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陽が照らす桜の木(〆)/247


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自分のトピックを作る
141: アルムナーク [×]
2021-02-14 10:30:22


そりゃどーも…それについては同感。

(刃先を向けても尚臆する事なく楽しんでいるかの様な相手、子供と言えど敵らしい台詞と態度に根性と負けん気が備わっている事に流石の言葉に尽きる。それに比べて、最近の衛兵達は平和ボ.ケしてると言うか、緊張感に欠けていてそれでいて横暴な態度を取る者もいる始末。敵でありながらもその点については共感出来るが、それもほんの一部の人間に対してのみで。
「っ!…第二段階…?」素直に降参するとは思ってなかったが、地面から微かな魔力を探知し尽かさず後ろへ飛び離れれば敵と自分の間に氷の壁が出現し阻まれて。更に聴き慣れぬ単語に、恐らく魔装の事だろうが二段回目以降があるとは全く知らず身構えて)





【ファウスト】

…ふむ、良いでしょう。答えられる範囲でしたらお答えしますよ。

(相手方も此方の情報を欲しているのは一目瞭然。顎に手を当て困った様に眉尻を下げ暫し考えるも、その表情が嘘であるかの様にあっさりと提案を受け入れ。
此方側の情報を多少なりとも漏らしたとて、その情報を囮に塗り替えれば良いだけの事。だとしても全てを打ち明けるつもりはなく、にっこりと笑みを浮かべる様は余裕綽々といった態度で。
主人の我が名を呼ぶ声に耳をピクリと動かし反応するも、相手から視線を外す事はなく、寧ろこれから大切な話をしようと言う時に魔装強化の要求。表情にこそ出さないが、やれやれと内心で少しばかり呆れていると、相手からまさかの救済を許可する言葉。普通ならば許可など出さないだろうに、何か意図があるのではと探りたくなるがここは素直に受け入れて「…お気遣い痛み入ります。」と一言発し、頭を軽く下げると再度右手の指を鳴らし[第二段階]を主人に付与して。


「…坊ちゃん、私は信じていますよ?」主人に背を向けたままの状態で少しばかり強い口調で、それでいて何か黒いものを感じる様な威圧を含んだ声色で発しつつ顔だけ主人に向ければ多くは語らず眼鏡を光らせにっこりと。
顔を戻し再度相手に向き直れば)

失礼しました。では、お話し頂けますか?

142: タルジュ=ナミル・マフディ [×]
2021-02-14 14:05:40


【タルジュ】

次だな!!

(氷壁を呼び出すとともに二段階目の魔装を受ければ、いきなり立ち上がるのではなく一旦前屈みになり腰を浮かせ、それから飛躍的に向上した身体能力で地面を蹴ってバク転し。元いたところから幾らか後方に着地すると、自分が呼び出した氷壁の所為でその向こうにいる相手の位置は視認できないが、お構いなしと言った具合でジャマダハルに魔法をまとわせ、台詞を口にしながら俊敏な動作で大きく横に振るって。途端、剣身から無数の氷の粒子によって形成された冷気がカッターのように放たれ、目にも止まらぬ速度で風を切り。広場全体で気温が下がったかのような冷感が辺りに漂う。放たれた冷気は先に召喚されていた氷壁を寸断し、なお、落ちない勢いで突き進んでいき、狙いは恐らく氷壁の向こうにいるだろうと踏んでいた相手を傷付けること。

戦闘そのものと魔装の強化を受けたことによる高揚感から、八重歯を覗かせた口元を邪悪に歪めると「アッハハ! 腕の一つでも飛んじまえよ!!」と笑い、同時に足を一度ドンと踏み鳴らし。それも魔法発動の合図であり、ここまでで相手は接近戦の方が得意そうだと感覚的に認めたがゆえの防壁。自分の周囲半径2m程度を囲むように、鋭く尖った氷の円錐を生成しようとして。……その時、ちり、と胸の辺りに炎の気配を覚えたが、今、この場で代償を気にして攻撃の手を緩めるつもりはなく、内心では舌打ちしたい思いで "もうかよ" と不満を感じるが、表情には出さず、ただ楽しそうに)

ショーはまだまだこれからだ!!



【カラム】

…………っ!?

(洞窟内の室温が急に下がったような寒気に思わず、ぶるっと身体を震わせてしまい。つい相棒と少年が戦っている方を振り向くと、丁度少年が氷壁に向けて冷気の刃を放ったところで。氷壁の向こうに相棒がいるかどうかを確認するほどの余裕は持てず、咄嗟に「うわ、危ない!!」と叫んでしまい。目前にいる魔人の男のことは、この瞬間だけあっさり意識の外で)




(/目にも止まらぬ速度~とかはあくまで人間基準で書いています。アルム君の目にどう映るかを縛る気はないのでご了承を。というか、>137でカラムも思索していますが、本来なら「人間であり、子どもであり、契約初心者であり、戦闘初心者」のタルジュは能力的にも経験的にもアルム君に敵うはずはないと思っています。タルジュ側にあるアドバンテージは「殺傷への躊躇のなさ」や「子どもであり初心者であるがゆえの奇抜な戦い方」ぐらいでしょうね←
 それはそうと、カラムの意識が丁度二人の戦闘に向いたこともあり、この辺りで会話のターンを挟み、本来のペアを合流させて「アルム君vsタルジュとファウスト君&カラム」になっている構図を「アルム君&カラムvsファウスト君&タルジュ」に戻すのは如何でしょうか? 気乗りしなければスルーをお願いします)



143: アルムナーク [×]
2021-02-15 23:28:38


…やるかよ、勿体ねぇ。

(氷壁の所為もあり容姿までは確認出来ないが、空間に響く相手の台詞から何かしら攻撃を仕掛けてくるのは容易に推測でき、鞘に収めこそせずともカットラスを左腰辺りへ納める様な仕草で抜刀の構えを取り、熱魔法を静かに発動させ自分の周りの温度を上昇させ。すると氷壁諸共崩し消える事なく此方に向かってくる斬撃を相棒の叫び声が聞こえたのとほぼ同時に視界に捉え、素早く斬り込み斬撃を弾くと天井へ。斬撃を受けた天井から破片が降り注ぐも動じる事なく相手を見据えれば、何やら相手の周りに円錐状の防壁が出現。接近戦が得意と見ての判断だろうが、そうはさせるかと左手の人差し指と中指をくっつけ、クイクイッと動かせば相手の足元から炎柱を出現させようと)




【ファウスト】


…あの魔人が心配ですか?



(話を其方退けで、戦闘する2人の方に意識の向いている相手を見て呆れた様にため息を一つ。それでも主人の適応度も見ておきたい部分もあり釣られる様に戦闘中の2人へ視線を向けながら、何処か面白がる様に言葉を発し)


(/了解です。
アルムとしては契約年齢に達していないのに魔人と契約している時点で、何処となく他の子供や契約者と違うと感じており捕縛する気でいながらも戦闘センスや能力を探るつもりでタルジュ君に合わせて戦闘していると受け取って頂けたら嬉しいです。

構図に関しても、そろそろかなと考えておりましたのでPL様提案通り戻せたらなと^ ^
ファウストも、情報を聞き出したら実戦でも何かを得るつもりで戦闘に参加という方向で調整したかったので賛成です。)


144: カラム・ハッサン [×]
2021-02-17 12:56:26


(弾かれた斬撃が天井に当たったことによる轟音。響く震動に思わず少々姿勢を強張らせ、だが、別段怯えているわけではなく。ちらと敵方の魔人の方を見れば、冷静な瞳と声音で「…いえ、あいつは子ども相手に遅れを取るような奴じゃないですよ」と言い切り。一度僅かに竦めた背筋を伸ばし、改めて敵方の魔人に意識を戻せば、少しだけ首を傾げたまま)
お話の途中でしたね。…そう、あの子のことなんですが、おかしいんですよね。本来契約できる年齢じゃないはずだ。いつどこで出会ったんですか?



(/アルム君がロルの中でタルジュを評価してくれていることを実はとても嬉しく思っていました// 「本来は敵わない」と思っていますが、一方的なやられ役にする気もないため、頂いている手加減に乗じて頑張らせたいと考えています。
 しかし、今回はタルジュのRPを落とし、すみません。想定している火柱の強さを教えて頂けないでしょうか? あと、発動前に魔力の気配はあると思って大丈夫ですか?)



145: アルムナーク [×]
2021-02-17 21:57:46



【ファウスト】

…元々は他の子供達と同じですよ。憑依の実験体として此処に連れて来られたんです。他のモルモット(子供)は、私の力に耐えられず朽ちましたけどね。

(早速根本的な部分に踏み込んでくる事はある程度予想はしていたが、こうも真っ直ぐと聞いてくるとは。誘拐した事から実験について包み隠すことなく打ち明け。実験に耐えきれず命を落とした子供達に対しては、同情する事もなく単なる実験材料としか見ておらず、半ば呆れた様に続け)



(/いえ、お謝りにならなくて大丈夫ですよ!

魔力の気配は、基本的にどんなに微量であっても必ずあるものと思って頂いて構いません。
炎柱についてですが、今回はタルジュ君の戦闘能力がどの程度か知りたいが為の行動と、完全に倒す気はなくどうにか大人しくさせ捕まえられたらラッキーみたいな考えからのものなのでそんなに強くは有りません。段階で言うなら「中」程度で、普通の人間なら把握しきれないけど「魔人と契約してる者」ならそれなりに対応出来ると思って頂ければと。

ややこしく感じられましたら、すみません。汗)

146: カラム・ハッサン [×]
2021-02-20 10:10:50


【カラム】

……何故、また。

(相手が答えた内容とその言葉選び、使われた声音に不快を感じないわけではない。だが、敢えてそれを表情には出さず、睨むことさえ我慢して。代わりのように、一度傾けた首をゆっくり戻せば、空虚を宿した瞳で相手をじっと見つめ、無表情に "何故またそんなことを" という台詞の後半を略した言葉を呟くように繋げ。

剣を掴みかねている腕も含め、姿勢は全く変えていない。ただ次の反応を待つより先に刹那だけ、相棒と交戦中の少年の方へ視線を流し。……結果、目に映ったのはいつの間に呼び出したのか、少年の姿を隠すように地面から生えた複数の氷製円錐。内心 "防御の構えを取ってくれたなら好都合" と考えて。これならまだ少しだけ相手と話をしていられるかな、と視線を正面に戻しては、やや顎を引き、大きくはない声量ながらはっきりとした言い方で)

……よりによって親殺しまでさせて。ようやく読めたんだが、あの部屋で倒れていたのは、あの子のお父さんだったんだな。



【タルジュ】

……! ……ヒュ~! なぁんだ、こんな攻撃もできたのか!

(突如足元に感知した魔力の気配。咄嗟にバク転すれば、先程まで立っていた正にその位置に炎が吹き上がり。周囲の円錐が少し溶け、避けきれなかった服の端は焦げ付いたが、後は宙返りの最中、背と尻に熱を感じた程度。一瞬ならば火傷にも至らず。

着地と同時に冷やかすような口笛を吹くと、好奇心を刺激されたかのように瞳を丸くし、感想を続けて。炎柱が立ち消えれば、次は悪戯を企む幼児の如くニッコリと微笑み「へへへ、そう来るんならこっちもこうだな!!」と叫んで、再び冷気を纏わせたジャマダハルを次は斜め上向きにし横に素早く振るい。

……その斬撃で自身を囲う円錐が横断され。上半分が崩れ落ち、開けた視界。出来上がったやや高めの切り株のような氷の土台の上に一足飛びで乗っかれば、すぅっと息を吸い込み一旦意識を集中し。それからジャマダハルを両手持ちに切り替え、ザンと足元の氷台に突き刺すと、その動作に呼応するように突如、強烈な魔法の気配が漂って。だが、それは相手を狙ったものではなく、最初の立ち位置にいた子どもたちから悲鳴が上がり。……子どもたちの足首辺りから、立っている地面までの範囲をまとめて瞬間凍結させ、動きを封じたのであって。服の下で胸に灯る対価の焔が焼きつける。さすがに眉をしかめ、つい一瞬苦しそうな表情を見せたが、改めて相手を見据えれば、すぐさま平気を気取るように僅かに口角を上げ)

ゲストの参加タイムだ。…お前、素早いからな、助けようとしたら何人かは行けるかもな。でも、下手な真似するんなら、俺はその隙に一人だってぶち殺してやる。



(/ご回答ありがとうございます!今回は確定描写(救済する隙なしの人質確保)を失礼いたします。事前打ち合わせの通り、一度は主人公側に劣勢になってほしかったことと、膠着状態に持ち込むことで合流の隙を生もうという意図です。次のターン辺りでカラムにはファウスト君との会話を打ち切らせ、アルム君の側に行かせようかと思っています)



147: アルムナーク [×]
2021-02-23 16:23:50


【ファウスト】

だから言ってるではありませんか。父親を殺したのは坊ちゃんの意思…私は何も指示していませんよ。

(困り果てた様に眉尻を下げ、それでいて何処か愉しげにクスリと笑みを溢して。当初の目的はあの兵士を殺害し痕跡を態と残す事。いつの間について来たのか、兵士を手に掛けようかという時あの部屋へ現れその場でタルジュの父親であると判明。
必死で息子を連れ戻そうとする父とその父に対する怒りと憎悪から実父を手に掛けた子。…その時の様子は思い出すだけで滑稽で愉快。
だが肝心な部分の訂正だけはしっかりとし、不気味に笑う口を開けば)

…まあでも、生きていてもこれから先坊ちゃんの邪魔になるのは明白ですし丁度良かったですけどね?




【アルムナーク】


…チッ。

(動きを止めるつもりで放った炎柱だが、やはり契約しているだけあって一筋縄ではいかないかと小さく舌打ち。
相手の台詞と悪戯な笑みに何処か嫌な予感を感じつつ、相手の次の動きに注視して。円錐を横断、からの氷の台に飛び乗り突き刺された武器。周囲に漂う魔力の気配、何処から攻撃が来るかと警戒する中、聞こえたのは子供達の悲鳴。
戦闘に集中し過ぎて子供達への意識が少し掛けており、不意をつかれ"しまった、油断した"と内心で思いながら咄嗟に子供達の方を振り向き近付こうとするも、脅し文句を聞いては無闇に動く事も出来ずグッと堪えれば再度相手に向き直り、何もしないと意思を示すかの様にカットラスを地面に放り投げ、金属音が響き渡り)


(/了解しました。ご配慮ありがとうございます!)

148: カラム・ハッサン [×]
2021-02-23 18:20:58


【カラム】

……気分の悪い男め。でも、約束は約束です。こちらもお答えしますが、俺と彼は契約者同士だ。

(何処か愉しそうに紡がれた相手の返答が耳に届くや、顎を引いたまま、真剣な怒りを宿した目付きで相手を睨みつけ、歯に衣を着せることも忘れて悪態をつき。続けて先に相手から向けられていた質問への答えも返せば、ずっと膠着させていた構えを解き、すっと一歩下がり。いつでも剣が抜けるような位置にあった手も今ではその場を離れた。無構えの状態となっては、片手は腰に当て、もう片方の腕は折ったまま軽く広げ「…あいつは太陽属性の魔人で、どうやら俺は "選ばれし人間" ってやつらしい」と付け足し。一応先に交渉条件として持ち出した "少し詳しい" 情報のつもりで。

それから、男の隣にいる少女を冷ややかな視線で一瞥した後、平常通りの落ち着いており、剣のない瞳に戻っては、相手を見つめ「……そろそろ向こうの戦闘が騒がしいですね。その子はここに置いていってはどうですか? 連れ歩くのも邪魔でしょう」と告げ、お話はこれで終わりとばかりに足の向きを変え、不意打ちの攻撃を受けぬよう、背は向けないように気遣いながらも、二、三歩と後退し、暗に相棒の元へと向かおうとして)



【タルジュ】

へへへ、お利口じゃん!!

(武器を捨てた相手の様子に満足げに笑えば、皮肉を述べて。胸に灯った焔はまだ少し痛い。しかも、現状で使っている技は一度の刺突で一本の回線しか引けない。つまり、元々自分たちがいた位置にいた子どもたちをこの技で人質に取った以上、実は自分も動けないし、攻撃もしにくいのであり。空中に漂う冷気をまとめ、氷柱を放つ等といったことであれば、今の技を中断せずに可能だが、言うまでもなく負担がかかり、積極的に取りたい方法ではなく。

だが、当然他に道筋がないわけでもない。まず第一にこの弱点を見破られないようにすること。こめかみに滴る冷や汗は無視し「……さっきのお返しをさせてもらおうか」と静かに強がりを呟き。さらに、相棒の方に視線を向ければ、暗に助力を乞うつもりで、呼び寄せるように声をかけて)

ファウスト!そろそろ、ショーも大詰めだぜ!?……足折るくらい任せてやろうか?



(/複数の相手から話しかけられてモテモテのファウスト君←)



149: アルムナーク [×]
2021-02-24 11:13:00


【ファウスト】

褒め言葉として有難く頂戴しておきますよ。
…フフッ…成る程。どうやら私はツイているようだァ…この場で"復讐"を果たせそうですからねぇ…!

(怒りを宿した瞳と相手の気分を害せたのなら其れは自身の喜びでしかなく。身体の奥底から湧き上がるゾクゾクする感覚を覚えながら、相手が選ばれし人間である事と太陽属性の魔人だと改めて認識すれば、不気味にも含み笑いをしながら天を仰ぎ両腕をだらりと脱力。人造魔人になる事を望み、大きな力を得て、漸く契約者をも得て、その上念願の復讐すべき相手にも出会えた事に運命を感じ。然し本当に自身の大切なモノを奪った当人なのかは分からないが、今となってはそんな事はどうでも良く。太陽[シャムス]に属する者全てに復讐する事が自身の中の一つの目的であり。眼鏡に右手を添えて目を開き、眼球だけジロリと動かし相手を見れば口角を上げ再度不気味に笑みを浮かべ。

「…お気遣い無く。貴方に言われずともそのつもりですので。」姿勢を戻すとにっこりと笑みを浮かべ、隣の少女には"命を賭けろ"と伝えてある為、最早少女など眼中になく。寧ろ相手をどう痛めつけようかと思考を巡らせながら相手の動きを注視。すると聞こえてきた主人の声。呼応する様に主人を見るなりポケットから懐中時計を取り出し時間を確認。まあまあ上出来かと内心で思いながらポケットに入れながら「…ではお言葉に甘えて。」と一言告げ、瞬時にアルムの隣に移動すれば足に風の魔力を纏いそのまま横腹に蹴りを入れ、肋骨が2本折れる感触を感じ狂気に満ちた表情を浮かべながらそのまま洞窟の壁へと蹴り飛ばして。眉尻を下げては反省の色などまるで無くわざとらしい態度で)

…おっと、すみません。足では無く、間違えて肋を折ってしまいました。




【アルムナーク】

ぐっ!?……っ!

(警戒していたにも関わらず、隣に突如現れた人造魔人。受け身を取るにも風の魔法を纏っている蹴りの所為で間に合わず、もろに蹴りを喰らい激しい痛みと共に蹴り飛ばされ洞窟内の壁に激突。辺りには衝撃により発生した土煙が舞い、どんな状況か見えない状態とかし)



(/忙しいですね←
それでも仕事を卒無くこなすファウスト、超ど変態です←←(某CM← )

150: カラム・ハッサン [×]
2021-02-25 01:55:49


【カラム】

……! ……………。

(ここまでやや芝居がかってはいるものの、どちらかと言うなら落ち着いた印象を受けていた相手が、突如敬語も崩し、手振りも交えて嬉しげなリアクションを示したことに意表を突かれ。つい瞳を丸めたが、すぐ冷静を取り戻すと、捨て台詞のような言葉を吐いて立ち去ろうとして。……その間、男の隣に立つ少女を見た時の目付きはわざと冷たくした。さも、大した関心がないかのように。だが、内心ではかなり緊張しており。

ゆっくり後退し、ある程度相手から距離を置いたところで返された言葉と動作には正直すごくほっとして。相手が、取り出した懐中時計に瞳をやった隙に本当のところ、詰めていた息を吐きたいぐらいだったが、そこはまだ耐え、胸の内では相棒の様子も気掛かりに思いつつも、表情はあくまで冷たい風を装い続け。……時計を仕舞った相手がすっと視界から消え、ここを離れたと理解できた瞬間に改めて安堵し、一気に緊張を解き。良かった、女の子に危害を加えず、離れてくれた、と思った。少女のことを邪魔と表現したり、ろくに気遣う素振りを見せなかったりしたのは全てブラフ。

効果があったのか、言っていた通りに元からここに置き去りにする気だったのかは不明だが、本心のまま如何にも少女のことが心配で、彼女には人質として高い価値があるような言動を取るのは得策ではなかったはずだ。ここまでの相手の様子からして、殺さないにせよ面白半分に傷つけた恐れなども想像には難くなく。だが、胸を撫で下ろしたのも束の間、次はやや距離を置いた場所から鈍い打撃音と相棒の苦しそうな呻き声、そして大きな衝突音が聞こえてきて。

はっとし、そちらを確認すれば、反射的に「……アルムっ!」と相棒の名を呼び。一旦少女に視線を戻すと、もう先程まで装っていた冷淡な雰囲気はなく、焦りと危機感と少しの心配を宿した表情で、少女のことを軽く指差し「君! あっちの子どもたちと同じところにいて! その方がちょっとは安全だと思うし、安全になるようにするから!」と告げ、その後は即座に駆け出し相棒の元へと向かって)

アルムーっ!!



【タルジュ】

アーハッハッハ、ナイスシュートッ!! ファウスト、プロ目指せるんじゃねェの!?

(相手が吹っ飛んだ様を目にするや、期待感と興奮からぱっと頬を紅潮させ、瞳は輝かせ。続いて広場に衝突音が鳴り響くと、両手は氷に突き刺したジャマダハルに添えたままながら、実に楽しそうに口を開けて笑い。相手の相方が慌てた様子で走り寄ろうとするのも、如何にも間抜けな雰囲気で滑稽、愉快でたまらず。一度軽く天井を仰いで笑ったが、次は堪えきれないとばかりに、俯いて「くく、あはははははは」と続け。だけれど、完全に油断しきっているわけではなく、敵方の主人がまだ魔人の側に辿り着いていないうちに何とか顔を上げると、にやけ半分ながら「待て待て待て待て、止まれ!!誰も動くな!!」と叫んで。

人質を取っていることを忘れられては困る。勝手な行動は慎み、こちらの顔色を伺いながら、おどおどしていて頂きたいのだ。……そういう意図で発した言葉は届いたのか、敵方の主人は一度こちらを見た後、ぴたりと歩みを止め、その場でこちらに向き直り、睨むような視線を向けてきて。剣は取ろうとしていないが、肘を曲げ、油断はしていない構え。だが、その真剣な表情さえ、今は面白おかしくて仕方がなく。ニコニコしながら「悔しいなァ…?傷ついたお友だちのとこに向かうこともできねェんだな!?」と煽って。それから、機嫌の良さそうな笑顔のまま自身の相棒の方に視線をやると、幸福な家庭でお腹を空かせた子どもが夕食のメニューにでも期待を寄せているかのような楽しげな口調で)

コイツさ、そっちの魔人の前で、ゆっくり八つ裂きにしてやってもいいなァ?




151: アルムナーク [×]
2021-02-26 11:12:37



【ファウスト】

…恐れ入ります。

(楽しそうな主人の声に、主人の方を向けば胸に手を当て軽く一礼し何処か満足気に笑みを溢し。敵方の主の一声により生気を少し取り戻した少女が戸惑いながらも指示された子供達の方へ走り出す姿を視界に捉えるも、我が主人の叫びにより足を止めその場で蹲る様子を横目に捉え。
続いて主人の問い掛けに対し、逆らえばどうなるか子供達への見せしめにも、敵に対し主人の威厳を改めて誇示する事も出来ると考え、更には目の前で主人が八つ裂きにされる姿を見せられて屈辱と絶望に満ちた表情が見れるかもしれないと下衆な考えから口を開けば)

流石坊ちゃん。残忍で素晴らしい思考です。
…ですが宜しいのですか?その様なイベントはご自身でやられたいのでは?

(人質を拘束している魔力については一瞬手放す事になるであろうが、そこは契約者同士。引き継いでより強力に残酷な拘束を施す事も可能である訳で。主人の楽しみを奪うなど使える身としてあってはならぬ事、そう判断しての問い掛けで。
──一方アルムの方と言えば、衝突が凄まじかった所為か未だ何の反応も無く。広い空間と言えど此処は洞窟内、土煙が未だ漂い状況は読めず。念の為気を張り警戒はして)

152: カラム・ハッサン [×]
2021-02-27 10:45:48


【カラム】

…………………………。

(立ち止まって少年を見返し、険しい表情で黙ったまま、内心この子は本当にまだ子どもなんだなと考えて。衝突音に驚き、咄嗟に駆け出したものの、途中で地面に何か光るものが落ちていると気付き。そのタイミングで少年から "待った" がかかったため、折良く足を止め、さりげなく注意を払ったところ、少し離れた場所に落ちていたのはどうやら相棒のカットラスで。……自ら手放したのか、それとも取り落としたのかは分からないが、どのみち、武器を失っていたことを認識すれば、改めて劣勢を察しつつ、他方では、隙があったら回収しようと得物の位置を覚え。相棒は魔法が扱え体術にも心得があるが、それでも、可能なら愛用の品は手元にあった方がいいだろう。

思索を巡らせているうちにも少年は得意気にこちらを煽り、敵方の魔人もそれに乗っている様子で。やり取りの最中、盗むように周囲を確認し、人質を取られていることも理解した。さて、この窮地はどう脱そうか。氷の上から、嬉しそうに自身を見下ろす少年は、姿形こそ年齢相応で、振るまいにも幼さを残しているが、同時に既に複数の兵士と実父を殺している殺人鬼であり。油断すれば、むしろ無邪気ゆえに容赦なく惨殺される可能性は想像できて。取りあえず、今は何処かで戦局を変える余地を見計らおうと沈黙を続け)



【タルジュ】

もっちろん! 俺がやる!

(相棒の言葉に、さすが分かってくれているという実感も露に笑顔で返答して。自分の技の仕組みについては、ばれなければいい。自分に対して無礼なことを言い、生意気に歯向かってきた敵方の主人をこれから好きにいたぶれるのだとしたら、こんなに愉快なことはなく、そうなると、当然見ているだけではつまらない。一度、人質に取った子どもたちへ、意図して鋭い視線を投げかければ「おい、誰も動くなよ?」と低めの声で強調し、それから広場全体へ向けて「誰もだからな」と繰り返すと、あっさり氷台からジャマダハルを引き抜いて。ニンマリ微笑むと、元の立ち位置からぴょんと飛び降り、その場で敵方の主人へ刃の切っ先を向け「どう殺されたいかぐらい聞いてもいいけど?」と笑い。それから、自身の相棒の方を見れば、当人なりに油断のないつもりで機嫌も良さそうに)

ファウストは、そっちのをマークしといてくれ。邪魔されたら白けるからな。



153: アルムナーク [×]
2021-02-27 21:49:49

【ファウスト】

…畏まりました、お任せ下さい。
(主人の喜びが自身の喜びであり、再び胸に手を当て軽く一礼し、主人の指示通り敵側の魔人のいるであろう場所へ向かい。…だが、土煙が晴れそこにいる筈の魔人の姿は無く。少しばかり驚いた表情を見せるも、獣との人造魔人という事もあり殺気を把握する事など容易く攻撃の来る方向を察し、来ると同時に避ければ)

…やはり足を折るべきでしたかね。



【アルムナーク】

……っ!

(敵の蹴りにより受けた肋骨の激痛はあるものの、激突の衝撃で発生した土煙はこっそり魔法を発動させるのは好都合。この隙にと魔力を発動し、陽炎を出現させ自身の周りに纏い息を殺.し様子を伺っており。どうやら自分を連れ帰る気でいる様だし、気絶しているかどうかの確認に来るであろうと予測していたが、案の定その場にファウストが現れて。隙をついたつもりで、相手の顔目掛けて膝蹴りをかまそうと向かうも避けられ再び同魔法で息を潜めて)

154: タルジュ=ナミル・マフディ [×]
2021-02-27 23:36:55


【タルジュ】

……お? ……ふーん、ちょっとはクールな技を使うんだな。

(相棒の返答を聞けば、満足してニコニコし、敵方の主人に近付こうとするが、その敵方の主人は魔人たちの方に視線をやり、次の瞬間その場に立ったままながら『……アルムっ!』とやや心配を含んだ声音で、当人の契約者の名を口にして。つい、つられるように同じ方向を見れば、丁度敵方の魔人が自身の相棒に蹴りをかわされ、陽炎に紛れて姿を消すところを目撃し。感心したように所感を述べたが、向こうのことはあくまで相棒に任せたつもりでおり、すぐに目の前の相手に注意を戻し。改めて軽く刃を向けると、狂気を宿した瞳を向け、八重歯の覗く口元で「無視するとはいいドキョーだな? 答えなかったお前が悪いから、お前のことはこの剣でちょっとずつ切っていって、苦しめながら殺してやる」と告げ。それから、ニヤリと笑えば)

逆らったら、あいつらの命はないからな?それでいいならやり返せよ。俺はどっちにしろ楽しませてもらうからさ。



【カラム】

……ちょ、ちょ、ちょっと待った!

(物音に気を取られ、つい相棒の方に意識をやってしまったが、先に投げかけられていた少年からの質問を無視したことで、どうやら余分に反感を買ってしまったようであり。残虐な発想を口にし、ジャマダハルを片手にじりじりと少年がこちらに近付いてくると、素直にまずいことをしたと悟ってやや顔を強張らせ。咄嗟に少し腰を引き、慌てた口調で制止を懇願しつつ、拒否するように開いた両手を前に突きだして。……すると、少年は一応その場で立ち止まり『……なんだ?ユイゴンでもあるのかよ?』と薄く微笑み。反射的に「えっと…」と口にし、続きは何をどう言えば、この窮地を脱せるかと考え。だが、何か言おうと再度口を動かしかけたところで、突如視界から少年が消え、代わりに至近距離で白刃が煌めき。同時に、焼かれたような鋭い痛みと自身の血管が脈打つ不快な感覚が強く生じて)

…………! ……うわ、うわああ、痛っ……!!

(地面に鮮血が散り、一瞬でこちらのすぐ近くに移動したらしい少年がニンマリと邪悪に顔を綻ばせ『……遅っせぇんだよ、お前。待ちきれなくて斬っちゃったじゃねェか』と囁く声が耳に届き。斬られたのは左の腰から右の肋軟骨の辺りまでを斜めに一閃。服の上からの斬撃とは言え、じんわりと痛みが走る。ほとんど無意識のうちに傷口を片手で押さえるが、その間際、少年が次は刺突を仕掛けようとしていることを目視で認識し、間一髪で体をひねって避け。刃先が風を斬る音がし、続けて『あっはは、避けてんじゃねェよ!』という声が聞こえ。少年はそのまま空振りしたジャマダハルを横に凪ぐように振るい、その攻撃は先の無茶な回避で無防備になっていた背中に当たり、衝撃ゆえにバランスを崩して転倒してしまい。うつぶせに倒れたところで少年が飛び乗ってきては、容赦なく自身の肩目掛けて、剣を突き刺そうとしてきて。地面に映った影でその動作に気付くと、瞳を丸くし「うわああ! やめろよ!?」と思いっきり素で叫び、瞬時に腕を動かして避けようと試みて)

『アハハハハハハハハ!! 怖いなァ!? 可哀想になァ!! 俺はチョー楽しいんだけどなァ!? ……ゆっくりバラバラにしてやるよ!! 俺の玩具ちゃん!!』



(/タルジュ、これは友だちが少なくなると思います←)



155: アルムナーク [×]
2021-02-28 00:55:51



…!カラムっ!

(動く度に走る肋骨の痛み、思い通りに動けず更には此方の気配を読んでいるかの様な敵魔人の動き。陽炎で身を隠しているが、気配を読まれては攻撃をしても交わされてしまうだけ。何かいい策はないかと模索していると突如洞窟内に響き渡る己の主人の叫びにも似た声が耳に届き。何事かと其方を見ると同時に主人の名を呼び。近くの地面に飛び散る鮮血を見て目を見開き、一瞬の焦りから魔法が弱まり陽炎が解かれ姿を現せば、尽かさず敵側の魔人が狙いを定め切先が鋭く無数の氷の槍を此方へと放ちながら『…おや?かくれんぼはもう終わりですか?』なんて告げ。咄嗟に拳に炎を纏い何本かは振り払い。)



【ファウスト】

…甘いですね。…もしかして、動揺してます?

(氷の槍を囮として使い放った後、また瞬時にアルムの背後へと回れば耳元で囁く様に告げると、目を見開く敵側の魔人。面白い様に表情が変わる敵を見てニンマリと歪んだ笑みを浮かべれば、隙をついて背中を連打し最後の一撃で空中へ飛ばし更に追いかければ、休む暇も反撃を与える隙めなく続け様に連撃を与え壁へと激突させ。「氷ノ弾(アイスショット)」と短く技名を述べると掌に数弾ほどの氷の弾が現れ、肩と手首、足に命中させて。
『うぐっ…んなモン、効かねェ…!?』と命中した箇所から流血するも、熱魔法で溶かそうとすれば逆に傷口から少しずつ氷始めて使用を中止し。その様子を見て呆れた様に口を開くと)

無駄ですよ、それは私が研究して生み出した特殊な氷魔法でしてね?無理に消そうとすれば、その魔力を吸収して対象物を凍らせるんですよ。


(/では、友達候補に挙手しますかねファウストが←)

156: カラム・ハッサン [×]
2021-02-28 02:52:37


【カラム】

うわああっ!!

(その途上で自身の肩の肉をえぐり、少年が持つジャマダハルの剣先が地面を突き刺して。ぎりぎりで直撃は避けたが、右肩の横辺りは赤く切り裂け。痛みと焦りで悲鳴を上げつつ、半ば本能的にマウントを取られた状況から脱そうとすれば、その場で背後にいる少年を振り払うように勢いをつけて立ち上がり。……少年はその瞬間にこちらの動作を察し、猫の如く飛びすさると、愉快そうに細めた瞳を向けてきて。他方、こちらは身体中が痛みを発しており、何とか再び背を取られないよう、振り返って少年と向き合う姿勢を取るも、片手で腹の傷を庇いながら、やっとの思いで立とうとする足はふらついており。霞む視界の中、正面に立つ少年は『腕でも取るか。なるべく苦しんで死んじゃえよ』と言って微笑み、手にしているジャマダハルの剣身に冷気をまとわせだして。

攻撃がくることを認識すれば、次に少年が楽しげな声音で『殺人カッターだッ!!』と叫んだのと同時に弾みをつけて横に避けようとするが、足をもつれさせてそのまま転んでしまい。斬撃はかわせたものの、またもしたたかに身体を地面に打ち付け、鈍い音が短く響き。……くらくらする頭でつい "これはやばいな、俺はここで死ぬのかもしれない" と考えて。戦闘に入る前、あんなに大言壮語をしたのに情けない、と自分でも思ったが、深く考えるまでもなく、戦局は非常に悪く。……この少年は自分をバラバラにすると言っていたな、自分がそんな状態になったって報せを聞いたら、母さんや弟や妹はどれだけ悲しむだろう、葬式も出来ないんじゃないか、等と無意識のうちに諦めモードで思考が回り。

だが、地面にぶつけた顎の痛みも生々しい中、瞳を開ければ、不意に複数の人影と目が合ったように感じられて。視線の先に捉えたのは、広場の壁際に固まって立っている子どもたちであり、皆一様に悲壮な表情でこちらを見ていることに気付き。……ああ、そうか、と気を持ち直す。自分がここで殺されてしまったら、必然的に相棒も強制睡眠に入るのだし、彼等を守れる人はいなくなってしまうわけで。……強い者は施せ、とは父の言葉だ、立たないと。その場でぐっと身体を起こしかければ、子どもたちに届くように大きな声で)

……大丈夫だからな!!



【タルジュ】

フフフフ、楽しいなァ~!?

(いたぶった相手は節々に傷を負い、衣服も乱れ、血まみれ。こちらの攻撃をふらつきながら必死で避けようとする様も、実に惨めで滑稽であり。素直な感想を口にしながら、再度転倒した相手にゆっくり近付こうとすれば、相手は地面に手をついて立ち上がろうとする意思を見せ、さらに何やら強がりとしか思えない台詞を叫び。それを聞き届けると、いよいよおかしくなって、プゥーッと吹き出し、思わず地面に這いつくばっている相手を剣先で指し示しながら、自身の相棒の方を振り向いて)

おーい、ファウスト! 聞いたか?今の台詞。アハハ!!これで何がダイジョーブなんだろうな!?アハハハハハ!!



(/それ、タルジュ目茶苦茶喜びますよ)



157: アルムナーク [×]
2021-02-28 10:35:04


【ファウスト】

ふふふっ、貴方の主人は実にいい声で鳴かれる…その上、この状況で"大丈夫"?明らかな劣勢だというのに…実に滑稽ですね。

(敵側の主人の悲鳴を聞くなり体の奥底から背中へ伝う様に電気が走る感覚を覚え、口元に手を当て怪しげにそれでいて楽しむかの様に笑みを浮かべ。我が主人の言う通り、相手らにとって人質を取られ思う様に身動きが取れない不利な状況で、一体何処からそんな台詞が出てくると言うのか。不利な状況下での見栄、つまりは強がりとしか思えず。
目の前の魔人を見下すかの如く視線を向ければ、そんな事をしても無駄だと告げたにも関わらず再度魔力を発動させており「氷ノ弾」を受けた箇所から氷が広がり始めたかに思えたが、傷口から10cm程広がった辺りで綺麗に氷のみが綺麗に弾け飛び、有り得ぬ状況にその目を疑い。よく見ると俯き加減で魔人の体から蒸気が発生しており、ゆっくりと此方へ歩いてくる姿に警戒して)



【アルムナーク】

…スーッ……爆炎…!

(敵の攻撃を受けた箇所に走る痛みと冷たい感覚、魔力を発動すれば其処から氷が広がると言う敵の説明。魔力も使えず愛刀も手元に無い、どう戦うべきか思考を巡らせていると相棒の悲鳴が再度響き渡り。更に鼻を掠める微かな血の匂い、抑えていた怒りが心の奥底から湧き上がり血管が脈打つ感覚を覚える。自身の怪我の状況など顧みず、敵の指摘を無視して魔力を全身に巡らせ熱魔法を発動。然し敵魔人の説明通り、攻撃を受けた箇所から少しずつ冷たい感覚が広がるのを感じる。それでも熱魔法を止める事なく続け、自身の体温を上昇させればパリンッと音を立て氷が割れ。体温上昇に伴い体から蒸気が発生、俯き加減にゆらゆらと体を揺らしながらゆっくりと敵魔人の方へ歩き始め、目にも止まらぬ速さで急加速し敵魔人の胸元にスッと入り込み手を翳せば、熱風と炎を利用した爆発を起こさせお返しと言わんばかりに吹き飛ばせば、その場に佇み敵側の主人を静かに睨み付けて)



(/あ、アルムの怒りに触れた様です←
暴走に近い状態なので、傷の痛みも忘れて只々カラム君を助ける事しか頭にない状態です。お願いです、止めてくださi(( )





158: カラム・ハッサン [×]
2021-02-28 13:52:06


【カラム】

……!!

(自身を嘲る敵方の声など、取るに足らない。全身の痛みに耐えつつ、とにかく今は何か策を講じないとと立ち上がろうとしていれば、微かに少年が『……ん? うお、』と声を漏らした直後、爆発音が響き渡り。自身も多少驚いたが、少年も続けて『ファウスト!』と叫んで。俯せになっていた状態から寝返りを打つようにし、その場で腕を支えに40℃ほど背を起こした仰臥位の姿勢を取ると、瞳で捉えたのは少年を睨み付ける相棒の姿であり。……先程の爆発音は相棒が何か技を使ったんだなと察しをつければ、その予測を補強するかのように、相手を見返す少年が如何にも陰険ににやつきながら『ふーん、なんだよ、怒ったのか?』と問いかけて。

その瞬間、突如脳裏に白い光が煌めき。……こんなことが前にもあった、今世の自分の体験ではないはずだが知っている、誰かの記憶がこのままでは駄目だと語りかけてくるようで。咄嗟に相棒へ向けて、眼光も鋭く毅然とした物言いで「アルムっ! 暴走は駄目だ!暴走はするな…!!」と言い切り。……洞窟内に反響する声音、頼むからその一言で冷静を取り戻してほしいと願いつつも、さらに続ける言葉は駄目押しのように)

俺は、大丈夫だからな。



【タルジュ】

……だから、何がダイジョブなんだよ?

(相棒と笑い合っていたところで、急に敵方の魔人の雰囲気が変わり、自身の相棒が攻撃されたことには少々興の冷める思いもしたが、依然まだまだ優勢のつもりで。敵方の魔人を煽ると、間を置かずに近くにいる相手が制止を求めるような言葉を繋ぎ。続けた台詞に含まれていたワンフレーズに引っかけ、尚も挑発めいた問いを返せば、相手は真剣な眼差しで『 ここに来る前に援軍を要請したんだ 』と言って。……援軍? 勝算はそれだけ? これはまた滑稽だなと思うも、自身が笑い出すより先に、相手は当人の相方に視線を戻し、落ち着いているがハッキリした言い方で『 アルム、言うことを聞いてくれ。俺の言うことを破るな。援軍が到着したら子どもたちを任せられるんだ。それまでは何が何でも持ちこたえるぞ 』と述べ、たまたま手の届くところに落ちていた、本来はあの魔人の物であるカットラスを掴むとそれを杖代わりにして、戦える状態であることをアピールするかのように立ち上がり。……虫けらが、一思いに今すぐバラバラにしてやろうか、と思ったが、一応あまり用心を怠るのも良くないと考え。ジャマダハルを低く構えたまま、敵方の魔人に話しかけるていを取りつつ、実際には、何処に吹っ飛ばされたのかもきちんと追いきれていないものの、無事だろうと信じている自身の相棒へと暗に呼びかけることにし)

お前の相手はファウストに任せたはずだぜ?



159: アルムナーク [×]
2021-02-28 16:11:49


……っ!カラっ…ム……、あ"あああっ!!

(敵側の主人を睨んでいたがそれ以上近づく事もなく、まるで何かに対し必死に抗っている様で自分に言い聞かせる様な小さい声で何やら呟いており。未だ完全な暴走状態には入っていないが、頭の中で"主人以外は全て敵、皆殺.せ…殺れ!"と言う声が響き渡り葛藤。そんな時相棒の声が耳に届き、俯き状態から顔を少し上げ姿を探す様に目を動かして視界に捉えればあちこち怪我をしているにも関わらず立ち上がり戦えるとの意思表示。
その姿を見ては落ち着きを取り戻すのと、頭の中に響き渡る声を掻き消すように声を上げれば、己の右手拳を眉間に思い切り当て暫しの沈黙の後、手を離せば額から流血。
これにより怒りで熱くなっていた頭も冴え渡り冷静さを取り戻せば、暴走時の鋭い目付きではなく普段通りの自我を完全に取り戻し額から流れる血を腕で拭えば)

……サンキューな、カラム。マジで危なかったわ。
お前の相棒ならホレ、あそこだぜ?

(相手の魔人を吹き飛ばした方向を親指を立てて指し示しながら応えて)




【ファウスト】

っ…やりますねぇ。中々楽しませてくれるではありませんか…。

(攻撃を受け壁に激突し、胸元の洋服は焼け破れて胸に火傷を負いながらも痛い表情一つ見せる事なく、地面へ静かに降り立ち。先程の魔人の様子から、雰囲気も魔力もまるで違い楽しめそうだと笑みを深めて。邪魔な土煙を風魔法で振り払うと、変化のあった筈の敵が落ち着きを取り戻していて興醒め。自身の高揚感を返せと言わんばかりに自分の両手を獣の手に変え鋭い爪を出し攻撃を仕掛けようとした刹那、戦闘参加前まで自身と一緒にいた少女がアルムに背を向けて、まるで守るかの如くナイフを両手に持ち立ちはだかり)


おや?我々の邪魔をするつもりですか?

160: カラム・ハッサン [×]
2021-02-28 18:08:34


【カラム】

「チッ、逆らうなら、あいつらを殺してやる!」

(冷静を取り戻してくれたらしい自身の相方に向け、少年が返答をしたその隙に地面を蹴れば、風に撫でられた傷口から発せられる疼痛に耐えつつ「嘘つけ!!」と叫んで、飛びかかり。少年は直前に気付いて避けようとしたが、体格差によるリーチが功をなし、逃がしきることなく腕を押さえ込んで押し倒せて。乾いた金属音を響かせ、手放されたジャマダハルが地面に転がり。

……ずっと注意して様子を見ていたが、きっと、この少年に一瞬で人質を殺傷できる力はないと踏んでいた。そうじゃないとおかしい。こんなに加害に抵抗がなく、面白半分で他者を傷付けられる風なのに、無条件でいつでも遠隔攻撃が可能なら、見せしめで殺すチャンスなど既に沢山あったじゃないか。それこそ今だって、相方を牽制するためにまず人質をいたぶってみせて良かっただろうに、何故 "お前の相手はファウストだ" と言ったのか。……瞬時かつ確実に、人質へ危害を与えられる手段を持たないからとしか思えず。

案の定、組み敷いた少年は『…ッ痛! ……なめんなよ!!?』と凄み、バグナクを仕込んだ拳でこちらの顔面を殴ろうとしてきたが、人質の悲鳴はどこからも聞こえず。少年の一撃は寸でのところで上体を起こして避けたが、そうすると次は間を空けずに、腹の辺りに思いきり蹴りを入れられ。傷口もあり、あまりの痛みに絶句してうずくまりかけると、少年はさらにバグナクのない方の拳で左肩を殴ってきて、こちらがよろめくと、その刹那に自身の下から抜け出し。まだ立てないこちらをよそに即座に立ち上がれば、怒りの形相で睨み付けてきて、今にも魔法で氷柱を出現させそうな勢いで)

「お前~! 許さねェぞ!? 串刺しにしてやる!!」



【タルジュ】

…………ッ!?!?

(敵方の主人の悪あがきに、徹底的に頭に血を上らせると目を剥き。特別に鋭く尖った氷柱で貫いてやろうと、足を一度踏み鳴らして魔法を発動させようとしたが、その時、突如広場に銃の発砲音が重たく鳴り響いて。同時に強く殴られたような衝撃を左腕に感じ、後方に倒れそうになるが、何とか数歩下がったのみでバランスを取り。……何だろう、何が起きたのかと思考を回しかけたところで、凄まじい痛みが左腕の辺りから広がり。無意識のうちに「うわ、うわ、うわあああああああ!!!」と絶叫する。自身の体に視線を向ければ、左の上腕が真っ赤に染まっており、ドクドクと流れ出る熱い血液が服を染めていて。思わず、傷口を抑え込み、腰を屈めれば「痛い、痛い、痛い!」と続け。幾らか遠方、壁際では自身が手駒扱いしていたはずの子どもの一人が、銃口から細く煙を上げる鉄砲を手に、どこか呆然とした表情でこちらを見ており。それに気付くと、痛みと恐怖で目に涙を浮かべつつも激しい怒りを覚え、顔を上げて「お前ら、絶対許さない!!俺を裏切った!!ぶっ殺してやる!!!」と、吼えるように掠れた声で叫んで。……だが、次の瞬間、また別の場所から爆発音が聞こえてくれば、洞窟内が僅かに震動し。それは、入り口を塞いでいた岩が発破で吹き飛ばされた音、つまり、相手が言っていた援軍の到着を意味する物音で。形勢が逆転したことを理解すれば、その場で腕を押さえたまま、悔しそうにぶつぶつと)

ちきしょう、ちきしょう……このヤロウ……



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