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オリジナルキャラなりきりチャット
自分のトピックを作る
561:
晶&クエ&エフィス [×]
2021-05-15 00:31:53
>ビルの外
エフィス「……………………うっ、すまねえ。何か変な……上手く言えないけど、丸がいっぱい組み合わさった化け物が出てきたとこまでは覚えてるんだけど、そこから記憶がなくて」
銀河さんの息の音に意識を取り戻すと、きょろきょろと周りを見回した後戸惑ったように銀河さんに謝る。エフィスは蕃神を知覚していない――――いや、正気を保つために体が知覚を拒否したという方が正しい。蕃神と銀河さんの一連のやり取りの記憶が一切消えている状態で、ぼんやりとした恐怖だけがエフィスの体に残っていた。
>公園
クエ「……………………おい、知枝の声が聞こえるか!?ほら、持ってろ!」
知枝さんの声に心配の色が分かると、クエは氷華さんに呼び掛ける声を強くする。氷華さんが怪異を認識しないよう認識阻害の魔法を掛けながら、大嶽丸の柄を氷華さんの手に握らせ続ける。その後ろで晶は治療道具を持ったまま、スケッチブックに書かれた文字で意志を伝えた。
『氷華さん、落ち着いて。傷を治す』
その文字が氷華さんを落ち着かせるかといったら、甚だ疑問だろう。それを知ってか知らずか、晶の足元には簡単な外科手術なら行えそうな割と本格的な医療道具が置かれていた。
562:
天乃川 銀河/光野 知枝/石動 氷華/蒲生 炎邪 [×]
2021-05-15 01:33:15
>ビルの外
銀河:
いやいや、それが賢明だよ。無貌ちゃんはギリギリこっち側の話が通じるかもだけど、基本的にあっち側の連中を認識したり覚えたりしちゃいけないよ。だから忘れられるなら、今見たことはさっさと忘れちゃった方が良い。
(エフィスさんの様子に、銀河はそれでいいという意味を込めた旨を伝えておく。そして、先ほど見かけた事の全ては"忘れてもいい"という事も。それは、いかに人外の類であれこの地球上で生み落ちた時点で邪神達との相性は絶対的に最悪という位置から変わらないという事を示していた。)
>公園
氷華:
殺、ス――――!!!一匹残ラず―――――!!!
(認識を阻害されても怪異が傍にいるという"気配"だけを頼りに、氷華は2人から取り押さえられながらも未だ暴れるのをやめようとしない。負傷した怪異達も完全に怯え切っていて、負傷箇所をそれぞれ抑え合いながら、廃墟の片隅へと避難している。…だが氷華の状態は明らかに常軌を逸しており、いつの間にか魔人化が解けて人の姿に戻ったにも関わらず、筋をやられて開かない左目はともかく、右目でギョロギョロと怪異の位置を探る様は、"殺戮者"のそれであった。
その様子に、知枝もそこから先へは踏み込めずにいなかった。当人から刀の加護が外れた場合の状態の事は聞かされていたものの、実の祖母のそうした一面を間近で見た知枝は、怪異達ほどではないにせよ、怯えるようにマドナックの後ろに隠れてしまっていた。)
563:
晶&クエ&エフィス [×]
2021-05-15 02:08:33
>ビルの外
エフィス「あーうん、尽力する。…………しっかしアレ、うっかり一般の人が見ちまった日には大惨事になりそうだぜ」
忘れられるように尽力する、と苦い表情で伝える。地球上の言葉ではどう足掻いても表現できないであろう根本的な嫌悪感を完全に忘れるのは、いくらしたくても出来ないだろうと直感していた。はあ、とため息をつくと、人間かつ魔法すら知らない存在があれを知覚したら問答無用で発狂するのではないかと感じ視線を遥か彼方に移した。
>公園
クエ「………………っ!死なせねえから、大人しくしろ!」
「殺戮者」と化した氷華さんを気絶させることは無理だと確信したクエは、炎邪さんの羽交い絞めの力を借りて氷華さんの左腕を掴む。そのまま背後に回り込むと、氷華さんの左腕を捻り締め上げ始めた。怪我を負わせないように力加減はしているが、氷華さんの利き腕に走る痛みはかなりのものだろう。
晶「…………………。」
一方の晶は黙ったまま、知枝さんとマドナックさんを守るように前に立つ。そして麻酔液が入った注射器を用意し、杖を錬成しなおして作ったアルミの糸を巻き付けていく。注射器が付いたアルミの糸を操り、隙を見計らって氷華さんに麻酔を打ち込もうと考えているようだった。
564:
天乃川 銀河/光野 知枝/石動 氷華/蒲生 炎邪 [×]
2021-05-15 06:11:20
>ビルの外
銀河:
その辺りは心配ご無用。こう見えて向こうとの繋がりはしっかり管理してるんだよ?基本的には昼間出て来るのはNG。でも連中も"こっち側"が気になってるからね。私が人目の付かない街外れに用意しといた施設の中に、ガス抜きの名目で呼び出したりしちゃってるんだなぁこれが。
(人目に付かないところでガス抜きという名目で呼び出していると明かすが、その口調は明らかに"邪神達の方からせがまれたから仕方なく"と言った感じだった。銀河も銀河で、あくまでも邪神達に顔が利くというだけで、邪神達を自由に従えられるのには条件をつけられているようだった。)
>公園
氷華:
―――――――!!――――――――ッ!?
(一度理性のタガが外れた氷華は、どれだけ激痛に苛まれようとも止まろうとすらしない。左腕を締め上げられようと、骨がミシミシと嫌な音を立てようと、それでも振りほどこうとする。だがその直後、羽交い絞めしていた炎邪が痺れを切らして氷華に耳元で叫ぶ。)
炎邪:
〈ッ、いい加減にしろよ先生!!今ここにはアンタが狙ってる怪異だけじゃねえ!姐さんやアンタの孫だっているんだぞ!?大体、暴れ狂ってる先生なんて先生らしくねえんだっつの!!〉
565:
真空仁 [×]
2021-05-15 07:32:51
>天神団アジトの皆様
仁「………悪も正義も関係なく助ける……私の貫いている正義と似ているな……出来れば入りたいところだが、正組員じゃないが私はヒガシに所属している……どうするか…」
残党のスピカの説明と誘いを聞いて仁は出来れば入りたいと前向きな姿勢をとるが、ヒガシに契約組員として所属しているところで頭を悩ませる。
仁は薫さんに家ことや仕事のことなどで助けてもらった恩があるため契約組員であれど組織を抜けるのには抵抗があった。
エリス「なら、組織を掛け持ちしてみるのはどうじゃ!最悪トードは正組員じゃないからのう、できるのでなかろうか?」
悩んでいる仁を見てエリスは正組員じゃないから大丈夫と組織を掛け持ちしてみるのはどうだととんでもないことを言う。
そもそも掛け持ちというのはありなのだろうか…と仁の脳内に真っ先に入ってくる。
>ビルの中
紅音「東の方、完全に快飛側で遊んでるだろ…」
快飛「まぁ、女性が絡まない紅音は面白いからね。」
紅音「面白くねぇよ!」
紅音は関都さんが完全に快飛側について遊んでいると呆れていると快飛が女性が絡まない紅音は面白いと悪そうな笑顔を見せ、紅音は面白くねぇよ!と叫ぶ。
566:
天神団アジト/関都 [×]
2021-05-15 10:33:26
>天神団アジト組
代表者「お前さん、ヒガシの奴だったのか。……………確かに『所属はどうでもいい』とは言ったが、一応スピカはホクシチの配下となる。正組員でないとはいえ、その状態のお前をスピカに入れることはできない。…………まあ、もう一度じっくり考えてみてくれ。何なら●●教会にも来てみてくれよ。スピカのアジトにするところなんだが、誰でも歓迎しているから」
仁さんとエリスさんの発現をそれぞれ聞きながら、頭を悩ませる代表者。本心は仁さんたちをスピカに入れたいというものだったが、ヒガシを掛け持ちするとトラブルの種になりかねない。結果今すぐ結論を出させないのが得策と考え、スピカのアジトとなる教会の住所と連絡先を渡した。
そんな会話を聞いていた残党の中で、旧天神団時代からいたと思われる一人の老人が三人に歩み寄り、口を開く。
老人「若いの。……………悪から正義であれ、正義から悪であれ。所属を変えるということは、かつての仲間たちを、恩人を裏切るということだ。お前さんが何を思おうがな。スピカに入るなら、それを覚悟しておけ。…………………………ただ、これだけは伝えておく。お前さんがどんな選択をしようと、お前さんと我々は同じ理想を持つ………………いわば『魂の同胞』だ。それだけは、忘れないでくれ」
かつて己の理想のために、正義も悪も敵に回した旧天神団。その生き残りが放つ言葉には、不思議な重みがあった。淡々と話していた老人だったが、「魂の同胞」と呼ぶ声は温かかった。
>ビルの中
関都「だって面白いんですしねー。…………………………女性?確か、ビルの外にいた女性たちを『女神』と呼んでいましたがそのことですか?」
紅音さんの言葉に悪びれることなく肯定すると、快飛さんの新たな発言に耳を澄ませる。紅音さんと女性が絡んだらと考えながら浮かべた表情は、完全に新しいおもちゃを見つけた子供のそれだった。
567:
晶&クエ&エフィス [×]
2021-05-15 10:46:34
>ビルの外
エフィス「なんかこう…………邪神旅行ツアーみたいになってねえか?っかあんた、正式に邪神を従えているっていうより、邪神の友達とか同僚みたいな感じだな」
呼び出している、という言葉を聞きあからさまに嫌そうな顔をする。絶対その施設には近づきたくない、というのが正直な感想だった。ただその表情も元に戻ると、先ほどまでのやり取りを聞いていて思ったことを率直に述べた。
>公園
クエ「完全にタガん外れてねえか!?まるで手負いの獣だ!」
晶「……………………っ!」
今まで見ていた氷華さんとは全く違うそれに、人間というより獣を見出すクエ。痛みを与えても逆効果ではないかと考え始め、本気で気絶させるべく氷華さんの顎目掛けてアッパーカットを繰り出す。
しかしその直前、アルミの糸が炎邪さんやクエの周りを空気を斬って伝う。ヒュンと軽い音を立てた糸は氷華さんへと向かい、麻酔薬の入った注射器の針が、氷華さんの腕目掛けて飛んでいった。
568:
天乃川 銀河/光野 知枝/石動 氷華/蒲生 炎邪 [×]
2021-05-15 11:27:33
>ビルの外
銀河:
違いない。私"達"を従属出来るのは、形式上は"白痴の魔王"サマって事にはなってるけど……実際の形式は"邪神間で上下関係を作ってはならない"って取り決めがあるから。……あーでも、蕃神と黒山羊は別かな。アレ一応"夫婦"って体裁があるから。
(エフィスさんの問いかけにも銀河は何の気なしに答えて見せる。邪神達の間で取り決められた関係と何気に口にした"白痴の魔王"という言葉、そして蕃神と黒山羊が"夫婦"であることも平然と明かす。……存外にお喋りなのは、銀河がそういう性格だからだろうが、まず内緒にしておきたいことを気軽に話してはいけない人物なのは間違いない。)
>公園
炎邪:
〈!そぉら先生!"お注射"の時間だ!!〉
(独りでに飛び込んできた注射器が目に入れば、炎邪は咄嗟に氷華の右腕の袖を捲って右腕を持ち、注射器の方へ差し出すように突き出した。露になった色白い柔肌に、注射器の針が突き刺さる。一部始終をマドナックの後ろから覗き見ていた知枝は、恐る恐ると尋ねた。)
知枝:
それ……何を打ったんだ……?
569:
晶&クエ&エフィス [×]
2021-05-15 12:43:14
>ビルの外
エフィス「えーっと………つまり『白痴の魔王』って奴があんたらの上司でみたいなもんなのか。っても表向きは、あんたらはみんな対等。そんでばんしん?と黒山羊が夫婦?………………はあ、うん」
社長のデスクにRPGに出てきそうな魔王がどっしりと座り、「ばんしん」と黒い山羊が結婚式を挙げている。銀河さんの話を聞いてエフィスの頭に思い浮かんだのは、そんなカオス極まりない光景だった。実際地球上の存在が想像できる範囲を超えた要素の塊に、彼の理解能力が全く追いつけていないのである。
>公園
クエ「おら、喰らえ!」
氷華さんの腕に刺さった注射器を使い、薬液を注入していく。一定量薬液を入れた後注射器を投げ捨て、止血も兼ねて圧迫するように腕を強く抑え込んだ。
『麻酔薬を打った。このままだと、怪我をさらに増やしそうだから』
知枝さんの言葉は聞き取れなかったが、表情や唇の動きから「氷華さんを心配している」「晶が何をしたのか尋ねている」と判断してスケッチブックに答えを書き込む。さらには人体に害のない薬品であること、このまま氷華さんを暴れさせると更なる怪我を増やしかねないということを伝えていく。しかしリスクのあるこの方法は本意ではなかったのか、スケッチブックを知枝さんに見せた晶はどこか浮かない顔をしていた。
570:
天乃川 銀河/光野 知枝/石動 氷華/蒲生 炎邪 [×]
2021-05-15 16:19:24
>ビルの外
銀河:
ってのもまあ、その辺り説明しようとすると殊更ややこしいんだよね。実際のとこ見てみなきゃ分かんない事だし、かと言って見たら見たでアウト。諸々の事情を説明しようとすると詰みなんですわコレ。
(どうしたもんかなーと言った風にも、めんどくさいという風にも取れるような態度で、右手で後頭部を掻きながら呆れたような顔を浮かべている。邪神達の仲を取り持つのも楽ではないと言ったところだろう。)
>公園
知枝:
そう、なんだ……じゃあ、これでお婆ちゃんも―――
炎邪:
〈ん……?う、おぉおおぉおぉおっ!!?〉
(スケッチブックを見た知枝が、どうであれこれで氷華が沈静化すると考えたようで、胸をほっと撫で下ろす。だが束の間、注射器から液体を打ち込まれる前とは打って変わって、氷華は明確に"武術"と呼べるような体術を用いて、後ろから羽交い絞めしていた炎邪の首に手を回し、そのまま一本背負いのように首投げで組み伏せてみせた。…炎邪を見下ろす氷華の右目は、正気である事を示すかの如く、氷のように冷たく、しかし澄んだ瞳をしていた。)
氷華:
…この場合は素直に感謝するべきなんじゃろうがのう。まさか馬鹿弟子に止められる日が来る事になろうとはなぁ。
571:
晶&クエ&エフィス [×]
2021-05-15 17:25:24
>ビルの外
エフィス「いや、知らなくていいんならそれでいいよ。ほら、触らぬ神になんちゃらって感じがするし」
両手を顔の前で軽く振り、それ以上の説明を慌てて遠慮する。実際に見ようが見まいが、銀河さんの話す世界を完全に理解した時点で正気を失うだろう。正気を失ってまで真実を知る勇気はエフィスにはなかった。
>公園
クエ「あーうん、炎邪には後でお礼を言うべきだと思う。ありがとな、炎邪」
組み伏せられた炎邪さんに向かってしゃがむと、てつだってくれたことにお礼を言う。その後ろで晶は、悩んだ様子でスケッチブックに文字を書き知枝さんたちに見せた。
『氷華さんの傷を縫いたいけど、普通の麻酔が効かない可能性がある。どうしたものか』
一般人に麻酔を打てば、少なくとも打った方の腕は機能しなくなる。しかし氷華さんは、麻酔を打ってなお一本背負いをしてみせている。それでは治療の際に痛みを覚えるかもしれないと考えながら、くるくるとペンを回していた。
572:
真空仁 [×]
2021-05-15 17:58:52
>天神団アジトの皆さん
仁「………あぁ。ありがとう。私は所属出来ないかもしれない……だが誰かを救いたいと思う者がいるなら、その者を連れてでむこう。……これは私の連絡先だ。魂の同志としてスピカを信じる。そして老人。良い言葉をありがとう。」
仁は老人の言葉を聞いてあともう一歩で薫さん達ヒガシの方々を裏切るところ…自分の嫌いな裏切りをするところだったと思うも、一息つけて天神団の人にありがとうと言って所属出来ないかもしれないこと、そしてもし誰かを救いたいと思う者が居たなら連れてくることを話すと魂の同志として自分の連絡先を書いた紙を渡す。
そして老人に優しい口調でありがとうと感謝の言葉を伝える。
>ビルの中
快飛「そうだね、彼はどんな女性でも運命の女神と言って近づいて行くとんでもない奴さ。」
紅音「女神を求めて何が悪い?お前だってお宝お宝うるさいだろうが」
快飛「君と一緒にしないでくれないかい?」
快飛は関都さんから聞かれたことに答えるように紅音をとんでもない奴だと説明すると紅音がまた突っかかり、お宝お宝うるさいだろうがと文句を言うように快飛に言うが冷静に快飛に君と一緒にするなと言う。
573:
天神団アジト/関都 [×]
2021-05-15 19:20:38
>天神団アジトの皆様
老人「分かった。お前たちのことは、栄基様にも伝えておくよ。『組織こそ違えど、魂の同胞と呼べる男がいた』と。……………………ところですまないが、お前と隣の彼女(エリスさん)の名前を教えてくれないか?ああ、済まない。私の名前は『古谷栄作』という」
仁さんから連絡先を受け取った老人は、穏やかな瞳で仁さんを見る。そして仁さんとエリスさんに名前を尋ねると、天神団の副団長の一族とも呼べる自身の名を名乗った。
>ビルの中
関都「うわ…………夜道には気を付けて下さいね。特に奧歌さんとかにそれやったら、最悪死ぬんじゃないですか?」
紅音さんに対する説明にあからさまに引いた態度を見せると、それでも愉悦気な瞳で言葉のみの忠告を述べる。そして例として、兄である仁さんに溺愛されているであろう奧歌さんを例に出した。
574:
天乃川 銀河/光野 知枝/石動 氷華/蒲生 炎邪 [×]
2021-05-15 21:07:26
>ビルの外
銀河:
賢明賢明。それが"こっち側"で生きるモノの普通の反応なんだよ。…それを聞いた上で、あの水銀や雷を操ってた、ゲルマンってヤツがどれだけおかしなヤツか分かるかな。
(星界の真実へ踏み込まないエフィスさんの反応こそが正しいとする一方、銀河はそれとは真正面から相対する立場にあるゲルマンを糾弾した。晶さんの口からもその素性を語られたであろう人物の名は、銀河とは決して無関係ではないように思えるだろう。)
>公園
炎邪:
〈いやいや待て待て!そう思うのならまずは組手を解いてくれって!特に先生の組手なんて手負い関係無しに滅茶苦茶キツいんだって!!〉
(炎邪の必死の説得に氷華も苦虫を踏み潰したような顔を浮かべながら、パッと組手を解く。ようやく解放された炎邪は心からの安堵か、組手を解かれた時点でその身体は一度強く炎を放って元の人の姿に戻った。晶さんのスケッチブックが目に入れば、氷華は肩に突き刺さっている亡者の武器に手をかけ"呵々"といつものような豪快な笑いを見せる。)
氷華:
こんなもん唾付けときゃ勝手に治る。ま、精々痛いのは抜くときくらい――――お?
(そう言って亡者の武器を抜こうとした矢先、マドナックに隠れていた知枝が思わず駆け出して、氷華の身体に抱き着いた。ふるふると小刻みに震えている小さな身体は、氷華の身体に顔をくっつけて、震える声で氷華に懇願する。)
知枝:
いやだ……いやだよ……お婆ちゃん、もっと自分を大事にしてよ……。
575:
晶&クエ&エフィス [×]
2021-05-15 22:24:43
>ビルの外
エフィス「あーうん。正直俺、人殺したとかには何も思わなかったけど……その話聞くと気持ち悪い奴だってよく分かるよ。生理的に無理っていうか」
魔物の魂を持つがゆえに人間の倫理をいまいち理解できないエフィスだったが、銀河さんの問いには素直に賛同した。「こちら側」に生きるものが本能的に嫌悪する世界に嬉々として足を踏み入れるゲルマンさんは、エフィスにとって理解できないものであると同時に「気持ち悪い」ものであった。
>公園
クエ「麻酔ならあたしの魔法で代用でき……………駄目だ氷華。あんたがどんな選択をしようが自由だが、家族を泣かせるのは問題だ」
晶が文字で示した懸念に答えると、氷華さんの言葉と知枝さんの反応に対して言葉を紡ぐ。自らも子供や孫がいる存在として、みすみす家族を悲しませる選択を取ることは許せなかったのだ。晶はその様子をしばらく見守っていたが、やがてまた文字を書き始める。俯いているため表情は見えないが、ペンが紙と擦れて立てるガリガリという鋭い音は、彼女の心情をよく表している。
『その傷は放っておくと、ロクなことにならない。特にその左目は、今手当てすれば視力を取り戻す。私が氷華さんの傷を治す』
自分の身を無下にする氷華さんへの同族嫌悪に近い怒りと、自分の力で知枝さんを救えなかったことへの怒り。晶にとって氷華さんを治すことは、技術や知識を持った者としての義務……もとい、執念とも呼べるものだった。
576:
天乃川 銀河/光野 知枝/石動 氷華/蒲生 炎邪 [×]
2021-05-15 23:05:57
>ビルの外
銀河:
うん。人の命だけじゃなく、自分の命すらも実験材料としか思っていないようなヤツだ。そんなヤツがどういうわけか"星界"の存在に手を伸ばした。本当なら、その際の実験で起こった爆発事故で死んだはず…てのが世間での見解。でも実際には、ゲルマンは星界魔力と全知にも等しい量の知識を手に入れた……って、さっき説明したよね。
実はコレ、まだ続きがあるんだなぁ~。ゲルマンはその実験で生き延びた後、ある"魔具"を造ったんだよ。これまたとびっきりの"爆弾"みたいな魔具でね。"リーパー"って言うんだけど……名前に聞き覚えは?
(エフィスさんのゲルマンに対する反応は極めて正常であるのと同時に、銀河はエフィスさんを個人的に信頼できるとした上で、先ほど晶さん達にざっくりと説明した内容には更に続きがある事を明かす。それは、かつて光野研を襲撃した光野 八紘がボディとして使用している魔具"リーパー"の正体と、その出自はゲルマンによって開発されていたものだという事を。)
>公園
氷華:
ったく…こんなもんホントに唾つけときゃ治るってのに……ん―――?
(知枝から身を大事にするようせがまれ、クエさんや晶さんにそれぞれの事情で怒りを向けられても、氷華は態度を変えずに使える手で後頭部をポリポリと掻いていたが、何かに気付いたように自分の身体に抱き着く知枝を見下ろした。……途端、知枝の肩を掴んだまま自分から少しだけ引き離してクエさんに尋ねた。)
知枝:
お、お婆ちゃん……?
氷華:
―――おいクエさん。コイツの"腕"、どうなっとるんじゃ。妙な魔力が"淀み"になって、神経を蝕んどる。……ビルの方で何があった?
577:
晶&クエ&エフィス [×]
2021-05-15 23:52:33
>公園
エフィス「ある。っていうか、そいつのために俺は作られたんだ。あいつは昔、知枝の研究室を襲ったことがあるんだ。そんとき訳あって応戦したゴレン………斎藤晶の作った俺の片割れの魔具だ。あいつが実践に殆ど使えないことが分かって、あいつを対人戦用に改良した結果出来たのが俺なんだ……………………っ、関係ねえこと話しちまってすまんな。続き、話してくれ」
エフィスとリーパーさんとの直接の面識はないが、自身と共有された晶の記憶にその存在ははっきりと残っていた。知枝さんやマドナックさんを「クズ」呼ばわりされたことへの怒り、そしてゴレンが全く役に立てなかったことへの悔しさ。それらの感情によって作り上げられたエフィスにとって、リーパーさんは因縁といってもいい相手である。一通り話し終えた後少し気まずそうに眼を伏せ、銀河さんに再び話を促した。
>公園
クエ「ああ。上手く言えんが、水銀やイカれた魔力が襲ってきてな。そいつらが知枝に変な魔力を植え付けて、そしたら知枝が悪魔になったんだ。そんで鉤爪みたいなみてえなものが知枝から出てきて、それのせいだと思う」
『イカれた魔力は、人間が摂取すれば悪影響を及ぼす「星界魔力」。今回の知枝さんが悪魔の姿になったのは、元々持っている魔力に星界魔力が入って、バランスを崩したことが原因。その時の能力の副作用で、知枝さんの腕や手は感覚障害を起こしている』
説明は下手ながらも、自分が見聞きした事実をざっくりと伝えていくクエ。苦々しい表情を浮かべながらも、平静を失っても得はないと考えたのか口調は冷静なものだった。その説明を付け足すように、晶はスケッチブックに文字を書き氷華さんに渡す。その筆跡は釘で金属をひっかいたような鋭いものであり、今の知枝さんの状態に対する悔しさや元凶への抑えられない怒りが滲んでいた。
578:
天乃川 銀河/光野 知枝/石動 氷華/蒲生 炎邪 [×]
2021-05-16 00:14:05
>ビルの外
銀河:
ンなぁるほどねぇ~。そっちの事情はともかくとして、ゲルマンがリーパーを造ったのは、ゲルマンにとって"ある一族"が確実に邪魔になるからだよ。リーパーのコアには"特上級の爆弾"と言ってもいい魔法が仕組まれている。その魔法は"ある一族"の血統が間近にいれば発動する魔法でね?簡単に言うなら……私の使ってるモノよりも厄介な"ブラックホール"を造り出して、リーパー諸共対象をそこに閉じ込めるっていう、使い捨て前提の魔法なのさ。
(エフィスさん側のリーパーに対する事情も気になるところだが、今はともかく"リーパー"という魔具がどういう目的で製造されたのかを説明する事を優先した銀河の口から語られたのは"リーパー自体が使い捨ての魔具かつ、「ある一族」にとってトラップのようなモノ"である事だった。
この事実は恐らく、リーパーを純粋に自分のボディとして使用している八紘ですらも知らされていない事だ。何せ、使い捨て前提の魔具をボディとして使わされているようなモノなのだから、そんなものの正体を態々あの理性が壊れている狂人に明かす必要も無いだろう。)
>公園
氷華:
――――――――――――――
知枝:
お、お婆ちゃん……!?
("知枝が悪魔になった" "その腕や手も感覚障害を起こしている"という事実を伝えられた直後、氷華は眉一つ動かさないまま―――しかしその心境が激情へと変わった事が分かりやすく、肩に突き刺さっていた亡者の武器などが、その肩から隆起するように、氷華の怒りを表すように、氷の山が突き出て武器を弾き飛ばす。傷口から噴き出るはずの血液も無く、氷が消えた瞬間に左目以外の傷はとうに消え失せていた。
…だが、その氷華を、天神団を壊滅させられた日に見たことがある炎邪は、すぐに氷華に落ち着くよう促す。)
炎邪:
先生!気持ちは分かるが落ち着けって!今ここでキレたって何か変わるわけでもねえだろう!?
579:
晶&クエ&エフィス [×]
2021-05-16 00:58:45
>ビルの外
エフィス「はー、魔具とはいえ心ある存在を使い捨てのトラップ扱いとはね。本気で気持ち悪いぜ。……………っても、リーパーもとい光野八紘も大概か。全く、あの魔具にしてあの開発者ありといったとこだな」
自身が「作られた」存在だからか、人工物であれ心を持つ存在を使い捨て扱いするゲルマンさんに嫌悪感を示す。しかしリーパーさんが知枝さんたちにやったことを知っているせいか、リーパーさんにも同情する気配も全くないようだった。
>公園
クエ「…………炎邪の言う通りだ。第一に行うのは、知枝の体を治す方法を探すこと。キレる相手は、知枝の体を不自由にした張本人だ」
『知枝の体を治す条件には、貴女が必要。そして、もう一つ。ただ「もう一つ」の正体を私は知らない』
天神団を壊滅させた「氷の悪魔」と化した氷華さんを宥めながら、自分たちのやるべきことを口にする。そして氷華さんが怒りに震えている間「明晰者」を使って解決方法を探していた晶は、おぼろげながらも糸口を示す。しかしその糸口があまりにもおぼろげであること、さらには知枝さんを守れなかったことへの悔しさから口から言葉が零れていた。聴覚を失っているため明瞭な音声こそ出なかったが、晶の唇は「ちくしょう」と言葉を紡いでいた。
580:
東野 桜 [×]
ID:0ee18fced 2021-05-16 01:13:36
「準備は整った、発動しろ」と言うと号令を出し「あとは任せたぞ」と地下から出て山を下りているとちらほらと怒号が飛び交い「もう結果が出始めてるのか」と高笑いして
次の日ニュースなどでは[街中で偶発的な喧嘩か]や[急に人が変わったかのように怒り出す人達]とニュースになっていて、命に関わる事件も数件起きている
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