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【創作有】本当のハッピーエンドを【ツイステ】/1977


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自分のトピックを作る
1958: 文月 悠 [×]
2025-10-17 22:10:52


ノアさま宛

「、ご、ご褒美、かあ....」

戸締りをしている貴女を見ながら言葉をぎこちなく繰りかえして。ご褒美をもらえるほどのことはしていない、、、そう思う一方で貰えるものなら素直に貰っておこう、とちゃっかりした面もあって、

 鍵をしめた貴女から『よろしくお願いします』と言われると、私は前にでて『こっちです』と道をしめし。夕方の校舎にはまだ人が残っている。
制服姿で談笑する生徒もいれば、部活着の生徒が横を走り抜けていく。そんな彼らをちらりと見送りつつ、足を止めることなく進ませつつ

「司書さんって部活の顧問はやられないんですか?」

1959: マレウス・ドラコニア [×]
2025-10-20 21:04:50


>1944 ユウ

お前の世界にも藤が?……異なる世界の者と感覚を共有するのは、奇妙な気分だ。
(念のため、己も花を記憶に留めておこうと暫し見つめていた目をゆるやかに宙へと放つ。静かな空間だからだろうか。驚きが色濃く滲んだ呟きは、この耳にやけにハッキリと響き、様子をうかがう間も無く語られたのはヒトの子の故郷の話。初めこそ瞳をまん丸くして驚きを露わにしていたのだが世界線の隔たりを越え、同じ物を綺麗だと感じる心の情緒にふ、と微かに笑みを洩らして。その声音は、何処か柔らかく。彼女の故郷の話は幾ら金を積もうとも、世界の隅々を探しまわろうとも、いかなる書物にも記されることのない、彼女だけが持つ財産である。また後ほど話を聞かせてもらおうと心に留めつつ、懐かしそうに遠い─故郷に想いを馳せる彼女を見ると、自然と唇が言葉を紡ぎ。)
今夜、夕食のあと時間はあるか?食後の甘味も用意しよう。

>1945 ノア

よせ。今のは、僕の魔法じゃない。
(順調に傾斜をのぼる行列を見守っていると胸のあたりに細やかな衝撃が。自身の力を知悉していればこそ、予見できない接近は冷や汗を呼び。さらには臓器を圧する一指の力に、口にした言葉を凌ぐ深い含意を感じずにはいられない。己には如何ともしがたい事でありながら、こうも不満めいた気配を向けられてはどうしたものかと困惑する。眉間に浅くしわを寄せ、胸に置かれた指先を手の甲で弱々しく押しやりながら。)
その手の話はサムに。あの男ならお前にも扱える物のひとつやふたつ、用意してみせるだろう

1960: ノア [×]
2025-10-22 00:29:47



>>1958


ああ・・・司書はほら、魔法が使えないものだからね。仮に生徒たちに魔法関連で何かがあっても救ってはあげられないでしょう?もちろん、魔法が一切絡まないのなら話は別だろうが、喧嘩なんて起きたら困ってしまうし、何より──ほら、放課後も図書館は開いているものだから

( 多分きっと、ご褒美というものの価値を生徒なりに探しているのだろうなと思う。実際、グッドだのバッドだの言うが、あの教師が、教師陣が、生徒のことを可愛がっているのは疑いようのない事実なのだ。だってほら、部活の顧問だってやるくらいなのだし。大人しく受け取っておくのが吉、と生徒も考えたのだろう。特に返却の意思がないことを確認して、少し肩をすくめて。示された道を辿るように、少なくとも不思議の国に向かうよりは軽い足取りで生徒の寮へと足を向けつつ、聞こえた声にゆるく笑う。司書が生徒に教えられることは、何もない。あったとしても、教えてはいけないことの方が多いし、何より・・・と目を隣へ向け )

キミにも覚えがあるだろう?この学園は、あるいはこの世界は、司書たちのような異分子にあまり優しくない・・・から、できる限り危険な場所には近づかない方針なんですよ、司書はね



>>1959 マレウス


──ああ・・・ドラコニアさん、あのね。司書は、今、魔法が使えなかったことを悔しがったんじゃなくて・・・キミにとってはくだらないかもしれないけれど、キミのこの手で、司書のところに本を持ってきてくれたら嬉しかったなと思ったから、突いたんですよ

( 今のは違う、魔法についてはサムに・・・言い方を変えれば、同じようなことをしたいのなら、きっとどうにかしてくれる相手に。そう慌てたような、焦ったような、どことなく怯えたような、そんな動作と言葉でこちらの手にできる限り触れないようにする生徒を見上げて一つまばたきをした。長命で、他の生徒よりも大人びた冷たい空気を持ってはいるが、そういえば、この生徒も「生徒」なのだ。なるほど、力があれど、しっかりと相応にまだまだヒヨコなのだ。少なくとも、司書のこの理不尽な我が儘をどうにかこうにかしようと上手くあしらえない程度には。ふん、と鼻から息を抜いて、冷たい手を軽く指を突いていた手で握ったなら、すぐに離し )

図書館の椅子を二脚ほど、外に出しておいてください。すぐにお茶とお菓子を持って行くから、外で待っていて




1961: 文月悠 [×]
2025-10-27 09:04:39

マレウスさま宛

「、うん。だからもしもとの世界に戻っても藤を見たらツノ太郎のこととかお花見したこと、思い出すだろうなぁ、」

この世界の人は彼のことを怖い魔法士のように語るけれど、、私にはどうしてもそうは思えない、
皆んなが言うような『恐ろしい人物』ではなく、むしろ穏やかな人だと感じている。穏やかな微笑みを浮かべながら言葉をかけられるとそのことをいっそう、強く感じ。貴方の言葉に同意するように笑い返しながら上記を述べて
 夜に友達のお家でお花見だなんてしたこと無い。考えるだけでワクワクしその楽しみと嬉しさを抑え切れず、夕食後の予定を聞かれると私は直ぐに答えて
「フフッあるある、、!夕飯おわったらディアソムニアに行くね」
と伝えれば、貴女の返事を聞いたあと私はオンボロ寮へ、戻ろうと考えていて



ノアさま宛

「、否定でき、、でも同級生の皆んな困っていたら助けてくれるし、勉強会したりしますよ、最近はいっしょに帰る方法を探してくれるんです」

放課後も図書館が開いていることを失念していた、『ああ!』と思い出したあと貴女がどの部活の管理もしていない理由にも、納得がいき、

 すぅ、と流れた視線が此方を捉えて貴女と目があう。この学園は優しくない....其の言葉には身に覚えがあり転生したばっかりの頃に受けた洗礼の記憶があふれだして。自然と苦笑いが浮かんでしまうけれど今となっては皆んな良いお友達、、直ぐに『でも、』と続け彼らの優しい面を話して。

内緒話をするように口に手あてると『皆んな真剣に考えてくれるので、学園長より頼りになります』と半分くらい本気で喋っては冗談っぽく笑い

1962: イデア・シュラウド [×]
2025-10-27 12:41:11



(/顔出し失礼します!ハロウィン復刻&カード来ましたね…スカリーくんがかっこよ過ぎてヤバいですね(?)そして返信はもう少しお待ちください…!)



1963: レオナ・キングスカラー [×]
ID:9e7788d15 2025-10-30 20:04:40

(/ 顔出し失礼いたします。返信大変遅くなっており申し訳ございません!後日また返させていただきますので、何卒ご容赦くださいませ!)

1964: ノア [×]
2025-10-31 20:41:35



( / お返事にお時間をいただき恐れ入ります!ハッピーハロウィン! )


>1961

・・・それはそれは、素敵なことですね

( 茶色い目がこちらを捉えて、何とも言えない顔をする・・・実際のところ、この生徒が学園にやってきたときはこちらもてんやわんやで、一応学園側に立つ己も頭を軽く抱えたものだったが。ふっと目を再び前へと戻した後、聞こえた言葉に一瞬喉の奥で何かが詰まって、それからいつものようにどことなく意地悪な微笑みを浮かべて頷いた。そうか、この生徒にはいるのだ、帰り道を共に探してくれる仲間が。なるほど、と目を細めて )

キミもそうだけれど、キミの周りの子たちも存外勤勉な子がいるものね・・・たまに図書館で見かけますよ


>1962 イデア
>1963 レオナ

( / お二方まとめてのお返事となり大変恐れ入ります。本体様方、顔出しありがとうございます!ハッピーハロウィン!冷え込む日が続いておりますのでお身体にお気をつけて、ご無理のないようにお過ごしくださいませ! )




1965: 文月悠 [×]
2025-11-01 13:01:42

ノアさま宛

ヴィランの魂を持っていると言っても、成績を気にしたり、、先生からの叱咤を恐れていたりするここの生徒たちは微笑ましく思える。自分より年下の同級生なんかはとくに。

「、何だか皆んな意外と、可愛いとこがあるって言うか....あんまり上手く言えないけど、」
貴女の言葉に、彼らの年相応な所を思い出した私はクスッ、と笑い上記を返して。
 その後もいろいろなお話をしているうちに時間が過ぎ、気づいたら寮に帰ってきていて

1966: ノア [×]
2025-11-04 21:11:44



>1965

・・・まあ年相応に、子供は子供らしいのだなと思うことは多いですね

( この生徒のことをよく知っているわけではないが・・・時折見せる表情や、この世界の勉強はもちろん知らないのだからヒヨコだとしても振る舞いであったりが同級生であろう彼らと異なって見えることがままある。漠然とした片鱗を、ぼんやりと感じ取りながら辿り着いたオンボロ寮に少しだけ楽し気に口角を持ち上げて。まずは土産をしまわせていただいてから、時間はゆっくりあるのだし )

それじゃあ、お邪魔します




1967: マレウス・ドラコニア [×]
2025-11-05 12:54:05


>1960 ノア

くだらないと言うより……よく、わからない。手渡しする事でお前に何か恩恵があるわけでもあるまい。で、あるのなら慣れた手段を使う。
(ときどき、自分は人間という種族の事が分からなくなる。自らの手を使おうとあるいは魔法を用いようと、何方にせよ《本を渡す》という目的は果たせる。にも関わらず彼女は、ひいては人間達は、その過程にこそ重きを置く時がある。軽率な行いに映らないでも無いがそこに邪な意図が感じられない以上、邪険にする理由も無く。一瞬だけ触れては離れた手を声音と同じく、どこか朧げな目付きで眺め。身分のわりに自ら動くことを厭わず未知のものには、強い好奇心を示す性質も手伝ってか、指示されれば聞き分けよく応え。視線を適当な二脚に向けるや、そのままパッと椅子もろとも姿を消すのであった。)
ああ分かった。

>1961 ユウ

そうか……今夜の花見楽しみにしてる。
(ヒトの子はすっかりこの学園の空気に馴染んでいる様に見えた。故に、その口から何気なくこぼれた一言を聞くと漠然と─ああ帰るのかと思い。もっとも長きにわたり、感情を揺らさぬよう努めて、生きてきた末に表情の変化さえ乏しくなった己の顔は幸か不幸かこの動揺を映しだす事は無く。何時もと変わらぬ、平板な声音で応じるその姿は内面に秘めた複雑な思いとは裏腹に友人の目には、冷淡と映ったかも知れない。そんな最中、誘いに対する相手の返答は弾むようで。胸の奥に小さな不快の棘を残すも悲観を引き摺るのはここまで、自らもほんのりと笑みを象り。もとより日照時間が少ない土地柄、平均気温が低いが日が落ちたディアソムニア寮はより一層冷え込む。妖精であり、亜寒帯出身の己にとっては些事に過ぎぬ冷気も、ヒトである彼女には堪えるかもしれないと考え。立ち去ろうとする彼女に最後にひとつ忠告を添え。)
夜のディアソムニアは冷える。そんな薄着では身体を冷やすぞ。

1968: 文月悠 [×]
2025-11-06 18:21:41

ノアさま宛

「どうぞ..!」

ガチャ、と軽い音をたててドアを閉め
何度か工事をお願いしてきれいになった寮はピカピカキラキラで帰ってくる度嬉しくなる。そんな綺麗に生まれ変わった部屋をお客さまに見て貰えるのが嬉しいくて。ニコニコ笑って、私はさっそく貴女を談話室に通し
 入学したばかりのころ、此の部屋のソファーは布がボロボロで使える物じゃなかった。しかし今はピンクの布にはりかえ、少しは可愛いお部屋になったと思う、、そのソファーを示しながら

「いま、お茶持ってくるので座ってて下さい。飲み物は緑茶と紅茶どちらがいいですか?」

マレウスさま宛

表情は変わらないけれど『そうか』と返した其の声はいつもよりハリない気がして、、その後に生まれた不思議な間も私には何か言いたいように思え、
 服について指摘されると我にかえり。其れこそ間が空いて貴方にヘンに思われないように少し慌てて反応して。
 貴方の様子が引っかかるけれど。今夜はいつも神出鬼没な貴方と確実にあえる。また後で話そう、そんな風に思いながら貴方に笑い掛け『バイバイ!』と手を振ると寮に戻っていき
「分かった...!それじゃあまた後で ツノ太郎!」

1969: ノア [×]
2025-11-08 01:17:24



>1967 マレウス

( ぱっと姿を消した椅子と生徒を見送って、己も自室へと入る。紅茶はお気に入りのアールグレイで、お茶菓子はこれまたお気に入りのクッキー・・・カップとそれらを適当なバスケットに放り込みながら生徒の言葉と困惑したような表情を思い返して一つ息を吐いた。魔法を使える者、使えない者が共存して生きるこの世界で、確かに慣れていて便利ならばそれを使うのは道理だと司書も思う。ただ・・・、まあ、考えても仕方がない。し、何よりも可愛らしいじゃないか、素直にこちらのいうことに耳を傾ける生徒なんて!出来上がった紅茶を保温機能の付いたポットに入れて、バスケットを抱えると自室を後にして・・・図書館を出ると、その目立つ姿を探すようにあたりを見回して )


>1968

・・・内観と外観が随分と異なるものだね、綺麗にしているじゃないですか

( さて、名前も歴史も名実ともにオンボロ寮・・・なわけなので、床に穴が空いていても慣れたものだし、と思っていたのだけれども。通された部屋は随分と、可愛らしくて、いい意味で己の部屋とは似ても似つかない装飾は非常に素敵に思える。おお、と感嘆したような声を漏らしつつ、適当にテーブルに置かせてもらおうと手に持っていた食料品の一部を乗せれば、所謂男子生徒や、司書のインクや古書の匂いとはまた違う気配に少しだけ目を細めて。と、聞こえた声にそちらへと目を向ければ、ぱっと嬉しそうに微笑んで )

緑茶、というのは、あれでしょう?綺麗な若葉のような色の・・・それが飲みたいです、司書は




1970: 文月 悠 [×]
2025-11-08 12:51:23

ノアさま宛

「じつは色々あって工事費用が手にはいって、、改築して貰いました、、!」

貴女が感嘆の声をあげるとコツコツと模様がえに取り組んできた日々が報われたように感じ。達成感と貴女の反応を待っていたように私はニコッ、と笑いながら上記を語り
 話の流れのままキッチンへ移動すると貴女がリクエストを返してくる、緑茶と聞きパッと表情が明るくなったのが印象的で、、『緑茶って、珍しいのかな』と考えつつlHコンロにケトルを乗せ
 口にあうかはこれから分かるけれど、緑茶に興味をもつ貴女に下記を言い
「サムさんにお願いしたら取り寄せてくれましたよ。お店の棚に置いてあるのでノアさんもよかったら買ってみて下さい」

1971: ノア [×]
2025-11-13 19:34:29



>1970


サムってば、本当にどこから集めて来ているのやら

( 改装と一口に言ってもマドルも材料も労力もかかるわけで一介の生徒がパッとどうにかできるものでもないだろう。少しずつ、たとえこの世界にどれだけ残るかが分からなくとも痕跡を残すようにこの場を整えたのだと思えば一学園の関係者として悪い気分ではない。ふんふん、と壁紙やら調度品やらを興味深そうに見て回りながら緑茶の出処に肩を竦めてみせる。今更驚くことでもないが、本当にどうなっているのやら。せっかくのお茶だというのに準備も何もしないのは少々申し訳ないので生菓子の入った箱に手をかけつつ )

生菓子だけ先に食べてしまおうか・・・キミ、使っても構わないお皿はありますか?



1972: 文月悠 [×]
2025-11-14 09:58:29

のあさま宛

「言えてる....いま行きます!!」

 キッチンで準備していると聞こえてきた貴女の一人言に共感し。品揃えのよさもさることながら欲しい時に欲しい物がでてくるサムさんの準備のよさは便利を超えて少し怖い時も、、、、
 お皿の場所をたずねられて私は気づく。お皿だけではなく、フォークとスプーンどちらが必要か、、。切り分けも必要かもしれないと考えると全部のお土産をキッチンに持ってきた方がいいかもしれない、と考え。リビングルームに戻ってくると眉を下げながら貴女に下記を頼み

「キッチンで準備した方が早いかと思って、、先生にこんなことを頼むのは失礼ですけど、お菓子を運ぶの手伝って貰っていいですか?」

1973: ノア [×]
2025-11-16 00:00:28



>1972


もちろんですとも・・・あまり司書の立場は気にしないでくださいな、キミと同じ異邦人なのだから

( 流石に先に箱を開けることはしないものの、重さ的にプリンと何かケーキ類か・・・と思考を巡らせていれば聞こえた声に目を向ける。なにもそんなに申し訳なさそうな顔をしなくてもいいのに、と言ったところで生徒は生徒なわけで余計な気をつかわせてしまうやも。ということで、ここは惜しみなくカードを切ろう・・・とおそらくはやってきた場所が異なるだろうが、この世界の住人ではないことを表に出すこととして。箱を持ってそちらへと向かい )

誰かのキッチンに招かれるというのは悪い気がしないもので──ほら、毒も薬も、入れないと信用されているようで気分がいい




1974: マレウス・ドラコニア [×]
2025-11-16 23:43:27


>1968 ユウ

(散策を終えて寮へ戻ったのならば普段は夜にこなしているルーティンを前倒しして行う事に。明日提出の課題に手をつけ、授業の復習を終えた頃にはまだ空は青と茜の混淆を湛えており。その明るさが残っているうちに夕食を済ませ、今夜の花見に向けて支度を整えている間に、空は群青へと沈み藤を賞翫するには絶好の時刻となった。約束の時間が迫ってきた為、客人を迎えに城門へと降り立てば門衛の寮生から心遣いを受け、室内で待つ事を勧められたが首を横に振り。このあとの予定が楽しみだからこそ友人を待つこの時間も存外、苦では無い。城門脇に佇み、寮と校舎を繋ぐ鏡を眺める。視力も背丈も、恵まれているのに待ち遠しい念が背を押し時折背伸びをしてみたり、その場を行き来してみたり。待ち人の影を探す挙動は見目不相応に幼く。子供の様であると同時にその嬉しそうな姿には、17年ほど前まで人間を嫌悪していた影は微塵も無い。)

>1969 ノア

(彼女の日光浴がしたいと言う要望を満たしつつ、己の涼を求める欲求を叶えるため歩いていると理想的な場所を見つける。そこは日当たりの良いエリアでありながら、一本の銀杏が影を落とす─その下に設置されたテーブルを茶会の場に定め。天板に散った葉や埃を風魔法で軽やかに吹き払うと、持ってきていた椅子に脚を組んで腰かけ。現状思い付く限りの準備は全てやり尽くし、手持ち無沙汰を紛らわせる様に束の間、ドラコーンの世話を焼いていた最中。草葉を踏む何者かの足音が耳朶を打った。周囲を見渡す相手の姿を認め、おもちゃをポケットへと納める。その人物は、こちらに気付かぬまま偶然にも近傍に歩み寄ってきた為声を張る労は要さず。自分達以外誰も居ない空間にあっては、己の静かな声掛けも届くだろう。)
……こっちだ、司書。

1975: ノア [×]
2025-11-17 01:29:09




>1974 マレウス


( そこまで遠くへは行っていないだろう、人目につく場所に向かうとも思えないしこの時間には既に多くの生徒が部活に精を出すか寮へ戻っているものだ。再度くるりと辺りを見回そうとしたほんの一瞬、風が一際強く吹いて葉を足元に回しながら声が届く。子守唄にも似た、低く穏やかで静かな声が。導かれるように視線を巡らせれば、黄色の下に新緑のような瞳があった。その色合いが、或いは備え付けの簡素なテーブルと図書館の質素な椅子ですら玉座のように見せてしまう姿が、どうにも浮世離れして美しく、絵画のようで──その中に己も向かうのか、と思うとどうにも。ギュッと苦いものでも食べたかのような顔を一瞬、直ぐにいつも通りのすまし顔に戻りつつ生徒へと歩み寄り )

・・・椅子を運んでくれてありがとう。キミの声は随分と心地よく響くものだね、風の中でもちゃんと司書に届いた




1976: 文月 悠 [×]
2025-11-19 15:17:29



ノアさま宛

「そ..でしたか...、私この学園で異世界人は自分だけかと。全然知りませんでした」

快諾を得た有り難みよりも貴女からサラッと告げられた内容の重さに私はかなり、驚いた表情を浮かべてしまった。自分と同じ魔法が使えない人、、当初はそれを不思議に思っていたけれど、まさか彼女も同じ境遇だったとは予想だにしていなくて
 それなら『一緒に帰る方法を、、』疎外感を共有できる仲間を見つけた喜びの勢いに任せて上記を言いそうになったけれどキュッ、と口を閉じて。私は元の世界に帰りたくても貴女は違う考えを持っているかもしれない、、貴女の意思を聞かず同じ境遇ってだけで、調査隊に誘うのは傲慢だ。まずは貴女の意思を聞こうと思い。話が話なので少し言葉を探しつつ下記を聞いてみて
「、、あのノアさんは元の世界に帰りたい、って思いますか?」

マレウスさま宛

夜ごはんをすませてお出かけの準備をする。ディアソムニアは寒いと聞いた為、下は動きやすいパンツにもこもこセーターを重ねその上からトレンチコートを羽織り、いつもよりラフな服装にお着替えをし。それと貴方が自分の世界に興味を持ってくれたのが思いのほか、忘れられなくて。実験の授業で作ったカイロを持つと家を出ると、ディアソムニア寮に向かい
 鏡をぬけると荘厳なお城の門のまえに人が立っているのが見えて、、長身痩躯と、頭に生えた2本のツノ。景色は暗いけれど、そのシルエットは迷いようがなく『ツノ太郎、!』と思わず手をふり。
 道を歩きはじめたものの道の両端を見て息を呑む、、底の見えない深さまでビッシリ生えた茨が物物しく、『落ちたら怪我じゃ済まないな』と思うと歩くスピードが落ち

1977: ノア [×]
2025-11-19 20:38:47



>1976


・・・正直に言えば「この世界の生まれではないと思っているだけ」で実際どうなのか、もうあまり記憶もないのですがね!帰りたいとは思っているけれど、随分と前に足掻くことは辞めることにしたのだよ

( 驚いた顔をする生徒を見て、きょとんとした表情を浮かべた。おやまあ、悪い噂でも吹聴されているだろうと思っていたが、今代の生徒たちは随分としっかり者が多いらしい。どうやら言葉を選んでいる様子に、何となく・・・想像はついていて。慣れた様子で肩を竦めるとキッチン内の作業スペースに箱を置いて。わけあってこの学園にやって来て、いつの間にか体は成長をやめ、多くの生徒を見送っていたある日、やって来た似たような境遇の生徒は己より随分と年若く知らない文化を持っていた・・・クロウリーが言っていた通り、彼にとっても「こんなことは初めて」だったのだ。もちろん、すべてを諦めたきっかけは別のことだったような気がするけれど。ふんふん、と鼻歌交じりに箱をつつきながら、意地悪な笑みを浮かべ )

キミはせいぜい無事に帰る努力をしたらいい、必要な資料があれば図書館司書として力を貸すとも。それに・・・もし、キミの世界とこちらが双方向で行き来できるようにでもなれば、それはすごく素敵なことでしょう?お別れをしなくて済むのだから




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