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愛しきプシュケの式日に、ルサンチマンは嘯いた__指名式、BNL/607


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604: ハーシェル [×]
2025-10-28 20:31:45



>>ハインツ様(>>602


(泣き顔と、痛みを。何処までも底抜けに柔らかな羽毛のような優しさのリボンは、自分の手の内ではきっと――彼の言葉に過る、あまり宜しいとは言えない仄暗い思考は、途切れた声と移る温もりに引き戻された。「……ハインツ皇子?」様子を窺いに首を傾げて一つ呼び掛けた直後、再び紡がれたのは思いもよらない誘い文句。「おや、おやまあ……――ふふ、困りました。貴方は僕に、つまみ食いなんて行儀の悪い事をしてほしいと仰る。」困る、などとは台詞の上だけ。その声音も頬も、好物が皿に乗った嬉々に色を孕んで、庭園の薔薇よりも余程甘い。そのままわざとらしく悩む素振りで沈黙した後、「……では一つ、契りを交わしましょう。」“約束”よりも重いそれを差し向けながら、此方を着実に侵す熱い手を捕らえ自らの口許へと引き寄せた。その指の根に唇を押し当てる敬愛にも似た所作の後ろ、「僕がまた傷付いてしまうその日が来るまで――貴方は今より何も欠けず、損なわずにいる事。心身の全て、流れる血潮の一雫さえ、完璧に。」彼を、獲物を瞳孔の開く瞳で真っ直ぐに捉えて、密やかに契りを告げていく。終わりの唇が離れる間際、不意打ちに薬指へと極柔らかに鋭い歯を立てる悪戯は、“その時”の予行にも見えた。「……誓って頂けるのなら、貴方のお望み通りに。」眼差しも言葉も執着も、彼の愛と呼べるもの全てが向かう先を己だけにさせられたなら――そんな貪婪を誑かす蜜に変えて、誘いを綴る。「…如何ですか、ハインツ皇子?」ねだりも誘いも綯い混ぜになった大蛇の熱視線にてその反応をつぶさに見詰めながら、巻き付いて動きを狭めていくようなその“契り”を、何処か冗談の笑みが含まれた声で問い。)




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