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夜空を渡って【 3L / 非日常 】/65


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46: リタ・グリーン [×]
2021-02-03 21:19:58




>44 アイザック

どこまでも行くんだから。勿論、本気で願えば此処から姿を消すことも可能だろうけどねえ。
( くすくす、と小さく笑みを溢す。汽車は現実から離れた空想だと思えてしまうほどにはリアリティーがない。どこまで行くのか、この旅に終わりがあるのかすら定かではない。気付いたら終わっているかもしれない、互いが共有しているだけの白昼夢であるかもしれない。そんな中でも不安さのない緩い空間では緊張する間もなく。「うん、切符。この汽車に乗るのにはこれが必要なの。ザックも持っているはずだよ」切符をひらりと揺らして、にっこりと笑い掛ける。きっと彼もどこかにこれを所有していることだろう。そうでなければ此処にいない。切符は此処にいる証とも言えるものなのだ。「そっかあ。小さい頃のザック、可愛かっただろうねえ」思わず想像してしまうのは過去の彼の姿。知らないからこそ、つい考えてしまう。頬を緩めて呟いた後、はっと気付いて無意味な、そして無駄なフォローをするべくふざけた調子で続けて )
勿論今のザックも可愛いけど……なんてね。


>45 アイリス


そうだよ。全部なかったことにしちゃえば、きっと楽になれる。
( 透明色。今の彼女に色があるとすれば、きっと無色。それは何物にもなれる色で、しかし染まってしまったら色を塗り替えることもきっと出来ない。ただ静かに答える、それが自分にできる精一杯。優しさも、常識も、何ひとつない自分が役に立てるとしたら、こうして話を聞くことだけだろう。隣にいることならできるだなんて、ちょっと気障かもしれないけれど。ふと彼女から発せられた問いに、どくんと胸が痛む。何が欠けているのか、どうしたら良いのか。きっともうわかっている、それでも目を逸らしていたい。視線を向けると、小さく息を漏らして数秒の間思案する。それから震える自身の両手を握り締めて、あくまでも何でもないことのようにさらりと告げよう。「まあね。わかってないわけじゃないけれど……でも、私は帰りたいとは思わないよ。ずっと旅を続けていたいんだあ」普段から言うわけでもない本音。隠してきたその冷たさが垣間見えたかもしれない言葉。彼女がほんとうの幸を見付けたら、そのときはきっとさようなら。だから深入りしたくない。そこまでを告げる勇気はなくて、表情を緩めては「うん、綺麗」だなんて夜空の方に関心を戻す。緩やかな時間が永遠と続けば良い。そうしたら何も考えずに済む。現実から目を逸らすことができる。きっと心が弱い、知っているからこそ取り繕うことが当たり前になったのだ。「フロートも美味しそう。アイスを溶かしたらきっとまた違う美味しさになるんじゃない?……あ、やられたあ」フロートに視線を向けていたところで伸びてきた手。止めるでもなくそのまま掬っていったのを見て、棒読みのような緩い調子でわー、と声を漏らす。勿論嫌であるはずもなく、にこにこと笑みを浮かべてはさくさくとパフェにスプーンを差し入れ、金平糖を掬いあげる。紫やピンク、赤や水色をひとつのところに集めて、「きらきらー」なんてふざけてみる。「アイリスの方もきらきらで良いねえ。んー、制覇したくなっちゃう。このまま他のところも行ってみたいなあ」食べ終わってもいないのに次へと思いを馳せ、ぽつりと呟いて )
勿論、アイリスも色々巡りたいって思ってくれてる……よね?




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