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新・戦闘恋愛なりちゃ(イベント)/1148


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934: 多キャラの龍さん [×]
2022-04-10 02:26:02

>922 >黄泉さん

「そうやって妾を挑発し、出すつもりか?ふふっ、幼稚な事を。だが良かろう。その瞬きの間に、この美しさを目に焼き付け、そして妾の糧となる事に悦びを感じる事を許す。」

パンっと障子が開いていく。カランコロンと花魁が通る花道が見え、金色の鳥を割る障子が開けば、そこには人外であろうと、美しい。とは言える着物の女がいた。人それぞれ好みや理想や、そういったものがある。だが現れたこの部屋の主。結界魔法の所有者はその姿あらゆるバランスを整えたその場における「最高の美」の所有者だった。血染めの赤黒い半狐面から見える口元がうっすら開き微笑む。

「閉ざせ。之より先は夜叉の夢。」

蛇味線が2度弾かれる。崩された結界が音速を超えて展開される。

「立てば芍薬座れば牡丹、歩く姿は赤百合の花。
その血と共に美しくあれ。」

先程よりも、強固かつ厄介な空間魔法が展開されていくのは、黄泉さんにははっきり分かる。何故なら、黄泉さんの豊潤な魔力が、徐々に、活けた花が水を吸うように、太陽の光を呑むように溶けていく感覚が分かるのだから。

「____さぁ、妾に最期にどんな顔を晒すのだ?」

攻撃されようとも防ぐ障子の向こうで高い声で唱えればパンっと閉まり、魔力が察知されないように紛れ込む。
攻撃はしてこない。____反撃を跳ね返し、時間をかけてゆっくりと黄泉さんをここで終わらせるつもりなのだろう。

「……ハハッ、厄介だねぇ、どうするんだい?Yomi?」
何処から意識があったのか。ゆっくり目を開けた疾風は小さく問いかけた。まだ、体は動かせないらしい。


>923 >ルミナスさん

ルミナスさんの饒舌さに砂金は無言の威圧を見せる。だがそれは何時もの様子と変わりないようで、口から出た言葉は一言。

「あんたが元気そうになったのはわかったから、動くぞ。」

それだけであった。ドアを開けようとすればガチャガチャと鍵がかかっている。少しそのまま待機していると、砂金は滑らかな回し蹴りで扉と、その向こうの「それ」を吹き飛ばす。
多少魔力が使える事により、砂金にも姿は見えないが【断罪】の気配と、自身の魔法が使える様子だった。扉と壁に挟まれ、押し潰された大狹の【断罪】は

「kill、kill、kill……。」

と声に似たレコードの様な音を出してもがいていた。それは大きな時間稼ぎにはならないが、挑発、あるいは標的にはなるかもしれない。
砂金という男は、ルミナスさんの意志をわかった上で自分が動ける形を無理やり作り出したのだ。それが、存在意義でもあるかのように。

「あんたの話は後で聞くから、急ぐぞ。予定より遅れてる。」

砂金はトンっとブーツを整えるとルミナスさんより先に廊下に踏み出した。


>925~933 >ディーリスさん、桜さん御一行、千秋さん御一行

前提に、ディーリスさんとターナ、恵人は比較的桜さん達に近い場所に居た。その為、ディーリスさん達にも、桜さん達にも、まず充満する赤い霧……ルミナスさんの魔力に気付くだろう。

「また増えた。人数は複数人……まって、この充満する魔力は……私は知らない。つまり、情報の入っていない新人か、悪の組織か。後者の可能性が高そうね。あまり吸わないように、もしかしたら増えた魔力反応も増援かもしれないわね。早く決着をつけないと。」

「む?そうなのか?なら……どうすればいいですかね?」

「貴方デネブのリーダーよね?しっかりして頂戴。私の情報が合っているなら、目の前の包帯の「あれ」は断罪の翼。古代魔道兵器の中でも悪質だったり、厄介なものの「核」を封じ込めていた物のはずよ。なら、多少暴力的でも止めて、話を聞ける状態にするしかないわ。」

ターナがそう言えば手首のカフスに口付け、何かを咥えて引っ張り出す。見えない何かを握ればディーリス、デネブ。と声を掛ける。

「【断罪の翼】は悪質な物を封じる為の物。もし悪の組織か、他の何かが壊そうとしてるなら私達は守るべきよ。私の魔法であればコミュニケーションが取れるはず。いい?私の魔法が当てられる程度に足止めして頂戴。絶対に壊してはだめよ?分かったわね?」

「あぁ!ターナさんの天の声か!分かった、任せてくれっ!ディーリスさん、共に頑張ろうっ!」

恵人はターナの魔法を頭から聞こえるので天の声と呼んでいるらしい。ターナは違うと言わんばかりに器用にも抱えられたまま鞭をしならせて恵人の背中を思いっきり叩く。
と、同時にビシィッ!!!と響く音に合わせてバリン、と窓ガラスの割れる音。
その視線の先には、ターナが守るべきと言った包帯の巨人が悶えながら頭を抑えて暴れる姿。よく見ればパタパタと血に見せた魔力が抑えた零れている。辺りのものがぐしゃぐしゃになり、包帯のそれは「ォ、ォォ、」と嗚咽を零す。

「____狙撃!!遊園地からよっ!」

ターナは大きく、叫んだ。


そして同じ時間軸、別場所。桜さん達と相対する千秋さん達は熾烈な戦いを繰り広げる。建物はボロボロになるが崩れる気配は一向に見せない。
その最中、充満するルミナスさんの魔力。それをどう捉えるかは、分からないが明確だった魔力反応が捉えずらくなった部分はあるかもしれない。

一慶さんが桜さんと。暁廻さんがエニシダ部隊の護衛さんと。応戦し、対戦する中大きな影が窓を横切る。
見えた人にはそれが鳥であり、そして「普通の鳥」では無いことが分かる。強い魔力に光に透ける色と体。全てが黒いそれがぐるりぐるりとホテルの周りを飛ぶと、狙撃音が響く。
少なくとも桜さん達がいる場所には弾丸は飛んでいないが、その後にガタガタと建物が揺れ、僅かに崩れる。
____外部から、遊園地からの狙撃がこのホテルを維持する「何か」を破壊しようとしているのは、情報の少ないこの一行でも分かることかもしれない。
そして、2発目の狙撃音がすれば、弾丸は的確に桜さんの剣を打ち壊さんと放たれていた。
当たるか、避けられるか。
それはその場の判断と、桜さんの瞬発力しか頼れないだろう。それ程に勢いと弾速がある狙撃なのだ。

余裕がある人が遊園地の方を見れば、スコープの反射光は見えない為「スコープ無しで狙撃」してるか、「隠れたか」の2択だろう。


☆ベリアル(教祖)の指示により、まだ護衛として建物で待機している【行軍者】と【幻】による【断罪の翼破壊行為】が始まりました。
どう動くかは、皆様次第です。

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