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相乗りで何処までも 【 〆 】/5723


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5499: 検索 [×]
2024-05-21 15:03:41

ここがプール…かなり長い間雨風に晒されているせいで他の場所よりも劣化が酷いみたいだ。…翔太郎?っ…ああ。 少し会話を試みてみようか
(二階へとあがりプールとプレートの掲げられたエリアに足を踏み込む。元々は屋内の施設だったようだが天井を覆っていたらしいガラスは無くなっていて時折風が通り月明かりがぼんやりと辺りを照らしている。先ほどとは違った意味で雰囲気のある場所を慎重に見て回る。今まで見た何処よりも床や壁の劣化が激しく、雨水などが溜まったせいかプールの中はお世辞にも綺麗とは言えない状態だ。先ほどの存在が居ないか辺りを見ていると相手が立ち止まって驚いたような声をあげて思わず視線を向ける。次の瞬間この場所を照らしていた月光が消えて辺りの物が暗闇に包まれる。それと同時にさっき感じたような気配を微かに感じると近づいてきた相手の手を無意識に強く握りながら相槌を打つ。だが目的を考えるなら今が好機でもある。好奇心からその存在に対するコミュニケーションを提案すると早速「僕たちは噂を聞いてやってきただけでこの場所や君に危害を加えるつもりはない。もし君がここに居るなら何か合図してくれないかい?」と辺りを照らしながらこの空間に話しかけてみる。少し静寂が続くも手元の懐中電灯の光が返事をするかのように突如消えたり光ったりを繰り返すと「翔太郎、どうやら会話の意図が通じるようだ!」と興味深そうに目を輝かせながら告げて)

5500: 探偵 [×]
2024-05-21 17:32:13


はァ?!会話?!……っ、…お前、なんでこれは平気なんだよ……
(外気に晒され他よりも劣化が酷いこの場所はレストランよりかは生気はないものの、僅かな光を反射する薄緑色の水面のせいでこれはこれで不気味さが漂っている。そこに一層の暗闇が訪れ何かの気配が増せば相手に身を寄せ繋いだ手は強く握られる。先程のような事が起こるのではと警戒していたが相手はその何かと会話を試みるらしく思わず声を挙げた。場に似合わない大声は天井だけ開いているせいで変に反響して辺りへと響き渡る。先程目を瞑るほど怖がっていた様子とは大違いの相手を見守っていれば相手はそこに何かがいるのが前提で語り始めた。それもなかなか奇妙な光景だったがまるで返事の代わりと言わんばかりに懐中電灯の光がチラつくとすっと背中が冷たくなる。確かにこの場に何かが居るような反応なのに今の相手は好奇心の方が勝っているらしくこちらに輝く目を向けている。こちらとしてはレストランの出来事とそう変わらない怪奇なのだが好奇心へと舵を切った相手に物怖じはないらしい。だがここで踏みとどまっていては探偵の責務は果たせない、軽く息を吐くと「ならお前は俺達に危害を加える気はあんのか?」と問いかけた。するとまた暫くの静寂のあとに周囲から誰かがクスクスと笑う声が反響して聞こえてきてまた息を飲んで固まる。四方から聞こえてくる声に「どっちの意味だよこれ」と理解不能な怪異に腰が引けていて)


5501: 検索 [×]
2024-05-21 18:14:10

さっきのはこちらを脅かしに来ていたけど今のは単なるコミュニケーションだからね。…対話に応じてくれる辺りそこまでの脅威は感じられないけど、何だか僕たちの反応で遊ばれているようだ。……君の正体はなんだい?
(会話を試みる事を伝えると相手が大声をあげる。それを横目にそこにいる存在に話しかけるとそれらしい反応が返ってきて怖さよりも興味への興奮が勝っていた。相手のツッコミに対して一方的に怖がらせて来るのと呼びかけに応じてくれたのでは話が違うのだといつもの調子で返答した。だが会話が出来ると分かったのか今度は相手から質問を投げかける。それに対して少しの間の静寂の後、四方から複数の笑い声が聞こえてきて流石に気味の悪さを覚える。こちらの問いかけに応じてくれる意思を感じられるがレストランでの行為といい怖がらせて面白がっているような印象を受けた。腰の引けた相手の背中に手を添えて大丈夫だと伝えながらその正体に踏み込むように問いかけると突然窓の外から強い風が吹いて入ってきた方と逆側の扉が開いた。まるで誘導されているような出来事に「…行ってみようか」と相手に声をかけて)

5502: 探偵 [×]
2024-05-21 18:45:52


コミュニケーションならいいのかよ……ただの悪戯好きだといいんだけどな……あぁ、行くか
(相手の問いかけに対する反応はただの返事だったが、こちらの問いかけの答えはその意図が見えずに恐怖心がジワジワと湧き上がってくる。それを止めるように相手の手が背中へと添えられると軽く息を吐いて恐怖に飲まれようとした気持ちを立て直した。一方的ではなく双方向のコミュニケーションが取れているのは事実で話し合う余地はありそうだがまだ無害とは言いきれない。幽霊とおぼしき何かの精神がただの子供であるのを願っていると相手がその正体へと踏み込むような質問をして無意識に息を飲む。すると窓から突風が吹き込み音を立てながら奥にある扉が開いて、また悲鳴が出かかったが何とかそれを飲み込んで繋がった手を強く握るに留める。正体を知りたければあの扉の先に来いということだろう。探偵としてしてこの依頼を解決するためにはあそこに行くしかない、相手に頷き返すと手を繋いだままプールの奥にある扉をくぐった。二人が中へ入ると当然のように勝手に開いた扉が勝手に音を立てて閉まって思わず「だァ?!」と変な声を出しながら体が跳ねる。どうやら扉の先は従業員用の通路らしく客が入るスペースとは違い窓のないここは一切の光がなく懐中電灯の光だけが道を照らしている。完全な暗闇の中頼れるものは相手だけだ、「勘弁してくれよ」と愚痴るように呟くと真っ暗な通路を歩き始めて)


5503: 検索 [×]
2024-05-21 20:00:05

こっちも真っ暗みたい、ッ、…君の声の方が大きくないかい。
(正体も姿も見えない存在に翻弄されながら突風で扉が開くと強く手が握られる。こちらの言葉を理解して奥に招くように物や風を操る様子はやはり不思議で怖さよりも興味が掻き立てられる。相手からの同意を得られて開いた扉から奥を覗くとこれまで以上に真っ暗闇だ。扉を超えて通路に入ったところで突然背後の扉が閉まって驚くもののこれ以上に隣で変な声をあげる相手に肩が跳ねた。怪奇現象は割と慣れたが急に驚かされるのはどれが原因でも苦手かもしれない。思わずぽつり指摘しながら先に進むが先程とは逆で相手が何処か怖がるように愚痴っぽく呟くのを聞けば一旦手を離して指を絡めるようにして繋ぎ直した。更にお互いに距離を詰めてくっついたままの状態で進み、リネン室や必要な物を置いておくような倉庫らしき部屋の横を通り過ぎると一つの扉に辿り着いた。懐中電灯が再びパチパチと二回点滅すればここだろうと相手に目配せしてからそっと扉を開ける。そこそこ広い部屋だが照らして軽く見る限りは特徴的な物は見られない。中に入っていくと足元で紙のような物を踏んだ音がしてそちらを照らす。切り取られた紙片のようで拾いあげて内容を確認するとこのホテルの廃業を伝達するような古いチラシで相手に見せつつ「どうしてこんな物が落ちて…」と疑問を口にして)

5504: 探偵 [×]
2024-05-22 07:56:02


今のは仕方ねぇだろ!…ったく普通にコミュニケーション取りやがって……廃業のお知らせ?…っ、
(真っ暗闇な空間に入れられ大きな音で扉が閉まれば分かっていたとしても声を我慢することはできなかった。ここまで精神を追い込まれることをされているのだから叫び声のひとつくらい許して欲しいものだが、相手はすっかりこの空間に慣れたのかこちらより余裕のある様子で声の大きさを指摘されると同じ声量で叫びながら返事をする。その大声は真っ暗闇の中を反響するように響いて、どこまでも続くようにも思える通路にまた寒気を覚えた。こちらに接触する何かに敵意がないとは言えない状況に緊張感を解かずにいると相手が指を絡めるように手を繋ぎなおす、より強く相手の存在を感じられるようになれば高まっていた心拍数も少しは和らいでこちらからも軽く握り返せば懐中電灯を頼りに通路を歩いていった。やがてひとつの扉の前で懐中電灯が明滅する、当たり前のように見えない何かと意思疎通出来ている奇妙な状況にやはり愚痴るように呟きながら扉をくぐった。中はこれといった特徴のない部屋だ、使われていなかった倉庫だろうかと考えていると相手が足元に落ちていた紙を拾い上げる。内容はここの廃業を伝えるもので見えない何かの意図が掴めず眉をひそめていると、後ろでカチリと音が響いた。おそらくこの部屋の扉に鍵が掛けられたのだろう。直後、突然どこからともかく音楽が流れ始める。ホテルの館内に流れているようなクラッシック音楽だが、その音は古びたレコードを無理やりかけているようにガビガビの音声で音も時折飛んでいる。思わず相手の方に寄りながら「どうなってんだよ…」と呟くしかなくて)


5505: 検索 [×]
2024-05-22 10:54:57

っ、まさか鍵まで…。…今のは、
(繋ぎ直した手にお互い力を込めて頼れる存在が居ることを強く意識しながら扉の前に立つ。返事のように灯りが点滅するのに愚痴る相手を宥めつつ部屋の中に入るが特に異常は見られない。拾い上げた廃業のお知らせの紙を見ていると背後から施錠されたような音が響いて振り返る。ドアノブに手を掛けるも予想通り鍵でもかかったように開かなくて閉じ込められた現状に焦りを零す。更に不安を煽るようにガビガビで一部不協和音になっているクラシック音楽が流れ始めて心拍が早くなっていくのを相手に身を寄せて落ち着いて周囲を観察しようとする。するとその他にも周囲に捨ててあった紙片が突然宙に浮かび始める。有り得ないはずの現象に目を見開くと今度は『なんで皆居なくなっちゃったの』と酷く寂しげな声が何処からか聞こえた。それから何かが八つ当たりでもするように備え付けられた窓はガタガタと震え、二人の懐中電灯が点いたり消えたりを繰り返す。先ほどまで無かった攻撃性に手を握って様子を伺っていれば部屋の中心に半透明の何かしらの輪郭が現れ、その上部の辺りに見覚えのある長方形の物体がちらりと見えると「っ!翔太郎、アレってもしかしてメモリじゃ」とその方向を指さして)

5506: 探偵 [×]
2024-05-22 12:39:17


なっ?!、俺達を客として閉じ込める気かよ……あれが元凶か!
(真っ暗闇な空間に閉じ込められ不協和音の音楽がなり響けば焦りと恐怖を駆り立てられてどちらからともなく身を寄せあい周囲の様子を観察する。そのうち周囲に散らばっていたチラシが風もないはずなのに舞い始め、聞こえるはずのない寂しげな声に心臓が痛いほど跳ねた。先程まではなかつた敵意を向けられているのを感じると恐怖心を押さえつけながら臨戦態勢を取る。だが部屋の中心に薄ぼんやりとした半透明の影が見えてまた声を上げそうになって体が跳ねる、まさに幽霊のビジュアルのそれに腰が引けてしまいそうだ。だが相手がその上部にメモリを見つければ心は恐怖心から一気に探偵の責務へと塗り変わる、しっかりと目を開いて指さされた場所をみれば確かにそこにはメモリが浮かんでいた。メモリが見えているということはド,ー.パ.ン.トではないはずだが、どういう理屈でこんな現象が起きているのかは分からない。だがひとつ確実なのはあれを使えばどんな形にせよ本人が傷つくことになるということだ。震えそうになる体を相手と繋いだ手を強く握ることで押さえつけて一歩前へと出る。先程から気配を感じていた何かを真っ直ぐ見ると「お前の正体がどんなのだろうと、そのメモリはお前を不幸にしかしねぇ。だから、今すぐ捨ててくれ」とその見えない何かと対話を試みようとして)


5507: 検索 [×]
2024-05-22 14:35:20

客……、え、駄目だ動けないっ。……悠馬くん?
(相手が咄嗟に口にした『客』というワードとあの寂しげな声が引っかかる。わざわざここまで案内した理由を考えていれば敵意が向けられ半透明のシルエットに見覚えのあるメモリが浮かんでいてどうやら相手にも同じものが見えているらしい。既に使用済なのか偶然拾ったものなのか分からないが持っていて碌なことにならないのは確かだ。繋いだままの手を強く握られて相手が一歩気配の方に歩み寄る。生身の人間と同じく真っ直ぐな視線と声で対話を試みているが『嫌だ、これがあればまた皆と…!』とつんざくような声で拒否されてしまう。こうなれば無理やりでもあのメモリを回収しなければと思った矢先、そのメモリが淡く光って踏み出そうとした足が突然動かなくなる。まるで金縛りにでもあったように動きを制限されると焦りと不安が一気に募って唯一動く口と目線で打開策を必死に考える。その間にゆらゆらと気配は近づいてきて『なんで皆帰っちゃったの』とまた小さな声が聞こえた。その口調と今までの気配の行動を考えればこのホテルに関する記載に出てくるワードが思い当たって頭に浮かぶままその名前を呼ぶ。するとその気配は大きく揺らいだように感じた。今までにない反応に確信に近い物を得ると「…このホテルの廃業が決まる数か月前、オーナーの一人息子が同じくホテルに来ていた客の子供と遊んでいる時に不慮の事故で命を落としている。彼は父親が営業するこのホテルが好きで良く手伝いをしていて元気で悪戯好きだったらしい」と相手にその情報を共有して)



5508: 探偵 [×]
2024-05-22 16:58:49


な、…悠馬くん?…幽霊とメモリが共鳴しちまったってことか
(メモリを見てしまった以上風.都の探偵として見過ごすことはできない、メモリを手放すように人間ではないものに語りかけるが何かはメモリに固執しているようで精神をえぐるような叫び声が返ってきた。メモリを無理やり引き剥がすためス.パ.イ.ダ.ー.シ.ョ.ッ.ク.を構えようとした所で体の動きが強制的に止まる、どうやら金縛りを使われたらしい。これでは変身することもできず強まる敵意に焦りを感じていると相手が誰かの名前を口にする。その単語を繰り返している間に目の前の半透明な何かが動揺するように揺らぐのが見えた。どうやら相手の推理通り目の前の何かはその悠馬くんらしい、それを認めるのは幽霊を認めるのと同義だが今はそんなことを気にしている場合ではなかった。相手の検索結果から考えれば目の前の悠馬くんは今も泣いていることになる、大好きな父親のホテルでひとりぼっちで寂しい思いをしているのだ。ここは少々風.都.から外れているが目の前で泣いている子供を見捨てられるはずが無い、やることはひとつだ。にやりと悪戯好きの幽霊にこちらも悪戯心を宿した笑みを向ければ「なら悠馬、俺達とこのホテルで遊ばねぇか?」と誘いかけて)


5509: 検索 [×]
2024-05-22 19:23:03

霊的存在がメモリを使用した例は見たことが無いけど内部の記憶を引き出すことが出来れば能力が使えるはずだ。…え、霊と遊ぶのかい。
(客として自分達を招いて時折悪戯しようとする仕草や先程の寂しそうな声から一番条件に当てはまる名前を口にすると目の前の存在が動揺したように揺らいだ。今までの超常現象についてもメモリが共鳴していたからとなれば説明がついて相手の言葉に同意を示す。これで当初の依頼内容であった幽霊の存在の有無は確かめられたようなものだが一人でこの暗いホテルで来るはずの無い客を待っている彼をそのままにしておくのは躊躇われた。メモリの事もありどうするべきか考えていれば相手が彼を遊びに誘っていて目を丸くする。この話を聞けば相手は放っておけないとは相手の思わぬ発想に困惑する声を上げるがそれを聞いた不透明な存在は更に大きく揺れる。攻撃的な行為は無くなり何処か迷ったような静寂の後、承諾を示すように身体の動きを制限していた金縛りが解けた。それにも驚くが彼に実体が無い以上メモリを回収するのは難しいことを考えれば望みを叶えて満足して貰うというのは悪くない手だと気付く。更に話を進めようと「遊ぶと言ってもなにするんだい?」と相手に問いかけて)

5510: 探偵 [×]
2024-05-22 21:33:49


最後にもう一回このホテルで遊ぶのも悪くねぇだろ?それなら…
(相手が幽霊とコミュニケーションを取り出したのもなかなかの状況だったが、こちらはさらにその上を行くような提案をする。当然相手からは困惑する声があがるがこっちは大まじめだ。友達と遊んでいる時に亡くなりさらには人が居なくなったのなら最大の心残りはこの大好きなホテルで遊んでいる途中だった事だろう。それに子供の霊なら尚更実力行使で終わらせる選択肢は取れない。変身して無理やりメ.モ.リ.ブ.レ.イ.ク.をすることだって出来そうだが相も変わらず選択するのはハーフボイルドな道だ。その事に本人は気づかないまま向こうの反応を待っていると体の拘束が解ける、どうやら乗ってくれるらしい。遊びの種類を決めようとした所で懐中電灯が楽しげにチカチカと明滅して『鬼ごっこがいい!僕が逃げるから追っかけてきて!』と幽霊のくせに明るい声が聞こえてくる。良い反応に口角をあげると「望むところだ。ただし俺達を傷つけんのはナシだからな」と釘をさせばクスクスと少々不気味な笑い声のあとに『痛いことはナシだね』と返事が返ってくる。半透明の何か、悠馬の霊はその場で揺らめいたあとにこちらへ近づいて二人の体をすり抜けそのまま扉さえすり抜けていく、直後に鍵が開く音と『鬼ごっこスタートだ!』と声が聞こえると相手の方をちらりと見てから「望むとこだ」と気合いを入れれば扉を開けて)


5511: 検索 [×]
2024-05-23 00:00:31

ここは君のホームでもあるし子ども相手でも容赦はしないよ。
(彼の背景を知ればそれに寄り添って一番その人の為になる選択をする。事務所では霊なんて居るわけないと断言していた気がするが今は大した問題でも無いのだろう。まったくもっていつもの相棒らしい行動ではあるが金縛りは解けさっきとは違う楽しそうな彼の声が聞こえてくれば思わずため息を着くもその口元は緩んでいる。彼が提案したのは子供らしい鬼ごっこで自分達が鬼役らしい。相手が最低限のルールを取り付けると彼は少し不気味に笑って素直な返事をしてくる。実体のない幽霊との鬼ごっこなど初めてで勝手などは分からないが一緒に遊ぶって行為が重要なのだろう。やる気を煽るように好戦的な発言を向ければ顔も見えないのにその表情が無邪気な笑みが浮かんだ気がして自分たちの体をすり抜け、扉の外へと逃げていく。鍵を開く音を合図に鬼ごっこが始まると相手と目を合わせ扉から廊下に出た。明かりのある状態の人間相手ならば2対1なら迷わず手分けをすることを選ぶが建物内は相変わらず暗くて追いかける時も一緒に行動したほうが良さそうだ。とはいえ足音がない人物を追いかけるのは難しくどの方向に逃げたのか辺りを見渡すと三階へと続く階段の方から『こっちだよー!』と無邪気な声が聞こえる。相手を手を繋いだまま階段を登って声が聞こえた方の扉を開けると客室の続くエリアに出てくる。その廊下の奥にゆらゆらと揺れる半透明の存在を見つけると「あっちだ、翔太郎」と伝えそちらに走り出して)

5512: 探偵 [×]
2024-05-23 07:51:16


遊びは本気でやらなきゃ意味ねぇしな。よし……鬼ごっこなのに随分余裕じゃねぇか
(誰かが泣いているのならその涙を拭いたい、それが例え幽霊でもだ。あんな無邪気な声を聞いてしまえば敵対する気も不意打ちの策を練る気にもなれず、正々堂々鬼ごっこをすることを決める。相手と共に扉をくぐるが相変わらずそこは真っ暗で不気味なことには変わりない。当初と同じくはぐれたら合流するのは難しいだろう、手を繋いだまま通路を歩いていると階段の上から声が聞こえてきてわざわざ居場所を晒す悠馬に対抗心を見せながら階段をあがる。客室のエリアに入り廊下の先に悠馬の姿を見つければ相手と共に走り出した。だが悠馬は逃げる気配を見せない、また体をすり抜ける気だろうかと思った矢先、真横にあった客室のドアがバタンと音を立てて開いた。同時に半透明でおどろおどろしい顔をした何かが奇妙な声をあげながらこちらへと近づいてきて、不意打ちに加えあまりの不気味な姿に「だぁあ!!」と声を挙げてしまう。だが体は走っているわけで直ぐにその化け物の横を通り過ぎて事なきを得た。と思ったが、次の扉も、また次の扉も同じように開いて同じように恐ろしい化け物が次々出てきて叫び声は延長される事となった。その様子を悠馬はクスクス笑って『痛いことはしてないよね』と楽しそうに笑っていて)


5513: 検索 [×]
2024-05-23 10:38:19

確かに驚かせるのは禁止とは言ってないけど、も…ひっ、…翔太郎、
(こちらを煽るように奥で待ち構える彼に向かって走り出すが動く気配が無い。不審に思った瞬間相手側の客室のドアが開いて同じく霊的存在と思われる物が相手に近づいてきて滅多に聞けないような声があがる。一回限りかと思えば自分の側の客室からも同じ化け物が驚かせてきて二人して叫び声をあげる有様だ。ただでさえ走っているのに毎回叫んでいればバテるのも早い。そんな二人の様子を楽し気にくすくす笑う彼に大人げなく文句を口にしていた。客室の一帯を漸く抜けて密かに安堵していたがその隙をつくように大きく立て掛けられた姿見に黒い影が過ぎって腕らしきものが伸びてくれば悲鳴に近い声を挙げて体が跳ね上がった。これでは鬼ごっこというよりも本物の幽霊によるお化け屋敷を体験させられている気分だ。ご機嫌な彼は壁をすり抜けまた別の場所に逃げようとする。圧倒的にこちらが不利な状況であれば体力を使い切る前に何か作戦が必要だと繋いだ手を軽く引いて一旦止まるように促す。内緒話をするように相手の耳元に顔を寄せ「このままだと彼を捕まえるのは難しい。だから少し搦め手だけど彼の悪戯好きな性格を利用しておびき寄せるのはどうだい」と作戦を提案して)


5514: 探偵 [×]
2024-05-23 12:30:39


屁理屈言いやがって、…あぁああ!!…っ、くそ……向こうはそれこそ何でもありなんだ、こっちもちょっとは汚い手を使わねぇとな
(子供とはいえ幽霊は幽霊なのかその驚かせ方は容赦ない、確実にこちらの精神を削ってくるような驚かし方に声を挙げずにはいられなかった。驚いて叫んだ分いつもよりも多くの体力を使って荒い息を吐いているとその隙も逃さぬように今度は鏡から黒い腕が伸びてきて相手と一緒に跳ねながらまた叫び声を挙げていた。いつか奇妙な美術館に閉じ込められた時も散々だったが、ただただ驚かされてばかりなのもなかなか疲労が溜まるものだ。こちらからお遊びを提案したものの悠馬とメモリが長い間接触すればメモリからの影響を受けて手段がエスカレートしていく可能性もある。早々に決着を付けなければならないが悠馬はまた壁をすり抜けどこかへ行ってしまった、圧倒的に向こうが有利なこのホテルでは鬼ごっこといえどそう上手くはいかない。やはり強硬手段に出るべきだったかと後悔し始めた所で相手から軽く腕を引かれてその場に立ち止まる。相手は何かを思いついたようでこちらに作戦を提案してくる。子供相手ではあるが幽霊なんて人から外れた存在なのだ、多少はこちらも策を考えなければならないだろう。口角をあげて返事をすると「で、どういう作戦でいくんだ?」と続きを促して)


5515: 検索 [×]
2024-05-23 14:55:05

鬼ごっこのルールならば彼が逃げる側だけどもし何時までも追いかけてこなかったら僕たちの様子を見にくるはずだ。その時に一人が囮になって気を引いている内にもう片方が潜んで不意打ちの光で怯ませて捕まえる。あちらが幽霊ならこちらは人数と技術で勝負だ
(こちらに隙を与えないように驚かされてばかりで息をつく暇もない。こちらの反応に満足そうに彼が何処かに逃げてしまえば一旦作戦会議をすることにした。このホテルの構造に詳しく好きに驚かすことが出来る上に壁がすり抜けられるならばかなり勝ち目は薄い。それを理解してか口角を上げる相手に思い付いた作戦を共有する。今までの言動から彼は勝ち負け自体よりも一緒に遊ぶことに重きを置いている。自分達が追いかけていれば何時までも逃げてしまうことが可能だが逆に何も反応が無くなれば恐らく気になって様子を見に来てしまうはずだ。幽霊が何をもって人間を認識しているか分からないがその時に軽く二手に分かれて片方が再び彼を追いかけたり驚かされたりすればもう片方の存在は恐らく意識から逸れる。彼に驚かされたようにこちらも不意打ちを狙うのだとバ.ッ.ト.シ.ョ.ッ.トを見せながら得意げに説明すると「少し離れるここにはなるけどドライバーで意識を繋いでいれば君も怖くないだろう?」と揶揄うように言葉続けて)


5516: 探偵 [×]
2024-05-23 18:30:40


なるほど、あいつの悪戯好きを逆手にとってやるってことか。っ、お前が怖いからそんなこと言ってんだろ?
(静寂と暗闇に包まれた廊下で相手の作戦を聞く、遊びとはいえ向こうが圧倒的に有利な場で悠馬をおびき出すような作戦を聞けばにやりと再び笑った。相手の検索結果によれば悠馬は悪戯好きで通っていたようだ、悪戯をしてこちらのリアクションを楽しみたいのにその標的がこちらに来ないとなればすぐに痺れを切らしてこちらを探しにくることだろう。子供の純粋な気持ちを利用するのは少々気が引ける気もするがこのままでは永遠にあの幽霊を捕まえることはできない、時間が経って取り返しのつかない事態になっては困るならここは二人であることを利用してこのゲームを終わらせてやるのが良さそうだ。作戦に乗ることを決めるも相手はこちらを揶揄う言葉が飛んできてピクリと眉を動かす。確かに先程の脅かしはなかなかだったが相手だって同じくらいには驚いていたはずだ、こちらも揶揄うような言葉を返しながら腰にドライバーを装着する。そして相手の手の中にあるバ.ッ.ト,シ.ョ.ッ.ト.をスッと取ると「お前の方が怖がらねぇってんなら俺は囮役に回ってやるよ」とまたもにやりと笑いながら告げて)


5517: 検索 [×]
2024-05-23 19:44:19

さっきあんなにビビっていた君が言えたことかい? 分かった、なら重要な役は君に任せることにしよう。広さや隠れ場所などを考えれば彼を捕まえるのはレストランが良さそうだ。
(こちらの作戦に相手からニヤリと笑って乗ってくれば決行が決まる。純粋な鬼ごっこでの勝利では無いのだがこれも大人の作戦の一つだ。あとは詳しい事を詰める段階で連絡手段としてドライバーを使うアイデアと共に少し揶揄う言葉を添えてやれば暗闇の中でも相手の眉が動いたのが分かった。確かにレストランまでは怖がっていた自覚はあるがプールからは相手の方が怖がっていてついさっきも絶えず叫び声をあげていた。そのことを楽しそうに告げでやりながらも役割分担を決めていく。重要なのはいかに囮役が彼の気を引いて油断させるかと捕まえる役のタイミングの良さや決断力だ。そこで相手が囮役を勝手でるとその前提条件の言葉が少々気になるものの素直にその役割を任せることにした。そしておびき出す場所として先程も通った1階のレストランを提案すると「健闘を祈るよ、翔太郎」とふっと笑って告げ)


(/途中なのですがすみません。説明が不足していたようでこちらとしては囮役:彼の注目を集めて追いかけたりしながら目的地におびき寄せる 捕まえる役:潜んだりして最後にフラッシュなどで不意打ちする、みたいに考えていたのですがちょっと齟齬が起きそうな感じがしたのでお声掛けさせてもらいました。ふわっとした思いつきなのでどんな感じでも大丈夫なのですが探偵様の方で何となくイメージの流れがあったならばお聞かせください!また上記もしれっと改変してもらっても大丈夫なので宜しくお願いします。)


5518: 探偵 [×]
2024-05-23 20:20:30


っ、最初はお前の方がビビってただろ!俺がレストランまできっちり追い込んでやるから最後の役割は頼んだぜ、フィリップ
(確かに今では相手の方が耐性があるようだがそれも好奇心が掻き立てられているからだ、序盤のことを思えば相手は目を瞑ってこちらを頼るくらいには怖がっていたのだから人の事は言えないはずだ。そんなどんぐりの背比べな言い合いをしつつ作戦が固まる。悠馬を誘導するのはそれなりに走り回り体力が必要だろう、となればいつも通り囮役はこちらの役割だ。相手は暗い中で息を潜めることになるだろうがこの調子なら怖がってタイミングを逃すこともないはずだ。悠馬の前にでれば必然的にまた脅かされるのは目に見えていて憂鬱ではあるがゴールが決まっているならまだ精神的にはマシだ。相手に最後の役割を託して軽く肩を叩いたあとひとりで歩き始める、レストランとは反対方向にある階段へと進んでいけばそこから1階へと降りていく。途中「おーい、どこに隠れてんだ?」とわざと声をあげてこちらへ気をむくよう誘導しつつ1階へとたどり着いて)

(/矛盾するレスになってしまってすみませんでした…勝手にどこかに潜伏するものだと思い込んでいたのと、囮役か捕まえる役か、どっちをやるべきか悩んで書き直したりしていたせいでむちゃくちゃなお返事になってしまいました…こちらが思いっきり間違えてしまっただけですので検索様に非はありません、申し訳ないです。最後の捕まえる所を検索くんにしてもらいたいなと思いましたので、1つ前のレスでバ.ッ.ト,シ.ョ.ッ.ト.は検索くんが持ったままなことにしてもらい、探偵の方は囮役で走り回ることにさせていただきます!ややこしくしてしまってすみませんでした…/こちら蹴りで大丈夫です!)


5519: 検索 [×]
2024-05-23 22:10:32

ああ、じゃあまた後で。
(どちらが怖がっていたかと言い争いをしながらも大体の作戦の流れが決まる。意識から相手の憂鬱な気持ちが伝わってきて苦笑いするも肩を叩かれるとお互いの健闘を称えてから別行動を始める。彼が様子を見に来るのに万が一遭遇する可能性を考え懐中電灯の灯りを消せば予想以上に真っ暗で一瞬足が止まる。いかにも何か出そうな雰囲気だ。だが自分が提案して相手に囮を頼んだ以上しっかり任務をこなさなければと意気込んで目が暗さに慣れてから足音を立てないように階段を降りていった。無事に一階に辿り着くとレストランの方向に進み中に入る。ひとまず目的地には着いたが肝心なのはその隠れ場所だ。違和感を与えることなく、それで居て不意打ちの光を浴びせられる場所。辺りを見渡して壁際に鏡があり白いテーブルクロスのかかったテーブルの下に目星をつけると早速そこに潜り込んだ。バ.ッ.ト,シ.ョ.ッ.トをライブモードにして手元に構えるとあらゆる事に心拍を早くしながら「こっちは準備万端だ、翔太郎」と意識下で伝えて)

5520: 探偵 [×]
2024-05-24 07:56:39


やっと見つけたぜ悠馬。もう飽きちまったのかと思った
(ドライバーで意識を共有しながらレストランへ向かって歩きながら悠馬を誘き寄せるように声をだす、相手は囮役のこちらに注目がいくよう暗闇の中静かに行動しているようで不安げな気持ちが伝わってくれば内心小さく笑う。だがこちらも今から襲われることを思えばあまり穏やかではない心境だ、お互い様な胸の内を晒しあいながらゆっくりと廊下を進んでいく。相手が位置についたのをドライバー越しに知り返事をしようとした所で肩に冷たい何かが当たる感覚があって釣られて上をみる、そこにはそこで溺れたかのような生気のない人間が吊り下がっていて思わず「うぉっ?!」と声をあげて飛び退いた。それをケタケタと笑う声が聞こえて廊下の先を見る、そこにはターゲットの幽霊がいて声を掛けてやれば『そんな事ないもん!勝手に帰っちゃったのかと思った』と少々拗ねた声で返事が返ってきた。やはり構われない時間が耐えきれなかったらしい。それならば相手の作戦に則ってその心理を利用してやるまでで「鬼ごっこってのは追われてる時が一番楽しいもんな」と煽り気味に声を掛ける。『そうだよね!』と元気な声が聞こえる、これで悠馬はこちらの前から姿を消すことなく追いかけられる状態を保ち続けるだろう。「なら、行くぜ!」とこちらも声をあげれば真っ直ぐと悠馬を追いかけ始めた。当然悠馬はこちらの視界から外れないようそのまま真っ直ぐ逃げることになる。「観念しろ!」なんて叫んでやり興奮を煽れば悠馬はケタケタ笑い半透明の何かが揺れる。すると周囲にある高そうな調度品が舞い上がりこちら目掛けて次々と飛んできた。ついでに気味の悪い何かも一緒に飛んでくるとまた叫び声が出て「勘弁しろよ!!」と悲痛に叫ぶ。だがものをこちらへ飛ばすほどに凶暴性は増していて、やはり早く悠馬とメモリを引き剥がさなければならないようだ。精神を削られながらも悠馬を追って走り続ければようやくレストランにたどり着いて、軽く目を走らせると相手の位置を確認する。未だケタケタ笑う悠馬に荒い息を吐いてフラフラと近づきながら「観念しろよ、悠馬」とじわじわ半透明の幽霊を相手のいるほうへと誘導して)


5521: 検索 [×]
2024-05-24 10:47:30

…!…、つっかまえた!!
(潜む場所を見つけると後はここで相手の誘導でここに彼が来るのを待つだけだ。相手に合図を送るとほぼ同時に相手の意識越しに溺死した人の様な姿を目撃してこちらまで少し驚く。狙い通り追いかけてこない自分達を探してここまでやってきたようだ。拗ねたことを言う彼に相手が上手いように煽って鬼ごっこにやる気にさせると早速注目させるように追いかけ始めた。また見失われるとつまらないと感じたのかすり抜けなどはせず真っすぐと逃げていて誘導するには好都合だ。相手に追いかけられているのが面白いのか笑い声をあげながら調度品と気味の悪い顔のようなものを飛ばしていて本人の無意識のうちに能力の使い方がエスカレートしているようだ。霊的存在になって善悪の区別も曖昧になっている様子で放っておけば子供故の無邪気さで更に手に負えなくなるのは間違いない。相手が悲痛に叫び大変な目にあっていることに飛び出したい気持ちをぐっと堪えその時を待つ。こちらにも足音が聞こえてきて開きっぱなしのドアから気配が入ってくるのが分かった。相手が上手く壁際に追い詰めているおかげでこちらには気づかれていない。そして気配が間隣に来るのと同時に彼がまたくすくすと笑って『だったら捕まえてみなよ』と挑発すると今度は周囲の椅子やテーブルまで浮き上がらせる。それは自分の隠れていたテーブルも例外はなく、隠れ場所が無くなって焦るが逆に今がチャンスだ。相手の反応に満足している隙にバットショットを飛ばすと意識が逸れているであろう背後から不意打ちにフラッシュを浴びせさせる。周囲の鏡もフラッシュを反射して広範囲から強い光を浴びせさせると明確に彼は声をあげて怯んで不透明な部分が縮まる。その瞬間に陰から飛び出し、テーブルクロスを手にとって彼に勢いのまま覆い被せてやれば悠馬の体はすり抜けてしまうが実体のあるメモリは引っかかって引きはがすことが出来た。『え、何時から居たの!?』と驚く彼に「最初から潜んでいたんだ」なんて説明しながら自然にメモリを手元に回収して)


5522: 探偵 [×]
2024-05-24 14:01:57


っ…おい、それはやりすぎ……よしっ!
(悠馬を上手く相手の方に追い詰めることは出来たものの子供の精神を持つ半透明はすっかり興奮状態になっていて、楽しげな声と共に周囲のテーブルや椅子が浮き上がる。脅かす要素が抜けただただ傷つけるような手段に思わず両手を広げて静止しようとするが、ちょうど浮き上がったテーブルの下から相手が出てくるのが見えた。一方悠馬は焦った表情が面白いのか完全に意識がこちらへ向いている、ならばこのまま相手がこの遊びを終わらせるのを待つだけだ。半分は本心で両手を広げ顔を引き攣らせていると相手が声を挙げながらシーツを悠馬へと被せる、半透明の体はシーツをすり抜けてしまうが実体のあるメモリはシーツの中に取り込まれて相手の手元へと渡る。その光景はこの遊びの勝利とメモリ回収の成功どちらも表していて思わずガッツポーズを作った。驚いた様子の半透明に近づき相手の横へと並べば「俺達の勝ちだな」とニヤリと笑ってやる。そうすると悠馬は今までの笑みとはまた違って無邪気に笑い声をあげると『ありがとう、すっごく楽しかったよ!』と弾んだ声が聞こえ半透明だったそれはゆっくりと像を結んで半透明ながらも人の顔が見えるようになった。満面の笑みでこちらに礼を言う悠馬に「俺達も楽しかったぜ」とこちらからも笑みを向けて)


5523: 検索 [×]
2024-05-24 15:30:08

ああ、なかなか興味深い体験だった。
(二人の作戦と行動によって勝利を掴むことが出来た。彼はメモリを回収されたのに気付いていないのか、それともそれでも良いと思っているのか捕まった側というのに満足そうに笑っていて全力で楽しめたのが伝わってくる。彼が亡くなってからかなりの時が経っているはずだが精神はずっとその時の子供のままなのだろう。不思議なことに不透明のもやもやに近い状態だった気配はさっきよりもずっとくっきりと人の姿を作って満面の笑みがこちらに向けられる。特異的な変化に興味深く観察するような視線を送りながらも同意するように頷いた。満足げだった彼の視線が若干下がって『ずっと誰も来なくて寂しかった』とぽつりと零す。彼が今の姿で目覚めたときにはホテルは今の状態で家族や知り合いの姿もなく、ずっと独りぼっちだったらしい。ある時ふらっとやってきた人に悪戯を仕掛けたところ前よりも来る人が増えた、とのことだが恐らくその悪戯が心霊スポットを噂されるきっかけになったのだろう。『だけど皆直ぐに帰っちゃうから、今日は二人と遊べて本当に楽しかった!』と無邪気に笑うのを見れば何故か分からないが自分に近しい何かを感じて無意識の内に手を伸ばして半透明の頭部辺りを優しく撫でる。それを彼は擽ったそうにしながらも『遊んでくれてありがとう』と口にすれば半透明の体は端の方からゆっくり消えようとしていて「え、」と思わず声を零して)

5524: 探偵 [×]
2024-05-24 20:09:01


あ、……また遊ぼうな
(半透明で薄気味悪かった気配は像を結んで男の子の姿になる、悠馬が満足したからかそれともメモリの影響を受けなくなったからか、どちらにせよただただ無邪気に笑う姿をみれば上手く事が運んだ事に安堵していた。そこから悠馬が人を脅かしていた理由を語る、メモリがどのタイミングで悠馬と結びついたのかは分からないがホテルに捨てられたのか誰かが落としてしまったのか、いずれにせよメモリが街の外へ拡散しなくて何よりだっただろう。ずっと独りぼっちで寂しい思いをしていたようだが今日存分に満足してくれたのならこちらも驚かされた甲斐があったというものだ、相手が優しく頭を撫でるのを横で見て優しい笑みを向けつつ少々羨ましいのと少々嫉妬を覚えていた。それを子供らしく受け取ると悠馬の体はゆっくりと消えていく、幽霊の法則に従うなら満足して成仏してくれるということだろう。彼が確かに幸せを感じたのならその涙をしっかりと拭えたはずだ、消えゆく悠馬に声をかければ『約束だよ!』と声が挙がってそのまま半透明の体は消えてなくなってしまった。再び周囲は暗闇に包まれるがもう不気味な気配はない、そこにはただただ静寂があるだけだ。これで依頼達成なのだろうが「さて、依頼人になんて説明すっかな」と相手の方を見ながら困ったように笑みを浮かべ)


5525: 検索 [×]
2024-05-24 22:01:51

またね。…確かにそうだね。…幽霊は居たけど君のことは呪っていないようだった、が妥当だろうか。
(男の子の姿になった彼がゆっくりと消えていくのを見ると思わず驚いてしまうが霊は未練を残して現世に残っているというのを考えれば最後に思い切り遊んで満足出来たという事なのかもしれない。相手が声をかけるのに合わせてこちらも軽く笑って呼びかけると明るい笑顔と声を最後に彼は消えていった。ここに来た時と同じ暗闇が辺りを満たしているが今は怖くは無い。一段落して相手が依頼のことを切り出せばここまでの経緯を振り返って同じく困ったように笑った。今回あったことをありのまま話す訳には行かないだろうが依頼は依頼だ。悠馬は遊び相手が欲しかっただけで依頼人のことは呪っていないということをそれらしく伝えれば良いだろうと提案する。散々驚かされてちょっと怖かった想いもして濃密な時間だったが街外れの少年の涙を拭うことが出来たのは確かだ。この場所も彼が消えたことで心霊スポットという不名誉な噂も徐々に消えていくだろう。再び相手の手を取れば「帰ろうか、翔太郎」と声をかけて)

5526: 探偵 [×]
2024-05-25 10:04:29


だな。変に何も無かったじゃ不安が残るだろうし、満足して成仏したって言うのが一番かもな
(全ての住民がいなくなり静かになった廃ホテルで二人で顔を見合わせ困った笑みを浮かべる。メモリのおかげであらゆる奇妙な体験はしてきているが、今回はそのメモリの存在を超えた体験でなかなか信じてもらえない話だろう。依頼人は幽霊の存在を信じてはいたのでなんとか成仏したという言葉で納得してもらえるだろうか。なんにせよ依頼も達成しひとりの男の子を救えたのなら十分だ。心霊スポットと呼ばれるこの場所に似つかわしくない晴れやかな気持ちでいれば相手と手が繋がり目を合わせて小さく笑う。夜の時間に叫んで逃げ回ったせいで体力はなかなかに消耗している、明日はゆっくりと事務所に行くことになりそうだ。軽く頷くと「あぁ、本物の心霊体験したんだしゆっくり休もうぜ」と手を引くとレストランを抜けてホテルを後にして)

(/お世話になっております!そろそろ区切りかと思いまして声をかけさせていただきました。どうお話が進むのか予想もできない状態でしたが、思いっきり二人で怖がってから探偵として子供の幽霊を救う2段構えのお話になって終始次の展開を楽しみにしながらやり取りさせていただきました。今回もありがとうございます!
次はどのようなお話にしましょうか?前あげていただいた冷凍車に閉じ込められるシリアス系統でも検索くんがバテてしまうお話でも、ゆっくりとした日常でも、どの方向性でも楽しめるかと思うのですが検索様のご希望はいかがでしょうか?)


5527: 検索 [×]
2024-05-25 15:41:41

…以上のことから被害者は凍死するような環境で死亡し、公園に運ばれた可能性が高い。犯行場所と思われる人が入れそうな冷凍庫を持っている施設を風.都.内に絞って調べてみたけど凍死をさせてから公園に運び、発見時のような状態に出来る距離にある施設は見付からなかった。
(心霊スポットに赴き本物の幽霊の少年と鬼ごっこをした翌朝、報告を聞きに来た依頼人に自分達も幽霊に会ったことを伝えれば驚いている様子だがあのホテルに居た少年の霊で無事に成仏したと告げれば安心したようだった。予想通り依頼料はそこそこあったようで御満悦な所長を見ながら少し変わった依頼は幕を閉じた。それから比較的平和な日々が続いていたが次に舞い込んできたのは奇妙な事件だった。朝方の公園で見つかった女性の他殺体、当初は後頭部の殴打痕が死因だとされていたが司法解剖の結果、凍死が直接の死因だったらしい。この春先で凍死という不自然さから刃.野.刑事が捜査協力という形で依頼を持ってきたのだ。それぞれ調査と検索を行い、ひとまずは情報共有としてガレージに集まって分かったことをホワイトボードに書いていく。そして現段階の情報から導き出されることと更にでた疑問点を相手に説明して「個人で業務用の冷凍庫を持っていたり凍結の能力を持つメモリが利用されている可能性もあるから100%とは言えないけど」と補足しながらも相手の意見伺うように視線向け)

(/こちらこそいつもお世話になっております。いつも以上にノリで進めさせて貰いましたが二人で心霊現象に怖がりつつ幽霊の少年と交流することが出来て不思議な体験と時間を過ごすことが出来ました。叫びまくる探偵君も平気なフリをして張り合う二人もとても良かったです、今回もありがとうございました!
前回存分に探偵君に甘やかして貰ったので冷凍車に閉じ込められてしまう話はいかがでしょうか。事件を追いかける中で決定的な証拠に気づいた瞬間に捜査に気づいた犯人に閉じ込められてしまうみたいな流れを何となく想定していますがこちらもいつも通り自由に話を展開して行けたらと思います。/こちら蹴りでお願いします)


5528: 探偵 [×]
2024-05-25 17:00:09


つまり凍った状態で死体を公園に運ぶには距離がありすぎるって事だよな?そう考えると死体を凍らせたまま公園の近くまで移動してこなきゃなんねぇんだしメモリの可能性が高い、か……でもそんな目立つこと街中で出来んのか?
(街外れの心霊スポットから帰ってきた翌日、本当に幽霊がいて成仏していったなんて話を信じて貰えるか少々不安だったものの、依頼人が体験した心霊体験とこちらが体験したそれが同じで依頼人も子供の声を聞いていたことから納得してくれたようで無事依頼解決ということで決着がついた。しばらく上機嫌だった所長を横目に穏やかな日々を過ごしていたが風.都.の風はまた奇妙な事件を運んでくる。ジンさんからの相談で始まった事件だがなかなかに奇妙な状況だ。季節外れの凍死に頭を捻りながらホワイトボードの前に立つ。人が凍って死んだとなれば真っ先に業務用冷凍庫が思い浮かぶが相手の検索結果によればその線はないらしい。個人で所有する冷凍庫もあるだろうが大の大人を丸ごと入れられるほど大きなものを持っている家庭は少ないだろう。そちらの方面も当たる必要はありそうだが不可能な状況を可能にするものと言えばメモリだ。相手に意見を伺うよう目線を向けられればホワイトボードを見上げながらこちらの考えを述べる。距離が長すぎるならその距離を縮めるしかないが、それが可能なのはやはりメモリだろうか。だがド,ー.パ.ン.ト,の姿で死体を持って出歩けば目立ちすぎる、目撃者のひとりくらいはいそうなものだ。悩むように眉間に皺を寄せながら頭を捻っていて)

(/すみません少しだけお伝えしておくことがありまして……前にこちらの冷凍車のお話ドラマが元と仰っていたと思うのですが、こちら恐らくそのドラマ観ていませんのでまた齟齬が発生しそうな時は背後からご連絡ください。よろしくお願いします!/こちら蹴りでお願いします)


5529: 検索 [×]
2024-05-25 18:00:09

偶然目撃者が居なかったという可能性もあるけど、そもそも人を冷やすメモリの能力があるのならば運ぶまでもなく公園で犯行を行えば良いはずだ。他に何か方法が…
(ホワイトボードにまとめられた情報をもとに推理を行うがどうにも噛み合わない部分が多い。聞いた女性の状態は氷点下の環境から離れて1時間半程度しか経っていなかったような姿だったがその範囲に冷凍施設を備える施設は無い。大の大人を持ち上げて運ぶなら尚更時間はかかるだろう。そんな不可能もメモリがあれば覆る物だがそうなると今度は相手の言う通り運ぶ際のリスクを負う理由がわからない。殴打痕が着いた時に飛び散ったであろう血痕がないことや手首の縛られた跡、引きずった様な傷があって運ばれてきたのはほぼ間違いない。何か他に違う手段があるのかと考えるが全く検討がつかずこれではキリがないと相手に視線向け「条件的には厳しいけど公園から一番近い冷凍食品の工場にでも行ってみるかい?」と思いついた事を提案して)



5530: 探偵 [×]
2024-05-25 18:49:39


そりゃそうだな。そうとなりゃ犯人はどこかで死体を冷凍してここに持ってこなきゃいけなかったってことか。となると冷凍庫の線が濃厚だが冷凍庫をわざわざ運んでくることもできねぇし……だな、こういう時は足で稼ぐに限るぜ
(メモリの可能性を上げてみるが相手の言うようにそれならば全ての犯行が公園で完結するはずだ。それに氷結するようなメモリを持っていたとすればわざわざ殴打する必要もなく、さっさとド.ー.パ.ン.ト.になって凍らせてしまえば良い話だ。なかなか状況が噛み合わず再び頭を捻っていると相手から冷凍食品の工場に行こうと声がかかる。行き詰まった時はとにかく動いた方が早い、動いて状況が変わればそこからまた考えるのが自分のやり方だ。相手に同意し頷くと何か気づきがあるかもしれないからと相手と共に事務所を出る。バイクに乗り込み走らせると冷凍食品工場へとたどり着いた。集めた情報によればこの工場で死体を冷凍したとしても公園との距離がありすぎで条件が一致せずここが犯行現場でないのは明白なのだが、風の街にある一番大きな冷凍食品工場であるここならば何かヒントが得られるかもしれない。工場の入口脇にバイクを止めてどうしようかと見上げていると真横をトラックが通った。工場なのだから珍しくない光景のはずだがトラックが横を走り抜けて巻き起こした風はどこかひんやりとしていて冷たい。咄嗟に走り抜けていったトラックをみれば、何かを思いついたように「あ、」と声をもらして)


5531: 検索 [×]
2024-05-25 19:22:54

やっぱりここに来るまで時間がかかるなら難しい…、翔太郎? アレは冷凍品を運ぶトラックじゃ、…冷凍?
(情報にも推理も行き詰まってくれば何か違う発想を得るためにも現段階では可能性は薄い冷凍食品工場に行くことを提案する。実際の冷凍するような施設を見れば何か得るものがあるかもしれない。早速相手と共に事務所を後にしてバイクに乗り込み目的地へと向かった。計算上では分かっていたがやはり高速道路に近い場所に立てられた工場は公園や事務所からは遠く、深夜でどれだけ速度を上げて走行しても時間内に辿り着くのは不可能だ。実体験として手元の時計を見ながら呟いていると相手が不意に声を零して自然と顔を上げる。相手の視線の先にはここで作った冷凍食品を出荷するのであろうトラックが走っていて特に珍しくもない光景だ。そのことを指摘しようとするがあのトラックが普通の運送用の物でなく冷凍時の温度を保つ冷凍車であることに気付けばはっとした表情を浮かべ「そうか、冷凍施設が無理なら動く冷凍庫を使えば良いのか」と口にする。トラックならばある程度街を走っていても不思議ではない。今まで頭に無かった答えにスッキリしつつ「あの日の深夜に街で使われていたトラックが絞り込めれば犯人も分かるかもしれない」と見えてきた解決への糸口に興奮したように伝えて)


5532: 探偵 [×]
2024-05-25 19:55:53


あぁ、きっとあれが俺達の探してた答えだぜフィリップ。条件のあう場所まで死体を凍らせたまま運べる動ける冷凍庫だ
(この工場事態は犯行現場になり得ないが今しがた通り過ぎていったトラックなら有り得る。その事に気がついて声をあげれば相手も同じ答えにたどり着いたようでニヤリと笑みを浮かべ相手の方を見た。冷凍した場所と公園までの距離の問題も冷凍車を使えば解決することが出来る。狡猾な犯人なら死体の解凍時間をコントロールすることも考えたかもしれない。条件に一致するものがようやく見つかり気分も高まってくる、あとは犯行に使われたトラックを見つけ出すだけだ。相手の正面に立てば「フィリップ、検索を頼む」と声をかける。あまり街中で検索をやらせたくはないのだがここはほとんど人通りもなく変な目を向けられることもない。軽く息を吐いて相手の情報もまとめると「検索対象は冷凍車、犯行の夜に使われていて街中を走るような小型車に絞ってくれ。あとはドライブレコーダーに解凍時間に見合う範囲内を通った履歴のあるやつだ」と検索対象を絞っていき)


5533: 検索 [×]
2024-05-25 20:37:14

ああ、検索を始めよう。 …ヒットだ、翔太郎。 運送会社の小型冷凍車の深夜便に公園近くで10分程度停車した履歴があった。 この冷凍車は…犯行の翌日からここから5キロ先の倉庫に放置されているようだね
(てっきり凍らせた体を持ち出したとばかり考えていたがまさか冷凍状態を維持したまま運んでいたとは盲点だった。犯行手段が分かればあとは使われたトラックと使った運転手を絞り込むだけだ。ニヤリと笑った相手に検索を頼まれるとこちらも得意げに笑い、目を閉じてから手を広げると地.球.の.本.棚にアクセスを果たす。目の前に無数の本棚が現れた状態で相手から伝えられたキーボードを入力していく。限定的な条件を入れていけばあっという間に本は減っていき一冊にたどり着く。本を手に取り中身を捲りながら検索結果を伝える。引っかかった運送会社の冷凍車は本来運搬の予定が無いにも関わらず公園の横を通り近くの道端で10分程度ドライブレコーダーが動かない時間があった。状況からみてこのトラックが犯行に関わった可能性が高い。更にその冷凍車について更に情報を集めると犯行の翌日から今はあまり使われていない倉庫の方に停車していることが分かった。一番の手がかりを得て検索から戻ってくると「その冷凍車から何かしら彼女の痕跡が見つかれば犯行に使われた裏付けになるはずだ」と告げ)


5534: 探偵 [×]
2024-05-25 21:25:50


どうやら当たりみてぇだな。放置されてんなら好都合だ、早速その冷凍車見に行ってみようぜ
(全ての冷凍車の履歴を調べることは実質的に不可能だがここまで条件が絞られていればたどり着くのは容易い。相手は検索によってあっという間に一台の冷凍車を見つけ出しさらには犯行当日の情報を引き出していく。条件に合致し怪しい動きをしていた車がそのまま打ち捨てられているとなれば好都合だ。きっとそのまま迷宮入りを狙ったのだろうがそうはいかない、相手の言う通り殺された彼女の痕跡が見つかれば文句なしだろう。そこから犯人にたどり着く証拠だって得られるかもしれない。目的が決まれば再び二人でバイクに跨り冷凍車が放置されているという倉庫を目指して走る。先程の工場も人里からは離れていたが倉庫はさらに人が立ち入らない場所にあって相手の検索が無ければそうそうに見つけられるものではないだろう。倉庫の前にたどり着けばバイクを止めてヘルメットを取る、適当な場所に駐車して倉庫の中を覗きこめば冷凍車らしき車があり「あれみたいだな」と周囲を警戒しながら相手の方を見て)


5535: 検索 [×]
2024-05-25 22:00:33

…本当だ。検索結果とナンバーも一致している。あとは証拠があれば…
(相手の的確なキーワードで一台の冷凍車を絞り込む。犯行場所さえ隠してしまえば捜査の手が及ばないと考えたのかもしれないがどうやらこちらが一枚上手だったようだ。決定的な証拠を得るためにも倉庫に向かう案に同意して早速バイクに跨り移動を開始した。辿り着いた倉庫は更に人気のないところにあってやましいものを隠すにはうってつけの場所だ。万が一誰か来てもトラックがあっても不自然ではない。近くにバイクを停めて降りると相手がトラックを見つけたようで近付いてみる。ナンバープレートを確認すれば検索結果と同じ物で公園に停車した冷凍車は間違いなくこの車だろう。順調に事が進み王手をかける証拠の可能性が目の前にあれば好奇心のまま後ろ側のハンドルを捻ってリヤドアを開けてみる。中は少し暗くてここからではあまり見えなければ荷台に乗り込んで奥へと入る。よくよく辺りを探せば荷台の床に擦り切れた結束バンド、そして壁に血痕のような赤黒い染みを見つけると相手の方に向いてこちらに来るように招きながら「翔太郎、拘束に使われてたと思うものと血痕だ」と伝える。通常の運送では起こりえない決定的な証拠に浮かれていれば冷凍車に密かに近付いてくる足音に気付かないでいて)


5536: 探偵 [×]
2024-05-25 22:21:53


…こいつは間違いねぇな。この車をジンさんに見せりゃ……っ!!
(倉庫に放置されていた冷凍車は相手の検索結果とも一致しているようだ、人の気配がない倉庫を進み冷凍車へと近づいていけば外観には問題はないようで、わざわざここに止まっている冷凍車を調べようとする人間はいないだろう。相手がリヤドアを開ける、こちらはしばらく入口辺りやタイヤの周辺を調べていたがそのうち相手に呼ばれて荷台の中へと入った。相手に言われた所をみれば血痕と結束バンドが見えて眉を顰める、ここで彼女が殺されたのは間違いないだろう。凄惨な扱いをされた跡に怒りを覚えていたがここまで痕跡が揃えば証拠としては十分だろう。きっと犯人にもたどり着けるはずだ。犯人を追い詰めた感覚にハードボイルドな探偵らしくクールな笑みを浮かべていたが突然背後から大きな音が鳴り響き同時に薄暗かった荷台の中はさらに薄暗くなった。咄嗟に振り返れば開いていたはずの扉が閉まっている。慌ててドアを開けようとするがビクともしない、冷凍車の近くに潜んでいたのかそれとももっと前からか、どうやら犯人はこちらの様子を観察していたらしい。何度もドアを開けようとするがビクともせず「野郎…!」と奥歯を噛み締めながらドライバーを取り出す。しかしここで変身して派手に暴れてはせっかくここに揃っている証拠品も消え去ってしまう可能性がある。悔しげにドライバーを握りしめれば「悪足掻きしやがって」と悪態をつき)


5537: 検索 [×]
2024-05-25 23:16:37

っ! まさか犯人に閉じ込められた? …何の音、
(犯行現場の決定的な証拠を相手に共有する。これらか揃っていれば犯人の元まで手が届くはずだ。早速この情報を刃.野.刑事達に共有すべきだと口にしようとした所でリヤドアの方から大きな音がして荷台の中が更に暗くなった。何事かと目を向ければ扉が閉まっていて目を見開く。傍に寄るが外からロックが掛かる音が響き相手が何度もドアを開けようとするが開きそうにない。こんな事をするのはこの荷台を見られたくない犯人だけだ。誰も居ないと思い込んでいたが何処かに潜んでいたのか嗅ぎ回る自分達を追っていたのかもしれない。本来荷物だけが乗る荷台には中から開けることを想定していない為、その手段がない。相手が力づくで脱出しようとドライバーを手にするがせっかく手に入れた証拠を消してしまうことを考えてか悪態をついている。焦る中更に何かの駆動音が聞こえてくれば扉を叩くのを止めてその音の元を探す。音の発生源にはエアコンによく似た吹き出し口があって少しもしない内にそこから凍えるような冷気が出てくる。ここがマイナス15度程で運ぶ冷凍車である事を思い出して背筋が急激に冷たくなると「出してくれ」と何度もドアを叩いて外にいるであろう犯人に訴えるが反応は無く寧ろエンジンが掛かったような音が聞こえてきて)


5538: 探偵 [×]
2024-05-25 23:53:03


おい、嘘だろ……閉じ込めた上に氷漬けにする気かよ。……落ち着けフィリップ最終手段で変身する手が残って、……移動する気か?
(ドアを何度叩いたり蹴ったりしてもそれが動く気配はない、荷物を運びさらに温度を保つため冷凍車の密閉具合は最高に良いはずでちょっとやそっとで中から開けられるものではない。犯人を追い詰めたつもりだったがこれでは逆に追い詰められてしまっている。さらに車内に設置されたエアコンが動き始めて冷たい空気が肌を撫でて背筋が凍った。今自分達が乗っているのは冷凍車なのだ、それこそ死体を凍らせられるほどの。長いことここにいればどうなるかは火を見るより明らかだ。冷静さを失い何度も扉を叩く相手の肩を掴んでこちらを向かせる。ここから出る手段がないわけではないがここまで足をつかせなかせなかった犯人のことを思えばこの冷凍車に残る証拠品がなくなってしまえばきっと犯人を追い詰めることはできなくなってしまうだろう。つまり変身すれば犯人を捕まえられなくなってしまう。苦々しい顔をしていると車のエンジンがかかる音が聞こえて眉を顰める、さらに荷台の中が揺れて車が移動を始める気配があった。冷えていく周りの空気に少しでも相手の体を冷やさないようにとこちらへ抱き寄せると「どうなってやがんだ…」と困惑するように呟いて)


5539: 検索 [×]
2024-05-26 00:50:50


…翔太郎。…多分この証拠とそれを知った僕達ごと何処かに乗り捨てるつもりなんだろう。…とりあえず君は電波が通じている内に刃.野.刑事に連絡してくれ。向かう先が分からない以上通信手段が絶たれる可能性もある。僕は打開策を考えて見る
(頭に浮かぶ最悪な事態に冷静さを欠いていたが相手に肩を掴まれ目が合うと幾らか正気に戻る。これから起こることを考えれば下手に体力を消耗するのは避けるべきだ。扉を叩くのを止めると車のエンジンが掛かってゆっくり走り出すような音や振動がある。確実に周囲の空気が冷えていく中相手に抱き寄せられるとその温もりに小さく息を吐いてから犯人の狙いを推測する。ここに来ることは誰にも伝えてなくてこのまま自分達の命を奪いそのトラックごと何処かに捨ててしまえば事件の真実を丸ごと闇に放り込むことが出来る。卑劣な思考に眉を寄せるがならば一層最悪の事態を考えなくてはならない。末端から冷えていくのを感じながらまずは相手に外部との連絡を取ることをお願いする。このまま山奥にでも向かって電波が入らなくなれば捜索して貰う事は不可能に近くなる。動き出したのと外が見えないせいで現在地は分からなくなってしまったが異常事態であることを伝えて助けを呼ぶべきだろう。自分は何を策を講じると伝えるが何かきっかけがあれば程度の面持ちで出かけたせいでメ.モ.リ.ガ.ジ,
ェ.ッ.トも殆ど置いてきてしまっていて冷気の出る吹き出し口と備え付けられた温度計を見ながら焦りを募らせていて)

5540: 探偵 [×]
2024-05-26 09:23:01


俺達ごと真相は闇の中ってことか……分かった、ジンさん見つけてくれるといいんだが…
(相手を抱き締め体温を共有すればある程度落ち着いたのか相手から吐息が漏れる。だが相手の体温が明確に暖かいと思える程には既に周囲の空気は冷えきっている、この状態で生命が長く持たないのは明らかだった。相手から外部の連絡を頼まれると一時的に体を離してス.タ.ッ.グ,フ,ォ,ン.でジンさんと連絡を取る。まだ通信の届かない場所には到達していないのか直ぐにジンさんと連絡が繋がってこれまでの経緯と冷凍車に閉じ込められ何処かへ連れていかれている事を伝えた。ジンさんは随分焦った様子だったがひとまず冷凍車を見つけた場所と外観の特徴を伝え助けを求めると力強い返事が返ってきて小さく笑みを浮かべる。あとはここから脱出するかジンさんがこの車を見つけるまで待つかになるだろう。連絡を終わらせ相手の方をみると必死に打開策を考えているようだが傍から見てもその顔は明らかに焦っている、相手に近づきながらジャケットを脱ぐとそのまま羽織らせてやった。そして上から包み込むように再び抱き締めると「お前の頭脳が凍っちまったら俺達の負けだからな」と相手を寒さから守るぅように背中を撫でて)


5541: 検索 [×]
2024-05-26 11:04:41

…、え。…ありがとう。…倉庫を出てから12分、大体15キロか20キロぐらい離れていっているはずだ。これまで止まった様子が見られないことから信号が無くて多少傾斜が認められる道…どの辺か分かるかい?
(相手が連絡を取る間打開策を考えてみるが周囲の情報が一切ないのがかなり痛い。相手の言う通り最悪変身すればトラックの壁を破ることは出来るだろうが証拠が無くなってしまうことに加えて生身の自分の身体を抱えて走行中のトラックから脱出するのはリスクが高いだろう。最悪の事態に焦っていると肩に何かが乗せられた感じがして目を向ければ相手のジャケットが掛けられている。これでは相手の体が冷えてしまうだとか自分は大丈夫だと伝えようとするがその前に相手に抱きしめられると言葉は出なくなってしまう。相手の性格上どれだけ抵抗しても返させてはくれない事が分かっていれば素直に受け取ることにしてこちらからも腕を回して体温を共有しながら礼を伝えた。周囲の気温は随分と下がり吐く息も白くなり始めた。時計で閉じ込められた時からの時間を確認して大体の距離を予測し、荷台へと伝わってくる僅かな情報から走っている道の特徴を拾いあげ相手に尋ねる。抽象的な条件なら検索より相手の土地勘の方が確実だ。「道が分かればその先にリ.ボ.ル.ギ.ャ.リ.ーを待ち伏せさせて足止めが出来るかもしれない…」と悴む手でス.タ.ッ.グ,フ,ォ,ン.を取り出しながら目的を伝えて)


5542: 探偵 [×]
2024-05-26 21:04:48


あそこから信号がなくて傾斜のある道か……なら近くにある山を登っていく道だな。フィリップ、今から言うとこにリ.ボ.ル.ギ.ャ.リ.ー向かわせてくれ
(相手を寒さから守るために抱き締めれば礼が告げられて小さく笑みを返す。二人ともが無事にここから脱出しきっちり証拠を警察に渡すには相手の頭脳が必要不可欠だ、絶対に凍りつかせてはならない。なるべく二人の体から熱が逃げていかないように体を寄せあっていると相手が時計で時間を確認する、走行の様子が分析されればこちらにその情報が伝えられる。庭の地図なら頭の中に完璧に入っている、該当する道はひとつしかない。具体的な場所は分からないが途中で獣道へ入ってしまわない限り今走る道は一本道だ。相手がス.タ.ッ.グ,フ,ォ,ン.を取り出しリ.ボ.ル.ギ. ャ.リ.ー.を呼び出す準備をする、しかしその指先は既に赤く悴んでいて見た目にも痛々しい。自分も同じようなものは脇に置いてリ.ボ.ル.ギ.ャ.リ.ーを走らせる走路を指定した。一本道ならば逆走させればすぐに出会えるはず、その時間からおおよそ自分達の位置も割り出せるはずだ。呼び出しの位置を伝えながらス.タ.ッ.グ,フ,ォ,ン.を持っていない相手の手をおもむろに取ると悴んだ指先を自らの首筋へと押し当て上から手のひらで包む、太い血管が通るそこは肌が露出している中では一番暖かいはずでこちらの体温をより伝えられるはずだ。だが同時に指先の冷たさを受け取ることになって僅かに眉を顰める、軽く吐き出した息は真っ白だがそれにも構わず自らの体温を相手へと分け与えていて)


5543: 検索 [×]
2024-05-26 22:13:55

分かった、この場所さえ分かれば助けも直ぐ来るはずだ。…冷たいだろう、僕は君の貸してくれたジャケットが有るから大丈夫だ。寧ろ長引くことを考えれば限界が来る前に変身して君の体だけでも体温と体力を維持した方が良い。
(相手と身を寄せ合って可能な限り熱を逃がさないようにしながら今走っている道の推測条件を伝えると相手から該当する場所の返答がされる。地元の人しか使わないような一本道であれば待ち伏せするにも好都合だ。自分に言い聞かせるように告げ、ス.タ.ッ.グ,フ,ォ,ン.を操作する手も悴んで覚束無いが間違いが無いよう慎重に指定した道を逆側から来るように指示を送る。そちらに集中していれば同じぐらい冷たい相手の手が触れたことに気付かず、温かな肌に触れて驚いた様に目を向ける。太い血管の通る首はとても温かくて何も無ければもう片方も触れたくなるが今の状況では相手の熱を奪っているように思えてならない。冷たさに僅かに眉を顰めたのが見えれば尚更で手を相手の首から離そうとしながら視線を送る。きっと自分を気遣っての行動だろうがそれで相手が凍えてしまっては意味が無い。相手に大丈夫だと伝え軽く笑って見せながら安心させるように優しく背中を撫でる。最短で指定スポットに来るように指示はしたがそれでも時間がかかりそうだった。その時間を考えれば二人で生身でいるよりも相手が装甲を纏った方が良いのでは無いかと同じぐらい冷たい相手の手を握りながら助言して)


5544: 探偵 [×]
2024-05-27 07:52:59


…何言ってんだ。今変身しちまったら…お前の体が、凍っちまうだろ。…それに、変身する必要なんかねぇよ
(氷点下の空間に閉じ込められ手足の感覚も薄れてきて今感じられるのは相手の体温だけだ。痛々しい指先を片手だけでも温めようと首筋に当てるも相手はそこから手を離そうとする、その上変身して装甲を纏うよう言われたが今度はこちらが小さく笑って首を横にふる番だった。背中を優しく撫でられるが薄いシャツ越しに伝わるその指先も既に冷たい、リ.ボ.ル.ギ.ャ.リ.ー.が冷凍車と鉢合わせるまでの時間を考えれば低体温症になって思考が鈍ってしまうだろう。万が一今の作戦が失敗に終わった時次の一手を考えられるのは相手しかいない。一方で自分は変身してパンチ一発放てる体力さえ残しておけば何とかなる。それならば変身して相手の体をこの冷凍車に放置するより相手の思考を鈍らせない方が賢明だ。こちらの首筋から離れそうになる指先を上手く動かない手で無理やり押さえつけるようにして逃がさないようにする、続けて装甲を纏う機会はないと無理やり口角を動かしてニヒルに笑った。相手と目を合わせると自信に満ち溢れた顔で「お前の、推理と…俺の街の、知識が…間違ってるわけ、ねぇだろ?絶対に、大丈夫…だ…」と告げる。しかし喋る度に口からは白い息が溢れ体が震えるせいで言葉が上手く紡げず、不意に眠気が襲いくれば瞼がゆらりと閉じられようと揺れて)


5545: 検索 [×]
2024-05-27 10:47:17

状態としては今と同じだ。…っ、翔太郎!寝たら駄目だ、あと少しだから。
(相手の温もりを奪うのも嫌で手を離そうとしながら相手に変身するように提案するが小さく笑って拒否されてしまう。この環境に居るのが変わらないのであれば変身前後では意識の有無しか違いがなくその代わりに相手の体が寒さから守られるのだから取るべき選択肢だ。だが相手はそれを断って離そうとした手をまた強引に首筋に触れさせる。抗議を口にするも見慣れた自信たっぷりの笑みを浮かべて自分達の考えが間違っていないのだと言われると何も返せなくなってしまう。だがその言葉も途切れ途切れで力強い言葉とは裏腹に震えていて弱く白い息が吐き出されては瞼が閉じられそうになるのを見ると背筋が凍って息が詰まった。手の拘束を解いて相手の肩を強く掴むと名前を叫んで大きく体を揺らす。その目が閉じてしまえばもう二度と開かない気がして怖くて仕方ない。こちらに意識を繋ぎ止めるように必死な声で呼び掛け肩を叩いて刺激を送り続ける。何とかする方法を考えていればス.タ.ッ.グ.フ.ォ.ンが通知を受け取り、リ.ボ.ル.ギ.ャ.リ.ーがあと数分で指定した場所に辿り着くことを知らせる。自分達の推理が間違っていなければもう少しの辛抱だ。それまで熱を維持できるものは無いかと周囲に目を向けた所でこの場に適したメモリの存在を思い出してぎこちない動きでそれを取り出す。ス.タ.ッ.グ.フ.ォ.ンにヒ.ー.ト.メ.モ.リを差し込んで低出力で熱を発生させると半ば無理やり相手の手に握らせ上から軽く包み込むことで末端を温めようとして)

5546: 探偵 [×]
2024-05-27 12:36:45


っ、…わりぃ………、あったけぇ…
(四肢の感覚はもう無く体はもう動かないのではないかと思うほどに重い、背中に添えられた相手の手のひらの熱も感じられなくなっていった。そのまま引きずり込まれるように瞼が閉じようとした所で肩を強く揺さぶられ名前を呼ばれる。意識さえも冷えきってしまう前に脳内に相手の声が響けば何とか瞼を持ち上げる、目の前には相手の必死な顔があって色々と言わなければならないはずなのに短い謝罪を挟むことしかできなかった。相手の声でリ.ボ.ル.ギ.ャ.リ.ーの到着が近いことを意識の遠くのほうで認識する、それならば尚更あと少しの間相手を守り抜かなければと力を振り絞るように奥歯を噛んで閉じようとする瞼をこじ開け相手の方を見つめる。なんとか意識を繋いでいれば相手はヒ.ー.ト.メ.モ.リ.を取り出しス.タ.ッ.グ,フ,ォ,ン.へと挿入する、悴んだ手にそれを無理やり握らされると途端にそこが暖かくなった。簡易カイロといったところだろう、指先の感覚が戻ってくれば軽く息を吐いて相手にもス.タ.ッ.グ,フ,ォ,ン.を握らせて温かさを共有する。じわじわと指先から血がめぐり頭が僅かに動くようになる、リ.ボ.ル.ギ.ャ.リ,ーが冷凍車に接触するならばこの冷凍車は大きく揺れることになるはずだ。それを凍りかけの頭で予測すれば自分達の推理が正しいことを信じて二人の体を壁側に寄せる。相手の背中が冷えきった壁に直接つかないように自らの腕をクッションにするように回し、もう片方の手は二人の間でス.タ.ッ.グ,フ,ォ,ン.を握ったまま二人の体を密着させたまま壁側に押し当てて衝撃に備えた。やがて冷凍車は動揺するように車体が揺れ直後に目一杯クラクションが鳴り響く、その瞬間に「俺達の勝ちみてぇだな」と勝利を確信するようにニヤリと笑みを浮かべて)


5547: 検索 [×]
2024-05-27 15:29:50

手だけでもマシだろう? っ…ああ、二人の推理通りだ。…警察?
(狭く暗い空間で氷点下の温度に晒されていれば全身の感覚は遠のいて精神もすり減っていく。少しでも思考するのを辞めれば持って行かれそうな意識を相手の存在とやるべきことで縫い留め、何とか瞼が持ち上がった相手と目を合わせる。相手の意識が保つように咄嗟の考えで熱を宿したス.タ.ッ.グ,フ,ォ,ンを持たせるとさっきとは違うほっとしたような息が吐き出されて密かに安堵する。これぐらいの範囲だと焼け石に水かもしれないが確かに温かな存在は精神的な助けになるはずだ。二人で温もりを分かち合っていれば守るように抱き寄せられて壁際に寄る。直後クラクションが鳴り響き、それでも退かない障害物に急ブレーキを踏んだのか車体が大きく揺れて二人の体が壁に打ち付けられる。痛みを感じるがトラックの動きは止まると相手の方を見て作戦が上手くいったことに口角を上げる。少ししてトラックがUターンしようと再びエンジンがかかるのを聞けば焦ってしまうが遠くの方からサイレンの音が聞こえてくると思わず呟きを零す。その音は徐々に近づいてきてすぐそばに止まると複数人の声と足音がして後ろの扉が僅かに動いた。ガチャガチャと金具を動かす音がしてドアが開くと一気に明るい光と外気が入り込んできて思わず目を瞑る。次に開いたときには刃.野刑事の姿があって『遅くなって悪かったな』と声を掛けられると漸く事態が解決したのだと緊張の糸が解け「…良かった」と小さく呟きを零してふらっと倒れ込みそうになって)

5548: 探偵 [×]
2024-05-27 17:21:28


さすがジンさんだ…っ、フィリップ!ジンさん!こいつに毛布となんか体が温まる飲み物、って
(衝撃に備えて、そして自分達の推理が正しい事を信じて壁側で待機する。相手の背に回し壁に付いた手にはもはや感覚がなく冷たいのかどうかさえも分からなかった。足もまるで自分のものでは無いように重かったがどうにか力を込めて倒れないように踏ん張る、直後冷凍車はブレーキを踏んで体が叩きつけられるがそれは推理が間違っていないことを意味していて相手が口角をあげるのに釣られてこちらも笑みを浮かべていた。冷凍車はまた動き出そうとするがその前にサイレンが聞こえてくる、どうやらジンさんが足取りを追ってくれていたらしい。こうなればもう犯人に逃げ場はない、証拠品も無事でこのまま現行犯で牢屋行きだ。リヤドアをいじくる音の直後ようやく扉が開かれて暖かい空気が流れ込んでくれば流石に安堵して大きく息を吐いた。だがジンさんの顔を見て緊張の糸がほぐれたのか相手がその場で倒れそうになる。慌ててその体を支えるも持ち上げられる体力もなくその場で崩れないようにするのが精一杯だった。白い息を吐き出しながら相手の救護をジンさんに早口で頼むがそれを遮るようにツボ押しで額を小突かれ思わず声をあげる、不服そうにジンさんをみると『お前もだろ』と呆れた声で言われてしまいこちらも気が抜けて体の力が抜けそうになった。続いて入ってきた警察官が自分と相手とそれぞれを支えてくれる、手短に冷凍車に残った証拠のことを伝えると外へと引きずり出された。まだ初夏のはずだが外はまさしく生き返るほどの温かさと心地良さだ、道路脇にそっと下ろされると不満気な顔をしたマッキーが毛布を持ってきてくれて『また首突っ込んで!』とつっかかってくるがそれを手を軽く振っていなしておいて)


5549: 検索 [×]
2024-05-27 19:55:50

…ありがとう。
(気を張っている理由も無くなって後を任せられる人の顔を見れば安堵して体から力が抜ける。倒れかけた所を相手に支えられているようだが二人が何か話していると認識した時には別の人に支えられていた。誘導されるまま外に出ると車内との温度差でとても温かく感じられて深く息を吐いた。道路脇に下ろされ座り込むと真.倉.刑事が毛布を持ってきてくれる。礼を言って受け取るが頭が上手く働かない状態では当たり前のように一人一枚の毛布を二人一緒にくるまって二重にして暖を取る。奥では犯人であろう男がパトカーの中にに連れて行かれていて女性の事件と今回の件で容疑が問われることだろう。失った熱も徐々に取り戻していくと顔色も良くなっていき手足の感覚も感じるようになってきた。トラック内の証拠を押さえたであろう刃.野.刑事がこちらにやってくると公園に立ち寄った状況証拠であるドライブレコーダーの事と手慣れた犯行だった事から他の変死事件に関与している可能性を伝える。そこまで情報を掴んで尚且つ無茶をしたことに呆れている様子だったが温かいお茶のペットボトルをそれぞれ渡すと犯人の方に行ってしまった。動くようになった手でキャップを開け、一口飲むと体の中から温かさが染み渡る。思わず息を吐き出すと「もう暫くは寒いのは勘弁だね」と呟いて)


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