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愛しきプシュケの式日に、ルサンチマンは嘯いた__指名式、BNL/598


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586: セレーナ [×]
2025-10-23 15:59:56



>583__ジーク様


あなたの笑顔が絶えてしまわないように、この花園はなくてはならない大切な場所なのですね。
(感じたまま吐露した感想に肯定が返り、彼自身が自分の心の中だと喩えるのを聞いて改めて温室全体を見渡した。優美で、華があって、心落ち着けるこの空間こそが第一皇子である彼の唯一の安息地なのだろう。己が好む皇子様の微笑みを絶やさぬよう支えになっているこの場所へ愛しみを込めて双眸を細めるように微笑し、そんな特別な花園へ招待された事への自惚れに染まる思考をゆるりと軽く払い「 ……ええ、私も。指先だけでもあなたの心に触れられたようで、とても幸せです 」許可を得て白い薔薇の輪郭をなぞるように繊細に花弁へ指先を滑らせながら、胸いっぱい満たされている事を幸福を詰めた声音で呟いて。こちらが動き易いように僅か距離を空けたまま見守る彼に甘え、よく考えて配置された花々をゆっくりと見て回り、時折そっと腰を屈めて香りを楽しんで。本当に摘み取ってしまっても良いのなら、彼に一等好まれている花を手元に置きたい。なんてまたも欲深い思考に落ちかけ───不意に手を差し出されると静かに目を瞬き、見せたいものという単語に興味を惹かれるままそっと手を重ねた。軈て案内されたのは、見るからに真新しく出来たばかりの藤棚がある空間で「 ……私を想うためだけに? 」自身のものと同じ藤が花開く前の様子を見詰めて小さく唇を動かし、全身がじわりと熱を帯びていく。きゅう、と心臓を締め付けられる感覚にどうしたものかと思いつつ、耳を飾る藤へと触れる彼の愛らしい笑顔に嬉しくもどこか複雑に眉尻を垂らし「 …羨ましいです。あなたに待っていてもらえるこの子が─── 」藤棚を見上げて吐露したのはどこか嫉妬を孕んだ言葉。彼が自分を想うために用意したものを喜ばしく思う反面、この藤棚を彩る様に咲き誇った姿を見た彼の瞳がそればかりを映してしまうようになったら、という稚拙な独占欲が声色に滲み「 美しく花を咲かせても……私を忘れてはだめ、ですよ 」みっともないと思いながらも彼の片手をそっと両手で包み込み、その桃色の瞳や指先で、少しでも長く記憶していて欲しいと大きな掌を自身の頬へ優しく押し当てて)




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