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1対1のなりきりチャット
自分のトピックを作る
61:
探偵 [×]
2022-08-01 20:35:06
まぁ最低限食えるやつは作らなきゃいけねぇし、慎重で悪いことはねぇ……って、あぶね!!自分の指切るつもりか!__いいか?包丁は軽く握る程度で、こっちは猫の手だ猫の手。
(名目は料理対決のはずだったが、すっかり二人で料理をする雰囲気だ。真の勝負はトッピングに置いておいてひとまずは協力作業といこう。そうとなれば相棒の「きっちり」した作業に文句もない。こうして互いの性質を目の当たりにしながら手を動かすのは、いつもの探偵家業と違うようで同じであって、居心地がいい。つまりは、このいつも通りが心地良いのだ。まだ出会って短いがいつもの相棒の姿にも愛着が湧いてきたというものだ。そんな呑気なことを考えてふと相手の方をみるとそこには覚束ない手付きで包丁を扱う姿があって一気に和やかな脳内が吹き飛ぶ。たまらず叫びながら包丁を持ってない腕を強引に引いてその手を包丁から避難させた。いつも通りが居心地良かったはずだが、この危なっかしさもいつも通り。やれやれとため息をつく。だが知らないのならば仕方ない。検索すれば包丁の扱いも分かるのだろうが、ここで手を出したくなるのが自分の性格。相手の後ろに回ってそれぞれの手に自分の手を重ねた。こういうのは実践が一番だろう。包丁の握る強さをこちらが相手の手を握る強さで伝えつつ、支える方の手はこちらの手で包み込んでその手を丸めさせようとし)
62:
検索 [×]
2022-08-01 23:03:56
っ、急に大声を出す方が危なくないかい? これだと指を切るのか、なら包丁の使い方を検索して、…翔太郎? __ なるほど、こうすれば食材以外を切る可能性は減るね
(初めての経験、沸き立つ知的好奇心と相棒との共同作業に周りが見えにくくなっていた自覚はある。それでも叫び声と共に食材を押えていた手を引かれると突然のことにびくりと肩を震わせ危うく包丁を手放す所だった。作業を邪魔されたと感じると相手の方向を向き文句を口にするがそれが自分の怪我を案じてだと理解すると切っていた時の状況を思い出し納得するように呟き。どうやら間違った使い方をしていたらしい。それならば正しい包丁の使い方を調べようと検索しようとした所で相棒が真後ろに立って手を重ねたことに気付き意図窺うように名前を呼び。密着したまま上に重ねられた手に力が込められ一緒に包丁を握る形になると漸く意図を察して自分も同じくらいの力を込めてみて。なるほど、力の入れ具合というのは文章で見ても個人差があってなかなか再現が難しい。これなら分かりやすいと相棒のアイデアに素直に感心したように呟くと左手は促されるまま丸めて切り方の姿勢を学ぼうとして)
63:
探偵 [×]
2022-08-02 09:27:28
しょうがねぇだろ咄嗟のことだったし。そうそうそんな感じで…………んん゛っ!あとは、だな……この手を、その…添えながら斜め前に押し出すようにすりゃ、切れる。
(言われてみれば包丁を持った人間に突然触れることも危険な行為だ。だが怪我をする前にと咄嗟に動いてしまったのだから仕方がない。互いに怪我がなければ結果オーライだということにしておく。そして相棒は吸収が早い。物事の理由を瞬時に理解するあたりさすがだと感心していたところで、あることに気がついた。相手のことは相棒だと思ってはいるがその前に年下で、しかも世間のことをまるで知らない赤子も同然だ。だからついつい保護者の気分になっているのだが、実際相手と背格好はそこまで変わらない。今後ろから手を添えているのだって、自然と口元は相手の耳のところへ来るわけだし、変身で一心同体になっていると言えどこんなにぴたりと体を密着させるなんて。これではまるで……そんな思考が巡る間体は停止し、次に一気に照れが噴き上がってくる。何恥ずかしいことやってんだ俺は。だがここで飛び退けばそれこそまた怪我のもと、ぐっと体が動きそうになるのを抑えて咳払いをする。焦る必要はない。包丁の扱いを教えさえすれば離れれば良いのだ。冷静沈着に言おうとするも口は緊張で回らずしどろもどろで、それでも手は離さず相手の手と共に包丁を動かしキャベツを一回切ってみせて)
64:
検索 [×]
2022-08-02 16:02:03
戦闘中と同じ気迫だったからド.ー.パ.ントでも通りかかったかと思ったじゃないか。 翔太郎、体温が上がって動揺しているようだが何かあったかい? …ホントだ、持ち方一つでここまで差があるとは興味深い。…何だか良い匂いがするね
(咄嗟に動いたというのは何とも相手らしいがその気迫は怪人と対峙した時と同じくらいの物だった。例え指を切っていたとしても相棒が普段の戦闘で負う傷よりも些細な物で検索にも支障がない。だからこそあんなにも勢い良く注意したのが分からないがそれが相棒でもあると思えば納得して。直接教えて貰えば理解度は高い。納得していると突然相棒が黙ったかと思えば触れている相棒の身体が僅かにではあるが熱くなった気がする。かと思えば急に咳払いして説明を再開するがその口調は何処か拙い。運動した訳でも急に病気になった訳でもないとすればその原因が分からず当の本人に尋ねてみようと顔だけ相棒の方を向き、見えにくい角度ではあるが至近距離で顔色伺って見て。相棒が騒がしいのはいつもの事ではあるが今日はいつもに増して理由が分からない。そんな疑問を残しながらも相手に手を添えて貰いながら包丁を動かすと先程よりも力を入れてないにも関わらず簡単に切断する事ができ感心した声を上げ。包丁の使い方について分かればまた1つ疑問が解消してスッキリすれば今の状態に意識が向かう。思えばここに来てから戦闘で一心同体になることはあってもお互いの身体でここまで密着することはなく何だか不思議な感じだ。相棒がそばに居ることを意識すると密着した所からこの事務所とは違う匂いがして一旦包丁をまな板におけば視線向けながら興味を持ったように呟き)
65:
探偵 [×]
2022-08-02 20:25:52
まぁ戦ってる時と同じでお前が怪我すんのは困るし……な、何言ってんだ!べべべ別に料理してるだけなんだから動揺も何もねぇだろ。切り方は分かったんだしあとは一人でやれ___っ、だああああッ!!いってぇ!!シャンプー!シャンプーだ!ただのシャンプー!!
(なぜ怪我しないよう手を出したのかと問われればおやっさんとの約束だからと建前を答えてしまうだろう。それも半分答えなのだが、相手は短い間でも死線を乗り越えてきた相棒。大切な存在だと思っているのは確かだ。それ以上でもそれ以下でもないはずなのに、この相棒以上の距離に自分からやっておいて焦ってテンパっている。二人っきりという状況がさらに拍車をかけた。腕の中で相手が一度振り返った時、間近に迫った顔に叫ばなかったのは自分でも称賛を送りたい。だがあの時心臓が跳ねたのは確かで自分でさえそこが脈打っているのが分かる。密着した相手にそのことを知られるのは当然だが、ここでそれを認めてはなにかが狂う気がして必死に呂律の回らない口で言い訳した。だがもう切り方も教え終わった、これ以上この体勢でいる必要もない。この場を正すために手を離そうとしたその時に、また相棒の顔がこちらへ向く。至近距離に顔があり吐息が僅かに頬をなぞった。互いの唇が迫ってトドメに相手の呟き。この異質すぎる状況に一気にキャパが振り切れると、堰を切ったように叫び声をあげ、手を離し無我夢中で後ずさった。だがその足は覚束ず、数歩下がったところで盛大に尻もちをつく。臀部を強打したが今はそれどころではない。必死に「いい匂い」の正体を叫びつつ、目を合わせないように顔を伏せ顔が火照っているのが引くのを待っていて)
66:
検索 [×]
2022-08-02 21:27:47
この口ぶりだと説得力の欠片もないよ。洗剤かそれとも…、っ。本当に大丈夫かい?翔太郎。 …、きみのふわふわした髪もシャンプーのせいかな
(相棒に触れている面は熱く明らかに可笑しい。呂律の回らない口で言い訳すればほぼ正解と言っている様なものなのに動揺しきってるのか言い訳を重ねている。冷静にそのことを指摘しながらも間近で相手の顔を見ながら考察を口にする。自分と相手の違い。変身時と違って今の自分と相棒は全く別の個体であり一緒ではない。その相違点をどうにか埋めたくてその為にも相棒のことをもっと知りたい。そんな目線を向けていると途端叫び声をあげて相棒が離れるためビックリして思わず目を見開く。動揺しすぎて壁に当たる前に尻餅をつき痛そうな音が鳴る。思わずキャベツは放置して相棒の元に駆け寄りしゃがめば今の尻餅と先程からの言動を心配して問いかけるが伏せてしまってその表情は見えない。骨が折れたような音ではないから即座の心配はないだろうが、今までの経験上こうなった相棒が素直に弱みを見せてくれることはなく暫くはこのままでいる事が多く、どうしようかとその様子見ながら思考巡らせ。解決策が浮かばないでいると相棒の顔を隠してしまっている外ハネの髪に目が行き、自分とは違う色と髪質は良い匂いの正体らしい『シャンプー』の影響なのだろうかと素朴な疑問浮かぶと自慢のヘアスタイルを崩さないようにそっと髪に触れようとして)
67:
探偵 [×]
2022-08-03 21:06:05
っ!!ぁ……だ、そ、れは…スタイリングとか、シャンプーとかいろいろ、だな……ってか、フィ、リップ……
(大丈夫かと聞かれれば全く大丈夫ではない。あとには引かないだろうが腰はそこそこ強打して未だ動けないし、それよりも鼓動の音がうるさくて、しかし妙に相棒の声だけははっきりと聞こえる。自分から無意識にやっていたとはいえあそこまで誰かに気を許すなんて経験がなく、この状況もさることながら、自分の行いにも戸惑うばかりだ。気持ちを整えるため目を伏せていたが、それ故相手の行動には気を配っていなくて、相棒の声が降ってきて髪に手が触れると、またドキリと鼓動が跳ねて反射的に顔を上げてしまった。そこで目があったが、ここまで顔が熱いとなるときっと今自分の顔は真っ赤で、みすみすそれを相手に晒してしまったことになる。声を漏らすももう遅い。ハットを室内でも被っていれば隠す手段になったのだが、それはいつも通り玄関横の金具にぶら下がっていた。仕方なく広げた手をあて顔を覆ってまた顔を伏せる。とにかく落ち着く時間がほしい。だがそれをストレートに伝えるのは情けないにも程がある。なにせ勝手にテンパって勝手に叫んで勝手に転んでいるのだ、待ったもなにもないだろう。だがそれに変わる言葉をひねり出すことはできず、結局は絞り出すように名前を読んでゆるく相手の腕を掴むことしかできず)
68:
検索 [×]
2022-08-03 21:51:43
…ッ、……。…なんだい?
(そっと触れた髪は相棒の性格と同じくらい柔らかい。だがその事よりも反射的にかこちらに顔を向けた相手と目が合った。今までのどんな時よりもその顔は赤く瞳も若干緩んでいるように見えた。それを認識した瞬間、どくんと鼓動が跳ねて相棒の顔に釘付けになる。初めて見るいつもと違う相棒の顔。少し遅れて戦闘時にも似たような心拍数の増加を感じた時には既に相手の顔は隠されてしまっていた。先程までの疑問や好奇心もぶっ飛んでしまって、この落ち着かない感情とその原因である相棒のことばかり思考が奪われる。いつもの様に疑問を聞こうと口を開くも言葉は出てこなくて、初めての状態に少し怖いとさえ思い始めてきた。異様な空気が事務所内を支配してちゃんと息をしているかもわからなくなってきた頃、無意識に引っ込めようとした腕を掴まれ名前を呼ばれると漸く思考の海から現実に戻ってくるがその手もいつもより熱い。意識的に息を吸えばなるべく普通通りに務めた声で応答して)
69:
探偵 [×]
2022-08-03 23:27:18
…、……お好み焼き、……は、早くお好み焼き作らねぇと!お前も腹減ってるだろうし、アキコも呼ぶんなら早く用意しねぇとな!な!
(まだ息は整っていない。息を吐こうにもスムーズにいかず、短く弾んだ息継ぎになっていた。それでも相棒の動きが止まり探求が一瞬途切れたおかげで、思考が幾分か落ち着いた。冷静になれと自分に言い聞かす。勝手に焦って床に転がるなんてハードボイルドから何より遠い。いつでもクールに、余裕をもって行動する、それこそ自分が目指すべきところだ。ひとまずは路線をもとに戻さなければ、そう思ったところで脳裏にやっと回帰の言葉が思い浮かんでポツリと呟く。その後ハードボイルドらしくクールに返事ができればよかったが、やはりそう上手くもいかない。糸口を掴み慌ててそれを手繰り寄せるように早口でお好み焼きづくりに戻ろうとまくし立てた。この可笑しな空気をもとに戻すにはもとの行動をするしかない。まだ腰は痛いが無理やりそれをあげると覚束ない足ふらりとで立ち上がりつつ切りかけのキャベツの方を指さして)
70:
検索 [×]
2022-08-04 00:40:50
…?…お好み焼き、……そうだね、この疑問の解決は後からにしよう。 これで合ってるかい?
(二人の僅かな呼吸音だけが事務所を満たす。先程まであんなに賑やかだったのに。漸く言葉を発したかと思えば準備していたお好み焼きのこと。しゃがみ込んだままその単語を自分でも繰り返してみるがキャベツを切り始めた時程のわくわくは薄れてしまい、今は自らの感情と相棒のことの方が知りたい欲の方が強い。口元に手を当て考えをめぐらせながらも緩慢な動きで自らも立ち上がる。指さしたキャベツの方を一瞥してから相手の顔に視線戻し、今一度観察するように見つめ。赤みは引いたのか先程の表情の面影が薄い。いつの間にか自らの乱れていた鼓動も落ち着いていて、これでは再現性は難しそうだと判断する。疑問は残ったままだが空腹と所長に判断してもらう勝負のことを指摘されると少し悩んでから相手の言葉を肯定して、今回のことは『後回し』だと告げまな板の方に戻っていき。相棒に教えて貰った持ち方をすると先程まで後ろにいた気配が無いことに物足りなさ覚えつつも今度は自分だけで1回切って方法が合ってるか確認求め)
71:
探偵 [×]
2022-08-04 22:17:43
あぁ、キャベツが乾いちまっても困るし。その切り方で問題ねぇから、キャベツ切っちまってくれ。なるべく細い方がいいが無理して指切るなよ?俺は他の具材を切っとく。
(気をそらす発言をしてなおこちらの髪や、下手すれば頬の赤さだとかに興味が移ってしまったらどうしようかと思っていたが、なんとか軌道修正はできたようだ。「後から」なんて不穏な言葉が聞こえたがとりあえず今を防げればそれでいい。なんせ相棒の興味は沸騰するお湯そのもの、その時の臨界点は高いが、再びそこに至ることはなかなかない。あれ以上踏み込んで今の関係が、相棒という関係が揺らいでしまっていたらどうなっていたのだろうか。そんな考えが一瞬よぎって、何を考えているんだと頭を振ってその思考を外に追いやった。今はお好み焼きづくりに専念しよう。相棒の手元を見ると先程の動きを完璧に再現する様に問題ないと頷く。キャベツは相棒に任せておこう。こちらのハードボイルドお好み焼きは切りものが多く、二人の共通具材である豚肉と共にまとめて切ってしまおうと袋の中から必要なものを取り出すと相手の隣にまな板と包丁をもう一組並べ肉類を順番に切り始めて)
72:
検索 [×]
2022-08-04 22:45:57
分かっているよ、キャベツの方は任せたまえ。…きみと共同作業をするのはいつもの事なのに、何だか不思議な感じだ。
(気にならないといったら嘘になるがお好み焼きと違って先程の疑問は自分と相棒さえ居ればいつでも検証が出来る。そういった切り替えは得意な方で再びお好み焼きに意識が向いた。どうやら切り方は問題ないようだ。相手の教えてくれた切り方を最初は1回1回ポーズを確認しながら切っていたが慣れてくると少しづつスムーズに切る事が出来る。お好み焼きはキャベツの大きさによって食感が変わるとも本には書いてあった。つまり完成度に大きな影響を与える部分でもあり、そんな作業を任せて貰えたことに嬉しさ覚えれば何処か誇らしげに仕事を受け持つと宣言して。そうやって作業をしていると自分の隣に相手が並び、肉類を切り始めたようだ。扱う材料は違えど切断という作業は同じ。いつも一緒に事件の解決に当たったりとしているはずなのに料理というだけで何かいつもと違う気がして、細かくみじん切りしながらも感想呟いて)
73:
探偵 [×]
2022-08-05 20:02:48
だったら豚肉は任せとけ。確かに、これも共同作業だな。変身する時はいっつもド.ー.パ.ン.トと戦ってるし、こういうゆっくり共同作業ってのは初めてかもしんねぇな。落ち着いて喋る時間もねぇし。
(どこか得意げな様子にやはり子供っぽいところがあるなと微笑ましく思いつつ、自分の作業を始める。豚肉をお好み焼きに敷くのに適度な大きさに切って適度にバラしていく。不思議な共同作業だという呟きをきけば、しばし考えたあといつもと何が違うのか考えてみる。答えはわりかしすぐに出た。変身している時も、その前段階である調査のときも基本的には緊張感があり目の前のものに集中し続けている。今といえば真逆だ。実に穏やかな時間が流れていて考えるべきことといえばお好み焼きのことだけ。先程危なかしかったものの、相棒の動きも落ち着いている。心落ち着ける時間を相手と共有するなんて初めてかもしれない。それだけ出会ってこれまで忙しなく走り抜けてきたということだが、おかげで多少なりとも関係性が積み上がっているというものだ。豚肉を切り終え、次は自分用にと買っておいたスパム缶を引き寄せる。ちらりと相棒の方をみやるとなんだか照れくささも湧いてきて、笑みを噛み殺しつつ作業をすすめ)
74:
検索 [×]
2022-08-05 22:10:26
なるほど、そういう事か。ゆっくり過ごすのも悪くは無い時間だね。 …よし出来た。これを生地に混ぜたら、完成だ。 いよいよそれぞれ自分の物を焼いて上手くいくかの勝負と行こう
(こういう理論的ではない感覚的なことは相棒の方が得意だ。考えて原因を掴めなかった違和感も相手の発言で納得が行く。事件解決にはスピード感が必須だ。どんな糸口も見逃さないように注目をしたり様々な可能性を探ったりと常に忙しく余裕はない。そういった探偵稼業も謎解きのようで好きだが、こうやってただ二人で同じ事をするのも新鮮で悪くない。相棒のいう平和だとか日常はこういう時間の事を指すのかもしれない。自然と笑みを零しながら呟けば慎重にやっていたキャベツを切る作業も丁度終わった。最初の方は少し荒いが慣れてきてからはきっと問題ない大きさだ。先程混ぜておいた生地に切ったキャベツを入れると基本の生地は完成した。相棒の方を見れば材料を準備しているようで自分の選んだキムチとチーズは切る必要もないため封だけ空けてテーブルに並べる。これまでが協力プレイとすればここからはそれぞれの個人プレイで勝負の部分だ。初めてのキャベツを切った作業も上手くいったことから何処か調子良く勝負持ちかけながらも相手の準備終わるのを待ち)
75:
探偵 [×]
2022-08-06 12:43:46
あぁ、うるせぇアキコもいねぇし相棒はお好み焼き作りに集中してるし、平穏ってのもいいもんだ。さぁーてこっからが本番だな。俺のハードボイルドお好み焼き見せてやるぜ。
(事件の時は所長がチャチャを入れてくることもあるし、相棒はスイッチが入れば満足いくまで検索が終わらない。そういうときは大抵自分が叫んで止めるのがお決まりだ。一人でゆっくりコーヒーを飲むのとも違う穏やかな時間、相手を軽くからかいつつ貴重な今を堪能することにした。とはいっても真に和やかな時間はここまで。ここからは男の意地のぶつかり合いだ。スパムに続き粗挽きソーセージも切り終わり準備完了だ。キャベツのたっぷり入った生地をもうひとつボウルを用意して半分に分ける。ここからは個人戦、存分にハードボイルドを発揮せねば。宣誓布告をするやいなや、生地に小さく切ったソーセージをドサドサと入れるとそのまま豪快に混ぜはじめて)
76:
検索 [×]
2022-08-06 14:13:29
それは普段のぼく達への苦情かい? きみの腕前がどの程度か楽しみだね、生地まで生焼けっていうのはない事を祈るよ
(流石に疎いと言われる自分でも相手の言葉に含まれる棘に気付くと平然とその事指摘して。迷惑をかけている自覚は少なからずあるが癖みたいなもので直す気はさらさらない。そんな日常も今のような平穏もどちらも好きな時間の一幕だ。そして今からは勝負の時間。二つに分けた生地の片方のボウルにこちらもキムチを入れて味が均等になるように丁寧に混ぜる。全体をピリ辛にしつつあとから載せるチーズでマイルドな部分も作る作戦だ。一方の相棒は豪快に混ぜていて気合いが入っている様だ。そんな相手が作るお好み焼きは楽しみではあると余裕そうに笑って告げるがこれは戦い。売り言葉に買い言葉とばかりにいつも相棒が言われているハーフボイルドに掛けて『生焼け』と楽しげに宣戦布告すれば油をホットプレートに塗ってから慎重に生地を注ぎ、焼き始めて)
77:
探偵 [×]
2022-08-06 15:25:20
ま、そうかもな?そりゃこっちの台詞だ。知識と経験、どっちが勝つか勝負だな。ってかお好み焼きまで半熟なわけねぇだろ!つーか誰が半熟だ!俺はハードボイルドだってこれで証明してやるからな!!
(流石に棘のある言い方に不満があったのかそれわ指摘する相棒には軽く笑ってはぐらかすように返事をかえした。今の鳴.海.探.偵事務所はその騒がしさがあればこそ、という状況にもなっているが、それを正すのはいつもこちら、たまに釘を差すのも良いだろう。そうして釘を刺したつもりが今度は反撃を食らう。いつもの小言と生焼けをかけられ一本取られてしまった。即反論するもその内容は自ら半熟と認めてしまうもの。立て続けに叫んでツッコんでおいた。こうなれば美味いお好み焼きを作って黙らせるしかない。同じくホットプレートに適量油を塗ると生地を注ぎ、表になってる麺にまずはスパムを埋め込み、さらに豚肉で覆って肉を重ねて「ハードボイルド」要素を足していき)
78:
検索 [×]
2022-08-06 16:32:18
なら後からアキちゃんにも情報共有しておこう。そうやって反応をする所がますますハーフボイルドっぽいんだけどね。 豪快な見た目だけどひっくり返せるのかい?
(笑ってはぐらかそうとする相棒にさらっと我らが所長様の名前をあげてみる。どれだけ気取ろうがきっと所長の一声でそれが崩れるのが容易に想像がつく。自ら掛けた揶揄いはどうやら通じた様で直ぐに反論が飛んできた。相手のいうハードボイルドなら冷静に受け流すとは思うが相棒はこうして反応してしまってツボにハマるのだから本当に接してて飽きない人物だ。そういった愛嬌とか興味深い所も含めて『ハーフボイルド』の方が似合うと口にして。生地の8割を入れた後にスライスチーズを置き残りの生地を乗せる。相手の使った残りの豚肉をさらに上に載せるとこちらの見た目は至極まともでシンプルな仕上がりだが、隣に並んだお好み焼きは肉が積み上がりなかなかインパクトの強い見た目だ。肉汁も見えるそのお好み焼きに興味持ちながらもお好み焼きを作る上での一番の難所、焼きあがった生地をひっくり返す工程のことを考えれば思わず心配そうに問い)
79:
探偵 [×]
2022-08-07 08:19:50
な、それ反則だろ!勝負と今の発言は別物だからな、言うなよ!は、言ってな。俺が最高に美味いお好み焼きを…………んなもん、気合だ気合!見てろ!
(あの所長のことを『うるさい』なんて言っていたことがバレれば味関係なく問答無用でこちらの負けだ。それにあいつを怒らせるとさらに煩さに拍車がかかって余計にややこしい。下手に雷を落とさせないよう釘を刺しておく。相棒のお好み焼きは味の調和を意識してか丁寧に作り進められている。王道にして計算された綺麗なお好み焼きだ。だがこの真っ向勝負なら個性的な方が勝つはず、そう自信満々にキメ台詞でも言おうとしたところ、ひっくり返す工程を心配され動きを止めた。しばらくそのまま固まる。ハードボイルドをテーマにワイルドに肉々しく、を意識して作ってきたがひっくり返すことを全く考えていなかった。生地がそれぞれの具材をつなぐ役目をするが、具材が多ければその繋がりは弱くなりひっくり返す難易度も上がる。この難易度ハードなお好み焼きに一瞬気が遠くなるが、すぐに持ち直して両手にヘラを持つ。気合の掛け声のあと、ヘラを生地の下に入れ一度深呼吸。その後勢いよく生地をひっくり返した。が、案の定具材が多すぎたせいでお好み焼きは空中分解、その様が一瞬スローモーションに見えたあと、ホットプレートには歪に2つに割れたお好み焼きが音を立てて落ちた。「ああああああ!!」と思わず絶叫するもも、もう遅い。なんとか丸の形に戻そうと無理やり2つの欠片ぎゅぎゅと合わせくっつけようとしていて)
80:
検索 [×]
2022-08-07 10:52:50
あくまで勝負は公平に、だからね。…もしかして考えてなかったのかい? …思った通りの結果だね、でもこれくらいならソースを塗れば見た目だけは誤魔化せそうだよ
(思った通りそのままの反応に思わず笑みが溢れる。此方としても今回は相棒と真剣勝負をしたくて影響のあるような外部要因は無くしておきたい。ただ相手の反応が見たかっただけという悪戯心を見せながら言わないことを了承して。これだけ肉肉しく材料を選んだのだから敢えて難易度の高いことに挑戦することでハードボイルドを現していると思ったのだが完全に動きが止まったのを見て計算外だったと察する。本当に材料だけのワイルドさだけで勝負するつもりだったらしい。思わず相手の表情窺うように顔を覗き込み。だが本人はそれでもやる気らしく、その難しい挑戦に注視することにする。ヘラによって持ち上げた生地は多くの具材の重さと量を支えきれずに空中で割れホットプレートに落ちた。正にお手本のような失敗例にぽつり感想を零すも流石に可哀想に思えて相棒の肩をぽんぽんと叩き、最後のトッピングで何とか挽回が出来るとフォローの言葉入れて)
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