉をかける。二人の証でもあるが同時に周りへ大切な人が居るというアピールのアイテムでもあって特別な箇所に身に着けていなければ意味がない。ぎゅっと手を握ると「せいぜい無茶はしないことだね」と楽し気に告げて)


9996: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-11-29 08:25:53


なら服の下に、…っ……まぁ、そうだな……指輪はそういう意味だよな……俺はお前のもんなんだって、ちゃんと示す為に大切にする
(指輪を首からさげる案を出せばせっかく何処かに引っかからないようシンプルなデザインにしたのに本末転倒だと指摘を受けて何も言い返せずたじろいでしまう。それならば何処かに引っかかる心配もなく傷つける可能性もない服の下に入れることを提案しようとするが、その前に手を取られて言葉が途切れる。そして独占欲を隠さない言葉と共に視線を注がれ指輪がはまる場所を撫でられればドクンと派手に心臓が跳ねた。誰かの元に行く気は毛頭ないがここの隣以外何処にも行かせない鎖に似た行為、それが自分に注がれていることにどうしようもなく喜びを覚えて、しかしストレートに伝えられらのが恥ずかしくて、目線を泳がせる。何とか手を握り返すとポツポツとなんとか言葉を紡ぎながら楽しげな顔をチラリと見てこちらも小さく笑みを浮かべた。そうしていると奥から足音が聞こえてきてそっと手を離す、店員がトレーの上に相手が指定したケースを携え戻ってきた。きっとあの中に二人の指輪が入っているのだろう。『お待たせいたしました』と店員がケースを手に取ろうとするがその前に「完成品は二人で見てぇんだけど、このまま貰ってもいいか?」と声をかける。それを聞いた店員はにこりと笑って『承知いたしました。何か不具合がありましたらこちらにお持ちください』と言ってそのまま手提げ袋にしまってくれる。相手の方に目を向けると「俺達の指輪は事務所で初披露にしねぇか?」と提案して)


9997: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-11-29 10:08:14

そうしようか。なら僕たちの場所に帰ろう、翔太郎。
(相手がほかの人に好かれやすいのは周知の事実で既に大切な人が居るというアピールと牽制の為にそのまま指輪としてつけることを望むと相手の言葉は途切れて目が泳ぐ。だが手がしっかりと握り返されて相手が自分のモノだと主張されると口元は緩んで「そうしてくれ」と微笑んだ。そうしているうちに店員が戻ってきてそっといつも通りの距離に戻る、ケースの中身を見せてくれようとするが相手がそれを止めていてキョトンした反応を見せる。だがその理由を聞けば思わず笑い声が零れて店からも問題ないことを聞けば相手の方を見て賛成を示す。そうと決まれば早く事務所に向かいたくて相手の名前を呼ぶと会計に進む。提示された額は結婚指輪と希少な石を使ったのもあってかなり高い額だったが全てを出すと言い張る相手に半分この理屈を出してごねることで何とか穏便に済んだ。手提げ袋を受け取り店員に見送られながら店を後にするがやはり袋の中身が気になってつい視線を向けてしまう。どんな仕上がりになったのが楽しみで何度も袋を持ち上げては中を覗きこもうとして、ついには大切に腕の中に抱え、気持ち早足で休日の事務所に向かって)


9998: 探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-11-30 10:44:06


___よし、なら早速お披露目するか
(互いの相棒が生まれた日を祝し、互いが最期まで相棒であることを宣言し、いついかなる時も共にあることを誓う結婚指輪、それを相手とだけ共有したくて事務所でケースを開けることを提案すれば隣からは笑い声が聞こえてくる。何よりも特別な指輪を初めて見る瞬間すら誰にも見られたくない、自分のものだけにしておきたくてついお楽しみを取っておいてしまった。支払いに関してはかっこよく決めたかったが相手の全て半分この理屈には勝てず二人で得た分から支払うことになった。それも二人で一人の探偵に相応しいのかもしれない。帰る道すがら相手はずっとそわそわとしていて何度も袋に視線を向けてついには腕に抱え込んでしまう、楽しみが隠しきれないその姿に特別な幸せを感じながら事務所へと急いだ。事務所の鍵を開け看板は【CLOSE】のまま中へ入る、いつも通り帽子をしまって上着を脱いで、一通り落ち着いた所で相手に声をかけた。あれだけ楽しみにしていた相手を前にこれ以上お預けなんて出来ないだろう。あの夜に二人で一人に変身して、この事務所で互いに相棒になった。その場所で袋からリングケースを取り出すと相手の左隣に立つ。そこから一歩相手に寄ってピタリと寄り添って視線を交える、小さく笑みを浮かべてから二人の前にリングケースを持ち上げた。「開けるぞ」とまたどこか緊張のまとった声で言ったあと、そっとケースの蓋を開ける。中には白い布地の中に静かに並ぶ二つの、自分達の指輪があった。シンプルなシルバーだが一部風のように波打つデザイン、その内側には二人だけを示す意味が刻まれている。ゆっくりと息を吐くと「俺達の指輪だ」と噛み締めるように言って)

9999: 検索 [×]
ID:415c83bff 2025-11-30 13:55:11

ああ。…! 僕達の指輪……翔太郎、
(落とさないように、大切なものを抱えて事務所に戻ってくる。休日だから勿論所長も依頼人も居なくてあの日依頼を解決した時に似た状況だ。上着類を片付けて相手から声がかかると多少緊張しながらケースを取り出すのを見守る。右隣で声かけに小さく頷き、そっと高級そうなケースを開かれると中から二つの指輪が現れて思わず息を飲んだ。風のように波打つデザインでそのうねりの隙間から自分達の色に移り変わる宝石がちらりと見える。自分達だけの指輪が目の前にあることをじわじわと実感して、隣から呟きが聞こえてくれば同じ言葉を繰り返して指輪を見つめていた。だがこの指輪は鑑賞のために購入したものではない。本来の意味を果たすためにも小さく息を吐いてちらりと相手の方を見ると名前を呼び、左手を目の前に差し出してから「…君がつけてくれるかい?」とお願いして)


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