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愛しきプシュケの式日に、ルサンチマンは嘯いた__指名式、BNL/560


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503: 第三皇子ハインツ [×]
2022-01-08 21:50:17


>>シャトン姫(>>502)

……シャトン、君は野良猫じゃなくてお姫様なんだよ。俺達にとってとても大切な、かけがえのない――たったひとりのお姫様。
(秘密の箱庭でふたりだけのお茶会を開いた時にも告げた筈の事実を、再度ゆっくりと一語一語噛みしめるように繰り返す。彼女は薄汚れたひとやまいくらの女性ではなく価値ある特別な存在だと、どうか伝わってほしい――そんな願いは縋るような色となって表情を少しだけ切なく曇らせ、それでも“お姫様”の単語で言葉を締めくくる際には無理矢理に微笑んでコツンと額同士を合わせて。「 少し悲しいな。シャトン、君にとって俺の言葉は信じるに値しない? 」魔女に植え付けられた偽の記憶がいかに巧妙であれそれがダミーであることに変わりはなく、彼女を連れ戻そうとする輩も帰るべき家も存在しない。王宮にしか居場所のない、ゲームのためだけに造られた駒、それを伝えてしまえたら堂々巡りもようやく終わるのかも知れない。けれどその時、きっとこの可憐で儚い猫姫は――「 それとも、まだ時間が必要?俺は君の傍に居ない方がいいかな 」狡いと受け取られても仕方のない言葉に悪意も打算もなく、ただ心の闇を怪物にまで育て上げてしまった自分が彼女に何をするか、何を口走るのかが分からなくて。合わせ鏡にしていた額と、顎へ添えていた手の両方をそっと離して「 ……うん。それはとても素敵だけど、でもお揃いは首輪がいいな。姫の瞳はお月様みたいで比べようもないほど綺麗だから、潰してしまうのはだめだよ 」カタン、と僅かな音を立てて椅子から立ち上がる。本心を告げた表情は終始笑顔だったけれど、平素より落ち着いた声は寂寞とした響きを孕んでいて。その場で静かに方向を変えてお姫様に背を向け「 もしこれからも姫の傍に居ていいなら、明日の夜ローズガーデンに首輪を持ってきてくれないかな。そうでもしないと、俺―― 」数秒の沈黙はついに解かれることはなく、夜に吹き荒んだ木枯らしが僅かに部屋の窓を軋ませる音のみが響いて)


( / ご丁寧にありがとうございます、こちらこそ本年も宜しくお願い致します!今回の場面は次レス辺りで回収しようかと考えておりますがいかがでしょうか?また念の為の再周知なのですが、>24にある通りお姫様は初日から徐々に自分の立場を理解するという絡繰がございます!もしご留意頂いておりましたら大変失礼致しました、何卒再度ご承知おきのほど宜しくお願い致しますー!)



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