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相乗りで何処までも 【 〆 】/5549


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自分のトピックを作る
41: 検索 [×]
2022-07-19 18:53:24



こういうので1番駄目なのはオリジナリティを出して失敗する事だからね、ぼくは確実に勝ちを狙いに行くよ。…それがハードボイルドなのかい? それにしても肉々しいチョイスだね、本にも書いてなかった組み合わせだ。
(料理をする上で失敗する原因は計量ミスとレシピ外の物を入れる事が多いらしい。初めて料理をするならば既に美味しいと評価された組み合わせをするのが理論的だ。チーズとキムチをカゴに入れると今度は相棒のターンだ。他に入れるとするなら海鮮系か餅だろうかと予想巡らせながらも既に目星は付いているのが真っ直ぐ目的地に向かい足取りを追う。辿り着いた場所で相手が手にしたのはソーセージとスパム缶。どちらも食べたことは無いがコーナーと見た目から恐らく肉の一種。過去に検索したハードボイルドからは一切肉という印象を受けなかったせいか得意げな様子に思わず困惑したように疑問が浮かび。先程アキちゃんが審査員をすると決めたことも忘れたであろう実に漢らしいチョイスに素直な感想口にしながらも未知の組み合わせに興味惹かれるのも事実。カゴに入ったそれぞれのトッピングを見ながら「あと買うものはあるかい?」と確認し)




42: 探偵 [×]
2022-07-19 20:54:30


……それ、俺に言ってんのか?ま、常識に囚われず自分の意志を貫き通すのがハードボイルドってもんだぜ。それに男ならシンプルに肉だろ!美味いもん入れときゃ美味くなんだろ。
(相棒の言うことは至極真っ当だが、それは今異なる2種の肉を手にしているこちらの失敗を予言するようなもので、思わずツッコんでしまった。だがこちらもゲデ者を入れようとしているわけではない。そもそもポテンシャルが高いこの2つを入れれば相乗効果で美味しく仕上がること間違いなしだ。肉一択、無駄を削ぎ落としたシンプルな選択こそハードボイルドと言えよう。さてこれでお好み焼きの買い出しは終わりだ。他に買うものもない。「いや、ないな。レジ行こうぜ。」と声をかけながら予定よりも随分いっぱいになり重量もましたであろうカゴをちらりとみやる。検索の虫で屋内に籠もっている相手の腕は自分のよりも細く逞しいとは言い難い。その腕にかかっているカゴをひょいと持ち上げるとそのままレジへ持っていこうとして)


43: 検索 [×]
2022-07-19 22:53:49



チャレンジ精神旺盛の所を褒めているだけさ。ぼくでは決して出てこないアイデアだ。…まさか単にきみが肉が食べたい気分だったって訳ではないだろう?
(相棒のことを意図した発言ではなかったが豚肉も含め3種類の肉を入れたお好み焼きというのもレシピには無いものだ。どれもそぐわないとは言わないが組み合わさった所が想像がつかない。何かの情報を元に判断する自分にとっては型破りに自由に発想するのは不得意な思考方法だ。それを平気にやってのける相棒は素直に褒めるべき対象である。相棒の作る未知のお好み焼きが楽しみになった所でふと相手の口調から一つの可能性が浮かんで念の為にと問いかけ。買い物が完了すれば次は会計だ。沢山の材料の入ったカゴは重さを感じるがそのまま持っていこうとした所で急に軽くなった。それが相棒が持ってくれたからと分かれば若干の申し訳なさはありつつも「ありがとう」と礼を伝えレジまでついて行き)




44: 探偵 [×]
2022-07-20 21:39:11


な、……っなわけねぇだろ!俺はあくまでもハードボイルドさを優先しただけだ。ほら、とっとと会計済ますぞ。
(相棒の問いかけに一瞬固まったあと、勢いよく反論する。肉々しいチョイスは決してジャンキーなものが食べたくなっただとか、もう昼も近いし腹に溜まるものがいいだとか、そんな邪な考えから来たものではない。断じてだ。こういう時に涼しい顔で自分を貫くのが真のハードボイルドであるが、ボロが簡単に出て感情的に反論してしまうところがハーフボイルドたる由縁なのだが、本人にその自覚はない。手にしたカゴをもったままそそくさ逃げるようにレジへと向かった。会計を終え袋に商品を詰め替えると思ったよりも量がある。パンパンになった袋を手に下げると、帰るかと目で合図し)


45: 検索 [×]
2022-07-21 01:46:24


…図星のようだね。君が相当空腹なのは分かったよ。……ぼくも手伝おう
(鎌掛けのつもりがどうやら大当たりだったらしい。感情の機微に疎いと言われる自分でさえ相棒の反応は分かりやすく、最早自分で答え合わせをしているようだ。本人はハードボイルドを気取っているつもりだがこういう所は遠く及ばない。その意図を見抜いたことにニヤリと笑えば揶揄うような口調でその理由推測し。今から食べるご飯を作るという趣旨なら食欲を満たすというのも悪くない着眼点だが、それが恥ずかしいのか相棒はとっとと会計に向かってしまった。その後を追ってレジに向かえば何やら光で商品のパッケージを読み取ったり順番を工夫したりと疑問の浮かぶ工程を目の当たりにするも意識はお好み焼きのままで。スーパーを後にするも基本的な材料とトッピングの入った袋はずいぶんとパンパンで重そうに見えれば手持ち部分の片方を持って一緒に持ちたいと申し出て)



46: 探偵 [×]
2022-07-21 19:37:07


っ、うるせぇ!美味けりゃいいんだよ、美味けりゃ。手伝うって、一緒に持つのか?それは何つーか……俺一人で大丈夫だって。
(こういうとき相棒が妙にイキイキするのが腹立たしい。こちらは他人に隙を見せてはいけない探偵だというのに、こうもすんなりと暴かれてしまうのは何故なのか。半ばヤケクソ気味に叫びつつ、勝負に勝てばそれで良いと余計いきり立っていた。あとは帰ってお好み焼きを作るだけ、といったところだが、相手がこちらに手を差し出してくるのが見えた。一緒に荷物を持ってくれるのはありがたいが、ひとつの荷物を二人で持つとなると話は別だ。その姿は仲良しこよしそのもので、下手すればカップルがする行為。エリザベスあたりに噂をたてられてはたまらない。相手の手を避けるようにススと荷物を自分のほうに袋を引き寄せるもそのまま一人で持とうとして)

47: 検索 [×]
2022-07-21 20:28:24



別にぼくはそれを悪いとは言っていない。ああ、二人分の材料が入っているのなら二人で持つのが合理的だ。
(単に相棒が肉を食べたいからその食材をチョイスのではないかと可能性の指摘しただけで非難の意味合いは無かった。だがヤケクソに反応するのを見れば何がそんなに気に障ったのかと不思議そうに意見を述べ。荷物の重さはカゴを持った時に知っている。あの重量を相棒が持てないと思っている訳ではないが、2人分の材料ならば重さを分担して持つ方がそれぞれの負担が軽減する。ひとつの荷物を2人で持つことへの一般的な感性が分からなければ何故渋るのか分からず、相手が荷物を引き寄せただけ自分も距離を詰めて真隣に並ぶ。自論を並べればじっと相棒見つめるが決して譲ろうとする気配なく)



48: 探偵 [×]
2022-07-24 18:52:39


悪気がなくてもだなぁ……っ、……だから時には正論だけじゃすまないことも……あ゛ーっ!分かった!持つのはいいけど、端っこ歩くぞ端っこ!
(やはり相棒は他人の感情よりも論理が優先されるらしい。膨大な知識、そしてそこから組み立てりるロジックは探偵業をする自分にとって必要不可欠なものではあるが、こういうときには厄介なものとなる。再度理論で語れないことを諭そうとするも、その前に距離を詰められてしまい思わずたじろいでしまう。断りの言葉を入れようにも相棒の目はまっすぐで決して譲らない意思が見えた。こんな時に頑固さを発揮するなんて。だか自分からは先程と同じ言葉しか出てこず、説得できる確率は皆無だろう。やりきれなさを爆発させるように雄叫びをあげたあと、しぶしぶ相手の要求を飲むことにする。だがこの街の人間に見つからないようにと荷物を持たない手で相手の腕をつかみ木陰が続く暗い道へと引っ張り込んで、なるべく目立たないようにと肩が並ぶ距離に引き寄せると、ようやく買い物袋を差し出し)


49: 検索 [×]
2022-07-24 19:36:31



きみの感情は時々理解し難い時がある…。確かに端を歩いた方が敵に見つかる可能性は低くなる、妙案だ。任せたまえ、…これできみとぼくで半分こずつだ。
(明確なひとつの答えを探ることは得意だが色んな条件を見てその中から推測する必要のある問題は苦手だ。比較的わかりやすい相棒だって思った事と違う反応をすることも多く、その法則性を見つけるのもココ最近の課題だと悩みを口にして。何かしらブツブツ言ったかと思えば雄叫びをあげ暗い道へ引っ張られると簡単に身体はぐらつき、そのまま大人しくついて行く。端っこに寄るのを敵の組織に見つからないための策だと解釈すれば成程と頷き褒めるような言葉を告げ。再び横に肩を並べると差し出された片方の買い物袋の持ち手を得意げな声とともに受け取って手に持つ。1つの荷物を『はんぶんこ』と評すればゆらゆらと若干揺らして運びながらもどこかその口元は嬉しそうに緩み)



50: 探偵 [×]
2022-07-24 21:34:50


敵ってより味方に見つかる方がまずいというか……まぁ今はどっちだって変わんねぇか。半分こか、それなら俺達にお似合いの言葉だな……なんだよ妙に嬉しそうにして。
(理解し難いという呟きには思わずこっちの台詞だと言い返したくなる。最近出会った当初の冷酷無比さはなくなってはきているが、例えば相棒が誰かに対して親愛を持つことなんてあるのだろうか。相棒としての信頼よりもより親密な感情を。そんなことを考えていると、相手の口元が緩むのを見て目を瞬かせてしまった。それは今まさに考えていたロジカルな感情ではないもので、互いに握った買い物袋が揺らされて、そこからも上機嫌な様子が伝わってくるように思える。効率だとか知的好奇心だとかそこから外れた反応に、どことなく照れを覚えながら茶化すように言い)


51: 検索 [×]
2022-07-24 22:50:19


味方…? ああ、ぼくたちは半分こ怪人らしいからね。 …嬉しそうに見えるかい? きみと外に出て買い物をしたり共に荷物を持つというのは新鮮で面白い物だね。
(味方といえばアキちゃんや相棒を手伝ってくれている人々だろうが何故見つかると不味いのか分からずにキョトンとするも何かしら外担当の相棒にしか分からないことがあるのだろうと特に追及せず。以前アキちゃんが事務所に戻ってきてから言っていたフレーズが少し気に入ってるのかその話題持ち出して来ながら肯定し。嬉しそうだと指摘されると無自覚だったのか僅かに目を見開くと確認するように荷物を持ってない手で自らの口元触れてその口角が上がってることに気付き。この浮ついたような気持ちはどうやら『嬉しい』ということらしいと自分を分析してみる。これまでの事件も相棒と解決したが、外の捜査と中の検索で役割分担していて共に行動するのは変身時だけだったように思う。だが、今日は一緒に外に出て悩みながらも買い物をし、今こうして同じ荷物を分担して持っている。それは新鮮で知らないことを知ることくらい充実感があって、初めて感じるその感情を噛み締めるように呟いて)


52: 探偵 [×]
2022-07-25 19:32:24


あーまぁあれだ……このはんぶんこ状態のことはふたりの秘密ってこった。特にアキコには言うなよ。そうか……だからって、今回みたいな外出増やさねぇからな。
(確かにこの風景を見られたって相棒が持ちたがったとか荷物が多かったとか何かしら言い訳はできるのだろうが、事実を知った時の周囲のニヤニヤ顔が嫌でも目に浮かんでしまう。ようは自分のプライドの話なのだ、この光景はあまりにもハードボイルドから離れすぎている。どちらかといえばハートフルだろう。それを相手に説明してもきっとこのキョトン顔が返ってくるに違いない。それならばいっそ情報が漏れないようにするべきだ。袋を持たない方の手の人差し指をたて、口元に持っていくと箝口令を敷いておく。ハードボイルドに傷がついては困るのだ。だが非情であるはずのこの心は、相棒の珍しい笑顔で揺らいでしまっていた。ふたりで出かける初めての経験、それを楽しいと感じているのかと自分の中でその言葉をリフレインする。相手は敵の標的、能天気にお散歩など本来してはいけない。しかしもっと広い世界を、景色を、見せてやりたいとも気持ちが揺れる。だがおやっさんの忘れ形見をまた自分のミスで失うわけにはいかない。おやっさん譲りのハットに手をかけ少しその位置を正すと、自分にも言い聞かせるように釘をさしておいて)


53: 検索 [×]
2022-07-25 20:34:51



二人の秘密、か。分かった、きみとぼくの守秘義務ってことだね。 アキちゃんにも内緒だ。…、…分かっているよ。
(二人の秘密と聞けば言葉を繰り返す。何故この状態を秘密にするかは分からないが何か自分の知らない所の事情があるのだろう。それに二人だけというのも悪くない響きで素直に頷くといつの日か相棒と依頼人の会話の中で使われていたワードを持ち出しては確認するように問い。正直に言えばアキちゃんに審査してもらう時に相棒と共に買い出しに行ったと伝えたかったが相棒の頼みなら仕方ない。相手と外に出掛けるのがこんなに楽しいとは知らなかった。また次も、と口を開こうと所で先制するように釘を刺されると浮き浮きした気持ちは急に冷めきってしまった。今回だって相棒に無理を言って外に出してもらったのだ。組織に追われる身で自分が外に出ることは相棒も危険に晒す可能性があるのは十分に分かっている。だからこそ今回は特に反抗せずに静かに受け入れるがその声のトーンは下がり、買い物袋を握る手に力込めながらも事務所への道を歩き)



54: 探偵 [×]
2022-07-26 21:11:01


ま、そういうことにしといてくれ。…………ほらついたぞ。早く作ろうぜ、お前の栄養補給のためにもな。
(守秘義務、というには少々内容が軽いようにも思うがこの光景が誰にも知られないことのほうが重要だ。これでうっかり噂好きの所長様似秘密を漏らされることはないだろう。あとは街に散らばる知り合いに見られていないことを願うばかりだ。だが見つかってはいけない、という点を言えば味方よりも敵の方がまずい。だから自らの口で外出禁止の釘を刺したのに、相棒の笑顔が失われていくのをみて、また自らで後悔する。街を泣かせる奴は許さないのに、隣にいる人物の笑顔を今まさに奪っている。買い物袋を強く握る相棒の手の中で言いたかった言葉が潰されたような気がした。だがどうやって声をかけていいか分からない。そのどれもが言い訳のような気もする。結局返事はできず終いのまま事務所にたどり着くと、重くなった空気を誤魔化すように弾んだ声色で話しかけつつ、階段を登っていって)


55: 検索 [×]
2022-07-26 22:47:16


……。ああ、お腹の虫が鳴く前に作ることにしよう。本にはまずホットプレートを温めておきながら食材を切る…とあるが何処にあるんだい?
(守秘義務を結ぶというのも探偵らしいことだ。施設から助け出された時から人の感情の機微に疎い自覚はあったし、相棒にもしょっちゅう言われている。だが共に過ごすうちに少しずつではあるが相棒が何を考えているのか分かってきたつもりだった。だからこそ相棒が好きなこの街をこの目で見てみたくて外出を強請ったが本当はそれもこうやって共に荷物を持つのも嫌だったのかもしれない。珍しく急に黙り込んでしまった相棒にモヤモヤしてはそんな後ろ向きのことを考えてしまって重たい空気の中帰路につく。事務所が見えてきてようやく相棒がいつもの様な声色で話しかけてくるのに合わせて此方も普段通りの言葉を返す。今はお好み焼きの調理の研究と観察に集中することにしよう。事務所に入ってテーブルに買い物袋を置けば作り方を調べた本の内容を思い出し早速調理を始めようとするが、事務所の物については相棒に任せっきりで辺りを見ながら場所を尋ね)



56: 探偵 [×]
2022-07-27 22:25:22


食べることに前向きになってきたじゃねぇか。いい傾向だ。ホットプレートは確かこのへんにっと……あったあった。ちゃんと使ったことねぇけど動きはするだろ。まずはキャベツとか切ってベースの生地作っちまおうぜ。
(二人の間に一瞬流れた不調和な雰囲気を、心の箱に押し込め端へ追いやると、いつもの調子でからかいつつ、部屋の片隅へと足を向ける。そこには依頼料と称して譲り受けた様々なガラクタ、もといいつか役に立つ者たちが積み重なっていて、その中からひとつの箱を引っ張り出した。軽く埃が乗っていたがものは新品だ。埃を払ってやりテーブルの上におく。ひとまずはこちらの準備だ。箱から中身を取り出し、ついで説明書を引っ張り出す。そこまで複雑な構造ではないだろうからと説明書を読まずに横に置くとコードと本体と交互ににらめっこしつつ、相棒には生地作りを頼み)


57: 検索 [×]
2022-07-27 23:22:41


…まさかこんな所に隠されていたとはね。見た所新品のようだし、不良品じゃ無ければ問題なく使えるはずだ。ああ、生地はお好み焼き粉を使うとして、粉1袋に対して水150mlと卵2つだね。……こんなものかい?
(部屋の片隅についていくと箱だったり何に使うか分からないものが積み上がっている。てっきり相棒が片付けられない道具の山だと思っていたがその中から目的のホットプレートが出てくると驚いたように声を上げて。開けたときの包装の様子などから恐らく新品と判断すれば設置は相棒に任せるとして、自分は生地の方の作業に当たることにする。お好み焼き粉のパッケージの裏面を見ながら分量を確認すると流し台の料理道具がありそうな棚からボウルやカップなど必要を取りだし。1回分のお好み焼き粉を全部ボウルに入れると次は水を入れる番だが、カップの目盛りの線を誤差なくピッタリ合わせようとして入れすぎた水を捨てたり足りない分を足したりを何度も繰り返して)



58: 探偵 [×]
2022-07-30 01:01:50


(/お返事遅くなっており申し訳ありません……明日にはお返事できると思いますのでもうしばらくお待ちいただけると幸いです。)


59: 探偵 [×]
2022-07-30 19:29:20


これも俺の探偵活動の成果のひとつってとこだ。これを乗せてコンセントを……よし、準備オッケーっと。次は具材を切って……んなもん大体でいいのに。ま、お前らしいけどな。
(依頼料を物でもらっているのも今すぐにお金を工面できないだとか、無理やり押し付けられてだとか、正当性に欠けるパターンが多いのだが、それでも受け入れてしまうところはやはり半熟探偵と言わざるを得ない。そんなことは気にもせずホットプレートを土台に乗せスイッチを入れると、ブーンと小さな機械音が聞こえてプレートが熱せられ始めた。問題なく動いているとひとつ頷き次の準備をしようと相手の方を振り返る。だがそこにはごく真剣な目つきでカップとにらめっこしている姿があって、その真剣さに思わず動きを止めてしまった。しかしやっていることといえば水を正しく計るという動作で、ようやく納得したらしいのを見れば思わず吹き出す。こういうとき、適当にやそれなりで、という注文を相棒は受け付けないだろう。笑いを押さえず先程までにらめっこしていたカップを覗き込むと、そこにはメモリのラインに寸分違わない水が入れられている。だがそれでこそ相棒だ。軽く相手の肩を叩いたあと、同じく食器棚から包丁とまな板を2つずつ取り出すと「先に切り始めとくぜ」と声をかけ)


60: 検索 [×]
2022-07-31 14:46:38


大方経緯は想像がつくよ。せっかくお好み焼きを作るんだ、計量ミスで失敗したくない。 分かった、キャベツはみじん切りだったね
(相棒は人に甘い所がある。依頼料が足りないと聞けばこれだけでいいとか言いそうだし渡された物に文句は言えど断ることはない。恐らくこのガラクタに見えるもの達もそういった経緯で集まった物であろうと想像がつく。相手の言う通りこれまでの探偵稼業の成果を見れた気がして何故か自分まで誇らしげな気持ちになる。そんな成果の一つを使ってお好み焼きを作るのだ。初めてのお好み焼き、初めての相棒との料理。絶対に失敗したくなくて計量一つでさえ真剣になってしまいながら応え。そんな自分の姿を見て相手は笑いを抑えきれない様子だが不愉快ではなく、寧ろお前らしいと言われると満たされるような物がある。無事に計量が終わるとそれをボウルに入れて卵を割り入れかき混ぜれは基本の生地の完成だ。一旦端に置くと相手が準備してくれたまな板と包丁の方に向かい。材料の中からキャベツをまな板に置き、検索した時に見た切り方を思い出す。その通りにしようとと包丁を手に取り切り始めるが慣れていない事と力の入れ方が分からないのかその手つきは危うく、支えている方の手に刃が当たりそうな切り方をして)

(/返信速度はお気になさらずに! こちらも一昨日昨日とお返しできない状況だったので問題ありません。お手隙な時で大丈夫なので探偵様のペースで返信頂けると嬉しいです。こちら返信不要です。)



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