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592:
ハーシェル [×]
2025-10-24 20:00:47
>>ハインツ様(>>590)
(見詰めてくる彼の声は変わらず甘く、その表情は無垢な笑顔で、それなのに手を取る力は些か無遠慮。アンバランスなそこから覗く皇子の心にただ眦を下げて、「……貴方にそう囁かれて抗える方は、一体如何ほど居るのでしょうね。貴方の言葉は甘く、柔らかく、つい口にしたくなる芳醇さがある。」まるで彼の言葉を受け入れるような静かな独り言の後に、繋がる手を自分の方へと引く。簡単には解ける事の無いそれを自らの顔まで持ち上げ、そっと彼の手の甲へと頬を寄せる仕草は一見するとそれを愛しむ姿。「でも、そんな香りばかりさせていては――」しかし、不意に頭を彼と同じ目線まで傾けていく。重力に黒が流され露になる蛇の目は、獲物の全てを絡め上げ、喰らい尽くすまで逃がさない執着と独占に塗れた黄昏色に染まっている。「いつか、頭からぺろりと丸飲みにされてしまうかもしれませんよ。」どこまでも世間話のような軽い冗談を声に粧して、口元も柔く笑んでいる中で、彼の手に巻き付ける指の力はじわじわと強まり蛇の身体の如く締まっていく。「……そのお話は、もっと互いを知ってから叶えましょうね。」その最後、“眠るまで”の案へも“放せない”願いへも、つれなくお預けを渡した後には傾ぐ頭も繋ぐ手も話す前と同じに帰して、纏う振る舞いは人当たりの良い朗らかな青年へとまた逆戻り。彼の足取りが導くに任せて医務室への道を己も歩き出す。歩調は揃えて隣に並び、幾らか歩いた辺りで再び彼の方を向き、「ハインツ皇子。この腕、貴方にお任せしても?」思い立った一声は、医務室での処置の事。其処に居るだろう宮廷医よりも、皇子のその手を頼りたいと期待を籠めて彼を覗き込んで。)
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