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新・戦闘恋愛なりちゃ(イベント)/1148


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943: 多キャラの龍さん [×]
2022-04-11 05:14:14

>936 >黄泉さん

「はぁぅ!?」
彼女唯一の固有魔法を奪われた瞬間、継接縫姫は喘ぎ、体を両腕で包み、脱力感に項垂れる。
息を荒くして目の前の、目前迄来て己の仮面に手を掛け、魔力を流し込む【黄泉】に目を大きく開く。
元は正義だった彼女は今は歪み、本来は存在出来ない。故に、流し込まれる魔力は激痛の拷問でしかない。

「ヴァァァァッ……ッ!き、さ、ま、きさ、貴様はぁ、まさか、ニシがうんうんうん、産んだぁ、ぁ、嗚呼、さ、最凶の禁忌ぃぃぁぁっ!!!呪われたばけもののぉぉぁぁ…………っ……!わらが、こんな…………。」

動き、足掻き、美しい体は綻び乾き砕け、仮面を外した時には砂と化し、風も吹かぬ空間に砂鉄だけが山となり遺された。

最期に黄泉さんを見た彼女は、それは大層憎しみと嫉妬と、恐怖に震えた目だったろう。

「やぁやぁ、お疲れ様Yomi!いや、今はMr.禁忌カナ?どちらでもいいかっ。さて、残りの魔力反応は3つ……覆い隠す1つがTOPだとすれば、残りの護衛はふたつ、かなぁ?ほぉれ、先においでと言わんばかりの長そうな階段もあるしね~。あ、ボクはまだ疲れてるから運んでおくれよ?」

いつの間にやら饒舌に話しつつ黄泉さんの肩をぽぷぽふ叩いて、疾風は眼前の長い上り階段を見ていた。

【護衛 継接縫姫 討伐 勝者・黄泉】


>937~942 >千秋さん御一行、桜さん御一行、ディーリスさん、ルミナスさん

【ホテル組 最下層(最上層) 】
【千秋さん御一行、桜さん御一行】

熱の篭もる戦いにどの馬の骨とも分からぬ誰かに水を差され、大きな覇気を放ち三刀流の天翔ける大技が放たれる。途端、先程の狙撃位置と同じ場所から濃厚な火薬の香りが漂う。外を見ればロケットランチャー……でもない、さらに大きい。そう、分かる人なら分かる【対航空ミサイル】が此方に真っ直ぐ飛んで来ている。
それは放たれた跡の煙はない。
ボールのように投擲されたものだ。
……戦闘が出来る人間や火器に詳しい人物なら分かる事だろう。それだけの、筋力は常人ならば有り得ないが向こう岸の、遊園地の本拠地に居座る【何か】なら可能なのだろう。

しかし、それならば桜さんや千秋さん達を直接攻撃すればいい。その行為がない点はまるで、桜さん達と千秋さん達の闘いを無理矢理止めるよう。
ミサイルは容易く硝子を大きく破り間の地面に突き刺さればヒビが入る。
このまま爆発するのは目に見えるだろう。
____同時に、【本格的にこの施設毎攻撃を始めている】と感じるかもしれない。
逃げる余裕を、何処か残してるのは【投擲してきた相手】の余裕か、手加減か。或いは意思か。それが分かるのは、本拠地に来た時だろう。

____大きな黒い液体を零す、鴉のような鳥が、窓の外の離れた電線に止まり、その争いを目に収めている事に気づくのは果たして……。

そして、その最中、聞き覚えのない女性の、切なる声が脳内に響いた……。

【ホテル組 最下層付近(中層)】
【ディーリスさん】

ディーリスさんがターナと恵人が何かを言う前に飛び出す。あの巨体とそれより大きい棺桶を背負ったそれをフロントに自分毎飛び込む姿にターナはある意味感謝と、脳筋さを感じていた。
だがその判断は正しかったらしく何度か狙撃が飛んでいたが幾つかは恵人も駆け出し、その足に【健脚】と【シャイン】を同時に付与して蹴り溶かす。
間に合わなかった部分はフロントの厚みにより何とか届いていない。
6発ほどだろうか?ピタリ、と狙撃が止まれば恵人はそのままフロントより前に出て待機する。

「攻撃が止まったぞ!凄いな、ディーリスさんは!ターナさん!」

「____坊やが私に指示しないの。指示するのは、この私よ。」

恵人がターナを呼ぼうとした時には、ターナは
鳥のように軽快にフロントに飛び込み、【何か】を放つ。そして、それをディーリスさんと恵人にも投げれば、ターナは髪を耳にかけつつその包帯に触れる。
____ターナの固有魔法。【調教】により包帯、否【抑圧】を使役下に置き、ディーリスさんと恵人にも放つことで【啓示】が聞こえるようにする。その動きは慣れており、かなりスムーズだった。

『あなた、聞こえる?私達はあなたの力になりたい。情報を話しなさい。』

優しく弾いたハープのような声は脳内に届く声だとしてもあまり負担には感じない。
使役下……とは言うものの相手が相手な為か、完全に指示が出来るほど使役は出来てないが、包帯のそれのくぐもった声と同時に頭に声が流れる。

『おで 閉じ込める。良くないもの。はぐれた、おでたち。壊される。壊れたら直せない。おでたちだけじゃ会えない。』

『誰に会えないの。』

『おでたち。分けられた。下に、下に居る。近く、近くに。でも、おで、壊れそう。痛い、凄く痛い。棺桶、壊れたら終わる。』

『もう少し詳しく。』

『あいだい、おでたちに。あいでぇよぉ……。』

「可哀想だ!!会わせてあげよう!!」

「デネブあなたは煩いわね!!少しお黙り!!?」

掠れ、酷く荒れた声で泣き出す包帯の顔は変わっていないが、ずっと棺桶を撫でている。

「……意思疎通は多少取れたわね。問題は、このまま上……つまり下に行って、出会うこの断罪の翼の断片と、所持者がどういう人物なのか。」

ターナが顎に手を当てた瞬間、下からターナの前眼に剣の覇気、つまりは桜さんの護衛の胴体や大きな覇気が飛び交う。

「あぁもう、またお馬鹿さん達が増えて暴れてるのね。最悪だわ。」

ターナはそう言えば恵人は突如成長し現れた桜さんの護衛の1部に素早く反応し、【健脚】を使い落ちてくる手を避ける。その度に、ホテルが瓦礫を落とし始め、ディーリス、ターナ、恵人の脳内に【抑圧】の悲鳴が響く。

「____しまった!このホテルが抑圧の力で保たれているなら、この充満する魔力に魔力じゃない力……HAKI?聞いたことしかないけれど、それが争っているとしたら私の調教で少しでも弱まった【抑圧】はこのままじゃ持たない……っ!壊れてしまう前に止めるわよっ!」

ターナはそう言えば2人にそのまま声をかける。
「ディーリスはそのまま抑圧の保護とケアをして。デネブ、貴方はこのHAKIのある場所に建物を壊さず向かいなさい。私は、このホテル自体に調教をかけて内部の人間に呼び掛けをするわ。」

ターナは即座に指示すれば皆には薄らとしか見えない調教を自分たちがいるフロア全体に打ち込み、『声』をかけた。

『聞こえる?今から話すことを有無言わず聞きなさい。このホテルが壊れてはいけない。争いをやめてこのホテル、いや抑圧する魔力を守る為に行動しなさい。私たちはフロントにいるわ。建物を壊さず、この抑圧の魔力と似たものを持つ……2人かしら?その2人は何とか来てちょうだい。争ってるおバカさんは他所でやるか、協力してちょうだい。分かったわね?』

必要最低限を伝えれば調教を解除し【抑圧】の負担も減らす。
ターナはディーリスさんの近くにしゃがめば、抑圧に触れ、初期魔法に近い、治癒を気持ち程度かけていた。じわじわと建物が治るのを見るに効果は薄いが効くには効くらしい。

ターナは戦闘員向けではない。故に、先程のような行動が限界に近かった。

尚、ターナが治癒をかける頃には恵人は駆け出し、そして迷子になっていた____。

【ホテル組 最上層(最下層)】
【ルミナスさん】

「そうか。」

ルミナスさんの言葉に短く返事をすれば、『……人形は何かしらの損傷を受けている。何かしら思い当たる節は?』と要約した言葉に自分なりの答えを出す。

「……残りを正義の組織が、保護している。そして、攻撃している奴らは、この箱に封じ込められたくない奴……古代魔道兵器だったか?まぁそいつらである。という仮説は立てられる。
ただ、それだと何故封じ込めていたのを、今壊し始めたのかという話になるがな。」

そう答えると砂金は愛用の愛用のベレッタを手に持つ。

「悪いが長い遊びに付き合う気は無い。さっさと済ませるぞ。」

どうやら鬼ごっこはお気に召さないらしい。淡々と任務に向かう姿はいっそ清々しいだろうか?同時に、砂金は今まで治っていたこのホテルが壊れ始めていることに違和感を感じていた。
だからこその、前進。見えない相手はルミナスさんが相手するなら自分は道を開くだけだと、歩きだし、些細な傷や感覚から【下】へ向かっていた。

____はて、そこで聞こえたターナの声に足を止めたが。
砂金はルミナスさんを見れば、「壊さず行く。」とだけ答えた。


☆ベリアル(教祖)の指示により、まだ護衛として建物で待機している【行軍者】と【幻】による【断罪の翼破壊行為】が始まりました。
どう動くかは、皆様次第です。

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