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ただただ、絆されて/〆/92


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自分のトピックを作る
21: アトラリア [×]
2021-09-04 20:20:23

(誤解をさせてしまった、と気付いたのは、相手の声が予想以上に真剣みを帯びていたからで。申し訳なく思いつつ、実際に会って安心してもらうほうが先決だと判断し、急ぎ主人の書斎へと案内し。よく掃除されたその部屋はいつも通り、羊皮紙と微かなインクの香りに包まれていた。派手な装飾を好まない主らしい、洗練された機能美を誇る書斎の壁際。一階の使用人室とこの部屋を繋ぐ、真鍮製の伝声管に近寄り、そのラッパ状の口に、エプロンから取り出した焼き菓子の欠片を置き。伝声管の奥からせかせかと小さな足音が聞こえたかと思えば、ひょっこりと顔を覗かせたのは__小さなヤマネで。)
あ、あの…この子が子育て用の巣を作っちゃってた、ってだけ、なんだけど……
(気まずさ故に主と目を合わせ辛いが、あはーと誤魔化すように苦笑いを浮かべ、全面謝罪のポーズをとって。)
疲れてるところ、驚かせちゃってごめんね…!お詫びになんでもするから、許してくれると嬉しいなぁ…

(/わぁぁ、ありがとうございます!どちらの反応も素敵で、特に後者は少しドキッとしてしまいました。ですが、おっしゃる通り、現段階では前者のほうが自然ですね。いつか後者の姿を拝める日が来たら嬉しいです?!)

22: レイ・エッセル [×]
2021-09-04 21:38:22


(相手が案内する、空き巣がいるらしいその部屋は自分の書斎。何気なくその部屋を通るが、少し歩いたらあることに気付き。遠征へ赴く前は確か書物をあたりに放置したままだったはず。しかし今は書物は綺麗に本棚に直され、床も丹念に磨き掃除を施したのかあまりの綺麗さに顔が反射してうっすら見えるほど。自分から頼んだわけでもないのにこうやって身の回りの掃除をやってくれる相手にはいつも頭が上がらない。その労に報いるために今日は旅先で買った土産物で少しでも労おうと改めて思うがまずはその不届き者の顔を拝まねばと足を早めて。そうしてたどりついたのは書斎の隅にあるこの部屋と使用人室をつなぐ伝声管。一体どういうことなのだろうかと首をかしげているとその伝声管の中から小さなヤマネがこそこそと出てきて。どうやらそれが相手の言う不届き者のようで、深刻な事態と受け止めていたのに肩透かしを食らってしまえば数秒の間あきれてものが言えなくなってしまい。ごまかすように苦笑いを浮かべ、謝罪する相手に呆れたようにため息をつけば相手が冗談をかますならこちらも冗談で返してやろうと)
そうかそうか…。長旅で疲れてる主人にそうやってアリアは冗談をつくのか…。
(と相手の取った行動を改めて認識させるためにそうやって口にすると)
アリアだけお土産は無しだな。

(/了解しました!その時期が来たら改めてご相談させていただきます!

これからどのように進めていきたいなどのご希望はありますか?)



23: アトラリア [×]
2021-09-04 23:25:09

(飽きれられた上に、手痛いしっぺ返しを食らってしまった。優しい相手のことだ、本気で罰を与えるつもりが無いことは想像つくが、自分に非があるのは間違いないため、素直に降参したほうが吉だろう。)
えぇっ 楽しみにしてたのに、そんな殺生な…!
(半ば本気の悲鳴を上げ、がっくりと肩を落として、バツが悪そうに角を摩りながら「反省します…」と呟いて。)
まぁ、いいんだけど…レイが無事に帰ってきてくれたことが一番のお土産だし。
(負け惜しみのように最後に付け足し、改めて相手を見上げて。首が痛みそうな身長差だが、とうに慣れてしまったため気にならない。濡羽色の癖毛に、髪と同じ色の相手の瞳に見惚れ、こんな温かみのある闇色を自分は他に知らないと、ふと思った。吸い込まれそうな心地になりながら、空気を切り替えるようにパチッと手を叩き。)
そうだ、ご飯もお風呂も準備できてるよ。どっちにする?ゆっくり英気を養って…落ち着いたら、今回の視察について聞かせてよ。

(/そうですね…全てお任せするのも気が引けますので、強いて言えば、ですが、人×人外を前面に出していけたらいいかなぁ、となんとなく思っております!これはこちらの反省点なのですが、あまり人外要素を出せていない気がしたので…。
屋敷で穏やかな日常を過ごした後は、もう少し過酷な環境、例えば、異種族差別に直面するような展開を挟むのはいかがでしょうか。

背後様の希望される展開がありましたら、遠慮なく仰ってください!)


24: レイ・エッセル [×]
2021-09-05 01:26:37


…バカ、冗談だよ。
(どうやら相手にとって手土産は結構楽しみにしていたらしく、半ば悲鳴のような声を上げて角をこすりながら落ち込む相手にこれで懲りたかと仕方がなさそうなため息をついて。相手が落ち込むさまを眺めるのもほどほどに、冗談だとネタ晴らしをしようとした途端、相手から帰ってきてくれたことが一番の土産などと言われてしまえば飾り気のない真っすぐな言葉をに不意打ちを食らってしまいほんのりと顔を赤らめて。その赤らんだ顔が相手にばれないよう、一つ咳払いしてから顔をそらしながら上記を述べ、照れ隠しに相手の鼻をピンとはじいて。)
あぁ、じゃあまずは風呂に入ろうかな。
(と、不届き者騒動もそこそこに、相手が空気を入れ替えるように手を叩き、風呂と夕食はどちらにするかと問われれば、まずは長旅の道中でかいた汗を流したいと、先に風呂に入ることを告げて。すべてが終わったら、今回の旅について話を聞きたいと言われれば「そうだな…話したいことが山ほどあるから、お茶とお茶請けの用意をしておいて。」と、どうやら土産話もたくさんあるようで、すぐに話せるように、こちらは浴場へと向かい。)

(/なるほどです。確かに異種族差別は話のネタにできそうですね。そのときにアトラリア様の心の傷がよみがえって…といったような流れが頭の中に浮かびました!

そうですね…ひとまずは二人で穏やかな夜を過ごして、そのときにひらりと落ちた書簡に息子の縁談のことが書かれてそれをアトラリア様に見られて…という場面はいかがでしょうか?)



25: アトラリア [×]
2021-09-05 03:55:33

(うぐっ…と弾かれた鼻先を押さえて、恨めしそうに目を細め「はーい、いってらっしゃーい」と気の抜けた返事で相手を見送って。あぁいったスキンシップは、力加減を間違えてしまったらと思うとどうも自分から仕掛けることはできず、相手からして貰えることが純粋に嬉しく、くすぐったい。と、惚けている場合ではない。主が湯浴みから戻ってくる前に、仕事を片付けてしまわないと。キッチンに下りてお茶菓子と、念のため夕食がわりにもなるような軽食を手配。ティーセットを用意してランドリールームからふかふかのタオルを一枚拝借し、二階に戻り、主の寝室と書斎の暖炉に小さく火を灯してから窓を開け、室内の換気と温度調節。頃合いを見て厨房から出来上がった、何故か一人前とは思えない量の食事と紅茶用の湯を受け取り、書斎のソファーセットにそれらを並べ…主のお気に入りの茶葉を蒸らし、バスルームの扉が開く音を聞き逃さないよう、耳をそば立たせて。私生活ではなにかと粗放な相手のことだ、ろくに拭かずにびしょ濡れの髪のまま出てきてしまう可能性が高い。真っ先にその髪を乾かせるよう、用意したタオルは直ぐ手に取れるよう近くに置いてあって。香ばしいお茶菓子の香りに誘われたのか、鼻をひくつかせながら顔を覗かせた伝声管の住人に「だーめ」と笑いながら声をかけ。)
さっきあげたでしょう?これはレイの分だから、また今度ね。

(/あー!いい展開ですね…!今から少しワクワクしてしまいました。

縁談書につきましても、最高の提案をありがとうございます!タイミングを見計らって全力で覗き見させていただきますね笑。面と向かって縁談話を目の当たりにすると、アトラリアはやきもちをしてしまうと思うのですが、苦手な反応はありますか?今のところ、少し不機嫌になりつつ甘えようとするか、気持ちを誤魔化すため囃し立てるように揶揄うかのどちらかになると思います。)




26: レイ・エッセル [×]
2021-09-05 12:45:41


(浴場にて、体と頭を洗い流してから長旅の疲れを癒すようにしっかりと入浴して。湯船に浸かりながら考えるのは旅の振り返り。今回行った旅先では人と異種族とが手を取り合い共存共栄をしている、まさに自分の目指す理想の国だった。いまだに世界各地では異種族差別が根強く残っているというのに、あのような国も存在しているのだと希望を見出せば、入浴もそこそこに、のぼせないよう早めに湯船から上がり。脱衣所にて体を拭くが、頭のほうはよく拭ききれていないようで、いまだに水滴もポタポタと落ちてきている有様だが本人は気にならないようでそのまま着替えようとし。しかし、どうやら上の着替えだけ用意するのを忘れてしまっていたようで、どうしたものかとしばらく悩むが、どうせ毎朝見られているのだからとズボンだけ身につけ、上半身にはタオルを首にかけているだけという状態で自室に向かい。そうやってあられもない姿でやってきた自室に用意されていたのは軽食とお茶菓子。しかし、どう見ても一人前に見えない量のそれらに首をかしげながら、「アリアは夕食食べなかったのか?」と、これから自分と一緒に食べるつもりなのだろうかと髪の先端からぽたりと水滴を垂らしながらそう問いかけて。)

(/そうですね…。こちらとしては不機嫌になりながら甘えようとするほうが萌えます。個人的に女の子が嫉妬していたり、独占欲などを垣間見せるところがとても大好きなので!)



27: レイ・エッセル [×]
2021-09-05 13:02:51


(浴場にて、体と頭を洗い流してから長旅の疲れを癒すようにしっかりと入浴して。湯船に浸かりながら考えるのは旅の振り返り。今回行った旅先では人と異種族とが手を取り合い共存共栄をしている、まさに自分の目指す理想の国だった。いまだに世界各地では異種族差別が根強く残っているというのに、あのような国も存在しているのだと希望を見出せば、入浴もそこそこに、のぼせないよう早めに湯船から上がり。脱衣所にて体を拭くが、頭のほうはよく拭ききれていないようで、いまだに水滴もポタポタと落ちてきている有様だが本人は気にならないようでそのまま着替えようとし。しかし、どうやら上の着替えだけ用意するのを忘れてしまっていたようで、どうしたものかとしばらく悩むが、どうせ毎朝見られているのだからとズボンだけ身につけ、上半身にはタオルを首にかけているだけという状態で自室に向かい。そうやってあられもない姿でやってきた自室に用意されていたのは軽食とお茶菓子。「いい匂いさせてるな。」と、ふわりと辺りに漂う紅茶の香りに小さくつぶやくが、しかしどう見ても一人前に見えない量のそれらに首をかしげながら、「アリアは夕食食べなかったのか?」と、これから自分と一緒に食べるつもりなのだろうかと髪の先端からぽたりと水滴を垂らしながらそう問いかけて。)

(/すいません!少し付け加えました!)



28: アトラリア [×]
2021-09-05 15:22:22


(紅茶が程よく抽出され、芳醇な香りが鼻腔をくすぐりだした頃、部屋の扉が開かれる音で相手が戻ってきたことに気付いて。おかえり、と言いかけたところで相手の姿が目に入ると、まるで言葉が喉の奥で絡まり、団子状態になったように咽てしまいそうになり、全身の筋肉が硬直し。予想していた通り、湯上りの主の毛先から妙にキラキラしい雫が滴っているが、それらは彼の首にかけられたタオルに吸い込まれているため、まだいい。問題はその下で、逞しく引き締まった、色気たっぷりの上半身が惜しげもなく晒されているのがアトラリアが動けずにいる理由で。相手は恐らく無自覚なのだろうが、彼はとても、そう、とっても魅力的な男性で、その裸体は普通のご令嬢が目にしたら昏倒してしまう程の破壊力がある。慣れているアトラリアでさえ、顔を紅潮させ、目のやり場に困るのに視線が釘付けにされてしまっていて。しかし、自身の専用メイドに思考の大渋滞をもたらした当のご本人様は、紅茶の香りを楽しんで食事の量に対する疑問を述べるばかり。相手が小さく首をかしげる姿はあまりにも無垢で、つい、目尻を吊り上げて荒々しい声で返事をしてしまって。)
食べッ!てないけど!これは料理長がなんか勘違いして、じゃなくて!髪っ!!服ッッ!!!
(用意していたタオルをひっつかみ、足に力を籠め。そのまま勢いよく相手に向かって跳躍し、端正な相手の顔にタオルをかぶせようとし。)


(/了解しました!ではそのように返させていただきます。加筆された一文、素敵な描写でした…!)

29: レイ・エッセル [×]
2021-09-05 16:57:38


(毎朝(計らずも)上半身裸になっているのだから相手もいい加減慣れているだろう。しかし、今の状態は朝の寝起きの状態とは違ってお湯によって顔も少しばかり上気しており、額から汗がほんのりと光っている。そんな状態の自分は相手の目にどのように映っているかなど知る由もなく、何かを言いかけて固まる相手にさらに首をかしげて。なぜか取り乱す相手の気持ちなどどこ吹く風といった様子で首をかしげていれば、急に声を荒げてこちらに飛び掛かってくると突然のことだったために反応できずに「んぶっふ…!」ばふっと顔に被せられたタオルに息を詰まらせてしまい。そこでようやく相手が取り乱している理由がわかったのか、「いつも見てるだろ?」と、毎朝起こしに来る相手はなぜいつもより慌てているのかと疑問を抱えながら服の収納棚から服を取り出して身につけて。これでもう何も問題はないだろうと思えば、ソファに座ってテーブルに並べられた料理を前にして。)

(/おほめにあずかり光栄です…!たびたび質問してしまって申し訳ないのですが、その縁談の話のくだりなのですが、こちらはどういった反応をすればいいでしょうか?二人はすでに結構な距離感になっているので、どういったことでこちらが取り乱すかが匙加減がわからなくなってしまいまして…。)



30: アトラリア [×]
2021-09-05 20:20:20


(悪びれない顔で衣類を着こみつつ、毎朝の脱衣癖について全く反省していなさそうな発言を相手に返されてしまえば、羞恥心もぐるっと一周回ってしまい、この無自覚な幼馴染をどう説教したものかと、頭痛を耐えるようにこめかみに手を当て。)
あのねぇ、そういう問題じゃないの…。レイは私がいきなり半裸で現れたらびっくりするでしょう?例え小っちゃい頃から知ってて、おん、女として見てなくても、
(ローテーブルの前に腰掛けた相手のために紅茶を淹れながら、精一杯のお姉さんぶった声を作り諭してみたものの、自虐的な科白を口にする際には手元が震え、喉も微かにつっかえてしまい。)
…いたたまれない気持ちにはなると思うの。それに、湯冷めしないか心配するし。
(言い終わる前に相手の前にティーカップを置き、目を合わせないままそそくさと彼の背後に回り。さほど湿り気を帯びていないタオルを手に取ると、ゆっくりと髪を乾かしはじめて。水を含み、いつもより艶やかさの増した毛先を傷つけないよう、そっと優しく梳いていくうちに、荒んでいた気持ちも落ち着きを取り戻し、険のとれた柔らかい声で「レイ坊ちゃんは手間がかかるんだから」と吐息のように小さく独り言をこぼし。そのとき、さらりと冷えた夜風に項を撫でられ、窓が半開きのままになってしまっていたことに気付いて。)


(/大丈夫ですよ!たくさん相談して貰えるのは安心しますし、嬉しいので、どうかお気になさらず。レイ様の反応につきましては、例えばですが(もう少しこの両片思いの関係を引き延ばすという意図で)素直になれず、あえて普通の幼馴染らしい返しをしてしまう…といったものでもいいかと…!ですが、あまり気に病むことなく、背後様の思うように伸び伸びとレイ様を動かしていただいて大丈夫です!とても楽しくやり取りをさせてもらっており、背後様より頂いた文章はなんでも全肯定させていただく所存ですので…!)

31: レイ・エッセル [×]
2021-09-05 21:25:30


あ…あー…うん、それは確かにまずいな。
(相手が紅茶を用意している間に、自分はテーブルに並べてあった軽食を行儀悪く一つまみ。うん、美味い。酢の酸味が食欲を引き立たせてくれて前菜にはもってこいだなどとのんきにまた一つまみすると、相手からの諭しにその情景を思い浮かべればあまりの過激さに顔をほんのりと赤らめながら上記を述べて。相手の体格は子供そのものだが、その体には似つかわしくない胸部を備えている。今でこそ胸元に余裕のあるメイド服で隠されているが、それでもそこの主張は並みの女性よりあり、その相手が半裸などで自分の目の前に現れたりすれば先ほどの相手のように取り乱してしまうだろう。相手は女と見ていなくてもなどと自虐的に吐くが、「そんなことはない。」「本当は…。」と今まで心に抱えていた相手への想いを吐露しようとするがそれを言ってしまえば今の親密な関係が破綻してしまうのではと怖気づき喉の奥でつっかえて、やがて空気に溶けていき。)
…うん、ごめん。でも、朝脱げてるのは仕方ないからな。
(そして、それ以外にも体を冷やさないかという心からの心配の声を聴けば、相手の気持ちも考えずに軽率な行動だったと反省して。だが、朝半裸になっているのは自分でも治しようがなく、それは仕方がないと開き直りながら紅茶をすすって。紅茶を入れ終えた相手はそのまま食事を共にするかと思ったが、向かったのは自分の隣ではなくその後方。どうやら髪が乾いていなかったことが気になったらしく、ソファの背もたれ越しにタオルでやさしく頭を乾かせれればその手つきが心地よいのか気持ちよさそうに目を細めて「ありがとう。」と相手の気づかいに感謝して。しかし、その次に聞き捨てならない自分の呼称が聞こえると「その呼び方はやめろって言ってるだろ?」と、まるで子ども扱いのような呼び方はあまり好きではなくいくらか拗ねたようになりながらそう口にして。)

(/幼馴染らしい返し…。なるほど参考になります!お気遣いの言葉痛み入ります…!こちらもアトラリア様に楽しんでいただけるよう全力で返信させていただきます!)



32: アトラリア [×]
2021-09-06 04:44:25


(相手が密かに赤面していたことも知らず、謝罪の言葉を耳にすれば、まぁ確かに朝の半裸姿は不可抗力らしいし…と自身も納得し、溜飲が下がったことによりついつい零してしまった独り言を、相手はしっかりと聞いていたようで。少し拗ねたように抗議する相手の姿が幼い頃の彼と重なってしまい、悪戯な姉心に支配された指先が、タオルを主の形の良い耳に近づけ。そのまま、絶妙な力加減で、自身の尖ったそれとは異なる まろい形の耳を拭いてやり「人前では呼ばないし、実際にまだ坊ちゃんじゃないの」と返事をし。それに続く言葉は、心にもないことを言っているのを誤魔化すように、少し高くなった声で紡がれて。)
やめて欲しかったら早く坊ちゃんを卒業することだね。所帯を持つとかしてさ?
(そう言い終われば、タイミングよく闇色の癖毛の水気を拭きとれたので、これ幸いと相手から距離をとり、先ほど開かれたままだと気付いた窓を閉めるため、短い足をせかせかと動かし窓辺に近寄り。取っ手を握り、体重をかけ窓を押そうとした瞬間__開いた隙間から突風が吹きすさみ、音を立ててカーテンを揺らした。その瞬間相手から話しかけられていたなら、内容の全てを聞き取ることは難しかったかもしれない。突風に怯んだのも一瞬のこと、すかさず力を込めて窓を閉められたが…風に煽られたのであろう一枚の書簡が、相手の足元近くにひらりと落ちていて。)


(/お役に立てたのであれば幸いです!こちらも同じくらい楽しんでいただけるよう頑張ります…!

例の紙を登場させましたが、主宛ての手紙を勝手に開けて読んでしまうのは不味いのではないかと思い当たり…一先ずはレイ様の足元に落とさせていただきました。覗き見するのではなく、アトラリアがさっと読んでしまったほうが良ければ、その様に加筆しますので何なりとお申し付けください!)

33: レイ・エッセル [×]
2021-09-06 10:53:17


(相手に頭を拭かれながら拗ねていると、何を思ったのか髪ではなくなぜか耳を拭かれ始め。突然の相手の襲撃に驚いたのか、ピクリと体を揺らし。その後も絶妙な力加減で拭かれているとくすぐったさに耐えるようにピクピクと体を揺らしながら「坊ちゃんっていう歳でもないだろ…!」と言い返して。そのくすぐったさに意識を持っていかれていたためか、相手の声が上ずっている気付くことなく、ただ所帯を持てばと口にされると急に何かを考えこむような表情をしてうつむいて。近頃、近隣諸国の姫君や貴族の令嬢などからの縁談話が舞い込んできている。今では20歳を迎える前に結婚を済ませる者も少なくないため、自分もそろそろ身を固めるべきかと考え込むが、しかし自分の想いの矛先は何を隠そう背後にいる従者であり。風が吹き込んでいる窓を閉めるためにそちらへ向かう相手の背中を眺めながら、この流れで長年ため込んでいた想いを相手に伝えることができるのではないか。とぼんやりとそう思って。いつまでも二の足を踏んでいたらだめだと、ぼんやりとしていた感情はいつしか覚悟を決めたものになり、「俺はアリアと…」所帯を持ちたいよ。と告白しようとした瞬間、突風が部屋に入り込み、声が遮られて。突然の突風にこちらの目をやられ、思わず瞼を閉じ、そして開ければそこには遠征先から持ち帰ってきた手紙があり、紅茶を啜りながらその手紙の内容を読んでみるとまたも縁談を持ちかけられている内容で…。)

(/手紙の展開ありがとうございます!そうですね…なんの手紙と問いかけられ、こちらはなんでもないといそいそとその書簡を隠すがアトラリア様には本当は見えていたという流れにしたいと思います。)



34: アトラリア [×]
2021-09-06 15:40:27


(/旅先から持ち帰った手紙だろうか。偶然近くまで舞い落ちてきたそれを、相手は優美な所作で持ち上げ、中身を確認しはじめた。あまり喜ばしい内容が書かれていないのかもしれない、と思ったのは、読み進めていくうちに相手の面差しが少しずつ変化していく様に違和感を覚えたからで。ソファーに近寄りつつ、なんとも言い難い表情の相手が眺めている紙を、行儀が悪いと知りながらもチラリと覗き込み。目にしたのはやたらくるくるとした読み辛い文字たちで、貴族が書いたものだとすぐに理解し。育ちの悪いアトラリアにとっては筆跡も言い回しも難解な手紙で眉を潜めてしまったが、いつくかの単語が判別できれば自ずと内容が見えてくる。"両家の更なる発展"、"我が娘と"、"婚約"__主に縁談を持ちかけている書だ。よく見れば、封筒の中には小さな姿絵も挟まれていて。しなやかな美しさを持った、一目で高貴な身分だと分かる…ヒトの、女性だ。それを視認してしまった瞬間、胸の奥底が痛んだような気がして、キュッと唇を引き結び、何を耐え忍ぶように顔を俯かせ。焦りと不安、なにより醜い嫉妬が胸の中で渦巻いて、どうしてもそれらを飲み込むことができなくて。)
……なんの手紙?
(身を乗り出し、相手の耳に吐息がかかる程の至近距離で、試すような質問を投げかけてしまい。)


(/了解しました!ご期待に応えられるよう尽力いたします…!)


35: レイ・エッセル [×]
2021-09-06 17:45:39


うわっ…!
(書簡の封筒に手紙と一緒に挟まれていたのは高貴さを身にまとう女性の写し絵。遠征先の国で食と住の面倒を見てもらっていた屋敷の令嬢だ。写し絵からでもその美しさがにじみ出ており、この女性から求婚などされれば世の男性なら二つ返事でYESを出すだろう。自分にとっても、これからの異種族解放運動の進展につながるかもしれない。そうやって、自分のためではなく世の中のために結婚するという自己犠牲にも似た感情を渦巻かせながらその手紙と睨み合いをしていると、顔のすぐ横には従者がいて。相手が近づくことすら気付かないほど縁談について悩んでいたのか、あまりの近さに思わず声を上げれば「い、いやっ…ただの食事の誘いの手紙だよ…。」と、縁談の話などを相手に知られても別に問題はないのだろうが、その相手に自分は想いを秘めており、この縁談のことが相手に知られればこの思いは遂げられない。もしかしたらこの関係でさえ破綻してしまうかもしれないと思ったからで相手に手紙の内容を見られないように隠しながら明らかに上ずった声でそう言って。これ以上そのことについて言及されないように、「そうだ、アリアにお土産。あるんだった。」と話題を切り替えながらソファから立ち上がり、荷物のバッグの中から何か綺麗な色の液体が入った小瓶を取り出し。)
はい、いつもありがとう。

(/嫉妬するアトラリア様ありがとうございます…!)



36: アトラリア [×]
2021-09-06 21:09:17

(土産の品らしいその小瓶を見、相手を見。黒曜石のような相手の瞳を見つめながら、じとぉ…という効果音が聞こえそうなくらい不満げに目を細め。上擦った声で相手が告げた言い訳は、もちろん信じてやれるはずもなく。ふぅーん、へぇー。ごまかすんだー?へええぇ。と心の中で胡乱げな声を上げ。相手が明らかに動揺していることも見抜けないと、自分は侮られているのだろうかと理不尽に怒り出してしまいたい気分だったが、それでは単なる八つ当たりだとどこかで理解していて。しかし、だからといって見逃してやる気には全くと言っていいほどならなかった。少々陰湿なやり方だが、とりあえず話の流れに乗っかり、相手が油断した隙に一気に切り込んでやろう。心の軍将が開戦のラッパを高らかに鳴らした瞬間だった。ここまでの思考に数秒を要しており、その間相手と見つめあっていたが、交差した視線を遮るようにゆっくり瞬きをし、思考を切り替えて。幼なげな顔ににっこりと、自身は無邪気なつもりの笑顔を浮かべ。雰囲気が一転した明るい笑顔が少々不自然に見えようが気にすることなく、相手に贈り物の礼を述べ。)
えっ、わあ。綺麗ー、ありがとう!これなあに?
(小瓶を受け取り、明かりに透かす素振りを見せながら、相手を再びソファーセットに座るよう仕草で促し。)

(/嫉妬心を出しつつ、怒りすぎないように気をつけてはいるのですが、当たりがキツいと思いましたら少し和らげます。動揺するレイ様も可愛らしかったです…!)




37: レイ・エッセル [×]
2021-09-06 21:53:20


(相手への土産を取り出すが、あからさまに話題を変えてしまったためか相手は不満げに目を細めながら怪しんでくる。その視線に睨まれること数秒。じりじりと追い込まれ、さすがにあからさますぎたか、もうだめかと心臓が嫌な高鳴りをあげながら耐えていると、相手はどうやら土産に気を逸らしてくれたようで、ほっと安堵して。しかし相手の頭の中で逆計が仕組まれているいことなど知る由もなく、相手のソファへの誘いに応じながら座って。)
これは花の香油だよ。
(と、相手に渡した小瓶とはもう違うもう一つの小瓶を取り出し、その蓋を開けてみれば辺りにラベンダーの香りがふわりと漂い。「それがバラ。これがラベンダー。そして、これがツバキの香油。」と、合計三本の小瓶を相手に渡せば「髪につけたり、軟膏として使うんだって。アリア、水仕事多いからさ。」と、これは嘘偽りない相手への心遣いであり、こうやって相手への気遣いを示せば先ほどの話など頭から完全に消えているだろうと油断しきっていて。)

(/おほめのお言葉ありがとうございます!いえいえ、大丈夫ですよ!もっと来てもらっても大丈夫です!)



38: アトラリア [×]
2021-09-07 07:33:09


(小瓶を少し傾けてみれば、なるほど、中の液体は香水よりとろりとした質感を持っていた。容器の華美さを見るに値の貼る品だろうに、それがなんと三つも。嬉しくないはずがなく、作っていた笑顔から少しずつ力が抜け、柔らかみを帯びていき。軽く目を閉じ、相手が開いた瓶からほんのりと漂う香りを吸い込み。ラベンダーの香りにはリラックス効果があると言われている。それを証明するように、先程孕んだ嫉妬心も徐々に薄れ…危ない。ハッと目を開きつつ、お土産を貰っただけで騙される安い女になってしまうところだった、と己を叱咤し。ラベンダーで落ち着けようとするとは、レイのくせになんとこしゃくな…!などと思いつつ、恐らく全くそういう意図は無かったであろう相手が香油の使い道を説明してくれているのを聞き。水仕事の多い自分を思って香油を選んでくれたのだと知り、舞い上がる気持ちと共に頬を紅潮させて。そっと相手に向けて呟いた「嬉しい」は心からのもので。それでも、嬉しさに弾んだ胸の奥底には仄暗い劣等感も潜んでいて。目を伏せ、自身の手を見つめ。見苦しくないようにしているつもりだが、それでも所詮は仕事で使い込まれた労働者の手。姿絵の女性の、陶器のように繊細で華奢なそれには単純な美では到底敵わないだろう。少し固い指の皮や、赤切れの微かな跡はアトラリアの日々の努力を表していて、自身の誇りでもあっるため、茶器よりも重いものを持ったことがなさそうな手より劣ってるとは思いたくない。それでも、好きな人の目には、誰よりも綺麗に映りたいと欲する心は止められなくて。卑屈な自分を振り払うように、ラベンダーの香油に顔を寄せる素振りで身を乗り出し、相手の膝に手を付いて互いの距離を縮め。)
ありがとう、すごい素敵なお土産…。
(幸せそうに細めていた目をゆっくり開き、顔を上げず、瞳だけを相手に向け。いわゆる上目遣いで、油断しているであろう相手に爆弾のような問いかけを落とし。)
手紙の、姿絵の女の人におすすめされた?
(言ってしまった瞬間、後悔をした。それでも、表面上は穏やかな笑みを浮かべ、相手の反応を待ち。)

(/長くなってしまいすみません…!そして寛大なお心に感謝します。ここからもっとぐいぐい行けるよう、気合を入れていきますね…!)

39: アトラリア [×]
2021-09-07 07:50:54

(/背後だけのレスで失礼します…!伝え忘れていたことがあることを思い出しまして…
>33でカーテンの音の伏線(?)を見事に拾って頂きとても嬉しかったです!レイ様が言葉にしようとしてくれたことも萌えましたし、せっかく勇気を振り絞ったのに遮られてしまったもどかしい感じがたまりませんでした!
それだけです…!失礼しました…)

40: レイ・エッセル [×]
2021-09-07 13:52:40


(あたりに漂うラベンダーの香りで二人の間に流れる空気は穏やかなものになっていく。これまで相手に対して遠征の度に土産は用意していたのだが、今まではこういった小洒落たものを買ってきたことはない。だからこそ不安半分、期待半分といった心持ちで相手の反応を黙って待っていれば呟かれた言葉にほっと胸をなでおろして。なぜ今回に限ってこの小洒落たものを土産に選んだのか。それは先ほどの姿絵に写っていた令嬢に勧められたからである。遠征先の国は様々な花の栽培が盛んであり、それらの加工品が特産物となっていた。二人で街を視察している時に数々の特産物を紹介され、『この香油は私も使っている。』と言われれば貴族御用達のものなら間違いはないだろう、それに軟膏ともなれば水仕事で手が荒れている相手にピッタリだろうということで選んだ次第で。どうやら相手も香油を気に入ってくれたみたいで、これにて一件落着と完全に気を緩めていれば、不意にこちらの膝に手をついて距離を縮めてくる相手に何だろうと首をかしげていれば直後の爆弾発言に心臓を鷲掴みされた気分になり、息を「ひゅっ」と飲み込んで。まさか、先ほどの手紙を見られていたのか。だとしてもこの香油がなぜ姿絵の令嬢に勧められたものだと分かったのか。)
なっ、なんのことだ?
(とパニックになりながらも往生際悪くこの場をなんとかしのごうとする声は先ほどより上ずっており、背中から冷や汗が噴き出し始めて。)

(/攻めアトラリア様ありがとうございます!

おほめのお言葉ありがとうございます…!それではこれ以上何もなければそろそろ背後の方は隠れておきますので、なにかありましたら何なりとお申し付けください!)



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