TOP >
オリジナルキャラなりきりチャット
自分のトピックを作る
194:
リヒャルト/第六皇子 [×]
2020-11-14 21:25:46
>>シリウス姫(>>193)
――ふ、…そう。
(隠されてもなお布擦れの音で存在を主張する尻尾は、昔飼っていたシェルティーを彷彿とさせて思わず吐息に混じった笑いが零れて。同時にこの世の全てを諦めたような無色の表情も微かながら暖色を帯びささやかに口角が上がったが、一瞬でも心を許した様な表情を見られる事に抵抗を感じてぱっと顔を逸らし。背中越しに聴くそれはまるで灼熱を叩きつけられているかのようで、彼が言葉を紡ぐたび冷え切った心を熱の刃が切り裂いてゆく。耳を塞ぎたくなる衝動が腹の底から湧き上がるが、まるで駄々をこねる幼子のような醜態を晒すわけにもいかず、無意識に両の拳を握り締め" うるさい! "と叫ぶ声を寸でのところで呑み込んだ。熱風が止んだかと思えば、今度は騎士宜しく誓いを立てる言葉には食傷を隠さずに態と大きく溜息を吐いて「 君も" 僕 "を見てない。君が傾倒してるのは" 第六皇子 "だ。 」背を向けたまま俯きぴしゃりと告げる。彼が再三に及んで口にした自分への恩義も、きっと魔女の悪趣味なダミーだと漸く合点がいく。「 どう足掻いても僕は" 第六皇子 "で、君は" 姫 "なんだ。それがこの世界の無味乾燥な理なんだよ。 」今の彼にはきっと理解できないだろう。だとしても、ここで告げておく事は残酷ではなく、むしろその対極を意味すると判断して紡いだ声色は、絶望によく似た諦観と厭世を飽和するほど孕んでいた。思いを馳せるのは、皇族も魔女も下劣なゲームも存在しない世界で「 ……いっそ君が本当の狼なら良かったのに。 」胸中に留めたつもりの呟きが声に出ている事には気付いておらず、ゆるゆるとかぶりを振って)
【お勧め】
・初心者さん向けトピック
[0]セイチャットTOP
[1]オリジナルキャラなりきりチャット
[9]最新の状態に更新
お問い合わせフォーム
(C) Mikle