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夜空を渡って【 3L / 非日常 】/65


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45: アイリス・スペンサー [×]
2021-02-02 18:36:07




>41 ザック

(彼も自分と同じ状態なのだと知ると、何も疑わず仲間を見つけた気になって「ああ、良かった」と、思わず零れた吐息と共に安心したように微笑み。席を促されれば素直に手近な椅子の中でも窓際の座席を選んで、窓に張り付くように星々を見る眼差しは夢見心地にうっとりと。しかし、すぐに窓に映るアイザックの姿が目に映って、彼の方を向き「ごめんなさい、どうぞザックもお隣に――いえ、星が見える方がいいかしら……?」と首を傾げながら「とりあえずお話が出来たら嬉しいわ」ニッコリと笑って座席の指定をしなかったのは自分なりの配慮のつもりで。天鵞絨の座面を指先で何度も撫でながら、その手触りの良さに機嫌の良い子供みたいに肩を竦めては「ふふふ」と笑って。現実から解放された気分でまったりと深く座席に腰掛ければ、そっと目を閉じる。そして舞台上で独白をする演者のようにぽつりと「ザック、あなたは現実から来た人なのね。でもそれが分かっているのは、きっと凄く大事なことだとあたし思うの」と汽車の心地良い揺れに揺蕩いながら口を開いて、続いて寂しそうな口調で)
あたしとっても夢想家で方向音痴だわ。だからね、もうしばらくはあたしが本当に〝この世界の住人〟になってしまわないように、一緒にいてくれる?



>42 エリック

(汽車に対するエリックの反応は、この世界と現実を結び付けたがっているように見えて、しかしそれは至極真当な反応であるとも感じ。輪郭をなぞるような、雲を掴むような、そんな曖昧で荒唐無稽な話をすぐに信じることは難しいのかもしれない。そう終始穏やかに見ながら、すぐに無理に受け入れてもらわなくてもいいかと即座に肯定も否定もせずにいて。が、パッとその目が見開かれたのは唐突に汽車が急停止した瞬間。慣性力で前につんのめり、その反動で座席の背に引き戻され。あっという間に車内の照明が落ちて視界が暗くなれば予想外のことに顔を上げて。状況の確認にエリックが立ち上がるのが分かると、離れたらまた一人になってしまうのではないかと、心に押し寄せて来たのは根拠のない不安。「待っ――」て、いかないで、と思わず幼い方に心の天秤が傾いて。唐突にパッと明るさが戻った瞬間、思いがけずきょとんとしてぱちぱちと瞬きを繰り返す。汽車の先輩でいる気だったのに動揺したことに何だか恥ずかしくなってコクコクと小さく頷けば「ええ、ええ、ありがとう、大丈夫よ。しっかりしてるのね、エリック」首を竦ませて取り繕うように口角を上げて。続いて軽い冗談を言うように目元を緩ませて「でも遠くへ行ってしまってはいやよ?」首をこてんと傾げて子供染みた言葉を。そして気を取り直すように片手を顎の辺りに添えてコホン、と咳払いをしては車窓に吸い寄せられるように近づき、冷たい窓ガラスに両手をついてそっと外の様子を窺って。見えたのは星の瞬く夜空と、黒い地面のようなシルエット。「暗くてよく見えないけど、どこかに到着したのね。急停車なんて初めて……」窓の外に視線を遣ったまま、不思議そうに言葉を漏らして。すると車内アナウンスが流れて頭上に目を向けると、どうやら点検作業でもうしばらく汽車は停車したままになるようで、途中下車することも可能らしい。アナウンスが入ったことで安心したのか、ふいにエリックの方へと顔を向けてキラリと好奇心を覗かせた瞳で)
ね、エリック。しばらく動かないなら降りてみましょうよ。あたし自分が一体どこにいるのか、とっても気になるわ!

(/提案受け入れていただきありがとうございます。なるほど、心の穴を表しているとは考えつきませんでした、奥が深い…!降り立った駅で自分を見つめ直すきっかけになったり、葛藤したり、そういった人間ドラマのような描写もしやすくなりそうです…!夜明けへの流れについても了解です。旅の始まりを示唆しているようでとても素敵です…!
降りやすいようにアドリブでアナウンスを流してみましたが、もしここで急停車させた理由が何かおありで場にそぐわなければ修正・アドリブ等掛けていただけたらと思います。こちらこそ今後とも宜しくお願い致します。/蹴可)




>43 リタ

(――リセット。その言葉に惹かれ、星空を映す瞳はゆらゆらと揺れて。ずっと絶え間なく広がる美しい暗闇に見降ろされていると、自分の全てを受け入れてくれるのではないかという錯覚すら起こりそうで。少しの間だけ目を閉じて「そう」小さく呟いて瞼を開ければ「全てを忘れて、全てを断ち切って、何の縛りもなく自由に解き放たれる。それをこの世界は許してくれるのね」夜風に揺れる桔梗の花を起こしてしまわないように静かな口調で、そこには悲しさも憂いも幼さもなく、ただただ吐き出した空気と同じ色をしていて。蓋をしていた現実の扉をそっとノックして耳を押し当てるように「でもあたし、自分がどこにどう向かって歩けばいいのか、きっとまだ分かってないんだわ」ぽつりと迷子になってしまったような口調で本音を漏らすのは、隣にいるリタが今まで優しく色んなことを教えてくれ、一緒に手を取ってくれたことへの信頼から。夜空から視線を外し、ここに確かに存在するリタへと真摯な目を向ければ「リタは、この汽車での自分の進むべき道は、もう見えているの?」あくまで現実を突きつける気はなく、しかし彼女への関心を持って尋ねたふんわりとした問い。「言いたくなければ大丈夫よ」と真面目な表情を変えて目元と口元を緩めて微笑みを浮かべ。彼女の目に鮮やかに映る景色を共有するように見つめながら「本当ね」心からそう思うと示すために、感嘆する吐息に滲ませて。綺麗なものを綺麗だと言え、美味しいものを美味しいと言えるのはきっと大事なことなのだろうな、とスプーンに乗ったパフェを口元に運ぶ彼女の様子を見つめながら「ふふふっ」彼女の気持ちが伝わってくるようで思わず口角を上げ嬉しそうに笑って。フロートのアイスを一口ぱくん!と食べれば「こっちも美味しいわよ、リタ!アイスがとっても滑らかなの」負けじとニッコリと笑みを浮かべる。そしてそっとにんまりと、悪戯っぽい笑みを浮かべれば「えい!」とリタのパフェのソフトクリームをスプーンで一口分掬おうとし、成功したならば片手に頬を当てて輝くような溌溂とした笑みを浮かべて)
まあ、本当!とっても美味しいわ!見た目だけじゃなくて味も良いのね!


(/文章量については此方も多少ムラがあることもございますのでこちらこそ宜しくお願い致します。気兼ねなく楽しめたら幸いです…!アイリスもリタさんが本当に楽しそうにしていて、その気持ちが伝わって来て嬉しそうです。ゆるゆると2人のペースて物語が紡げれば幸いです。今後とも、宜しくお願い致します!/蹴可)




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