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愛しきプシュケの式日に、ルサンチマンは嘯いた__指名式、BNL/560


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542: ハーシェル [×]
2022-02-07 01:20:08




>>リヒャルト様(>>540


……ひめ?
(問い返されるその意味を一瞬捉え損ねて、純粋な疑問に丸くなる瞳で彼を見詰める。ひめ、ヒメ――姫。漸く理解が追い付けば、男の己がそう呼ばれた事に違和を感じ、だがそれは直ぐ様霧散して、自身の奥へとその呼称が溶けていく。パズルのピースが填まるような心地に囚われた後、彼の発する声に意識は引き戻され、近付くその姿をまた視界に映す。「ありがとうございます、リヒャルト皇子。」短く明確な言葉に再度感謝を告げて、怪我のある腕を彼へと渡し、処置に身を任せるその最中、間近に揺れるブロンドを見下ろす。陽光を受けては跳ね返すその輝きと、鼻を擽る、甘いばかりの香水よりも芳しい自然の香り。そして、先程向けられていた探る視線と踏み越えられたボーダー。――腹中のケダモノが、鎌首をもたげる。「おや、何か良い匂いがしますね。何処か、草原のような……ああいや、これは牧草の匂いでしょうか。」狙う眼差しは目が合う前に一度の瞬きで隠して、笑み混じりに話の種を撒く。「もしかして皇子は、生き物のお世話がお好きなのですか?」そうやって朗らかな言葉に喉と唇を動かすのと同時、処置の合間空いた無傷の腕を持ち上げる。ゆらふらと、それこそ蛇を思わせる挙動でその手が標としたのは、日輪の暖かさを彷彿とさせる金の毛先と、その下の滑らかそうな額。少々皮膚の荒い指先は丸めて、鱗のある甲側を相手へ向けて、獲物との距離と次なるラインを測るように、ゆっくりと手を其処に伸ばし。)





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