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589:
第一皇子ジーク [×]
2025-10-23 23:21:07
>>セレーナ姫(>>586)
(少ない言葉から的確に真実を拾い上げてくれる姫の聡明さに、美しくて賢いひとだと素直な感想を抱きながら微笑みのままこくりと頷いて。「 薔薇もきっと幸せですね。貴女に見初められ、愛でられたのですから 」その指先が滑る先が物言わぬ薔薇などではなく自身の肌の上だったらどんなに良いだろう。一の位を持つ清廉潔白の皇子には到底相応しくないふしだらな想像は穏やかな言葉の中に混ぜ溶かし、姫も同じように焦がれてくれていたらいいのにと感じて。どうかいつも心安らかに笑っていてほしい、きっと藤棚を見れば〝まあ〟と驚いて可憐に笑ってくれるはず――そう願って姫の顔を見つめていたら、反して表情が曇ってしまって。つられるように皇子も眉尻を落として姫の言葉に耳を傾けて、ゆっくりと目を瞠って「 ……姫、それは、 」否を紡ぎかけた口は手のひらに感じた柔らかさと暖かさに噤まれて。「 ……貴女を忘れるなんて、有り得ない 」考えるよりも先に口をついたとばかりに、どこか切羽詰まった様なぼんやりしたような呟き、そして「 例え忘れたくとも…不可能です。書類に目を通す合間、移動中の馬車から空を見つめた時、どんな時にも貴女の顔が思い浮かぶ。不自由はしていないか、退屈はしていないか、お腹を空かせてはいないか…、――私以外の皇子に、美しい顔で笑いかけてはいないだろうか、と 」片方の手は姫の体温を逃がすまいとそのまま、もう片方はそっと姫の頬あたりまで伸ばして、耳を掠めて美しい髪の間に指を滑り込ませるように、半ば頭を掌で淡く覆うように。「 セレーナ姫、貴女が私だけの姫になってくださるなら。貴女を想いながらもこの手に抱けない無力感に耐えながら、物言わぬこの藤を独り愛でる必要などないのです。 」言うまいと思っていた言葉が次々とあふれ出てきてしまって、どうにも止められなかった。生垣の迷路で見せた決意の表情を再度浮かべて、自分の背後に位置する黒い扉のことにはついぞ触れる機会を逸したまま、姫に触れている手に力を込めて抱き寄せて)貴女が充分に他の皇子と言葉を交わし、見極める時間を置いてから言おうと思っていたのですが。…私だけの姫に、なって下さいませんか。
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