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新・戦闘恋愛なりちゃ(イベント)/1148


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922: 黄泉 [×]
2022-04-07 20:49:23

    >大海原疾風さん、継接縫姫さん

【―――1つだけ覚えておくと良い。】

部屋中に響き渡る甲高い女の声。
その内容を聞いた瞬間、黄泉の口から出たのは淡々とした言葉。
にも関わらず………その声を聞いた者は根源的恐怖を抱いたに違いない。
それ程までに底冷えする様な冷徹な声質であったのだから。

【余の魔力の全てを奪う。それが可能なのは後にも先にもただ一人。】

襖によって塞がれ押し込まれていく混合された極光魔と極黒魔。
徐々に抑え込まれていく暴風。

きっと甲高い女の声を出す声主もそう思っているのだろう。

だが、実際は違っていた。
押し込まれていってる訳でも、ましてや抑え込まれていってる訳でも無かった。

なら何なのか。

そう、極光魔でも無く極黒魔でも無い何かに変化していっているに過ぎなかった。

古より立ちはだかる全ての魔の障害を払い除け、全ての魔にとっての抑止力であり禁忌。

魔の覇権を争った極光魔と極黒魔すらも退け魔に身を置く全ての存在から畏怖された異例かつ突然変異とも言えるたった一つの魔。

ソレはあらゆる存在、あらゆる障害を無に帰すという意味から………太古より魔の世界ではこう呼ばれる。

【それは『最凶の禁忌』に他ならん。】

虚無魔

そう呼ばれた異例の魔である虚無魔は次々と無に帰していく。

抑え込む襖。
集団が所持する武器。
放たれた全ての銃弾。
煙のように薄く透ける集団。
場を制御する相手の空間魔法。

それらが灰の様に粒子となって崩れ去っていく。
そう、甲高い女の声の声主という唯一の敵を残して……………その場の障害の全てが消え失せたのだ。

【……さて、そろそろ姿を見せたらどうだ?それとも……安全というバックボーンが存在しなければ姿すら晒せない臆病者か?】

敢えて挑発する様に発言する黄泉。
だが直前の現象も相まってその挑発は更なる恐怖感を生み出す事だろう。
それほどまでに………声主と対峙する疾風を守護する存在は異例であった。

そして失血の原因か、意識が戻らない疾風を今も尚包み込む極光魔。
ここ内なるまで感情を顕にしても疾風を守り抜く、という一つの使命を黄泉は順守していた。
身体の傷はもう粗方癒えている。
……あとは、時期が来れば次第に目が覚めるだろう。


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