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愛しきプシュケの式日に、ルサンチマンは嘯いた__指名式、BNL/574


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570: 極彩の魔女 / 第六皇子リヒャルト [×]
2025-10-19 17:40:32



>>ハーシェル姫(>>569)

( / ハーシェル姫様…!以前はお返事もお渡しできないまま長らく留守にしてしまって本当に申し訳ございませんでした。こうして再び王宮へ来て下さっただけでなく、あたたかいお言葉まで…本当にありがとうございます…!正しく蛇のように獲物との距離感を巧みに測りながら距離を詰める、風光明媚でいて仄暗い王宮にぴったりのハーシェル姫様のお戻りを大歓迎させていただきます~!ハーシェル姫とリヒャルトの絡みをおさらいしますと、庭園にて右腕を負傷されたハーシェル姫に乗馬帰りのリヒャルトが遭遇、自分のクラヴァットで姫の傷を応急処置。そこから姫の上手な話術にリヒャルトが珍しく素直に乗っかって…という状況と見ております!恐らく次かその次あたりでリヒャルトは一時退場しそうですので、その時にまた展開相談等させていただければと…!改めてよろしくお願い致します!)


……怪我や病気を薬や道具で治してあげられること。自然界では手に入りづらい美味しいものを食べさせてあげられること。そうやって彼らが喜んでくれた時…唯一、人間に生まれるのも悪くなかったんじゃないかって思える。
(こんな風に真正面から自分の好きなものや生き方を認めてもらえたことなんてあったっけ。皇子なのに何も出来ない、勉学や剣の腕でも弟たちにすら劣る出来損ない。自分には何もないのに、第六皇子の肩書とそこから吸える甘いおこぼれを目当てに擦り寄ってくる人々に嫌気がさして厩舎に逃げ込んだ幼き日から自分は何も成長していないのに、その足跡をただ肯定してもらえたことに抱いた事のない暖かい感傷で胸がいっぱいになって、気付けば微かに震える声で独白めいた言葉をすらすらと吐き出して、はっと我に返ったように片手で口元を隠し「 …ごめん。つまんない話。 」自分がどう感じたかなんて浮かんでは消える泡のように取り留めもないこと。それに相手を付き合わせてしまった浅ましさに自己嫌悪してふいと顔を逸らし、そこで再会を望むような姫の言葉には思わず眉間にぎゅっと力を込めた拒否の眼差しを向けて「 …兄さん達が姫の事を探してるから、僕らに会いに来る暇なんてきっと無い。それに、……僕はただでさえ足手まとい。だからこれ以上…兄さん達に、迷惑かけたく、ない… 」枯れ木から落ち葉がハラハラと散るように、結びに向けてどんどん声から生気や張りが失われていく。なぜ兄達が姫を探すのか、なぜ自分がその邪魔をしたくないのか、今日王宮に生まれ落ちたばかりの姫には分かる筈もない。母たる魔女が姫に対してどこまでゲームのルールを伝えているのかなんて分からない、ただはっきりと分かるのはこの盤上において自分が最弱の駒であることだけ。ひび割れかけた殻にまた潜り込むように、ぎゅっと自分の腕を握り締め「 …だから、リンゴは、兄さん達と食べて 」願うような拒絶は消え入りそうな声で。そのまま居心地悪そうに目線だけ彷徨わせた後、思い切ったように踵を返して姫に背を向けて)




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