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愛しきプシュケの式日に、ルサンチマンは嘯いた__指名式、BNL/560


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536: 第一皇子ジーク [×]
2022-01-30 23:49:40



>>セレーナ姫(>>534)

…………手助け?
(問いに対する解を渡された瞬間、澱みなく進めていた歩みをはたと止めて。与えられた解を噛み砕いて理解するような間を含んだ後に零れ落ちた声は、依然として穏やかであったものの疑問とも合点とも怒りとも嫉妬とも取れるような複雑な温度を孕んでいて。ふと隣から視線を感じて速やかに我に返り視線を合わせ、困ったように眉を下げ微笑みの様相は残したまま「 ……そんな顔をしないで。貴女を責めたいわけではないのです。私はただ―――― 」いつだって揺らぐことのなかった第一皇子の流暢な語り口調はここにきて暫し沈黙に変わり。伝えるかどうかを迷うように目を伏せ、そして決意とともに静かに深く吐息して「 貴女が、私ではない皇子と二人きりの時を過ごしたのだと。……その事実を信じたくなかったのです。――――軈ては国を統べる者とは思えない、醜い嫉妬だ 」自嘲の笑みは確かに浮かべられているものの、穏やかな双眸の奥には確かにゆらゆらと独占欲の昏い炎がちらついて。とはいえお姫様相手に感情に任せて尋問紛いの詰問をするほど無粋ではなく、一体【手助け】をしたのが誰なのかは使用人に聴けば造作もなく掌握出来ること。ふっと何かを切り替えるようにいつも通りに微笑めば途端に柔和な雰囲気を取り戻して「 ドレスの件はどうかお気になさらず。暫くは誰も着る予定のないものですから 」それはとてもとても違和感のある言葉。造られたお姫様を含む全国民には、王妃は健在であるとダミーの認識を刷り込まれている。お姫様だけが知らない魔女のゲームの真実に一歩近付くような言葉が意図的であるか否かは誰にも分からず、皇子は「 すみません。さあ、参りましょう 」と止めていた歩みを再開させて)




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