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愛しきプシュケの式日に、ルサンチマンは嘯いた__指名式、BNL/560


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527: リリィ [×]
2022-01-25 18:26:42




>>ハインツ様( >>521)


ええ、とても好ましく思っていますわ。この花は私が生まれた時から共に命を芽吹かせていましたの。皆様は持たない運命共同体なのですから。
( 使用人に言付けをする姿をそっと窺いながら、彼に導かれるままミルクパズルの如き純白のベンチへと腰掛けて。名を褒められたことで嬉しげに口角を上げてにこりと微笑めば、彼の動きに合わせるように手を持ち上げると白く細い指先で花弁の滑らかな曲線をなぞって。注がれる視線はまるで少年のような煌めきを宿しており、その輝きを灯したのが己なのだと思えば殊更この百合が愛しく思えるというもの。大人びた端正な顔立ちも、瞳ひとつで与える印象が変わるようだ。白百合をエスコートするスマートな落ち着きとは対照的に期待に満ちる様子は良い意味でのギャップとなり、より一層魅力的に映る。そんな彼を内心で微笑ましく思いながら少々気恥しげに、しかし堂々とした語調で疑問に答え白百合を優しく撫でるも、ふと脳裏を過ぎったのは母と姉たちの苛烈な眼差しで。己はこの純白を美しいと自賛し父は百合のみを偏愛したが、母と姉二人はこの百合をこそ卑しく醜い化け物の証だと罵った。父に目をかけられない嫉妬から次いで出た言葉とはいえ、こうしてフラッシュバックする程度には心に食い込む棘となっていたようで。「 ……第三皇子様は、人とは違い花に寄生されている私を醜いとお思いになるかしら? 」、もしも、気持ち悪いと思われてしまったら。この輝きが消え失せて、暖かな夕陽が心凍てつくような侮蔑の色に染まってしまったら。所在なさげに揺れ動いた瞳はそろりと様子を伺うかのように不安げに憧れの皇子を捉えて。 )




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