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愛しきプシュケの式日に、ルサンチマンは嘯いた__指名式、BNL/603


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601: セレーナ [×]
2025-10-26 13:46:13



>599__ジーク様


(藤棚の前から移動してティーテーブルに着くと、対面に座った彼が開口一番に告げたのは国が滅亡に瀕しているということ。王宮内外を見ていてもそこまで深刻な問題を抱えている様には見えなかったけれど、と香り良い紅茶の入ったカップを指先で軽くなぞりながら一先ずは小さく頷き、続けて語り始める彼の話に耳を傾けて。「 ……極彩の魔女、 」事の元凶、魔女と呼ばれる女性がこの国に突如として現れたところから始まり、圧倒的な力で皇族を制し王宮を乗っ取ってしまったと。ここ数日王宮の一室で過ごしていたのに全く気付けなかった衝撃的な事実に深く胸を痛め、呑気に素敵な皇子様との出会いに浮かれていた自分を密かに恥じて。秘密の花園へ来る前に話していたドレスルームの件もそういう事だったのだろうと一人でに納得する。そうして全てを聞き終えると両手できゅ、とカップを包み込んで無意識に引き結んでいた唇を和らげ「 ───…あなたも、ご家族も、大変な思いをされていたのですね。眠れない夜をどれだけ過ごしてきたのでしょうか… 」彼の目下に浮かぶ隈は単なる忙しさだけで出来たわけではないのだろう。一体いつから魔女の脅威と戦っていたのか、息苦しい心地で対面の彼を見詰めながらこの腕に抱き締めたくなる衝動を抑え、今は頭の中を整理する。あの夜の相手がその魔女である事も、【姫】の存在が国を救う鍵となる事も理解はできたけれど。今までの会話や内容を要約すると───魔女に創られたその【姫】という存在がつまりは自分なのだと、明言されずとも分かってしまって。胸中でゆっくりと飲み込んだ言葉を反芻し、次第に眉尻を垂らすように柔く微笑んで「 ふふ、…だから親切にしてくださったのですね 」初めて庭園で言葉を交わした時から甘く心を擽るように、ゲームの駒として創り出された自分に優しく接してくれた彼へと内心で感謝の念を抱きつつ独りごち。そっとカップを持ち上げて僅か唇を触れさせながらふと、瞳に影を落として「 …ゲームが終わってしまったら、私は消えてしまうのでしょうか 」戯れに生み出された命ならば、恐らく消す事も可能な筈。純粋な疑問として浮かんだそれを無意識に呟くと、少し温くなってしまった紅茶をゆっくりと流し込み喉を潤して)




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