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愛しきプシュケの式日に、ルサンチマンは嘯いた__指名式、BNL/560


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206: シリウス [×]
2020-11-18 23:29:04



>205 エトワール様



(拒む間もなく手を引かれ、ひやりとしてもごく自然なエスコートに身体は従順についていき。爪が触れぬよう指先だけは躊躇いがちに浮かせたまま暗がりに踏み入る皇子を見やる、その表情へあからさまに"意外"の二文字を浮かべつつ、日陰にあってなお煌めく瞳のウインクには従順に頷いて「 勿論、決して口外致しません。城にエトワール殿下がいらっしゃらない、騎士総出で探し出せと命じられてもきっと隠し通してみせましょう。ですから…… 」茶目っ気にすっかり口を緩められながらも、声調と視線はゆっくりと沈んでいき「 ……どうか殿下もご内密にしていただけますか 」控えめに続けた懇願は路地裏に相応しい秘めやかさを孕んでおり。身の程知らずな企みをよりにもよって皇子に打ち明けて良いものか、迷いはあれど軽やかな問いかけが、親密な空気が結局は背中を押して「 何かリヒャルト殿下がお気に召す物をと、市場を回っていたのですが。生憎──皇族の方々が好まれるものなど、私には何一つ見当がつきませんでした 」第六皇子に恩を受けた経緯も二言三言付け足して、気取られないよう足取りはそのままに翳る表情をそっと背ける。何も知らないくせに。あの夜背中越しに放たれた真実が幾度も胸を刺す一日だった。「 もしや馬がお好きなのではないかと……私如きが考え得るのはその程度の事でして。殿下のお言葉通り、傷より頭が痛んできた所です 」微かな動物の匂いと、干し草を払う僅かに気恥ずかしげな顔。出会い頭の白く焼き付いた思い出は何の頼りにもならず、先の意味深な笑みは己の疲弊を見抜いたのだろうと不器用な微笑で応えてみせて)




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