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愛しきプシュケの式日に、ルサンチマンは嘯いた__指名式、BNL/560


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528: 第三皇子ハインツ [×]
2022-01-25 22:17:27



>>リリィ姫(>>527)


――――生まれた、時から?
(活き活きと輝かせていた期待の色が干潮のように失せていった理由は二つ。ひとつ、期待が確信に変わったから。ふたつ、大いなる喜びに生まれ変わる直前の驚愕が第三皇子の心を攫っていったから。自身に咲くその花を誇らしげに語る反面で、コンプレックスのような複雑な感傷も抱いているのだろうか――驚きに塗りつぶされた脳でも相手の情緒を慮るほどには秘めたる執着心を持つ穏やかな獣は少しの沈黙を流して「 そっか。……君が俺達のお姫様だったんだ 」噛み締めるように言葉に出すことでその現実を刻みつける。お姫様の登場は陰鬱たる魔女のゲームの幕開けを意味していて、だけど同時に人ならざる異形の魅力を持った美しい女性とのかけがえのない出会いでもあって。驚きは歓喜に変わり、常日頃から浮かべられている人当たりのよい微笑みは無邪気で純粋な喜色を前面に押し出しながら破顔して「 すごく綺麗だよ。カサブランカも、何より姫自身も。 」彼女自身には身に覚えのないはずの【姫】という呼称を選んだのは確信を得たから。よもや存在しない父親に百合だけを偏好されていたという偽の記憶があるとは知る由もないが、相手の美しさは百合だけでなくそれを除いた彼女自身にも宿っているのだと微笑みのままにまっすぐに目を見て伝えて。そこでちょうど使用人が木箱を持って現れ、皇子は小さく礼を言ってそれを受け取り。中身は怪我をした時用の応急処置道具一式で、手際よく必要なものを選抜しながら「 寄生って言い方は――どうなんだろう。俺には、お互いに支え合ってる相棒?、みたいに見えるな 」手元に視線を落としたまま笑みは絶やさずに言い終えて顔を上げ「 御手を、姫。 」怪我をした方の手を求めるように、反対の片手を差し出して)




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