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白む空に燻る紫煙 ---〆/5175


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自分のトピックを作る
5144: ベル・ミラー [×]
2025-10-30 00:05:43





( ___普段通りデスクで仕事をしている時に掛けられたのは此処数日無かった事件の報せ。直ぐに頷きパソコンの電源を落として相手と共に署を出れば社用車に乗り込み。運転席に座り、エンジンを掛ける前に相手から受け取った書類にザッと目を通す。「…5歳、」と、漏れた言葉と共に眉間に皺が寄った。勿論大人の遺体ならば良いなんて話では無く勿論そんな事は僅かも思わないのだが、矢張り子供の遺体は気分が重くなる。直ぐに書類を相手に返し現場まで車を走らせて。___郊外に建つ空き家の周りには規制線のテープが貼られていた。先に居た警察官に警察手帳を見せて手袋をはめ家の中へ入ると、そこには書類にあった通りまだ幼い男の子の遺体があり、周囲には無造作に散らばった薬剤が。「…エバンズさん、これ。」少年の傍らにしゃがみ薬剤の一つを摘み上げ相手に手渡す様に見せて )






5145: アルバート・エバンズ [×]
2025-10-30 01:05:00

 





( 現場でまず目につくのは相手が指摘した薬剤。遺体の近くに散乱しており、劇薬の可能性も否定出来ない。転がっている茶色い瓶に薬剤の名前は書かれて居なかった。「…鑑識に回して成分を調べる。検視の結果とも擦り合わせる必要があるな。」と同意を示すように告げて。少年の遺体の傍らに膝をつき状態を観察すると、口の端に血の混ざった唾液が付着している事に気付く。転落した可能性は無いかと家の方を見上げたものの、頭などに目立った外傷はないため線としては薄いだろうか。頭だけではなく、遺体に外傷は見られなかった。頭や首、腹部、手首、致命傷となり得る部位は全て綺麗な状態で。「……現時点では死因が特定出来ないな、」と言いながら立ち上がり。死因の特定には検視結果を待つ必要がある、今は目撃情報や防犯カメラの映像を集める事が急務だろうと。 )







 

5146: ベル・ミラー [×]
2025-10-30 14:21:58





( この薬剤が何なのか、現段階では全く判断する事は出来ないが5歳児の遺体の周囲に散らばっていた事が妙な恐怖を湧きたてた。目視で確認出来る外傷は無く内臓系に何らかの損傷がある可能性もあるが、其方もまた今の段階では判別不可。後ろから来た鑑識が持つ証拠保管袋に薬剤を入れ立ち上がると相手の言葉に頷きつつ「周辺の聞き込みと監視カメラの映像が先ですね。…彼の両親にも話を聞かなきゃ、」と、答え。扉が施錠されていた訳でも無ければ立ち入り規制があった訳でも無く、言うなれば誰だって好きにこの場所を出入りする事は出来た。ただ、もし被害者がたった1人で此処に来たと言うのであればそれは些か疑問がある。一先ず情報収集を、と相手と共に車に戻りこの場所から一番近い監視カメラの場所の把握と、周囲への聞き込みを開始する事として )






5147: アルバート・エバンズ [×]
2025-10-30 15:53:54

 




( 現場検証の過程で手袋をして触れた少年の身体は、既に生気を感じる事ができなかった。つなぎのズボンのポケットに何かが入っているのを感じポケットに手を入れると、中から出て来たのは棒の付いたキャンディが1本と小銭。近くのショップで買い物でもしたのだろう。監視カメラの場所を把握するために相手が車を走らせている最中、スマートフォンで近くの駄菓子屋を探す。「…よく菓子を買いに訪れるショップがないかも、親に確認する必要があるな。」と告げて。---聞き込みの中で上がって来たのは、空き家は誰でも自由に出入りができる上、家具などが残されていることもあり地元の子どもなどが遊び場にしている事は多々あったという事。そして周辺の住民の中に物音など不審な音を聞いた人は居ない事。スマートフォンが着信を知らせ、被害者の母親と連絡がついたという報告を受けると「現場から直ぐの家に母親が戻ったらしい。話を聞きに行くぞ。」と指示を出して。 )






 

5148: ベル・ミラー [×]
2025-10-30 18:27:26





( 車内で相手の持つスマートフォンが着信を知らせれば前方を見ながらも意識の破片は其方に向く。その後出された指示の元向かった被害者の自宅には凡そ5分程で到着し、呼び鈴を鳴らせば憔悴しきった母親と思われる女性が玄関から顔を覗かせた。「レイクウッド署のベル・ミラーです。」と警察手帳を見せ相手と共に家の中へ。促され女性と向かい合う形で椅子に腰掛けて直ぐ、女性は涙ながらに『…私がもっと早く気が付けていれば…っ、』と、後悔を口にしたものだから、矢張りどれだけの年月、殺人事件に向き合って来たとしても心が抉られそうな気持ちになるのだ。大切に大切に育てて来たであろう我が子が、突然目の前から居なくなりもう二度と声を聞く事も笑顔を見る事も出来ない。「…貴女のせいじゃありません。」なんてまるでお決まりの言葉を掛ける事しか出来ず、けれど話は聞かなければならない。「__息子さんの事、お辛いでしょうが聞かせて貰えますか?」と鞄から手帳を取り出して )






5149: アルバート・エバンズ [×]
2025-10-30 22:15:43

 





( ミケルの母親は涙ながらに昨日の事について話し始めた。『昨日もあの子は、昼過ぎに外へ遊びに行きました。私は夕方には仕事に出てしまうので、その後の事は分かりません。でも今朝家に帰ったら、冷蔵庫の中に昨日の夕食に作っておいたスープが残っていたんです…!姿も見当たらないから警察に通報して、それで…っ』顔を覆って泣き始めた彼女の言葉を手帳に書き記す。「…出掛ける時には、彼にお金を?」と尋ねると、母親は顔を上げ『…はい、1ドルだけ渡しました。寂しい思いをさせているから…せめておやつくらい、ほんの少しですけど、好きなものを食べさせてやりたくて、』と答えて。 )





 

5150: ベル・ミラー [×]
2025-10-30 23:25:16





( 女手一つ、まだ幼い息子との生活を守る為に彼女自身も息子に付きっきりになる事の出来ない日常に寂しさを感じていた筈だ。朝がた家に居る筈の息子の姿が見当たらなかった時の恐怖はどれ程のものだっただろうか。相手からの問い掛けに鼻を啜りながらも答えた母親に「ミケル君が、普段お菓子を買うお気に入りのお店とかに心当たりはありませんか?例えば…棒付きのキャンディを買っていたお店とか、」と、静かに問いを重ねる。それから続けて「それと、此処最近困っていた事や、気になっていた事__些細な事でも構いません。何かあれば、」少しでも手掛かりを得る為、彼女自身の身の回りの事でも、息子の周囲の人間関係の事でも、話しておきたい事があればと聞く姿勢を見せて )






5151: アルバート・エバンズ [×]
2025-10-31 00:35:00

 




( 相手の問いに彼女は『棒つきキャンディ……ミケルのお気に入りの店があります。地元の子どもたちにも人気の店で…ミケルはよく行っていました。店名は確か、“シュガーリー”です。』と答えて。『チョコレートやグミなんかも置いていたけど、あの子はいつもキャンディで…色がグラデーションになっているのもかっこいいんだって、』話しながら過去の記憶が蘇ったのだろう、もう会えない息子を思って涙を流す母親の姿に胸が痛む。『生活は裕福ではなかったけど…でも、あの子の為なら仕事も頑張れたんです。ミケルは友達が多い方では無かったけど、マイペースで、1人で遊ぶのも好きな子でした。悩みを聞いた事はありません。_____どうしてうちの子が、あんな事に…』と項垂れる母親に「…事件と事故の両面から捜査を進めて居ます。ちなみに、持病やいつも服用している薬などはありましたか?」と尋ねたものの、答えはNo。捜査を迅速に進めることを約束し、何かあればいつでも連絡して欲しいと伝えると立ち上がり。 )






 

5152: ベル・ミラー [×]
2025-10-31 11:02:25





( 母親の返答から“シュガーリー”と言うお菓子屋の存在が明らかになった訳だが、最も不可思議に思える遺体の傍にあった薬剤は未だ謎のまま。軽く頭を下げ玄関を出る間際に彼女の肩を軽く擦ってから相手と共に車に乗り込み。「…“どちら”であっても、最後まで立ち直る手助けがしたい、」道中、前を見据えたままポツリと口にしたのは悲しみにくれる母親の泣き顔が脳裏を離れなかったから。“当たり前”に居る人、日々が何の兆候も無く突如として消え失せる事の計り知れない喪失感は、隣に座る相手が誰よりも身をもって知っている事だろう。___シュガーリーはこじんまりとした、けれど鮮やかな看板が目を引く綺麗な外観だった。中に入れば沢山のお菓子が陳列されていてそのどれもが良心的な値段。お小遣いを貯めた子供が集まって来るのも頷けた。入口から近い棚の一つに“鮮やかなグラデーションの棒付きキャンディ”が売っていてそれを手に取る。「…子供が喜びそう。」と、小さく微笑み相手に軽く見せてから、店内に設置されている防犯カメラの位置を確認すべく頭を持ち上げて )






5153: アルバート・エバンズ [×]
2025-10-31 14:10:43

 





( 彼女のようにただ1人の家族である息子を大切に思い、息子の為に身を粉にして働いて居る母親であれば、尚更喪失感に打ちひしがれてしまうだろう。遺族の心のケアを行い、時にカウンセラーなどの適した支援機関を紹介する事も大切だと相手の言葉に頷いて。---明るい雰囲気の店内には様々なお菓子が並び、子どもが入れ替わり立ち替わりやってくる。被害者の少年がポケットに入れて居たキャンディの金額を見て、釣り銭もぴったりだという事を確認するとレジに向かい。「レイクウッド署のエバンズです。」と、女性店員に警察手帳を見せつつ、ミケルの写真を示す。「この少年に見覚えはありませんか。」と尋ねると、店員は『あぁ、この子。よく来てくれるんです、確か昨日も来ましたよ。』と答えた。『もしかして…近くの空き家で遺体が見つかったって、この子なんですか?、』と聞かれ小さく頷くと「……捜査を行っています。防犯カメラの映像をいただく事はできますか?」と続けて。 )






 

5154: ベル・ミラー [×]
2025-10-31 20:02:17





( 女性店員が昨日のミケルの来店を覚えていたと言う事は証言的には大きいだろう。控え目な相手の頷きに対して『そうですか…。』と悲しげに眉を下げた店員は続けられた要望に何の躊躇いも無く『勿論です、少し待っていて下さいね。』と答えるとお店の奥に引っ込み、少しして映像の入ったUSBを手に戻って来て。『これにも映ってると思いますけど、昨日は3時頃に来てくれました。…何時も“お母さんがくれた”って嬉しそうに小銭を握り締めてたんです。……もう、顔を見れないんですね、』それを相手に手渡す際、生前のミケルの無邪気にはにかむ笑顔を思い出したのか、切なそうな呟きを落とし。「…普段と違うと感じたりは?」との問い掛けには『いいえ、何時も通り元気そうでした。』と、特別変わった様には見えなかったと答え。___検死結果の報告があがるまではまだ時間が掛かるだろう。まずはこの店の防犯カメラ映像の確認作業をするのに署に戻るのが得策かと、隣の相手に視線を向けて )






5155: アルバート・エバンズ [×]
2025-11-01 04:05:55

 





( USBを受け取ると、店員に礼を言う。防犯カメラに残っている映像と死亡推定時刻とを照らし合わせ、最後に被害者の少年が目撃されてからの足取りを掴む必要があった。また話を聞きにくる可能性がある事を伝え了承してもらった後、相手と共に店を後にする。「防犯カメラの映像を確認する。まだ目撃証言が少ないが、行動範囲は限定されている。街中の防犯カメラの映像と合わせて証言を募るぞ。」と相手に告げ、先ずは入手した映像の確認を行う為に署へ戻り。---店員の証言通り、事件があった日の15時頃_____具体的には15時16分に、ミケルは1人で店を訪れていた。滞在時間はほんの数分、店頭を眺めたものの悩み込む事はなく、キャンディを手に取りレジへと向かう。店員と会話を交わし、おまけのような小さな包みに包まれたチョコレートを受け取ると嬉しそうにそれを口に放り込んだ。店員が手を出し、ミケルはゴミを手渡すと小さく手を振ってドアを開け、右側の方向へと歩いて行った。映像に残っていたのはそんな数分の出来事で。 )






 

5156: ベル・ミラー [×]
2025-11-01 09:48:28





( 防犯カメラに映るミケルは、店員の言った通り気落ちした様な様子も無く元気そうに見えた。お店に来たのは1人で出て行った時も1人___もし誰かに声を掛けられてあの空き家に行ったのならこの後の話になるし、誰かとあの場所で待ち合わせをしていた可能性も十分にある。更に言えば別の場所で殺害されあの家の中に遺棄された可能性も。「…検死結果、急いで欲しいね。」と溢したのは彼の口元に付着していた血液の混じった唾液が気になっていたから。相手も確認した通り高所からの落下であるならなんらかの外傷があっても可笑しくはないが、それらが何も無かったと言う事は矢張り周辺にあった薬剤が関係しているのか。一度給湯室で紅茶を淹れマグカップを相手に手渡した後、次は彼が向かった方向にある防犯カメラ映像を一つ一つ確認しつつ、不審な人物や見落としが無いかを調べていき )






5157: アルバート・エバンズ [×]
2025-11-01 12:20:58

 




( 相手の言葉に同意を示しつつ紅茶をひと口啜る。空き家や彼の家がある方は監視カメラの設置台数が少ないというのが正直な感想。空き家の敷地の入り口が見えるカメラは無かった。外傷が無いとなると、死因はかなり絞られる。薬剤の誤飲の可能性、或いは毒を盛られたり、不慮の事故という事も考えられるだろう。彼が何を口にしたか、という事を考えた時に先ほどの監視カメラの映像が甦り「…あの店で貰ったおまけのチョコレートに毒が入っていた、なんて事はないか。彼が亡くなる前に口にした事が確認出来ていて、ゴミは店員が預かっている。」と、言葉を溢し。協力的な店員だったが、状況的にあり得ないと断定は出来ない。被害者の少年を認識していた事を思うと、彼にだけ毒入りを渡す事だって不可能では無いはずだと。 )





 

5158: ベル・ミラー [×]
2025-11-01 13:07:27





( 肝心な所に監視カメラが設置されていないのは良くある事。「住人の居る居ないに関わらず、全ての建物の入口にはカメラ設置義務の法律が欲しいくらい。」とボヤくものの、それが叶わない今そんな事を言った所で事態が好転する訳でも無い。紅茶を啜りながら何度も目だけを左右に動かし映像を凝視する中。相手の言葉に思わず動きが止まった。唇から静かにマグカップを離し身体ごと相手に向き直る表情は真剣ながら何処か複雑さも見え隠れするもの。「…可能性はあるね。心情的には疑いたくない所だけど、即効性のある毒物じゃなければあの家まで行けただろうし、口元の血も説明がつく。」包み紙は既に破棄されているだろうし、人が人を殺す動機など考えたくは無いがそこら中に転がっているのだ。「……母親だってわからない、」と苦しげに溢したのは、“全てを疑え”と言う相手の最初の教えが基盤になっているからか。「1人で育てる事に疲れきって、“あの子が居なければ”って思っても__。…ただ、そうじゃないって信じたい。」静かに身体を前に戻し再び映像を見詰めながら、それでも最後の言葉は心からのもの。甘さは抜けないと思われるだろうか )






5159: アルバート・エバンズ [×]
2025-11-01 15:43:27

 




( 例えどう思われようと、捜査の上では全てを疑い、考え得る可能性は全て潰しておく必要がある。「…検視結果が出たら、もう一度2人には話を聞きに行く。外傷が無い以上、考えられる死因はかなり狭まるからな。」と告げて。刃物などの凶器が使われた訳でもなく致命的な傷が無いとなると、今できる事は結果を待つ事と聞き込みを行うことだ。毒物を盛られた可能性も視野に入れれば、既に話を聞いている2人も例外ではない。---検視よりも先に直ぐに結果が出たのは、薬剤の成分分析だった。夕方になって分析の担当官がやって来ると資料を手渡し『現場にあった薬は、抗うつ剤でした。子どもが誤飲すれば、死に至る危険は十分あります。』と告げて。何らかの理由で薬を誤飲した、或いは飲まされたと考えれば殺人は成立するのかと考え込みつつ「助かった、」とだけ告げて担当官を帰らせて。 )





 

5160: ベル・ミラー [×]
2025-11-01 23:34:42





わかりました、周辺の聞き込みも続けます。
( 検死結果が出るまでの間のこの時間はどうにも気が焦る。早く確実な証拠が欲しい、早急に犯人を逮捕したいと思えば思う程に多くの情報をと思うのは当たり前なのだが。鼻から抜ける様な溜め息を一つで頷けば夕方にまた聞き込みを再開しようと。___それから時間が経ちカメラ映像の確認に一区切りがついた頃、扉のノック音と共に入って来た分析の担当官が手渡した資料に思わず眉が寄った。“抗うつ剤”だなんて、そもそも誰が。「…空き家を使っていた誰かの忘れ物を偶然見付けて、ラムネか何かと思い誤って飲んだ事故死か__誰かが明確な目的で飲ませたか。何方にせよあの歳の子が買える物じゃないし、母親が服用していた可能性もあります。エバンズさん、もう一度ジョイの家に行こう、」椅子から立ち上がり、鞄を片手に持つと足早に執務室を出て )






5161: アルバート・エバンズ [×]
2025-11-02 04:10:04

 





( 好奇心から立ち寄った空き家で瓶に入った錠剤を見つけ、ラムネと勘違いして誤飲する______大人であれば到底考えにくい話ではあるが、被害者はまだ5歳の子ども。突拍子もない事をしても何ら可笑しくは無い年齢だ。「…事故か事件かの判別も付かないな、」と、状況証拠からだけではそれさえ掴めない状況に少しばかりの苛立ちを見せて。相手と共に再び訪れた被害者の家。母親は、今日は仕事を休ませて貰ったのだと言って再び自分たちを居間に通した。抗うつ剤を服用した事はあるかと尋ねると彼女は首を振り『いいえ、生活は楽ではなかったけれど…あの子と2人の生活は幸せでした。夜の仕事なんて大変だけど、でもお店のみんなも優しくて、私、辛くなんてありませんでした。』と、再び涙ぐみながら答えて。 )






 

5162: ベル・ミラー [×]
2025-11-02 12:00:17





( 母親の話を信じるのなら抗うつ剤は矢張り誰かの置き忘れか、別に存在する犯人の物と言う事になる。彼女やお菓子屋の店員の周りから確実な情報を得る事が出来ればと手帳に書き込みをしながら思案し、最後に母親の働くお店の名前も書き留めて家を出て。その後の地域住民への聞き込みも犯人に繋がる目ぼしい情報は出なかった。ただ、ミケル自身大勢の友達と遊び回るより1人で遊ぶ事の多いタイプだった事、案の定施錠もされていない空き家は子供達の溜まり場になっていた事、がわかり運転席で背凭れに体重を掛ける様に座り一度息を吐き出して。「今日の夜はとんでもなく甘い物が食べたい、」と呟いたのは、捜査が思う様に進んでない状況に対する疲労からか。ハンドルを握り直し次に向かったのはお昼頃にも行った“シュガーリー”。店の前に車を停めて「行きますか、」と一つ気合いを )






5163: アルバート・エバンズ [×]
2025-11-03 03:07:12

 





( めぼしい目撃証言も、被害者に関する有力な情報も無い状況に思わず溜め息が出る。脳を使っているからだろうか、捜査が行き詰まった時などに甘い物を欲する気持ちは共感出来るもので。再び店を訪れた自分たちを少し驚きつつも迎え入れた店員は、監視カメラに映っていたやり取りについて、いつも子どもたちには“おまけ”をあげているのだと言った。商品として販売されているものより小さなチョコレート。ミルクとホワイトがあり、透明な包みに入っているそれは、レジ下のカゴの中に入っていた。『買い物をしてくれた子には、1人1つだけあげています。あの子はいつもホワイトを選ぶんです、昨日もそうでした。』と答えて。持って帰る子もいるが今食べていくと言ったため包みを預かったと。『ゴミ箱は、昨日今日はまだ取り替えていません。』疑われている事を少なからず察したのだろう、レジの足元にあるゴミ箱を示して『必要なら持って行ってください。』と。 )





 

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