TOP >
オリジナルキャラなりきりチャット
自分のトピックを作る
593:
セレーナ [×]
2025-10-24 20:32:54
>589__ジーク様
(最初は指先で触れる事すら躊躇っていたのに、自分の大胆な言動に気持ちとはままならないものだと僅か双眸を伏せて。皇子様を本格的に困らせてしまう前に冗談として切り上げてしまおうと、そう薄く唇を開きかけ、頭上から落とされる切羽詰まった様な声にゆっくりと視線を上げた。「 …ジーク様、 」口を挟む隙もなく彼の口から語られる言葉を何とか耳へと聞き入れながら、今し方こちらが控え目にぶつけた独占欲とは比にならない、糖度を増した甘言の数々にそっと息を呑んで。出会ってからずっと自分ばかりが魅了され、彼が欲しいと、独り占めしたいと、独りよがりな想いを抱いてしまったのだと思っていたけれど。頬に触れる掌の熱、それから頭に添えられた手に抱き寄せられた事で決して一方的な想いではなかったのだと実感して。藤棚を用意した理由がより明確になると一層胸は高鳴り、警笛を鳴らす。騒がしい程に音を立てる心音に鼓膜を揺らされながら指先に少し力が入り「 まって、それ以上は─── 」咄嗟に制止を掛けようとした唇はぴたりと止まって。真剣に彼だけの" 姫 "になる事を求める声に今までになく全身が火照り、嬉しくて堪らないと胸が締め付けられる感覚とは裏腹に、赤みを帯びゆく顔に頼りなく困った様な表情を浮かべ。それを隠すべく彼の胸元にやんわりと顔を埋めるように身を寄せて「 …あなただけの姫になれるのなら、この身も心も、今すぐ全てを捧げてしまいたい。でも、私は…… 」懸念は自分の中に潜む束縛じみた性質と、あの夜のこと。触れてはならない気がして無意識に問う事を止めていた謎の女性の件を有耶無耶なまま手にしたとして、後から彼の気持ちがその女性に移ってしまっても、己は一度手にした皇子様を解放してあげられる自信もない。僅かに震える指先で彼の手首をゆるりと撫で「 私があなたを放せなくなってしまう前に、もう一度よく考えてみてください。───……あなたのお心を占めるのが、ずっと私だけならいいのに 」後悔しない様にと念を押しつつも、彼の耳に届くか曖昧な囁き声で願望とも祈りとも取れる呟きを落として)
【お勧め】
・初心者さん向けトピック
[0]セイチャットTOP
[1]オリジナルキャラなりきりチャット
[9]最新の状態に更新
お問い合わせフォーム
(C) Mikle