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月狂の涙/〆/126


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61: 望月宙 [×]
2021-05-06 21:16:30


あれ、照れてる。
(こちらが言及した相手の優しさ。それを相手はむず痒く思ったのか目を逸らし、口元を緩め頬を赤らめている。相手がこうやって戸惑っているところを見るのはもしかしたら初めてかもしれない。相手は綿帽子を深く被ったがその前にこちらは目ざとくその様子を捉え、なればと追い討ちをかけるように綿帽子でも隠しきれないその赤く染まった頬を指差しながら指摘して。)

(/なるほどです、お月稀様にも考えがあってのことなのですね…。では心を開くまでにいくつかのイベントを起こしましょう。

二つほど考えたのですが、このあと、息子の携帯に女性から大学の講義がもう始まるとの電話がかかってきて、それにお月稀様がヒトにはヒトの繋がりがあると、息子が見た夢と同じように息子から去ろうとする。
もう一つは、こちらの都合がことごとく合わなくなってしまい、摘んで渡した花が枯れきってしまった頃に社へと訪問したらお月稀様が社から去ろうとしていた…。
というようなイベントを考えたのですがいかがでしょうか?)



62: 月稀 [×]
2021-05-06 21:34:51


て、照れてへんわ。( 頬を膨らませじとりと不満気に目を細め「うちを甘く見たらあかんよ」と相手の額に中指で強く弾いては所謂デコピンを食らわせ。一晩中同じ姿勢で座っていた為に足は強張りほぐす為に立ち上がり大きく伸びをし、白無垢の皺を気にしては優しく叩いては伸ばし。)

(/どちらも捨てがたい…。あの時の花の伏線回収みたいなものをしたいのですが、それはお月稀側が主様にお返しの様に良い形で差し出したり、愛し合えた時に共に見守ったりと良い方向に残したい気持ちが少々。
そうなると消去法で前者かな、と。
月稀的にもヒトと鬼が結ばれるなんてと思っておりますので、思ってた通りヒトにはヒトが良いのかと嫉妬と勘違いが出来ますので。)



63: 望月宙 [×]
2021-05-06 22:02:07


いたっ。
(どうやら調子に乗り過ぎてしまったようで、頬を膨らませながらこちらを睨みつけ額にデコピンをかましてくると、痛みをはそれほどでもないものの、突然のことで思わず声に出してしまい。その叩かれたところを擦りながら、立ち上がって白無垢の皺を伸ばす相手を見て「野暮だったかな…。」と聞こえないように呟いて。すると、不意にポケットにしまっていた携帯の着信音が鳴り響き、何事かと電話に出てみれば『宙君!もう講義始まるよ!?必修科目なのになにしてんの!?』とその場で女性の声が鳴り響いて。電話の相手は同じ講義をとっている女性の友達。その声に気づかされるように、時間を確認してみるともう講義が始まる10分前で「うわ!やばい!」と急に慌て始めて。『ノートは取っておくから早く来なさい!』と電話越しに叱られれば)
ご、ごめんお月稀さん!もう俺戻らないといけなくて…!また来るから!
(と、急いで身支度を整えてこの場を後にしようとして。)

(/なるほど、了解です!それではそのように進めましたのでお月稀様の方でもその方向に進めていただけたらと。)



64: 月稀 [×]
2021-05-06 23:21:33


( 静かな社の中に響く聴きなれい音色。それはヒトとヒトが遠く離れていても互いの声を聞かせ合え、時には恋文も可能だと言う便利な道具。耳を凝らすと聞こえてくるのは女の声、ヒトに違いない。相手の名を呼んでいるのも聞こえ仲睦まじい関係な事も読み取れ。相手が何に急いだのか正直分からないが、情事なのかもしれないと思うと胸が苦しく。それに追い討ちをかけるように、相手が言っていた「身近な人が遠くに行く夢」を思い出し、その相手があの声のヒトだと考えると納得出来てしまい。涙を流すほどに想う相手が己ではなくやはりヒトである事を知ると胸の苦しさは増し呼吸を止めてくるように胸を締め付け。急いで身支度を整える相手を横目で窺い「また来るから」と口約束のみの言葉にもう相手は来ないのかもしれない、相手が見た夢、それは己への知らせだったのかもしれないと思うと「待って!」と言いたかったが心はそれを邪魔し「またね」と無理矢理に変えては手を振り。所詮己には叶わぬ恋、もう相手の前から姿を消そうと相手を見送ると揺らいでいた心は決心へと変わり。)

(/かしこまりました。また何かございましたら、何なりと。)


65: 望月宙 [×]
2021-05-07 00:00:31


(/ひとまず本体会話だけ失礼します。いま気づいてしまったのですが、
>No60 にて「簡単に許すと…」とおっしゃられていたのに急に上のような展開にしてしまい申し訳ございません。これでは駆け引きもなにも少ないまま進んでしまうので、お月稀様がよろしければ62にこちらが返信し直す形からやり直させていただいて、今回は普通に帰る→次も普通にやってきて、晩酌を共にする。そのあたりから親しいヒト(女子)を匂わせて…という流れに持っていきたいと思ってるのですがいかがでしょうか?)



66: 月稀 [×]
2021-05-07 00:10:15


(/いえいえ、謝らないで下さい。急展開のように思っていないですし、嫉妬出来る展開でしたのでアリなのかなとも思っていましたので。

でも、匂わせも悪くない展開ですね。
主様に合わせますので>>62への返信から再スタートでも構いませんよ。)




67: 望月宙 [×]
2021-05-07 00:38:58


いたっ。
(どうやら調子に乗り過ぎてしまったようで、頬を膨らませながらこちらを睨みつけ額にデコピンをかましてくると、痛みをはそれほどでもないものの、突然のことで思わず声に出してしまい。その叩かれたところを擦りながら、立ち上がって白無垢の皺を伸ばす相手を見て「野暮だったかな…。」と聞こえないように呟いて。こちらも立ち上がって、社の外に出て一つ、伸びをする。昨夜のアルコールがまだ残っているためか気分は優れないが、ここの草原の空気は都会に比べて一段も二段も澄んでおり、深呼吸をすれば体の中が幾ばくかスッキリするような感覚を感じて。相手からもらった水を飲み干せば、ぼちぼち帰らなければならなくなり、相手に向き直って「それじゃあお月稀さん。また来るから。」と、身支度を整えてこの場を後にしようとして。社の参道を歩き、この空間の出入り口あたりまで歩いたと思えば社の相手に振り返り)
今度来る時はチーズたくさん持ってくるからー!
(と、昨日の晩酌で相手がチーズを気に入っていたことを目ざとく捉えていたらしく、また今度会う口実をつくって。)

(/こちらのわがままに付き合っていただきありがとうございます。それでは、>>62に返信させていただきました。

その次の逢瀬で懇ろのヒト(本当はただの友人)を晩酌の会話でお月稀様からの質問で匂わせてしまい、また一晩明かした時に>>63の中段あたりからの件に持っていこうと思っています。)



68: 月稀 [×]
2021-05-07 07:58:45


今日も泊まったらええのに。( 身支度を整えては街に戻ろうとすると相手の姿、物寂しい思いから我慢していた心中を明かしては不味いと感じたのか「可愛い寝顔また拝みたいからなあ」と直ぐに揶揄いの言葉を紡ぎ。)
チーズくれるんやったら、待っとるよ。( あの一晩での晩酌で己の好物を認知したのか濃厚な旨味の広がる食料を持ってくるという言葉にあの味をまた堪能できる喜び、なにより再び相手と出会える事が明白でありその二つの喜びと楽しみから自然と笑みを零し。飽くまでチーズを楽しまにしていると己の好意に気付かれぬよう誤魔化したが、本命はあのヒトでありチーズはただの付属品のようなもの。毎日育てる事や語り掛けたりとあの時貰った花と違いチーズというものは消耗品ではあるが、それでも相手が己の為に与えてくれる物はどれも一流品に近い。ただの石を与えられても愛で続けられる自信がある程に。社を離れる相手の姿が見えなくなるまで見送ると、我慢していた喜びを表現するように軽やかなステップを踏みながら縁側の花の元へ歩み。)

(/いえいえ、お気になさらずに。楽しませていただいておりますし、匂わせも楽しみにしておりますので。
流れは承知しました、よろしくお願いします。)



69: 望月宙 [×]
2021-05-07 12:00:10


(相手の2回目の逢瀬を終えてから数日後。また相手に会う時間が都合できた今、今回は何を手土産に持って相手を驚かせようかと悩んでいて。さまざまなチーズを持っていくのはいいが、ただ持っていくだけではなんのひねりもないなと悩んでおり、そのまま食料品売り場を物色していれば、冷凍のピザを見ればいいことを思いついたと表情を明るくして。どうせなら熱々のチーズを相手に味わってもらおうと、あの社に行く直前にピザ店でチーズたっぷりのピザを持ち帰りして手土産にしようと考えて。そうしてやってきたピザ屋。先程の食料品売り場やここでこうやって買い物をしている間、自分でも驚くほどに相手のことを考えてしまっていることに今更気づき、たった2回逢瀬を重ねただけなのに、もしかしてもう惹かれてしまっているのだろうかと考え始め。「いやいや…。」と、そんな事実はまだ認めたくないのかそんな邪な考えを振り払うように首を横に振りながら、ピザ店にて持ち帰りのピザを受け取り店を後にしようとすると、そこには大学の同じ講義を受けている女友達がいて。『あ、宙くん!なになに?今から誰かとピザでも食べるの?』と、片手に持つピザを見ながら問いかけてくる相手。誰に対してもこのようにフランクに話しかける相手は周りからの人気が高い。「あー…まぁそんなとこ。」と一緒に食べる相手が相手なため歯切れ悪く応えていると『へぇー。私も御相伴に預かろうかなぁ。』と上目遣いで述べられると「それだけは勘弁…。」とあからさまに拒否してしまい。『あ、そう…。』と流石にあからさまに拒否してしまったせいで相手も地雷を踏んでしまったかもと勘違いしており、なんだかお互いに空気が悪くなってきたところで「ごめん、もう行くね。また講義で。」とこちらから切り出しては『うん、またね。』とこの場をお互いに別れて。)

お月稀さーん。来たよー。
(女友達と別れてその後。ピザが熱いうちに食べてもらおうと自然と早足で社へと向かっており、なんとか冷める前にいつもの逢瀬の場へと着くと社の前で声をかけて。しかし、ピザのいい匂いが漂う中、先程の女友達の香水の匂いが自分でも気づかないほどほんのりと体に染み付いており。)

(/ありがとうございます。それでは、本体はまた隠れておきますので。)



70: 月稀 [×]
2021-05-07 18:09:29


野生で生きてきたからか五感は鋭い。いつも相手は己の名を呼んではこの社を訪れた事を告げてくれるが、実の所土を踏む足音やあのヒトのみに流れる優しい匂いに待ち望んでいた相手だと容易に気付くことができ。それだけでなく社を寛ぐ草木たちや、ヒトに貰ったあの一輪の花が揶揄うように騒いでは己に知らせてくる。またあのヒトに出会えるのを期待している己に困惑しながらも、耳を澄ませては待ち焦がれており。相手が社へ来る前に出迎えてしまうと、期待して待っていた事がバレてしまう可能性、偶然を装ったり嘘を演じられる程上手くはない。その為いつも相手の声が聞こえてから出迎えており、今回も同じ手で出迎えては「また来てくれたん?」と嬉々とした気持ちを隠しては近付いたがいつもと違う匂いを感じ。食欲を唆るような香ばしい匂い、それは相手が手に持っているお土産だと直ぐに理解できたが、鼻につくもう一つの臭いは刺激臭に近く嗅覚が狂いそうになり不快な匂いに顔をしかめ直ぐに表情を戻すと「それなんなん?」と袋に入ったピザを指差して。)



71: 望月宙 [×]
2021-05-07 18:48:35


これ?今日のとっておき。
(相手は以前と同じようにこちらの言葉に応えるかのように社の奥から出てくると、どうやら早速手に提げているピザが目に入ったようで。相手が喜んでくれるように、チーズがたっぷり乗ったもの、トマト、チーズ、バジルが乗った色鮮やかなもの、チーズとベーコンのものと、全てのピザにチーズがトッピングされたものをチョイスしていて、相手の顰めた顔に気付くことなくピザの正体をもったいぶって。女物の香水が自分の体にこびりついていることなど、さらにそれが相手にとっては不快なものであることなど知る由もなく、冷めないうちに食べるために早速社に上がって相手に歩み寄るが、それは相手にとってその香水の匂いが色濃く香ることに他ならなくて。)



72: 月稀 [×]
2021-05-07 19:18:03


なんや自信あるんやね。…今日は野原で食べたい気分やわ、あっち行こ。( 香ばしい匂いの方が強いが、定期的に鼻腔を刺激する不快な香り。この臭いで社内も周囲も汚染されてしまいそうな気がすると、社に上がり歩み寄ってきた相手の腕を強く掴み半ば強引に引き摺るように連れては社から離れ、草花が生い茂ってはいるが整地された野原に着けばようやく手を離し。この刺激臭については後で追求すれば良い言い聞かせ「早よ、それ見して」と、とっておきの物を睨み付けるように凝視し。)



73: 望月宙 [×]
2021-05-07 19:27:48


あ、ちょっ、ちょっと…。
(今日も自分が渡した花を眺める形で食事と晩酌をするのだろう。そう思っていたが今日はそうではないらしく、野原にてピクニックのような形で食べるらしい。しかし、こちらの腕を掴む手は痕が残ってしまいそうなほど力が強く、そして強引に引きずっていくような力の込め方になんだか様子がおかしいと首を傾げて。連れて行かれたのは整地されているかのような背の低い草花が生い茂る野原。相手はどうもピザが気になるらしく、レジ袋を敷いてその上にピザが入った箱を乗せるようにして、そして箱を開けるとまた豊かな芳香が立ち上り。「これはピザって言って、俺たちの世界で食べられてるんだ。」と、食料の説明をしては1ピースを切り取ると熱によってとろけたチーズが伸びて、それを相手に差し出して)
ほら、食べてみて。



74: 月稀 [×]
2021-05-07 19:50:23


( ピザという食料の説明に俺達の世界、まるで己をこの世界の者ではないような言い方に違和感を感じては正体を知ってるのだろうかと怪しみ。しかし、その思いを遮断するピザという食料から湧き出てくる香り。以前に食し嗅いだ事のあるチーズの香りがするものの姿は見当たらず。チーズとは固形物だという概念である為、溶岩のようにドロドロと溶けては蜘蛛の糸の様にそして頑丈そうに糸を引く何か。切り取り渡されたピザを手に取ると「チーズの匂いはするんやけど…」と匂いで判断できても視覚で見つけられない事に難しい顔をしては首を傾げ。一口頬張ると再度糸を引くチーズに遊ばれては何とか噛みちぎり味わうように咀嚼しては飲み込むとカッと目を見開き)チーズ!チーズがおんねん、なんや分からんけどチーズがおる!( と相手を散々に幼子と揶揄っていたが、チーズに興奮する姿は幼子で。「でも、うちの知っとるチーズどこなん?」と小首を傾げ)



75: 望月宙 [×]
2021-05-07 20:27:10


いいからいいから。
(どこにチーズがあるのかと切り取られたピザを訝しげに見つめる相手。相手がチーズを目にするのはこれで2回目だが、まだ固形のチーズしか見たことがない相手はピザに溶けて乗っているものがチーズだと気づいていないらしく、その様子に笑いを堪えていて。いざ実食した相手が改めてチーズを感じ、どこにあるのかと幼子のように興奮するようにとうとう堪えきれずに「ぷっ。」と吹き出してしまい。作戦成功だ。してやったりと満足そうにしては自分もピザを手に取り糸引くチーズを摘んでは「これがチーズだよ。」と、教えてはピザを頬張り。)
そしてピザに合うのはこれ。
(ともう一つの袋から取り出したのは一本の白ワインのボトル。今日はアルコール類も持参しているようで、比較的安物ではあるが今まで和の酒を飲んでいる相手には充分驚きを与えることが出来るだろうと、相手の分の盃に注いで。)



76: 月稀 [×]
2021-05-07 21:03:28


うちが前に教えてもろたチーズと違う…。チーズって変幻自在やなぁ。( 溶けた存在をチーズだと種明かしされるも腑に落ちず、確かめるように嗅いでは溶けたチーズのみを喉へ通すと伝えられた通りチーズであり。納得したのか感心してはピザを再び齧っては幸せそうな表情を浮かべ。普段見ている瓶とは違い気品溢れる白ワインの入ったボトル、じっと見つめていると盃に注いでもらうと香りを愉しんでは「甘みのある香りや」と匂いの感想を伝え喉を潤すように一口飲み。)これチーズに合うんやね(と、晩酌した時とは違いチーズとワインの相性が的確に嵌った事を感じてはピザや形を変えるチーズに白ワイン、このヒトは貴族なのかと不審そうに見つめ。)



77: 望月宙 [×]
2021-05-07 21:17:00


もっと他にもあるよ。ケーキだとかフォンデュだとか。
(チーズの新しい姿を見て、感心するような感想を述べる相手だがまだまだこんなものは序の口だと、しっとりしたケーキにチーズを贅沢に使うチーズフォンデュ。その他にもチーズを扱った食料をいつか相手にも食べさせて驚かせてやろうと密かに画策しており。どうやら相手にもチーズとワインの相性は理解してくれたようで、自分もワインを口にしながら「実はこれ、貰い物なんだ。友達がくれたやつ。」と、その送り主はピザ屋で鉢合わせた香水の匂いの張本人。あれから別れたはずなのだが何故か引き返してきた相手に強引にスーパーへ連れて行かれ、『これも持っていって楽しんできて!』と渡されたもので。)
案外美味しいな。



78: 月稀 [×]
2021-05-08 00:17:45


ふぉ、ふお…ん?偉い派手な名前やな。( よく耳にするケーキという言葉は知っているが、聞きなれない呪文の様な言葉に眉間に皺を寄せては怪訝そうな表情をし。)友達ええねえ、そのおにーさんの友達はどんなヒトなん?( 不快で刺激臭、己の嗅覚を狂わせては社を汚そうとしてきた香水の香り、その香りの持ち主が相手の友達だと勿論知らず。気になるヒトの友達という存在には興味があり、前に相手の幼少期の話から今までの話をしてくれたように面白い話が溢れ出てくるのだろうと期待しては胸を躍らせながら問いかけ。)



79: 望月宙 [×]
2021-05-08 00:46:24


「フォンデュ」。今度食べさせてあげるよ。
(横文字には慣れてないのか、フォンデュをうまく発音できない相手に、聞くよりも食べた方が早いと、自然とまた今度会うかのような約束を取り付けて。盃を飲み干しながら、またピザに手を伸ばしていると、不意に相手からワインを持たせてくれた友人のことについてきかれて。友人のことについてと言われても、本当にただの友人。どう説明したらいいかと考えあぐねて天を仰ぐと、女性であること。みんなから慕われていること。同じ(講義)時間を過ごすことがあること。と、思いつく限りその友人のことについてぽつりぽつりと語り始めて。)



80: 月稀 [×]
2021-05-08 01:21:08


ふおんでゅやね。ふふ、楽しみがまた増えたわ。( 相手に出逢ってから知らない事を教わり、味わい己を飽きさせてはくれず。何もかも新鮮でこのヒトと共に時間を過ごすだけでも十分満たされるというのに、それをいつも超えてくる。)ーーー…あぁ、そのヒトやったんやねぇ。( 己を飽きさせない話に目を輝かせては聞いていたが、その輝きが失くなっていくのを自身で感じては低い声で呟き。まだ会った事のないそのヒト、見ず知らずの相手に白ワインを差し入れてくれた恩はあるが、強い負の感情が簡単に打ち消し。そのヒトは社を穢そうとした存在で、周囲の者を近寄らせたくないのかマーキングのように強い匂いを擦り付けている事に憎悪の感情が芽生え。それに加えそのヒトと多くの時間を共にしている事実に唇を噛み締めては白ワインの入ったボトルを睨み付け。やはりヒトはヒトを愛する生き物だと消極的な感情が顔を出してきたが、今隣にいるヒトは己の物で誰にも渡したくないと強く思い。拳を作り強く握ったがこの行き場のない複雑な感情を深呼吸しては抑制させ。「なぁ、そのヒトのこと好きなん?」と己を安心させたいが為に口走っては無意識に威圧感を出しながら訊ね。)



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