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82:
セレーナ [×]
2020-09-21 14:47:47
>77__ジーク様
ウィスタリア、という名で呼ばれるのも悪くないかしら。…けれど───ジーク様、私の事はセレーナと。そうお呼びくださいませ。
(訂正を受けた呼び名について拒むつもりはなく、彼がそう望むのならと頷きを返した。その後、髪や耳に特有の藤の飾りを持つ己の名を悪戯に予測する声には思わず頬を緩め、響き良いそれに呑気な呟きを。とはいえ、自分だけ名乗り返さない等出来るわけもないだろうし、何より持って生まれた大事な名で呼んで欲しい。頭を下げられない代わりに桃色の双眸を真っ直ぐに見詰め、軈てお辞儀をするように穏やかに目蓋を伏せ。「 温室、…いえ、そちらにはまだ伺った事がないもので。──ええ、またお会いする機会があれば是非 」彼の言葉の節々に含まれる甘い単語は何度聞いても慣れない。擽ったさを誤魔化すように耳飾りへ指先を触れ、この辺りでは珍しい、興味深い花の名を出されては心を一つ弾ませた。次いでデートのお誘いとも取れる申し出を本気半分、冗談半分に受け取りながら快く応じる旨を口にし。刹那、ふわりと鼻先を掠めた薬品の香りに視線を室内へ巡らせた。生憎医師は不在なのか、他に人の姿は見当たらない。柔らかなベッドへと丁寧に下ろされ、薬品棚から必要な物を取って戻って来る様子を目で追い。後は自分で、と開きかけた唇は思わぬ行動により閉ざされた。一国民を前に、二度も膝をつく皇族など聞いた事もない「 あの 」と困惑から漏れた二文字は響く事なくかき消され、不自然に慣れた手付きで処置を施す姿をただ眺める事しかできなかった。窓から差し込む暖色の光に照らされる彼はさながら一国の麗しい姫を護る騎士のようで、まるで自分が本物の" 姫 "になったのかと錯覚してしまう程。惹きつけられるよう徐に彼の頬へ片手を伸ばし「 それは頼もしい。私のような者には勿体ない、立派な騎士様ですね。…でしたら、あなたがお困りの際には私が一番に駆けつけてみせましょう 」などと戯言を。同時に触れるギリギリまで伸ばした指先をやんわりと滑り落として)
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