TOP > オリジナルキャラなりきりチャット

愛しきプシュケの式日に、ルサンチマンは嘯いた__指名式、BNL/560


最新 50レス ▼下へ
自分のトピックを作る
172: ロメロ / 第二皇子 [×]
2020-10-09 22:25:41


>>セレーナ姫(>>170)

――三度。三度目に僕に会ったら敬称は無しだよ、だからそれまでに慣れておいてね。
(皇子の要求に譲歩を打診するとはなかなかに豪胆な女性だ――彼女が普通の淑女なら、間違いなくそんな感想を抱いただろう。だが彼女は紛れもなくこの国で唯一" 姫 "と呼ばれる特別な存在で、不意な突風に吹かれて折れてしまう可憐な花ではなく風に揺れるも折れはしない柳のような、そんな強さを感じてはますます興味をそそられる。その証拠にちゃっかりと次の約束の布石を打ち、それが妥協案だよとウインクを。「 そんな顔しないで、とっても似合ってるんだから。それに、若しかしたらもっと素敵な洋服にこれから出会えるかもしれないよ。 」哀しげな表情すらも美しい、内心はそんな本音で染まりながらも言葉を流す口は相も変わらず饒舌に。繊細に重ねられた手の滑らかなこと、互いの肌が密着した瞬間に驚くほど自然な流れでするりと指同士を絡めて。強く握り込める事はせず、手と手の間にわずかな隙間を保ちながらも、指先は交互に触れ合う形をものの数秒で作り上げて躊躇いもなく止めていた足を動かして。方向は庭園、ではなくその逆方向で、すぐにゲートを抜けて王宮の廊下へと到達し。けれどその足取りは迷いなく彼女を誘い、ほどなくして金の装飾に縁どられた白い扉を開け放つ。自動で照明の灯ったその部屋は、煌びやかなドレスがいくつも整然とストックされた正真正銘のドレスルームで、正面には輝く白電球に彩られた三面鏡。頭のつむじからつま先までを移しても余りある巨大なそれに、扉の前に立つ二人の姿が映し出され「 さあどうぞ、姫。僕は魔法は使えないけど、君をもっと魅力的に出来るよ。 」レディファーストとばかりに扉を支えて彼女を室内に誘導し、自分は後から扉を閉めて。この部屋が今は表舞台から引き摺り下ろされた女王のものだった事は伏せておこう、と心に決めてからドレスの物色を始め「 これなんかどう?君だけの色彩に調和しそう。 」手に取ったのは鮮やかな翡翠色のイブニングドレス。光沢のあるサテン生地は上品ながらも艶めかしく、双肩が露出する代わりに足は出さないマーメイドタイプのもの。袖は七分で絶妙に肌の透けるレース素材。彼女だけの魅力である藤色がより映えるようにと考えた結果のチョイスだが、淑女たる彼女は肌を見せる事を必要以上に躊躇う可能性もある。けれど心配しないで、と言いたげな笑みと共に「 露出が気になるならこれを羽織るのもアリだね。 」右手にドレス、左手に選び上げたのはシースルー素材の白いショールを掲げ。そうしてふと目に付いたもう一着のドレスに、今手に持つものをすべて右手に預け「 ……僕はこういうのが好きだな 」今夜のデートの相手はジーク、第二皇子の好みに合わせた所で意味などないと承知の上で、どさくさに紛れて自分好みのドレスを手に取り彼女へお披露目。色は落ち着いたワインレッド、しかしマットな質感のシルク生地が派手さを程よく抑え、裾は床に軌跡を描くほど長い。くるりと180度回転させれば背中のざっくりと空いたデザインで「 初デートには少し大胆過ぎるかな? 」ドレスから視線を彼女へと移し、他にも気に入ったものがないかと様子を観察して)




最新 50レス ▲上へ

名前: 下げ

トリップ: ※任意 半角英数8-16文字
※画像を共有する場合は、外部の画像アップローダなどをご利用ください

規約 マナー
※トリップに特定文字列を入力することで、自分だけのIDが表示されます

【お勧め】
初心者さん向けトピック



[0]セイチャットTOP
[1]オリジナルキャラなりきりチャット
[9]最新の状態に更新
お問い合わせフォーム
(C) Mikle