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愛しきプシュケの式日に、ルサンチマンは嘯いた__指名式、BNL/600


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595: 第三皇子ハインツ [×]
2025-10-24 21:18:16



>>ハーシェル姫(>>592)


…姫に?
(肌を打つようなそれは形容に困るけれど、無理やりに言葉にするなら圧倒的な強者の放つ威圧感のようなものに近い気がする。この王宮に生を受けた日から自分より強い者など片手で数えるほどしかいなかった皇子にはその感覚がとても新鮮で、姫が皇子の言葉を抗い難いと評したのと同じように、その力の奔流に身を委ねて甘い破滅を味わえたらと夢想してしまうような魅力があった。「 僕を食べたら、次はリヒャルトを食べるのかな? 」蛇だ、と思った。それは姫の縦に長い瞳孔を視界に収めたからではなく、音もなく距離を詰められ気付いた頃には命を握られているような心地がそう思わせたから。詰るのではなく未来の話をするような妙な高揚感を乗せた声には恐怖も忌避もなくただどこまでも甘い沼を思わせる深みが滲み出て。「 ふふ。姫にまた会える約束、そう受け取っておくね。 」残念そうに眉を下げるがしつこく食い下がったりしないのは、お姫様の嫌がることなんて絶対にしたくないから。「 もちろん、そのつもりだよ。僕らは怪我の多い兄弟だからね、みんな手当てが上手なんだ。 」華やかで高貴な王室に怪我の多発…、違和感の残る発言だが特に含みは持たせず世間話をする調子で。医務室の扉を開けて姫を中にいざないながら「 一番上手なのはヴィルケかな。 」その名を出した意図は特に口にしないまま、姫を近くのソファーへ腰掛けるように促してから背を向け、様々な薬品や道具の並ぶ棚から手早く必要なものだけを選び取って隣に腰を下ろし「 少し痛むかもしれないけれど。必ず治るようにするから、安心して僕に任せてね、姫。 」柔和な微笑みを深めてから、そっと弟のクラヴァットを解いてローテーブルに置いて。血は止まりかけているから止血剤は必要ないと判断するとガーゼに染み込ませた薬液で優しく手早く消毒を済ませ、自然治癒を促進する不思議な香りのする軟膏を傷口を覆うように塗れば清潔なガーゼを当て、その上からくるくると包帯を巻いて「 はい、終わり。よく頑張ったね、姫。 」包帯の終わりは器用にダブルリボンの形に結んで)見て。早く治るおまじない。




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