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愛しきプシュケの式日に、ルサンチマンは嘯いた__指名式、BNL/603


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600: ハーシェル [×]
2025-10-25 19:29:34



>>ハインツ様(>>595


――さて、どうでしょうね。
(底なしに肚を空かせて、獲物の何もかもを欲して、心深くまで誑かしたそれが自らを差し出せば最後、骨の一欠片さえも残さない餓えきった大蛇。身も心も紛れも無い“異形”である己と向かい合って尚怯えない彼からの問いに、柔らかに瞳を細め曖昧な誤魔化しだけを戯れに残した。「……怪我が?」いつかの約束の後に何気無く流れ出した話へ片眉を跳ねさせ、怪訝を滲ませた疑を落とした。だが引っ掛かる思考に悩むのは十も歩が進まない内、記憶に刻むように口の奥でなぞった第七皇子の名を最後に、導かれるまま入った医務室のソファーに身を落ち着ける。「ええ、どうぞお預けいたします。」道具を取った彼へと信頼の頷きを返して、しかし見詰めるのは治療を施す手元ではなく、彼の姿全て。傷に伏せられた夕焼けも己より余程上品な色をした黒も、甘い言葉を絶え間無く紡ぐ唇さえじっくりと味わうように視線を這わせていた。やがてふわりと慣れない香りが漂って薄れていったその後、「…おや。ふふ、また解きたくなくなってしまいますね。」掛けられた声に一度瞬いて意識を腕へと向けて見れば、何とも可愛らしくも華やかな白のリボンが結ばれていて、思わず零れた笑みには何の含みも無い無邪気な嬉しさだけが満たされて。その笑顔のまま再び彼と目を合わせ、「ねえ、ハインツ皇子。僕の怪我が直ったらいつか、このリボンの結び方を教えて下さい。――貴方が傷付いたその時に、こんな素敵なお返しをしたいのです。」音にするその理由は蛇の打算が絡み、でも“結び方を知りたい”のは子供のような好奇の本心。どちらかといえば今は後者の色味が強く輝く眼差しを注ぎながら、弾んだ声でぐっと踏み込むおねだりを彼に渡して。)




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