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百鬼夜行絵巻(シナリオ選択制/物語性重視/中ロル~)/137


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38: 源三 [×]
2021-04-16 14:46:44

>33

そのように言われるとこそばゆいな。
しかしふむ……権太郎殿。その様子、何かしらの悩み事を抱えているものと見受けられる。

(若者の頼りになるとの紹介には馬鹿正直に照れており、誤魔化すように和やかな調子で笑ってみせる。権太郎と称された男は何か思案している様子であったが、先に口火を切ったのは己の方。若者への態度とは一転して真摯な眼差しで男を見つめ返し。やがて薪割り台に固定した斧を手放すと、住処にしているあばら屋へ二人を誘導するように歩き出して)

立ち話も何でしょう。どうぞ中へお入り下され。粗末な家だが、茶ぐらいは出しましょうぞ。
藤吉殿も一緒に休んで行かれよ。

(そう言うと返事も待たずにあばら屋の木戸を開き、来客をもてなすため自ら先に中へと入って行った。外から見れば隙間の多い家だが中は存外暖かで、木炭の燃える匂い、そして乾いた草や、茶葉を煎じたような香ばしい香りが漂っている。入ってすぐの土間には釜戸や水場が備え付けられており、竹箒や鍋、水桶などの生活用品が少ないながらも一通り揃えられていて、風通しのいい場所に置かれた莚の上には土のついた新鮮な芋がそっと転がっていた。さらに土間から上がると十畳ばかりの板張りの部屋があり、奥にある床の間には大小の木彫りの仏像が並んでいる。数えれば二十四はあるだろうか。一見して素人の出来であると分かるぐらいに不揃いで荒い作りだが、どれもが手を合わせ何かを祈っているようであり、その表情は穏やかにただ眠っているかのようでもあった。
己は草鞋を脱ぎ、土間から部屋に上がるとそこにある囲炉裏の前に屈む。囲炉裏には赤々とした炭火が絶えず熱を放っていて、天井から伸びる鉤に吊られた鉄瓶がその上で温まっている。茶葉の香りは鉄瓶から漂っているようだ。灰かき棒を手に取り灰を寄せつつ、身振りを交えて囲炉裏の前に来るようにと二人を促して)

丁度、作業が終わったら一服しようと思っていたところだったのだよ。
さあ、此方へ。


(/いえ、のんびりと進めていただきますと有難いです!ではお言葉に甘えまして、若者の名前を藤吉とさせて頂きました。
一点質問ですが、お供キャラである桜蘭さんは源三以外の人間にも姿は見えますでしょうか?)



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