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1対1のなりきりチャット
自分のトピックを作る
9860:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-11-04 20:34:27
ったく、ハードボイルドな男に甘いものは似合わねぇのに……確かに、全部形が違うって言ってたし、最後まで巡ったら答えが分かるようになってんのかもな
(相手がお菓子集めをするのを隣で見守る予定がうっかり参加することになってしまった、まさか合言葉にやり直しがあるとも思わず隣で笑いを隠しきれていない相手に余計に恥ずかしさを覚えながらなんとか合格することができた。楽しそうな相手に思わず愚痴を零しながら奇妙な形のクッキーを眺める、適当に作った形でもないようだが何かの形をしているわけでもない。ピンと来ずにクッキーを四方から見ていたが相手からこれが大きな形の一欠片なのだと言われれば納得するように頷く、最初の説明でも形が違うお菓子を集めてという指示があったがそれは最後にひとつになることを意味しているのかもしれない。最後まで答えの分からない仕掛けに好奇心を擽られやる気を見せながら返事をする、これは完成させるまでやるしかなさそうだ。先程死神に言われた言葉を思い出し「この会場の中で丸い明かりに照らされてるミイラ男っていやあそこしかねぇな」と会場内を歩き出す、そのまま風.都.タワー前の広場にやってくれば「丸い明かりってあれじゃねぇか?」と中央に吊るされたミラーボールを指差し)
(/すみません、先程のレスで狼男被っていたのでミイラ男に変更しています。一応ご報告まで…/こちら蹴りでお願いします)
9861:
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ID:415c83bff 2025-11-04 21:07:14
ならばなおさら全部集めなくては! …本当だ、キラキラしてる丸い光だね
(妙な形のクッキーを前にして組み合わせて作るパーツの一つだと可能性をあげてみれば相手もそれに乗っかってくる。すべてを集めたときにちょっとした景品があるといったのもそれに関連するかもしれない。単にお菓子を貰う行為から軽い謎解きのようなものに変化すればわくわくは増すばかりでこちらもやる気になって次のヒントを探す。そうして少し移動すると相手の案内で広場へとやってくる、そして相手の指さした先に爛々と光る妙な物体を見つければ頷いてその下に向かう。夜の中でもあたりの光を反射してきらきらしている物体に目を奪われていると『こんにちはー!』と陽気な口調で声がかかる。そこには全身包帯でぐるぐる巻きの人物がいて姿に似合わず陽気に手を振っている。ハロウィンでは定番であるらしいミイラ男の姿を興味深く見つつふと思い浮かぶことがあれば相手のそばに寄ってこそこそ話のように「…この前大けがした時の君みたいな格好だね」と素直な感想をつぶやいて)
9862:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-11-04 22:08:45
ん?…、…あそこまでじゃねぇよ!ってか年中吸血鬼のやつに言われたくねぇよ!!
(今回のお菓子集めのイベントはただ合言葉を言って回るだけでは無いお楽しみ要素があるらしくこちらがやる気を見せれば相手も更にイキイキとしていて早速次の場所へと向かう。本来の仕事が見回りであるのを思い起こして周囲に目を配りながらも相手と並んで広場の方へと向かう、こちらの読み通りミイラ男を発見する事が出来ればあとは合言葉を伝えるだけだ。しかしその前に相手が傍に寄ってくるとこちらも体を傾け近づく、そこで耳打ちされたのは先日包帯を体中に巻いた時のことで思わず突っ込んでしまった。声色からして揶揄う意図はなくただの感想なのだろうがあのミイラ男は胴体から手足、頭に至るまで包帯でグルグル巻きにされている。対してこちらは胴体だけだ、決して全身ではない。相手に人間の体は不便だなんて言われたがそもそも打撲だけであれだけ包帯を巻いた医者が悪いのだ。それにこちらは一時的にでもミイラ男もどきだったわけだが相手は年がら年中正真正銘の吸血鬼なのだ、このお菓子集めの途中に吸血鬼がいることを願いつつ陽気なミイラ男に「トリックオアトリート!」と合言葉を伝えると無事また見慣れない形のクッキーを手にして)
9863:
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ID:415c83bff 2025-11-05 11:22:26
僕は元々この体だったのだから仕方ないだろう、…やっぱり不思議な形をしているね。
(全身を包帯でぐるぐる巻きの姿を見れば思い出すのは相手が大けがしていた時の姿で素直にそれに似ていると告げれば相手からは盛大なツッコミが入る。吸血鬼の治癒能力に比べて人間は回復が遅い、ずっとあの姿のままかと一時期は思ったが無事に治って何よりだ。それに対してこちらが吸血鬼だと言ってくるがそれは元来のものだと反論しつつこちらもミイラ男に合言葉を口にした。そうして貰ったのはやはり見慣れない形のクッキーで試しにさっき貰ったクッキーと組み合わせていろんな角度から見てみるがまだその全体像は見えない。『次は音楽が鳴る所で悪戯好きが待ち構えているよ!』とヒントをもらう。そこら中で賑やかな音が響いているがここに来る途中に大きなイベントステージがあってかなりガンガンに音楽が流れていた。「次はステージの方かな」とワクワクしながら次の行き先を考えていると妙な気配のようなものを感じて思わず振り向く、そこには変わらず仮装した人たちやお菓子を持った通行人が楽しそうにしていて特に異変は無い。だがその奥の路地になっている暗闇で何かが動く影と小さな音を感じ取ると僅かに眉を寄せた、他の人のように楽しむわけでもただ通り過ぎる訳でもなく、何かを伺うような動きに相手の依頼内容を思い出す。だが逃げるようにその気配も去ってしまえば相手の方に視線を戻して「…何かいるね、君の依頼に関係あるか分からないけど」といつものように吸血鬼の性質から感じ取った物を共有して)
9864:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-11-05 12:25:08
…、……やっぱ動きやがったか。警戒した方が良さそうだな
(相手も無事に合言葉を伝えて奇妙な形のクッキーと次の場所のヒントを貰う、悪戯好きがどんな仮装かは予想出来ないが音楽が鳴る所というのは相手の予想通りステージのことを指しているのだろう。同意するように頷いたところで相手の顔つきが鋭くなる、何かあったのかと見つめていれば不穏な動きを感じ取っていたようでそれを伝えられればこちらも顔つきを険しくさせた。吸血鬼である相手は人間よりも遥かに耳がよく気配を察知する能力も長けている、相手が何か不穏な影を感じ取ったのなら何かを仕掛けようとしている輩がいるのだろう。数日前からイベント会場設営中にこちらを観察している人間がいると相談を受けて引き受けたこの警備だが運営側の懸念通り何かを企んでいる奴がいるらしい。ここからはより気を引き締めた方が良さそうだ、相手に目配せをしたあと見回りを兼ねてひとまずはステージの方へと向かった。イベントステージの方に近づけば今も地元の高校生バンドが演奏の真っ最中で周囲に音が鳴り響いている、ステージの前には観客がいてその周囲をぐるりと囲むように飲食系の露店が並んでいた。並んでいるひとつの店前に悪魔のような姿をしたスタッフを見つける、合言葉を伝えるべきなのはきっと彼女だろう。しかしそのいくつか隣の店で何やら数人が店前に溜まっているのが見えた。ステージの音楽に掻き消されているがなにやら言い争っているように見える、店員は困った顔をして店前にいる男達の顔は何処かニヤついていた。トラブルならば対応すべきだろうと相手の肩を軽く叩いてそちらへ向かう合図を送る、そして近づこうとしたその瞬間、店のテントの中にひとりの男が入ってきた。店員は絡んで来る客に対処するのに必死でステージの音楽も相まって侵入者に気づいていない、そして侵入した男は店の奥に置いてあった金庫を引っ掴んで飛び出していくのが見えた。反射的に体が動き出すと「行くぞフィリップ!」と叫びながら男を追いかけるため駆け出して)
9865:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-11-05 15:17:50
っ、ああ!…僕は上から回り込むから挟み撃ちにしよう。
(妙な動きを感じ取って相手に伝えれば相手は顔つきを険しくする。まだ確定ではなさそうだが怪しい動きがあるのは間違いない。だが逃げてしまっては追うことも出来ず、ひとまずは見回りを続けて再び尻尾が出る機会を待った方が良さそうだ。かごを持ったまま今度はイベントステージに向かう、壇上では若い人間たちが楽器を演奏していて周囲の店も集客に声を張り上げているのもあってかなり騒がしい。周りを警戒するとともにイベントスタッフを探していると相手に肩を叩かれ示された方に視線を向ける。どうやら何かトラブルが起きているようで相手の後ろをついていこうとした矢先反対側のテントの隙間から男が入っていき、少ししてから金庫のようなものを持って飛び出していく。その男が店員に絡む者の一人にアイコンタクトのようなものを送ったのが見れば共犯だと察して相手の声がけに頷いて駆け出した。男は得意げで会場を突っ切っていくが自分達に追われていると気付けば裏路地へと入っていく。路地は日が沈むと暗くなるのに加え、普段この辺りで営業している店も表に露店を出しているせいか灯りがない。人目につかないならば自分の能力を活かそうと空を指さして相手に方針を伝えるとその場から一気に飛び上がる。犯人の動きを追いながら壁を飛び越え、逃げて行こうとする先に回り込んで降り立てば犯人は足を止める、引き返そうとするもその後ろからは相手が追いかけていて見事な挟み撃ちに「観念したまえ」と得意げに声を掛けて)
9866:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-11-05 18:14:52
頼んだ!……大人しく盗ったもん、…そいつ金庫持ってねぇ!
(二人で走り出せば窃盗犯はこちらの存在に気が付いたようで路地裏へと入っていく、しかしこの街で自分以上に裏道に詳しい人間はいないのだ。暗い道でも難なく全速力で走っていれば隣を走る相手は空を指さす、周辺の人はハロウィン会場にいてほとんど灯りがないのなら相手が派手に動いても問題無いだろう。大きく頷いてその後を任せるとこちらはひたすら窃盗犯を追い続ける、真っ直ぐな一本道へと追い込めばそのタイミングで相手が空から回り込んで行く手を塞いだ。暗い夜にしか使えない手だが夜の世界で吸血鬼から逃げられる人間などいやしない。驚愕する犯人に盗んだ金庫を取り上げようとするが走り出した時には確かに持っていたはずのそれが無くなっていることに気が付き声をあげる、直後脇道にこちらを伺う影を見つけバレたのを察した影は金庫を手にその場から走り始めてしまう。暗がりでハッキリとは見えなかったが店先で騒いでいたうちのひとりだ、いつの間にか金庫の運び手を変えたらしい。相手なら人間ひとり抑え込むのは容易いと判断すると「ジンさん呼ぶからそいつ抑えといてくれ!俺は金庫を追う!」と叫べば再び犯人を追って走り出す。直ぐにジンさんへ連絡をいれて相手の元に向かうよう伝えれば再び全速力で暗がりの道を走り始めて)
9867:
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ID:415c83bff 2025-11-05 19:46:03
こんな短時間で協力を…分かったっ!
(いつもの連携で道の両端を塞ぎ追い詰めたと思えば得意げになり奪った金庫を回収しようとするがその手や服には無くて目を丸くする。同時にわき道から物音がすればそちらに金庫が渡ったのだと察して驚きの声をあげる。まさかひたすら追いかけっこをしている間に物品の受け渡しをする時間があったとは。相手から指示が飛べば返事をしながら目の前の男を力で地面に押さえ込んで動けないようにする、その間相手は金庫を持った男を追いかけていき加勢したい気持ちを押さえながら警察を待った。少しするとパトカーの音が近づいてきて見慣れた二人がやってくる、事務所や夜に何度か会ったことのある刑事で相手の頼りにしている人だ。吸血鬼ということは隠しているため牙などが見えないようにしながら状況を説明して身柄を任せると犯人と相手の後を追う。暗闇でも働く目と耳で辺りを探りながら相手の気配を辿って追いかけ漸く遠くに相手の背中が見えるようになれば「翔太郎!」と叫んで)
9868:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-11-05 20:55:08
(先程の一人を相手に任せて金庫を持ったもう一人を追う、距離はあったが庭たる風.都.の地形は把握済みで微かに聞こえてくる足音を頼りに一気に距離を詰めた。犯人はそこそこの重さのある金庫を持っていてスピードも落ちている、あっという間に追いつくと犯人の肩を掴み動きを静止した。「観念しやがれ!」と叫んで無理やり金庫を奪おうとした瞬間、男がこちらに振り返り『しつけぇんだよ!!』と叫ぶ、視線は金庫に向いていて視界の端に鈍く光るものが見えた。本能で危険を察知すると金庫に手を伸ばすのを止めて拳を握り男に狙いを定める。しかしこちらが踏み込むのが一歩遅い、振りかぶった拳が男に届く前に鈍く光るサバイバルナイフが肩へと突き刺さった。肉を抉られる感覚に顔を歪めながら拳を振り抜くが速度が落ちたそれは男に届くことはない、こちらの拳を悠々と避けた男はその拍子にサバイバルナイフを引き抜いて、遠ざかるナイフと共に赤い血が爆ぜるのが見えた。同時に背後から相手の声が聞こえる、それが幻かどうか判断がつかないまま体がふらついたところにトドメの一撃を食らわせようと男は再びナイフを振り上げていて)
9869:
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ID:415c83bff 2025-11-06 01:02:24
…ッ、触るなっ! …なにしようとした?
(必死に気配を探ってやっとその背中が見える。叫んで追いつこうとするがその様子は少しおかしくて体がふらついたように見えた。次の瞬間、風に乗って相手の血の匂いが強く香ってぞくりと腹の底が震える。そして相手の前にいる犯人がきらりと光る何かを振り上げたのを確認すれば何かが起きたかを瞬時に理解してしまって目の前が真っ赤になる。相手に危害を加えた、自分のモノに手を出されたと認識した途端冷たいはずの体が煮え立つような感覚と共に瞳孔を細くして声を張り上げた。即座に動いた体は人ならざる速度と力で男を捉えて掴んだ腕を逆方向に捻じ曲げる。男が悲鳴をあげる前に手で喉を掴むとそのまま地面に叩きつけ爪を食い込ませる。怒りよりも深く冷たい感情に支配されているのを感じながら尋問のように問いかけ、制御の効かない手で泣き叫ぶ男の首の骨を折ろうとしていて)
9870:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-11-06 07:43:03
……っ、……それだけは、ダメだ……俺達は、罪を、数えさせるだけで……罪を、裁くのは警察や裁判所の、仕事…だ……
(痛みに耐えるのに必死で他のことに気が回らない、そんな状態ではこちらに向かってナイフが振り上げられても反応することすら出来なかった。しかし直後空気を震わせるほどの声が響いて風よりも早い何かが横を通り過ぎていく、派手な音の後に漸く相手がいることに気が付き安堵するが、その手が犯人を絞め殺そうとしているのが見えれば一気に正気を取り戻した。慌てて駆け寄るが足がもつれてほぼ倒れ込むようにして後ろからしがみつく、この街の探偵として超えてはいけない一線を口にしようとするが何故か口は上手く回らなかった。しかし相手が例え人智を超えた存在だとしてもこの街の人を殺した事実を作りたくなくて必死に手を伸ばして首を絞める手に自分の手を重ねる、その手が自分の血に塗れていることには気が付かなかった。男の首から手を剥がそうとするが力を込めることすら出来ない、相手に血を与える時はあんなに心地好いのになぜ傷口から血が溢れ出すのはこんなにも苦痛なのか理解出来なかった。そのまま血と共に力は失われて相手の背中からずり落ちるようにして地面へと倒れる、シャツを自らの血で真っ赤に染めながらも再び相手に手を伸ばせば「フィリップ、…」と名前を呼んで)
9871:
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ID:415c83bff 2025-11-06 11:26:18
君なんかが、翔太郎に…、でもっ!…ッ、翔太郎!
(自分の大切な物を傷つけ、命まで奪おうとした。それだけでまともな理性は吹き飛んで目の前の敵を排除しなければという思考にかられる。徐々に手に力を込めて怒りと恨みを込めた低い声をあげながらその骨を折ろうとして居れば後ろから何かに抱きしめられる。乱れる感情の中でも相手の声だけは良く響くが途切れ途切れで辛そうであればそんな状態にした男への怒りは増して食い込ませた爪が首に傷をつける。衝動のまま殺めようとしていたがこちらの手に生暖かい温度と強い相手の香りがすれば意識がそちらに向かう、そこは今までないほど赤に塗れていてそれが相手のモノだと認識すれば腹の底が一気に冷たくなる。人間は血を多く流したら死んでしまう、そんな当たり前のことを思い出し、同時に背後から相手の体がずり落ちれば今度は相手が居なくなる恐怖に襲われ男を投げ捨てると相手の名前をさけびながらしゃがんで相手に縋る。ハードボイルドだと自慢するシャツは真っ赤に染まっていて更にその面積を増やしている。伸ばされた手を咄嗟に掴むと自分の体温とそう違わないような気がして「嫌だ、ダメだ、死なないでくれ」とパニックに陥りながらぎゅっとそこを握りしめ何度も「翔太郎」と呼ぶ。いつかは別れが来ることは覚悟していたが決して今すぐにという話ではない、傷は思っているよりも酷くこのまま救急を呼んでも間に合うか分からない。顔を歪め相手に縋りつきながら人間の脆さと喪失への恐怖を痛感していれば一つの方法が浮かんだ。ずっと拒んでいた話だが相手が救われるなら、と考えが過ぎれば強くその手を握って「翔太郎、さっきの僕に近しい存在になりたいって言っていたの、本気かい?」と確認をとるように、或いは願うような口調で問いかけて)
9872:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-11-06 12:33:48
フィ、リップ……ずっと、…言わなきゃ、ならねぇと思ってた……お前は、俺が人間の世界、から…外れるのを嫌がってたけど……俺はもう、…お前と出会って、世界を…変えられちまって、んだよ、…
(体から血と力が抜けていく、なんとか伸ばした手を相手が掴むがいつもは冷たいと感じるそれさえも今は暖かく感じた。パニックに陥る相手を少しでも落ち着かせるために頭や頬を撫でてやりたいのにそのための力ももう残っていない。相手に握り締められた手を握り返そうとするもそこに込められる力も失われていった。いつか必ず訪れる別れに痛みを感じていたがまさかこんなに早くその時が訪れるとは思わなかった、人間の世界で行われるハロウィンというイベントを楽しんで欲しかったのにこれでは辛い思い出になってしまうだろうか。相手にこんな悲痛な顔も想いもさせたくないのに体は言うことを聞かず血が流れ出していく、しかし相手がより一層強く手を握ってガレージでの会話を持ち出せば目を僅かに開いて瞳を揺らした。失われていく思考の中でもその意味はハッキリと分かる。どちらにせよ時間はもう少ない、軋ませながら胸に押し込めた想いを伝えるために大きく息を吸うと赤く染まる視界の中で相手を真っ直ぐ見つめる。そして口を開いて自らの気持ちを伝えた。何度も繰り返した押し問答の中で気づいていたのに相手を困らせるかもしれないと口に出来なかった想い、力を込められない代わりに血に塗れた人差し指を相手の指に絡ませ繋げると「俺は、お前が好きだ、フィリップ…お前の一生が、欲しい…それが永遠、なら…俺も…そうなりたい」と自らの想いと願いを伝えて)
9873:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-11-06 13:37:23
…翔太郎、…僕も同じだ。…僕のせいで君の人生が変わってしまうのが怖くて遠ざけていたけど、多分君を手放す選択肢なんて最初から無かった。…どんな形だろうと僕と生きてくれ、翔太郎
(段々相手から力と熱が失われていく、近づいてくる死になりふり構っていられず相手の背中に腕を回してその身体を抱きながらガレージでの会話を振れば閉じようとしていた目が開いてその瞳が揺れた。もう殆ど気力も籠っていないのに必死に伝えようとする言葉に耳を傾け少しでも零さないようにする。既に変わっていたと聞けばこちらも目を見開いて人差し指が絡ませるように繋がれると感情が大きく揺さぶられた。相手が強く強く思ってくれているのが伝わってきて、言葉にならない想いが相手の名前として零れるとプライドも建前も捨てて真っすぐ相手を見ながら本音の言葉を紡いでいく。もう相手を離したくないと強く思えば誓いと願いを伝えるように言葉にして呼吸が薄くなりつつある唇に口付けた。人間を眷属にするための条件、それを満たそうと自らの舌を強く?みちぎれば痛みと共にそこから溢れだした血を相手の口内に注ぐ。後頭部に手を添えて飲み込みやすいようにしていたがやはり舌程度では量が足りない。一旦唇を離すと男が落としたナイフが視界に入って腕を伸ばし拾い上げると「僕の半分あげるよ、翔太郎」と微笑んで喉を掻っ切れば溢れる血の出る傷口を相手の口元に宛がって)
9874:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-11-06 18:24:58
…フィリップ……、…ッ……は、……、____
(きっとこちらが頷くだけでも相手は同じ決断をしただろう、しかし何度も繰り返してきた問答を終わらせる時を、二人の関係を永遠に変えてしまうこの決断を、互いに迷いなく選び取る為に奥底に沈めていた本音を途切れ途切れに今出せる全力で伝える。相手はこちらと同じく目を大きく見開いた後、何よりも聞きたかった言葉を伝えられて痛みではなく幸せで息が詰まりそうになる、溢れ出す感情を前に相手の名前を口にするのが精一杯だった。相手の顔が寄せられてそのまま唇が重なる、薄れゆく意識の中、吸血の時とはまた違う穏やかな幸せがじわりと広がった。直後口の中に鉄の味が広がりその違和感に一瞬体が固まる、だがそれが相手の血だと認識すればこれが相手の味なのだと脳に刻み込んでゆっくりと嚥下した。その瞬間からぼやけていた視界は輪郭と色を取り戻す、唇が離れ見上げれば相手に抱えられていることに気がついてまともに息をすることも出来た。脅威的な回復力に驚いていたが相手はおもむろに脇に落ちていたナイフを拾い上げる、こちらを見つめ月を背後に携え微笑む姿は何とも神秘的で、しかしその言葉は優越感を煽るもので目を離せなくなる。そのまま相手が迷いなく喉を切れば思考が追いつかなくて息をするのさえ忘れてしまった。一切の躊躇がないその姿に一瞬畏敬の念が過ぎるが、それもこちらを同じ世界に引き入れるものなのだと思えば幸福が勝っていく、飛び散る赤が今は美しくも見えた。相手の顔が寄せられて傷口が口元に添えられる、そこから絶え間なく流れてくる血は最初こそ鉄の味がしたがだんだん甘美で美味いものに変化していって気がつけば夢中でこちらに注がれる相手の半分を体内に取り込んでいた。流れ出る分だけでなく軽く傷口に吸い付いて相手のものを取り込んでいく、口の周りが相手の血で真っ赤に染まった頃には肩に出来ていた傷は綺麗に無くなり痛みも無くなっていて)
9875:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-11-06 19:28:07
……、…翔太郎、…多少は拒絶反応が出るものらしいけど、どうやら相性バッチリだったみたいだね。
(相手の体にちゃんと力がこもってこちらの血を飲むのが分かればこの頭を優しく撫でる。溢れ出るこちらの血を分け与えるように抱き締めていれば次第に相手の意思で吸い付くようになっていて初めて吸血される側の立場になると自然と口角が上がった。やがて触れていた相手の肩の傷口が塞がっていて、さすがに分け与え過ぎて頭がくらくらしてくればゆっくりと傷口から引き離して相手を見つめる。吸血鬼らしく口の周りを真っ赤に染めているのを見れば小さく笑って名前を呼びながらそれを拭ってやる。人間から吸血鬼に近い存在に変わる変異の際は拒絶反応や酷い痛みを生じる事があると聞いたことがあったが相手にその様子はない。感心と喜びを込めて声を弾ませながら感想を口にすれば「ちょっと周りの見え方とかも違うと聞いたことがあるけど…どうだい?」と様子を伺って)
9876:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-11-06 20:29:44
フィリップ…俺達が相性悪いなんてあるわけねぇからな。見え方…おぉ、街灯ねぇのにさっきよりはっきり見えんな
(気がつけば宛てがわれた傷口から夢中になって相手の血を飲んでいる、甘くて体の隅々まで行き渡るようで口にしているだけで幸福が溢れ出して脳がクラクラと揺れた。やがて相手が離れる頃には落ちかけていた意識はしっかりとして体から抜けた血以上に生気が溢れ出ている気がする、口元を拭われれば心底幸せそうに笑みを浮かべ心のままに名前を呼ぶが血を吸いすぎたのか逆に相手がふらついてしまって思わず体を支えた。普通は拒絶反応が出るものだと聞けば覚えがなくて目を瞬かせる、今まで以上に体が軽くなった心地はあるが痛みや不快な感覚は一切なかった。きっとそれも相手の血を飲んだからだろうと勝手に結論付ける、相手から与えられるものをこの体が拒むはずも無い。体の変化を聞かれて周囲を見回せば真っ暗なはずの道なのに先程よりも細部までしかもより鮮明に周囲を見ることができる、逆に空を見上げた時に星の光が眩しく感じるほどだ。他にも変化があるのではと思った時に真っ先に浮かんだのは相手が持つ怪力でおもむろに相手の両脇に両手を入れるとそのまま持ち上げる。いつもの数分の一しか力を込めていないのに軽々と持ち上がって相手の体をまるで猫のようにブランとさせたまま「おぉ!すげぇ軽い!」と感嘆の声をあげて)
9877:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-11-06 21:30:13
夜に目が効くのが吸血鬼だからね、これで漸く同じものを見てると言え、っわ!! 何するんだい、降ろしたまえ!!
(相手の様子を伺ってみるがやはり違和感も痛みもないようで逆に不思議そうにする始末だ。相性の良さと何度か相手の血を吸っていたから体の適合がしやすかったのだろう。辺りを見るように促せば夜でもはっきり見える景色に相手が感嘆の声をあげる。今まで自分はこの視野で世界を見ていたわけだが相手が眷属になったなら真の意味で同じものを同じように見えるようになったといえるだろう。あんなに相手が人間でなくなるのを恐れていたのに今は同族になったことに安心して微笑みながら言葉を述べていると急に両脇に手を差し込まれ体が宙に浮かぶ。思わず情けない声をあげてしまってその恥ずかしさからぱしぱしと相手の腕を叩く。人間ならば痛いと感じるほどの強さだが吸血鬼相手ではさほど強い衝撃でもなくされるがまま抱き上げられながら何やら騒いでいて)
9878:
探偵 [×]
ID:65b68c258 2025-11-06 21:57:55
ほんとの猫みてぇだな。…ほんとに、同じようにもの持てるようになって、同じ世界が見えるようになって……同じ時間を生きられるようになったんだな
(ブランと持ち上げてみれば相手は情けない声のあと持ち上げられたまま暴れ始めるが難なく持ち上げ続けることが出来る、人間の時だって相手を抱えることは出来たが感じる重さは全く違って動きも加われば本当に相手は猫に見えてくる。抗議するよう叩かれる手は加減はしていない、それなのに痛みは感じず戯れの範疇だ。一緒に暮らし始めた当初は力加減ひとつも擦り合わせるのに一苦労したがもうそれも必要ない。相手を持ち上げ見上げながら直前の微笑みと言葉を思い返せば胸がいっぱいになって自然と笑みが浮かぶ、相手との種族の違い、価値観や視点、生きる長さ、それらの違いを楽しむことだってあったがいつか来る別れに何度胸を痛めたか分からない。しかしもうそれを心配する必要もなくなったのだ。口にしていくうちにもう相手との別れを考える必要はない喜びが溢れ出て相手を地面に下ろすと同時に引き寄せ強く抱き締める、相手と同じく体温の低くなった体をくっつけると視線を交えて「これからずっと、よろしくなフィリップ」と口角をあげれば顔を寄せて唇を重ねて)
9879:
検索 [×]
ID:415c83bff 2025-11-07 01:18:44
…っ、翔太郎………ああ、よろしく。
(今までと違って簡単に相手に持ち上げられてしまうと下ろすように抗議するも相手は楽しそうに感想を言うだけだ。そのうち穏やかな笑みを浮かべると噛み締めるように言葉を述べていく、その内容は恐らくずっと相手が抱えていた不安であろうことが分かって息が詰まると零れるように名前を呼ぶ。本当の意味で相手と共に歩むことが出来るようになったと思えば込み上げるものがあって地に足が着くと同時に相手に抱き寄せられるとこちらからも腕を回してぎゅっと抱きしめる。以前のような温かさは無くなってしまったがそれでもその体温は心地好くて無意識に目を細める。やがて唇が重なると目を閉じて相手に身を委ねる、吸血のような衝動を満たしてくれる本能的な喜びはないがじわじわと湧き上がる幸せに表情が緩む。暫くキスを続けてゆっくりと離れるとこちらからも共に歩んでいく旨の言葉を送る。そして相手の頬に手を添えると「君は僕の血を宿した眷族だ。だから僕が死ぬ時は君も死んでしまうし、君が死んでも僕は存在を保てないだろう。もう君だけの体ではないのだから気をつけたまえ」と怪しく微笑んで眷族の立場を説明して)
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