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愛しきプシュケの式日に、ルサンチマンは嘯いた__指名式、BNL/607


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602: 第三皇子ハインツ [×]
2025-10-27 21:42:10



>>ハーシェル姫(>>600)


可愛いでしょ?気に入ってもらえて良かった。
(どこか底知れない肉食獣のような危うさを持つ姫の心から嬉しそうな笑みを向けてもらった瞬間こちらもつられるように微笑みを深めて。純真で、どこか放っておけない愛嬌を宿した姫の笑顔はどこかで見た覚えがあるような気がして少し記憶を探る時間を置き「 ……この結び方はね、昔、弟の泣き顔を隠すために覚えたんだ。痛みを隠すための飾り──でも、姫がそれを覚えてくれるなら、きっと意味が変わる 」煌びやかで華やかな王宮に似つかわしくない苦痛や哀愁。それらの香りをかき消すように、少しだけ開いた窓の隙間から吹き込んだ穏やかな風が鼻をつんとさせる薬品の香りをかき立てて。包帯の上からそっと姫の腕を撫でながら「 うん、約束。僕が傷付いたら、きっと… 」綺麗なリボンを結んでね、と。甘やかに紡ぎかけて言葉が霧散するように続かなかったのは、皇子が本当に望むのは美しい包帯の結び方なんかじゃないから。風に揺られて潰れた片目を隠す前髪が僅かに揺れ、慰撫するように包帯を撫でていた手はいつの間にか姫の手の甲に重ねられて「 …ううん。ねえ、もし次に姫が怪我をするようなことがあったら、また僕に診させてくれないかな。 」平均より熱い体温で蛇の冷たさをじわじわと侵食しながら、言葉もまた微かに熱を帯びる。それが肉体の傷でも、心の傷でも、僕にだけ見せてくれる痛みは深くて甘い贈り物。どんな顔で痛みに耐えて、どんな顔で笑うのか、どんな顔で獲物を食らうのか。お姫様のすべてを知りたがる檻の中の獣は、静かに起き上がり鉄格子にその爪を掛ける)それでその時は…少しだけ、僕を食べてくれる?




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