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【奇病/日常】 * ルッカリー医院でおやすみ * 【途中参加歓迎】/93


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67: はねのとくめい [×]
2022-05-12 21:07:42



>58 院長様

(/ しっかりと記載してあったのにも関わらずお手間を取らせてしまい大変申し訳ありません..!! カルテの方に目を通してpf作らせて頂いたのですが、すこし医院の中ではやんちゃ過ぎるかもしれません ... 。思っていたのと違うようでしたら蹴っていただいて
構いませんので、ご検討よろしくお願い致します! /)


呼名 : フェル
年齢 : 17
性別 : 男性

容姿 :黒髪にシルバーの瞳。 顔立ちは整っているものの、目付きと口の悪さで怖いイメージの方が強い。思春期の青年らしく、軽くワックスで撫で付けた髪にニヤリと笑みを浮かべる口元。ギザギザと尖った歯は悪魔のようで、背の翼との相性は最悪である。白い肌には所々傷があり、そのやんちゃさが伺える。年不相応な、細くヒョロりとした体格は食事がまともに摂れていないせいだろうか。背中の辺りがバッサリと空いた黒のピッタリとしたタンクトップに、薄汚れた黒の上着に、少し大きすぎるような黒のカーゴパンツを履いていた。白く大きな羽は背中に隠れるように畳まれている。入院着も自身で背中に切込みを入れ、着ていたり着ていなかったりする。

性格 :元々孤児院育ちで誰かと話す事や世話を焼くことが好き。年下には特に甘く、孤児院にいた頃は兄貴分として孤児院の兄弟達を纏めていた。その為責任感が強く、大切な人を守るためなら他人に拳を振ることにも容赦がない。またシスターの手伝いにも積極的に行い、細かい作業や畑の管理もなんとなく理解している。外見のせいか荒っぽく粗雑なのだと思われやすいが、もともと几帳面でマメな性格。掃除洗濯等の家事もしっかりとこなす。自分の感情が顔に出やすく、嘘をつくのも苦手。イメージのせいで喧嘩を売られやすく、売られた喧嘩は買う性分なので、街を歩くだけで荒くれ者に絡まれる。最近は奇病のせいもあってか、喧嘩の頻度が増えたらしい。

奇病 : 羽の奇病。その名の通り背中に鳥にも似た羽が生えている。感覚は触れられれば何となく分かる程度で痛覚や温度感覚はない。重さ多少あるが、軽めのリュックを背負ってると感じる程で生活に支障はない。毎回服に穴を開けなければいけないというのは大変面倒だと感じている。発症したのはつい2ヶ月ほど前だが、既に慣れてきたような気がしている。冬になると羽の量が増えいつも以上にボリュームのあるものになる。逆に夏になるとさっぱりと羽の量は少なくなる。羽は水を弾くらしく、シャワー等は普通の人間と同じように出来る。外に出ることも多い為か羽の重なる部分に汚れが溜まりやすく、週に1回ほど羽の掃除を行う。

備考 : 出身は不明。赤ん坊の頃、孤児院に捨てられ、すくすくと育ってきた。高齢のシスターは自身にとって母であり祖母のような存在で、大変慕っている。また孤児院の兄弟達も本当の家族のように愛していた。奇病が発症してもなお、兄弟達への愛は変わらなかったし、兄弟達からの信頼も変わることは無かった。だが、天使のようなその羽は瞬く間に周囲の噂となり、好奇の目にさらされる。支援など雀の涙程しかなかった孤児院に知らぬ恩を返せと天使のような羽を持つ自身を教会へ勧誘する牧師たち。物見感覚で孤児院に群がる信者の群れ。日々暗くなっていく兄弟達の顔に申し訳なさや心苦しさが一挙に押し寄せる。シスターにだけ出ていくことを伝えると、ルッカリー医院に行けば、安心して暮らせる。と言われ、噂を頼りまに1ヶ月ほど各地を巡り辿り着いた。ガラの悪さは自分自身と、そして孤児院の人々を守る為に自然に作り上げたもの。アイツがいるからあの孤児院には手を出せないと思わせる、門番と厄介者の2役を勝手に担っていた。ミドルスクールに上がる際に、孤児院の手伝いに専念すると決め、それ以降は全く学校へ行っていないため、学問に関してはからっきしである。

サンプルロル :
( 橙色に揺らめく街灯は夜の闇をより一層暗くさせる。裏路地には赤い顔をした酔っ払いや、足の不自由な黒猫、青い鳥を探す浮浪者に白い羽を持つ自分。孤児院にいた頃は見たことがなかったユニークで色とりどりな世界は、まだまだ幼い少年の心をかき立たせる。あの賑やかな場所を出てから2週間程経っただろうか。シスターから貰い受けた少量の缶詰やビスケットを少しずつ胃の中に溜めていく。食欲が湧くような気分ではないし、空腹に慣れていることもあってか、この分だとあと1ヶ月ほどは持つだろう。いそいそと食事を終えて麻袋にそれらを詰めれば、物乞い達の目から逃げるように立ち上がって暗い裏路地を抜ける。シスターから聞くにはとにかく西の港町を目指せ、とのことだった。ここから西の港町まではあと1ヶ月ほどかかるだろうか。街に着いてからは手探りに探すしか方法はない。食料はなんとかもつとしても、正確な場所が分からないのだからどうしようも無い。ここは運に任せるしかないと腹を括り歩き出す。ふと、運といえば自分は運が良すぎたと小さく笑いが溢れる。恵まれた場所と環境、こんな自分に対して優しすぎる孤児院のみんな。懐かしむ気持ちはやがて別れの悲しさに変わり、目尻が熱くなってしまって咄嗟に悪態をついて。)
クソッ ... いつまで親離れ出来ねえんだよ俺 ... ガキみてぇでダッセェな ...




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