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異能世界でぼくらは生きる-セカイはまだ終わってすらいない-(いのぼくのキャラと版権キャラのなりきりストーリー)/12343


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11763: 赤猫 [×]
2022-04-19 12:27:41

エルア「…君は、他の神格達からはこの世の全ての罪悪と呼ばれているそうだな。だが、私は君が罪悪であるとは到底思えない。君の様な寛容で人情深い者の事は、英雄と呼ぶに相応しいと思っている。原罪から生まれた邪龍であろうと、混沌であろうと、迫害されようとも、君は1人ででもこの世界を守ろうとしてきた。何千年何万年とその罪を背負ってきたにも関わらずだ。それでも、人間の事を愛せるというのは、恐らく他の世界を見ても君だけだろうな。今更だが…私の代わりに世界を守ってくれていること、心から感謝する」

11764: 恋雪《ミユウ》 [×]
2022-04-19 13:27:48

紫炎「…………(少し驚いたような表情をする)……優しいお言葉、ありがたい限りです……それに、礼には及びませんよ…私は人間が嫌いな訳では無いので、彼らは見ていて面白いのでどうしても世話を妬いてしまうんですよ」

11765: 赤猫 [×]
2022-04-19 13:52:55

エルア「…そうか。確かに、人間は面白い。見ていて飽きないな」

11766: 恋雪《ミユウ》 [×]
2022-04-19 14:10:32

紫炎「それに、何万年にも渡って文明の発展と歴史の流れを見ているうちに愛着が湧いてしまいましてね……」

11767: 赤猫 [×]
2022-04-19 22:07:08

エルア「…現世の私は、君から見てどうだ?」

11768: 恋雪《ミユウ》 [×]
2022-04-19 22:45:57

紫炎「……真っ直ぐないい子ですよ。だが、いい子なだけでなくその根底に折れることの無い信念がある……あの子は、強い子です。ある意味私よりもね」

11769: 赤猫 [×]
2022-04-19 22:52:47

エルア「きっと、紅魔の事がきっかけだろうな。大切な人を救う為に、どんな悲劇にも立ち向かうと決めたのだろう(ミュレスとの思い出が頭を過る)…まるで、出会った頃の私とミュレスを見ている様だよ」

11770: 恋雪《ミユウ》 [×]
2022-04-19 22:58:14

紫炎「貴方と、ミュレスの……」

11771: 赤猫 [×]
2022-04-19 23:26:56

エルア「天界がダルアに支配されていた頃、ダルアとその一派による天使の殺戮が行われた。まだ幼く神格としての真名も力もまだ持っていなかった私は、天界でも特に仲の良かった天使であるミュレスを連れて命からがら逃げてきたんだ。目の前で同胞が失われていく様を見ていたミュレスは、何もできなかった自分を酷く責めてしまい、戦意を喪失してしまっていた。あのミュレスが戦意喪失していたなど、想像がつかないだろう?だが…彼女は友の死を乗り越え、私と共にダルアを倒し世界を救う旅に出てくれた。彼女も、熾天使になる前は元々は普通の天使だったんだ。少し気性は荒かったけどな」

11772: 恋雪《ミユウ》 [×]
2022-04-19 23:36:06

紫炎「……なるほど……そのようなことが……乗り越えた結果、なし得た、と……」

11773: 赤猫 [×]
2022-04-19 23:42:48

エルア「…だが…ミュレスの魔力を感じなくなったということは…彼女はもう居ないのだろう。最後ぐらい、あの頃のように言葉を交わしたかったものだ…」

11774: 恋雪《ミユウ》 [×]
2022-04-19 23:57:21

紫炎「______…………まさか、消えてしまう状況になっていたとは…………」

11775: 赤猫 [×]
2022-04-19 23:58:55

エレス「それ程までに、紅魔の精神は悪性によって侵されているということだろう」

11776: 恋雪《ミユウ》 [×]
2022-04-20 07:53:14

紫炎「…前々から深刻だとは思っていましたが……そこまでとは……」

11777: 赤猫 [×]
2022-04-20 14:30:23

エルア「今回ばかりは、私が表に出て紅魔を止めた方が得策かと思ったのだが…現世の私が殺戮の女王となり、一度死んでしまった時があっただろう。その時に、現世の私の魂を繋ぎ止めるために別の世界に飛ばし消滅しないよう私の魂を代換にしてしまったせいで、力の大半を失い魂も徐々に崩壊してきてしまっていてな。元々、邪王事変の時から私の魂は現世の私の力へと変換されつつあった。そもそも、前世の私がこの様に存在してしまってることすら異変に等しいのだがな。現世と前世が同時に存在していることなど、普通は有り得ない事だからな。それも…神格権限を使い、世界の概念を無理に捻じ曲げた私なら尚更だ」

11778: 恋雪《ミユウ》 [×]
2022-04-20 16:56:29

紫炎「…………なるほど……確かにそれもそうですね……(確かに英王の力を受けられるのならば即座に終わらせられたが……そうもいかない以上は英王の転生者たる沙月さんが本当に重要になってくる……悪性の自浄を身につけたとて、その身に悪性の影響が及ばなくなるだけ……仮に紅魔さんのいる空間に蔓延している悪性や呪いが彼女の力の一部になり得るなら蔓延する悪性そのものを根こそぎ取り払うことも考える必要がある……彼女達が円滑に戦闘を進めるためには…………やはり少しでも紅魔さんの体制を崩す必要がある…)」

11779: 赤猫 [×]
2022-04-20 17:16:06

エルア「…今回、君をこうしてこの場に呼び出したのは、私の魂が完全に崩壊する手前まで来ているからだ。だがそれは…現世の私が、英王としての力を着実につけていっているという証拠だ。紅魔との戦いが終わる頃には、私は既に居なくなっている事だろうな。だからこそ、最後ぐらいは君とこうして話をしたかった。世界の希望である、君と」

11780: 恋雪《ミユウ》 [×]
2022-04-20 17:34:48

紫炎「私が世界の希望だなんて……そんな事はありませんよ……世界の希望と言うに相応しいのは沙月さん…いえ、不屈の心を持つ人の子らですよ……ですが、私も貴方と言葉を交わせて良かった」

11781: 赤猫 [×]
2022-04-20 17:41:31

エルア「(風が吹き荒れ始め、周りにセカイの光が現れる)…そろそろ、時間のようだな」

11782: 恋雪《ミユウ》 [×]
2022-04-20 18:05:37

紫炎「……そのようですね…」

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