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新・戦闘恋愛なりちゃ(メイン)初心者、途中参加歓迎!/18578


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22: 斑鳩刹那 [×]
2020-08-17 17:23:35

>仙道ユウキさん、ユーリさん
「ユーリ、大丈夫…!?お、願い……しっかり…して……」
苦しさのあまり声が途切れかけるが、何とかユーリに声をかける。それと同時に、頭上からユウキさんの問いが降ってきた。
「あの……、常識ぐらい分かって頂けませんかね…?私たち二人とも……こんな状態で答え……られませんよ。魔法……全部解いてください」
刹那とユーリに掛けた魔法を解けば、全てを話す。重力に耐えながら皮肉混じりに言った言葉は、そんな取り引きを持ちかけていた。


23: 仙道 ユウキ [×]
2020-08-17 17:27:41

      >斑鳩刹那さん、ユーリさん

「なる程。確かにそうだね。ほら、これで良いかな?」

重力魔法、ユーリに巻き付くチェーンクロスを全て解除し、ユーリと刹那を解放する。



24: ユーリ [×]
2020-08-17 17:32:10

    >斑鳩刹那さん、仙道ユウキさん

『……ハァハァ………ハァ………ハァ………。』

チェーンクロスから解放されたが、直後床に崩れ落ちるユーリ。
どうやら保有魔力の大半を吸収されてしまい、まともに力が入らない様だ。

25: 仙道ユウキ [×]
2020-08-17 17:36:25

      >斑鳩刹那さん、ユーリさん

「あとついでだから受け取って。」

二人はなんの事かと思ったかも知れない。
だが、そんな矢先二人の身体を温かい風が包み込む。
それは治癒魔法だった。
ユウキはユーリと刹那に治癒魔法を展開していた。
徐々に回復していく疲労と傷。
暫くして二人の外傷は何ら無くなっていた。

26: 斑鳩刹那 [×]
2020-08-17 17:58:18

>仙道ユウキさん、ユーリさん
「ユーリ、大丈夫!?掴まって、ほら」
崩れ落ちたユーリのもとに駆け寄ると、魔力で腕の力を強くする。立膝になって、ユーリの腕を持ち上げ、自分の肩に掴まらせた。
回復魔法がかけられたことを理解し、ユウキさんに向かって口を開く。
「貴女のおっしゃる通り、ユーリ……この子と最凶の禁忌は別人です。いえ、別人に『なった』というべきでしょうかね。ユーリは自分と『最凶の禁忌』の人格を切り離し、さらには存在すらも分離させました」
間違っていることがあったら言ってね、とユーリに声をかけた。

27: ユーリ [×]
2020-08-17 18:21:32

    >斑鳩刹那さん、仙道ユウキさん

『……あ、ありがとう刹那。』

刹那の肩を借り、治癒魔法の助けもあり何とか立ち上がるユーリ。

『大丈夫だよ。間違ってないから。』

28: 仙道ユウキ [×]
2020-08-17 18:56:00

      >斑鳩刹那さん、ユーリさん

「………そっか。……………ごめんなさいお姉さん。ユーリもゴメンね。」

ある意味では間違いでは無い。
だが、本当の目的という意味では間違いだったという複雑な事情ではあるが、自分自身の勘違いであった事にユウキは素直に頭を下げて謝った。
その素直な対応は先程までの冷徹さが完全に消え失せていた。


29: 斑鳩刹那 [×]
2020-08-17 19:16:34

>仙道ユウキさん、ユーリさん
「分かりました。ユーリが許すのなら、私も許します」
ユウキさんに敵意がないことを認め、あっさりと変身を解くが、思い出したかのように尋ねる。
「ところで……貴女はこれからどうするのですか。本物の『最凶の禁忌』を探すのですか?」


30: 今瀧 龍 [×]
ID:5762b1903 2020-08-17 20:53:44

>真田 雪菜ちゃん
もうちょっと分かりやすく伝えられたら良かったな。
ま、俺も詳し分からねーから無理か!(あははと笑い)
ごちそうさまでした。美味かったよ、雪菜。(……もし、叶うなら、この幸せがこれからも続くといいな。と思った。
雪菜とのこの平和な日常が…)

31: 真田雪菜 [×]
2020-08-17 21:13:56

>今瀧さん
いえ、こちらこそお粗末様です。お皿の方回収しますよ。(自分のを台所に持っていきながら)

32: 今瀧 龍 [×]
ID:5762b1903 2020-08-17 22:19:13

>真田 雪菜ちゃん
片付けぐらいするよ…?(雪菜が作ってくれたわけだから…と言って)

33: 仙道ユウキ [×]
2020-08-17 22:24:47

      >斑鳩刹那さん、ユーリさん

「うん。探すよ。もし何か知っていたら教えてくれると助かるんだけど何か知らないかな?」

ユウキはさも当然の様に言ってのけた。
それは確かに必然なのかも知れない。
だが、その情報は今の刹那とユーリからしてみれば安々と提供出来る情報でも無いのかも知れない。

34: 七種 小春 [×]
2020-08-17 22:27:33

>雪音さん、ヒノネさん、ルカさん
小春:うーん…まずはそうだな…およ?ヒノちゃんと星乃さんその袋…もしかしてお菓子買ってきたの?…!ありがとう!嬉しいよ!

(ヒノネさんの自己紹介が終った後)
小春:へへん…自己紹介も終わったことだし、みんなで遊ぼう!まずは~…かくれんぼやりたいな!(昨日のかくれんぼがよほど楽しかったのか、「どうかな?どうかな?」と目をキラキラさせながらそう提案して)

35: ユーリ [×]
2020-08-17 22:32:23

    >斑鳩刹那さん、仙道ユウキさん

『私も許すよ。……それにしても、………やっぱり君は…………今でも『最凶の禁忌』を恨んでるんだよね?』

ユーリ自身どんな意図があってこの質問をしたのか。
それは本人にも良く分かって無かったのかも知れない。
だがこれだけは断言出来た。
この質問に対する彼女の答えが否である事を自分自身が望んでいると言うことを。

36: 斑鳩刹那 [×]
2020-08-17 22:52:32

>仙道ユウキさん、ユーリさん
「……仙道さん、もしよければ街まで送ります」
ユーリが仙道さんに尋ねた後に、刹那が重ねていった。それは暗にこの森を出ろ、もうここに来るなと告げているのと同じだった。


37: 仙道ユウキ [×]
2020-08-17 23:55:31

      >斑鳩刹那さん、ユーリさん

「うーん、まぁ確かに恨んでないって言ったら嘘になるけど。『必ず最凶の禁忌を倒す』。姉さんとの約束なんだ。どちらかと言えば約束の方を重視してるかな。」

亡くなった姉との唯一の約束。
それが彼女の信念の何よりのバックボーンなのかも知れない。

「心配してくれてるのお姉さん?ありがとね。でも大丈夫だから気にしないで。寧ろボクが君らを研究所まで送るから。……あ、そういえば一つ聞き忘れてた。お姉さん、名前を聞いても良いかな?」

そう言うとユウキは刹那を見て戦闘前の笑顔を浮かべながら唐突に親しい雰囲気を出す。
その表情は妙に子供っぽさが滲み出ていたが、それがユウキの良いところでもあった。


38: 斑鳩刹那 [×]
2020-08-18 00:06:01

>仙道ユウキさん、ユーリさん
「ああ、申し遅れました。私は斑鳩刹那、といいます。以後お見知りおきを」
口調こそは相変わらずだったが、刹那の表情から冷酷さは消えていた。
「あと、私も一つ聞きたいことがあります。お姉さんやご両親は……どのような方でしたか?答えたくなければ、もちろん答えなくても構いません」
彼女のトラウマに触れるような質問をすることには、若干良心が痛んだ。しかし、最凶の禁忌と戦うことは、ほとんどの場合死を意味する。実の妹にそんな約束をさせる姉の素顔を知りたかった。

39: ユーリ [×]
2020-08-18 00:28:31

    >斑鳩刹那さん、仙道ユウキさん

『姉……。まさか、あの時君を庇って倒れたのが……君のお姉さん……?』

微かに覚えがあった。
徐々に呼び起こされていく過去。
そう考えると目の前の少女はあの時の姉に良く似ていた気がする。

40: 夢見ヒノネ [×]
2020-08-18 00:51:32

>小春さん、望月さん、雪音さん

ヒノネ「うん!もっちーと一緒に買ってきたんだよー、食べて食べてー!ん、かくれんぼだね!おあー!ヒノ、かくれんぼするのはじめてかも~!いままでかけっことか、はしりまわってたりしてただけだからー!」

うなー、と初めてのかくれんぼを、できたばかりの友達とさっそくできることにとても嬉しそうにきゃっきゃと喜ぶヒノネ。本当に楽しみにしているのが、端から見るだけでもよくわかる。


41: 仙道ユウキ [×]
2020-08-18 01:10:14

      >斑鳩刹那さん、ユーリさん

「……そうだね。刹那さんにボクを知ってもらう良い機会だから話すよ。ボクの両親はとても良い感じの夫婦だったよ。いつも仕事が忙しくあまりボクや姉さんには構ってくれなかったけど、たまにある家族団欒では本当に優しくしてくれた。両親も本当に幸せそうに仲睦まじくしてたよ。姉さんはそんな両親の優しさを強く受け継がれててね。特に妹のボクには甘々だったよ。何でも卒なくこなしてとっても優しい人だったなぁ。でもある時から姉さんはあまり家に居なくなったんだ。何でも両親の仕事先の事情で魔法適格性のある戦士が一人でも多く必要とかでね。姉さんはボクより魔法への適格性が強くて仕事先の人に駆り出されたみたい。勿論両親は最後まで反対していたけど、仕事先の上の方からの命令とかで逆らえなかったみたい。事ある毎に姉さんとボクに父さんも母さんも謝ってたくれたよ。………けど、それが家族一緒に居られる最後の時だった。ある日、姉さんが出掛ける時にいつもの様に送り出そうとしたら……姉さんは何かを悟った様な笑顔で一言だけ残して出ていったんだ。不安だったよ。もう二度と姉さんに会えなくなる。そんな嫌な胸騒ぎがして少し迷ったけどボクは直ぐに姉さんの後を追いかけて気付かれない様に後をつけたよ。………そこから先はもう分かるかな?姉さんは最凶の禁忌と呼ばれる鎌と対決して負けた。そしてボクは満身創痍の姉さんに駆け寄ったんだ。けどその瞬間、闘いの余波の攻撃がボクを襲った。致命傷一歩手前の大怪我でボクも正直な話、死を間近に感じたよ。そしてお構い無しに迫る余波の攻撃に今度こそ死を悟ったんだ。でも、姉さんがボクを庇ってくれたんだ。………これが、ボクと最凶の禁忌の出会いだよ。ゴメンね。話が長くなって。」

どこか切ない表情を浮かべながらユウキは自分自身の過去をポツリと話した。
それは壮絶な過去であり、ユウキが憎しみを抱いても決して可笑しくは無い内容であった。

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