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1対1のなりきりチャット
自分のトピックを作る
4683:
ベル・ミラー [×]
2024-12-15 22:55:00
アーロン・クラーク
( 焦らす様に至極ゆっくりとした、それでいて優雅な所作で以てボタンを静かに外していく中。上から2つ目のボタンが外れ3つ目に指が掛かった所で相手から投げやりではあるものの泊まりの許可と共に静止が入れば、その指先は直ぐにピタリと止まり。__『……』此方を睨み付ける相手の碧眼には強い嫌悪感と鋭さが宿っている。力では到底叶わないとわかっている己に組み敷かれ、ろくな抵抗も出来ない中で白い喉を晒しながらもその瞳に揺らぎは無い。絶対的に不利な状況下なのに。この“どうにでも出来る感”と、その中で見せる相手の瞳に思わず背中の産毛が逆立つ様な加虐心が生まれ、小さく喉を鳴らす。けれど選択肢を与えた以上、相手が選んだ以上、無かった事にするのは“ルール違反”であろう。ふつふつと湧き上がる熱を笑顔の裏に隠し僅か身体を折り相手の耳元に唇を近付けると『__“一緒に”寝るんですからね。』相手の嫌がる単語を強調しつつ、再び静かに持ち上げた顔。その瞳には歪な光はもう無く、そこで漸く相手の上から退けて。向かうは備え付けの小型冷蔵庫。扉を開け何時買って来たのか中から小さなボトルワインを取り出しては『…貴方も飲みますか?』と、少し前の出来事など何も無かったかのように振り返って )
4684:
アルバート・エバンズ [×]
2024-12-15 23:36:54
( わざわざ“一緒に”と強調して来る相手の底意地の悪さを感じながらも、身体が離れると、外されたボタンを留め直し手早くも乱雑にワイシャツを整えベッドから離れる。仕方無く許可を出すずっと前から我が物顔で部屋を使っているではないかと苛立ちを募らせつつ「_____いい。」と答えて。冷蔵庫からミネラルウォーターの入ったペットボトルを出して固いキャップを開けると、睡眠薬を飲み込む。此れを水では無くワインで流し込めば、夢を見ないほどの深い眠りに身を委ね朝を迎える事が出来るだろうか、と一瞬考える。薬が効くまでには暫し時間が掛かる。動ける内に休む支度を整えようと、ソファで寛ぐ相手を置いて浴室に向かうと施錠した上でシャワーを浴びて。---時間にして20分程、髪をタオルで拭いつつ浴室を出ると1人用の座椅子に身体を預ける。眠気は未だ無いものの、身体が怠い。横目に相手に視線を向けると「……一杯くれ、」と、結局少しのアルコールを身体に入れる気になったのか空のグラスを相手に差し出し。 )
4685:
ベル・ミラー [×]
2024-12-15 23:58:44
アーロン・クラーク
( 断られればそれ以上を勧める事無く自身の分のワインをグラスに注ぎ一口。揺れる赤は特別高価な物では無いがそこまで安い物でも無い。本来ならチーズか何かを摘みながら飲みたいものであるが、生憎少し嗜む程度にすると決めていた為買っては来なかったのだ。ミネラルウォーターで睡眠薬を流し込む様子を横目に、その後浴室へと向かう背中を見詰めるも、遠く鍵を施錠する音が聞こえると面白そうに喉の奥で1人クツクツと笑い。__それから相手が戻って来る迄の間、結局ボトルの中の赤は当初の予定とは変わり半分程まで無くなっていた。身体はほんの僅か熱を帯びるものの思考回路はハッキリしていて“酔っている”とは余り言えない状態。そんな中で座椅子に座った相手が気が変わったのか一度は断ったワインを望めば『俺の前で意識を失う事になりますよ。』と、先程の睡眠薬の話と絡めつつも、勿論断る事は無く差し出されたグラスにワインを半分程注いで。__シャワーあがりの相手が引き連れる仄かな石鹸の香りは何故か酷く落ち着けるもの。まだ湿っている焦げ茶の髪を見ながらまた一口赤を啜り、『……前にも言いましたけど、俺と何処か遠い所に行きません?』溢れた、と言っても自然な程に出た言葉は以前お墓の前でした話と同じもの。なれど何の脈略も無く、また、今は答えが想像出来るもので )
4686:
アルバート・エバンズ [×]
2024-12-16 03:44:09
( 異常に効き目が強く出る事がある為、薬とアルコールの併用はするなと言うのが通説だが、効き目を感じにくい薬の効果が増強されるならば願ったり叶ったりではないか。相手の言葉に反応する事はなく、グラスを受け取り注がれたワインを口にする。芳醇な香りが鼻に抜け、喉を通った赤は熱を持って胃に落ちる。---相手が紡いだ言葉は、普段のように芝居掛かったものではなくて極自然なトーンで此方に届いた。以前も彼から同じ提案をされた事がある。互いに傷を負い、一向に前にも進めずもがき苦しみ続ける_____其れは、此処を離れたからと言って変わるだろうか。其れに、やはり相手と自分は立場が違い過ぎるのだ。少なからず薬やアルコールも影響しているだろうか、先ほど迄の嫌悪や鋭さが抜けた碧眼を相手へと流すように向ける。「______遠くへ逃げたからと言ってどうなる、過去は消えない。……俺とお前は同じじゃない。時間を掛けても分かり合う事は出来ない。」と、言葉を紡いで。 )
4687:
ベル・ミラー [×]
2024-12-16 16:37:47
アーロン・クラーク
どうにもなりませんよ。過去は着いて回るし、痛みは消えない。__その中で、俺は貴方が欲しいんです。誰にも邪魔をされない所に行きたい。
( 矢張り相手からの返事はNO。それを聞き届けてから再びグラスにワインを注ぎ入れ揺れる赤の水面を見詰める紫暗の瞳は何処となく暗く濁り。『それに__、』繋ぎ言葉の後に持ち上げた顔。普段の時と変わらぬニコニコとした人当たりの良さそうな笑顔で『貴方は今刑事じゃないでしょ。』と。『此処に居ても、例えレイクウッドに戻ったとしても、その身体ではもう刑事に戻るのは不可能だ。貴方自身が一番良くわかっている筈です。…貴方は刑事じゃなく、望むなら俺も今の仕事を辞めても良い。互いに刑事でも犯罪者でも無いなら問題は一つ解決でしょう?』酔ってはいないものの、少なからず身体を巡るアルコールが存在を消す訳では無い。普段もそうであるが、今日はより一段と饒舌で、けれど紡ぐ言葉の中の何処にも相手の気持ちは含まれておらず )
4688:
アルバート・エバンズ [×]
2024-12-16 20:26:44
……例え誰にも邪魔されない所に行ったとしても、お前の物にはならない。
( 相手の主張は何の脈絡もないもののように思えた。遠い場所に行ったとしても、其れが自分を“手に入れる”事に繋がるのだろうか。そもそも此方の気持ちも無視して手中に収めようとしているだけでは無いかと思えば、相手の抱く願望が叶う事はないと断っておき。やはり相手は自分が刑事で無くなった事も把握していたようだった。何とか刑事に戻る道を模索しながらも体調は思うように上向かない、そんな中で紡がれた“刑事に戻るのは不可能”という言葉は、気持ちを更に沈ませるものだった。「______何者でもない俺たちが一緒にいて、傷口を舐め合ってどうなる。」自分たち2人が一緒に居る意味を見出せないと、饒舌に喋る相手に言い返す。彼が語るのは唯の夢物語だ、自分はワシントンを、刑事という肩書を捨てる事は選べない。少しずつぼんやりとしてきた頭でワインを呷り。 )
4689:
ベル・ミラー [×]
2024-12-16 21:57:47
アーロン・クラーク
__頑固ですねぇ、少し試してみればいいのに。…そうだ、実は俺の家は此方にもあるんです。試しに数週間一緒に暮らしてみません?
( どんな提案をした所で相手が首を縦に振る事は無い筈なのに。諦め悪くまるで“お試し期間”を設ける様な提案を続けながらグラスの中の赤を呷る姿を見、至極自然な動作で以て次なる赤を注ぎ入れ。『難しく考え過ぎなんですよ。理由が欲しいなら幾らでもあげますけど__…貴方が離れればミラーが誰かに傷付けられる事も無い、彼女のこれからの幸せを遠くから願える。刑事じゃなければ“あの事件”の事で責められる事も無い。後はそうですねぇ……貴方が苦しんでる時、“遺族”である俺から何時だって“許す”と言って貰えるとかはどうですか?』足を組み替えつつ、一つ、二つ、と挙げる“理由”の中には相手がワシントンに来た大きな理由もまた含まれていて。アルコールが入りほんのりと朱に染まった相手の顔。このまま長く話し続けていたら睡眠薬の効果も相俟って意識が落ちるのも時間の問題だろうか、と。相手を愛おしいと思うその気持ちの中に、同じくらい傷付き苦しんで欲しい__涙を流すその表情を見たいと言う気持ちもあるのだ。そんな事を1人静かに考えながら、時折視線が交わるとニッコリと微笑んで見せて )
4690:
アルバート・エバンズ [×]
2024-12-17 01:23:13
______お前は本当によく口が回るな、
( 相手の提案に眉間に皺を寄せるも、全てを聞き終えて紡いだのはそんな言葉だった。試しに一緒に暮らしてみないかという誘いは無視したまま、ワインを呷る。自分がNoと言えないように周りを固めて逃げ道を無くすのが相手の遣り口だが、探偵でも雇っているのかと言いたくなる程に情報を熟知しており、此方が拒否する間を与えないとばかりに言葉を重ねる。薬と酔いとで少しずつ思考が緩慢になる中、嫌悪や拒絶よりも先に心底器用な男だという呆れが勝ったというべきか。「…もう良いか、そろそろ休みたい。」そう告げると、グラスの中身を飲み干しカラになった其れをテーブルに置く。この熱が、覚めない深い眠りへと誘ってくれれば良いと淡い期待を抱きつつ立ち上がり。くらりと視界が揺れたものの、そのままベッドへと向かい布団の中に潜り込む。薬は効果を発揮したようで、小さな寝息が聞こえ始めるのに時間は掛からず。 )
4691:
ベル・ミラー [×]
2024-12-17 07:34:36
アーロン・クラーク
( ゆったりとした熱に侵されているのか、此方が挙げた“理由”に嫌悪を表す事無く碧眼に良く見せる鋭さも無い。それ所か早々に話を切りあげ1人さっさとベッドに入ってしまえば思わずソファの上でぐるりと頭を反転させその様子を見。__掛け布団が僅かに上下し始めるのと、小さな小さな寝息が聞こえ始めたのはそれから程なくしてだった。アルコールと睡眠薬が効いたとは言え、余りに早いその就寝に最早放置を食らった気さえして思わず苦笑いが漏れ。『…仕方の無い人ですねぇ、』と、溢した独り言は勿論相手には届かない。グラスに残ったワインを飲み干し相手が眠っているのを確認してから静かに部屋を出て向かうは一階のフロント。相手に相談も許可取りも無く勝手に決めた“居候生活”は、明日の朝言えば良いか、と。24時間待機して居るフロントの女性に相手の隣の部屋を何泊の指定無しでとって貰うと、お礼と共にある程度の現金を前払いしてから再び“相手の”部屋に戻り。__これで全て済んだとばかりに満足気にスーツを脱ぐと、持って来ていた鞄から上下黒の薄手のスウェットに着替え、寝支度を整えた後、何の躊躇いも無く相手の横に潜り込み。瞳を閉じはするものの、長年の癖は早々抜けない。眠る事は無く、時折浅い浅い所に意識を落とす事こそあれど、再び直ぐに覚醒する。そんな夜を過ごして )
4692:
アルバート・エバンズ [×]
2024-12-17 11:49:26
( 相手の話を受け流し、さっさと1人眠りに着いた訳だが其れが長く続く筈もない。相手が布団に入って1時間ほど。夢を見た事で静かな眠りは打ち破られる。やけに鮮やかな赤が視界に広がるのと同時に、身体は跳ね上がるようにして覚醒していた。リアルな夢に呼吸が乱れるのと同時に、またあの強い痛みが身体に走り鳩尾を抑えたまま起こした上半身を前に折り曲げる。「_____っ、…は…!」深く息が吸えない。布団の中には相手の体温を感じるのだが、痛みで身体が強張り苦しさが募る。鎮痛剤をとサイドテーブルに手を伸ばしたのだが、昨夜は相手が居たため就寝準備を整えて眠る事をしなかった。錠剤の箱は鞄に入れたままになっている事を思い出し、其れを取るべくベッドを抜け出すのだが鞄までのほんの数メートルの距離が今はとても遠く感じた。鳩尾を抑える手に力を込めて床に蹲ったまま、痛みの波が僅かでも落ち着く瞬間を願ってゆっくりと細い息を吐き出して。 )
4693:
ベル・ミラー [×]
2024-12-17 13:47:30
アーロン・クラーク
( __隣で眠る相手の呼吸音に乱れが生じ、その身体が勢い良く起き上がった事で閉じていた瞼を静かに持ち上げる。時間にして凡そ1時間、お酒と睡眠薬の力を借りても尚、ものの1時間程しか落ち着いた眠りの中に身を委ねられなかったのかと他人事の様に溜め息を一つ吐き出すのだが、遠い過去に己も同じ経験をした。医師から処方された睡眠薬の量を守らず倍を強いお酒で飲み干した時ですら悪夢は朝まで眠らせてくれなかったのだ。“懐かしい”と、そう感じた心は果たして正常か。そんな記憶をぼんやりと手繰り寄せていた矢先、まるで何かを欲する様に相手はベッドを抜け出すのだがその身体は床に蹲る体勢のまま動く事をしない。枕元の間接照明を点けてベッドの上から相手を見下ろし、どんな状況かわかっていながら『__何してるんですか?』と、余りに呑気な言葉を掛ける。勿論苦しみに耐えている相手が確りとその言葉を聞き取れたとは僅かも思わないのだが、手を差し伸べる事も無く暫くの間苦しむ姿を眺め。ややして伸ばした手で相手の焦げ茶の髪をくしゃくしゃと撫で回すと、『…何が欲しいです?』凡その見当は付くものの、こんな状態であっても相手の口から言わせようと思うのかそう問い掛け、そこで漸くベッドから降りて相手の横にしゃがみ込んで )
4694:
アルバート・エバンズ [×]
2024-12-17 14:35:17
( 日に日に強まっているようにすら感じる身体の痛みは、行動を制限する。不意に髪に触れる手の感覚を感じて、相手の声がすぐ近くで聞こえた。過去と現在の区別が付かなくなる程に混乱している訳では無い為、相手に頼んで薬を取ってもらうのが最適な手段だという事は考えられた。「_______鎮痛剤の、箱を取ってくれ…っ、鞄に入ってる、」紡いだ言葉は支離滅裂な訳でもなく冷静なものだったが、痛みが強まると思考が途切れそうになる。これ程の痛みを市販の鎮痛剤だけでどうにか出来るとも思わないし、可能ならモルヒネでも打って欲しいとさえ思うのだが、今は少しでも楽になる手段が其れしかないのだ。蹲った床はひんやりと冷たく身体の熱を奪う。ベッドの上のブランケットを引き寄せて、ゆっくりと呼吸を繰り返し。 )
4695:
ベル・ミラー [×]
2024-12-17 19:07:51
アーロン・クラーク
( 相手が所望したのは鎮痛剤の箱。鳩尾を握り締めている所を見るとそこに走る痛みを取り除きたいのか、はたまた消えない悪夢から解放される為の安定剤を求めていると察しはついていたがどうやら今回は前者だったよう。痛みの合間合間に身体を強張らせる相手の顔は覗き込みたくとも床に邪魔されている。今一度柔らかな焦げ茶を撫で回してからゆっくりと立ち上がると、ソファの端に無造作に置かれている相手の鞄の中から目的の鎮痛剤を、続いて冷蔵庫からミネラルウォーターのペットボトルを持って再び相手の横に床に膝をつく形でしゃがみ込み。『__持って来ましたよ。』と声を掛けるのだが、その錠剤も水も此方の手の中。痛みに耐え苦しむ相手を目の前にしても渡す事をしないと、次の瞬間には何を思ったかやけに歪に口角を持ち上げ。『欲しいですよね、これ。だったら口を開けて下さい。』そう言うや否や、徐に錠剤を上下の歯で軽く咥え、この後の展開を想像させがら意地悪く見せ付けて )
4696:
アルバート・エバンズ [×]
2024-12-17 22:47:04
( 睡眠薬はしっかりと効いている筈で、だからこそ身体は未だ眠りたいのだと怠さと眠気を訴えている。鳩尾を軽く摩り呼吸を浅く繰り返しつつ、相手の声に顔を上げるのだが水も錠剤も此方に差し出されては居なかった。この男は手放しに優しさを振り撒くような人間ではないと思い出す。行動の裏には何かと理由があるのだ。錠剤はあろう事か相手が咥えていて、その愉快そうな表情からも相手が何をしようとしているかは想像が付いた。しかし此の痛みが取り除けるのなら、背に腹は変えられないと震える唇を開いて。 )
4697:
ベル・ミラー [×]
2024-12-17 23:16:22
アーロン・クラーク
( 色恋沙汰には滅法鈍感な相手だが、流石に此処まで見せれば例え痛みや眠気で朦朧とする意識なれど嫌でも次の展開を想像出来たのだろう。少しの間の後震える唇が薄く開けば満足気に頷き片手を相手の後頭部へ。そのまま顔を近付け相手の想像通り唇を触れ合わせた後咥えていた錠剤を器用に相手の口内に押し込むと、同時に軽く舌を吸って__終わり。散々好き放題する予定は最初から無かったかのようにあっさりと顔を離し、小振りな物なれど異物を飲み込むのに何も無しは苦しいだろうと直ぐに水を差し出して。そんな欲望とは逆の珍しい優しさはまだ続く。まるで言う事を聞いた褒美だとばかりに相手が確りと薬を飲み込んだのを見届けてから、徐に背中と膝下に腕を回し、上に掛かるブランケットごといとも簡単に相手を抱き抱える。それから労わる様な優しさで極力振動の無い様に相手をベッドに降ろすと掛け布団を掛け、自身も隣に身を横たえて。『目を閉じて、もう一度一緒に眠りましょう。』眠りの淵に誘う様に、相手の髪を撫でながら再び寝息が聞こえるその時まで手を休める事は無く )
4698:
アルバート・エバンズ [×]
2024-12-18 03:05:13
( 身体を強張らせ身構えていたものの、一度唇が重なり錠剤が押し込まれると相手は直ぐに身体を離した。そうして水の入ったペットボトルを渡されると、促されるままに薬を飲み込んで。抵抗出来ない状況下で相手に自由を奪われなかった安堵と、薬を飲めた事で此の痛みも落ち着くだろうという安堵。更に相手に身体を持ち上げられ布団の中に戻れば、直ぐ近くに感じる体温に、身体は従順にも安心し僅かばかり力が抜けて。誰かが側に居る、という状況は時に苦痛を和らげる。それが相手であっても、温もりと共に髪を撫でる手に自然と緊張は解けやがて眠りに落ちていて。 )
4699:
ベル・ミラー [×]
2024-12-18 07:31:16
アーロン・クラーク
( 身体の何と正直な事か。与えられる温もりに相手の身体は強張りを解き続いて再び寝息が聞こえる。伏せられた瞼、長い睫毛、先程確りと己の要求をのんだ唇、痩せた頬__順番に人差し指を触れさせ満足した所で手を離すとその手を布団の中にしまい込み。__それから数時間後、軽い眠りに落ちていた意識が浮上し時間を確認すればまだ早朝の4時を少し過ぎた所。隣の相手は眠っている。まだ起きるには早い時間帯ながらも2度寝が出来そうな感じでも無いと思えば、一度控え目な欠伸をしてから静かにベッドから降りて。朝の冷たい空気は遠慮無く足元から身体全体を包み、僅かに眉を寄せ。備え付けられているエアコンを点け部屋の温度が暖まるまでの間、ケトルにお湯を沸かしコーヒーをいれつつ、相手が次起きる時は再び悪夢に魘された時か、それとも自然と目が覚めたもう少し後か、とソファに腰掛け遠目から盛り上がる布団を見詰める時間を過ごして )
4700:
アルバート・エバンズ [×]
2024-12-18 12:45:44
( 誰かの体温は冷えた身体を温め、安心して眠る事が出来る。二度目の眠りは薬の力も借りて深く、静かなものだった。---夢を見はしたものの、飛び起きる程に鮮明な夢ではなかった。けれど不安感のようなものがじわじわと胸の内に広がり、少し首筋に汗をかいていて。朝の5時ごろになってふと目を覚ますと隣に相手は居ない。強い痛みも落ち着いていたが、倦怠感は身体に纏わりつく。コーヒーの匂いがする事でソファの方へと視線を向けると、相手は其処に座っていた。相手が近くにいる事に少し慣れたのか、相手に向けるその瞳に敵意や嫌悪は余り無い。「……睡眠薬が必要なら使え、」と言葉を紡いだのは、相手も自分と同じように過去の記憶に苛まれ眠れない事を知っているからで。 )
4701:
ベル・ミラー [×]
2024-12-18 13:18:17
アーロン・クラーク
( 規則正しく上下に微動していた掛け布団が大きく持ち上がり、寝起きの相手と視線が交わったのはコーヒーを飲み干して少し経ってからの事。褪せた碧眼には寝起きである事と夜中に苦しんだ分の倦怠感が纏わりついていて心做しかぼんやりと朧気に見える。『おはようございます。』と、口にした朝の挨拶に返って来たのが此方を気遣う申し出であれば、以前世間話程度の会話の中で出た此方の睡眠情報を覚えて居たのかと一拍程の間の後に喉の奥でくつくつと低く笑い。『記憶力が良いのも考えものですね。それ、俺の弱みになり兼ねないので内緒でお願いしますよ。』小さく肩を竦め、それでも何処か嬉しそうな様子でそんな戯言と共に暗に睡眠薬は飲まないと示すと、もう一度ケトルにお湯を沸かす為に立ち上がり__『そうだ、』と振り返る。『昨晩貴方が寝た後に決めたんですけど、暫くの間此処に居候する事にしました。』何故この部屋を使う相手に先に許可を取らないのか、そもそも勝手に決める事自体可笑しな話なのだが最早決定事項なのだとばかりに相手に背を向け、今度こそケトルにお湯を沸かし相手の分のコーヒーを作って )
4702:
アルバート・エバンズ [×]
2024-12-18 16:12:55
( 相手は自分よりもずっと心の傷や本心を隠すのが上手い。確かな絶望が纏わりついている筈なのに、常に過去の翳りなど誰にも勘付かせないような振る舞い。そんな掴みどころがなく翻弄されてばかりの相手の弱みを握れるのなら願ってもない事だと肩を竦める。「…勝手に決めるな。居候しても何のメリットも無いだろう、」勝手に“決めた”と言い切る相手に呆れたように溜息を吐きつつ却下するが、この男が決めた事は大抵の場合、思い通りになるまで周囲を歪めてでも突き通す事は知っている。重たい身体を起こしソファへと移動すると背凭れに身体を預け_____ちょうど淹れたてのコーヒーが差し出されれば奇妙な物でも見るように相手に視線を向けて。自分の行動を先読みしているようなタイミングだと思いつつもカップを受け取ると熱いコーヒーを口にして。 )
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