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異能世界で僕らは生きる-Memento mori-(いのぼくキャラと版権キャラで織り成すストーリー)/3070


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1761: 恋雪 [×]
2022-07-10 23:23:59


玄生「落ち着いたようで何よりやわ…んで、僕らが何者かって?そないなこと知って何になるゆーねん……まぁ教えてやらへんこともないけど…どないするよ(イズモ達を見る)」



1762: 赤猫 [×]
2022-07-10 23:34:05

リク「えー、私はもうさっき教えたつもりなんだけどなー」
奴村「教えたって…どういうこと?」
リク「だから言ったじゃん、私達は『救世主』なんだって」
彩「救世主…?」

1763: 恋雪 [×]
2022-07-10 23:38:13


玄生「ま、結論から言うとただそれだけや、この子らは救世主……救済の担い手や」



1764: 赤猫 [×]
2022-07-11 00:07:18

カガネ「そうだよ!私達は救世主なの!本当なら、そこの悪いお姉さんも救済してあげなきゃなんだけど…それはまた今度にしておくね!」
彩「えっ…救済って…」
カガネ「さっきみたいな事だよ?悪い人はちゃんと救ってあげないとでしょ?」
彩「さっきみたいな事って…(魔獣が光の粒子となったのを思い出す)雫芽さん…を…?」
カガネ「?そうだよ?何かおかしいかな?あっ、でも安心して!何があっても彩お姉さんの事は助けてあげるから!彩お姉さんは、この中で一番良い人だから!」
彩「カガネちゃん…何を…言って…」

1765: 恋雪 [×]
2022-07-11 08:01:17


綺月「っ……そんなものは救済でもなんでもない……ただの虐殺です……!!」
玄生「人聞きの悪いこと言わへんで貰えるかなぁ?この子らは誰よりも正確に悪を見分けられる……そして悪がこの世界に禍根も未練も恨みも残さへんようにわざわざ救ってくれるんやで?綺麗さっぱり天国に行けるっちゅーこっちゃ……それを虐殺言わへんやろ?(鼻で笑う)」
新汰「だからって殺していいことにはならない…死んだら何も残らない______」
玄生「せやから何が悪いんや?今まで犯した罪すら帳消しになるんやから、ありがたいことやろ?って言っとるんよ僕は、なんか僕おかしなこと今までに言ったか?」



1766: 赤猫 [×]
2022-07-11 08:26:49

イズモ「それに、貴方達が今更異議を申し立てた所で私達に手も足も出す事は出来ないですよ。特に、カガネに対してはね。まだカガネは1割程度しか力を見せていませんから」
梨ナ「あれで1割なのかよ…冗談がすぎるぜ」
リク「冗談じゃないよ、何せカガネ達は…魔獣の中でも最高位に位置する世界を滅ぼす力を持った神格種ーガッデスー、その中でも最も最悪最凶と言われる危険度測定不能の亜種ーサブスピシズーの遺伝子を持ってるんだから」
彩「神格種…?」

1767: 恋雪 [×]
2022-07-11 08:48:11


綺月「そんな……神格種の亜種だなんて…」
玄生「ま、さっきの紫のヤツの数十倍は強い種類のやつやな簡単に言えば」



1768: 赤猫 [×]
2022-07-11 12:16:33

梨ナ「あれの数十倍って…嘘だろ…」
さりな「じゃあ…本当に、その気になれば私らを皆殺しにできたって事かよ…!」
カガネ「みなごろし…?しないよ、そんなこと。君はともかく、他の人達はみんな優しい人達だから。グレーな人も居るけどね」
リク「だからまぁ、余計な足止めを喰らわなければ今頃被害は最小限に納まってた訳なんだよ。カガネの事を思ってのことなんだし、責めはしないけどさ」
彩「っ…」

1769: 恋雪 [×]
2022-07-11 12:23:46


玄生(まぁ元々は火影くんが蜂放置したせいでこうなっとる節はあるんやけどそれは言わんとこ…)
新汰「…………」
玄生「ま、しゃあなししゃあなし、なーんも知らんのやったらそら守りたなるやろ、はいはいこの話は終わり終わり」



1770: 赤猫 [×]
2022-07-11 12:29:59

イズモ「それじゃあ、そろそろ私達も行きましょうか。ViolaMajestyも待ってるとの事ですから」
カガネ「リーナも居るの!?行く行くー!(イズモに駆け寄るが、何かを思い出したのか足を止めて新汰達の方を振り向く)あっ、そうだ。お兄さん達に伝え忘れたことあったんだった。『迴燕鳳』もこの世界に来てるよ。『DORS』っていう組織と一緒にね」
彩「DORS…?」

1771: 恋雪 [×]
2022-07-11 12:41:38


新汰「!!!!!!!!!!!!(一気に表情が険しくなる)」
虹音「嘘でしょ……またアイツら…!!!!」
綺月「…………っ…!」
玄生「……ハハッ、思った以上の食いつきやな(聞こえないくらいの声で呟く)」



1772: 赤猫 [×]
2022-07-11 12:48:43

彩「えっ…皆さん…?」
カガネ「そんな怖い顔してたら、『天国にいるお友達』が悲しんじゃうよ?それと…彩お姉さんと天国のお姉さんのこと、あんまり重ね過ぎないようにね。元々は、別の世界の人間なんだから」
奴村「…貴方、さっきから何を言っているの」
カガネ「あれ?奴村のお姉さんは気づいてたと思ってたんだけどな。この人達が彩お姉さんに、他人の面影を重ねてたって事」

1773: 恋雪 [×]
2022-07-11 12:56:05


新汰「…………(拳をきつく握り締めている)」
マイ《新汰、コイツ、……!!(新汰の脳内に語り掛ける)》
新汰『良い、良いんだ…重ねてしまってるのは、事実だから……(マイにだけそう返す)』
玄生「まぁええやないか、思い出に浸らせてやっても……行き過ぎはよくあらへんが…まぁ、それで気が済むならやらせたればええやないか」



1774: 赤猫 [×]
2022-07-11 13:00:29

イズモ「話は終わりましたか?人を待たせていることですし、早く行きますよ。カガネ」
カガネ「はーい!それじゃあ、また会おうね!お兄さん、お姉さん!(彩達に手を振りながらその場を去っていく)」
梨ナ「…なんだったんだよ、一体…次から次へと、流石の私も頭の処理が追いつかねぇって…」

1775: 恋雪 [×]
2022-07-11 22:22:35


虹音「……っ、迴……!!(胸の前で手を握り締め新汰を見る)」
新汰「…………ほんと、色んなことが起きすぎて、頭こんがらがっちゃうね…(顔を上げて苦笑して)」



1776: 赤猫 [×]
2022-07-11 22:31:29

彩「…あの、さっきの話、どういうことですか。私と誰かを重ねてるって…」

1777: 恋雪 [×]
2022-07-11 22:44:46


新汰「……昔、と言っても、一年前なんだけど……僕らが高校1年だった時、あるクラスメイトがいてね……その子と君が凄く、似てて……思わず、あの子と重ねちゃったんだ……ごめんね、勝手に、君が知らない子と君を重ねちゃって…」



1778: 赤猫 [×]
2022-07-11 22:49:51

彩「…1年前に何かあったんですか?」

1779: 恋雪 [×]
2022-07-11 23:05:22


新汰「……さっき、カガネちゃんが、迴燕鳳、そしてDORSと言ってたよね……DORSって言うのは、迴が頭領を務める秘密結社でね……一年前、奴らは東京で大規模なテロを起こしたんだ……そして、迴は僕達の前に現れて……ある危険な空間に閉じ込めた……誰か一人が命を差し出さなければ、決して出られない空間に……」



1780: 赤猫 [×]
2022-07-12 00:45:41

彩「えっ…じゃあ、その人はまさか…」

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