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新・戦闘恋愛なりちゃ(イベント)/1148


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951: 多キャラの龍さん [×]
2022-04-16 10:07:29

>945 >黄泉さん

時間は短く、長い階段を黄泉さんは疾風を抱えて登っていく。外から見た景色と合わない様な、合うような。曖昧な階段を登り切れば、硝煙の香りと「戦争」、或いは「信念の研ぎ澄まし」。張り詰めた空気が石の支柱が生える部屋を満たす。
不器用な位に真っ直ぐ正面に立つ男は白い軍服に白い帽子を深く被り、64式を1本と腰に日本刀を刺して待機していた。

「すみません、幻殿。予定よりも早く来られました。指示された方は幻殿にお任せします。」

少し大人びた、青年と大人の間を渡る曖昧な男の声が静かに呟けば、チチっと黒い液体を零す小鳥が窓のない穴の空いた場所から飛び立つ。

ゆっくり面を上げた男の顔ははっきり見えないが、その強い意志を持った赤混じりの黒い瞳が2人を貫き、ぬるい風が長いマフラーをたなびかせる。

「____自分は人を抱えている人物を襲う事はしません。もし、特に意思のないのであればお引取りを。無闇な争いは好みませんゆえ。」

その発言に疾風が笑う。

「えぇ~?でもねぇ?ほら、ボクにとってというか組織にとって?君達メーワクなんだよねっ。あ、ボクは戦えないよ?非戦闘員ってやつダネ!戦えるのはこっち(黄泉さん)だけど、君、死んじゃうよ?」

その発言に迷いなく男は答える。

「戦場で死ぬのは軍人として出た者の末路ですから。抱えられているお嬢様は、階段より五歩下へ降りてください。避けられない戦いならば、この身をもって挑むまで。」

足を揃え、胸に銃を掲げた男は名乗る。

「※※※帝国陸軍所属、近衛田。____上層部の指示によりこれより先には進ませません。」

近衛の発言に、疾風は顔を珍しく顰める。
その筈だ。何せ※※※帝国と言えば既に滅んだ国。そして、近衛田という人間は____反逆罪として処刑された、※※※帝国軍の一般兵でありながら「不死の兵」等と付けられた、実力者なのだ。それが、何故、今。いるのか。
謎は深まるだろうか?疾風は分かっているのだろうか。どちらにせよ疾風は小さく「面倒だね。」と呟いた。

【護衛2回戦 行軍者VS黄泉さん(疾風) 接敵】


>944~950 >千秋さん御一行、桜さん御一行、ディーリスさん、ルミナスさん

【ホテル組 最下層(最上層) 】
【千秋さん御一行】

楽しそうに笑う暁廻さんに対し、冷静にかつ、威力としては最も最小限の被害で一慶さんの技は兵器の火力を火柱にあげる。天井に大きく穴が開けば、ホテルにいる全員に聞こえる程の、耳が破れそうなノイズの悲鳴が上がる。最小限とはいえ、もしかしたら脳に語り掛けた女の声の言う通り「この建築物」の悲鳴なのかもしれない。
その最中、ぐるりと外を飛んでいた鴉のような何かは遊園地へと1度飛び去り、消える。が、羽音が徐々に聞こえ始める。
音の方を見れば大量の黒く、成人女性の掌ほどの大きさの雀蜂の大軍が、黒い渦、或いは雲となって押し寄せてくるのが見えるだろう。
それは強い魔力を保持した、「ただの蜂」では無いことも。

【ホテル組 最下層付近(中層)】
【ディーリスさん、桜さん、ルミナスさん】

「おい、あんた顔にヒビが……。」

笑い、魔力をふんだんに使うルミナスさんの異常に気づき、止めようとする砂金は咄嗟にルミナスさんを抱え飛び避ける。丁度桜さんが闇を放ち、空間を染め上げルミナスさんと対立していく中たどり着いた中層部。ルミナスさんと砂金が居た場所には傷こそないがしなる鞭がパシンッと音を立てる。

「……【銀の弾丸(シルバーブレッド)】……!何故貴方の様な残忍な男が此処に居るのかしら。今すぐ呼吸を止めて立ち去りなさい。もうひとりが持つ天使を解放して。」

「断る。俺達はこいつを止めに来た。こいつも体を張ってる。引く訳には行かん。」

「殺人鬼の発言を許す私じゃないわよ。」

ルミナスさんをそっと下ろし砂金は拳銃をターナに構え、ターナは鞭をピンッと伸ばす。ふわり、と浮かぶルミナスさんの魔力がターナの周りを飛ぶが、桜さんの黒い魔力とルミナスさんの赤い魔力、そして抑圧の魔力がぐちゃぐちゃにされたこの空間では誰が誰の魔力かの判断がつかない状態でもある。

「……そこの貴方。話が通じるなら、その箱を此方に渡して頂戴。それは悪用される訳には行かないの。例えば……今力を求めてるこの魔力にもっ!!」

そういった途端ターナは跳躍し首のリボンを引き解けば瞬時に弓となり、糸をきしませて矢を登ってきた桜さんに放った。
砂金はターナを狙い打とうとしたが、桜さんを見る。
「中央の女……様子が変だな。」と口走れば撃つ前に先ず周りを見渡して、フロントにディーリスさんと隠れている「抑圧」を目視で探していた。

そして、乱戦になりつつあるホテルの中で、ディーリスさんに声をかけられた「抑圧」は嗚咽を零し、ディーリスさんの質問にゆっくり答える。

『いる、すぐそこに、おで、おで達が……。』
指さす先を覗けば砂金とルミナスさんが見えるだろう。感がよければ、ルミナスさんの方であるとも分かるかもしれない。

『嗚呼、欲の力、抑え込む。おで、閉じ込める。大狹が、くる。』

「抑圧」がそれを唱えた時、階段から「killkilukiru……」と音を鳴らして、ルミナスさんを追いかけた姿の見えぬ【大狹】が、この場にいる全員の魔力を断ち切らんと鋏を鳴らしていた。

誰がその天秤を手にするのか、今、賽は投げられる。

(ここからのRPはあまり過干渉しないようにします。果たしてだれが手にするのか。)


☆ベリアル(教祖)の指示により、まだ護衛として建物で待機している【幻】による【断罪の翼破壊行為】が始まりました。
どう動くかは、皆様次第です。

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